JP6329864B2 - 駆動源の始動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源の始動装置に関し、特に、キースイッチを備える駆動源の始動装置に関する。
従来、リレー部を含む高電圧系を備えた車両において、駆動源を始動させるための駆動源の始動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような駆動源の始動装置では、ドライバがイグニッションキー(キースイッチ)を操作すると、高電圧系におけるリレー部が接続され、バッテリ及びインバータが当該リレー部を介して電気的に接続された後、エンジンが走行可能状態へ始動される。
特開2006−304509号公報
ここで、上記従来における駆動源の始動装置では、例えば高電圧系においてリレー部の接続が完了するまでに一定時間を要することから、リレー部の接続が完了していないために、ドライバがキースイッチを操作しても駆動源が始動しない場合がある。そのため、駆動源を始動させるに際して、リレー部の接続後にドライバが再度キースイッチ操作をしなければならないおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ドライバがキースイッチを複数回操作することなく、駆動源を走行可能状態へ始動させる駆動源の始動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る駆動源の始動装置は、リレー部を含む高電圧系を備えた車両において、駆動源を始動させるための駆動源の始動装置であって、車両のドライバによって操作され、駆動源を始動させるための始動信号を出力するキースイッチと、高電圧系におけるリレー部の接続が完了しているか否かを判定する判定部と、キースイッチからの始動信号と判定部による判定結果とに基づいて、駆動源を走行可能状態へ始動させる始動処理部と、を備え、始動処理部は、キースイッチから始動信号が入力された際、高電圧系におけるリレー部の接続が完了していると判定される場合、駆動源を走行可能状態へ始動させ、キースイッチから始動信号が入力された際、高電圧系におけるリレー部の接続が完了していないと判定される場合、始動信号の入力の履歴に関する履歴情報を記憶部に記憶させ、高電圧系におけるリレー部の接続が完了したときに記憶部に履歴情報が記憶されている場合には、駆動源を走行可能状態へ始動させる。
この駆動源の始動装置では、ドライバがキースイッチを操作した際、高電圧系におけるリレー部の接続が完了している場合、駆動源が走行可能状態へ始動される一方、当該リレー部の接続が完了していない場合には、始動信号の入力の履歴に関する履歴情報が記憶部に記憶される。そして、高電圧系におけるリレー部の接続が完了したときに記憶部に履歴情報が記憶されている場合、駆動源が走行可能状態へ始動される。これにより、ドライバがキースイッチを複数回操作することなく、駆動源を走行可能状態へ始動させることが可能となる。
上記作用効果を好適に奏する構成として、駆動源は、エンジンを含み、始動処理部は、キースイッチからの始動信号と判定部による判定結果とに基づいて、スタータを作動させてエンジンを走行可能状態へ始動させる。
本発明に係る駆動源の始動装置では、始動処理部は、高電圧系におけるリレー部の接続が完了したときに記憶部に履歴情報が記憶されている場合において、駆動源を走行可能状態へ始動させた後に、履歴情報を記憶部から消去してもよい。この場合、不要な履歴情報を記憶部から消去させることが可能となる。
本発明によれば、複数回のキースイッチの操作を要することなく、駆動源を走行可能となるように始動させることができる。
実施形態に係る駆動源の始動装置を搭載した車両を示す概略構成図である。 実施形態に係る駆動源の始動装置を示す概略構成図である。 (a)実施形態に係る駆動源の始動装置における始動処理を説明するフローチャートである。(b)実施形態に係る駆動源の始動装置における履歴情報に基づく始動処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態に係る駆動源の始動装置を搭載した車両を示す概略構成図である。図1に示すように、駆動源の始動装置1は、駆動源であるエンジン10及びモータジェネレータMGを走行可能状態へ始動させるための装置である。以下の説明では、まず、車両Vの構成について説明した後、駆動源の始動装置1の構成について説明する。
車両Vは、プラグインハイブリッド車両(以下、PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)として構成されている。適用される車両Vとしては、ここでは中型バスが挙げられる。なお、車両Vは、特に限定されるものではなく、例えばトラック等の商用車であってもよく、大型車両や中型車両、普通乗用車、小型車両又は軽車両等の何れであってもよい。
