JP6326134B2 - 滑車 - Google Patents

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Description

本発明は、滑車の分野、より具体的にはロープを反転させることができる滑車に関する。
複数の種類の滑車が市販されている。
第1の種類の滑車は、ロープが綱車(溝を有する滑車輪)の中央凹部を通る際に反転させることができる綱車である。
これらの低摩擦綱車では、回転する要素が無いため、あらゆるケースにおいて堅牢性/重量/価格が互いに関係している。摩擦抵抗は、反転対象ロープの繊維および綱車の固定に用いる繊維のみに生じる。この製品は、信頼性が保証されているため、外洋レース船で普及しつつある。その主な短所は、滑車の中心を通るロープによる摩擦の発生が増え、その結果、従来の滑車よりもロープを動かすためにより大量のエネルギーを要する点である。
第2の種類の滑車は、ボールベアリング綱車、すなわちボールベアリングにより回転する綱車を有する滑車を含んでいる。そのボールベアリング綱車の摩擦係数は極めて小さい。この種の滑車は極めて効率的であり、段階的に力を弱める複雑なシステムの構築を可能にする。これらの滑車の短所は、重い荷重に用いる場合に高価である点である。これらはまた、ボールベアリングの存在に起因して保守および定期点検を必要とする。別の短所は、軸、横方向面、または係合位置が破損した場合、ロープと係合位置の接続部が破損してシステム全体に付随的損傷が及ぶことである。更に、重い荷重用に構成されたボール型滑車の性能もまた重い。例えば、航海分野において、これらの短所は船舶の性能にとって有害である。
本発明の目的は、上記の短所を克服して、重量軽減のために、大きな荷重負担能力を有しながら、反転対象ロープにおける摩擦の発生を減らすべく改良された滑車を提供することである。
本発明は、
・2個の対向する長手面、横方向中央凹部、およびロープを反転させるべく設けられた環状溝を形成する凹外面を含み、中央凹部と凹外面とが互いに固定されている一体鋳造綱車と、
・綱車の中央凹部を通って伸長する綱車の固定ロープであって、中央凹部と直接接触する、綱車の固定ロープと、
・固定ロープを綱車の長手面から分離すべく配置されたスペーサ要素と
を含む滑車を提案するものである。
滑車は、綱車の環状溝を通って伸長するロープ(撚り合わされた糸からなる、長く、柔軟性および耐久性のある丸い部材)の反転を可能にする。綱車は、運動の伝達に用いる車輪状の構成要素である。綱車は、綱車の固定ロープにより所定位置に保持される。綱車は、固定ロープの周りを自由に回転し、スペーサ要素は、固定ロープと綱車との摩擦の発生を減らすべくロープを分離することを目的としている。
従来技術のボールベアリングを有する滑車と比較して、現在の滑車は、ボールベアリングに関する一切の保守を必要としない。軽量性、価格、および低摩擦による性能に関する利点により、本発明の滑車は極めて有利である。
これは、滑車が耐久性、軽量性、妥当な価格、および特に低摩擦を合わせて備えているためである。その結果ユーザーにとり、重い荷重が掛かった状態で使用していても軽量性および安全性を保ちながら、中央凹部によりロープが反転された際の綱車の使用に関する取扱いが極めて容易になる。
スペーサ要素は、綱車における摩擦の発生を減らす役割を果たす。この構成により、スペーサ要素は、固定ロープの圧縮により係止されることなく綱車を回転させることができる。綱車が固定ロープの周りを回転できることで、摩擦の発生を最小限に抑えることができる。
本発明による滑車は、使用時の安全性が向上している。例えば、綱車が破損した場合、反転されたロープは固定ロープにより係止されたままになる。このような破損は、反転されたロープに過剰な荷重が掛かった結果生じ得る。
本発明による一態様によれば、スペーサ要素は、綱車の長手面に対して横方向に突出する2個の終端を含み、2個の突出終端は固定ロープを当接させて収容すべく配置されている。
このように、固定ロープは、綱車の長手面から横方向に離されている。このように、固定ロープはまた、綱車をスペーサ要素に対して所定位置に保持する役割を果たし、構成要素が少ないため組み立てが容易になって組み立てコストが最適化される。
本発明の別の態様によれば、スペーサ要素は、綱車の長手面の両側に配置された2個の固定手段を含み、固定手段は固定ロープをスペーサ要素に固定すべく設けられている。
本発明の別の態様によれば、綱車の回転軸を通って伸長する横方向平面において、回転軸と平行なスペーサ要素の長手軸に沿って測定されたスペーサ要素の長さは、綱車の長手面を分離する距離よりも長く、その距離は綱車の回転軸に沿って画定される。特定の実施形態において、スペーサ要素の長さは、綱車の長手面が離れている距離の最低1.5倍、有利には2倍である。
滑車の横方向平面は、綱車とスペーサ要素とを組み立てる際に画定される。スペーサ要素の長さは、回転軸を通って伸長する横方向平面の長手軸に沿って測定されたスペーサ要素の2個の終端間の距離である。
また本発明によれば、固定ロープは綱車から、綱車の各側で1方向として2方向へ遠ざかり、その2方向は10°〜180°、好ましくは80°〜120°の角度を共になす。このように、摩擦の発生は減少する。この角度は滑車の動作位置、すなわち綱車が固定ロープにより保持された際に画定される。
別の好適な態様によれば、スペーサ要素は、綱車の誘導溝を含み、誘導溝は綱車の少なくとも一部を覆うべく設けられている。
このように、誘導溝が一方向への摩擦により綱車を保持できるため、積載を行う間に綱車がピボット回転したり、スペーサ要素を除去したりすることが防止できる。更に、この構成はロープが綱車から外れないようにする。
