JP6326098B2 - 顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、顕微鏡装置に関するものである。
従来、複数のダイクロイックミラーを光路上に切替可能に備えるレーザ走査型の顕微鏡装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の顕微鏡装置は、ダイクロイックミラーごとの画像取得時の画像ずれ情報を予め記憶しておき、いずれかのダイクロイックミラーを選択すると、コンピュータにより、選択されたダイクロイックミラーに対応する画像ずれ情報に基づいてXYスキャナを制御することで、ダイクロイックミラーごとの厚さ寸法や光路上に配置されたときの傾きに起因して発生する取得画像のずれを補正することとしている。
特開平11−52252号公報
しかしながら、特許文献1に記載の顕微鏡装置のようにXYスキャナを制御したとしても、ダイクロイックミラーのような光路分岐部を切替えると、光路分岐部ごとの加工精度や取付精度に起因して、照明光が対物レンズの瞳位置の中心を通らずに中心から外れてしまい、画像の明るさが低減して精度よく観察することができないという不都合がある。
本発明は、光路分岐部を切替えながら、明るい画像により標本を観察することができる顕微鏡装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、光源から発せられた照明光を光軸に交差する方向に平行移動可能なシフト機構と、前記照明光を標本上で走査させる第1走査部と、前記第1走査部による走査速度と異なる走査速度で前記照明光を標本上で走査可能な第2走査部と、該第2走査部による前記照明光の走査と前記第1走査部による前記照明光の走査とを切替える切替機構と、前記第1走査部または前記第2走査部によって走査される前記照明光を前記標本に照射し、該照明光が照射されることにより前記標本から戻る戻り光を集光する対物レンズと、該対物レンズにより集光された前記戻り光を検出する検出部と、前記照明光および前記戻り光の光路上に挿脱可能に配置され、前記照明光の光路と前記戻り光の光路とを分岐させる複数の光路分岐部と、前記光路上に配置する前記光路分岐部を切替える切替部と、前記光路分岐部ごとに対応付けられる前記対物レンズの瞳位置における前記照明光の透過位置のずれ情報を記憶するとともに、前記第1走査部により前記照明光を走査したときの前記透過位置のずれ情報および前記第2走査部により前記照明光を走査したときの前記透過位置のずれ情報を記憶する記憶部と、前記切替部により前記光路上に配置された前記光路分岐部に対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記透過位置のずれ情報と、前記第1走査部および前記第2走査部のうち前記照明光を走査させるように前記切替機構により切替えられた一方に対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記透過位置のずれ情報とに基づいて、前記シフト機構を制御する制御部とを備え、複数の前記光路分岐部が、前記光路を分岐させる波長特性が互いに異なり、前記切替機構が、前記照明光を、前記第1走査部を経由する光路と前記第2走査部を経由する光路の一方を通過するように偏向させる反射素子と、この反射素子を前記照明光の光路に挿脱する挿脱機構とを備える顕微鏡装置を提供する。
本発明によれば、光源から発せられた照明光が、走査部によって走査されて、切替部によって光路上に配置されたいずれかの光路分岐部を介して対物レンズによって標本に照射され、標本から戻る戻り光が、対物レンズによって集光されてその光路分岐部を介して検出部によって検出されることにより、標本の画像を取得して観察することができる。
ここで、光路分岐部を切替えると、光路分岐部ごとの加工精度や取付精度に起因して、対物レンズの瞳位置の透過位置にずれが生じて、画像の明るさが低減することがある。
この場合において、光路上に配置する光路分岐部を切替えると、制御部により、光路上に配置された光路分岐部に対応付けられて記憶部に記憶されている対物レンズの瞳位置における照明光の透過位置のずれ情報に基づいてシフト機構を制御することで、光路分岐部ごとの加工精度や取付精度に関わらず、照明光を対物レンズの瞳位置の中心を透過させることできる。これにより、使用する光路分岐部ごとに、標本に無駄なく照明光を照射して画像の明るさが低減するのを補正することができる。
したがって、複数の光路分岐部を切替えながら、明るい画像により標本を観察することができる。
上記発明においては、前記シフト機構が、前記光源と前記第1走査部および前記第2走査部との間の前記光路上に配置されていることとしてもよい。
このように構成することで、走査部により走査される前に照明光をシフトさせて、照明光を対物レンズの瞳位置の中心を精度よく透過させることができる。また、走査部の手前、すなわち、走査部よりも光源側で照明光のシフトずれが補正されるので、例えば、照明光としてのレーザビームが走査部としてのガルバノスキャナのミラー面から外れないようにすることができる。
また、上記発明においては、前記光路分岐部が、前記照明光の光路と前記戻り光の光路とを分岐する
