JP6325924B2 - エレベーター制御装置 - Google Patents

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本発明はエレベーターの制御装置に関する。
エレベーターのかごの上下移動は、ロープ及びロープのかかるシーブをモータにより駆動することで行われる。このとき、かごの上下移動を行うため、モータに速度を検出するためのエンコーダを設けて、位置及び速度制御することが一般的に行われている。このとき、モータの回転を検出するエンコーダと、エンコーダを取り付ける軸の間に偏心があると、エンコーダにより検出される位置及び速度情報に誤差が生じるため、正しく速度制御が行われなくなり、かごに上下振動が発生する。かごに上下振動が発生すると、乗り心地が損なわれるため、この上下振動を抑制するために取り付け精度を向上させる取り組みが行われるが、調整に時間を要すことや、作業者の技術に依存する部分があることから、制御的及び機械的に偏心の影響を小さくする取り組みが行われている。
上記のような偏心による課題を解決する方法として、たとえば特開2003−269528号公報(特許文献1)に記載されるような方法がある。
特許文献1では、エレベーターに用いられるシーブの動的アンバランス及び偏心によってエレベーターシステム全体に生じる上下方向の加振力を相殺する発明が開示されている。この発明では、回転検出手段の出力信号を回転角変換部及び角速度変換部において回転角と角速度に変換し、第1の正弦演算部において前記回転角と位相調整部からの所定の位相角を第1の加算器で加算して得られる角度の正弦値を演算し、第1の正弦演算部の出力に所定のゲインを乗じる第1のゲイン調整部の出力と前記角速度の平方を演算する第1の乗算器の出力との積を第2の乗算器で演算するとともに、第2の正弦演算部の出力に第2のゲイン調整部で所定のゲインを乗じ、第2の乗算器及び第2のゲイン調整部のそれぞれの演算結果を第2の加算器でトルク指令演算部の出力に加える。第2の乗算器での演算結果である第1の正弦値は、シーブの動的アンバランスによって生じる加振力を相殺するために用いられる。また、第2のゲイン調整部の演算結果である第2の正弦値は、シーブの偏心によって生じる加振力を相殺するために用いられる(要約参照)。
特開2003−269528号公報
特許文献1に記載のものは、トルク制御系に、エンコーダによる偏心とは逆相の正弦波を注入することで、シーブ等の回転体における動的アンバランス及び偏心の影響を打ち消す方法が開示されている。
しかしながら特許文献1の方法には以下の課題が存在する。エンコーダの偏心による検出誤差は、モータの機械的な回転と同期した正弦波となるが、実際には取り付けたエンコーダの取り付け精度が不明であり、かつ検出するためのスリットの位置も不明である。このため、逆相の正弦波を注入するためには、振幅成分と位相成分の同定が必要となり、この調整に時間を要するという課題がある。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、特に、作業員による調整作業を必要とすることなく、エンコーダの偏心による影響を自動で低減することにある。
上記課題を解決するため、本発明のエレベーター制御装置は、
乗りかごとおもりとをロープでつなぎ、ロープを巻き付けた綱車をモータで駆動して乗りかごを昇降させるエレベーターに用いられ、モータに取り付けられた第一のパルス発生装置から出力されモータの回転速度情報を含む第一のパルス信号を用いてモータの回転を制御するエレベーター制御装置において
前記第一のパルス信号よりパルス間隔が長い第二のパルス信号を発生する第二のパルス発生装置と、前記第一のパルス信号のパルス間隔からモータの回転に関する第一の速度を検出するパルス幅速度検出部と、モータの回転と同期してモータの回転に関する第二の速度を検出する同期速度検出部と、前記第一の速度と前記第二の速度とに基づいて前記第一の速度に含まれる速度誤差成分における第一の制御量である振幅成分及び第二の制御量である位相成分同定するノイズ信号同定部と、を備え、
