JP6327905B2 - 血圧計 - Google Patents

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Description

本発明は、血圧計に関する。
上腕部などの生体の一部にカフを巻き、加圧ポンプによりカフに空気を送って、カフの内部の圧力を高め、その後、カフから徐々に排気して減圧する過程で血圧を測定する自動血圧計がある。自動血圧計には、特許文献1に記載されているような、24時間以上にわたって血圧を繰り返し測定するものがある。
特開2010−194202号公報
長時間にわたり繰り返し血圧を測定する場合、夜間などの静かな時にも血圧測定を行う必要がある。夜間では、電動の加圧ポンプによりカフへ空気を送る際の、加圧ポンプの作動音が問題になる。また日中でも、血圧測定時の加圧ポンプの作動音を気にする人もいる。加圧ポンプの作動音が小さい、例えば圧電素子を駆動に使ったポンプもあるが、圧電素子を使ったポンプは送気量が少ないので、カフの圧力を高めるのに時間がかかる。そのために、測定部位を阻血している時間が長くなり被測定者の負担が大きくなる。本発明は、送気能力の小さいポンプで、被測定者の負担を増すことなく血圧測定可能な血圧計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の血圧計は、加圧ポンプと、圧力容器と、カフと、制御部とを有し、前記制御部は、血圧測定をする時刻情報を入力する入力部と、前記時刻情報に基づいて前記加圧ポンプの駆動を開始する第1時刻を決定する処理部とを有し、前記制御部は、前記第1時刻に、前記加圧ポンプと前記圧力容器とを連通させた状態で、前記加圧ポンプの駆動を開始することにより前記圧力容器の内部の圧力を高め、その後、前記加圧ポンプと前記圧力容器との連通を閉じ、前記加圧ポンプと前記カフとを連通させて、前記加圧ポンプを駆動し、前記カフの内部の圧力を、最低血圧を上限とした所定の圧力に高め、前記カフの内部が前記所定の圧力に達した状態において前記圧力容器と前記カフとを連通させた状態とすることにより、前記圧力容器から前記カフに空気の供給を開始し血圧の測定を行うことを特徴とする。
本発明によれば、送気能力の小さいポンプでも、被測定者の負担を増すことなく血圧測定可能である。
本発明の実施形態に係る血圧計の概略図。 本発明の実施形態に係る血圧計の概略図。 本発明の実施形態に係る血圧計の概略図。 本発明の実施形態に係る血圧計の装着形態。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施形態1]
本実施形態の血圧計について、図1により説明する。本実施形態の血圧計は、生体の上腕部に巻くカフ101、カフ101の圧力を高めるための空気を溜める圧力容器102、カフ101と圧力容器102に空気を送ってそれぞれの内部の圧力を高めるための加圧ポンプ103及び制御部104を備える。制御部104は血圧計全体を制御する。カフ101、圧力容器102及び加圧ポンプ103は空気の流路となるチューブで接続されている。チューブの途中には第1弁装置105及び第2弁装置106が設けられている。また、チューブには、一端が外部へ解放された第3弁装置108が設けられている。第1弁装置105、第2弁装置106、第3弁装置108は、以下に述べる機能を有すれば、それぞれ独立した弁である必要はない。圧力容器102には、血圧測定をするときに、予め制御部104により加圧ポンプ103が駆動されて空気が送られ、圧力容器102の内部の圧力が高められる。圧力容器102は所定の圧力に耐えられる剛性を持った、例えば500cc程度の容量の容器である。
カフ101、圧力容器102、加圧ポンプ103の間を接続するチューブの途中には、制御部104により開閉が制御される第1弁装置105及び第2弁装置106が設けられている。第1弁装置105は、その一端がチューブを介して加圧ポンプ103に接続され、その他端はチューブを介して圧力容器102に接続されている。第2弁装置106は、その一端がチューブを介して加圧ポンプ103に接続され、その他端はチューブを介してカフ101に接続されている。第1弁装置105の加圧ポンプ103側の一端に接続されたチューブと第2弁装置106の加圧ポンプ103側の一端に接続されたチューブとは連結されて加圧ポンプ103に接続されている。