このように構成することで、標本に使用する蛍光色素に応じて切替部により光路上に配置する光分岐部を切替えた場合に、光路分岐部ごとの加工精度や取付精度に関わらず、標本の所望の明るい蛍光画像を取得することができる。
また、上記発明においては、前記光路分岐部が、前記照明光および戻り光の光路と、他の光源から発せられた他の照明光および該他の照明光が前記標本に照射されることにより該標本から戻る他の戻り光の光路とを分岐することとしてもよい。
このように構成することで、光路分岐部を用いて他の光源を用いた標本の観察と組合せた場合に、光路分岐部ごとの加工精度や取付精度に関わらず、明るい画像を取得することができる。
上記発明においては、前記光路分岐部が、前記照明光の光路と前記戻り光の光路とを分岐する複数の第1光路分岐部、および、前記照明光および戻り光の光路と、他の光源から発せられた他の照明光および該他の照明光が前記標本に照射されることにより該標本から戻る他の戻り光の光路とを分岐する複数の第2光路分岐部であってもよい。
また、本発明の参考例としての発明においては、前記第1走査部による走査速度と異なる走査速度で前記照明光を標本上で走査可能な第2走査部と、該第2走査部による前記照明光の走査と前記第1走査部による前記照明光の走査とを切替える切替機構とを備え、前記記憶部が、前記第1走査部により前記照明光を走査したときの前記透過位置のずれ情報を記憶するとともに、前記第2走査部により前記照明光を走査したときの前記透過位置のずれ情報を記憶し、前記制御部が、前記切替機構による切替えに応じて、前記第1走査部により前記照明光を走査させる場合に、前記第1走査部に対応付けられて記憶されている前記透過位置のずれ情報に基づいて前記シフト機構を制御し、前記第2走査部により前記照明光を走査させる場合に、前記第2走査部に対応付けられて記憶されている前記透過位置のずれ情報に基づいて前記シフト機構を制御することとしてもよい
このように構成することで、第2走査部を用いた場合の光路分岐部ごとの加工精度や取付精度に起因して発生する対物レンズの瞳位置における照明光の透過位置のずれを補正するとともに、切替機構により第1走査部から第2走査部に切替えたときに発生する対物レンズの瞳位置における照明光の透過位置のずれを補正することができる。したがって、標本の所望の明るい蛍光画像を取得することができる。そして、第1走査部を用いた標本の観察だけでなく、第2走査部を用いて照明光をより速い速度で走査させて、画像を迅速に取得して標本を観察することもできる。
本発明によれば、光路分岐部を切替えながら、明るい画像により標本を観察することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る顕微鏡装置を示す概略構成図である。 図1の光軸移動部の平行平面板を示す斜視図である。 走査部の補正値に関するテーブルおよび光軸移動部の補正値に関するテーブルを示す図である。 ダイクロイックミラーの加工精度や取付精度に起因して生じるレーザ光の光軸のずれを示す図である。 図4のレーザ光の光軸のずれを走査部の制御により補正した様子を示す図である。 図4のレーザ光の光軸のずれを光軸移動部の制御により補正した様子を示す図である。 図4のレーザ光の光軸のずれを走査部および光軸移動部の制御により補正した様子を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る顕微鏡装置を示す概略構成図である。 走査部の補正値に関するテーブルと光軸移動部の補正値に関するテーブルと第2走査部の補正値に関するテーブルと切替機構の補正値に関するテーブルとを示す図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る顕微鏡装置を示す概略構成図である。 走査部の補正値に関するテーブルと第2走査部の補正値に関するテーブルとを示す図である。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る顕微鏡装置について図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡装置100は、図1に示されるように、標本(図示略)が載置されるステージ11と、レーザ光(照明光)を発するレーザ光源(光源)13と、レーザ光源13から発せられたレーザ光を反射して標本上で走査させる走査部21と、走査部21により反射されたレーザ光を集光する瞳投影レンズ(PL)23と、瞳投影レンズ23により集光されたレーザ光をコリメートする結像レンズ(TL)25と、結像レンズ25によりコリメートされたレーザ光を標本に照射し、標本において発生する蛍光(戻り光)を集光する対物レンズ29と、レーザ光の光路と蛍光の光路とを分岐する切替可能な複数の励起ダイクロイックミラー(励起DM、光路分岐部)17と、励起ダイクロイックミラー17によりレーザ光の光路から光路が分岐された蛍光を検出する検出器(検出部)31とを備えている。
図1において、符号19,27はそれぞれ反射ミラーを示している。
