JP6328444B2 - 消防用ノズル - Google Patents
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Description
より具体的には、本発明は、消防用ホースの先端部に装着され、前記消防用ホースから供給される流体を放出させる消防用ノズルであって、ノズル外筒部と、前記ノズル外筒部に内装されるノズル内筒部と、前記ノズル外筒部の外側に設けられるグリップ部とを備え、前記ノズル内筒部の内側には、前記流体を流通させる流通路と、前記流体の放出量と放出角度に関与するノズルチップを取り付けるノズルチップ取付部とが設けられ、前記ノズル外筒部の先端開口部が流体放出口として機能し、前記先端開口部の周囲には自衛放水噴出孔が形成され、前記ノズル外筒部の内側には、前記ノズルチップと当接し得るノズルチップ当接部が設けられ、前記ノズル外筒部と前記ノズル内筒部とが螺動すべく構成され、前記ノズルチップ当接部と前記ノズルチップとの間隔が、前記ノズル外筒部と前記ノズル内筒部との螺動状態にて制御可能であり、前記グリップ部を前記ノズル外筒部に対して軸方向に摺動することによって、前記自衛放水噴出孔の開口状態を制御可能であって、前記ノズルチップと前記ノズルチップ当接部を含んで構成される先端側止水機構と、前記ノズル外筒部の内側に設けられる基端側止水機構とを備え、前記基端側止水機構は、前記ノズルチップ取付部の外周に突出形成された環状部材と、前記ノズル外筒部の内周に形成され前記環状部材と当接し得る環状部材当接部とを含んで構成されており、前記環状部材は、金属層と樹脂層からなる二層構造を有し、前記金属層は前記流体の流通方向の上流側に配設され、前記樹脂層は前記流体の流通方向の下流側に配設されており、前記環状部材の前記金属層は、前記流体の流圧によって前記ノズルチップ取付部上を移動可能となるように配設されていることを特徴としている。
以下、本発明を消防用ホースの先端部に装着される消防用ノズル100に具体化した第一実施形態を図1〜図4を参照しながら説明する。なお、消防用ノズル100は、ポンプ動力等を用いて圧送され、消防用ホースから供給される水(以下、圧力消火水)を放水させるものである。
同図2(a)に示すように、消防用ノズル100では、ノズル外筒部10と、ノズル外筒部10に内装されるノズル内筒部20と、ノズル外筒部10の外側に設けられるグリップ部40とが同軸心に配設されている。消防士等の使用者はグリップ部40を把持して各種操作を行う。
ノズル外筒部10をノズル内筒部20に対して回転操作することにより、ノズル外筒部10はノズル内筒部20に対して軸方向に移動する。また、ノズル外筒部10とノズル内筒部20の嵌合面間は、ノズル内筒部20に形成されたノズル間Oリング孔11aに収容されたノズル間Oリング11で止水されている。
図2(a)および(b)に示すように、グリップ部40がノズル外筒部10に対して最も前進した位置にある場合、第一自衛放水噴出路14と第一Oリング孔14aとの連通部分は第一Oリング17でシールされている。
なお、グリップ部40がノズル外筒部10に対して同図3に示す位置より更に後退することは、ストッパーリング12により抑制されている。
消防士等の使用者は、片方の手で接続管50を把持してノズル内筒部20を固定することで、他方の手を用いてノズル外筒部10をノズル内筒部20に対して螺動させたり、グリップ部40を軸方向に摺動させることができるようになる。
(1)本実施形態によれば、ノズル外筒部10とノズル内筒部20との螺動状態を変更したり、グリップ部40を摺動させることで、放水状態を切り替えたり、放水の停止と放水とを切り替えることができる。このように、簡易な構成を備え、切り替え等の操作が容易な消防用ノズルを提供することができる。
以下、本発明を具体化した第二実施形態を上記第一実施形態と異なる点を中心に図5および図6に基づいて説明する。なお、これら図5および図6において、第一実施形態にて説明した各要素と同一の要素についてはそれぞれ同一の符号を示しており、それら要素についての重複する説明は割愛する。
同図6(b)に示すように、ノズル内筒部20がノズル外筒部10に対して前進すると、回転羽根28もノズル内筒部20とともにノズル外筒部10に対して前進する。
(7)従来の消防用ノズルでは、圧力消火水がノズルチップ23とノズルチップ当接部13との間から外側に拡散するように放水されており、放水中心部に適切に水流が集中しないという問題があった。この点、本実施形態では、ノズルチップ23とノズルチップ当接部13との間から放水された圧力消火水は、この圧力消火水の流圧で回転する回転羽根28に衝突し、放水中心部に向かって散水される。したがって、放水中心部に適切に水流を集中させることができる。
以下、本発明を具体化した第三実施形態を上記第二実施形態と異なる点を中心に図7〜図10に基づいて説明する。なお、これら図7〜図10において、第二実施形態にて説明した各要素と同一の要素についてはそれぞれ同一の符号を示しており、それら要素についての重複する説明は割愛する。
同図7に示すように、本実施形態にかかる消防用ノズル300は、ノズルチップ23とノズルチップ当接部13を含んで構成される部位を先端側止水機構32として備える。また、ノズル内筒部20内に基端側止水機構31を備える。
