JP6329528B2 - 処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、処置具に関する。
本願は、2013年03月26日に、米国に仮出願された米国特許出願第61/805,256号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、病変の切除などの外科的処置を施すための手術用機器として、屈曲自在な長尺の挿入部の先端に可動部を備えた処置具が知られている。また、挿入部の先端に設けられた可動部を、サーボモータ等の駆動源の発する駆動力によって作動させる処置具が知られている。駆動源の発する駆動力によって可動部を作動させる処置具では、挿入部に沿って配されたワイヤ等の動力伝達部材によって駆動力が可動部まで伝達されるように構成されている。可動部は、検出手段が検出する可動部の変位量に基づいて所望の動きをするように制御される。
特許文献1には、処置具側のユニットと、駆動源を備えた駆動部側のユニットとが着脱自在に連結される処置具が開示されている。特許文献1に記載の処置具では、駆動源の出力部と、駆動源の出力を前記動力伝達部材へ入力する入力部とがカップリングを介して着脱自在に連結される。

米国特許8105338号公報 日本国日本国特開2010−220684号公報

特許文献1の処置具においては、処置具側のユニットと駆動部側のユニットとに分割され、ユニット間が着脱自在に連結される構成であると、処置具側のユニットの交換や使い捨てが可能になる。また、処置具側のユニットの滅菌が、駆動部側のユニットに関係なく便利になる。
この処置具において、処置具側のユニットの可動部の変位量を駆動部側のユニットで検出しようとした場合、可動部を作動させる駆動ワイヤの基端の変位量を検出するのが簡易である。しかし、可動部に駆動力が伝達されるとき、駆動ワイヤには大きな力が加わる。駆動ワイヤに大きな力が加わると、駆動ワイヤが伸びる場合がある。駆動ワイヤが伸びると、駆動ワイヤの基端の変位量が可動部の変位量を正確に反映しなくなる。従って、可動部の変位量が正確に検出されなくなる。

特許文献2には、駆動ワイヤとは別にセンシング用ワイヤを用いる例が開示されている。センシング用ワイヤには駆動力が作用しないので、センシング用ワイヤを用いて可動部の変位量を正確に検出することができる。
しかし、処置具側のユニットと駆動部側のユニットとが別に構成され、両ユニットが着脱自在に連結される処置具に、センシング用ワイヤが適用された場合、次の課題が発生する。すなわち、センシング用ワイヤの端末の変位量を反映する被変位量検出部と、この被変位量検出部の変位量を検出する変位量検出手段との位置関係が、ユニット同士の結合の際にズレを起こす可能性がある。その結果、可動部の変位量の検出精度が低下するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、可動部の変位量の検出精度を低下させることなく、駆動ユニットに対する処置具ユニットの着脱が可能な処置具の提供を目的とする。
本発明の第1の態様によれば、処置具は、処置具本体部および処置具ベース部を有する処置具ユニットと、前記処置具ユニットの処置具ベース部と着脱自在に結合される駆動ユニットと、を備え、前記処置具本体部は、変位する可動部と、前記可動部を有する挿入部と、先端が前記可動部に連結され、基端が前記挿入部に沿って前記挿入部の基端側に誘導され、前記基端に外部から駆動力が入力されることで、前記駆動力を前記可動部に伝えて前記可動部を変位させる駆動力伝達部材と、前記駆動力伝達部材と前記可動部との少なくとも何れか一方に先端が連結され、基端が前記挿入部に沿って前記挿入部の基端側に誘導され、前記可動部が変位した際に、その変位量を前記基端に伝える変位量伝達部材と、を有し、前記処置具ベース部は、前記挿入部の基端側が結合された処置具ユニット側ベース部材と、前記処置具ユニット側ベース部材に設けられ、前記駆動力伝達部材の基端に対して、前記可動部を変位させるための外部からの駆動力を入力する駆動力入力部と、前記変位量伝達部材の基端に設けられ、前記変位量伝達部材の基端に伝達された変位量に応じた量だけ一定の方向に沿って変位する被変位量検出部と、を有し、前記駆動ユニットは、前記可動部を作動させる駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源を支持すると共に前記処置具ベース部の前記処置具ユニット側ベース部材が着脱自在に連結される駆動ユニット側ベース部材と、を有し、前記処置具ユニットと前記駆動ユニットの間には、前記処置具ユニット側ベース部材が前記駆動ユニット側ベース部材に連結されたとき、前記駆動源の出力部と前記駆動力入力部とを、前記駆動源の出力部から前記駆動力入力部に動力伝達が可能となる状態で着脱自在に連結する動力伝達継手と、前記処置具ユニット側ベース部材が前記駆動ユニット側ベース部材に連結されたとき、前記被変位量検出部の変位量を検出できる状態となり且つ検出信号を前記駆動ユニット側から出力できる状態となる変位量検出手段と、が設けられている。
