JP6323452B2 - 表示制御装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

表示制御装置、その制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
特許文献1には、表示部にテキストデータや画像データなどの情報を表示させ、タッチパネルなどを利用した表示部への操作によって、情報表示をスクロール表示させる携帯型情報端末装置が記載されている。
また、特許文献2には、表示対象の端が表示領域の端に既に達している段階で、移動操作がなされた場合において、表示対象の端から操作体の位置までに存在するアイテムを変形させて表示する情報処理装置が記載されている。たとえば、表示対象の端から操作体の位置までに存在する各アイテムのそれぞれの移動方向への伸長を行っている。この特許文献2に記載の情報処理装置によれば、表示対象を移動させる操作を行っている段階において、残りどの程度、表示対象を移動させることができるかを把握できる。
また、特許文献3には、表示領域に少なくとも一部が表示される複数の選択オブジェクトを、入力装置からの出力信号に基づいて、表示領域に相対して移動させ、移動された複数の選択オブジェクトが表示領域における所定位置に到達したときは、表示領域に表示されている複数の選択オブジェクトの少なくとも一つを変形させて表示する表示制御装置が記載されている。
特開2003−330613号公報 特開2012−083878号公報 特開2012−063862号公報
しかしながら、上記文献記載の技術では、表示対象を移動させる操作を行っている段階において、たとえば、表示対象の上端が表示枠の上端に到達した後、さらに表示対象を下方にスクロールさせる操作がされた場合、表示対象の上端から操作体(指など)の位置まで(操作体の位置より上方向)に存在する各アイテムや複数の選択オブジェクトを伸長させているが、操作体の位置から下方向の、表示領域の下端までの範囲を含む表示領域内の表示内容全体を変形させるという発想はなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作による表示内容への作用を表示内容全体への視覚効果で表現することで、表示内容に対する操作感と、その操作の作用の視覚的な認識効果を向上する表示制御装置、表示制御装置の制御方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の表示制御装置は、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の位置を取得し、前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御手段と、
を備え
前記表示制御手段は、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作方向を取得し、
取得した前記操作方向および当該操作方向に対して垂直方向に前記表示内容全体を変形させる。
本発明の第2の表示制御装置は、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の位置を取得し、前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させ、
前記表示制御手段は、
固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が大きくなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定する。
本発明の第3の表示制御装置は、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の位置を取得し、前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させ、
前記表示制御手段は、
前記第1範囲において、固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定し、前記第1範囲の前記表示内容を前記変形量で伸長する。
本発明の第1の表示制御装置の制御方法は、
表示制御装置が、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付け、
受け付けた前記所定操作の位置を取得し、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させ
受け付けた前記所定操作の操作方向を取得し、
取得した前記操作方向および当該操作方向に対して垂直方向に前記表示内容全体を変形させる。
本発明の第2の表示制御装置の制御方法は、
表示制御装置が、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付け、
受け付けた前記所定操作の位置を取得し、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させ、
受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させ、
固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が大きくなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定する。
本発明の第3の表示制御装置の制御方法は、
表示制御装置が、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付け、
受け付けた前記所定操作の位置を取得し、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させ、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させ、
前記第1範囲において、固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定し、前記第1範囲の前記表示内容を前記変形量で伸長する。
本発明の第1のコンピュータプログラムは、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける手順、
受け付けた前記所定操作の位置を取得する手順、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、をコンピュータに実行させる。
本発明のコンピュータプログラムは、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける手順、
受け付けた前記所定操作の位置を取得する手順、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、
受け付けた前記所定操作の操作方向を取得する手順、
取得した前記操作方向および当該操作方向に対して垂直方向に前記表示内容全体を変形させる手順、をコンピュータに実行させる。
本発明の第2のコンピュータプログラムは、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける手順、
受け付けた前記所定操作の位置を取得する手順、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、
受け付けた前記所定操作の操作量を取得する手順、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させる手順、
固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が大きくなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定する手順、をコンピュータに実行させる。
本発明の第3のコンピュータプログラムは、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける手順、
受け付けた前記所定操作の位置を取得する手順、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させる手順、
前記第1範囲において、固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定し、前記第1範囲の前記表示内容を前記変形量で伸長する手順、をコンピュータに実行させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、表示内容に対する操作感と、その操作の作用の視覚的な認識効果を向上する表示制御装置、表示制御装置の制御方法、およびプログラムが提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置を実現するスマートフォンの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る表示制御装置の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る表示制御装置100の構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置100は、表示部(不図示)において、表示枠内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付ける操作受付部102と、操作受付部102が受け付けた所定操作130の位置を取得し、表示枠内に表示される表示内容122全体を、表示枠内の表示内容122の位置に対する、所定操作130の位置の相対的位置関係に応じて該表示内容122の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御部104と、を備える。
本発明において、表示枠とは、表示制御対象となる表示部の全画面、および表示部の画面に表示される少なくとも一つのウィンドウ等の領域を示す境界である。表示枠内とは、表示部の全画面表示の範囲、および表示部に表示される各ウィンドウ内の範囲の少なくともいずれかを指す。なお、表示枠の形状は、矩形に限定されるものではなく、様々な形状とすることができる。また、表示枠を構成する境界線は、直線でも曲線でもよい。
また、表示枠内には、表示対象の少なくとも一部の領域(以後、表示領域と呼ぶ)の内容(以後、表示内容122と呼ぶ)が表示され、表示部に表示されている表示内容122に対するスワイプ、フリックまたはドラッグ操作等の所定操作130により、表示枠内(全画面内またはウィンドウ内)に表示される表示領域を移動させて表示内容122を変更することができる。
本発明において、表示対象は、ウェブページ、テキストファイル、文書ファイル、表計算ファイル、画像、映像、電話帳等の各種ツール、各種アプリケーションの表示等、表示部の画面の表示枠内に少なくとも一部が表示枠内で所定操作130により移動可能に表示されるオブジェクト全般を含む。
上述した表示制御装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされる図1の構成要素を実現するプログラム、ネットワーク接続用インタフェースを備える任意のコンピュータ(不図示)のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。図1は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
本実施の形態の表示制御装置100において、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラムに対応する各種の処理動作をコンピュータが実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本発明の表示制御装置は、上記コンピュータを備えるスマートフォン、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、音響デバイス、または映像デバイス等、任意の情報表示装置に適用することができる。なお、情報表示装置と、表示部は一体となっていなくてもよく、表示制御装置に接続され、表示制御装置により制御される表示装置であってもよい。
また、本発明の表示制御装置は、1つのチップや装置として実現されてもよく、さらに、他の装置に装着するような形態で実現されてもよい。
