JP2010220684A - マニピュレータの関節の変位量検出機構 - Google Patents

マニピュレータの関節の変位量検出機構 Download PDF

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Abstract

【課題】マニピュレータの径を大きくすることなく関節の近傍で関節の変位量を正確に検出すること。
【解決手段】動力伝達用ワイヤ21aに対して関節4の近傍で連結され、動力伝達用ワイヤ21aの移動量を伝達する変位センシング用ワイヤ30と、この変位センシング用ワイヤ30の移動をガイドするセンシング用ワイヤガイド部32と、医療用のマニピュレータ1の基端側で変位センシング用ワイヤ30の移動量を検出する磁気センサ40と、関節4を保持する関節保持部11と、磁気センサ40を保持するセンサ保持部14と、関節保持部11に設けられ、ガイド部の一端側を固定する関節保持部側ガイド固定部12と、センサ保持部14に設けられ、センシング用ワイヤガイド部32の他端側を固定するセンサ保持部側ガイド固定部14aとを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、腹腔鏡手術等に用いられる医療用のマニピュレータの関節の変位量を検出するマニピュレータの関節の変位量検出機構に関する。
腹腔鏡手術若しくは胸腔鏡手術では、医療用のマニピュレータが用いられる。この医療用のマニピュレータは、先端側に関節を設け、この関節より先端に術具、例えば鉗子を設けている。このマニピュレータでは、関節に対してモータ等の駆動源からの動力を例えば動力伝達部材としてのワイヤ等の線状部材によって伝達し、関節を変位させることにより鉗子の把持部等の回転角度を変位する。なお、マニピュレータは、ガイド部材を内部に設け、このガイド部材に沿ってワイヤ等の動力伝達部材が移動可能に設けられている。
このような医療用のマニピュレータを用いた腹腔鏡手術若しくは胸腔鏡手術では、患者の腹部等に小さい孔を開け、この孔内にトラカールという治具を取り付け、トラカールの挿入口から先端に関節を有する医療用のマニピュレータを挿入し、関節よりも先端側に設けられた術具を操作して手術を行う。現状用いられているトラカールの挿入口の口径は、概ねφ10mm以下である。これにより、トラカールから挿入されるマニピュレータの口径は、トラカールの口径よりも細いことが要求される。マニピュレータとしては、例えばインテュイティブ・サージカル社製ダビンチシステムに代表されるφ10mm以下の細径、かつ長尺(概ね300mm以上)の多自由度のものがある。
かかるマニピュレータでは、関節に対してモータ等の動力を伝達する動力伝達部材としては、上記のようにワイヤ等の線状部材を用いている。ダビンチシステムにおけるマニピュレータでも、先端の関節に対する動力伝達部材としては、φ10mm以下の細径という限られたスペース内で動力を伝達するために、例えばφ0.5mm程度の細径に形成されたワイヤ等の動力伝達部材を用いている。
このような線状で細径の動力伝達部材を用いたマニピュレータとしては、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1は、関節よりもさらに先端部に設けられた術具の位置を検出するマニピュレータであって、モータ等の駆動源の近傍に配置されたポテンショメータやエンコーダによって関節の変位を検出することを開示する。
米国特許第5807377号明細書
しかしながら、特許文献1に開示されているマニピュレータは、上述のように動力伝達部材が極めて細い径を有するため、当該動力伝達部材の伸びやたるみ等が影響し、モータ等の駆動源の近傍に配置されたポテンショメータやエンコーダによって関節の変位を検出しようとすると、関節の変位量を正確に検出できず、術具の先端の正確な位置が検出できない問題がある。
特に、マニピュレータが軟性若しくは半軟性の材質により形成されている場合、マニピュレータが湾曲すると、この湾曲による動力伝達部材の伸びやたるみ等の影響を受けてマニピュレータ内の動力伝達部材の経路が変化する。このため、動力伝達部材とガイド部材との間に生じる摩擦抵抗が変化し、駆動源の変位と関節の変位との関係が一定にならなくなる。例えば、動力伝達部材とガイド部材との間の摩擦抵抗が大きいと、ガイド部材に沿って動力伝達部材が移動できなくなるおそれもある。このため、術具先端の正確な位置決めができない問題が顕著である。