固定ロープは、綱車の中央凹部を通って伸長する少なくとも2個のストランドを含んでいてよい。有利には、スペーサ要素は、2個のストランドを綱車の長手面と平行に分離すべく配置されている。代替的に、少なくとも2個のストランドは隣接していてよい。
好ましくは、綱車の固定ロープは無限ループを形成する。例えば、無限ループによりスペーサ要素を綱車に対して保持することができる。ループは、滑車の組み立ておよび分解を容易にすべくスペーサ要素から回収することができる。無限ループは、積載を行う間、綱車を保持して綱車を安定させることができる。この構成において、スペーサ要素は、固定ロープにより中央凹部の両側で形成される2個の索目を収容すると共に、2個の索目を貫通することにより滑車を固定可能にすべく配置されている。
より一般的に、滑車を固定すべく固定ロープを用いることにより、滑車を使用する間の安定性を更に向上させることができる。その理由は、スペーサ要素が破損した場合でも、反転されたロープが固定ロープにより係止状態に保たれるからである。
本発明の別の態様によれば、滑車は、中央凹部を各々通って伸長する複数の分離された固定ロープを含んでいる。滑車は、固定ロープに各々関連付けられている、固定ロープと同数のスペーサを含んでいてよい。
本発明の別の態様によれば、滑車は、
・各々が2個の対向する長手面、横方向中央凹部、およびロープを反転させるべく設けられた環状溝を形成する凹外面を含み、中央凹部と凹外面とが互いに固定されている複数の一体鋳造綱車と、
・綱車の各々に関連付けられていて、対応する綱車の中央凹部を通って伸長する固定ロープであって、関連する綱車の中央凹部と直接接触する固定ロープと、
・異なる固定ロープを、対応する綱車の長手面から横方向に移動させて分離すべく配置されたスペーサ要素と
を含んでいる。
綱車に対する固定ロープの摩擦により発生する熱の放射を向上させるべく、綱車は、中央凹部と接触する固定ロープの摩擦により発生する熱を対流により消散可能にするラジエータを含んでいる。
綱車に対する固定ロープの摩擦を抑制すべく、綱車は、潤滑剤を収容することを目的とし、且つ固定ロープと中央凹部との接触を潤滑させるべく設けられた空洞を含んでいる。
滑車の組み立てを容易にすべく、固定ロープは、中央凹部を通って伸長する閉ループ、および滑車を固定することを目的とする伸長部を含んでいる。
滑車は、中央凹部を通って伸長し、且つ中央凹部と直接接触するロープループにより形成されたベケットを含んでいてよい。
フィドルブロック型滑車の組立品において、滑車は、
・綱車の中央凹部を通って伸長し、且つ中央凹部と直接接触する、綱車の第2の固定ロープと、
・2個の対向する長手面、第2の横方向中央凹部、およびロープを反転させるべく設けられた環状溝を形成する第2の凹外面を含み、第2の中央凹部と第2の凹外面とが互いに固定されている第2の一体鋳造綱車と、
・第2の固定ロープを、2個の綱車の長手面から分離すべく配置された第2のスペーサ要素と
を更に含んでいる。
有利には、滑車は、固定ロープに過剰な力が掛かっていることを検知する手段を含んでいる。
有利には、滑車は、温度測定手段を含んでいる。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面に基づき記述する以下の説明を通じて理解されよう。以下の実施形態は非限定的に示すものである。以下の説明は、添付図面を参照しつつ読解されたい。
本発明の第1の実施形態による正面図である。 本発明の第1の実施形態による透視図である。 本発明の第1の実施形態の変型形態による正面図である。 第1の実施形態の変型形態を示す。 第1の実施形態の変型形態を示す。 第1の実施形態の別の変型形態を示す。 他の機能を有する構造をスペーサ要素が形成する実施形態を示す。 他の機能を有する構造をスペーサ要素が形成する実施形態を示す。 複数の綱車が同一スペーサ要素を共有する実施形態を示す。 スペーサ要素が固定された実施形態を示す。 固定ロープがフィラメントの巻きにより作られた実施形態を示す。 複数の固定ロープループが同一綱車に関連付けられている実施形態を示す。 複数の固定ロープループが同一綱車に関連付けられている実施形態を示す。 同一スペーサ要素が複数の綱車に関連付けられている実施形態を示す。 熱放射手段を有する綱車を示す。 熱放射手段を有する綱車を示す。 固定ロープとの接触部の潤滑を可能にする綱車を示す。 本発明による滑車の組立品を示す。 本発明による滑車の組立品を示す。 本発明による滑車の組立品を示す。 本発明による滑車の組立品を示す。 固定ロープが複合的である滑車を示す。 固定ロープがストラップにより形成されている滑車を示す。 本発明の概略試験図である。
図1、2に、本発明による滑車10の第1の実施形態を示す。滑車10は、2個の対向する長手面12、13、横方向中央凹部14、およびロープ16を反転させるべく設けられた環状溝を形成する凹外面15を含む綱車11を含んでいる。中央凹部14は、綱車11を通って一方の長手面から他方まで伸長する。綱車11は一体鋳造である。換言すれば、2個の長手面12、13、中央凹部14、および凹外面15は互いに固定されている。綱車11は、例えば鋳造または機械加工により作成された1個の機械部品として作成されていてよい。代替的に、綱車11は、機能的表面12、13、14および15が全て互いに固定された組立品を形成すべく、別々に作成された後で組み立てられた複数の機械部品を含んでいてよい。