走査部21としては、例えば、近接ガルバノミラースキャナ(互いに近接配置された一対のガルバノミラー(図示略)を備え、これら一対のガルバノミラーの中間に対物レンズ29の瞳位置の共役位置が位置しているXYガルバノスキャナ)を用いることができる。一対のガルバノミラーは、それぞれレーザ光の光軸に交差する軸回りに揺動角度を制御可能に設けられており、これら一対のガルバノミラーの揺動角度を変更制御することによりレーザ光を偏向することができるようになっている。
複数の励起ダイクロイックミラー17は、透過波長および反射波長の特性が互いに異なり、励起DMターレット(切替部)18に取付けられている。
励起DMターレット18は、レーザ光源13と走査部21との間に配置されており、回転軸(図1において、一点鎖線で示す。)回りに回転可能に設けられている。
この励起DMターレット18には、回転軸周りに周方向に間隔をあけて複数の励起ダイクロイックミラー17が配置されており、励起DMターレット18を回転軸回りに回転することにより、いずれかの励起ダイクロイックミラー17をレーザ光および蛍光の光路上に配置することができるようになっている。
検出器31としては、例えば、PMT(Photomultiplier Tube、光電子増倍管)を用いることができる。検出器31により蛍光が検出されると、その蛍光の強度に基づいて、図示しない画像生成部により標本の画像が生成されるようになっている。
また、顕微鏡装置100は、レーザ光源13から発せられたレーザ光を光軸に交差する方向に平行移動可能な光軸移動部(シフト機構)15と、励起ダイクロイックミラー17ごとに対応付けられた標本の画像のずれに関する情報と明るさに関する情報を記憶する記憶部(記憶部)33と、励起DMターレット18、走査部21および光軸移動部15を制御する制御部(制御部)35と、ユーザからの指示を制御部35に伝える入力部(図示略)や制御部35からの出力結果をユーザに伝達する表示部(図示略)を含むユーザインタフェイス部(ソフトウェア)37とを備えている。
光軸移動部15は、レーザ光源13と励起DMターレット18との間の光路上に配置されている。また、光軸移動部15は、図2に示すように、レーザ光を透過させるプリズムのような平行平面板16を備えており、レーザ光の光軸に対して互いに直交する2軸(X軸およびY軸)回りに平行平面板16を回転させることができるようになっている。
そして、光軸移動部15は、平行平面板16をX軸回りまたはY軸回りに回転させることにより、平行平面板16に対するレーザ光の入射角度を変えて、入射角度に応じてレーザ光を平行移動、すなわち、シフトさせることができるようになっている。
記憶部33は、標本の画像のずれに関する情報として、励起ダイクロイックミラー17ごとに対応付けられる対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれ情報と、標本の画像の明るさに関する情報として、同じく励起ダイクロイックミラー17ごとに対応付けられる対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置のずれ情報を記憶するようになっている。
また、記憶部33は、図3に示すように、各励起ダイクロイックミラー17(例えば、励起DM17A、励起DM17B、励起DM17C、励起DM17D。)と、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれ情報に対応する走査部21の補正値(例えば、補正値A1、補正値B1、補正値C1、補正値D1。)とを対応付けたテーブルT1と、各励起ダイクロイックミラー17と、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置のずれ情報に対応する光軸移動部15の補正値(例えば、補正値A2、補正値B2、補正値C2、補正値D2。)とを対応付けたテーブルT2とを有している。
制御部35は、ユーザインタフェイス部37を介して入力されるユーザの指示に従い、励起DMターレット18を制御していずれかの励起ダイクロイックミラー17を光路上に配置するようになっている。また、制御部35は、光路上に配置した励起ダイクロイックミラー17に対応付けられて記憶部33に記憶されている入射角度のずれ情報に基づいて、走査部21を制御するようになっている。
具体的には、制御部35は、励起DMターレット18により励起ダイクロイックミラー17が切替えられる度に、記憶部33のテーブルT1から対応する補正値を読み出して、励起ダイクロイックミラー17の切替の前後で対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度が一致するように、走査部21のガルバノミラーの揺動角度を変更するようになっている。
また、制御部35は、光路上に配置された励起ダイクロイックミラー17に対応付けられて記憶部33に記憶されているレーザ光の透過位置のずれ情報に基づいて、光軸移動部15を制御するようになっている。具体的には、制御部35は、励起DMターレット18により励起ダイクロイックミラー17が切替えられる度に、記憶部33のテーブルT2から対応する補正値を読み出して、レーザ光が対物レンズ29の瞳位置の中心を透過するように、光軸移動部15の平行平面板16の回転角度を変更するようになっている。