第1弁装置105の加圧ポンプ103側の一端と第2弁装置106の加圧ポンプ103側の一端とが連結された箇所には、圧力を測定する圧力センサ107が設けられている。圧力センサ107により測定された圧力データは制御部104へ入力されて、血圧測定や各部の制御に用いられる。また第2弁装置106のカフ101側の他端とカフ101との間には、カフ101の空気袋の空気を排気するための排気用の第3弁装置108が設けられている。制御部104は、圧力センサ107が測定した圧力値や内蔵された時計からの時刻情報に基づいて加圧ポンプ103、第1弁装置105、第2弁装置106、第3弁装置108を制御する。また、制御部104は圧力センサ107が測定した圧力値の情報から脈波信号を分離して、血圧を測定する。制御部104には、血圧測定時刻や測定時間間隔などの時刻情報をユーザが入力するための入力部109と入力した情報や測定した血圧値などを表示する表示部110とが接続されている。
制御部104は、ユーザにより設定された時刻情報に基づいて、加圧ポンプ103の駆動を開始する第1時刻t11を計算して決定するスケジューリング部141と第1時刻t11を記憶するメモリ142を有している。第1時刻t11は、加圧ポンプ103により圧力容器102を所定の値、例えば300mmHgにするのに要する時間を考慮して、スケジューリング部141が、ユーザが設定した時刻情報に基づく測定時刻の所定時間前に設定される。
次に、本実施形態の血圧計の動作について説明する。制御部104は時計を持っており、スケジューリング部141が決定した第1時刻t11になったら、血圧測定の準備を開始する。第1時刻t11になると制御部104は、第1弁装置105を開き、第2弁装置106を閉じ、圧力容器102と加圧ポンプ103を連通させた状態にする。次に、制御部104は、加圧ポンプ103を駆動して空気の送気を開始する。送気された空気は第1弁装置105を介して圧力容器102に送られて、圧力容器102の内部の圧力を高める。
圧力容器102と加圧ポンプ103が連通している状態では、圧力センサ107は、圧力容器102の内部の圧力値を出力する。圧力センサ107が測定した圧力値は制御部104に送られる。圧力容器102の内部の圧力が所定の圧力、例えば、300mmHgに達したことを時刻t12で圧力センサ107が検出すると、制御部104は、圧力容器102の内部の圧力が所定の値になったことを判定して、第1弁装置105および第3弁装置108を閉じ、第2弁装置106を開く。
時刻t13から制御部104は加圧ポンプ103を駆動して、カフ101への送気を開始する。この加圧ポンプ103によるカフ101への予備的な加圧は、血圧測定の準備のために、カフ101とカフ101が巻かれた上腕部との間のデッドボリュームを減少させるために行われる。加圧ポンプ103の駆動により、カフ101の空気袋は膨らみ、カフ101と生体の上腕部との間のデッドボリュームが減少させられる。加圧は、カフ101が上腕部を阻血する前に終了される。加圧の終了は、カフ101の内部の圧力で判断される。時刻t13では第1弁装置105が閉じ、第2弁装置106が開いているので、カフ101と圧力センサ107とは連通した状態にある。したがって、圧力センサ107はカフ101の内部の圧力を測定している。カフ101の圧力が最低血圧を上限とした所定の値、例えば50mmHgに達したことを圧力センサ107が検出すると、制御部104はカフ101のデッドボリュームがほぼ解消したと判断し、第1弁装置105を時刻t14で開く。すると、カフ101と圧力容器102とは連通した状態になり、圧力容器102に蓄えられていた高い圧力の圧縮空気がカフ101へ流れ込み、カフ101の圧力を一気に高くする。このとき圧力センサ107は、圧力容器102からカフ101へ空気が流れこむことによるカフ101の内部の圧力の変化を検出している。制御部104は、圧力センサ107により、時刻t15において圧力の変化が所定の値に収まったことを検出すると、カフ101の内部の圧力が安定したと判定して、第1弁装置105を閉じる。
ここで、t14でカフ101内の圧力が所定圧に達したことを検知し、第1弁装置105及び第2弁装置106を開いてカフ101と圧力容器102とを連通した際に、加圧ポンプ103を停止せず、そのまま加圧し続けてもよい。また、圧力容器102とカフ101を連通し、圧力容器102内の圧縮空気をカフ101へ送る際に、第1弁装置105を制御して送気量をコントロールすることも可能である。その場合、圧力センサ107で検知した脈波を制御部104で処理し、カフ101の加圧を停止する圧を厳密にコントロールしたり、昇圧中の血圧測定も可能となる。また、圧力容器102の所定圧までの加圧と、カフ101の予備的な加圧の順は逆にしてもよい。