綱車11は、2個の長手面12、13に垂直な軸Aの周りを回転することができる。綱車11は軸A周りの回転により生成される。滑車10はまた、綱車11の固定ロープ17を含んでいる。固定ロープ17の一部は綱車11の中央凹部14を通って伸長する。固定ロープ17は、中央凹部14内で、ほぼ軸Aに沿って伸長している。固定ロープ17は単一のストランドを有していてよい。代替的に、固定ロープ17は複数のストランドを有していてよい。図示する例において、固定ロープ17は、綱車11の2個の長手面12、13の両側で伸長する2個のストランド18、19を含んでいる。
滑車10は、固定ロープ17を綱車11の長手面12、13から横方向に分離すべく配置されたスペーサ要素20を含んでいる。綱車11は回転時に固定ロープ17に擦れる。スペーサ要素20が存在することで摩擦を減らすことができる。
スペーサ要素20は、綱車11の長手面12、13に対して横方向に突出する2個の終端22、23を含んでいる。2個の終端22、23は、固定ロープ17の2個のストランド18、19を当接させて収容すべく配置されている。このように、2個のストランド18、19は、滑車10を使用する間における摩擦の発生を減らしながら綱車11を保持する。スペーサ要素20の長さLは、綱車11の回転軸Aと平行な長手軸Bに沿った、スペーサ要素20の2個の終端22と23との間の距離である。固定ロープ17を綱車11の長手面12、13から分離すべく、長さLは長手面12と13との間の距離Mよりも長い。距離Mは軸Aに沿って画定される。
固定ロープ17を少なくとも2個のストランドとして作成することにより、2本の軸A、Bが平行である観点からの短所が抑制される。その理由は、ロープ16により綱車11に掛かる力の方向が変化することにより、2本の軸A、Bに垂直な軸Cの周りにスペーサ20に対する綱車11の回転が生じるためである。スペーサ要素20の幅Iは、長さLに垂直且つ各終端22、23における2個のストランド18、19のスペーサ要素20への当接を分離する距離である。幅Iは、スペーサ要素20に対する綱車11の軸Cの周りの回転を抑制する。幅Iは有利には、中央凹部14の最小直径Dよりも大きい。中央凹部14は軸Aの周りの回転により生じる。軸Aに垂直な中央凹部14の直径は、例えば軸Aの周りに伸長する「ディアボロ」型を得るために可変的である。中央凹部14の最小直径Dは従って、軸Cの領域に存在する。他の形式の中央凹部14も可能である。中央凹部14は、不変な円形断面を有する円筒形、楕円形、回転により生じた双曲面形等をなしていてよい。
換言すれば、スペーサ要素20は、綱車11の長手面12、13と平行な2個のストランド18、19を分離すべく配置されている。
2個のストランド18、19は完全に分離されていてよい。代替的に、図1、2に示す実施形態において、綱車11の固定ロープ17は無限ループを形成し、綱車11は従って、スペーサ要素20の形状に沿う複数の位置で固定ロープ17により保持されている。固定ロープ17の2個のストランド18、19は、綱車11の2個の長手面12、13とスペーサ要素20との間に、綱車11の両側における固定ロープ17の部分の間で画定されている。無限ループは、溝または凹部内でスペーサ要素20に固定されていて、形状はストランド18、19の形状にほぼ一致する。例えば、円形の横断面を有するストランド18、19の場合、ストランド18、19の収容を目的とする溝もまた、ほぼ半円形且つストランド18、19の横断面と同一直径の横断面を有している。このように、固定ロープ17は、スペーサ要素20に対して所定位置に固定される。
綱車11の固定ロープ17が無限ループを形成する変型形態において、固定ロープ17は、固定ロープ17により形成されて中央凹部14の両側に配置された2個の索目26、27により、両端が繋がっている。
スペーサ要素20は、2個の索目26、27を収容して、2個の索目26、27を通って伸長する滑車10を固定できるように配置されている。この目的のため、スペーサ要素20は、2個の索目26、27を通って外側要素が伸長できる開口部28を含んでいる。図示する例において、外側要素は、滑車10を固定することができるロープ29である。
固定ロープ17は、綱車11の両側の2方向31、32に向かって綱車11から遠ざかる。2方向31、32は10°〜180°、好ましくは80°〜120°の角度αを共になしている。その角度αは、主にスペーサ要素20の形状により画定され、ロープ16に掛かる力に応じて僅かに変化し得る。図1に示す例において、角度αは100°である。
スペーサ要素20はまた、綱車11の誘導溝34を含んでいてよい。誘導溝34は軸Cに沿って開口する。誘導溝34は綱車11の少なくとも一部を覆うべく設けられている。この明確な特徴により、綱車11が自身の位置から離れる、または反転対象ロープ16が綱車11の溝15から離れるのを防止する。
図3に、第1の実施形態の変型形態を示し、第1の実施形態の同一要素を示している。これらの差異は、固定ロープ17が同一軸に沿って綱車11遠ざかるようにスペーサ要素20が綱車11を覆っている点である。換言すれば、角度αは180°である。その後、固定ロープ2は、スペーサ要素20の形状に沿う。
図4a、4bに、固定ロープ17を保護可能にするキャップ36を含む滑車10の別の変型形態を示す。滑車は図4aに透視図として、図4bに分解図として示されている。2個の部分36a、36bにキャップ36が形成されていてよい。
図5に、滑車の固定部が剛体40に適合された滑車10の別の変型形態を更に示す。綱車11、スペーサ要素20、およびここでは2個のストランド18、19により形成された固定ロープ17が示されている。変型形態において、スペーサ要素20は、綱車11の2個の長手面12、13と平行に開く溝41を有している。溝41は、2個の索目26、27の間で開口する。スペーサ要素20は、溝41に垂直な孔42を含んでいる。溝41は剛体40の収容を目的とし、孔42は、スペーサ要素20と剛体40の両方を通って伸長する心棒43の収容を目的とする。心棒43は、スペーサ要素20を剛体40に接続可能にするネジであってよい。溝41および剛性要素40の寸法は、剛体40上のスペーサ要素20の位置を精密に画定すべく適合されていてよい。