前記ノイズ信号同定部で同定した前記速度誤差成分に基づいて前記第一の度を補正する。
本発明によれば、エレベーター制御装置は、エンコーダの偏心により発生する速度検出の誤差成分に対し補正を行うための第の制御量である振幅成分と第の制御量である位相成分とを自動で検出し補正処理を行うことができる。このため、振幅成分と位相成分を同定するための調整作業の必要がなく、エンコーダの偏心によるエレベーターの上下振動を低減することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係るエレベーター制御装置の速度制御系を示す構成図である。 本発明に係り、パルス幅速度検出部で検出される速度ω(a)と、磁極位置検出センサ6から出力されるパルス信号(b)と、エンコーダ5から出力されるパルス信号(c)との関係を示す図である。 本発明に係るパルス幅速度検出部の構成を示すブロック図である。 本発明に係る回転同期速度検出部の構成を示すブロック図である。 本発明に係る振幅検出部の構成を示すブロック図である。 本発明に係る位相検出部13の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に、本発明に係るエレベーター制御装置の速度制御系の構成図を示す。エレベーターは、建屋に形成された昇降路内を複数の階床間に跨って移動する乗りかごがロープを介しておもりに接続されている(機械系モデル4)。乗りかごの移動は、電動機3によって綱車が駆動されることにより行われる。電動機(モータ)3は、電力変換器2によって駆動用の電力の供給が行われ、かごを停止するときに使用されるブレーキ(図示せず)によって制動される。
電動機3には、エンコーダ5と磁極位置検出センサ6とが設けられている。エンコーダ5は電動機3の回転速度に応じた時間間隔でパルス信号を出力する。磁極位置検出センサ6は電動機3の磁極位置を検出するために用いられ、電動機3の回転子が180度回転する毎に反転するパルス信号を出力する。
速度制御器(速度制御部)1は、電動機3の回転を検出するためのエンコーダ5により検出された速度と、速度指令ωとの差分ωerrorをゼロに近付けるように制御する。通常、この制御は比例積分制御が用いられる。エンコーダ5により出力されるパルス信号はパルス幅速度検出部7に入力され、パルス幅速度検出部7はこのパルス信号のパルス間隔(時間)を計測することにより、電動機3の回転速度ωが検出される。
エンコーダ5に偏心などが無い場合、回転速度ωがフィードバックされ、加算器8に入力される。加算器8で速度指令ωと回転速度ωとの差分ωerrorが演算され、速度制御部1に入力される。速度制御部1は差分ωerrorをゼロに近付けるようにトルク指令値τを演算し、電力変換器2に向けて出力する。電力変換器2はトルク指令値τを受けてトルク指令値τに応じた励磁電流τを電動機3に供給する。
パルス幅速度検出部7で検出される回転速度ωは、以下の式1で表される。
ω=((π・R)/E)/Δt (式1)
ここで、Rはエンコーダの直径、Eはエンコーダ5の分解能、Δtは1パルスの測定時間を示す。エンコーダ5の直径R及び分解能Eは設計情報として既知であるため、1パルスあたりの距離(π・R)/Eが分かっており、1パルスあたりの時間Δtを測定することで、回転速度情報ωを得ることができる。
図2に、パルス幅速度検出部7で検出される回転速度ω(a)と、磁極位置検出センサ6から出力されるパルス信号(b)と、エンコーダ5から出力されるパルス信号(c)とを示す。図2(c)に示すように、電動機3の回転子が1回転する間に、エンコーダ5からはE個のパルスが出力される。1パルスあたりの時間Δtはパルス間隔(時間)に相当する。
図3に、パルス幅速度検出部7の構成をブロック図で示す。パルス幅速度検出部7は、計時部7Aとパルス幅速度演算部7Bとを備える。計時部7Aは、エンコーダ5から出力されるパルス信号(パルス列)に基づいて、パルス間隔(時間)Δtを検出(計測)する。パルス幅速度演算部7Bは、計時部7Aで検出された時間Δtに基づいて、式1を用いて回転速度ωを算出する。エンコーダ5の直径R及び分解能Eは図示しないメモリに記憶されたデータを読み出して使用する。