このように構成された顕微鏡装置100の作用について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡装置100により標本を観察するには、例えば、標本に所定の蛍光色素を導入した後、ユーザインタフェイス部37を介して制御部35により、励起DMターレット18を制御していずれかの励起ダイクロイックミラー17を光路上に配置し、レーザ光源13からレーザ光を発生させる。
レーザ光源13から発せられたレーザ光は、光軸移動部15を透過して励起ダイクロイックミラー17により反射された後、反射ミラー19を介して走査部21のガルバノミラーにより反射される。そして、走査部21により反射されたレーザ光は、瞳投影レンズ23、結像レンズ25および反射ミラー27を介して対物レンズ29によりステージ11上の標本に照射される。これにより、走査部21のガルバノミラーの揺動角度に応じて標本上でレーザ光が走査される。
レーザ光が照射されることにより標本において蛍光が発生すると、その蛍光は対物レンズ29により集光された後、反射ミラー27、結像レンズ25、瞳投影レンズ23、走査部21、反射ミラー19を介してレーザ光の光路を逆方向に戻る。そして、蛍光は、同一の励起ダイクロイックミラー17を透過してレーザ光の光路から光路が分岐され、検出器31により検出される。これにより、検出器31によって検出された蛍光の強度に基づいて、画像生成部によって標本の画像が生成される。
そして、励起DMターレット18により光路上に配置する励起ダイクロイックミラー17を切替えることで、標本の所望の蛍光画像を取得して標本を観察することができる。
ここで、励起ダイクロイックミラー17は、それぞれの加工精度や取付精度、例えば、厚さ寸法や光路上に配置されたときの傾きが異なる。そのため、励起ダイクロイックミラー17を切替えると、図4に示すように、その厚さ寸法や傾きに起因して反射角度が異なり、標本におけるレーザ光の照射位置にずれが生じて、取得される標本の画像間に位置ずれが発生したり、対物レンズ29の瞳位置の透過位置にずれが生じて、画像の明るさが低減したりすることがある。図4において、符号Pは、画像の中心を走査しているときのレーザ光の光路を示し、符号Qは、標本におけるレーザ光の照射位置にずれが生じたときのレーザ光の光路を示している。図5,6,7において同様である。
この場合において、光路上に配置する励起ダイクロイックミラー17を切替えると、制御部35により、光路上に配置された励起ダイクロイックミラー17に対応付けられて記憶部33に記憶されている対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれ情報および対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置のずれ情報に対応する補正値が各テーブルT1,T2からそれぞれ読み出されて、走査部21と光軸移動部15が制御される。
具体的には、制御部35により、図5に示すように、光路上に配置された励起ダイクロイックミラー17に対応する走査部21の補正値に従い走査部21のガルバノミラーの揺動角度が変更され、励起ダイクロイックミラー17を切替える前後で対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度が一致させられる。これにより、励起ダイクロイックミラー17ごとの加工精度や取付精度に関わらず、標本の同一箇所に照明光を照射して、画像間の位置ずれを補正することができる。図5において、符号Rは、走査部21により補正したときのレーザ光の光路を示している。図7において同様である。
また、制御部35により、図6に示すように、その励起ダイクロイックミラー17に対応する光軸移動部15の補正値に従い光軸移動部15の平行平面板16の回転角度が変更され、レーザ光がシフトして対物レンズ29の瞳位置の中心を透過させられる。これにより、同じく励起ダイクロイックミラー17ごとの加工精度や取付精度に関わらず、標本に無駄なくレーザ光を照射して、画像の明るさが低減するのを補正することができる。図6において、符号Sは、光軸移動部15により補正したときのレーザ光の光路を示している。
したがって、制御部35により、図7に示すように、光路上に配置する励起ダイクロイックミラー17を切替える度に走査部21および光軸移動部15を制御して、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度および対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置を補正することで、励起ダイクロイックミラー17ごとの加工精度や取付精度に関わらず、標本の同一箇所に無駄なくレーザ光を照射することができる。図7において、符号Uは、走査部21および光軸移動部15により補正したときのレーザ光の光路を示している。
以上説明したように、本実施形態に係る顕微鏡装置によれば、光路上に配置する励起ダイクロイックミラー17を切替える度に、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度および透過位置を補正して、画像間に位置ずれがない明るい画像により標本を観察することができる。