このような問題を解決するには、各関節の近傍で関節の変位量を検出することが望ましい。しかしながら、φ10mm以下というマニピュレータ内における細径の限られたスペース内で、ポテンショメータやエンコーダを配置することは困難である。
本発明は、マニピュレータの径を大きくすることなく関節の近傍で関節の変位量を正確に検出できるマニピュレータの関節の変位量検出機構を提供することを目的とする。
本発明の主要な局面に係るマニピュレータの関節の変位量検出機構は、マニピュレータの先端側に設けられた関節に接続され、移動することにより前記関節を変位させる動力伝達部と、動力伝達部に対して関節の近傍で連結され、動力伝達部の移動量を伝達する移動量伝達部と、移動量伝達部の移動をガイドするガイド部と、マニピュレータの基端側で移動量伝達部の移動量を検出するセンサと、関節を保持する関節保持部と、センサを保持するセンサ保持部と、関節保持部に設けられ、ガイド部の一端側を固定する関節保持部側ガイド固定部と、センサ保持部に設けられ、ガイド部の他端側を固定するセンサ保持部側ガイド固定部とを具備する。
本発明によれば、マニピュレータの径を大きくすることなく関節の近傍で関節の変位量を正確に検出できるマニピュレータの関節の変位量検出機構を提供できる。
本発明に係るマニピュレータの関節の変位量検出機構の一実施の形態を示す構成図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は医療用のマニピュレータの関節の変位量検出機構の構成図を示す。この医療用のマニピュレータ1は、先端に3つの関節が設けられている。このマニピュレータ1は、3つの関節が設けられていることにより3自由度となる。すなわち、マニピュレータ1の先端部には、3自由度で動作する鉗子等の把持部2が設けられている。この把持部2は、マニピュレータ1の軸方向を中心とする矢印A方向への回転と、軸3を中心とする矢印B方向への首振りと、把持部2の矢印C方向への把持動作との3自由度の動作を行う。なお、図1は図示する煩雑化をさけるために例えば1つの関節4に把持部2を設け、この関節4を介して把持部2が軸3を中心として矢印B方向への首振りする1自由度の構成を示している。
この医療用のマニピュレータ1は、筒状に形成された収納部10と、この収納部10の先端部に設けられた関節4と、この関節4に設けられた把持部2とからなる。収納部10は、関節保持部11と、関節保持部側ガイド固定部12と、筒状部13と、センサ保持部14とを連結してなる。この筒状の収納部10の径φは、概ねφ10mmである。この収納部10のうち関節保持部11は、例えば材質としてSUSを用いて形成される。又、収納部10のうち関節保持部側ガイド固定部12より当該マニピュレータ1の基端側の少なくとも一部、例えば筒状部13は、軟性若しくは半軟性の材質により形成されていてもよい。
関節保持部11は、関節4を保持する。この関節保持部11内には、一対のプーリ20が回転可能に設けられている。これらプーリ20は、同一回転軸上に並設されている。これらプーリ20には、それぞれ動力伝達部としての2本の動力伝達用ワイヤ21a、21bが掛けられている。これら動力伝達用ワイヤ21a、21bは、それぞれプーリ20に例えば1回巻き付けて関節4の背面の各固定部22a、22bに対して固定されている。これら動力伝達用ワイヤ21a、21bは、把持部2を軸3を中心として矢印B方向に首振りさせる1自由度の動作を行わせるもので、当該動力伝達用ワイヤ21a、21bの線方向に移動することにより把持部2を矢印B方向に首振りさせる。なお、動力伝達用ワイヤ21aをその線方向に移動、例えば引っ張ることにより把持部2を矢印B方向のいずれか一方向に首振りさせ、動力伝達用ワイヤ21bをその線方向に移動、例えば引っ張ることにより把持部2を矢印B方向の他方向に首振りさせる。
これら動力伝達用ワイヤ21a、21bは、当該マニピュレータ1の外形を構成する例えばφ10mm程度の筒状の収納部10の内部に当該収納部10の長手方向に沿って収納される。動力伝達用ワイヤ21a、21bは、1つの関節4に対して2本必要になるので、3自由度であれば、収納部10の内部に6本収納される。これら動力伝達用ワイヤ21a、21bは、例えばSUSにより形成されている。