本実施形態のコンピュータプログラムは、表示制御装置100を実現させるためのコンピュータに、表示部において、表示枠120内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付ける手順、受け付けた所定操作130の位置を取得する手順、表示枠120内に表示される表示内容122全体を、表示枠120内の表示内容122の位置に対する、所定操作130の位置の相対的位置関係に応じて該表示内容122の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、を実行させるように記述されている。
本発明のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
上述のような構成において、本発明の実施の形態に係る表示制御装置100による制御方法を以下に説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る表示制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図3は、本発明の実施の形態に係る表示制御装置100の動作を説明するための図である。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置100の制御方法は、表示制御装置100が、表示部26において、表示枠120内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付け(ステップS101)、受け付けた所定操作130の位置を取得し(ステップS103)、表示枠120内に表示される表示内容122全体を、表示枠120内の表示内容122の位置に対する、所定操作130の位置の相対的位置関係に応じて該表示内容122の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる(ステップS105)ものである。
詳細には、まず、表示部26には、表示対象の少なくとも一部の表示領域112が表示枠120内に表示されている。そして、ステップS101において、操作受付部102が、表示部26において、表示枠120内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付ける。
ステップS103において、表示制御部104は、操作受付部102が受け付けた所定操作130の位置を取得する。
そして、ステップS105において、表示制御部104は、表示枠120内に表示される表示内容122全体を、表示枠120内の表示内容122の位置に対する、所定操作130の位置の相対的位置関係に応じて表示内容122の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる。
図3(a)に示す通り、表示対象110の下の方の表示枠120外の部分を閲覧するために、表示対象110を上に移動させる(このとき、表示領域112は下に移動する)ための所定操作130aを、操作受付部102が受け付けると、表示制御部104が、所定操作130aに基づいて、表示枠120内において表示対象110を上方へスクロールさせ、表示対象110の表示領域112を下方に移動させる。スクロールされた結果、表示枠120の一端121に、表示対象110の一端(ここでは下端)111が到達したとする。言い換えれば、表示領域112の一端(ここでは下端)が表示対象110の一端111に到達したとする。
この時、図3(b)に示すように、表示枠120内にはオブジェクト124aを含む表示内容122aが表示されているものとする。操作受付部102が、さらに表示内容122aに対する所定操作130b(表示対象110を上方へスクロールさせる操作)を受け付けると、表示制御部104が、操作受付部102から所定操作130bの位置を取得する。そして、表示制御部104が、表示枠120内に表示される表示内容122a全体を、表示枠120内の表示内容122aの位置に対する、所定操作130bの位置の相対的位置関係に応じて表示内容122aの部分ごとに決められる変形方法および変形量で変形させる。そして、表示枠120内には、図3(c)に示す通り、決められた変形方法および変形量で変形されたオブジェクト124bを含む、決められた変形方法および変形量で変形された表示内容122bが表示される。
なお、図3(b)および図3(c)において、表示内容122aおよび表示内容122bに示される複数のラインからなる格子は、各表示内容のサイズ比を示すための補助線である。この例では、図3(b)の表示内容122aが、所定操作130bにより図3(c)の表示内容122bに、縦横等倍で一様に伸長されることを示している。
本実施形態では、縦横等倍で一様に伸長するように、変形方法および変形量を決めている例を示しているが、これに限定されるものではない。他の例については、後述する実施形態で詳細に説明する。
以上説明したように、本発明の実施の形態の表示制御装置100によれば、操作による表示内容への作用を表示内容全体への視覚効果で表現することで、表示内容に対する操作感と、その操作の作用の視覚的な認識効果を向上することができる。
たとえば、移動操作を受け付けても表示がそれ以上移動できない状況であった場合に、表示に変化がないとユーザは故障や正しくない操作が原因で装置が反応しなかったのではないかと考えてしまう可能性がある。しかし、本実施形態の表示制御装置100では、操作に応じて変形表示することによって表示内容が変わるので、ユーザは、故障や正しくない操作が原因で装置が反応しなかったわけではないと知ることができる。また、表示内容があたかも伸縮する材質からなるオブジェクトで、そのオブジェクトが伸縮しているという連想をユーザにもたらすことによって、表示内容が操作によってそれ以上移動しないことをユーザに直感的に報知することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の実施形態に係る表示制御装置200の構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の表示制御装置を、スマートフォン10により実現する実施形態について説明する。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置200は、上記実施形態の表示制御装置100とは、表示内容の端を表示枠内で固定して、表示内容全体を変形させる点で相違する。特に、本実施形態では、所定操作の操作量に応じた変形率によって決まる変形量で表示内容を一様に変形させる。本実施形態の表示制御装置200は、図1の上記実施形態と同様な操作受付部102を備えるとともに、さらに、表示制御部204を備える。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置200において、表示部において、表示枠内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付ける操作受付部102と、操作受付部102が受け付けた所定操作130の位置を取得し、表示枠内に表示される表示内容122全体を、表示枠内の表示内容122の位置に対する、所定操作130の位置の相対的位置関係に応じて該表示内容122の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御部204と、を備え、表示制御部204は、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で、表示内容122全体を変形させる。
また、本発明の実施の形態に係る表示制御装置200において、操作受付部102は、受け付けた所定操作130の終了をさらに検出し、表示制御部204は、操作受付部102により所定操作130の終了が検出された時、表示枠120内の表示内容122を変形表示状態から変形前表示状態に戻す。
表示内容122に対する所定操作130は、指、手、タッチペン、マウス、キー等の操作体によって行われるが、操作体による操作はタッチ(接触)、近接(非接触)のいずれであってもよい。また、所定操作130とは、たとえば、ドラッグ、フリック、スワイプ、またはタップ等の操作面に対する操作体による操作、アイコン、メニュー、ボタン、スクロールバー等に対するマウスポインタによるマウス等を用いた操作を含む。
また、所定操作130の終了とは、たとえば、ドラッグ、フリック、またはスワイプ等の操作により表示内容122に対して行われた一動作の終わりを意味する。表示制御部204は、所定操作130が持続している間は、表示枠120内の表示内容122の変形表示の状態を保持し、所定操作130の終了を検出した時に、変形表示状態から変形前の表示状態に戻す。
本実施形態では、表示部に対する所定操作130として、タッチパネル画面に対するユーザの指等による操作により行う例について説明するが、これに限定されるものではない。以下に例示するように、表示部に対する様々な操作について、本発明は適用でき、それぞれ所定操作130の終了の検出方法が異なる。
(a)タッチパネル操作の場合、表示部の画面上から指やタッチペン等の操作体が離れた時を所定操作130の終了として検出する。または、タップ等の予め定められた他の操作を検知することで検出してもよい。
(b)非接触型パネル操作の場合、操作体と表示部の画面の間の距離または操作体の移動量の変化等に基づき、操作の終了を検知した時を所定操作130の終了として検出する。
(c)マウスやキーボード操作によるマウスポインタを用いた操作の場合はボタンやキーの押下が解除された時または保持されているキー操作を解除する操作が検知された時を所定操作130の終了として検出する。
また、本発明の実施の形態に係る表示制御装置200において、表示制御部204は、操作受付部102が受け付けた所定操作130の操作量を取得し、取得した所定操作130の操作量に応じて、表示枠120内に表示される表示対象110の表示領域112を移動し、表示内容122を変更する。
ここで、表示枠120は、本実施の形態に係る表示制御装置200を実現することのできる、たとえば、スマートフォン、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、およびゲーム機などの任意の端末や情報装置の、画面全体、またはウィンドウなどである。
また、本明細書において、表示対象110とは、ウェブページ、テキストファイル、文書ファイル、表計算ファイル、画像、電話帳等の各種ツールや各種アプリケーションの画面に表示されるコンテンツや情報等、表示部26の画面の表示枠120内に少なくとも一部が表示され、かつ、表示枠120内で所定操作130により移動可能に表示される対象と定義する。ここで用いる移動とは、表示枠120内における表示対象110のスクロールの他に、表示されているオブジェクトの単純な移動を含む。
ここで、オブジェクトとは、表示対象110の中に存在するもの、または表示対象110自体で、所定操作130により移動可能なものである。たとえば、表示画面内のウィンドウ自体であってもよいし、アイコン、ツールバー、画像の所定の領域、およびアプリケーションで移動可能に作成されたもの等も含むことができる。
所定操作130の操作量は、上記実施形態の所定操作130の位置の情報を含み、所定操作130の一連の動作の時間経過毎の位置で示すことができる。さらに、所定操作130の操作量は、表示内容122に対する操作の方向、方向の変化、距離、速度、加速度、時間、およびベクトル量等の少なくともいずれかで示すことができる。あるいは、所定操作130が、ハードまたはソフトキーを用いた表示内容122に対する操作である場合、キー押下の時間、深さ、強さ、方向、および連打の間隔等の少なくともいずれかの情報も操作量に含むことができる。
また、本発明の実施の形態に係る表示制御装置200において、表示制御部204は、操作受付部102が受け付けた所定操作130の操作量を取得し、取得した所定操作130の操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、表示内容122を一様に変形させる。
表示領域112とは、表示対象110のうち、表示枠120内に表示されている領域と定義する。
表示内容122とは、表示対象110のうち、表示枠120内に表示されている表示領域112の内容である。ここで、表示内容122とは、ウェブページを例に説明すると、画像、テキスト、リンク、アイコン、メニュー、ユーザインタフェース等、表示対象110のうち、表示枠120内に表示されるすべてを含み、それらの配置および表示形態も含むものとする。
表示制御部204は、上記実施形態の表示制御部104と同様に、表示内容122の全体または少なくとも一部に対する所定操作130の位置を取得することで、表示枠120の表示内容122の位置に対する、その所定操作130の位置の相対的位置関係に応じて表示内容122の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させることができる。