本発明の第2の態様によれば、上記第1の態様において、前記被変位量検出部が、前記処置具ユニット側ベース部材の前記駆動ユニット側ベース部材との結合面に平行な方向に沿って移動自在に設けられ、前記変位量検出手段が、前記被変位量検出部の変位量を前記被変位量検出部に対して非接触で検出する変位量検出手段として、前記駆動ユニット側の、前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結されたときに前記被変位量検出部に対向する位置に設けられていてもよい。

本発明の第3の態様によれば、上記第2の態様において、前記変位量検出手段を前記被変位量検出部に対にして位置決めする位置決め部が前記処置具ユニットに設けられており、前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結されたときに、前記駆動ユニットに設けられた変位量検出手段を前記処置具ユニットに設けられた位置決め部に付勢して位置決めする付勢手段が前記駆動ユニットに設けられていてもよい。
本発明の第4の態様によれば、上記第2の態様において、前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結されたときに、前記駆動ユニットに設けられた変位量検出手段が嵌まることで、前記変位量検出手段を前記被変位量検出部に対して位置決めする位置決め部が前記処置具ユニットに設けられていてもよい。
本発明の第5の態様によれば、上記第2の態様において、前記被変位量検出部の大きさが、前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結される際の前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材の結合面に沿った方向の予想連結誤差よりも大きく設定されていてもよい。
本発明の第6の態様によれば、上記第1の態様において、前記処置具は、前記変位量検出手段が、前記処置具ユニットの、前記被変位量検出部に対向する位置に設けられ、前記変位量検出手段の検出信号の送信部が前記処置具ユニットに設けられ、前記変位量検出手段の検出信号を前記送信部から受信して外部へ出力可能な受信部が、前記駆動ユニットの、前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結されたときに前記送信部と前記検出信号の授受が可能な位置に設けられていてもよい。

上記各態様によれば、可動部の変位量の検出精度を低下させることなく、駆動ユニットに対する処置具ユニットの着脱が可能となる。
本発明の第1実施形態の処置具の全体概要を模式的に示す構成図である。 本発明の第1実施形態の処置具の被変位量検出部と変位量検出手段の関係を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の処置具の全体概要を模式的に示す構成図である。 図3のA−A矢視断面図である。 本発明の第1実施形態の処置具の被変位量検出部と変位量検出手段の関係を示す斜視図である。 図5のB−B矢視断面図である。 本発明の第2実施形態の処置具における要部構成図である。 本発明の第3実施形態の処置具における要部構成図である。 本発明の第4実施形態の処置具における要部構成図である。 本発明の第5実施形態の処置具における要部構成図である。 本発明の第6実施形態の処置具の全体概要を模式的に示す構成図である。 本発明の第6実施形態の被変位量検出部と変位量検出手段の関係を示す斜視図である。

(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の処置具について説明する。
図1は、第1実施形態の処置具の全体概要を模式的に示す構成図である。図2は、同処置具の被変位量検出部と変位量検出手段の関係を示す斜視図である。図3は、同処置具の全体概要を模式的に示す構成図である。図4は、図3のA−A矢視断面図である。
図1および図3に示すように、本実施形態の処置具M1は、処置具ユニット1と駆動ユニット50とを備えている。処置具ユニット1は、処置具本体部10および処置具ベース部20を備える。駆動ユニット50には、処置具ユニット1の処置具ベース部20が着脱自在に結合される。
処置具本体部10は、屈曲自在な軟性構造の挿入部11を有している。挿入部11は、例えば複数の関節を有しており、各関節において屈曲することにより全体として自在に湾曲する。挿入部11の先端には可動部12が設けられている。本明細書では、可動部12が設けられている側を先端側とし、処置具ベース部20側を基端側として説明する。
図3に示すように、本実施形態における可動部12は、後述する駆動ワイヤ31の移動(矢印X1、X2方向)によって挿入部11の中心軸線に対して変位(矢印X10方向に回動動作)する。このように可動部12が変位することにより、挿入部11が湾曲動作される。可動部12には、把持部12Aとリンク13とを有する鉗子が設けられている。鉗子の把持部12Aは、リンク13の基端に接続されたワイヤ13Aによる挿入部11の中心軸線方向(矢印X3、X4方向)の移動に応じて開閉動作(矢印X5、X6方向)する。ワイヤ13Aは、不図示のモータなど、公知の機構により動作される。