本実施形態においては、光源として、所定の波長域のレーザ光を発振するレーザ光源13を例示して説明したが、これに代えて、互いに異なる波長域のレーザ光を発振する複数のレーザ光源を備え、いずれかのレーザ光源から選択的にレーザ光を発振することができるようにしてもよい。
本実施形態においては、光軸移動部15、励起DMターレット18および走査部21を1つの制御部35により制御することとしたが、例えば、光軸移動部15、励起DMターレット18、走査部21ごとに個別に制御する独立した3つの制御部を備えることとしてもよい。また、その場合は、記憶部33に代えて、走査部21を制御する制御部に接続された走査部21の補正値を記憶する記憶部と、光軸移動部15を制御する制御部に接続された光軸移動部の補正値を記憶する記憶部とを別個に設けることとしてもよい。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る顕微鏡装置について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡装置200は、図8に示すように、走査部21とは別個に設けられた第2走査部(第2走査部)121と、走査部21と第2走査部121とを切替える切替機構142とを備える点で第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る顕微鏡装置100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
第2走査部121としては、例えば、レゾナント(共振)スキャナを用いることができる。この第2走査部121は、制御型ガルバノスキャナのような走査部21よりも速い速度でレーザ光を走査することができるようになっている。第2走査部121として、レゾナントスキャナのように偏向角度の自在な制御ができない走査機構を用いる場合は、例えば、スキャナ全体を回動させる角度補正機構(図示略)等を別に設けることとすればよい。このようにすることで、第2走査部121の角度補正が可能となる。
切替機構142は、反射ミラー19と走査部21との間の光路上に挿脱可能な反射ミラー141Aと、走査部21と瞳投影レンズ23との間の光路上に挿脱可能な反射ミラー141Bとを備えており、これら2つの反射ミラー141A,141Bを一体的に挿脱させることができるようになっている。
記憶部33は、図9に示すように、走査部21を用いる場合の補正データとしての走査部21の補正値に関するテーブルT1および光軸移動部15の補正値に関するテーブルT2の他、第2走査部121を用いる場合の補正データを有している。すなわち、記憶部33は、切換機構142により第2走査部121を選択した場合の補正データとして、各励起ダイクロイックミラー17と、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれ情報に対応する第2走査部121の補正値(例えば、補正値A3、補正値B3、補正値C3、補正値D3。)とを対応付けたテーブルT3と、各励起ダイクロイックミラー17と、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置のずれ情報に対応する光軸移動部15の補正値(例えば、補正値A4、補正値B4、補正値C4、補正値D4。)とを対応付けたテーブルT4とを有している。
制御部35は、ユーザインタフェイス部37を介して入力されるユーザの指示に従い、走査部21が用いられる場合に、切替機構142の反射ミラー141A,141Bをそれぞれ光路上から脱離するようになっている。これにより、反射ミラー19により反射されたレーザ光が走査部21を介して瞳投影レンズ23に入射される一方、瞳投影レンズ23を透過した蛍光が走査部21を介して反射ミラー19により反射されて光路を戻るようになっている。
また、制御部35は、第2走査部121が用いられる場合に、切替機構142のミラー141A,141Bをそれぞれ光路上に挿入するようになっている。これにより、反射ミラー19により反射されたレーザ光が反射ミラー141A、第2走査部121および反射ミラー141Bを介して瞳投影レンズ23に入射される一方、瞳投影レンズ23を透過した蛍光が反射ミラー141B、第2走査部121および反射ミラー141Aを介して反射ミラー19におり反射されて光路を戻るようになっている。
そして、制御部35は、切替機構142により、走査部21と第2走査部121とが切替えられる度に、記憶部33のテーブルT3から対応する補正値を読み出して、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度が一致するように、走査部21のガルバノミラーの揺動角度または第2走査部121の角度を変更するようになっている。また、制御部35は、記憶部33のテーブルT4から対応する補正値を読み出して、レーザ光が対物レンズ29の瞳位置の中心を透過するように、光軸移動部15の平行平面板16の回転角度を変更するようになっている。これにより、切替機構142により走査部21と第2走査部121とを切替えたときに発生する対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれおよび透過位置のずれを補正することができる。
