JP6327270B2 - ターボ過給機付エンジン - Google Patents
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Description
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係るターボ過給機付エンジンを詳細に説明する。先ずは、当該エンジンの全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るターボ過給機付エンジン1の斜視図、図2は、エンジン1の上面図、図3は、エンジン1から、排気ガス浄化装置と各種ヒートインシュレータとを取り外した状態の斜視図である。また、図4は、エンジン1の要部を一部破断して示す斜視図、図5は、図1のV−V線断面図である。なお、図5においては、エンジン本体10を簡略的に示している。これら図1〜図5、及び他の図面において、前後、左右、上下の方向表示を付している。これは説明の便宜のためであり、実際の方向を必ずしも示すものではない。
上述の通り、マニホールドインシュレータ4は、周辺部品への熱害防止のためにエキゾーストマニホールド2の周囲を覆っている。しかし、エキゾーストマニホールド2を覆ったとしても、マニホールドインシュレータ4内に熱気を完全に閉じ込めることはできず、予期せぬ隙間から前記熱気が漏れ出し、周辺部品に熱害を与えることが想定される。そこで、本実施形態のマニホールドインシュレータ4は、熱気逃がし用の開口として、第1開口部G1及び第2開口部G2を備えている。第1開口部G1は、マニホールド上方空間S1に向けて開口し、第2開口部G2は過給機内空間S2に向けて開口しており、これら空間S1、S2へマニホールドインシュレータ4内の熱気を積極的に逃がす構造が備えられている。以下、当該熱気逃がし構造について、図6〜図11を参照して詳述する。
エキゾーストマニホールド2は、マニホールド型の排気通路20が形成された本体部のエンジン本体10側に入気側フランジ部21を(図9参照)、ターボ過給機3側に出気側フランジ部22を(図8参照)、それぞれ備えている。入気側フランジ部21はシリンダヘッド12に接続され、出気側フランジ部22はタービンヘッド321に接続される。このエキゾーストマニホールド2により、排気ポート121から排出される排気ガスが、ターボ過給機3の大タービン室31A及び小タービン室31Bに導かれる。
マニホールドインシュレータ4は、エキゾーストマニホールド2の形状に合わせて、前後方向に長い形状を有している。また、エキゾーストマニホールド2が前後方向中央付近に高上面部25を有していることから、マニホールドインシュレータ4もまた、その前後方向中央付近に、高上面部25を覆うように上方へ突出した凸状部43を有している。なお、本実施形態では、マニホールドインシュレータ4の底面にはインシュレータ機能を果たす壁部が存在しない例を示しているが、前記底面にも壁部を設けるようにしても良い。
図6を参照して、エンジン本体10における高温燃焼で生じた排気ガスがエキゾーストマニホールド2を通過すると、当該エキゾーストマニホールド2の外周面から熱気が発生する。エキゾーストマニホールド2の上方は、第1インシュレータ片41と第2インシュレータ片42との組合体によって覆われているので、前記熱気は周辺に無秩序には放散されない。前記熱気は、エキゾーストマニホールド2内において対流によって上昇するが、エキゾーストマニホールド2の上部には第1開口部G1及び第2開口部G2が設けられているので、これら開口部から前記熱気は外部に逃げ出すことになる。
以上説明した本実施形態に係るターボ過給機付エンジン1によれば、次のような作用効果を奏する。エンジン1は、タービンインシュレータ37(タービンケース)とエンジン本体インシュレータ14との間であって、マニホールドインシュレータ4の上方にマニホールド上方空間S1を備える。そして、マニホールドインシュレータ4は、エキゾーストマニホールド2とターボ過給機3との接続部位(出気側フランジ部22とタービン側フランジ部35との接続部)の上方位置に、マニホールド上方空間S1に向けて開口する熱気逃がし用の第1開口部G1を備える。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、次のような変形実施形態を取ることができる。
10 エンジン本体
12 シリンダヘッド
13 シリンダヘッドカバー
14 エンジン本体インシュレータ
2 エキゾーストマニホールド