時刻t15において圧力センサ107が検出した圧力が生体の最高血圧を測定するのに十分に高い圧力であれば、制御部104は血圧測定を開始する。制御部104が、圧力センサ107が検出した圧力が最高血圧を測定するのには低く、圧力が不足していると判断した場合には、制御部104は時刻t15から加圧ポンプ103をさらに駆動する。加圧ポンプ103の駆動により、カフ101の内部の圧力を、最高血圧を測定するのに十分な所定の圧力、例えば180mmHgまで高める。圧力センサ107が所定の圧力を時刻t16で検出すると、制御部104は加圧ポンプ103の駆動を停止して、血圧測定を開始する。制御部104は、排気用の第3弁装置108を制御して、例えば3〜5mmHg/sでカフ101の圧力を低下させる。制御部104は、カフ101の圧力を低下させながら、圧力センサ107から入力される圧力変化から脈波を検出、処理して血圧測定を行う。制御部104は、最高血圧と最低血圧を測定すると、最低血圧を測定した時刻t17の一定時間後に、第1、2、3弁装置を開いてカフ101及び圧力容器102の空気を排気し、この時刻での血圧の測定を終了する。制御部104は、測定した血圧値を表示してもよいし、時刻に対応させて血圧値を記憶してもよい。血圧値と時刻を記憶した場合は、血圧値と時刻とのデータは後で記憶装置から読み出してもよい。
制御部104のスケジューリング部141には、測定時刻を補正する手段を設けることができる。測定時刻に対して決定した第1時刻t11から圧力容器102の加圧を開始し、その後カフ101を予備的に加圧した後の、時刻t14から圧力容器102によるカフ101の加圧が開始される。時刻t14を、血圧測定を開始する時刻とした場合に、時刻t14が設定された時刻より早かったり遅かったりする場合がある。そこで、スケジューリング部141は、設定された時刻情報に基づく測定時刻と実際の時刻t14との差に応じて、補正値を求めて、時刻t11を決定するときの計算に反映してもよい。また、制御部104は、測定した最低血圧値に基づいて、時刻t13から開始するカフ101への予備的な加圧を終了する圧力値を決定することができる。例えば、繰り返し計測対象となっている生体の最低血圧値が80mmHgであることが測定により分かっている時は、所定値、例えば最低血圧値から20mmHg引いた60mmHg、あるいは約6割の圧力値50mmHgをデッドボリュームが解消したと判断する圧力値にする。生体にとって阻血による負担の少ない適切な圧力値を設定でき、無駄な加圧時間を減らすこともできる。
本実施形態により、血圧測定をする前に圧力容器102に圧力の高い空気を蓄えておき、測定時刻にカフ101の圧力を一気に高めることにより、血圧測定をより正確なスケジュールで実行できる。また、血圧測定時にカフ101の圧力を高めるのに要する時間を短縮できるので、カフへ加圧するときに上腕部が圧迫される時間を短縮し、阻血による負担を小さくできる。圧力容器102へ空気を供給するときに、加圧ポンプ103として送気能力は低いが低騒音の圧電素子を使ったポンプを使う場合も、事前に圧力容器102に加圧した空気を使って、測定時刻に一気にカフ101を加圧することができるので、阻血による負担を軽減することができ、正確なスケジュールで血圧測定をすることができる。通常の電動ポンプを、圧力容器102の加圧時には送気能力を低下させて、作動音を小さくして使ってもよく、その場合も正確なスケジュールで血圧測定をすることができる。また、カフ101のデッドボリューム分の送気量は加圧ポンプ103によって供給されるので、その分、圧力容器102のサイズを小さくできるとともに、圧力容器102内の圧力を低く抑えることができ、携帯性や安全性の面で優れている。また、本実施形態では圧力センサ1つで、圧力容器102の圧力の検出と血圧測定を行うことができる。
[実施形態2]
本実施形態について図2により説明する。本実施形態では、圧力容器202の内部の圧力を高めるときに、制御部204により所定時間、加圧ポンプ203を駆動して行う。実施形態1と重複する説明は省略する。本実施形態の血圧計は、生体の上腕部に巻くカフ201、カフ201の圧力を高めるための空気を溜める圧力容器202、カフ201と圧力容器202に空気を送ってそれぞれの内部の圧力を高めるための加圧ポンプ203及び制御部204を備える。カフ201、圧力容器202及び加圧ポンプ203は空気の流路となるチューブで接続されている。チューブの途中には第1弁装置205、第2弁装置206が設けられている。