また、制御部35は、第2走査部121が用いられている場合において、励起DMターレット18により励起ダイクロイックミラー17が切替えられる度に、記憶部33のテーブルT3およびテーブルT4からそれぞれ対応する補正値を読み出して、励起ダイクロイックミラー17の切替の前後で対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度が一致するとともに、レーザ光が対物レンズ29の瞳位置の中心を透過するように、走査部121の角度および光軸移動部15の平行平面板16の回転角度を変更するようになっている。
このように構成された顕微鏡装置200の作用について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡装置200により標本を観察するにおいて、走査部21を用いる場合は、第1実施形態と同様であるので説明を省略し、走査部21から第2走査部121に切替えて、第2走査部121を用いて標本を観察する場合について説明する。
まず、切替機構142により、光路上に反射ミラー141A,141Bを配置する。
この場合、切替機構142により走査部21から第2走査部121に切替えることで発生する対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれおよび透過位置のずれを補正する。具体的には、制御部35により、光路上に現在配置されている励起ダイクロイックミラー17に対応付けられて記憶部33に記憶されている対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれ情報に対応する補正値がテーブルT3から読み出されて、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度が一致するように、第2走査部121の角度が変更される。
また、制御部35により、その励起ダイクロイックミラー17に対応付けられて記憶部33に記憶されている対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置のずれ情報に対応する補正値がテーブルT4から読み出されて、第2走査部121により反射されるレーザ光が対物レンズ29の瞳位置の中心を透過するように、光軸移動部15の平行平面板16の回転角度が変更される。
次いで、レーザ光源13からレーザ光を発生させる。レーザ光源13から発せられたレーザ光は、光軸移動部15を透過して励起ダイクロイックミラー17により反射された後、反射ミラー19を介して切替機構142の反射ミラー141Aにより反射されて第2走査部121に入射される。そして、第2走査部121により反射されたレーザ光は、切替機構142の反射ミラー141Bにより反射されて、瞳投影レンズ23、結像レンズ25および反射ミラー27を介して対物レンズ29によりステージ11上の標本に照射される。これにより、第2走査部121の振れ角に応じて標本上でレーザ光が走査される。
レーザ光が照射されることにより標本おいて蛍光が発生すると、その蛍光は対物レンズ29により集光された後、反射ミラー27、結像レンズ25、瞳投影レンズ23、切替機構142の反射ミラー141B、第2走査部121、切替機構142の反射ミラー141Aおよび反射ミラー19を介してレーザ光の光路を逆方向に戻る。そして、蛍光は、同一の励起ダイクロイックミラー17を透過してレーザ光の光路から光路が分岐され、検出器31により検出される。これにより、検出器31によって検出された蛍光の強度に基づいて、画像生成部によって標本の画像が生成される。
この場合において、第2走査部121を選択している状態で、光路上に配置する励起ダイクロイックミラー17を切替えると、制御部35により、光路上に配置された励起ダイクロイックミラー17に対応付けられて記憶部33に記憶されている対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれ情報および対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置のずれ情報に対応する補正値がテーブルT3,T4からそれぞれ読み出されて、第2走査部121および光軸移動部15が制御される。
これにより、励起ダイクロイックミラー17を切替える前後で対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度および対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置が一致するように補正されて、励起ダイクロイックミラー17ごとの加工精度や取付精度に関わらず、標本の同一箇所に無駄なくレーザ光が照射される。
以上説明したように、本実施形態に係る顕微鏡装置200によれば、第1走査部21を用いた標本の観察だけでなく、第2走査部121を用いてレーザ光をより速い速度で走査させて、画像を迅速に取得して標本を観察することもできる。