さらに、本実施形態では、表示制御部204は、表示枠120の表示内容122の位置に対する、その所定操作130の位置の相対的位置関係として、表示内容122に対する所定操作130の操作量を用いて変形量を決める。
本実施形態では、表示制御部204は、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で、表示内容122全体を変形させる。そして、所定操作130の操作量に応じて表示内容122を伸長表示する。操作量が大きくなる程、表示内容122の伸長率が大きくなる。たとえば、表示対象110の一部である表示領域112が表示枠120内に表示されている場合に、表示対象110をスクロールさせて表示領域112を移動させた結果、表示領域112が表示対象110の終端まで来るとスクロールが停止し、表示内容122は表示対象110の終端に表示領域112が到達した状態に保持される。このような状態を、表示内容122の少なくとも一端が固定された状態とすることができる。あるいは、表示内容122が表示対象110の全てである場合(スクロールしない場合)も、表示内容122の少なくとも一端が固定された状態とすることができる。
また、本実施形態では、表示枠120および表示対象110がともに矩形で、表示枠120および表示対象110の端は直線の場合を例としているが、表示枠120および表示対象110の少なくともいずれかが曲線の場合は、表示枠120の端の少なくとも一部分(または1箇所)に表示対象110の端の少なくとも一部分(または1箇所)が到達した時に、表示内容122が固定された状態とすることもできる。
図5は、本発明の実施の形態に係る表示制御装置200を実現するスマートフォン10の構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態では、スマートフォン10により表示制御装置200が実現される例について説明するが、これに限定されない。表示制御装置200は、たとえば、スマートフォン以外に、携帯電話機、PDA、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、音響電子機器、デジタルカメラ、画像表示装置、またはその他の電子機器等にも適用できる。
図5に示すように、本実施形態のスマートフォン10は、CPU12と、メモリ14と、I/O(Input/Output)16と、通信制御部18と、操作部22と、操作受付部24と、表示部26と、表示制御部28と、スピーカ32と、マイク34と、音声制御部36と、を備える。
CPU12は、スマートフォン10の各要素とバス40を介して接続され、各要素とともにスマートフォン10全体を制御する。メモリ14は、スマートフォン10を動作させるためのプログラムや、そのプログラムが動作する際に使用する各種設定データ、アプリケーションデータ等を含むユーザデータを記憶するとともに、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を有する。I/O16は、スマートフォン10のCPU12と各要素とのバス40を介した入出力を制御する。
本実施形態では、スマートフォン10は、通信手段として、アンテナ19を介して、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN(Local Area Network)通信(所謂Wi−Fi(Wireless Fidelity))が可能な他の通信装置と無線LAN通信を行う通信制御部18を備える。あるいは、スマートフォン10は、中継局(不図示)を介して他の通信装置と通信してもよい。また、スマートフォン10は、他の通信手段を備えてもよい。
操作部22は、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパッド、タッチパネルなどを含む。操作受付部24は、ユーザによる操作部22の操作を受け付け、CPU12に通知する。表示部26は、LED(Light Emitting Diode)表示器や、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどを含む。表示制御部28は、CPU12からの指示に従い、表示部26に各種画面表示を行う。
スマートフォン10の場合、操作部22の少なくとも一部は表示部26と一体でタッチパネルユニット30により構成される。
スマートフォン10のタッチパネルユニット30としては、タッチパネル、タッチパッド等が挙げられる。操作受付部102は、タッチパネルユニット30の表示部26(表示枠120)内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付ける。
音声制御部36は、CPU12からの指示に従い、スピーカ32またはマイク34、あるいは、外部の音響デバイスとの音声入出力を制御する。
上述した表示制御装置200の各構成要素は、スマートフォン10のCPU12、メモリ14、メモリ14にロードされる図4の構成要素を実現するプログラム42、ネットワーク接続用インタフェース(I/O16)を備える任意のコンピュータ(スマートフォン10)のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。図4は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
図4の表示制御装置200の各構成要素は、本実施形態のスマートフォン10を制御するオペレーティングシステム、ドライバ、および、スマートフォン10が実行するアプリケーション等の少なくともいずれかのソフトウェアまたは、スマートフォン10を構成するハードウェアと前記ソフトウェアとの協働によって実現することができる。
本実施の形態の表示制御装置200において、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42に対応する各種の処理動作をスマートフォン10のCPU12が実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、上記実施形態のコンピュータプログラムの手順に加え、さらに、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で、表示内容122全体を変形させる手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
また、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、上記実施形態のコンピュータプログラムの手順に加え、さらに、受け付けた所定操作130の操作量を取得する手順、取得した所定操作130の操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、表示内容122を一様に変形させる手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
また、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、上記実施形態のコンピュータプログラムの手順に加え、さらに、受け付けた所定操作130の終了をさらに検出する手順、所定操作130の終了が検出された時、表示枠120内の表示内容122を変形表示状態から変形前表示状態に戻す手順をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
また、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、上記実施形態のコンピュータプログラムの手順に加え、さらに、受け付けた所定操作130の操作量を取得する手順、取得した所定操作130の操作量に応じて、表示枠120内に表示される表示対象110の表示領域112を移動し、表示内容122を変更する手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
次に、このように構成される本実施形態に係る表示制御装置200の制御方法を説明する。図6は、本実施形態にかかる表示制御装置200の動作の一例を示すフローチャートである。図7は、本実施形態にかかる表示制御装置200の動作を説明するための図である。
本実施形態の表示制御装置200の制御方法は、図2の上記実施形態の制御方法の手順と同様なステップS101と、ステップS105とを含むとともに、さらに、ステップS203〜ステップS213を含む。
本実施形態の表示制御装置200の制御方法は、表示制御装置200が、表示部26において、表示枠120内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付け(ステップS101)、受け付けた所定操作130の位置を取得し(ステップS203)、表示枠120内に表示される表示内容122全体を、表示枠120内の表示内容122の位置に対する、所定操作130の位置の相対的位置関係に応じて該表示内容122の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させ(ステップS105)、さらに、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で(ステップS205のYES)、前記表示内容122全体を変形させる(ステップS105)。
本実施形態の表示制御装置200の制御方法は、表示制御装置200が、さらに、受け付けた所定操作130の操作量を取得し(ステップS203)、取得した所定操作130の操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、表示内容122を一様に変形させる(ステップS209)。
ステップS209では、ステップS105で変形量と変形方法を決める際に、変形量を、所定操作130の操作量に応じた変形率で求め、変形方法を、表示内容122全体を一様に変形させる方法に決める。
さらに、本実施形態の表示制御装置200の制御方法は、表示制御装置200が、受け付けた所定操作130の終了をさらに検出し(ステップS211)、所定操作130の終了が検出された時(ステップS211のYES)、表示枠120内の表示内容122を変形表示状態から変形前表示状態に戻す(ステップS213)。
さらに、本実施形態の表示制御装置200の制御方法は、表示制御装置200が、受け付けた所定操作130の操作量を取得し(ステップS203)、取得した所定操作130の操作量に応じて、表示枠120内に表示される表示対象110の表示領域112を移動し、表示内容122を変更する(ステップS215)。
詳細には、ステップS101において、操作受付部102が、表示部26において、表示枠120内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付ける。
ステップS203において、表示制御部204が、所定操作130の位置(操作量)を取得する。
本図のフローチャートの処理は、操作受付部102により所定操作130が受け付けられた時に開始するものとする。新たな所定操作130を操作受付部102が受け付けた場合には、所定の条件で並列して同じ処理を行うこともできる。また、たとえば、表示制御部204は、ステップS101で受け付けられる所定操作130を、ステップS203で、その始点から終点までの間、所定の時間間隔で、一連の動作を区切って、それぞれの位置(操作量)を繰り返し取得することができる。この所定の時間間隔で、ステップS101〜ステップS211の間の処理が繰り返し行われるものとする。これらの処理手順は、一例であり、これらに限定されるものではない。
図7の各図において、A,B,C,D,Eで示すものは、所定操作130のタッチ位置、つまり表示枠120内における指の位置である。位置A,B,C,D,Eは、段階的に画面をタッチすることを表すものではなく、たとえばドラッグなどの位置Aからスタートして位置Eで終わる一連の動作を便宜的に時点毎に区切って図示したものである。
図7(a)〜図7(b)に示す通り、表示枠120内において、位置Aから位置Bへと、たとえばドラッグなどの所定操作130を行うと、取得された所定操作130の位置(操作量)に応じて、表示枠120内において表示対象110が上方へスクロールして、表示領域112が表示対象110の下方へ移動する。
この例では、操作量とは、所定操作130の距離、たとえば、位置A〜位置Bの間の距離である。
そして、所定操作130をさらに位置Bから位置Cへと進めると、図7(c)に示す通り、上方へスクロールしていた表示対象110の一端111が表示枠120の一端121に到達する。このような状態において所定操作130をさらに進めようとした場合、表示制御部204により、表示枠120内に表示されている表示内容122の一端(表示対象110の一端111)が表示枠120の一端121に固定される。