車両Vは充電部を備えており、車両Vの外部の電源による充電が可能に構成されている。外部電源による充電としては、例えば、交流200Vの電源による普通充電と、急速充電とが挙げられる。急速充電としては、例えばCHAdeMO(登録商標)規格による急速充電方法が用いられる。
また、車両Vは給電部を備えており、車両Vの外部への電力供給(外部給電)が可能に構成されている。車両Vは、例えば、給電スイッチが操作され、当該給電部に可搬型外部給電装置(図示せず)が接続されることで、車両Vの外部へ電力を供給する。供給可能電力は、例えば定格10kWとされ、供給可能な電力量は、例えば248kWhとされている。また、車両Vでは、エンジン10の燃料を補充することで連続的な外部給電が可能とされている。このような車両Vは、例えば地震の被災地等において電気エネルギー供給源の役割を担う防災対応型PHVバスとして用いることができる。
車両Vは、PHVECU(ECU:Electronic Control Unit)40を備えている。PHVECU40は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)を含むコンピュータにより構成されている。PHVECU40は、車両VをPHVとして機能させる統括的な制御を実施する。ここでのPHVECU40では、車両Vが複数の運転モードを有するように制御を実施する。車両Vの運転モードとしては、例えば、EV走行、HV走行、充電中及び給電中が挙げられる。
EV走行とは、例えば、エンジン10が始動されず、モータジェネレータMGの駆動力により車両Vが走行される運転モードである。運転モードがEV走行の場合としては、車両Vが平坦路を走行している場合、及び車両Vが所定のEV指定エリア(例えば、市街地、病院及び学校の周辺等)を走行している場合等が挙げられる。車両Vでは、例えば図示しないGPSの位置情報等により車両VがEV指定エリアを走行しているか否かを判別し、現在の運転モードがHV走行に該当するか否かを判定してもよい。
HV走行とは、例えば、エンジン10が始動され、エンジン10及びモータジェネレータMGの駆動力により車両Vが走行される運転モードである。運転モードがHV走行の場合としては、車両Vが登坂路を走行している場合、及び車両Vが所定のHV指定エリア(例えば、郊外や高速道路等)を走行している場合等が挙げられる。車両Vでは、例えば図示しないGPSの位置情報等により車両VがHV指定エリアを走行しているか否かを判別し、現在の運転モードがHV走行に該当するか否かを判定してもよい。車両Vでは、図示しないGセンサ等により車両Vが登坂路を走行しているか否かを判別し、現在の運転モードがHV走行に該当するか否かを判定してもよい。
充電中とは、例えば、外部電源によりHVバッテリ23が充電される状態である。運転モードが充電中の場合としては、車両Vの充電部に外部電源が接続されている場合等が挙げられる。車両Vでは、例えば充電部により、当該充電部に外部電源が接続されたか否かを判定し、現在の運転モードが充電中に該当するか否かを判定してもよい。
給電中とは、例えば、HVバッテリ23に蓄えられた電力を外部給電する状態である。運転モードが給電中の場合としては、給電スイッチが操作されると共に車両Vの給電部に可搬型外部給電装置が接続されている場合等が挙げられる。運転モードが給電中の場合としては、上記給電中の場合において、HVバッテリ23の充電率が低いことからエンジン10が始動されてモータジェネレータMGで発電している場合が含まれてもよい。車両Vでは、例えばPHVECU40により、給電スイッチが操作されたか否かを判定し、現在の運転モードが給電中に該当するか否かを判定してもよい。車両Vでは、例えば給電部により、当該給電部に可搬型外部給電装置が接続されたか否かを判定し、現在の運転モードが給電中に該当するか否かを判定してもよい。車両Vでは、例えば充電制御ユニット30により、HVバッテリ23の充電率が低いか否かを判定し、現在の運転モードが給電中の場合においてエンジン10を始動するか否かを判定してもよい。
また、車両Vは、パワートレインPTと、高電圧系20と、充電制御ユニット30と、を具備する。パワートレインPTは、エンジン10(駆動源)と、AMT(AMT:Automated Manual Transmission)13と、トランスファ15と、モータジェネレータMG(駆動源)と、を有する。
エンジン10は、車両Vの車輪19を駆動するほか、発電機としてのモータジェネレータMGを駆動する。エンジン10としては、例えばディーゼルエンジンやガソリンエンジン等が採用されている。エンジン10は、例えば、車両Vの運転モード等に基づいて適宜運転又は停止される。エンジン10には、スタータ11が取り付けられている。スタータ11は、エンジン10を始動させる電動機である。エンジン10の出力軸には、AMT13が接続されている。