本実施形態においては、光軸移動部15、励起DMターレット18、切替機構142、走査部21および第2走査部121を1つの制御部35により制御することとしたが、例えば、これらを個別に制御する独立した5つの制御部を備えることとしてもよい。また、その場合は、記憶部33に代えて、各制御部に接続された光軸移動部15、切替機構142、走査部21および第2走査部121の補正値をそれぞれ記憶する4つの記憶部を設けることとしてもよい。このようにすることで、駆動時のタイムラグを少なくすることができる。
本実施形態は以下のように変形することができる。
例えば、変形例に係る顕微鏡装置300は、図10に示すように、反射ミラー27に代えて、波長域に応じてレーザ光および蛍光を透過または反射する複数のビームスプリッタ(光路分岐部)217を備える第1キューブターレット(切替部)218を備えることとしてもよい。また、照明光を発する他の光源213と、照明光が照射された標本から戻る戻り光を撮影して標本の画像を取得するCCD(2次元撮像素子)231と、波長域に応じて照明光および戻り光を透過または反射する複数の励起ダイクロイックミラー227を備える第2キューブターレット228とを備えることとしてもよい。
この場合、光源213から発せられ第2キューブターレット228の励起ダイクロイックミラー227により反射された照明光が、第1キューブターレット218のビームスプリッタ217を透過することにより、照明光の光路がレーザ光の光路に合成されて、対物レンズ29により照明光が標本に照射されるようになっていればよい。また、標本から戻り対物レンズ29により集光された戻り光(例えば、蛍光や反射光)が、第1キューブターレット218のビームスプリッタ217を透過することにより、レーザ光の光路から光路が分岐され、第2キューブターレット228の励起ダイクロイックミラー227を透過して、CCD231に入射されるようになっていればよい。
記憶部33は、図11に示すように、走査部21を用いる場合の補正データとして、テーブルT1に代えて、励起DMターレット18の励起ダイクロイックミラー17および第1キューブターレット218のビームスプリッタ217と走査部21の補正値(例えば、励起ダイクロイックミラー17Aおよびビームスプリッタ217Aを選択した場合の補正値AA1、励起ダイクロイックミラー17Bおよびビームスプリッタ217Aを選択した場合の補正値BA1等。)とを対応付けたテーブルT5と、テーブルT2に代えて、励起ダイクロイックミラー17およびビームスプリッタ217と光軸移動部15の補正値(例えば、励起ダイクロイックミラー17Aおよびビームスプリッタ217Aを選択した場合の補正値AA2、励起ダイクロイックミラー17Bおよびビームスプリッタ217Aを選択した場合の補正値BA2等。)とを対応付けたテーブルT6とを備えることとすればよい。
さらに、記憶部33は、第2走査部121を用いる場合の補正データとして、テーブルT3に代えて、励起ダイクロイックミラー17およびビームスプリッタ217と第2走査部121の補正値とを対応付けたテーブルT7と、テーブルT4に代えて、励起ダイクロイックミラー17およびビームスプリッタ217と光軸移動部15の補正値とを対応付けたテーブルT8とを備えることとすればよい。
制御部35は、ユーザインタフェイス部37を介して入力されるユーザの指示に従い、第1キューブターレット218を制御していずれかのビームスプリッタ217を光路上に配置することとすればよい。また、制御部35は、励起DMターレット18あるいは第1キューブターレット218を切替える度に、記憶部33に記憶されているテーブルT5の走査部21の補正値あるいはテーブルT7の第2走査部121の補正値に基づいて、走査部21あるいは第2走査部121を制御して、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度を補正することとすればよい。また、テーブルT6またはテーブルT8の光軸移動部15の補正値に基づいて、光軸移動部15を制御して、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置を補正することとすればよい。
本変形例においては、例えば、励起ダイクロイックミラー17とビームスプリッタ217の両方を切替える場合、励起ダイクロイックミラー17を固定してビームスプリッタ217を切替える場合、および、励起ダイクロイックミラー17を切替えてビームスプリッタ217を固定する場合において、それぞれ光路上に配置する励起ダイクロイックミラー17やビームスプリッタ217を切替える度に、制御部35により、対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度および透過位置を補正することとすればよい。
本変形例においても、光軸移動部15、励起DMターレット18、切替機構142、走査部21、第2走査部121および第1キューブターレット218を1つの制御部35により制御することとしたが、これらを個別に制御する独立した6つの制御部を備えることとしてもよい。また、その場合は、記憶部33に代えて、各制御部に接続された光軸移動部15、切替機構142、走査部21、第2走査部121および第1キューブターレット218の補正値をそれぞれ記憶する5つの記憶部を備えることとしてもよい。このようにすることで、駆動時のタイムラグを少なくすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記の各実施形態に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態およびその変形例においては、記憶部33が補正値のテーブルを有することとしたが、制御部35が、切替える度に補正値を計算することとしてもよい。