表示内容122の一端が固定された状態になると(ステップS205のYES)、表示制御部204は、ステップS105で使用するために、取得した所定操作130の操作量(位置A〜位置D、位置A〜位置E等)に応じた変形率によって、表示内容122の部分ごとに変形量を求める(ステップS209)。この例では、操作量が大きい(距離が長い)ほど、変形率(ここでは、伸長率)も大きくなる。操作量に、所定操作130の速度や押下の圧力等も加味してもよく、速度が速い程、または圧力が高い程、変形率をさらに大きくしてもよい。
さらに、この例では、ステップS105で使用する変形方法として、表示内容122の全体に同じ変形量を適用して一様に変形する方法を採用する(ステップS209)。そして、表示制御部204が、表示枠120内に表示される表示内容122全体を、ステップS209で求めた変形率で一様に変形させる(ステップS105)。
具体的には、図7(c)に示す位置Cから、図7(d)に示す位置D、図7(e)に示す位置Eとドラッグを続けると、表示内容122の一端が固定されることでスクロールしない分、表示内容122の全体が、指の移動方向へ伸長する。
図7において、表示枠120内に示される複数の横線は、表示内容122の縮尺を表現するための補助線であり、横線同士の間隔が広くなる程、表示内容122が表示対象110の一端111を基準として元の表示内容122からより伸長していることを示している。図7(d)においては、位置Aから位置Dまでの操作量に応じて、表示内容122の全体が図7(c)に比べて僅かに伸長している様子を示している。図7(e)においては、位置Aから位置Eまでの操作量に応じて、表示内容122の全体が図7(d)に示すより長く伸長している様子を示している。
上記実施形態では、所定操作130の操作量に応じて、表示内容122を縦横両方向に等倍で一様に伸長するように変形させる例について説明したが、本実施形態では、表示内容122を図の縦方向にのみ等倍で一様に伸長するように変形させ、横方向は変形前の表示倍率を維持しているものとする。
また、この例では、所定操作130として、表示対象110を画面の縦方向にスクロールさせる操作について説明しているが、操作方向はこれに限定されず、縦横斜め全ての方向へのスクロール操作または移動操作を含むことができる。たとえば、横方向への操作の場合は、所定操作130により表示対象110が表示枠120内で図の左右方向にスクロールする。このとき、表示対象110の左右いずれかの一端がスクロールにより、表示枠120の左右いずれかの端に到達したとき、表示内容122が固定される。さらに、所定操作130が続いた場合は、表示制御部204が、固定された端を基準として、所定操作130の操作量に応じて、表示内容122を横方向に等倍で一様に伸長されるように変形させることができる。
そして、ユーザによる所定操作130が終わったとき、表示制御部204が、所定操作130の終了を検出すると(ステップS211のYES)、表示枠120内の表示内容122を、図7(e)に示す変形表示状態(縦方向への伸長表示)から図7(f)に示す変形前表示状態に戻す(ステップS213)。なお、図7(f)における表示内容122は、図7(c)における表示内容122と同じ状態である。
その後、表示制御装置200は、処理を終了する。
なお、ステップS205において、たとえば、スクロールにより、表示対象110の一端111が表示枠120の一端121にまだ到達しない場合は、表示内容122の一端が固定されない(ステップS205のNO)。この場合、操作受付部102が受け付けた所定操作130の操作量に応じて、表示制御部204が表示枠120内に表示される表示対象110の表示領域112を移動し、表示内容122を変更する(ステップS215)。そして、ステップS211に進む。
また、ステップS211において、所定操作130が継続している場合には(ステップS211のNO)、ステップS101に戻り、S211までの処理を繰り返す。表示内容122の一端が固定されていて、所定操作130が継続している場合には(ステップS205のYES、かつ、ステップS211のNO)、所定操作130の操作量に応じて、表示内容122の全体が、図7(d)、図7(e)に示すよりもさらに長く伸長する。
なお、本実施の形態に係る表示制御装置200においては、所定操作130の操作量に応じた変形率によって求められる変形量で、操作方向へ伸長する場合を例示したが、同様の方法で求めた変形量で縮小してもよい。たとえば、操作量が大きくなる程、縮小率を大きくしてもよい。その場合、表示枠120に元々表示されていた表示内容122を縮小して、表示枠120も小さくして表示させてもよいし、あるいは、表示内容122を縮小する分、対応する表示対象110の表示領域112の範囲を固定されている一端側とは反対側に向けて広げて、表示枠120は元の大きさのままで、広範囲の内容を小さく表示させてもよい。
また、操作方向が縦である場合を例にすると、変形方法としては、操作方向である縦のみに伸長して、操作方向に対して垂直方向である横には変形しないパターン、縦のみに縮小して横には変形しないパターンに加え、縦および横に伸長するパターン、縦および横に縮小するパターン、縦に伸長して横に縮小するパターン、縦に縮小して横に伸長するパターン等が挙げられる。これら変形方法は、適用する端末、情報装置、アプリケーションによって適宜選択することができる。また、変形の方向は、操作方向、操作方向に対して垂直方向等、操作方向に対して所定の方向としてもよいし、さらに、操作方向に関係なく、表示内容122に対して所定の方向としてもよい。
また、表示領域112は、表示枠120の一端121が表示対象110の少なくとも一端111へ到達するまでは操作量に応じてスクロールされるが、所定操作開始の時点で既に一端に到達している場合には、表示内容122をスクロールすることなく、いきなり伸長または縮小してもよい。さらに、表示対象110が表示枠120内に収まる場合も同様に、表示内容122をスクロールすることなく、いきなり伸長または縮小してもよい。
また、表示対象110が固定ヘッダのような固定部を含み、固定部が表示枠120内に常に表示された状態で、表示領域112のうち固定部以外の部分のみがスクロールする場合においては、表示内容122の一端が固定された時、固定部以外の部分のみが伸長または縮小してもよいし、固定部も併せて一様に伸長または縮小してもよい。
また、本実施形態では、表示対象110の一端が、表示枠120の一端に固定され、表示枠120の一端121(表示対象110の一端111)を基準として表示内容122を変形する場合を例示したが、表示内容122に応じて、表示枠120の一端121(表示対象110の一端111)以外の所定の基準を設けて変形させてもよい。たとえば、表示対象110が固定ではないヘッダ領域を一端側に含む場合に、ヘッダ領域を含む表示対象110の一端が表示枠120の一端に到達した後、ヘッダ領域を除く表示内容122をヘッダ領域との境界を基準として変形させてもよい。すなわち、ヘッダ領域は変形させずに表示枠120内に固定したまま、ヘッダ領域を除く表示内容122の領域のみ変形させてもよい。このように、本実施形態では、表示制御部204は、表示枠内の表示内容の位置に対する、所定操作の位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに変形方法および変形量を決めることができる。
また、ステップS205においては、表示対象110の一端が表示枠120の一端に到達するまではスクロールし続け、表示対象110の一端が表示枠120の一端に到達した時点で、該一端同士を固定することを例示したが、表示対象110の一端と表示枠120の一端とが所定の位置関係にあればよく、一端同士がぴったりと合っていなくともよい。
また、表示枠120の一辺を一端121とし、表示枠120と表示対象110の一端同士を固定することを例示したが、他の例として、たとえばピン留めのように、表示内容122の少なくとも1点を固定し、その一点を基点にして変形してもよい。
ステップS213においては、所定操作130の終了を検知してから、変形表示状態から変形前表示状態に一瞬で戻してもよいし、徐々に戻してもよい。
なお、表示部26は、本発明の実施の形態に係る表示制御装置200を実現するスマートフォン10が有することを例示したが、これに限られず、外部表示装置等、任意の表示装置が有していてもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態の表示制御装置200によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、表示内容の一端の表示位置を固定したまま表示オブジェクトを伸長して表示するようにしたので、表示オブジェクトがあたかも伸縮する材質からなるオブジェクトで、オブジェクトの端が留め具で留められた状態でオブジェクトが伸長しているという連想をユーザにもたらすことによって、表示内容が操作によってそれ以上移動しなかったことをユーザに直感的に報知することができる。
また、所定操作の終了を検出すると表示内容が元の状態に戻ることで、表示内容があたかも伸縮する材質からなるオブジェクトで、操作が無くなったので、伸縮していたオブジェクトが元に戻ったという連想をユーザにもたらすことによって、表示内容が操作によってそれ以上移動しなかったことをユーザに直感的に報知することができる。また、変形前の元の倍率で表示するようにしたので、ユーザは表示内容を容易に確認することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る表示制御装置300は、上記実施形態の表示制御装置とは、表示内容を一端で固定した状態で、表示内容の位置によって、異なる変形方法および変形量で変形させる点で相違する。本発明の実施の形態に係る表示制御装置300は、図4の上記実施形態の表示制御装置200と同様な操作受付部102および表示制御部204を備える。以下、図4を用いて説明する。本実施形態の表示制御装置300は、矛盾しない範囲で、上記他の実施形態の表示制御装置の少なくとも一部の構成を組み合わせて備えてもよい。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置300において、上記実施形態と同様な構成を有するとともに、さらに、表示制御部204は、操作受付部102が受け付けた所定操作130の操作量を取得し、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で、一端から、一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した所定操作130の位置および操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、表示内容122を部分ごとに変形させる。
本実施形態でも、上記実施形態と同様に、表示制御部204は、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で、表示内容122全体を変形させる。そして、所定操作130の操作量に応じて表示内容122を伸長表示する。操作量が大きくなる程、表示内容122の伸長率が大きくなる。たとえば、表示対象110の一部である表示領域112が表示枠120内に表示されている場合に、表示対象110をスクロールさせて表示領域112を移動させた結果、表示領域112が表示対象110の終端まで来るとスクロールが停止し、表示内容122は表示対象110の終端に表示領域112が到達した状態に保持される。このような状態を、表示内容122の少なくとも一端が固定された状態とすることができる。あるいは、表示内容122が表示対象110の全てである場合(スクロールしない場合)も、表示内容122の少なくとも一端が固定された状態とすることができる。
図9の各図において、A,B,C,D,Eで示すものは、図7同様、所定操作130のタッチ位置、つまり表示枠120内における指の位置である。位置A,B,C,D,Eは、段階的に画面をタッチすることを表すものではなく、たとえばドラッグなどの位置Aからスタートして位置Eで終わる一連の動作を便宜的に時点毎に区切って図示したものである。
図9において、表示枠120内に示される複数の横線は、表示内容122の縮尺を表現するための補助線である。本実施形態では、図の縦方向に所定操作130が行われ、表示内容122が所定操作130と同じ方向に伸長する例を示している。そして、図の表示枠120内の横線同士の間隔が広くなる程、表示内容122が元の表示内容122からより伸長していることを示している。
表示制御部204は、上記実施形態と同様に、取得した所定操作130の操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、表示内容122を部分ごとに変形させる。