AMT13は、第1クラッチ12を含んで機械式自動変速機として構成され、そのギア位置の変更(変速)及び第1クラッチ12の接続並びに分離の制御等の変速動作を自動で行う。AMT13は、第1プロペラシャフト14を介してトランスファ15と接続されており、エンジン10の駆動力をトランスファ15に伝達する。
トランスファ15は、第1プロペラシャフト14と、第2プロペラシャフト16と、モータジェネレータMGと、が駆動力を伝達可能に取り付けられている。つまり、トランスファ15は、AMT13及び第1プロペラシャフト14を介して、エンジン10と接続されると共に、第2プロペラシャフト16、デファレンシャルギア17及びドライブシャフト18を介して、車輪19と接続されている。トランスファ15は、例えばその内部に1又は複数のクラッチを含んで構成されており、エンジン10、モータジェネレータMG及び車輪19の相互間における駆動力の伝達及び非伝達を切り替える機能を有する。
トランスファ15は、PHVECU40に電気的に接続されており、例えば車両Vの運転モードに応じて上記クラッチを制御し、駆動力の伝達及び非伝達を切り替える。トランスファ15では、例えば、車両Vの運転モードがEV走行の場合、モータジェネレータMGと車輪19との間で駆動力が伝達される。トランスファ15では、例えば、車両Vの運転モードがHV走行の場合、エンジン10、モータジェネレータMG及び車輪19の相互間で駆動力が伝達される。トランスファ15では、例えば、車両Vの運転モードが給電中の場合において、モータジェネレータMGによる発電中の場合、エンジン10からモータジェネレータMGへ駆動力が伝達される。
モータジェネレータMGは、車両Vの駆動源として機能すると共に、HVバッテリ23を充電するための発電機として機能する。モータジェネレータMGは、種々の出力とすることができ、ここでは最大出力が175kWとされている。
また、車両Vは、エンジンECU41と、AMTECU42と、車両ECU43と、を備えている。エンジンECU41は、エンジン10に電気的に接続されており、エンジン10を総合的に制御する。AMTECU42は、AMT13に電気的に接続されており、例えばAMT13の変速動作等を制御する。車両ECU43は、AMTECU42に電気的に接続されており、例えば、車両Vの速度等に基づいてAMTECU42に変速信号を出力する。また、車両ECU43は、PHVECU40から出力されたエンジン始動要求の信号の入力に応じてスタータ11を作動させる(詳しくは後述)。
高電圧系20は、インバータ21と、HVバッテリ23と、メインコンタクタ22及びプリチャージリレー24を含むリレー部Rと、を有し、これらが高電圧ケーブル26で接続されて構成されている。高電圧系20では、後述のキースイッチ50のスイッチ状態がOFFの場合、高電圧系20におけるリレー部Rが遮断される。高電圧系20では、キースイッチ50のスイッチ状態がOFFからON(キースイッチオン)に切り替えられた場合、遮断されていた高電圧系20におけるリレー部Rが接続される処理(リレー部Rの接続処理)が行われる。リレー部Rの接続処理においては、例えば、プリチャージリレー24が接続されてインバータ21がプリチャージされ、当該プリチャージの後、プリチャージリレー24が遮断されてメインコンタクタ22が接続される。
インバータ21は、メインコンタクタ22とモータジェネレータMGとに電気的に接続されている。インバータ21は、メインコンタクタ22から入力される電力を交流に変換し、当該変換した電力をモータジェネレータMGへ出力する。また、インバータ21は、モータジェネレータMGから入力される電力を直流に変換し、当該変換した電力をメインコンタクタ22へ出力する。
メインコンタクタ22は、キースイッチ50のスイッチ状態がONの場合、インバータ21とHVバッテリ23とを電気的に接続するための接点を含む高電圧リレーである。メインコンタクタ22は、HVバッテリ23のプラス側とマイナス側とにそれぞれ設けられている。メインコンタクタ22では、リレー部Rの接続処理において、例えば駆動信号の入力によりメインコンタクタ22の接点が駆動され、メインコンタクタ22の接点が接触状態とされる。これにより、メインコンタクタ22では、インバータ21とHVバッテリ23とが電気的に接続(リレー部Rの接続が完了)される。
HVバッテリ23は、その内部で複数の二次電池が接続されて構成されている。HVバッテリ23としては、種々の形式の二次電池を用いることができ、ここでは定格電力量が40kWhのリチウムイオン電池が採用されている。HVバッテリ23の電力は、例えばモータジェネレータMGの駆動及び外部給電の電源等として用いることができる。HVバッテリ23では、例えば充電制御ユニット30からの信号の入力により、HVバッテリ23内部の二次電池から高電圧ケーブル26を介した電力供給が可能とされる。