図5に、スペーサ要素20に対する綱車11の所定位置での固定度合を向上させることができるスペーサ要素20の幅Iを明確に示す。所定位置への固定は変型形態において特に有利である。これは同時に、スペーサ要素20による剛体40に対する綱車11の所定位置への固定度合を向上させる。
図6、7に第2の実施形態を示す。第1の実施形態と同様に、滑車50は、2個の対向する長手面12、13、横方向中央凹部14、およびロープを反転させるべく設けられた環状溝を形成する凹外面15を含む綱車11を含んでいる。滑車50はまた、綱車11の固定ロープ17を含んでいる。固定ロープ17の一部は、綱車11の中央凹部14を通って伸長する。固定ロープ17は、綱車11の2個の長手面12、13の両側で伸長する2個のストランドを含んでいてよい。
滑車50はまた、綱車11の長手面の両側に配置された2個の固定手段52、53を含むスペーサ要素51を含んでいる。綱車11の固定ロープ17をスペーサ要素51に固定すべく固定手段が設けられている。このように、固定ロープ17により、固定ロープ17が綱車11の長手面12、13から横方向に、従って角度αが増大するように、離れることができる。角度αが大きくなるほど摩擦の発生が減る。
スペーサ要素51は、他の機能を実現できる構造内に作り込まれていてよい。図6、7に示す例において、スペーサ要素51は船舶のマストに作り込まれている。このようなマストは、中空の金属外殻部材として形成することができる。綱車11を内部に配置すべく外殻部材に第1開口部54が作成されている。他の2個の開口部55、56が、開口部54と対称に外殻部材に作成されている。2個の開口部55、56の各々により固定ロープ17の一方の終端を固定することができる。より具体的には、固定ロープ17の両終端は各々開口部55、56の一方を通って伸長し、各終端に取り付けられた保持要素57、58の各々により固定ロープ17の各終端を保持することができる。固定手段52、53は、開口部55、56と、保持要素57、58とを含んでいる。船舶マストは一般に、側面が凸面をなしている。固定ロープ17は従って、主に外殻部材内に配置することができる。保持要素57、58を備えた固定ロープ17の終端はマストの外側で伸長する。滑車50を用いて、例えば帆を揚げるための揚げ索のように、マストの壁を通って伸長するロープ16を誘導することができる。揚げ索はマスト内を伸長し、揚げ索はマストの底部で伸長してマストから突き出て操作可能になる。滑車50により、揚げ索をマストから離して、操作のため反転させることができる。固定ロープ17は無限ループであってよく、伸長して開口部55、56を介して突き出ている固定ロープ17の終端は、固定ロープ17に形成された索目59、60であってよい。保持要素57、58は、索目59、60内にすべり込ませたフィンガーであってよい。代替的に、固定ロープ17の各終端が固定的に結合されたフック、または綱車11を所定位置に固定すべくストランドまたは固定ロープ17の終端をスペーサ要素51に固定的に結合可能にする他の任意の手段を有していてよい。滑車50を、揚げ索等のロープ16を突き出させることが望ましいマストを例に説明してきた。当然、変型形態は、ロープ16が通って伸長する任意の種類の壁、すなわち、壁を通って伸長できるようにロープ16を支持する滑車を備えた壁にも利用可能である。
図8に、綱車11と同一回転軸に沿って互いに平行に配置された3個の綱車11を含む滑車65の第3の実施形態を示す。各綱車11は、第1の実施形態または第2の実施形態の説明と同一である。
滑車65はまた、綱車11の1個が各々で摺動可能な3個の溝67を含むスペーサ要素66を含んでいる。スペーサ要素66は、異なる綱車11で共通である。
固定ロープ17は、各々の溝67を貫通しながら、各綱車11の中央凹部14を通って伸長する。上述のように、固定ロープ17は、各綱車11の2個の長手面12、13の両側で伸長する。図示する構成において、固定ロープ17は無限ループを形成する。スペーサ要素66は、滑車65を固定可能にする開口部68を含んでいる。
第3の実施形態は当然、綱車11の個数に依らず適用することができる。
図9に、綱車11の長手面12、13に対して横方向に突出する2個の終端72および73を含む要素により滑車70のスペーサ要素71が形成されている別の実施形態を概略的に示す。2個の終端72および73は、固定ロープ17の終端を固定すべく配置される。固定ロープ17によりスペーサ要素71に掛かる力に最も良く耐えるためにスペーサ要素は金属製であってよい。
図10に、固定ロープ75が、より大きな直径を有する固定ロープ17と同一の荷重支持能力を有するように複数のより小さいループを含む実施形態を概略的に示す。固定ロープ75をフィラメントの巻きにより作ることが可能である。作るループの個数は、滑車が支える必要がある力に依存する。
図11、12に示す他の二つの実施形態によれば、単一の固定ロープ17よりも大きな荷重支持能力を有するように固定ロープ17が複数の無限ループを有していてもよい。固定ロープ17はまた、互いに固定された複数のストランドで構成されていてもよい。図11において固定ロープ17の各ループにスペーサ要素20が関連付けられている。図12においてスペーサ要素20は固定ロープ17の複数のループで共通である。