カフ201、圧力容器202、加圧ポンプ203の間を接続するチューブの途中には、制御部204により開閉が制御される第1弁装置205及び第2弁装置206が設けられている。第1弁装置205は、その一端がチューブを介して加圧ポンプ203に接続され、その他端はチューブを介して圧力容器202に接続されている。第2弁装置206は、その一端がチューブを介して加圧ポンプ203に接続され、その他端はチューブを介してカフ201に接続されている。第1弁装置205の加圧ポンプ203側の一端と第2弁装置206の加圧ポンプ203側の一端とは連結されており、加圧ポンプ203に接続されている。
第2弁装置206のカフ201が接続されている側に、圧力センサ207と排気用の第3弁装置208が設けられている。圧力センサ207により測定された圧力データは制御部204へ入力されて、血圧測定や各部の制御に用いられる。制御部204は、圧力センサ207が測定した圧力値や内蔵された時計からの時刻情報に基づいて加圧ポンプ203、第1弁装置205、第2弁装置206、第3弁装置208を制御する。また、制御部204は、ユーザにより設定された時刻情報に基づいて、加圧ポンプ203の駆動を開始する第1時刻t21を計算して決定するスケジューリング部241と第1時刻t21を記憶するメモリ242を有している。第1時刻t21は加圧ポンプ203を駆動して圧力容器202の内部圧力を高めるのに要する時間などを考慮して、スケジューリング部241が、測定時刻の所定時間前に設定する。
次に、本実施形態の血圧計の動作について図2により説明する。制御部204は時計を持っており、スケジューリング部241が計算して求めた第1時刻t21になったら、血圧測定の準備を開始する。第1時刻t21になると、制御部204は、第1弁装置205を開き、第2弁装置206を閉じ、圧力容器202と加圧ポンプ203を連通させた状態にする。次に、制御部204は、加圧ポンプ203を駆動して空気の送気を開始する。送気された空気は第1弁装置205を介して圧力容器202に送られて、圧力容器202の内部の圧力を高める。制御部204は加圧ポンプ203を決められた時間、例えば70秒間駆動させる。70秒後、例えば時刻t22になると、制御部204は、第1弁装置205を閉じ、第2弁装置206を開き、圧力容器202への加圧を終了する。
時刻t22からカフ201と上腕部の間のデッドボリュームを減少させるための加圧が行われ、時刻t23で圧力センサ207が、カフ201の内部の圧力が所定の値、例えば50mmHgに達したことを検出すると、制御部204は第1弁装置205を開く。すると、圧力容器202とカフ201は連通され、圧力容器202に蓄えられていた高い圧力の圧縮空気がカフ201へ流れ込み、カフ201の圧力を一気に高くする。このとき圧力センサ207は、圧力容器202からカフ201へ空気が流れこむ圧力の変化を検出している。制御部204は、圧力センサ207の検出した圧力の変化を監視しており、時刻t24で圧力の変化が所定の値に収まったことを検出すると、カフ201の内部の圧力が安定したと判断して、第1弁装置205を閉じる。以後の動作は本実施形態1と同様である。
本実施形態では、圧力容器202の圧力を圧力センサで測定せず、圧力センサ207は第2弁装置206のカフ201側に設けている。例えば、圧力センサ207をカフ201近傍に設ける必要がある場合、あるいは、第1弁装置205、第2弁装置206、第3弁装置208を独立した弁として構成しないような場合で第1弁装置205と第2弁装置206の連接部に圧力センサ207を設けられない場合などでも、圧力容器202の加圧を加圧ポンプ203の駆動時間により行っているので、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
[実施形態3]
本実施形態は、圧力センサを2つ使用した例である。他の実施形態と重複する説明は省略する。本実施形態について図3により説明する。本実施形態の血圧計は、生体の上腕部に巻くカフ301、カフ301の圧力を高めるための空気を溜める圧力容器302、カフ301と圧力容器302に空気を送ってそれぞれの内部の圧力を高めるための加圧ポンプ303及び制御部304を備える。カフ301、圧力容器302及び加圧ポンプ303は空気の流路となるチューブで接続されている。チューブの途中には第1弁装置305、第2弁装置306が設けられている。