関節保持部側ガイド固定部12は、関節保持部11と筒状部13との間を連結する。関節保持部側ガイド固定部12内には、動力ガイド部23が形成されている。この動力ガイド部23は、関節保持部側ガイド固定部12内の孔として形成されている。動力伝達用ワイヤ21aは、動力ガイド部23を当該ワイヤ21aの線方向に移動可能に挿通する。すなわち動力ガイド部23内には、一本の動力伝達用ワイヤ21aをその長手方向に移動可能に案内する。なお、動力ガイド部23は、鉗子等の把持部2が3自由度で動作するものであれば、関節保持部側ガイド固定部12内に例えば所定半径の円周上に等間隔に6個設けられる。
筒状部13は、関節保持部側ガイド固定部12とセンサ保持部14との間を連結する。この筒状部13は、筒状に形成されている。この筒状部13内には、動力伝達用ワイヤ21aの移動量を伝達する移動量伝達部としての変位センシング用ワイヤ30と、センシング用ワイヤガイド部32とが挿通されている。又、筒状部13内には、鉗子等の把持部2を変位するための駆動源を構成する空圧アクチュエータ24が設けられている。この空圧アクチュエータ24の一端部には、動力伝達用ワイヤ21aが接続され、他端部には空圧レギュレータ25が接続されている。なお、空圧レギュレータ25は、チューブ24bと、空圧アクチュエータ24の他端に接続されているアクチュエータ用流体入出口25aを介して空圧アクチュエータ24に連通する。アクチュエータ用流体入出口25aは、空圧アクチュエータ24の他端に接続されている。アクチュエータ用流体入出口25aは、アクチュエータ固定部15aを挿通できる長さのパイプである。空圧アクチュエータ24は、アクチュエータ固定孔24aに挿通されたアクチュエータ用流体入出口25aでアクチュエータ固定部15aに固定される。また、アクチュエータ固定部15aには、センシング用ワイヤガイド部32とを通すためのアクチュエータ固定部貫通孔15bが設けられている。この空圧レギュレータ25は、空圧アクチュエータ24の空圧を制御することにより動力伝達用ワイヤ21aのその線方向への移動を制御する。
なお、図示しないが動力伝達用ワイヤ21bにも鉗子等の把持部2を変位するための駆動源を構成する空圧アクチュエータが接続されている。この空圧アクチュエータには、空圧レギュレータが接続されている。この空圧レギュレータは、空圧アクチュエータの空圧を制御することにより動力伝達用ワイヤ21bのその線方向への移動を制御する。
従って、かかる動力伝達用ワイヤ21aに接続された空圧アクチュエータ24と動力伝達用ワイヤ21bに接続された空圧アクチュエータとは、一対で動作、すなわち空圧アクチュエータ24が動力伝達用ワイヤ21aを引っ張るための動作するときに他方の空圧アクチュエータが動力伝達用ワイヤ21bを押し込むための動作を行い、反対に、空圧アクチュエータ24が動力伝達用ワイヤ21aを押し込むための動作するときに他方の空圧アクチュエータが動力伝達用ワイヤ21bを引っ張るための動作を行うことにより、例えば鉗子等の把持部2は、矢印B方向に首振りする。
なお、鉗子等の把持部2を変位するための駆動源は、空圧アクチュエータ24に限ることはなく、他の駆動源、例えば油圧等の他の方式のアクチュエータ、又はモータ等を用いてもよい。
一方、収納部10内には、動力伝達用ワイヤ21aの移動量を伝達する移動量伝達部としての変位センシング用ワイヤ30が設けられている。この変位センシング用ワイヤ30は、一端が動力伝達用ワイヤ21aに対して関節4の近傍の連結部31で連結されている。この変位センシング用ワイヤ30は、例えば磁性体の材質、SUSにより形成されている。この変位センシング用ワイヤ30は、動力伝達用ワイヤ21aの径よりも小さな径で、線状の細線に形成されている。なお、変位センシング用ワイヤ30は、動力伝達用ワイヤ21a等の動力伝達用ワイヤ1本毎に接続されるので、鉗子等の把持部2が3自由度であれば、収納部10の内部に6本収納される。
変位センシング用ワイヤ30と動力伝達用ワイヤ21aとの連結部31は、例えば半田又は接着剤等によって形成される。なお、連結部31は、半田又は接着剤等による手法に限らず、動力伝達用ワイヤ21aと変位センシング用ワイヤ30の一端とをクリップ状の部材により連結してもよい。又、連結部31は、動力伝達用ワイヤ21aと変位センシング用ワイヤ30を挿入できる孔が設けられた樹脂製の部材内にそれぞれを挿入して熱を加えて接続してもよい。
関節保持部側ガイド固定部12には、動力伝達用ワイヤ21aをその長手方向に移動可能に案内する動力ガイド部23と、センシング用ワイヤガイド部32の先端部を固定する関節保持部側ガイド固定部位12aとを有する。