本実施形態では、表示制御部204において、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で(図9(c)の状態)、固定された一端から、一端以外の方向(たとえば、他端側)の各部分までの距離が大きくなる程、伸長率が大きくなるように変形量が決まる。つまり、固定された一端からの距離が遠くなる程、その部分の伸長率が大きくなるように変形率が決まる。このようにして決められた変形量で表示制御部204により、図9(d)および図9(e)に示すように表示内容122が変形されて表示される。
本実施形態では、表示内容122を図の縦方向にのみ非等倍で一様に伸長するように変形させ、横方向は変形前の表示倍率を維持しているものとするが、これに限定されない。
本実施の形態の表示制御装置300において、コンピュータプログラム42に対応する各種の処理動作をスマートフォン10のCPU12が実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、上記実施形態のコンピュータプログラムの手順に加え、さらに、受け付けた所定操作130の操作量を取得する手順、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で、一端から、一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した所定操作130の位置および操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、表示内容122を部分ごとに変形させる手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
次に、このように構成される本実施形態に係る表示制御装置300の制御方法を説明する。図8は、本実施形態にかかる表示制御装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の表示制御装置300の制御方法は、上記実施形態と同様な制御を行うとともに、さらに、受け付けた所定操作130の操作量を取得し、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で、一端から、一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した所定操作130の位置および操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、表示内容122を部分ごとに変形させる(ステップS301)。
具体的には、図8のフローチャートにおいて、本実施形態の表示制御装置300の制御方法は、図6の上記実施形態のフローチャートと同様なステップS101〜ステップS213の処理を含むとともに、さらに、ステップS105において、変形方法および変形率を定めるステップS301の処理を含む。
詳細には、ステップS101において、操作受付部102は、表示部26において、表示枠120内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付ける。
ステップS203において、表示制御部204は、所定操作130の位置(操作量)を取得する。
本図のフローチャートの処理も上記実施形態と同様に、操作受付部102により所定操作130が受け付けられた時に開始するものとする。新たな所定操作130を操作受付部102が受け付けた場合には、所定の条件で並列して同じ処理を行うこともできる。あるいは、上記実施形態のフローチャートの処理を、矛盾のない範囲で、並列に行うこともできる。また、たとえば、表示制御部204は、ステップS101で受け付けられる所定操作130を、ステップS203で、その始点から終点までの間、所定の時間間隔で、一連の動作を区切って、それぞれの位置と操作量を繰り返し取得することができる。この所定の時間間隔で、ステップS101〜ステップS211の間の処理が繰り返し行われるものとする。これらの処理手順は、一例であり、これらに限定されるものではない。
図9(a)〜図9(b)に示す通り、表示枠120内において、位置Aから位置Bへと、たとえばドラッグなどの所定操作130を行うと、取得された所定操作130の位置(操作量)に応じて、表示枠120内において表示対象110が上方へスクロールして、表示領域112が表示対象110の下方へ移動する。
この例では、操作量とは、所定操作130の距離、たとえば、位置A〜位置Bの間の距離であり、操作量が大きい(距離が長い)ほど、変形率(ここでは、伸長率)も大きくなる。操作量に、所定操作130の速度や押下の圧力等も加味してもよく、速度が速い程、または圧力が高い程、変形率をさらに大きくしてもよい。
そして、所定操作130をさらに位置Bから位置Cへと進めると、図9(c)に示す通り、上方へスクロールしていた表示対象110の一端111が表示枠120の一端121に到達する。このような状態において所定操作130をさらに進めようとした場合、表示制御部204により、表示枠120内に表示されている表示内容122の一端(表示対象110の一端111)が表示枠120の一端121に固定される。
表示内容122の一端が固定された状態になると(ステップS205のYES)、表示制御部204は、一端から、一端以外の方向の各部分までの距離と取得した所定操作130の操作量(位置A〜位置D、位置A〜位置E等)に応じた変形率によって変形量を求める(ステップS301)。さらに、この例では、ステップS105で使用する変形方法として、表示内容122の一端から、一端以外の方向の各部分までの距離に応じて変形率を変える変形方法を採用する(ステップS301)。そして、表示制御部204は、表示枠120内に表示される表示内容122の各部分を、ステップS301で求めた変形率でそれぞれ変形させる(ステップS105)。
具体的には、図9(c)に示す位置Cから、図9(d)に示す位置D、図9(e)に示す位置Eとドラッグを続けると、表示内容122の一端が固定されることでスクロールしない分、表示内容122の全体が、指の移動方向へ伸長する。
この時、図9(d)においては、表示制御部204が、所定操作130の位置Aから位置Dまでの操作量に応じて定まる伸長率に、さらに、たとえば、固定された表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように、距離に応じた係数を掛けて、各部分の変形率を求め、表示内容122の各部分を変形した様子を示している。
また、図9(e)においては、表示制御部204が、所定操作130の位置Aから位置Eまでの操作量に応じて定まる伸長率に、たとえば、固定された表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離に応じた係数を掛けて、各部分の変形率を求め、図9(e)に示すように、表示内容122の各部分を変形した様子を示している。
本実施の形態の表示制御装置300の制御方法によれば、上記実施形態と同様に、所定操作130の操作量に応じて、変形量が決まり、たとえば、所定操作130の操作量が大きい程、表示内容122の変形量は大きくなり、さらに、表示内容122が固定された一端からの距離が遠い部分程、表示内容122の部分の変形量は大きくなる。
そして、ユーザによる所定操作130が終わったとき、表示制御部204が、所定操作130の終了を検出すると(ステップS211のYES)、表示枠120内の表示内容122を、図9(e)に示す変形表示状態から図9(f)に示す変形前表示状態に戻す(ステップS213)。なお、図9(f)における表示内容122は、図9(c)における表示内容122と同じ状態である。
その後、表示制御装置300は、処理を終了する。
なお、ステップS205において、たとえば、スクロールにより、表示対象110の一端111が表示枠120の一端121にまだ到達しない場合は、表示内容122の一端が固定されない(ステップS205のNO)。この場合、操作受付部102が受け付けた所定操作130の操作量に応じて、表示制御部204が表示枠120内に表示される表示対象110の表示領域112を移動し、表示内容122を変更する(ステップS215)。そして、ステップS211に進む。
また、ステップS211において、所定操作130が継続している場合には(ステップS211のNO)、ステップS101に戻り、S211までの処理を繰り返す。表示内容122の一端が固定されていて、所定操作130が継続している場合には(ステップS205のYES、かつ、ステップS211のNO)、所定操作130の操作量に応じて、表示内容122の各部分が、図9(d)、図9(e)に示すよりもさらにそれぞれ長く伸長する。
なお、本発明の実施の形態においては、所定操作130の操作方向が図9の各図の表示枠120の縦方向であり、表示内容122が表示枠120の下端に固定され、表示内容122が所定操作130の縦方向に伸長して変形することを例に説明したが、これに限定されない。上記実施形態と同様に、所定操作130の操作方向(たとえば、縦方向)に対して垂直方向(たとえば、横方向)、または所定の方向に伸長または縮小してもよい。また、固定される一端が、一点である場合、たとえば、その点を中心として点から同心円状に伸長してもよい。あるいは、複数の点で固定し、各点を中心としてそれぞれ同心円状に伸長し、全体として波状に変形してもよい。さらに、操作方向に関係なく、表示内容122に対して所定の方向に伸長または縮小してもよい。さらに、たとえば、表示内容122の一端から遠ざかる程、表示内容122の変形量が小さくなる(縮小率が大きくなる)ように変形してもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態の表示制御装置300によれば、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(第4の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る表示制御装置400は、上記実施形態の表示制御装置とは、表示内容を一端で固定した状態で、範囲毎に異なる変形量で表示内容を変形させる点で相違する。本発明の実施の形態に係る表示制御装置400は、図4の上記実施形態の表示制御装置200と同様な操作受付部102および表示制御部204を備える。以下、図4を用いて説明する。本実施形態の表示制御装置400は、矛盾しない範囲で、上記他の実施形態の表示制御装置の少なくとも一部の構成を組み合わせて備えてもよい。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置400において、上記実施形態と同様な構成を有するとともに、さらに表示制御部204は、表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された一端から所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、表示内容の固定された一端とは反対側の他端と所定操作の位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ表示内容を変形させる。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置400において、さらに表示制御部204は、上記第1範囲の表示内容を伸長する。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置400において、さらに表示制御部204は、上記第2範囲の表示内容を縮小する。
本実施の形態の表示制御装置400において、コンピュータプログラム42に対応する各種の処理動作をスマートフォン10のCPU12が実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、上記実施形態のコンピュータプログラムの手順に加え、さらに、表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された一端から所定操作の位置までの間の第1範囲と、表示内容の固定された一端とは反対側の他端と所定操作の位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ表示内容を変形する手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
次に、このように構成される本実施形態に係る表示制御装置400の制御方法を説明する。図10は、本実施形態にかかる表示制御装置400の動作の一例を示すフローチャートである。図11は、本実施形態にかかる表示制御装置400の動作を説明するための図である。