図11、12の二つの実施形態により、固定ロープ17に過剰な力が掛かっていることを検知する手段を作成することができる。例えば、同一綱車11関連付けられた固定ロープ17の一方の機械的強度を他方の固定ロープ17よりも弱くすることが可能である。より弱い強度は、固定ロープの断面が小さいか、または機械的強度が弱い材料により得られる。滑車が耐えられる最大名目荷重は、機械的強度が最も弱い固定ロープ17の断裂強度により画定することができる。この荷重を超えた場合、機械的強度が最も弱い固定ロープ17は破損し、滑車の動作の連続性を保証すべく他の固定ロープ(群)17が引き継ぐ。固定ロープ17のうち1個が破損することで、名目荷重を超えたことが視覚的に検知可能になり、滑車の交換が必要である旨の警告を可能にする。
代替的に、本発明による滑車において、例えば伸長に伴い抵抗が増大する耐性素子により形成された1個以上の変形ゲージ77を固定ロープ17に取り付ける等、過剰な力を検知する他の手段を用いてもよい。固定ロープ17が滑車の固定部に対して固定されているため、固定ロープ17を辿ることにより、変形ゲージ77を滑車の外側で測定手段に電気的に接続し、抵抗を測定すべく滑車を固定して、従って固定ロープ17に掛かる力を測定することが容易である。
図13に、同一のスペーサ要素80に複数の綱車11が関連付けられている実施形態を示す。各綱車11は、個別の固定ロープ17を有している。異なる固定ロープ17は全て同一のスペーサ要素80により保持されている。図示する例において、各綱車11の回転軸は互いに平行または共通である。広範な用途の滑車を用意すべく、異なる綱車の回転軸が互いに平行でないように綱車11を設けることも可能である。
図14、15に、熱放射手段を有する綱車11を示す。その理由は、綱車11が動作中に回転した場合、固定ロープ17と綱車11との摩擦により熱が生じ、有利には綱車11は、中央凹部14と接触して固定ロープ17の摩擦により生じた熱を対流により消散可能にするラジエータを含んでいる。図14において、ラジエータを形成するフィン85が環状溝15に配置されている。フィン85は、例えば軸Aに垂直に伸長する。図15において、フィン87は長手面12、13の一方または両方に配置されている。図15に示していないスペーサ要素20は有利には、固定ロープ17とフィン87との接触を防止する。
図16に、固定ロープ17との接触を潤滑可能にする綱車11を示す。その潤滑により、固定ロープ17と中央凹部14との接触領域での発熱を抑制することができる。潤滑は、固定ロープ17にグリース等の潤滑剤を単に配置することで得られる。これは、固定ロープ17をグリースで再コーティングするための定期的な作業が必要である。これらの作業の間隔を空けるべく、滑車に潤滑剤タンクを設けることが可能である。この目的のため、綱車11は、潤滑剤の収容を目的とする空洞90を含んでいる。空洞90は、固定ロープ17と中央凹部14との接触に潤滑させるべく配置されている。空洞90は、例えば軸Cに配置されている。
より一般的に、滑車は、中央凹部14と接触している固定ロープ17の摩擦により発生する熱の放射手段を含んでいる。図14、15に示すように、これらの手段は、例えば固定ロープ17内で伸長するチャネルにより、綱車11に配置されていても、または代替的にスペーサ20または固定ロープ17に配置されていてもよく、チャネルは熱を放射可能にする熱交換液の搬送を目的とする。
潤滑および外側への熱交換により滑車の発熱を抑制することができる。滑車はまた、例えば固定ロープ17に配置された温度測定手段を含んでいてよい。力センサに関して、例えば正または負の温度係数を有する抵抗を用いて温度センサ78を固定ロープ17内に配置することが可能である。また、温度閾値を超えた場合に変色可能な要素を固定ロープに配置することも可能である。色の変化は、滑車の交換が必要である旨を警告すべく閾値を超えたことを記録可能にすべく明確であってよい。
図17〜20に、本発明による滑車の異なる組立品を示す。各々の組立品は、これに特に適した実施形態を参照しながら記述されている。記述する異なる組立品が他の実施形態に利用できることは自明である。従って組立品の簡単な適合を行うことが意図されている。
図17は、図4a、4bに示す実施形態を引き継いでいる。スペーサ要素20は、キャップの2個の部分36a、36bの下に隠されている。固定ロープ17は無限ループを形成し、2個の索目26、27は軸Cの領域内で伸長してキャップ36から突き出る。ロープ29の一方の終端90が、滑車10を固定すべく2個の索目26、27を通って伸長する。終端29は閉ループ91を形成する。ロープ29の終端90で生じた結び目によりループ91を再び閉じることが可能である。有利には、ループ91は、ロープ29に生じた重ね継ぎにより再び閉じられる。
図18に、固定ロープ17が、中央凹部14を通って伸長する閉ループ95と、滑車10の固定を目的とする伸長部96とを含む滑車10の組立品の変型形態を示す。より具体的には、同一ロープが、綱車11を通って伸長する固定ロープとして、且つ滑車10を固定する手段として用いられる。組立品は、ロープの一方の終端97を綱車11を通すことにより実現可能である。終端97は、スペーサ要素20と当接させられ、次いで例えば重ね継ぎ98により再び閉じられる。重ね継ぎ98により形成された閉ループ95の外側で、ロープは、滑車10を固定可能にする伸長部96を形成すべく伸長する。
図19に、中央凹部14を通って伸長し、且つ中央凹部14と直接接触するロープループによりベケット100が形成された滑車10の組立品の変型形態を示す。図示する例において、ベケット100は、固定ロープ17から分離されたロープループにより形成される。代替的に、ベケット100を形成すべく固定ロープ17を伸長させてもよい。