プリチャージリレー24は、リレー部Rの接続処理において、インバータ21を保護するためのプリチャージに供されるリレーである。プリチャージリレー24は、例えば、上述のメインコンタクタ22よりも先に駆動され、インバータ21をプリチャージする。プリチャージリレー24は、例えば、HVバッテリ23のプラス側の電路においてメインコンタクタ22に並列に接続されている。プリチャージリレー24は、抵抗24aと直列に接続されている。プリチャージリレー24では、この抵抗24aによりインバータ21に流れる電流が制限される。
充電制御ユニット30は、メインコンタクタ22と、HVバッテリ23と、プリチャージリレー24と、PHVECU40と、に電気的に接続されている。充電制御ユニット30は、例えばリレー部Rの接続処理において、プリチャージリレー24に駆動信号を出力し、インバータ21のプリチャージが完了した後、メインコンタクタ22に駆動信号を出力する。また、充電制御ユニット30は、HVバッテリ23の充電率を検出する。
続いて、図2を参照して、駆動源の始動装置1について説明する。図2は、実施形態に係る駆動源の始動装置を示す概略構成図である。図2に示すように、駆動源の始動装置1は、キースイッチ50と、高電圧系20と、充電制御ユニット30と、PHVECU40と、車両ECU43と、スタータ11と、を備えて構成されている。
キースイッチ50は、エンジン10を始動させるためのスイッチである。キースイッチ50は、車両Vのドライバによって操作され、その操作に応じてスタータ作動信号(始動信号)を出力する。キースイッチ50は、キーが挿し込まれると共に回転されることで、操作される。キースイッチ50は、内部に物理的な接点を含むキーシリンダを有する。このキーシリンダは、キースイッチ50の操作位置に応じて複数のスイッチ状態が切り替えられる。スイッチ状態としては、OFF,ACC(アクセサリ),ON(キースイッチオン)及びST(スタータスイッチオン)が挙げられる。
キースイッチ50のスイッチ状態がACCの場合、例えばカーオーディオ装置等の電装品への電力供給が可能とされる。キースイッチ50のスイッチ状態がONの場合、例えばカーオーディオ装置等の電装品への電力供給に加え、PHVECU40等への電力供給が可能とされる。キースイッチ50のスイッチ状態がSTの場合、例えばPHVECU40等への電力供給が可能とされると共に、スタータ作動信号を出力する。なお、キースイッチ50のスイッチ状態がOFFの場合、例えばハザードランプ等の電装品への電力供給が可能とされる。キースイッチ50のスイッチ状態がOFFからONに切り替えられた場合、高電圧系20において上記リレー部Rの接続処理が行われる。
充電制御ユニット30は、PHVECU40と電気的に接続されており、リレー部Rの接続が完了しているか否かに係る信号をPHVECU40に送信する。PHVECU40は、その機能的構成として判定部40aと、記憶部40bと、始動処理部40cとを有している。判定部40aは、充電制御ユニット30から受信した信号に基づいて、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了しているか否かを判定する。PHVECU40は、車両ECU43と電気的に接続されており、判定部40aによる判定結果に係る信号(エンジン始動要求の信号)を車両ECU43に送信する。
始動処理部40cは、キースイッチ50から出力されたスタータ作動信号とPHVECU40の判定部40aによる判定結果とに基づいて、エンジン10を走行可能状態へ始動させる。具体的には、始動処理部40cは、キースイッチ50からスタータ作動信号が入力された際、判定部40aにより高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了していると判定される場合、エンジン始動要求の信号を車両ECU43に送信する。車両ECU43は、スタータ11を作動させてエンジン10を始動させる。これにより、エンジン10は、駆動力を出力可能な走行可能状態とされる。
また、始動処理部40cは、キースイッチ50からスタータ作動信号が入力された際、判定部40aにより高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了していないと判定される場合、当該スタータ作動信号の入力の履歴に関する履歴情報(以下、単に履歴情報ともいう)を記憶部40bに記憶させる。履歴情報としては、例えば、キースイッチ50からスタータ作動信号が入力された場合には「1」、そうでない場合には「0」として、0又は1の数値(二値)情報が記憶部40bに記憶されてもよい。