本実施形態の表示制御装置400の制御方法は、上記実施形態と同様な制御を行うとともに、さらに、表示制御装置400が、表示内容122の少なくとも一端を固定した状態で、固定された一端から所定操作130の位置までの間の第1範囲210と、表示内容122の固定された一端とは反対側の他端と所定操作130の位置までの間の第2範囲212とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ表示内容を変形する(ステップS401)。
たとえば、本実施形態の表示制御装置400の制御方法は、表示制御装置400が、さらに、上記第1範囲の表示内容を伸長する。
たとえば、本実施形態の表示制御装置400の制御方法は、表示制御装置400が、さらに、上記第2範囲の表示内容を縮小する。
詳細には、ステップS101において、操作受付部102は、表示部26において、表示枠120内に表示される表示内容122に対する所定操作130を受け付ける。
ステップS203において、表示制御部204は、所定操作130の位置(操作量)を取得する。
本図のフローチャートの処理は、操作受付部102により所定操作130が受け付けられた時に開始するものとする。新たな所定操作130を操作受付部102が受け付けた場合には、所定の条件で並列して同じ処理を行うこともできる。また、たとえば、表示制御部204は、ステップS101で受け付けられる所定操作130を、ステップS203で、その始点から終点までの間、所定の時間間隔で、一連の動作を区切って、それぞれの位置と操作量を繰り返し取得することができる。この所定の時間間隔で、ステップS101〜ステップS211の間の処理が繰り返し行われるものとする。これらの処理手順は、一例であり、これらに限定されるものではない。
図11の各図において、A,B,C,D,Eで示すものは、所定操作130のタッチ位置、つまり表示枠120内における指の位置である。位置A,B,C,D,Eは、段階的に画面をタッチすることを表すものではなく、たとえばドラッグなどの位置Aからスタートして位置Eで終わる一連の動作を便宜的に時点毎に区切って図示したものである。
図11(a)〜図11(b)に示す通り、表示枠120内において、位置Aから位置Bへと、たとえばドラッグなどの所定操作130を行うと、取得された所定操作130位置(操作量)に応じて、表示枠120内において表示対象110が上方へスクロールして、表示領域112が表示対象110の下方へ移動する。
この例では、操作量とは、所定操作130の距離、たとえば、位置A〜位置Bの間の距離であり、操作量が大きい(距離が長い)ほど、変形率(ここでは、伸長率)も大きくなる。操作量に、所定操作130の速度や押下の圧力等も加味してもよく、速度が速い程、または圧力が高い程、変形率をさらに大きくしてもよい。
そして、所定操作130をさらに位置Bから位置Cへと進めると、図11(c)に示す通り、上方へスクロールしていた表示対象110の一端111が表示枠120の一端121に到達する。このような状態において所定操作130をさらに進めようとした場合、表示制御部204により、表示枠120内に表示されている表示内容122の一端(表示対象110の一端111)が表示枠120の一端121に固定される。
表示内容122の一端が固定された状態になると(ステップS205のYES)、図11(d)に示す通り、表示制御部204は、固定された表示内容122の一端から所定操作130の位置Dまでの間の第1範囲210と、表示内容122の固定された一端とは反対側の他端から所定操作130の位置Dまでの間の第2範囲212とで、異なる変形方法または異なる変形量を決定する(ステップS401)。そして、表示制御部204が、決定された変形方法および変形量で、第1範囲210および第2範囲212を変形させる(ステップS105)。
具体的には、所定操作130の位置Aから位置Dまでの操作量に基づいて求められた伸長率に応じた変形量で、表示内容122のうち第1範囲210を一様に伸長し、所定操作130の位置Aから位置Dまでの操作量に基づいて求められた縮小率に応じた変形量で、表示内容122のうち第2範囲212を一様に縮小する。
そして、図11(e)に示す通り、所定操作130を位置Eまで進めると、位置Aから位置Eまでの操作量に基づいて伸長率および縮小率が求められ、所定操作130が位置Dであった時点よりも大きな伸長率で第1範囲210を伸長し、大きな縮小率で第2範囲212を縮小する。
このように第1範囲210および第2範囲212のいずれか一方を伸長し、他方を縮小することで、結果として表示内容122の表示情報量を維持することができる。
ユーザによる所定操作130が終わったとき、表示制御部204が、所定操作130の終了を検出すると(ステップS211のYES)、表示枠120内の表示内容122を、図11(e)に示す変形表示状態から図11(f)に示す変形前表示状態に戻す(ステップS213)。なお、図11(f)における表示内容122は、図11(c)における表示内容122と同じ状態である。
その後、表示制御装置400は、処理を終了する。
なお、ステップS205において、たとえば、スクロールにより、表示対象110の一端111が表示枠120の一端121にまだ到達しない場合は、表示内容122の一端が固定されない(ステップS205のNO)。この場合、操作受付部102が受け付けた所定操作130の操作量に応じて、表示制御部204が表示枠120内に表示される表示対象110の表示領域112を移動し、表示内容122を変更する(ステップS215)。そして、ステップS211に進む。
また、ステップS211において、所定操作130が継続している場合には(ステップS211のNO)、ステップS101に戻り、S211までの処理を繰り返す。表示内容122の一端が固定されていて、所定操作130が継続している場合には(ステップS205のYES、かつ、ステップS211のNO)、図11(d)、図11(e)に示すよりもさらに、第1範囲210の伸長率および第2範囲212の縮小率がそれぞれ大きくなる。
なお、ステップS401においては、表示内容122のうち第1範囲210を一様に伸長し、表示内容122のうち第2範囲212を一様に縮小することを例に説明したが、これに限られず、変形のバリエーションは適宜選択することができる。
たとえば、伸長は等倍でも非等倍でもよく、一端から所定操作の位置との間の距離および移動量に応じて変形率で変形量が求められ、部分ごとに伸長または縮小してもよいし、その他各種の組み合わせで適宜伸長または縮小させることができる。
本実施の形態においては、所定操作130の位置から操作方向側を移動軸方向に伸長し、操作方向とは反対側を移動軸方向に縮小することを例に説明したが、操作方向側を移動軸方向に縮小し操作方向とは反対側を移動軸方向に伸長してもよい。
本実施の形態においては、所定操作130の移動軸方向に伸長または縮小することを例に説明したが、移動軸方向の垂直方向に伸長または縮小してもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態の表示制御装置400によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、操作位置を基準として分けた範囲で、異なる変形方法および異なる変形量で表示内容122を変形させることができるので、操作によって表示内容が変形していることをユーザが認識しやすくなり、表示内容が操作によってそれ以上移動しなかったことをユーザに直感的に報知することができる。
また、たとえば、表示内容122を操作量に応じて、伸長のみを行う場合、表示される情報量が減ってしまう。本実施形態のように、伸長だけでなく、同時に縮小も行うことで、表示される情報量を維持することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、本発明において、表示制御部は、表示内容をドット単位で変形させてもよい。ドット単位で変形させることで、表示内容122をなめらかに変形させることができる。たとえば、表示対象110が文書ファイルの場合に、表示文字も拡大または縮小させることができる。この構成によれば、ユーザに違和感を与えることなく、表示内容が操作によってそれ以上移動しないことを直感的に報知することができる。
上記実施形態の表示内容122が等倍で伸長または縮小される場合には、操作量に応じて決まる伸長率および縮小率を徐々に変化させる。また、表示内容122が固定された一端から他端へ非等倍で伸長または縮小される場合には、操作量に応じて決まる伸長率および縮小率に加え、表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離に応じて決まる伸長率および縮小率も徐々に変化させる。
本発明において、表示内容が、複数アイテムを含んでもよい。
表示制御部は、表示内容のアイテムごとに決められる変形量で段階的に表示内容を変形させてもよい。
アイテムとは、リストの各データ等であり、アイテム毎に離散的に伸長率を変更できるので、アイテム毎の表示内容の確認がユーザにとってし易くなるとともに、表示内容が操作によってそれ以上移動しないことを直感的に報知することができる。
また、上記実施形態において、表示内容122を変形させる基準位置は、表示内容122の固定された一端としているが、これに限定されない。
変形させる基準位置は、表示内容122の固定された一端とする以外に、所定操作130の操作位置としてもよい。縮小の場合、一端を基準として縮小すると、表示内容122が操作方向とは逆の一端方向にどんどん引きずられて縮小するイメージとなる。このとき、表示内容122とともに、表示枠120も縮小してもよいし、表示枠120はそのままで表示内容122のみ縮小し、空いた領域には、表示対象110以外の背景などを表示してもよい。操作位置を基準として縮小すると、ユーザの操作に表示内容122が縮小して付いてくるイメージとなる。伸長の場合、一端を基準として伸長すると、表示内容122が一端側からユーザの操作にくっついて、または操作位置を追い越して操作方向に広がっていくイメージとなる。操作位置を基準として伸長すると、ユーザの操作位置を中心に表示内容122が引きずられながら広がっていくイメージとなる。
また、表示対象110が表示枠120より小さく、表示枠120内で操作により移動可能な場合、所定操作130により表示対象110が移動されて、表示枠120の端に到達した時、表示対象110の表示内容122を操作量に応じた伸長率または縮小率で変形させてもよい。この構成によれば、表示枠120の端に表示対象110が押しつけられると、表示内容122が膨らむ、または縮むようなイメージで変形される。これにより、表示内容が操作によってそれ以上移動しなかったことをユーザに直感的に報知することができる。
また、図10の上記実施形態の表示制御装置400の動作を示すフローチャートのステップS401において、表示内容122の変形方法および変形量の決め方の他のバリエーションを、以下、図12〜図14を用いて説明する。
図12〜図14の各図において、A,B,C,D,Eで示すものは、所定操作130のタッチ位置、つまり表示枠120内における指の位置である。位置A,B,C,D,Eは、段階的に画面をタッチすることを表すものではなく、たとえばドラッグなどの位置Aからスタートして位置Eで終わる一連の動作を便宜的に時点毎に区切って図示したものである。
図12に示す例では、第1範囲のみを操作量に応じて一様に変形させ、第2範囲は変形させずに、そのまま操作方向にスクロールする。
図13に示す例では、第1範囲では、各部分が一端から遠くなる程、伸長率を大きくするとともに、操作量に応じても伸長率を大きくして変形させ、第2範囲は変形させずに、そのまま操作方向にスクロールする。
図14に示す例では、第1範囲では、各部分が一端から遠くなる程、伸長率を大きくするとともに、操作量に応じても伸長率を大きくして変形させ、第2範囲は、各部分が一端から遠くなる程、縮小率を大きくするとともに、操作量に応じても縮小率を大きくして変形させる。
具体的には、図12(a)〜図12(b)に示す通り、表示枠120内において、位置Aから位置Bへと、たとえばドラッグなどの所定操作130を行うと、取得された所定操作130の位置(操作量)に応じて、表示枠120内において表示対象110が上方へスクロールして、表示領域112が表示対象110の下方へ移動する。
この例では、操作量とは、所定操作130の距離、たとえば、位置A〜位置Bの間の距離であり、操作量が大きい(距離が長い)ほど、変形率(ここでは、伸長率)も大きくなる。操作量に、所定操作130の速度や押下の圧力等も加味してもよく、速度が速い程、または圧力が高い程、変形率をさらに大きくしてもよい。
そして、所定操作130をさらに位置Bから位置Cへと進めると、図12(c)に示す通り、上方へスクロールしていた表示対象110の一端111が表示枠120の一端121に到達する。このような状態において所定操作130をさらに進めようとした場合、表示制御部204により、表示枠120内に表示されている表示内容122の一端(表示対象110の一端111)が表示枠120の一端121に固定される。