25 高上面部
3 ターボ過給機
3A 大型ターボ
3B 小型ターボ
31A 大タービン室(タービン室)
31B 小タービン室
32 タービンハウジング(タービンケース)
37 タービンインシュレータ(タービンケース)
4 マニホールドインシュレータ
41 第1インシュレータ片
411 第1立ち壁部(立ち壁部)
412 第1上壁部(上壁部)
S1 マニホールド上方空間
G1 第1開口部(開口部)
G2 第2開口部
T1 基端部
T2 端縁部
Claims (6)
- 多気筒型のエンジン本体と、
前記エンジン本体に連結されるエキゾーストマニホールドと、
前記エキゾーストマニホールドから排気が供給されるタービン室を備え、該タービン室が前記エキゾーストマニホールドよりも上方に配置されたターボ過給機と、
前記エキゾーストマニホールドの周囲を覆うマニホールドインシュレータと、を備え、
前記ターボ過給機は、前記タービン室の周囲を覆うタービンケースを有し、
前記エンジン本体の前記タービンケースと対向する位置にエンジン本体インシュレータが配置され、
前記タービンケースとエンジン本体インシュレータとの間であって、前記マニホールドインシュレータの上方にはマニホールド上方空間が設けられ、
前記マニホールドインシュレータは、前記エキゾーストマニホールドと前記ターボ過給機との接続部位の上方位置に、前記マニホールド上方空間に向けて開口する熱気逃がし用の開口部を備え、
前記マニホールドインシュレータは、前記気筒配列方向に直交する断面において、上下方向に延びる立ち壁部と横方向に延出する上壁部とを備える逆L字型の形状を備え、
前記立ち壁部は、前記エンジン本体インシュレータの下方に連なるように配置され、
前記開口部は、前記上壁部によって一部が区画され、前記タービンケースに向かう方向を指向していることを特徴とするターボ過給機付エンジン。 - 請求項1に記載のターボ過給機付エンジンにおいて、
前記エキゾーストマニホールドは、前記ターボ過給機との接続部位の近傍に、前記多気筒の気筒配列方向において上面の高さが他の部分よりも高い高上面部を備え、
前記マニホールドインシュレータは、前記高上面部を覆う凸状部を備え、
前記開口部は、前記凸状部に配置されている、ターボ過給機付エンジン。 - 請求項2に記載のターボ過給機付エンジンにおいて、
前記上壁部は、前記立ち壁部に連なる基端部と、延出方向の先端である端縁部とを備え、前記端縁部は、前記開口部の一部を区画するものであり、
前記上壁部は、前記端縁部が前記基端部よりも高くなるよう、上方に傾斜している、ターボ過給機付エンジン。 - 請求項3に記載のターボ過給機付エンジンにおいて、
前記上壁部が延出する方向は、前記タービンケースに向かう方向である、ターボ過給機付エンジン。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のターボ過給機付エンジンにおいて、
前記エンジン本体は、排気ポートが形成されたシリンダヘッドと、該シリンダヘッドの上方に配置されたシリンダヘッドカバーとを備え、
前記エンジン本体インシュレータは、前記シリンダヘッドカバーの側方に配置されている、ターボ過給機付エンジン。 - 多気筒型のエンジン本体と、
前記エンジン本体に連結されるエキゾーストマニホールドと、
前記エキゾーストマニホールドから排気が供給されるタービン室を備え、該タービン室が前記エキゾーストマニホールドよりも上方に配置されたターボ過給機と、
前記エキゾーストマニホールドの周囲を覆うマニホールドインシュレータと、を備え、
前記ターボ過給機は、前記タービン室の周囲を覆うタービンケースを有し、
前記エンジン本体の前記タービンケースと対向する位置にエンジン本体インシュレータが配置され、
前記タービンケースとエンジン本体インシュレータとの間であって、前記マニホールドインシュレータの上方にはマニホールド上方空間が設けられ、
前記マニホールドインシュレータは、前記エキゾーストマニホールドと前記ターボ過給機との接続部位の上方位置に、前記マニホールド上方空間に向けて開口する熱気逃がし用の開口部を備え、
前記タービンケースは、前記タービン室及びガス通路を区画するタービンハウジングと、該タービンハウジングを覆うタービンインシュレータとを含み、
前記マニホールド上方空間は、前記エンジン本体インシュレータと前記タービンインシュレータとの間の空間である、ターボ過給機付エンジン。
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