また、上記各実施形態においては、共通の記憶部33を例示して説明したが、これに代えて、顕微鏡装置100,200,300が、ダイクロイックミラー17ごとに対応付けられる対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれ情報を記憶する第1記憶部と、ダイクロイックミラー17ごとに対応付けられる対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置のずれ情報を記憶する第2記憶部とを備えることとしてもよい。
また、上記各実施形態においては、共通の制御部35を例示して説明したが、これに代えて、顕微鏡装置100,200,300が、励起DMターレット18により光路上に配置されたダイクロイックミラー17に対応付けられて記憶部33に記憶されている対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の入射角度のずれ情報に基づいて走査部21を制御する第1制御部と、そのダイクロイックミラー17に対応付けられて記憶部33に記憶されている対物レンズ29の瞳位置におけるレーザ光の透過位置のずれ情報に基づいて、光軸移動部15を制御する第2制御部とを備えることとしてもよい。
13 レーザ光源(光源)
15 光軸移動部(シフト機構)
17 励起ダイクロイックミラー(光路分岐部)
18 励起DMターレット(切替部)
21 走査部
29 対物レンズ
31 検出器(検出部)
33 記憶部(記憶部)
35 制御部(制御部)
100,200,300 顕微鏡装置
121 第2走査部(第2走査部)
142 切替機構
217 ビームスプリッタ(光路分岐部)
218 第1キューブターレット(切替部)

Claims (4)

  1. 光源から発せられた照明光を光軸に交差する方向に平行移動可能なシフト機構と、
    前記照明光を標本上で走査させる第1走査部と、
    前記第1走査部による走査速度と異なる走査速度で前記照明光を標本上で走査可能な第2走査部と、
    該第2走査部による前記照明光の走査と前記第1走査部による前記照明光の走査とを切替える切替機構と、
    前記第1走査部または前記第2走査部によって走査される前記照明光を前記標本に照射し、該照明光が照射されることにより前記標本から戻る戻り光を集光する対物レンズと、
    該対物レンズにより集光された前記戻り光を検出する検出部と、
    前記照明光および前記戻り光の光路上に挿脱可能に配置され、前記照明光の光路と前記戻り光の光路とを分岐させる複数の光路分岐部と、
    前記光路上に配置する前記光路分岐部を切替える切替部と、
    前記光路分岐部ごとに対応付けられる前記対物レンズの瞳位置における前記照明光の透過位置のずれ情報を記憶するとともに、前記第1走査部により前記照明光を走査したときの前記透過位置のずれ情報および前記第2走査部により前記照明光を走査したときの前記透過位置のずれ情報を記憶する記憶部と、
    前記切替部により前記光路上に配置された前記光路分岐部に対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記透過位置のずれ情報と、前記第1走査部および前記第2走査部のうち前記照明光を走査させるように前記切替機構により切替えられた一方に対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記透過位置のずれ情報とに基づいて、前記シフト機構を制御する制御部とを備え
    複数の前記光路分岐部が、前記光路を分岐させる波長特性が互いに異なり、
    前記切替機構が、前記照明光を、前記第1走査部を経由する光路と前記第2走査部を経由する光路の一方を通過するように偏向させる反射素子と、この反射素子を前記照明光の光路に挿脱する挿脱機構とを備える顕微鏡装置。
  2. 前記シフト機構が、前記光源と前記第1走査部および前記第2走査部との間の前記光路上に配置されている請求項1に記載の顕微鏡装置。
  3. 前記光路分岐部が、前記照明光および戻り光の光路と、他の光源から発せられた他の照明光および該他の照明光が前記標本に照射されることにより該標本から戻る他の戻り光の光路とを分岐する請求項1または請求項2に記載の顕微鏡装置。
  4. 前記光路分岐部が、前記照明光の光路と前記戻り光の光路とを分岐する複数の第1光路分岐部、および、前記照明光および戻り光の光路と、他の光源から発せられた他の照明光および該他の照明光が前記標本に照射されることにより該標本から戻る他の戻り光の光路とを分岐する複数の第2光路分岐部である請求項1または請求項2に記載の顕微鏡装置。
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