表示内容122の一端が固定された状態になると(図10のステップS205のYES)、図12(d)に示す通り、表示制御部204は、固定された表示内容122の一端から所定操作130の位置Dまでの間の第1範囲210と、表示内容122の固定された一端とは反対側の他端から所定操作130の位置Dまでの間の第2範囲212とで、異なる変形方法または異なる変形量を決定する(図10のステップS401)。そして、表示制御部204が、決定された変形方法および変形量で、第1範囲210および第2範囲212を変形させる(図10のステップS105)。
具体的には、図12(d)に示すように、所定操作130の位置Aから位置Dまでの操作量に基づいて求められた伸長率に応じた変形量で、表示内容122のうち第1範囲210を一様に伸長し、表示内容122のうち第2範囲212はそのまま変形せずに、操作量に応じてスクロールさせる。
そして、図12(e)に示す通り、所定操作130を位置Eまで進めると、位置Aから位置Eまでの操作量に基づいて伸長率が求められ、所定操作130が位置Dであった時点よりも大きな伸長率で第1範囲210を伸長し、第2範囲212は、変形せずに操作量に応じてさらにスクロールする。
図12(d)においては、位置Aから位置Dまでの操作量に応じて、表示内容122の第1範囲210が図12(c)に比べて僅かに伸長している様子を示している。図12(e)においては、位置Aから位置Eまでの操作量に応じて、表示内容122の第1範囲210が図12(d)に示すより長く伸長している様子を示している。
ユーザによる所定操作130が終わったとき、表示制御部204が、所定操作130の終了を検出すると(ステップS211のYES)、表示枠120内の表示内容122を、図12(e)に示す変形表示状態から図12(f)に示す変形前表示状態に戻す(図10のステップS213)。なお、図12(f)における表示内容122は、図12(c)における表示内容122と同じ状態である。
その後、表示制御装置400は、処理を終了する。
次に、図13の例について、説明する。図13(a)〜図13(c)で示す動作は、上述した図12(a)〜図12(c)と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図13(d)においては、表示制御部204が、所定操作130の位置Aから位置Dまでの操作量に応じて定まる伸長率に、さらに、たとえば、固定された表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように、距離に応じた係数を掛けて、各部分の変形率を求め、表示内容122の第1範囲210の各部分を変形した様子を示している。そして、第2範囲212はそのまま変形せずに、操作量に応じてスクロールさせている。
また、図13(e)においては、表示制御部204が、所定操作130の位置Aから位置Eまでの操作量に応じて定まる伸長率に、たとえば、固定された表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離に応じた係数を掛けて、第1範囲210の各部分の変形率を求め、図13(e)に示すように、表示内容122の第1範囲210の各部分を変形した様子を示している。そして、第2範囲212はそのまま変形せずに、操作量に応じてさらにスクロールさせている。
図13(d)においては、位置Aから位置Dまでの操作量に応じて、表示内容122の第1範囲210が図13(c)に比べて僅かに伸長している様子を示している。図13(e)においては、位置Aから位置Eまでの操作量に応じて、表示内容122の第1範囲210が図13(d)に示すより長く伸長している様子を示している。
また、図13(f)の動作は、図12(f)と同様であるので、詳細な説明は省略する。
次に、図14の例について説明する。図14(a)〜図14(c)で示す動作は、上述した図12(a)〜図12(c)と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図14(d)においては、表示制御部204が、所定操作130の位置Aから位置Dまでの操作量に応じて定まる伸長率に、さらに、たとえば、固定された表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように、距離に応じた係数を掛けて、第1範囲210の各部分の変形率を求め、表示内容122の第1範囲210の各部分を変形した様子を示している。
さらに、所定操作130の位置Aから位置Dまでの操作量に応じて定まる縮小率に、さらに、たとえば、固定された表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、縮小率が大きくなるように、距離に応じた係数を掛けて、第2範囲212の各部分の変形率を求め、表示内容122の第2範囲212の各部分を変形した様子を示している。
また、図14(e)においては、表示制御部204が、所定操作130の位置Aから位置Eまでの操作量に応じて定まる伸長率に、たとえば、固定された表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離に応じた係数を掛けて、第1範囲210の各部分の変形率を求め、図14(e)に示すように、表示内容122の第1範囲210の各部分を変形した様子を示している。
さらに、所定操作130の位置Aから位置Eまでの操作量に応じて定まる縮小率に、さらに、たとえば、固定された表示内容122の一端から一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、縮小率が大きくなるように、距離に応じた係数を掛けて、第2範囲212の各部分の変形率を求め、表示内容122の第2範囲212の各部分を変形した様子を示している。
図14(d)においては、位置Aから位置Dまでの操作量に応じて、表示内容122の第1範囲210が図14(c)に比べて僅かに伸長していて、表示領域112の第2範囲212が図14(c)に比べてわずかに縮小している様子を示している。図14(e)においては、位置Aから位置Eまでの操作量に応じて、表示内容122の第1範囲210が図14(d)に示すより長く伸長していて、表示領域112の第2範囲212が図14(d)に示すより短く縮小している様子を示している。
なお、図14(f)の動作は、図12(f)と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、所定操作130の位置を基準として第1範囲と第2範囲を分ける構成について述べてきたが、これに限定されるものではなく、表示枠120または表示内容122毎に予め定められた範囲または表示内容122のアイテム毎に、異なる変形方法または異なる変形率で、操作量に応じてそれぞれ変形させてもよい。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.表示制御装置が、
表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付け、
受け付けた前記所定操作の位置を取得し、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御装置の制御方法。
2.1.に記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記表示内容全体を変形させる、表示制御装置の制御方法。
3.1.または2.に記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
受け付けた前記所定操作の終了をさらに検出し、
前記所定操作の終了が検出された時、前記表示枠内の前記表示内容を変形表示状態から変形前表示状態に戻す、表示制御装置の制御方法。
4.1.乃至3.のいずれかに記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を一様に変形させる、表示制御装置の制御方法。
5.1.乃至4.のいずれかに記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させる、表示制御装置の制御方法。
6.1.乃至5.のいずれかに記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
取得した前記所定操作の前記操作量に応じて、前記表示枠内に表示される表示対象の表示領域を移動し、前記表示内容を変更する、表示制御装置の制御方法。
7.1.乃至6.のいずれかに記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
前記表示内容をドット単位で変形させる、表示制御装置の制御方法。
8.1.乃至7.のいずれかに記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示内容が、複数アイテムを含み、
前記表示制御装置が、
該表示内容の前記アイテムごとに決められる前記変形量で段階的に前記表示内容を変形させる、表示制御装置の制御方法。
9.1.乃至8.のいずれかに記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させる、表示制御装置の制御方法。
10.9.に記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
前記第1範囲の前記表示内容を伸長する、表示制御装置の制御方法。
11.9.または10.に記載の表示制御装置の制御方法において、
前記表示制御装置が、
前記第2範囲の前記表示内容を縮小する、表示制御装置の制御方法。
12.表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける手順、
受け付けた前記所定操作の位置を取得する手順、
前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
13.12.に記載のプログラムにおいて、
前記変形させる手順において、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記表示内容全体を変形させる手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
14.12.または13.に記載のプログラムにおいて、
前記所定操作を受け付ける手順において、
受け付けた前記所定操作の終了をさらに検出する手順、をコンピュータに実行させ、
前記変形させる手順において、
前記所定操作の終了が検出された時、前記表示枠内の前記表示内容を変形表示状態から変形前表示状態に戻す手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
15.12.乃至14.のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記変形させる手順において、
受け付けた前記所定操作の操作量を取得する手順、
取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を一様に変形させる手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
16.12.乃至15.のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記変形させる手順において、
受け付けた前記所定操作の操作量を取得する手順、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させる手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
17.12.乃至16.のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記変形させる手順において、
受け付けた前記所定操作の操作量を取得する手順、
取得した前記所定操作の前記操作量に応じて、前記表示枠内に表示される表示対象の表示領域を移動し、前記表示内容を変更する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
18.12.乃至17.のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記変形させる手順において、
前記表示内容をドット単位で変形させる手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
19.12.乃至18.のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記表示内容が、複数アイテムを含み、