挿入部11の中には、駆動ワイヤ31及びセンシング用ワイヤ32が挿通されている。駆動ワイヤ31及びセンシング用ワイヤ32は、それぞれワイヤガイド33、34によって案内されることで、挿入部11の長手軸に沿って進退自在である。
駆動ワイヤ31は、挿入部11の先端部を湾曲させるための駆動力伝達部材である。本実施形態では、2本の駆動ワイヤ31が挿入部11内に挿通されている。各駆動ワイヤの先端31aは挿入部11の先端の可動部12に固定されている。各駆動ワイヤ31の基端31bは、処置具ベース部20に設けられたプーリ35の外周面に固定されている。駆動ワイヤ31は、両端が挿入部11の先端の可動部12に固定され、プーリ35を介して中間部が処置具ベース部20に配されたU字状であってもよい。
各駆動ワイヤ31の先端31aは、挿入部11の先端の可動部12において挿入部11の径方向に対向する位置に固定されており、2本の駆動ワイヤ31の一方が基端側へ牽引されると、挿入部11の先端は、牽引された駆動ワイヤ31側へ向かって湾曲する。
センシング用ワイヤ32は、可動部12の変位、つまり挿入部11の先端部分(関節を有する部分)の湾曲量を検出するために設けられた変位量伝達部材である。センシング用ワイヤ32の先端32aは挿入部11の先端の可動部12に固定されており、センシング用ワイヤ32の基端は処置具ベース部20において被変位量検出部40に接続されている。
センシング用ワイヤ32は、センシング用ワイヤ32の伸びが、センシング用ワイヤ32の基端32b側に極力影響しないように、無用な外力を受けない構成である。例えば、センシング用ワイヤ32は、挿入部11の先端の可動部12と被変位量検出部40との2箇所のみに固定され、センシング用ワイヤ32の両端以外の部分は、摺動抵抗を低減するためのコーティングを有していてもよい。
ワイヤガイド33は、駆動ワイヤ31の経路を規定して駆動ワイヤ31をガイドする可撓性を備えた筒状部材である。駆動ワイヤ31のワイヤガイド33は、たとえばコイルパイプによって形成されている。
ワイヤガイド34は、センシング用ワイヤ32の経路を規定してセンシング用ワイヤ32をガイドする可撓性を備えた筒状部材である。センシング用ワイヤ32のワイヤガイド34は、たとえばコイルパイプや金属パイプによって形成されている。また、ワイヤガイド34内面とセンシング用ワイヤ32の外面に、互いの摩擦が小さくなるような表面処理等が施されていてもよい。
処置具ベース部20は、処置具本体部10の挿入部11の基端側が結合された処置具ユニット側ベース部材21を備える。処置具ベース部20上には、ワイヤガイド33から駆動ワイヤ31の基端31bが導出されている。処置具ユニット側ベース部材21には、各駆動ワイヤ31の各基端31bが巻回されたプーリ(駆動力入力部)35が設けられている。プーリ35は、駆動ワイヤ31の基端31bに対して、挿入部11の先端の可動部12に対する牽引力となる力(例えば、外部からの回転駆動力)を受けて入力する駆動力入力部である。
図4に示すように、プーリ35は、軸受37を介して処置具ユニット側ベース部材21に回転自在に支持されている。駆動ワイヤ31は、プーリ35が回転することによって、図3に示すように、矢印X1方向へ押されたり矢印X2方向へ引かれたりする。
また、図3に示すように、処置具ベース部20上には、ワイヤガイド34からセンシング用ワイヤ32の基端32bが導出されている。センシング用ワイヤ32の基端32bには、被変位量検出部40が連結されている。被変位量検出部40は、センシング用ワイヤ32の基端32bに伝達された変位量分だけ変位する部材である。被変位量検出部40は、スライドガイド機構45により、一定の方向に変位するように処置具ユニット側ベース部材21にスライド自在に支持されている。
駆動ユニット50は、駆動ユニット側ベース部材51を有する。駆動ユニット側ベース部材51には、処置具ユニット1の可動部12を作動させるための駆動力を発生する駆動モータ(駆動源)55が設けられている。
駆動ユニット側ベース部材51には、駆動ユニット50に対して処置具ユニット1が連結されたときに、駆動ユニット側ベース部材51と処置具ユニット側ベース部材21とが互いに合わさる結合面51aが設けられている。同様に、処置具ユニット側ベース部材21には、駆動ユニット50に対して処置具ユニット1が連結されたときに、駆動ユニット側ベース部材51と処置具ユニット側ベース部材21とが互いに合わさる結合面21aが設けられている。
駆動ユニット50と処置具ユニット1は、駆動ユニット側ベース部材51と処置具ユニット側ベース部材21の結合面51a、21a同士を合わせた状態で、図示しないボルトやクランプ機構によって結合されるようになっている。