収納部10内には、変位センシング用ワイヤ30の移動をガイドするセンシング用ワイヤガイド部32が設けられている。このセンシング用ワイヤガイド部32は、管状部材、具体的には中空のパイプ状に形成されている。このセンシング用ワイヤガイド部32は、関節保持部11とセンサ保持部14との間を貫いて延設されている。このセンシング用ワイヤガイド部32は、その内部に変位センシング用ワイヤ30を挿通し、当該変位センシング用ワイヤ30の線方向への移動(以下、変位センシング用ワイヤ30の移動と称する)をガイドする。すなわち、センシング用ワイヤガイド部32内には、変位センシング用ワイヤ30が摺動可能に配設されている。このセンシング用ワイヤガイド部32によって変位センシング用ワイヤ30は、収納部10の長手方向に平行に配置される。
このセンシング用ワイヤガイド部32の内壁と変位センシング用ワイヤ30との間の摩擦を小さくするために、センシング用ワイヤガイド部32の材質を選択したり、又はセンシング用ワイヤガイド部32の内壁を研磨などしている。
このセンシング用ワイヤガイド部32は、概ね外径が0.5mm以下で、変位センシング用ワイヤ30の径よりも若干大きい径に形成されている。又、センシング用ワイヤガイド部32は、材質が例えばSUSにより形成されている。このセンシング用ワイヤガイド部32は、関節保持部側ガイド固定部12における関節保持部側ガイド固定部位12aにおいて固定されると共に、センサ保持部14におけるセンサ保持部側ガイド固定部位14aにおいて固定されている。関節保持部側ガイド固定部位12aは、例えばネジ等の締め付けにより押さえ板を介してセンシング用ワイヤガイド部32を関節保持部側ガイド固定部12に固定したり、又は接着等によりセンシング用ワイヤガイド部32を関節保持部側ガイド固定部12に固定する。センサ保持部側ガイド固定部位14aも例えばネジ等の締め付けにより押さえ板を介してセンシング用ワイヤガイド部32をセンサ保持部14に固定したり、又は接着等によりセンシング用ワイヤガイド部32をセンサ保持部14に固定する。
なお、センシング用ワイヤガイド部32は、動力伝達用ワイヤ21a等のワイヤ1本毎に設けられるので、鉗子等の把持部2が3自由度であれば、収納部10の内部に6本収納される。又、動力ガイド部23とセンシング用ワイヤガイド部32とは、互いに近接して並設するのがよい。従って、鉗子等の把持部2が3自由度であれば、6つの動力ガイド部23と6つのセンシング用ワイヤガイド部32とのうち互いに連結している変位センシング用ワイヤ30と動力伝達用ワイヤ21aとをそれぞれ挿通する動力ガイド部23とセンシング用ワイヤガイド部32とを互いに近接して並設するのがよい。
センサ保持部14には、非接触式のセンサ40が設けられている。この非接触式のセンサ40は、センサ保持部14に対してセンサ固定部位14bにおいて固定されている。このセンサ固定部位14bは、例えばネジ等の締め付けにより押さえ板を介して非接触式のセンサ40をセンサ保持部14に固定したり、又は接着等により非接触式のセンサ40をセンサ保持部14に固定する。
この非接触式のセンサ40は、当該マニピュレータ1の基端側で変位センシング用ワイヤ30の移動量を検出する。この非接触式のセンサ40は、例えば磁気式センサ(以下、磁気式センサと称する)である。この磁気センサ40を用いることから変位センシング用ワイヤ30は、上記の通り例えば磁性体の材質、SUSにより形成される。この磁気センサ40は、変位センシング用ワイヤ30がセンシング用ワイヤガイド部32から露出するワイヤ露出部分41があり、このワイヤ露出部分41に配設されている。又、磁気センサ40は、センサ保持部14に固定されている。
磁気センサ40は、筒状部材を有し、この筒状部材内に変位センシング用ワイヤ30を遊挿している。これにより、磁気センサ40は、筒状部材内に変位センシング用ワイヤ30が移動(変位)すると、このときの磁性体により形成される変位センシング用ワイヤ30の移動量を、筒状部材と変位センシング用ワイヤ30との間に生じるリアクタンスの変化により検出する。
なお、鉗子等の把持部2が3自由度であれば、6本の変位センシング用ワイヤ30があるので、磁気センサ40は、これら6本の変位センシング用ワイヤ30毎に6つ設けられる。従って、6つの磁気センサ40により検出される変位センシング用ワイヤ30の移動量に基づいて3自由度の鉗子等の把持部2の各変位量、すなわち鉗子等の把持部2におけるマニピュレータ1の軸方向を中心とする矢印A方向への回転と、軸3を中心とする矢印B方向への首振りと、把持部2の矢印C方向への把持動作との3自由度の各変位量が検出できる。