カフ301、圧力容器302、加圧ポンプ303の間を接続するチューブの途中には、制御部304により開閉が制御される第1弁装置305及び第2弁装置306が設けられている。第1弁装置305は、その一端がチューブを介して加圧ポンプ303に接続され、その他端はチューブを介して圧力容器302に接続されている。第2弁装置306は、その一端がチューブを介して加圧ポンプ303に接続され、その他端はチューブを介してカフ301に接続されている。第1弁装置305の加圧ポンプ303側の一端と第2弁装置306の加圧ポンプ303側の一端とは連結されており、加圧ポンプ303に接続されている。
第1弁装置305の圧力容器302側の一端に、圧力容器302の圧力を測定する圧力センサ307が設けられている。第2弁装置306のカフ301側の一端に圧力センサ311と排気用の第3弁装置308が設けられている。圧力センサ307、311により測定された圧力データは制御部304へ入力されて、各部の制御に用いられる。制御部304は圧力センサ311からのデータに基づいて血圧の測定も行う。制御部304には、ユーザにより設定された時刻情報に基づいて、加圧ポンプ303の駆動を開始する第1時刻t31を計算して決定するスケジューリング部341と第1時刻t31を記憶するメモリ342を有している。第1時刻t31は、加圧ポンプ303を駆動して圧力容器302の内部圧力を所定の圧力、例えば300mmHgに高めるのに要する時間などを考慮して、ユーザが設定した測定時刻の所定時間前に設定される。
第1時刻t31になると、制御部304は血圧測定の準備を開始する。制御部304は、第1弁装置305を開き、第2弁装置306を閉じ、圧力容器302と加圧ポンプ303を連通させた状態にする。次に、制御部304は、加圧ポンプ303を駆動して空気の送気を開始する。送気された空気は第1弁装置305を介して圧力容器302に送られて、圧力容器302の内部の圧力を高める。
圧力センサ307の出力には圧力容器302の圧力値が常に出力される。圧力センサ307の測定した圧力値は制御部304に送られる。圧力容器302の内部の圧力が所定の圧力、例えば、300mmHgに達したことを時刻t32で圧力センサ307が検出すると、制御部304は圧力センサ307からの出力を受け取る。制御部304は、時刻t32で第1弁装置305を閉じ、第2弁装置306を開くように第1弁装置305、第2弁装置306を制御する。
時刻t32から加圧ポンプ303はカフ301への送気を開始し、血圧の測定時刻前にカフ301の内部の圧力を高める。この加圧ポンプ303による加圧は、カフ301と上腕部の間のデッドボリュームを減少させるために行われる。この加圧は、カフ301が上腕部を阻血する前に終了する。終了は、カフ301の内部の圧力で判断される。時刻t33で圧力センサ311が、カフ301の内部の圧力が所定の値、例えば50mmHgに達したことを検出すると、制御部304は第1弁装置305を開く。すると、圧力容器302とカフ301は連通し、圧力容器302に蓄えられていた高い圧力の圧縮空気がカフ301へ流れ込み、カフ301の圧力を一気に高くする。このとき圧力センサ311は、圧力容器302からカフ301へ空気が流れこむ圧力の変化を検出している。制御部304は、圧力センサ311の検出した圧力の変化を監視しており、圧力の変化が所定の値に収まって安定したことを検出すると、時刻t34で制御部304は、第1弁装置305を閉じる。
時刻t34で圧力センサ311が検出した圧力が最高血圧を測定するのに十分に高い圧力であれば、制御部304は血圧測定を開始する。圧力センサ311が検出した圧力が、最高血圧を測定するのには低く、圧力が不足していると制御部304が判断した場合には、制御部304は時刻t34から加圧ポンプ303をさらに駆動する。圧力センサ311が所定の圧力を時刻t35で検出すると、制御部304は血圧測定を開始する。制御部304は、圧力センサ311から入力される圧力変化から脈波を検出・処理して血圧測定を行う。
本実施形態では、カフ301の圧力を測定する圧力センサ311と圧力容器302の内部の圧力を測定する圧力センサ307を持つ。例えば、圧力センサ311をカフ近傍に配置する必要があるような場合にも、圧力容器302の圧力を圧力センサ307で測定可能である。また圧力容器302内の圧力の柔軟な制御が可能になり、例えば、圧力容器302内の圧力が常に確認可能であるため、カフ301の予備加圧中に圧力容器内の圧力が下がった場合に、圧力容器302の再加圧なども可能となる。更に、圧力センサ307は所定の圧力になったかどうか検出するだけなので、コスト的に有利な低精度なセンサを用いることも可能である。