また、始動処理部40cは、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了したとき、記憶部40bに履歴情報が記憶されている場合には、エンジン始動要求の信号を車両ECU43に送信する。車両ECU43は、スタータ11を作動させてエンジン10を始動させる。さらにまた、始動処理部40cは、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了したときに記憶部40bに履歴情報が記憶されている場合において、エンジン10を走行可能状態へ始動させた後には、当該履歴情報を記憶部40bから消去する。
次に、駆動源の始動装置1の処理について、図3を参照しつつ説明する。図3(a)は、実施形態に係る駆動源の始動装置における履歴情報の記憶処理を説明するフローチャートである。図3(b)は、実施形態に係る駆動源の始動装置における履歴情報に基づく駆動源の始動処理を説明するフローチャートである。本実施形態では、例えばドライバによりキースイッチ50が操作された際、上述したリレー部Rの接続処理が開始されると共に、駆動源の始動装置1により以下の処理が実行される。
まず、図3(a)に示すように、始動処理部40cにより、キースイッチ50からスタ−タ作動信号の入力があったか否かが判定される(S1)。上記S1では、具体的には、キースイッチ50のスイッチ状態がSTとされてキースイッチ50からスタ−タ作動信号が入力されたか否かが判定される。上記S1において、キースイッチ50からスタ−タ作動信号の入力があったと判定された場合、判定部40aにより、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了しているか否かが判定される(S2)。
上記S2において、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了していると判定された場合、始動処理部40cによりエンジン始動要求の信号が車両ECU43に送信され、車両ECU43によりスタータ11が作動されて(S3)、エンジン10が走行可能状態へ始動される(S4)。一方、上記S2において、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了していないと判定された場合、スタ−タ作動信号の入力の履歴に関する履歴情報が記憶部40bに記憶される(S5)。その後、高電圧系20におけるリレー部Rの接続処理が続行される。
他方、上記S1〜S5の処理と並列的に、図3(b)に示すように、次の処理が実行される。すなわち、まず、判定部40aにより、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了しているか否かが判定される(S6)。上記S6において、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了していないと判定された場合、そのまま処理が終了される。一方、上記S6において、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了していると判定された場合、始動処理部40cにより、スタ−タ作動信号の入力の履歴に関する履歴情報が記憶部40bに記憶されているか否かが判定される(S7)。
上記S7において、記憶部40bに履歴情報が記憶されていないと判定された場合、そのまま処理が終了される。一方、上記S7において、記憶部40bに履歴情報が記憶されていると判定された場合(高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了した時点で記憶部40bに履歴情報が記憶されている場合)、始動処理部40cによりエンジン始動要求の信号が車両ECU43に送信され、車両ECU43によりスタータ11が作動されて(S8)、エンジン10が走行可能状態へ始動される(S9)。
上記S9の後(記憶部40bに履歴情報が記憶されている場合にてエンジン10を走行可能状態へ始動させた後)、始動処理部40cにより、当該履歴情報が記憶部40bから消去される(S10)。その後、処理が終了される。
ここで、高電圧系20においてリレー部Rの接続が完了するまでに一定時間を要する(特に、インバータ21のプリチャージには約1秒を要する)ところ、従来における駆動源の始動装置では、例えば、ドライバによりキースイッチ50が一気に操作されてスイッチ状態がSTとされた際、リレー部Rの接続が完了していないためにエンジン10が始動しない場合がある。