次に、上記の如く構成された変位量検出機構による鉗子等の把持部2の変位量の検出動作について説明する。
鉗子等の把持部2を例えば矢印B方向に首振りするための一対の空圧アクチュエータ24が設けられている。なお、他方の空圧アクチュエータは、図示されていない。このうち一方の空圧アクチュエータ24は、空圧レギュレータ25によって空圧が制御されることにより動力伝達用ワイヤ21aをその線方向に移動する。例えば、空圧アクチュエータ24は、空圧レギュレータ25の空圧制御によって動力伝達用ワイヤ21aを引っ張るための動作を行う。
これと共に、図示しない他方の空圧アクチュエータは、同じく図示されていない空圧レギュレータによって空圧が制御されることにより動力伝達用ワイヤ21bをその線方向に移動する。例えば、当該空圧アクチュエータは、空圧レギュレータの空圧制御によって動力伝達用ワイヤ21bを押し込むための動作を行う。
これにより、鉗子等の把持部2は、軸3を中心として矢印B方向に首振りする。なお、他の一対の空圧アクチュエータのうち一方の空圧アクチュエータを空圧制御して一方の動力伝達用ワイヤを引っ張るための動作を行うと共に、他方の空圧アクチュエータを空圧制御して他方の動力伝達用ワイヤを押し込むための動作を行えば、鉗子等の把持部2は、マニピュレータ1の軸方向を中心とする矢印A方向への回転と、把持部2の矢印C方向への把持動作との動作を行う。
このように鉗子等の把持部2が首振り等の動作を行うために、空圧アクチュエータ24等に対する空圧制御によって動力伝達用ワイヤ21aが移動する。この動力伝達用ワイヤ21aの移動に伴い、当該動力伝達用ワイヤ21aに対して関節4の近傍の連結部31で連結された変位センシング用ワイヤ30も移動する。
この変位センシング用ワイヤ30は、動力伝達用ワイヤ21aの径よりも小さな径の線状の細線に形成され、中空のパイプ状に形成されたセンシング用ワイヤガイド部32内を摺動する。なお、センシング用ワイヤガイド部32は材質が選択されたり、センシング用ワイヤガイド部32の内壁は研磨などされているので、センシング用ワイヤガイド部32の内壁と変位センシング用ワイヤ30との間の摩擦は小さくなっている。
このとき、変位センシング用ワイヤ30の移動量は、動力伝達用ワイヤ21aの移動量と同一である。すなわち、変位センシング用ワイヤ30は、センシング用ワイヤガイド部32内を摺動する。このセンシング用ワイヤガイド部32は、その両端部が固定されている。すなわち、センシング用ワイヤガイド部32は、関節保持部側ガイド固定部12における関節保持部側ガイド固定部位12aにおいて固定されると共に、センサ保持部14におけるセンサ保持部側ガイド固定部位14aにおいて固定されている。これにより、動力伝達用ワイヤ21aに伸びやたるみ等が生じても、センシング用ワイヤガイド部32の長さは変化しない。しかるに、動力伝達用ワイヤ21aの移動量が変位センシング用ワイヤ30の移動量すなわち鉗子等の把持部2の例えば首振りの変位となる。
従って、変位センシング用ワイヤ30は、動力伝達用ワイヤ21aの移動量をそのまま磁気センサ40の配置位置まで伝達する。すなわち、鉗子等の把持部2の例えば首振りの変位に応じた動力伝達用ワイヤ21aの移動量がそのまま変位センシング用ワイヤ30の移動量として磁気センサ40の配置位置まで伝達される。
この磁気センサ40は、当該マニピュレータ1の基端側で変位センシング用ワイヤ30の移動量を検出する。すなわち、磁気センサ40は、筒状部材内を変位センシング用ワイヤ30が移動(変位)すると、このときの磁性体により形成される変位センシング用ワイヤ30の移動量を、筒状部材と変位センシング用ワイヤ30との間に生じるリアクタンスの変化により検出する。
なお、鉗子等の把持部2が3自由度であれば、6本の変位センシング用ワイヤ30があるので、磁気センサ40は、これら6本の変位センシング用ワイヤ30毎に6つ設けられる。しかるに、6つの磁気センサ40により検出される変位センシング用ワイヤ30の移動量に基づいて3自由度の鉗子等の把持部2の各変位量、すなわち鉗子等の把持部2におけるマニピュレータ1の軸方向を中心とする矢印A方向への回転と、軸3を中心とする矢印B方向への首振りと、把持部2の矢印C方向への把持動作との3自由度の各変位量が検出される。