しかし、エンコーダ5に偏心があった場合、パルス幅速度検出部7により検出される回転速度ωには、以下の式2で示す検出誤差Δωが発生する。
Δω=P・ω・sin(ω・t+φ) (式2)
ここで、ωはモータの回転速度、Pは定数、φは位相を示す。Pはエンコーダの偏心量によって変わる定数であり、取り付け精度が高いほど小さい。また、φは偏心成分の位相のずれを示し、これも取り付け状況によって変わるものである。
式2のΔωは速度検出誤差として速度フィードバック信号に乗ってフィードバックされるため、これを打ち消す手段として破線部16の速度誤差キャンセル部を設けている。制御ブロック9は第1の制御量であるAと第2の制御量であるφに基づき、正弦波を作成するブロック(正弦波生成ブロック)である。また制御ブロック9中のωrmtは、モータの時間あたりの回転角度を表しており、パルス幅速度検出部7にて検出される回転速度ωを積分ブロック15にて積分することで計算が行われる。
ノイズ信号同定部(速度誤差成分同定部)10は、エンコーダ偏心による速度検出誤差である式2の振幅A(=P・ω)成分と位相φ成分を同定する部分である。ノイズ信号同定部10は、パルス幅速度検出部7と回転同期速度検出部11と振幅検出部12と位相検出部13とで構成されている。まず、振幅A成分の同定方法について説明する。
振幅Aの同定は、速度検出特性の異なる2つの速度検出方法を用いて行う。まず、パルス幅速度検出部7は、エンコーダ5のパルス間隔の時間を測定することで速度を検出する。この方法では、エンコーダの分解能が大きい場合は精度の良い速度情報ωを制御周期毎に検出することができる。一方でエンコーダ5の偏心の影響を受けやすく、式2で示す速度検出誤差Δωが生じる。なお、パルス幅速度検出部7では、エンコーダ5のパルス間隔(時間)Δtに基づいて、式1を用いて回転速度ωを算出する。
回転同期速度検出部11は、エンコーダ5が一回転したときに速度を検出する。この方法では、一回転する毎に速度を検出するため、回転に起因するエンコーダの偏心の影響を受けない。しかしながら、エレベーターの電動機3の回転速度は通常1〜4Hzと遅く、検出する周期(サンプリング周期)が長くなるため、速度制御にそのまま適用するには不適である。回転同期速度検出部11により検出される速度ωは、以下の式3で表される。
ω=(π・R)/Δt (式3)
図4に、回転同期速度検出部11の構成をブロック図で示す。回転同期速度検出部11は、計時部11Aと回転同期速度演算部11Bとを備える。計時部7Aは、エンコーダ5から出力されるパルス信号(パルス列)に基づいて、電動機3の回転子が一回転するのに要する時間Δt(図2(c)参照)を検出(計測)する。回転同期速度演算部11Bは、計時部11Aで検出された時間Δtに基づいて、式3を用いて回転速度ωを算出する。エンコーダ5の直径Rは図示しないメモリに記憶されたデータを読み出して使用する。
ここで、パルス幅速度検出部7と回転同期速度検出部11とのそれぞれの検出方法に誤差がない場合は、ω=ωとなる。しかし、パルス幅速度検出部7による検出方法では、検出した回転速度ωに、エンコーダ偏心による速度検出誤差(式2)がある。このため、式4に示すように、パルス幅速度検出部7で検出した回転速度ωと回転同期速度検出部11で検出した回転速度ωとの差分をとることで、エンコーダ偏心による速度検出誤差成分のみを抽出できる。
ω−ω=P・ω・sin(ω・t+φ) (式4)
速度検出誤差のない回転速度ωは回転同期検出12により既知である。また、エンコーダ偏心を打ち消すための第1の制御量である振幅A(=P・ω)は、式4の波形データから検出することができる。