駆動ユニット50には、処置具ユニット側ベース部材21が駆動ユニット側ベース部材51に連結されたとき、被変位量検出部40の変位量を非接触で検出できる状態となる変位量検出手段60が設けられている。変位量検出手段60は、被変位量検出部40の変位量を検出した信号を駆動ユニット50側から出力する。例えば、変位量検出手段60は、光学式のエンコーダを有する。
図2に示すように、変位量検出手段60は、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結されたときに、被変位量検出部40の被検出面40aに対向する位置に設けられている。被変位量検出部40は、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに平行な方向にスライド自在に設けられている。被変位量検出部40の被検出面40aは、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに平行な平面として形成されている。
被変位量検出部40の被検出面40aには、変位量検出手段60が被検出面40aに向けて検出光61を照射した際に強く反射する高反射部40bと、弱く反射する低反射部40cとが設けられている。高反射部40bと低反射部40cとは、被変位量検出部40のスライド方向に交互に一定ピッチで配列されている。従って、変位量検出手段60は、被変位量検出部40がスライドした際の反射光の強弱をカウントすることにより、被変位量検出部40の変位量を検出することができるようになっている。
図4に示すように、駆動ユニット50と処置具ベース部20との間には、駆動モータ55の出力軸(出力部)55aとプーリ35の回転軸35aとを着脱自在に連結するカップリング(動力伝達継手)70が設けられている。カップリング70は、回転力を伝達可能な、たとえば凹凸嵌合式のカップリングである。カップリング70は、駆動モータ55の出力軸55a側に設けられた第1連結部56と、プーリ35の回転軸35a側に設けられた第2連結部36とから構成されている。処置具ユニット側ベース部材21が駆動ユニット側ベース部材51に連結されたときに、第1連結部56と第2連結部36とは互いに嵌合して、駆動モータ55の出力軸55aからプーリ35に回転動力を伝達できる状態となる。
図5は、実施形態の処置具M1の被変位量検出部40と変位量検出手段60の関係を示す斜視図である。図6は図5のB−B矢視断面図である。
図5および図6に示すように、処置具ユニット側ベース部材21にはブラケット46が設けられている。ブラケット46には、スライドガイド機構45を介して、スライド部材41が取り付けられている。スライド部材41には、スライド部材41のスライド方向に平行で且つ処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに平行に被変位量検出部40が設けられている。
スライドガイド機構45は、ブラケット46に固定されたガイドレール42と、ガイドレール42に沿って直線案内されるスライダ43とを有する直線ガイド機構44によって構成されている。被変位量検出部40が設けられたスライド部材41は、直線ガイド機構44のスライダ43に取り付けられている。これにより、スライド部材41は、スライドガイド機構45を介して、直動ガイド機構44のガイドレール42が延びる方向(矢印X7、X8方向)にスライド自在に処置具ユニット側ベース部材21に支持されている。
また、ブラケット46に固定されたピン47と、スライド部材41に固定されたピン48との間には、引張スプリング49が設けられている。これにより、スライド部材41は、センシング用ワイヤ32を基端側(矢印X8方向)へ牽引するように常に付勢されている。センシング用ワイヤ32の基端32bは、スライド部材41における先端側(矢印X7側)の端部に連結されている。センシング用ワイヤ32は、引張スプリング49の引張力により、弛みが除去された状態で保持されている。引張スプリング49の引張力の大きさは、駆動モータ55から駆動ワイヤ31,可動部12,センシング用ワイヤ32,及びスライド部材41を介して伝わる牽引力によってスライド部材41がガイドレール42に沿って先端側へと移動できる程度に設定されている。
変位量検出手段60は、ブラケット52を介して駆動ユニット側ベース部材51に取り付けられている。変位量検出手段60の検出部(検出光61を出射し反射光を受光する部分)は、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結されたとき、被変位量検出部40の被検出面40a(図2参照)に向けて検出光61を照射できる。
本実施形態の処置具M1の作用について説明する。
本処置具M1を使用する場合、使用者は、処置具ユニット1の処置具ベース部20と駆動ユニット50とを結合する。結合は、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aと駆動ユニット側ベース部材51の結合面51aとを互いに合わせた状態で行われる。処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが互いに連結されると、カップリング70の第1連結部56と第2連結部36とが連結される。これにより、駆動モータ55の回転駆動力がプーリ35に伝達可能な状態となる。