滑車10の固定は、図示する例において、図17を参照して記述した固定方法と同様である。追加されたベケット100は特に、図19に示していないロープ16の固定点の作成を可能にする。固定点を、滑車10を用いる巻き上げに用いることができる。ベケット100は固定ロープ17から分離されている。ここではベケット100の存在を簡略的に示している。綱車11の長手面12、13からベケット100を遠ざけるべく配置されたスペーサ要素101を、ベケット100により作成されたループ内に配置することが可能である。
代替的に、スペーサ要素20に固定されていて綱車11から独立したロープループによりベケットが形成されていてもよい。
図20に、巻き上げを行うために非常に適した滑車10の組立品の変型形態を示す。「フィドル滑車」と呼ばれる一般的な組立品は、同一の担持構造に搭載された2個の綱車により形成された組立品を含んでいる。組立品は本明細書に述べる本発明に適している。本発明によるフィドル滑車を110で示す。より具体的には、滑車110は、上記と同様に第1の綱車11、第1のスペーサ要素20、および第1の固定ロープ17を含み、これらの特徴は上で述べられている。滑車110は更に、
・綱車11の中央凹部14を通って伸長し、且つ中央凹部14と直接接触する第1の綱車11の第2の固定ロープ117と、
・綱車11と同様であり、2個の対向する長手面112、113、第2の横方向中央凹部114、およびロープを反転させるべく設けられた環状溝を形成する第2の凹外面115を含み、第2の中央凹部114と第2の凹外面115とが互いに固定されている第2の一体鋳造綱車111と、
・第2の固定ロープ117を2個の綱車11、111の長手面12、13、112、113から遠ざけるべく配置された第2のスペーサ要素120と
を含んでいる。
全ての実施形態によれば、綱車11は有利には、なるべく滑らかで且つ応力の下で変形しない外観を有している。従って、使用可能な材料は限られており、主に金属または複合材料である。
例えば、以下に使用可能な金属および複合材料の非網羅的リストを示す。
− 純粋または陽極酸化アルミニウムまたはその誘導体、無加工または研磨済みステンレス鋼、処理済みまたは未処理チタン、鋳造アルミニウム等、
− 繊維(ポリアミド、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレタン等)が充填されていてもされていなくてもよい、プラスチック射出成形に基づく等方性複合材料、樹脂(エポキシ、ポリエステル、ビニルエステル、天然)および繊維(カーボン、ガラス、ケブラー、亜麻、セルロース)基づく異方性複合材料等。
これら2例は網羅的でなく、全てが、有利には軽量且つ腐食および紫外光に耐性を有すると共に、高水準の応力耐性を有している金属または複合材料を含んでいる。金属合金、帯電金属、およびカーボンまたはガラス繊維系の複合材料を用いてもよい。
同様に、全ての実施形態によれば、スペーサ要素20は高圧縮を受けないため、スペーサ要素の作成に用いる材料は、鋳造またはプラスチック射出成形から作成された材料に加え、綱車11のものと同一であってよい。スペーサ要素20は木製であってもよい。
全ての実施形態によれば、固定ロープ17は、有利には綱車11とスペーサ要素20の接続を保証する織物である。第1に、材料は、高水準の引っ張り強度を有し、且つ滑車の動作荷重に適していなければならない。次いで、摩擦の発生下でのその機械的特性も優れていなければならない。これら2条件に適合する繊維は殆ど無いが、各種繊維を互い混合することが可能である。使用可能な材料が多数あるのはこのためである。
例えば、固定ロープ17は、高弾性率ポリエチレン(または一般に「dyneema(登録商標)」または「spectra(登録商標)」と呼ばれ、以下ではdyneemaと表記)、高性能ポリエチレン、またはポリエチレンの部分構造等、単一の材料から作成される。材料は、軽量性、引っ張り強度、弱い伸長、外部攻撃(化学的、有機的、紫外線)に対する耐性、低摩擦係数、および合理的なコストを併せ持つ。有利には、単一の材料を用いることで、効率、品質および価格の最適な組合せが得られる。
例えば、図21に示すような別の例において、例えば、芯125と呼ばれる内部構造部分およびカバー126と呼ばれる保護部分を含む複数の材料の混合物が用いられる。芯125は引っ張り耐性が極めて高い繊維であってよく、カバー126については摩擦係数が低い繊維を用いてもよい。以下に多くの可能な例を示す。
− dyneemaの芯、dyneemaまたはdyneema/テフロン(登録商標)混合物のカバー、
− アラミドの芯、dyneemaまたはdyneema/テフロン混合物のカバー、
− ベクトランの芯、dyneemaまたはdyneema/テフロン混合物のカバー、
− PBO(ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール)の芯、dyneemaまたはdyneema/テフロン混合物のカバー、
− 延伸済みポリエステルの芯、dyneemaまたはdyneema/テフロン混合物のカバー、
− 金属編みにより形成された芯、およびdyneemaのカバー。
しかし、複数の繊維の混合物は、時間の経過に伴い性能レベルおよび耐性が低下するため好適ではない。
芯125はまた、ポリウレタンまたはポリウレタンの部分構造等により処理されていてよい。
カバー126は、綱車11と固定ロープ17との間での摩擦の発生を抑制すべく自己潤滑材料で形成されていてよい。
図22に、平坦な織り繊維を用いて作成可能なストラップを用いて固定ロープ17が形成された滑車の変型形態を示す。使用する繊維は例えば、上述のような高弾性率ポリエチレン、または綱車11における摩擦への対応に適した他の任意の材料を含んでいる。
他の全ての図面において、固定ロープ17の断面は円形である。当然、固定ロープ17の他の任意の断面も本発明の範囲から逸脱することなく可能である。
