JP6324704B2 - 気動車 - Google Patents
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Description
この場合には、異常検知装置が、加速度センサに加えて歪みセンサを用いて第1推進軸又は第2推進軸が落下したかを判断するため、第1推進軸の落下又は第2推進軸の落下をより確実に検知することができる。
この場合には、第1推進軸が落下して第1落下防止枠の下辺部に衝突した後、第1推進軸と凹凸部分との衝突によって第1落下防止枠に作用する加速度が増幅する。同様に、第2推進軸が落下して第2落下防止枠の下辺部に衝突した後、第2推進軸と凹凸部分との衝突によって第2落下防止枠に作用する加速度が増幅する。こうして、異常検知装置は、しきい値より大きい加速度と増幅した加速度の両方によって第1推進軸の落下又は第2推進軸の落下を判断するため、誤検知を確実に防止できる。
この場合には、第1加速度センサと異常検知装置によって、第1減速機又は第2減速機と台車枠のストッパとが衝突する異常事態を検知することができる。
この場合には、第1推進軸又は第2推進軸の自在継手と台車枠とが衝突すると、第2推進軸の自在継手に十字状の突起部が形成されているため、第2推進軸の回転周期の約4倍に相当する周期性の加速度が生じる。この周期性の加速度を利用して、第1推進軸又は第2推進軸の自在継手と台車枠とが衝突する異常事態を検知することができる。
本発明に係る気動車の各実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、第1実施形態の気動車1を模式的に示した図である。また、図2は、図1に示したA部分を拡大した図である。
第1実施形態の気動車1によれば、万一第1推進軸40の一方の端部40a,40bが外れて第1推進軸40が地面に向けて落下すると、第1推進軸40が第1落下防止枠50の下辺部50aに衝突して、第1落下防止枠50に衝撃による加速度が作用する。同様に、万一第2推進軸60の一方の端部60a,60bが外れて第2推進軸60が地面に向けて落下すると、第2推進軸60が第2落下防止枠70の下辺部70aに衝突して、第2落下防止枠70に衝撃による加速度が作用する。この場合、異常検知装置90が、加速度センサ80A,80Bが測定する加速度と第1しきい値,第2しきい値とを比較することで、第1推進軸40又は第2推進軸60が落下したことを速やかに検知することができる。更に、上述したように、異常検知装置90は、台車枠33のストッパ33aと第1減速機34のストッパ34aとの衝突、台車枠33の下部分33bと自在継手43の十字状の突起部43aとの衝突も速やかに検知することができる。この結果、運転士は、これらの異常事態をすぐに認識することができ、車両の走行を速やかに停止させることができる。
第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、第1実施形態と同様の部分の説明については省略する。第1実施形態では、加速度センサ80A,80Bを用いて第1推進軸40又は第2推進軸60の落下を検知したが、第2実施形態では、歪みセンサを用いて第1推進軸40又は第2推進軸60の落下を検知することに特徴がある。
第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、第1実施形態と同様の部分の説明については省略する。図9に示すように、第3実施形態では、第1落下防止枠50の下辺部50aの上面50dに凹凸部分50eが形成されている。この凹凸部分50eは、第1推進軸40が落下した後に、第1推進軸40との衝突によって第1推進軸40の回転振動を増幅させるものである。異常検知装置90は、加速度センサ80Aによって測定された加速度が第1推進軸40と凹凸部分50eとの衝突によって所定の増幅度より大きいことを検出したときに、第1推進軸40が落下したと判断するようになっている。なお、所定の増幅度は、予め行われる実験又はシミュレーション等によって最適な値が決定されて、異常検知装置90によって予め記憶されている。
例えば、第1実施形態では、第1減速機34のストッパ34aと台車枠33のストッパ33aとの衝突を検知できるように構成したが、第2減速機35のストッパと台車枠のストッパとの衝突を検知できるように構成しても良い。また、第1実施形態では、第2推進軸60の自在継手43の十字状の突起部43aの衝突を検知するように構成したが、第2推進軸60の自在継手44や第1推進軸40の自在継手41,42の衝突を検知するように構成しても良い。
また、各実施形態及び変形例の特徴をそれぞれ適宜組み合わせて実施することも可能である。
10 ディーゼルエンジン
12 変速機
20 車体
20a 台枠
30A,30B 台車
31 第1輪軸
32 第2輪軸
33 台車枠
34 第1減速機
35 第2減速機
40 第1推進軸
50 第1落下防止枠
50a 下辺部
50e 凹凸部分
60 第2推進軸
70 第2落下防止枠
80A,80B 加速度センサ
90 異常検知装置
91 第1衝撃センサ
92 第2衝撃センサ
93 歪みセンサ