また、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結されると、駆動ユニット50側の変位量検出手段60の検出部が、処置具ベース部20の被変位量検出部40に対向する。従って、変位量検出手段60が、被変位量検出部40のスライド方向の変位量を検出可能な状態となる。
この状態において、駆動モータ55が回転すると、駆動モータ55の回転がプーリ35に伝達される。プーリ35が回転すると、図3の矢印X1、X2方向に駆動ワイヤ31が進退動作する。駆動ワイヤ31が進退動作すると、挿入部11の先端部分が矢印X10方向に湾曲動作する。
一方、挿入部11の先端部分が矢印X10方向に湾曲動作すると、センシング用ワイヤ32の基端32bと一緒にスライド部材41および被変位量検出部40が矢印X7、X8方向に変位する。被変位量検出部40が変位した際、その変位量は変位量検出手段60により検出される。変位量検出手段60が検出した変位量の検出信号は、必要に応じて外部に出力される。
本実施形態では、センシング用ワイヤ32のワイヤガイド34の先端を、図3に示すように、複数の関節のうち基端側の関節の近傍までの位置として、これより先の部分の湾曲量を検出するようにしているが、ワイヤガイド34の先端を先端側に延ばして、これより先の変位量を検出するようにしても良い。例えば、ワイヤガイド34の先端を可動部12の近傍までの位置として、この先である可動部12の回動量を検出する。
本実施形態の処置具M1では、被変位量検出部40が処置具ユニット1側に設けられている。一方、変位量検出手段60が駆動ユニット50側に設けられている。従って、処置具ユニット1と駆動ユニット50とが連結されたときに、被変位量検出部40と変位量検出手段60の対応関係にずれが生じる可能性がある。
しかし、本実施形態の処置具M1では、被変位量検出部40のスライド方向が、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに平行な方向に設定されている。また、変位量検出手段60は、被変位量検出部40の変位量を非接触で検出できる。従って、結合面21aに沿った方向の組付誤差やズレ等がたとえあっても、変位量検出手段60は、原点調整が行われるだけで、被変位量検出部40の変位量を正確に検出することができる。
そのため、本処置具M1によれば、可動部12の変位量の検出精度を低下させることなく、駆動ユニット50に対する処置具ユニット1の着脱ができるようになる。
上記実施形態では、被変位量検出部40の例として、高反射部40bと低反射部40cとが一定ピッチで交互に配列された被変位量検出部40の例が示されているが、それ以外の被変位量検出部も採用可能である。例えば、高反射部40bと低反射部40cの代わりに、スリットが形成された被変位量検出部も採用可能である。
また、上記実施形態では、非接触式の変位量検出手段60の例として、光学式のエンコーダが挙げられているが、それ以外の検出手段として、磁気的に変位量を検出するセンサが使用可能である。磁気的に変位量を検出する磁気センサが使用される場合は、被変位量検出部の高反射部40bと低反射部40cとの配列の代わりに、磁石が配列されたセンサが使用される。
また、上記実施形態では、被変位量検出部40と変位量検出手段60の組み合わせとして、デジタル式に変位量を検出する組み合わせが使用されている。しかし、アナログ式に変位量を検出する被変位量検出部40と変位量検出手段60の組み合わせが使用されていてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の処置具M2について説明する。以下に説明する各実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図7は、本発明の第2実施形態の処置具における要部構成図である。
図7に示すように、本処置具M2においては、変位量検出手段60は、駆動ユニット側ベース部材51に一端が固定されたバネ68によって、駆動ユニット側ベース部材51の結合面51aに対して移動可能に設けられている。すなわち、バネ68の前記一端は、駆動ユニット側ベース部材51に固定され、バネ68の他端は、変位量検出手段60に固定されている。また、変位量検出手段60は、バネ68によって、ブラケット46の端面に押し付けられている。ブラケット46の端面は、変位量検出手段60と被検出面40aとの距離を規定する。それ以外の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態でも上述の第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本実施形態の処置具M2では、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結されたときに、駆動ユニット50側の変位量検出手段60が、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに押し付けられる。従って、本処置具M2は、結合面21aに直交する方向の変位量検出手段60と被変位量検出部40の位置関係のずれを生じないようにすることができる。そのため、可動部12の変位量の検出精度が低下しにくい。