本発明の荷重耐性の驚異的な結果を示すべく本発明の滑車を二つの解決策と比較する。第1の解決策は綱車単独であり、第2の解決策はボール型綱車、すなわちボールベアリングを有する滑車である。使用する綱車は重さが12.8グラム、動作荷重が1600キロで、破壊荷重が3500キロである。ボール型綱車は重さが118グラム、動作荷重が500キロで、破壊荷重が1500キロである。
試験を実施するために2個の力センサを用いる。第1の力センサ135の能力は10トンであり、第2の力センサ136の能力は5トンである。2個の力センサは、荷重誤差を測定すべく直列に取り付けられている。誤差のマージンは2個の力センサ間で0.5%である。
試験は、試験対象である反転部材138(本発明の滑車、綱車およびボール型綱車)の、ロープにより固定点137に接続された油圧シリンダ134により適用される牽引力の荷重を伝達する能力に関する。本発明による滑車の場合、固定ロープ17は、高弾性率ポリエチレンの芯、および直径が6mmのポリエステルのカバーを含んでいる。反転要素138内へ伸長しているロープがなす角度は180°である。
第1の力センサ135は油圧シリンダ134の荷重線に取り付けられ、第2の力センサ136は、固定点137で係合するロープに取り付けられている。要素は、もやい結びにより互いに接続されている。試験の構成は図23に見られる。
第1の試験は、直径35mmの綱車を単独で試験するものである。dyneemaロープが中央凹部を通って伸長し、綱車を一体的に保持する。試験の荷重線もまた、綱車の中央凹部を通って伸長する。張力が掛かっている間、ロープがぎこちなく摺動して、高水準の摩擦力の特徴を示す雑音を発したことが分かった。
力センサにより得られた測定値の1つを次表に示す。
Figure 0006326134
綱車の後で荷重の45%の損失が観察され、従って誘発された摩擦の発生により力の大部分が吸収された。ロープを点検する間、綱車との接触点でロープの疲労が見られ、摩擦の発生の力による発熱の結果、繊維の部分的断裂および繊維同士の部分的融合により特徴付けられる。綱車は全く損傷しなかった。
第2の試験は直径が57mmのボール型綱車に関するものである。試験は、綱車単独の場合と同一の条件下で実施された。試験において、荷重線はボール型綱車の溝を通って伸長する。
ボール型綱車の結果を次表に示す。
Figure 0006326134
システムを分解した後、ロープに対する更なる損傷は見られなかった。しかし、ボール型綱車の金属製固定要素は変形していた。これは、ロープに180°の角度で約500キロが掛かる状態で、理論上の使用荷重が500キロであるボール型綱車に掛かる荷重が1トンに近くであり、従って滑車が損傷したからである。
第3の試験は、本発明の滑車に100°の角度αを掛けるものである。試験はボール型綱車と同一条件の下で実施されたが、本発明の滑車の方が使用荷重が大きいため、最大牽引荷重を増やした。荷重線は綱車1の溝を通って伸長する。
Figure 0006326134
システムを分解した後、本発明による滑車の綱車11の損傷は見られなかった。滑車の性能は保持されている。更に、荷重の下であっても綱車11は回転可能である。
綱車単独での第1の試験を行う間、荷重に大幅な損失があり、従って効率が極めて限定され、且つ芯の断裂および部分的な融合を伴うロープの不可逆的な損傷が見られた。損傷は、第2の試験および第3の試験では生じなかった。
第2の試験は、ロープに500キロの荷重が掛かるボール型綱車の限界を露呈する。荷重の損失が約10%に過ぎないため、綱車の効率は第1の試験よりはるかに良い。ボール型綱車は、力を効果的に伝達して、ロープを使用する間におけるロープの性能に準拠している。ボール型綱車の短所は価格であり、すなわち本発明による滑車の3〜4倍であり、且つその重量はすなわち本発明による滑車の7〜8倍も重い。
本発明の滑車は、あらゆる観点から真に効果的な結果を示す。従って、力の伝達がボール型綱車よりも良好であることが分かっているため、本発明の真の効率を証明している。

Claims (19)

  1. ・2個の対向する長手面(12、13)、横方向中央凹部(14)、およびロープ(16)を反転させるべく設けられた環状溝(15)を形成する凹外面を含み、前記中央凹部(14)と前記凹外面(15)とが互いに固定されている一体鋳造綱車(11)と、
    ・前記綱車(11)の前記中央凹部(14)を通って伸長する前記綱車(11)の固定ロープ(12)であって、前記中央凹部(14)と直接接触する、前記綱車(11)の固定ロープ(17)と、
    ・前記固定ロープ(17)を前記綱車(11)の前記長手面から分離すべく配置されたスペーサ要素(20)と
    を含むことを特徴とする滑車。
  2. 前記スペーサ要素(20)が、前記綱車(11)の前記長手面(12、13)に対して横方向に突出する2個の終端(22、23)を含み、前記2個の突出終端(22、23)が前記固定ロープ(17)を当接させて収容すべく配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の滑車。
  3. 前記スペーサ要素(51)が、前記綱車(11)の前記長手面(12、13)の両側に配置された2個の固定手段(52、53)を含み、前記固定手段(52、53)が前記固定ロープ(17)を前記スペーサ要素(51)に固定すべく設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の滑車。
  4. 前記固定ロープ(17)が前記綱車(11)から、前記綱車(11)の各側で1方向として2方向(31、32)へ遠ざかり、前記2方向(31、32)が10°〜180°、好ましくは80°〜120°の角度を共になすことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の滑車。