このように上記一実施の形態によれば、動力伝達用ワイヤ21aに対して関節4の近傍で連結され、動力伝達用ワイヤ21aの移動量を伝達する変位センシング用ワイヤ30と、この変位センシング用ワイヤ30の移動をガイドするセンシング用ワイヤガイド部32と、医療用のマニピュレータ1の基端側で変位センシング用ワイヤ30の移動量を検出する磁気センサ40と、関節4を保持する関節保持部11と、磁気センサ40を保持するセンサ保持部14と、関節保持部11に設けられ、ガイド部の一端側を固定する関節保持部側ガイド固定部12と、センサ保持部14に設けられ、センシング用ワイヤガイド部32の他端側を固定するセンサ保持部側ガイド固定部14aとを備えた。これにより、医療用のマニピュレータ1の径を大きくすることなく関節4の近傍で当該関節4の変位量を正確に検出できる。
すなわち、センシング用ワイヤガイド部32は、関節保持部側ガイド固定部12における関節保持部側ガイド固定部位12aにおいて固定され、かつセンサ保持部14におけるセンサ保持部側ガイド固定部位14aにおいて固定されている。これにより、動力伝達用ワイヤ21aに伸びやたるみ等が生じても、センシング用ワイヤガイド部32の長さは変化しない。又、変位センシング用ワイヤ30は、一端が動力伝達用ワイヤ21aに対して関節4の近傍で連結されている。これにより、変位センシング用ワイヤ30は、動力伝達用ワイヤ21aの伸びやたるみ等の影響を受けにくい。
このように関節4の変位を検出するための変位センシング用ワイヤ30は、動力伝達用ワイヤ21aの関節4の近傍で接続され、さらに動力を伝えるための応力が変位センシング用ワイヤ30に加わらないので、動力伝達用ワイヤ21aの伸びやたるみ等の影響を受けない。また、変位センシング用ワイヤ30は、動力を伝えるための応力をかけないので、動力伝達用ワイヤ21aより細径の部材とすることができる。これにより、変位センシング用ワイヤ30は、φ10mm以下の限られた医療用のマニピュレータ1のスペース内でも配設することができる。しかるに、医療用のマニピュレータ1は、径を太くすることなく関節4の変位量を正確に検出できる。そして、医療用のマニピュレータ1の先端部に設けられた術具の位置を従来技術に比べて正確に検出することができる。
又、関節4の近傍にポテンショメータやエンコーダ等の電気的な部品を用いないので、滅菌処理した場合でも、熱や圧力に対する影響は受けにくく、関節4の変位検出に対して支障をきたさない。
従って、従来技術の駆動源側で関節の変位を検出するのに比べて正確に関節4の変位量を検出することができ、関節4よりもさらに先端部に設けられた鉗子等の把持部2の位置を正確に検出することができる。
又、変位センシング用ワイヤ30は、動力伝達用ワイヤ21aよりも細径に形成されているので、φ10mm程度の収納部10の内部の限られたスペース内でも配設することができる。これにより、医療用のマニピュレータ1は、径を太くすることなく関節4よりもさらに先端部に設けられた鉗子等の把持部2の位置を従来技術に比べて正確に検出することができる。
磁気式センサ40は、非接触式であるので、変位センシング用ワイヤ30に接触せず、当該変位センシング用ワイヤ30の移動に影響を与えずにその移動量を検出することができるので、変位センシング用ワイヤ30の移動量から鉗子等の把持部2の変位を正確に検出でき、鉗子等の把持部2の位置をより正確に検出することができる。
さらに、変位センシング用ワイヤ30は、筒状の収納部10の長手方向に沿ったセンシング用ワイヤガイド部32により全周に亘ってガイドするので、変位センシング用ワイヤ30の移動が動力伝達用ワイヤ21aの変位に沿って確実になされることになる。その結果、関節4の変位を正確に検出でき、鉗子等の把持部2の位置をより正確に検出することができる。
関節保持部側ガイド固定部12は、動力伝達用ワイヤ21aをその長手方向に移動可能に案内する動力ガイド部23と、センシング用ワイヤガイド部32の先端部を固定する関節保持部側ガイド固定部位12aとを有しており、一つの構成要素で動力伝達用ワイヤ21aの案内とセンシング用ワイヤガイド部32の固定とを行うことができるので、構成の簡素化を図ることができる。
センシング用ワイヤガイド部32は、変位センシング用ワイヤ30を挿通するために管状部材に形成されているので、変位センシング用ワイヤ30がセンシング用ワイヤガイド部32に沿って全周に亘ってガイドされることから変位センシング用ワイヤ30の移動が動力伝達用ワイヤ21aの移動に従って確実になされる。