上記実施形態では、バネ68の付勢力で変位量検出手段60が処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに押し付けられている。しかし、磁石の磁力で、変位量検出手段60が処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに押し付けられていてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の処置具M3について説明する。
図8は、本発明の第3実施形態の処置具における要部構成図である。
図8に示すように、本処置具M3においては、第2実施形態と同様に、変位量検出手段60が、駆動ユニット側ベース部材51の結合面51aに直交する方向に移動可能に設けられている。バネ68の一端は、駆動ユニット側ベース部材51に固定されている。変位量検出手段60は、バネ68の他端に固定されており、駆動ユニット側ベース部材51に対して移動可能である。さらに、変位量検出手段60は、駆動ユニット側ベース部材51のスライド孔58の中に収容される。
変位量検出手段60は、駆動ユニット50に設けられたバネ68によって、処置具ベース部20の被変位量検出部40に向けて付勢されている。また、変位量検出手段60の位置決め部として、処置具ベース部20に、入口がテーパ62となった位置決め孔63が設けられている。位置決め孔63の奥端には、突当壁64が設けられている。突当壁64には貫通孔65が設けられている。
本実施形態においても上述の第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本実施形態の処置具M3では、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結されたときに、駆動ユニット50側の変位量検出手段60が、処置具ベース部20の位置決め孔63にテーパ62で誘導されながら挿入される。挿入された変位量検出手段60は、位置決め孔63の周壁で位置が規制されることにより、被変位量検出部40に対して、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに平行な面内で位置決めされる。また、変位量検出手段60の先端が突当壁64に突き当たることで、被変位量検出部40に対して、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに直交する方向に位置決めされる。
従って、本処置具M3は、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結されたとき、結合面21aに平行な方向の変位量検出手段60と被変位量検出部40との位置ずれを生じないようにすることができる。また、本処置具M3は、結合面21aに直交する方向の変位量検出手段60と被変位量検出部40との位置ずれを生じないようにすることができる。そのため、可動部12の変位量の検出精度低下が防止される。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態の処置具M4について説明する。
図9は、本発明の第4実施形態の処置具における要部構成図である。
図9に示すように、本処置具M4においては、第2、第3実施形態と同様に、変位量検出手段60が駆動ユニット側ベース部材51の結合面51aに直交する方向に移動可能に設けられている。
変位量検出手段60は、駆動ユニット50に設けられたバネ68によって、処置具ベース部20の被変位量検出部40に向けて付勢されている。また、変位量検出手段60の位置決め部として、処置具ベース部20に、入口が広くなったテーパ状の多角形の位置決め孔63が設けられている。また、変位量検出手段60の外周面の形状は、前記位置決め孔63に隙間なく嵌合するテーパ形状に形成されている。
本実施形態においても、上述の第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本実施形態の処置具M4では、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結されたときに、駆動ユニット50側の変位量検出手段60が、処置具ベース部20の位置決め孔63に嵌合される。嵌合された変位量検出手段60は、位置決め孔63の周壁で位置が規制されることにより、被変位量検出部40に対して、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに平行な面内で位置決めされる。また、変位量検出手段60は、被変位量検出部40に対して、処置具ユニット側ベース部材21の結合面21aに直交する方向に位置決めされる。