また、第一自衛放水噴出路14に平行に延びる第二自衛放水噴出路15、第二Oリング18を収容する第二Oリング孔15a、および第二圧力調整孔15bが形成されている。第二圧力調整孔15bは、一端は第二Oリング孔15aに連通し、他端は外部に連通している。
同図8(a)に示すように、ノズル外筒部10をノズル内筒部20に対してわずかに螺動させ、ノズル内筒部20をノズル外筒部10に対してわずかに前進させると、ノズルチップ23がノズルチップ当接部13からわずかに離間する。このとき、圧力消火水は、流通路25の軸方向と同軸方向にのみ放水される(直流放水)。
同図8(b)に示すように、ノズル外筒部10をノズル内筒部20に対してさらに螺動させ、ノズル内筒部20をノズル外筒部10に対してさらに前進させると、ノズルチップ23がノズルチップ当接部13からさらに離間する。このときの圧力消火水の最大放水角は最大θ1となる。
同図8(d)に示すように、ノズル外筒部10をノズル内筒部20に対してさらに螺動させ、ノズル内筒部20をノズル外筒部10に対してさらに前進させると、ノズルチップ23がノズルチップ当接部13からさらに離間する。このときの圧力消火水の最大放水角は、θ2よりも大きいθ3となる。
同図9(a)に示すように、グリップ部40をノズル外筒部10に対して後退させると、第一自衛放水噴出路14が外部に連通する。このとき、ノズルチップ23がノズルチップ当接部13から離間していると、圧力消火水の一部が第一自衛放水噴出路14を通じて外部に放水される。第一自衛放水噴出路14は、消防用ノズル300の軸方向に対して直交しているため、圧力消火水は流通方向と直交する方向に放水される。
同図10(a)に示すように、ノズル内筒部20がノズル外筒部10に対して最も前進すると、環状パッキン33は、基端側当接部37に当接する。これにより、流通路25は閉塞され、放水は停止される。
(11)本実施形態によれば、先端側止水機構32に加えて、基端側止水機構31が設けられているため、先端側止水機構32による放水の停止が不能となった場合であっても、基端側止水機構31を用いて放水を停止することができる。
なお、この発明にかかる消防用ノズルは、上記実施形態にて例示した構成に限定されるものではなく、同実施の形態を適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。また以下の各変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
11…ノズル間Oリング
11a…ノズル間Oリング孔
12…ストッパーリング
13…ノズルチップ当接部
14…第一自衛放水噴出路
14a…第一Oリング孔
14b…第一圧力調整孔
15…第二自衛放水噴出路
15a…第二Oリング孔
15b…第二圧力調整孔
16…案内溝
17…第一Oリング
18…第二Oリング
19…先端開口部
20…ノズル内筒部
21…ノズルチップ取付部
22…オリフィス部
23…ノズルチップ
25…流通路
28…回転羽根
29…軸受部
30…ねじ
31…基端側止水機構
32…先端側止水機構
33…環状パッキン
34…耐火部材
35…回転機構
36…基端側止水部材
37…基端側当接部
40…グリップ部
50…接続管
100…消防用ノズル(第一実施形態にかかる消防用ノズル)
200…消防用ノズル(第二実施形態にかかる消防用ノズル)
300…消防用ノズル(第三実施形態にかかる消防用ノズル)
Claims (1)
- 消防用ホースの先端部に装着され、前記消防用ホースから供給される流体を放出させる消防用ノズルであって、
ノズル外筒部と、前記ノズル外筒部に内装されるノズル内筒部と、前記ノズル外筒部の外側に設けられるグリップ部とを備え、
前記ノズル内筒部の内側には、前記流体を流通させる流通路と、前記流体の放出量と放出角度に関与するノズルチップを取り付けるノズルチップ取付部とが設けられ、
前記ノズル外筒部の先端開口部が流体放出口として機能し、前記先端開口部の周囲には自衛放水噴出孔が形成され、前記ノズル外筒部の内側には、前記ノズルチップと当接し得るノズルチップ当接部が設けられ、
前記ノズル外筒部と前記ノズル内筒部とが螺動すべく構成され、前記ノズルチップ当接部と前記ノズルチップとの間隔が、前記ノズル外筒部と前記ノズル内筒部との螺動状態にて制御可能であり、
前記グリップ部を前記ノズル外筒部に対して軸方向に摺動することによって、前記自衛放水噴出孔の開口状態を制御可能であって、
前記ノズルチップと前記ノズルチップ当接部を含んで構成される先端側止水機構と、
前記ノズル外筒部の内側に設けられる基端側止水機構とを備え、
前記基端側止水機構は、前記ノズルチップ取付部の外周に突出形成された環状部材と、前記ノズル外筒部の内周に形成され前記環状部材と当接し得る環状部材当接部とを含んで構成されており、
前記環状部材は、金属層と樹脂層からなる二層構造を有し、前記金属層は前記流体の流通方向の上流側に配設され、前記樹脂層は前記流体の流通方向の下流側に配設されており、
前記環状部材の前記金属層は、前記流体の流圧によって前記ノズルチップ取付部上を移動可能となるように配設されている
ことを特徴とする消防用ノズル。
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