連結部31と関節部側ガイド固定部位12aとの間には、変位センシング用ワイヤ30がセンシング用ワイヤガイド部32から露出する関節部側露出部を有するので、動力伝達用ワイヤ21aの移動量が大きくなっても連結部31がセンシング用ワイヤガイド部32と干渉せず、動力伝達用ワイヤ21aの移動を変位センシング用ワイヤ30に確実に伝えられる。
少なくとも関節保持部側ガイド固定部位12aとセンサ保持部側ガイド固定部位14aとの間における動力伝達用ワイヤ21a及びセンシング用ワイヤガイド部32や、変位センシング用ワイヤ30を収納する筒状の収納部10を備えていてもよい。これにより、変位センシング用ワイヤ30のたるみが生じにくくなる上に、動力伝達用ワイヤ21aと並んでセンシング用ワイヤガイド部32に挿通された変位センシング用ワイヤ30が収納されるので、動力伝達用ワイヤ21aと変位センシング用ワイヤ30との経路が近くなり、変位センシング用ワイヤ30は、関節4の変位量をより正確に磁気センサ40に伝えることができる。
収納部10のうち関節保持部側ガイド固定部12と当該マニピュレータ1の基端側の少なくとも一部、例えば筒状部13は、軟性若しくは半軟性の材質により形成されている。これにより、関節4の変位は、関節保持部側ガイド固定部位12aよりも関節4側で検出するので、当該関節保持部側ガイド固定部位12aよりマニピュレータ1の基端側の少なくとも一部が軟性もしくは半軟性の場合であっても、関節4の変位を検出できる。そして、術具である鉗子等の把持部2の位置を確実に検出することができる。
なお、本発明は、上記一実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記一実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、上記一実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても、発明が解決しようとする課題の欄で述べられた課題が解決でき、かつ、発明の効果が得られる場合には、この構成要素が削除された構成も発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上記一実施の形態では、収納部10とセンシング用ワイヤガイド部32とを全長に亘って硬質の材質であるSUSとしているが、関節保持部側ガイド固定部12より後端側を軟性もしくは半軟性としても良い。この場合、関節4の変位は、関節保持部側ガイド固定部12より関節4側で検出しているので、収納部10とセンシング用ワイヤガイド部32とが関節保持部側ガイド固定部12より後端側で軟性若しくは半軟性の場合であっても、関節4の変位を検出でき、術具である鉗子等の把持部2の位置を確実に検出することができる。なお、変位センシング用ワイヤ30を保持するセンシング用ワイヤガイド部32をSUS製としても肉厚を0.1mm程度とすれば曲げることができるので、収納部10が軟性若しくは半軟性であっても、関節4の変位を検出することができる。
動力伝達用ワイヤ21aと変位センシング用ワイヤ30との連結は、例えば動力伝達用ワイヤ21aと変位センシング用ワイヤ30の一端とを先に接続し、この接続されている状態で動力伝達用ワイヤ21aを関節保持部側ガイド固定部12の動力ガイド部23に挿通し、変位センシング用ワイヤ30を関節保持部側ガイド固定部12の関節部側ガイド固定部位12aに固定されたセンシング用ワイヤガイド部32内に挿通することとなる。これにより、収納部10は、関節保持部11と、関節保持部側ガイド固定部12と、筒状部13と、一体に構成してもよい。
また、上記一実施の形態では、変位センシング用ワイヤ30を動力伝達用ワイヤ21aの移動に沿って摺動可能にガイドするセンシング用ワイヤガイド部32の形状を管状部材に形成しているが、これに限るものではなく、例えば断面形状円弧状のガイド部であっても良い。この場合、固定はねじ止めではなく、例えば接着剤等により固定される。
さらに、上記一実施の形態では、動力伝達用ワイヤ21aをガイドするセンシング用ワイヤガイド部32の固定部と動力ガイド部23とを一つの構成要素である関節保持部側ガイド固定部12に設けてあるが、これらセンシング用ワイヤガイド部32の固定部と動力ガイド部23とを収納部10における長手方向に別々の位置に設けても良い。
また、上記一実施の形態では、非接触式のセンサとして磁気式センサ40を例にとって説明したが、これに限るものではなく、光学式センサであっても良い。この場合、例えば、変位センシング用ワイヤ30を例えばNi−Ti製とし、センシング用ワイヤガイド部32から露出する端部に所望の長さのスリットを設け、そのスリットに対向して、光ファイバを配設して、その反射光を検出して変位センシング用ワイヤ30の移動量を検出する。