従って、本処置具M4は、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結されたとき、結合面21aに平行な方向の変位量検出手段60と被変位量検出部40との位置ずれを生じないようにすることができる。また、本処置具M4は、結合面21aに直交する方向の変位量検出手段60と被変位量検出部40との位置ずれを生じないようにすることができる。そのため、可動部12の変位量の検出精度低下が防止される。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態の処置具M5について説明する。
図10は、本発明の第5実施形態の処置具における要部構成図である。
図10に示すように、本処置具M5においては、被変位量検出部40の矩形の被検出面40aの大きさに特徴がある。例えば、被検出面40aの、被変位量検出部40のスライド方向(矢印X7、X8方向)の大きさを寸法40Xとし、被検出面40aの、被変位量検出部40のスライド方向と直交する方向(矢印Y方向)の大きさを寸法40Yとしたときに、寸法40X、40Yは、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結される際の結合面21a、51aに沿った方向の予想連結誤差よりも大きく設定されている。
この処置具M5では、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51とが連結された際に結合面21a、51aに沿った方向のズレが生じた場合にも、被変位量検出部40と変位量検出手段60とが適切に対応する。すなわち、結合面21a、51aに沿った方向のズレが生じていても被変位量検出部40は変位量検出手段60からの検出光61が適切な位置に到達するように構成されている。従って、本実施形態においても、処置具ユニット側ベース部材21と駆動ユニット側ベース部材51との位置ズレの影響を受けることなく可動部12の位置検出が可能になる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態の処置具M6について説明する。
図11は、本発明の第6実施形態の処置具の全体概要を模式的に示す構成図である。図12は、同処置具の被変位量検出部と変位量検出手段の関係を示す斜視図である。
上記第1〜第4実施形態では、駆動ユニット50側に変位量検出手段60が装備されていた。それに対し、図11および図12に示すように、本実施形態の処置具M6の処置具ユニット101では、変位量検出手段60が駆動ユニット150ではなく、処置具ベース部120に装備されている。また、処置具ベース部120には、変位量検出手段60を送信する送信部160が設けられている。一方、駆動ユニット150には、送信部160が出力する検出信号を受信して外部に取り出すことのできる受信部170が設けられている。
送信部160と受信部170とは、処置具ユニット側ベース部材21が駆動ユニット側ベース部材51に連結されたとき、受信可能な状態となる。送信部160と受信部170としては、処置具ユニット側ベース部材21が駆動ユニット側ベース部材51に連結されたときに、互いに導通する接点を持つ有線式が採用可能である。それ以外に、送信部160と受信部170としては、無線式も採用可能である。
本実施形態の処置具M6では、処置具ベース部120に、変位量検出手段60と被変位量検出部40とが共に装備されているので、処置具ユニット101と駆動ユニット150の組み合わせに関係なく、固体した対応関係にある。従って、変位量検出手段60は、処置具ユニット101と駆動ユニット150の組み合わせによる誤差やズレを影響を受けずに、可動部12の変位量を精度良く検出できる。
上記実施形態では、可動部12の変位として湾曲を例に取って説明したが、これに限らず、例えば可動部12に設けられた把持部12Aの開閉量を変位として検出しても良い。この場合、センシング用ワイヤ32の先端32aをリンク13近傍のワイヤ13Aに連結するのが好ましい。さらに、可動部12(挿入部11の先端)及びワイヤ13Aのそれぞれにセンシング用ワイヤ32の先端32aを連結することで、湾曲及び開閉の両方の変位を検出しても良い。
また、可動部12の機構としては、上記湾曲、開閉に限らず、例えば直動であっても良い。さらに、可動部12の位置も挿入部11の先端に限らず、例えば直動機構を挿入部11の途中に位置させても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
また、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
上記各実施形態によれば、可動部の変位量の検出精度を低下させることなく、駆動ユニットに対する処置具ユニットの着脱が可能となる。
M1 処置具
1 処置具ユニット
10 処置具本体部 11 挿入部

12 可動部
20 処置具ベース部
21 処置具ユニット側ベース部材
31 駆動ワイヤ(駆動力伝達部材)
32 センシング用ワイヤ(変位量伝達部材)
35 プーリ(駆動力入力部)