図5に、第1の制御量である振幅Aを検出する振幅検出部12の構成をブロック図で示す。振幅検出部12は加算器12AとPeak-to-Peak(ピーク・ツー・ピーク)検出部12Bと乗算部12Cとを備えている。加算器12Aは、パルス幅速度検出部7で検出した回転速度ωから回転同期速度検出部11で検出した回転速度ωを減算する。Peak-to-Peak検出部12Bは、加算器12Aから出力される波形データ(波形値)を少なくとも一周期分記憶する。さらに、記憶したデータの中から最大値と最小値とを検出して、最大値と最小値との差分(波形のピーク・ツー・ピーク値)を算出する。乗算部12Cは、Peak-to-Peak検出部12Bで算出された波形のピーク・ツー・ピーク値に1/2を乗算して、振幅値を算出する。
次に、第2の制御量である位相成分の同定方法について、説明する。位相φは、位相検出部13により検出される。位相検出部13は、電動機3に取り付けた磁極位置検出センサ6と、パルス幅速度検出部7により検出された速度情報ωを利用して、位相φを検出する。図2の(a)(b)は、このパルス幅速度検出部7により検出された速度検出波形と磁極位置検出センサ6により検出された波形の関係を示している。図2中では、磁極位置検出センサ6はモータの機械的な角度が180度回転するたびに出力を反転するセンサとなっているが、この出力が反転する角度は任意でよい。また、機械的に固定された位相を示す信号が得られれば、磁極位置検出センサ6に限らず、その他のセンサを用いてもよい。この時の位相φは、以下の式で計算される。
φ=arcsin(ω180°max) (式5)
このとき、位相φは解を二つ示すので、パルス幅速度検出部7により検出される速度検出波形が上に凸であるか、下に凸であるかで位相φを決定する。
図6に、第2の制御量である位相φを検出する位相検出部13の構成をブロック図で示す。位相検出部13はPeak(ピーク)検出部13Aと固定位相波形値検出部13Bと位相演算部13Cとを備えている。Peak検出部13Aは、パルス幅速度検出部7により検出された速度検出波形から最大値(ピーク値)ωmaxを検出する。最大値ωmaxの検出は、図5のPeak-to-Peak検出部12Bで説明したのと同様に、波形データを記憶し、記憶したデータの中から最大値を検出することにより、実行することができる。固定位相波形値検出部13Bは、磁極位置検出センサ6の出力で決められる固定位相における波形値ω180°を検出する。位相演算部13Cは、最大値ωmaxと波形値ω180°とに基づいて、式5を用いて位相φを算出する。
上述したように、本実施形態では、ノイズ信号同定部10は、パルス幅速度検出部7で検出される第一の速度ωと回転同期速度検出部11で検出される第二の速度ωとに基づいて、第一の速度ωに含まれる速度誤差成分の振幅Aを検出する振幅検出部12と、機械的に固定された位相でパルス幅速度検出部7から得られる第一の速度ωとパルス幅速度検出部7から得られる第一の速度ωの最大値とに基づいて速度誤差成分の位相φを検出する位相検出部13とを備える。そして、ノイズ信号同定部10において、速度誤差成分として振幅Aと位相φとを有する正弦関数又は余弦関数を同定し、同定した正弦関数又は余弦関数に基づいて算出される誤差成分を第1の速度ωから減算して第一の速度を補正する。これにより、エンコーダ5の偏心によって発生する誤差成分をキャンセルすることができる。
式2及び式4では、正弦関数を用いて説明したが、位相φを補正することにより余弦関数を用いることも可能である。
再び図1に戻って説明する。振幅検出部12で検出された振幅Aと位相検出部13で検出された位相φは、制御ブロック9に入力される。制御ブロック9では、式2及び式4に基づいて、エンコーダ5の偏心による速度検出誤差をキャンセルするための正弦波が生成される。制御ブロック9で生成された正弦波は加算器14でパルス幅速度検出部7により検出された回転速度ωから減算される。これにより、エンコーダ5の偏心による速度検出誤差がキャンセルされた回転速度をフィードバックすることができる。