100 管理装置
Claims (7)
- 車体に支持されるエンジンからの駆動力が変速機を介して第1推進軸に伝達され、
前記第1推進軸に伝達された駆動力が、第1減速機を介して台車の第1輪軸に伝達されると共に、第2推進軸及び第2減速機を介して台車の第2輪軸に伝達され、
前記車体に取付けられていて前記第1推進軸が地面に接することを防止する第1落下防止枠と、前記第2推進軸が地面に接することを防止する第2落下防止枠とが設けられている気動車において、
前記第1落下防止枠及び前記第2落下防止枠の少なくとも一方に生じる加速度を測定可能な加速度センサが設けられていて、
前記第1推進軸と前記第1落下防止枠との衝突又は前記第2推進軸と前記第2落下防止枠との衝突を判断するための加速度のしきい値を予め記憶していて、前記加速度センサが測定する加速度と前記しきい値とを比較して前記第1推進軸又は前記第2推進軸が落下したか否かを判断する異常検知装置が設けられていることを特徴とする気動車。 - 請求項1に記載された気動車において、
前記第1落下防止枠及び前記第2落下防止枠の少なくとも一方に生じる歪みを測定可能な歪みセンサが設けられていて、
前記異常検知装置は、前記第1推進軸と前記第1落下防止枠との衝突又は前記第2推進軸と前記第2落下防止枠との衝突を判断するための歪みの規定値を予め記憶していて、前記歪みセンサが測定する歪みと前記規定値とを比較して前記第1推進軸又は前記第2推進軸が落下したか否かを判断することを特徴とする気動車。 - 請求項1又は請求項2に記載された気動車において、
前記第1落下防止枠の下辺部の上面及び前記第2落下防止枠の下辺部の上面の少なくとも一方に、凹凸部分が形成されていて、
前記異常検知装置は、前記加速度センサが測定する加速度が前記しきい値より大きく、且つ前記測定された加速度が前記第1推進軸と前記凹凸部分との衝突によって増幅したこと又は前記第2推進軸と前記凹凸部分との衝突によって増幅したことを検出したときに、前記第1推進軸又は前記第2推進軸が落下したと判断することを特徴とする気動車。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載された気動車において、
前記台車の台車枠に生じる加速度を測定可能な第1加速度センサが設けられていて、
前記異常検知装置は、前記第1減速機又は前記第2減速機と前記台車枠のストッパとの衝突を判断するための加速度の基準値を予め記憶していて、前記第1加速度センサが測定する加速度と前記基準値とを比較して、前記第1減速機又は前記第2減速機と前記台車枠のストッパとが衝突したか否かを判断することを特徴とする気動車。 - 請求項1乃至請求項4の何れかに記載された気動車において、
前記台車の台車枠に生じる加速度を測定可能な第2加速度センサが設けられていて、
前記異常検知装置は、前記第2加速度センサが測定した加速度に対して前記第1推進軸又は前記第2推進軸の自在継手と前記台車枠との衝突による周期性を検出したときに、前記自在継手と前記台車枠とが衝突したと判断することを特徴とする気動車。 - 車体に支持されるエンジンからの駆動力が変速機を介して第1推進軸に伝達され、
前記第1推進軸に伝達された駆動力が、第1減速機を介して台車の第1輪軸に伝達されると共に、第2推進軸及び第2減速機を介して台車の第2輪軸に伝達され、
前記車体に取付けられていて前記第1推進軸が地面に接することを防止する第1落下防止枠と、前記第2推進軸が地面に接することを防止する第2落下防止枠とが設けられている気動車において、
前記第1落下防止枠及び前記第2落下防止枠の少なくとも一方に生じる歪みを測定可能な歪みセンサが設けられていて、
前記第1推進軸と前記第1落下防止枠との衝突又は前記第2推進軸と前記第2落下防止枠との衝突を判断するための歪みの規定値を予め記憶していて、前記歪みセンサが測定する歪みと前記規定値とを比較して前記第1推進軸又は前記第2推進軸が落下したか否かを判断する異常検知装置が設けられていることを特徴とする気動車。 - 車体に支持されるエンジンからの駆動力が変速機を介して第1推進軸に伝達され、
前記第1推進軸に伝達された駆動力が、第1減速機を介して台車の第1輪軸に伝達されると共に、第2推進軸及び第2減速機を介して台車の第2輪軸に伝達され、
前記車体に取付けられていて前記第1推進軸が地面に接することを防止する第1落下防止枠と、前記第2推進軸が地面に接することを防止する第2落下防止枠とが設けられている気動車において、
前記第1落下防止枠及び前記第2落下防止枠の少なくとも一方に生じる加速度を測定可能な加速度センサが設けられていて、
前記第1落下防止枠の下辺部の上面及び前記第2落下防止枠の下辺部の上面の少なくとも一方に、凹凸部分が形成されていて、
前記測定された加速度が前記第1推進軸と前記凹凸部分との衝突によって増幅したこと又は前記第2推進軸と前記凹凸部分との衝突によって増幅したことを検出して、前記第1推進軸又は前記第2推進軸が落下したと判断する異常検知装置が設けられていることを特徴とする気動車。
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