40 被変位量検出部
50 駆動ユニット
51 駆動ユニット側ベース部材
55 駆動モータ(駆動源)
60 変位量検出手段
70 カップリング(動力伝達継手)

Claims (6)

  1. 処置具本体部および処置具ベース部を有する処置具ユニットと、
    前記処置具ユニットの処置具ベース部と着脱自在に結合される駆動ユニットと、
    を備え、
    前記処置具本体部は、
    変位する可動部と、
    前記可動部を有する挿入部と、
    先端が前記可動部に連結され、基端が前記挿入部に沿って前記挿入部の基端側に誘導され、前記基端に外部から駆動力が入力されることで、前記駆動力を前記可動部に伝えて前記可動部を変位させる駆動力伝達部材と、
    前記駆動力伝達部材と前記可動部との少なくとも何れか一方に先端が連結され、基端が前記挿入部に沿って前記挿入部の基端側に誘導され、前記可動部が変位した際に、その変位量を前記基端に伝える変位量伝達部材と、
    を有し、
    前記処置具ベース部は、
    前記挿入部の基端側が結合された処置具ユニット側ベース部材と、
    前記処置具ユニット側ベース部材に設けられ、前記駆動力伝達部材の基端に対して、前記可動部を変位させるための外部からの駆動力を入力する駆動力入力部と、
    前記変位量伝達部材の基端に設けられ、前記変位量伝達部材の基端に伝達された変位量に応じた量だけ一定の方向に沿って変位する被変位量検出部と、
    を有し、
    前記駆動ユニットは、
    前記可動部を作動させる駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源を支持すると共に前記処置具ベース部の前記処置具ユニット側ベース部材が着脱自在に連結される駆動ユニット側ベース部材と、
    を有し、
    前記処置具ユニットと前記駆動ユニットの間には、
    前記処置具ユニット側ベース部材が前記駆動ユニット側ベース部材に連結されたとき、前記駆動源の出力部と前記駆動力入力部とを、前記駆動源の出力部から前記駆動力入力部に動力伝達が可能となる状態で着脱自在に連結する動力伝達継手と、
    前記処置具ユニット側ベース部材が前記駆動ユニット側ベース部材に連結されたとき、前記被変位量検出部の変位量を検出できる状態となり且つ検出信号を前記駆動ユニット側から出力できる状態となる変位量検出手段と、
    が設けられている処置具。
  2. 請求項1に記載の処置具であって、
    前記被変位量検出部が、前記処置具ユニット側ベース部材の前記駆動ユニット側ベース部材との結合面に平行な方向に沿って移動自在に設けられ、
    前記変位量検出手段が、前記被変位量検出部の変位量を前記被変位量検出部に対して非接触で検出する変位量検出手段として、前記駆動ユニット側の、前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結されたときに前記被変位量検出部に対向する位置に設けられている
    処置具。
  3. 請求項2に記載の処置具であって、
    前記変位量検出手段を前記被変位量検出部に対にして位置決めする位置決め部が前記処置具ユニットに設けられており、
    前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結されたときに、前記駆動ユニットに設けられた変位量検出手段を前記処置具ユニットに設けられた位置決め部に付勢して位置決めする付勢手段が前記駆動ユニットに設けられている
    処置具。
  4. 請求項2に記載の処置具であって、
    前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結されたときに、前記駆動ユニットに設けられた変位量検出手段が嵌まることで、前記変位量検出手段を前記被変位量検出部に対して位置決めする位置決め部が前記処置具ユニットに設けられている
    処置具。
  5. 請求項2に記載の処置具であって、
    前記被変位量検出部の大きさが、前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結される際の前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材の結合面に沿った方向の予想連結誤差よりも大きく設定されている処置具。
  6. 請求項1に記載の処置具であって、
    前記変位量検出手段が、前記処置具ユニットの、前記被変位量検出部に対向する位置に設けられ、
    前記変位量検出手段の検出信号の送信部が前記処置具ユニットに設けられ、
    前記変位量検出手段の検出信号を前記送信部から受信して外部へ出力可能な受信部が、前記駆動ユニットの、前記処置具ユニット側ベース部材と前記駆動ユニット側ベース部材とが連結されたときに前記送信部と前記検出信号の授受が可能な位置に設けられている処置具。

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