さらには、センサを接触式としても良い。この場合、例えば、Ni−Ti製の変位センシング用ワイヤ30の先端にさらにSUS製の線状部材を取り付け、このSUS製の線状部材に導電性の針を接触させて線状部材の移動に伴う電位差を測定して移動量を検出する。尚、線状部材と針との摩擦はなるべく小さいことが好ましい。
さらに、上記一実施の形態では、3自由度のマニピュレータ1を例にとって説明したが、これに限るものではなく、1自由度のマニピュレータであっても良い。また、駆動源として空圧アクチュエータを例にとって説明したが、これに限るものではなく、水圧、油圧アクチュエータでも良く、さらにはモータであっても良い。
1:医療用のマニピュレータ、2:鉗子等の把持部、3:軸、4:関節、10:収納部、11:関節保持部、12:関節保持部側ガイド固定部、12a:関節保持部側ガイド固定部位、13:筒状部、14:センサ保持部、20:プーリ、21a,21b:動力伝達用ワイヤ、22a,22b:固定部、23:動力ガイド部、24:空圧アクチュエータ、24a:アクチュエータ固定孔、24b:チューブ、25a:アクチュエータ用流体入出口、30:変位センシング用ワイヤ、31:連結部、32:センシング用ワイヤガイド部、14a:センサ保持部側ガイド固定部位、14b:センサ固定部位、15a:アクチュエータ固定部、15b:アクチュエータ固定部ガイド貫通孔、40:磁気センサ。

Claims (9)

  1. マニピュレータの先端側に設けられた関節に接続され、移動することにより前記関節を変位させる動力伝達部と、
    前記動力伝達部に対して前記関節の近傍で連結され、前記動力伝達部の移動量を伝達する移動量伝達部と、
    前記移動量伝達部の移動をガイドするガイド部と、
    前記マニピュレータの基端側で前記移動量伝達部の移動量を検出するセンサと、
    前記関節を保持する関節保持部と、
    前記センサを保持するセンサ保持部と、
    前記関節保持部に設けられ、前記ガイド部の一端側を固定する関節保持部側ガイド固定部と、
    前記センサ保持部に設けられ、前記ガイド部の他端側を固定するセンサ保持部側ガイド固定部と、
    を具備することを特徴とするマニピュレータの関節の変位量検出機構。
  2. 前記ガイド部は、前記移動量伝達部を挿通する管状部材に形成されたことを特徴とする請求項1記載のマニピュレータの関節の変位量検出機構。
  3. 前記移動量伝達部は、前記動力伝達部に対して連結する連結部と前記関節部側ガイド固定部との間において、前記ガイド部から露出する関節部側露出部を有することを特徴とする請求項1記載のマニピュレータの関節の変位量検出機構。
  4. 少なくとも前記関節保持部側ガイド固定部と前記センサ保持部側ガイド固定部との間の前記動力伝達部と、前記ガイド部と、前記移動量伝達部とを収納する筒状の収納部を備えたことを特徴とする請求項1記載のマニピュレータの関節の変位量検出機構。
  5. 前記収納部と前記ガイド部とは、前記関節保持部側ガイド固定部から前記マニピュレータの前記基端側の少なくとも一部を軟性若しくは半軟性に形成したことを特徴とする請求項4記載のマニピュレータの関節の変位量検出機構。
  6. 前記センサは、非接触式のセンサであることを特徴とする請求項1記載のマニピュレータの関節の変位量検出機構。
  7. 前記移動量伝達部は、前記動力伝達部よりも細く形成されていることを特徴とする請求項1記載のマニピュレータの関節の変位量検出機構。
  8. 前記移動量伝達部は、線状に形成されていることを特徴とする請求項7記載のマニピュレータの関節の変位量検出機構。
  9. マニピュレータの先端側に設けられた関節に接続され、移動することにより前記関節を変位させる動力伝達部と、
    前記動力伝達部の移動に応動して移動する移動量伝達部と、
    前記移動量伝達部の移動をガイドするガイド部と、
    前記ガイド部の一端側と他端側とをそれぞれ固定するガイド固定部と、
    前記マニピュレータの基端側で前記移動量伝達部の移動量を検出するセンサと、
    を具備することを特徴とするマニピュレータの関節の変位量検出機構。
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