[実施形態4]
血圧計の形態としては図4(a)、(b)に示すように、圧力容器402を血圧計本体403に対して分離できる構造にできる。また、図4(b)に示すように血圧計本体403とカフ401を一体にしてもよい。圧力容器402は、血圧計本体403に対して着脱可能にしてもよい。圧力容器402が、血圧計本体403と接続する部分にはノーマルクローズの弁を設けておく。圧力容器402の内部の圧力を高めたまま、圧力容器402だけ取り外しておき、血圧測定時に血圧計本体403に接続することができる。また、通常に血圧計を使いたいときには、圧力容器402を外しておけるのでかさばらないで済む。

Claims (9)

  1. 加圧ポンプと、圧力容器と、カフと、制御部とを備えた血圧計であって、
    前記制御部は、血圧測定をする時刻情報を入力する入力部と、前記時刻情報に基づいて前記加圧ポンプの駆動を開始する第1時刻を決定する処理部とを有し、
    前記制御部は、前記第1時刻に、前記加圧ポンプと前記圧力容器とを連通させた状態で、前記加圧ポンプの駆動を開始することにより前記圧力容器の内部の圧力を高め、その後、前記加圧ポンプと前記圧力容器との連通を閉じ、前記加圧ポンプと前記カフとを連通させて、前記加圧ポンプを駆動し、前記カフの内部の圧力を、最低血圧を上限とした所定の圧力に高め、前記カフの内部が前記所定の圧力に達した状態において前記圧力容器と前記カフとを連通させた状態とすることにより、前記圧力容器から前記カフに空気の供給を開始し血圧の測定を行う
    ことを特徴とする血圧計。
  2. 前記加圧ポンプに接続された流路に一端が接続され、他端が前記圧力容器に接続された流路に接続されている第1弁装置と、前記加圧ポンプに接続された流路に一端が接続され、他端が前記カフに接続された流路に接続された第2弁装置とが設けられ、前記第1弁装置の前記一端と前記第2弁装置の前記一端に接続された流路は連結されており、
    前記制御部は、前記加圧ポンプと前記圧力容器を連通させるときは、前記第1弁装置を開き、前記第2弁装置を閉じ、前記圧力容器と前記カフを連通させるときは、前記第1弁装置及び第2弁装置を開き、前記加圧ポンプと前記カフを連通させるときは、前記第1弁装置を閉じ、前記第2弁装置を開く
    ことを特徴とする請求項1に記載の血圧計
  3. 前記第1弁装置はノーマルクローズであることを特徴とする請求項2に記載の血圧計
  4. 前記第1弁装置の前記一端と前記第2弁装置の前記一端とを連結する前記流路に、血圧を測定するための圧力センサを設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の血圧計
  5. 前記圧力容器と前記カフとを連通させた状態とすることにより、前記圧力容器から前記カフに空気を供給した状態で、前記カフの内部の圧力が血圧測定をするのに不足な場合ないし不足が想定される場合は、前記制御部は、前記加圧ポンプと前記カフを連通させた状態で、前記加圧ポンプを駆動して前記カフの内部の圧力を高めることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の血圧計。
  6. 前記制御部は、前記第1時刻に開始する前記加圧ポンプの駆動により、前記圧力容器の内部の圧力を決められた圧力まで高めることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の血圧計。
  7. 前記制御部は、前記第1時刻から前記加圧ポンプを決められた時間、駆動することにより前記圧力容器の内部の圧力を高めることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の血圧計。
  8. 前記圧力容器は着脱可能であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の血圧計。
  9. 前記加圧ポンプは、圧電素子により駆動されるポンプであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の血圧計。
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