上述した実施例によれば、モータ(3)に取り付けられた第一のパルス発生装置(5)と、第一のパルス発生装置(5)より出力パルス間隔が長い第二のパルス発生装置(6)と、第一のパルス発生装置(5)のパルス幅間隔から速度を検出するパルス幅速度検出部(7)と、モータ(3)の回転と同期して速度を検出する同期速度検出部(11)と、前記2種類の速度検出部で検出される速度情報と第二パルス発生装置(6)で出力されるパルス信号とを用いて第一の制御量である振幅及び第二の制御量である位相を決定するノイズ信号同定部(10)と、ノイズ信号同定部(10)の演算結果に基づいてパルス幅速度検出部(7)により検出された速度値を補正することを特徴としたエレベーター制御装置が実現される。このエレベーター制御装置は、エンコーダの偏心により発生する速度検出誤差に対して補正を行うための第一の制御量である振幅及び第二の制御量である位相を、自動で検出して補正処理を行うことができる。このため、調整作業の必要がなく、エンコーダの偏心による上下振動を低減することが可能となる。なお、括弧付きで付した符号は、上述した実施例で対応する構成を示す。
上述した速度制御器1、パルス幅速度検出部7、回転同期速度検出部11、振幅検出部12、位相検出部13及び速度誤差キャンセル部16は、例えば、CPU、メモリ、入出力回路及びタイマ回路などのコンピュータシステム全体を半導体チップに集積して搭載したマイクロコンピュータを用いて、構成することができる。この場合、各処理部の機能を実行するためのプログラムやデータがメモリ或いは外部記憶装置に記憶される。
また、上述の実施例では電動機3の回転速度を用いて説明したが、電動機3の回転速度を綱車の周速やその他の速度に変換して用いてもよい。電動機3の回転速度、綱車の周速及び電動機3の回転速度から変換されるその他の速度情報を含んで、モータの回転に関する速度と呼ぶ。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…速度制御器、2…電力変換器、3…電動機(モータ)、5…エンコーダ、6…磁極位置検出センサ、7…パルス幅速度検出部、8…加算器、9…正弦波生成ブロック、10…ノイズ信号同定部、11…回転同期速度検出部、12…振幅検出部、13…位相検出部、14…加算器、15…積分器、16…速度誤差キャンセル部。

Claims (3)

  1. 乗りかごとおもりとをロープでつなぎ、ロープを巻き付けた綱車をモータで駆動して乗りかごを昇降させるエレベーターに用いられ、モータに取り付けられた第一のパルス発生装置から出力されモータの回転速度情報を含む第一のパルス信号を用いてモータの回転を制御するエレベーター制御装置において、
    前記第一のパルス信号よりもパルス間隔が長い第二のパルス信号を発生する第二のパルス発生装置と、前記第一のパルス信号のパルス間隔からモータの回転に関する第一の速度を検出するパルス幅速度検出部と、モータの回転と同期してモータの回転に関する第二の速度を検出する同期速度検出部と、前記第一の速度と前記第二の速度とに基づいて前記第一の速度に含まれる速度誤差成分における第一の制御量である振幅成分及び第二の制御量である位相成分を同定するノイズ信号同定部と、を備え、
    前記ノイズ信号同定部で同定した前記速度誤差成分に基づいて前記第一の速度を補正することを特徴とするエレベーター制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーター制御装置において、
    前記ノイズ信号同定部は、前記速度誤差成分の前記振幅成分を検出する振幅検出部と、機械的に固定された位相で前記パルス幅速度検出部から得られる前記第一の速度と前記第一の速度の最大値とに基づいて前記速度誤差成分の前記位相成分を検出する位相検出部と、を備えたことを特徴とするエレベーター制御装置。
  3. 請求項2に記載のエレベーター制御装置において、
    前記第一のパルス発生装置はエンコーダであり、
    前記速度誤差成分は前記エンコーダの偏心によって発生する誤差成分であり、
    前記速度誤差成分として前記振幅成分と前記位相成分とを有する正弦関数又は余弦関数を同定し、同定した前記正弦関数又は前記余弦関数に基づいて算出される前記速度誤差成分を前記第一の速度から減算して前記第一の速度を補正することを特徴とするエレベーター制御装置。
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