この点、本実施形態によれば、ドライバがキースイッチ50を操作した際、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了している場合、始動処理部40cにより、エンジン10が走行可能状態へ始動される。一方、ドライバがキースイッチ50を操作した際、当該リレー部Rの接続が完了していない場合には、始動処理部40cにより、スタ−タ作動信号の入力の履歴に関する履歴情報が記憶部40bに記憶される。そして、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了したときに記憶部40bに履歴情報が記憶されている場合、始動処理部40cにより、エンジン10が走行可能状態へ始動される。これにより、ドライバがキースイッチ50を複数回操作(再度の操作を)することなく、エンジン10を走行可能状態へ始動させることが可能となる。
また、本実施形態では、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了したときに記憶部40bに履歴情報が記憶されている場合において、エンジン10が走行可能状態へ始動された後に、始動処理部40cにより、当該履歴情報が記憶部40bから消去される。これにより、不要な履歴情報を記憶部40bから消去させることが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態の車両Vは、給電可能なPHVとして構成されていたが、例えば、単にハイブリッド車両として構成されていてもよいし、エンジン10を備えない電気自動車(EV)として構成されていてもよい。また、車両Vの運転モードとしてEV走行、HV走行、充電中及び給電中を例示したが、運転モードはこれらに限定されない。
また、上記実施形態では、駆動源の始動として、エンジン10を走行可能状態へ始動する例を示して説明したが、駆動源の始動はこれに限定されず、モータジェネレータMGを走行可能状態へ始動することも含まれる。この場合、ドライバがキースイッチ50を操作した際、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了している場合、例えば車両Vの運転席付近にてレディランプ(Ready Lamp)が点灯されて、モータジェネレータMGが走行可能状態へ始動される。一方、高電圧系20におけるリレー部Rの接続が完了したときに記憶部40bに履歴情報が記憶されている場合、例えば車両Vの運転席付近にてレディランプが点灯されて、モータジェネレータMGが走行可能状態へ始動される。
また、上記実施形態では、車両Vが備えるECUとして、PHVECU40、エンジンECU41、AMTECU42及び車両ECU43を例示したが、車両Vが備えるECUは、判定部及び制御部の機能を有するものであれば、その数及び種類は限定されない。例えば、車両Vは、他のECUを更に備えていてもよいし、これらのECUが機能的に統合されたECUを備えていてもよい。
1…駆動源の始動装置、10…エンジン(駆動源)、11…スタータ、20…高電圧系、22…メインコンタクタ(リレー部)、24…プリチャージリレー(リレー部)、40…PHVECU(判定部、記憶部、始動処理部)、50…キースイッチ、R…リレー部、V…車両。

Claims (3)

  1. リレー部を含む高電圧系を備えた車両において、駆動源を始動させるための駆動源の始動装置であって、
    前記車両のドライバによって操作され、前記駆動源を始動させるための始動信号を出力するキースイッチと、
    前記高電圧系における前記リレー部の接続が完了しているか否かを判定する判定部と、
    前記キースイッチからの前記始動信号と前記判定部による判定結果とに基づいて、前記駆動源を走行可能状態へ始動させる始動処理部と、を備え、
    前記始動処理部は、
    前記キースイッチから前記始動信号が入力された際、前記高電圧系における前記リレー部の接続が完了していると判定される場合、前記駆動源を走行可能状態へ始動させ、
    前記キースイッチから前記始動信号が入力された際、前記高電圧系における前記リレー部の接続が完了していないと判定される場合、前記始動信号の入力の履歴に関する履歴情報を記憶部に記憶させ、
    前記高電圧系における前記リレー部の接続が完了したときに前記記憶部に前記履歴情報が記憶されている場合には、前記駆動源を走行可能状態へ始動させる、駆動源の始動装置。
  2. 前記駆動源は、エンジンを含み、
    前記始動処理部は、前記キースイッチからの前記始動信号と前記判定部による判定結果とに基づいて、スタータを作動させて前記エンジンを走行可能状態へ始動させる、請求項1に記載の駆動源の始動装置。
  3. 前記始動処理部は、前記高電圧系における前記リレー部の接続が完了したときに前記記憶部に前記履歴情報が記憶されている場合において、前記駆動源を走行可能状態へ始動させた後に、前記履歴情報を前記記憶部から消去する、請求項1又は2に記載の駆動源の始動装置。
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