  5. 前記スペーサ要素(20)が、前記綱車(11)の誘導溝(34)を含み、前記誘導溝(34)が前記綱車(11)の少なくとも一部を覆うべく設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の滑車。
  6. 前記固定ロープ(17)が、前記綱車(11)の前記中央凹部(14)を通って伸長する2個のストランド(18、19)を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の滑車。
  7. 前記スペーサ要素(20)が、前記2個のストランド(18、19)を前記長手面(12、13)と平行に分離すべく配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の滑車。
  8. 前記固定ロープ(17)が無限ループを形成すること、および前記スペーサ要素(20)が、前記固定ロープ(17)により前記中央凹部(14)の両側で形成される2個の索目(26、27)を収容すると共に、前記2個の索目(26、27)を貫通することにより前記滑車(10)を固定可能にすべく配置されていることを特徴とする、請求項6または7に記載の滑車。
  9. 前記固定ロープ(17)が、前記綱車(11)の前記中央凹部(14)を通って伸長する少なくとも2個のストランド(75)を含むこと、および前記少なくとも2個のストランド(75)が隣接していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の滑車。
  10. 前記中央凹部(14)を各々通って伸長する複数の分離された固定ロープ(17)を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の滑車。
  11. 固定ロープ(17)に各々関連付けられている、固定ロープ(17)と同数のスペーサ(20)を含むことを特徴とする、請求項10に記載の滑車。
  12. ・各々が2個の対向する長手面(12、13)、横方向中央凹部(14)、およびロープ(16)を反転させるべく設けられた環状溝(15)を形成する凹外面を含み、前記中央凹部(14)と前記凹外面(15)とが互いに固定されている複数の一体鋳造綱車(11)と、
    ・前記綱車(11)の各々に関連付けられていて、前記対応する綱車(11)の前記中央凹部(14)を通って伸長する固定ロープ(17)であって、前記関連する綱車(11)の前記中央凹部(14)と直接接触する固定ロープ(17)と、
    ・前記異なる固定ロープ(17)を、前記対応する綱車(11)の前記長手面(12、13)から横方向に移動させて分離すべく配置されたスペーサ要素(80)と
    を含むことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の滑車。
  13. 前記綱車(11)が、前記中央凹部(14)と接触する前記固定ロープ(17)の摩擦により発生する熱を対流により消散可能にするラジエータ(85、87)を含むことを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の滑車。
  14. 前記綱車(11)が、潤滑剤を収容することを目的とし、且つ前記固定ロープ(17)と前記中央凹部(14)との接触を潤滑させるべく設けられた空洞(90)を含むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の滑車。
  15. 前記固定ロープ(17)が、前記中央凹部(14)を通って伸長する閉ループ(95)、および前記滑車(10)を固定することを目的とする伸長部(96)を含むことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の滑車。
  16. 前記中央凹部(14)を通って伸長し、且つ前記中央凹部(14)と直接接触するロープループにより形成されたベケット(100)を含むことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の滑車。
  17. ・前記綱車(11)の前記中央凹部(14)を通って伸長し、且つ前記中央凹部(14)と直接接触する、前記綱車(11)の第2の固定ロープ(117)と、
    ・2個の対向する長手面(112、113)、第2の横方向中央凹部(114)、およびロープ(16)を反転させるべく設けられた環状溝を形成する第2の凹外面(115)を含み、前記第2の中央凹部(114)と前記第2の凹外面(115)とが互いに固定されている第2の一体鋳造綱車(111)と、
    ・前記第2の固定ロープ(117)を、前記2個の綱車(11、111)の前記長手面(12、13、112、113)から分離すべく配置された第2のスペーサ要素(120)と
    を更に含むことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の滑車。
  18. 前記固定ロープ(17)に過剰な力が掛かっていることを検知する手段(77)を含むことを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載の滑車。
  19. 温度測定手段(78)を含むことを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載の滑車。
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