JP6329519B2 - 血液分離装置および界面検出ユニット - Google Patents
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Description
本発明の界面検出ユニットは、血液移送チューブを通して親バッグから子バッグに移送される血液の各血液成分間の界面を検出する界面検出ユニットであって、前記血液移送チューブをその外周面に螺旋状に巻き付け可能な筒状部を有した透明部材と、前記血液移送チューブの検査対象領域の全域を同一視野に収めるように、前記筒状部の内周面を撮像可能に設置される撮像部とを備えることにより、前記課題を解決するものである。
また、撮像部によって取得した複数の撮像画像または動画を基に血液移送チューブ内を流れる血液の流速および流速変動を割り出すことが可能であるため、血液の流速に変動が生じた場合であっても、各血液成分を送り込む先の子バッグを的確なタイミングで切り替えることができる。
また、血液移送チューブを透明部材の筒状部に螺旋状に巻き付けるように設計することにより、筒状部の外周面に血液移送チューブを巻き付けるだけであるため、使用者の作業負担が増加することを抑制でき、また、血液移送チューブに潰れ等が生じることを抑制できるため、血液移送チューブ内における血液の円滑な流動を確保することができる。
また、血液移送チューブが接触する部材が透明部材であるため、汚れを確認し易く、洗浄も容易であるため、血液移送チューブの汚染の危険性を低減することができる。
本請求項3に係る発明によれば、筒状部の外周面および内周面が断面円形状に形成されていることにより、筒状部の外周面に巻き付けられた血液移送チューブに部分的な潰れが生じることを回避し、血液移送チューブ内における血液の円滑な流動を確保することができるとともに、光の屈折等によって血液移送チューブおよび血液が歪んで撮像されることを回避できるため、良好な撮像画像または撮像動画を取得することができる。
本請求項4に係る発明によれば、血液移送チューブに取り付けられ血液の流れを操作する血流操作手段と、撮像部および血流操作手段に接続された制御部とを更に備え、制御部が、撮像部で取得した複数の撮像画像または動画を基に血液成分間の界面位置および血液成分の流速を割り出し、割り出した界面位置および流速を基に血流操作手段に指示を出力することにより、各血液成分を送り込む先の子バッグを的確なタイミングで自動で切り替えたり、的確なタイミングで血液の流動を停止する等、血液の流れを自動で適切に制御することができる。
本請求項5に係る発明によれば、血液移送チューブに取り付けられ、血液移送チューブ内を流れる血液の流量を調節可能な流量調節クランプを更に備えることにより、血液移送チューブ内における血液の流速を適正に維持し、各子バッグに各血液成分を円滑に分配することができる。
血液移送チューブ20は、親バッグに接続される親側チューブ部と、分岐部を介して親側チューブ部に接続される複数の子側チューブ部とを有している。各子側チューブ部は、各子バッグに接続される。
親側チューブ部には、親側チューブ部内における血液の流動を停止可能なクランプ50と、親側チューブ部内を流れる血液の流量を調節可能な流量調節クランプ(図示しない)とが取り付けられている。
また、各子側チューブ部には、子側チューブ部内における血液の流動を停止可能なクランプがそれぞれ取り付けられている。
また、本実施形態では、筒状部31が、その外周面および内周面が断面円形状に形成された円筒状に形成されているが、筒状部31を多角筒状に形成してもよく、また、筒状部31を多角筒状に形成した場合、その外周面に巻き付けられた血液移送チューブ20(親側チューブ部)に潰れが生じないように、各角部に面取りを施すのが好ましい。
また、本実施形態では、透明部材30が筒状部31のみから構成されているが、透明部材30の具体的態様は上記に限定されず、例えば、筒状部31に加えて、筒状部31の上方開口を塞ぐ天面部を形成してもよい。
本実施形態においては、撮像部40は、180度前後の画角を持った魚眼レンズ41を有しており、魚眼レンズ41は、筒状部31内に配置されている。
なお、撮像部40で使用するレンズ41の具体的態様(画角・焦点距離等)は、上記の魚眼レンズ41に限定されず、血液移送チューブ20の検査対象領域の全域を同一視野に収めることができるものであれば、広角レンズ等の如何なるものでもよい。
また、上記では、撮像部40のレンズ41を筒状部31内に配置するものとして説明したが、撮像部40のレンズ41を筒状部31外に配置してもよく、また、本実施形態では、筒状部31の内周面を筒状部31の下方側から撮像するように、撮像部40のレンズ41を配置したが、撮像部40のレンズ41の配置については上記に限定されず、例えば、筒状部31の内周面を筒状部31の上方側から撮像するように、撮像部40のレンズ41を配置してもよい。
20 ・・・ 血液移送チューブ
30 ・・・ 透明部材
31 ・・・ 筒状部
40 ・・・ 撮像部
41 ・・・ 魚眼レンズ
50 ・・・ クランプ(血流操作手段)
60 ・・・ 台
B ・・・ 血液
A ・・・ 気泡
Claims (6)
- 遠心分離によって分離された親バッグ内の各血液成分を各子バッグに分配する血液分離装置であって、
前記親バッグおよび前記子バッグを接続する血液移送チューブと、
前記血液移送チューブをその外周面に螺旋状に巻き付け可能な筒状部を有した透明部材と、
前記血液移送チューブの検査対象領域の全域を同一視野に収めるように、前記筒状部の内周面を撮像可能に設置された撮像部とを備えることを特徴とする血液分離装置。 - 前記撮像部は、魚眼レンズを有していることを特徴とする請求項1に記載の血液分離装置。
- 前記筒状部は、その外周面および内周面が断面円形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の血液分離装置。
- 前記血液移送チューブに取り付けられ、血液の流れを操作する血流操作手段と、前記撮像部および前記血流操作手段に接続された制御部とを更に備え、
前記制御部は、前記撮像部で取得した複数の撮像画像または動画を基に血液成分間の界面位置および血液の流速を割り出し、割り出した界面位置および流速を基に、前記血流操作手段に指示を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の血液分離装置。 - 前記血液移送チューブに取り付けられ前記血液移送チューブ内を流れる血液の流量を調節可能な流量調節クランプを更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の血液分離装置。
- 血液移送チューブを通して親バッグから子バッグに移送される血液の各血液成分間の界面を検出する界面検出ユニットであって、
前記血液移送チューブをその外周面に螺旋状に巻き付け可能な筒状部を有した透明部材と、
前記血液移送チューブの検査対象領域の全域を同一視野に収めるように、前記筒状部の内周面を撮像可能に設置される撮像部とを備えることを特徴とする界面検出ユニット。
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JP2015160817A JP6329519B2 (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 血液分離装置および界面検出ユニット |
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EP1639341B1 (en) * | 2003-07-02 | 2010-06-30 | CaridianBCT, Inc. | Monitoring and control system for blood processing |
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- 2015-08-18 JP JP2015160817A patent/JP6329519B2/ja not_active Expired - Fee Related
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