前記変形させる手順において、
該表示内容の前記アイテムごとに決められる前記変形量で段階的に前記表示内容を変形させる手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
20.12.乃至19.のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記変形させる手順において、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させる手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
21.20.に記載のプログラムにおいて、
前記変形させる手順において、
前記第1範囲の前記表示内容を伸長する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
22.20.または21.に記載のプログラムにおいて、
前記変形させる手順において、
前記第2範囲の前記表示内容を縮小する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
23. 表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の位置を取得し、前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御手段と、
を備える表示制御装置。
24. 23.に記載の表示制御装置において、
前記表示制御手段は、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記表示内容全体を変形させる表示制御装置。
25. 23.または24.に記載の表示制御装置において、
前記操作受付手段は、受け付けた前記所定操作の終了をさらに検出し、
前記表示制御手段は、
前記操作受付手段により前記所定操作の終了が検出された時、前記表示枠内の前記表示内容を変形表示状態から変形前表示状態に戻す表示制御装置。
26. 23.乃至25.いずれか1つに記載の表示制御装置において、
前記表示制御手段は、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を一様に変形させる表示制御装置。
27. 23.乃至26.いずれか1つに記載の表示制御装置において、
前記表示制御手段は、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させる表示制御装置。
28. 23.乃至27.いずれか1つに記載の表示制御装置において、
前記表示制御手段は、
前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
取得した前記所定操作の前記操作量に応じて、前記表示枠内に表示される表示対象の表示領域を移動し、前記表示内容を変更する表示制御装置。
29. 23.乃至28.いずれか1つに記載の表示制御装置において、
前記表示制御手段は、
前記表示内容をドット単位で変形させる表示制御装置。
30. 23.乃至29.いずれか1つに記載の表示制御装置において、
前記表示内容が、複数アイテムを含み、
前記表示制御手段は、
該表示内容の前記アイテムごとに決められる前記変形量で段階的に前記表示内容を変形させる表示制御装置。
31. 23.乃至30.いずれか1つに記載の表示制御装置において、
前記表示制御手段は、
前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させる表示制御装置。
32. 31.に記載の表示制御装置において、
前記表示制御手段は、
前記第1範囲の前記表示内容を伸長する表示制御装置。
33. 31.または32.に記載の表示制御装置において、
前記表示制御手段は、
前記第2範囲の前記表示内容を縮小する表示制御装置。
この出願は、2013年5月27日に出願された日本出願特願2013−111384号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (18)

  1. 表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の位置を取得し、前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御手段と、
    を備え
    前記表示制御手段は、
    前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作方向を取得し、
    取得した前記操作方向および当該操作方向に対して垂直方向に前記表示内容全体を変形させる表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記表示内容全体を変形させる表示制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の表示制御装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
    取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を一様に変形させる表示制御装置。
  4. 表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の位置を取得し、前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御手段と、
    を備え
    前記表示制御手段は、
    前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
    前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させ、
    前記表示制御手段は、
    固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が大きくなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定する表示制御装置。
  5. 表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の位置を取得し、前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる表示制御手段と、
    を備え
    前記表示制御手段は、
    前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させ、
    前記表示制御手段は、
    前記第1範囲において、固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定し、前記第1範囲の前記表示内容を前記変形量で伸長する表示制御装置。
  6. 請求項5に記載の表示制御装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記第2範囲の前記表示内容を前記変形量で縮小する表示制御装置。
  7. 請求項6に記載の表示制御装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記第2範囲において、固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、縮小率が大きくなるように前記変形量を決定し、前記第2範囲の前記表示内容を前記変形量で縮小する表示制御装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示制御装置において、
    前記操作受付手段は、受け付けた前記所定操作の終了をさらに検出し、
    前記表示制御手段は、
    前記操作受付手段により前記所定操作の終了が検出された時、前記表示枠内の前記表示内容を変形表示状態から変形前表示状態に戻す表示制御装置。
  9. 請求項8に記載の表示制御装置において、
    前記操作受付手段は、前記所定の操作とは異なる他の操作の検知により前記所定の操作の終了を検出する、表示制御装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の表示制御装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記操作受付手段が受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
    取得した前記所定操作の前記操作量に応じて、前記表示枠内に表示される表示対象の表示領域を移動し、前記表示内容を変更する表示制御装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の表示制御装置において、
    前記表示制御手段は、
    前記表示内容をドット単位で変形させる表示制御装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の表示制御装置において、
    前記表示内容が、複数アイテムを含み、
    前記表示制御手段は、
    該表示内容の前記アイテムごとに決められる前記変形量で段階的に前記表示内容を変形させる表示制御装置。
  13. 表示制御装置が、
    表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付け、
    受け付けた前記所定操作の位置を取得し、
    前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させ
    受け付けた前記所定操作の操作方向を取得し、
    取得した前記操作方向および当該操作方向に対して垂直方向に前記表示内容全体を変形させる表示制御装置の制御方法。
  14. 表示制御装置が、
    表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付け、
    受け付けた前記所定操作の位置を取得し、
    前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させ
    受け付けた前記所定操作の操作量を取得し、
    前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させ、
    固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が大きくなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定する表示制御装置の制御方法。
  15. 表示制御装置が、
    表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付け、
    受け付けた前記所定操作の位置を取得し、
    前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させ
    前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させ、
    前記第1範囲において、固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定し、前記第1範囲の前記表示内容を前記変形量で伸長する表示制御装置の制御方法。
  16. 表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける手順、
    受け付けた前記所定操作の位置を取得する手順、
    前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、
    受け付けた前記所定操作の操作方向を取得する手順、
    取得した前記操作方向および当該操作方向に対して垂直方向に前記表示内容全体を変形させる手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける手順、
    受け付けた前記所定操作の位置を取得する手順、
    前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、
    受け付けた前記所定操作の操作量を取得する手順、
    前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離、および取得した前記所定操作の前記操作量に応じた変形率によって求まる変形量で、前記表示内容を部分ごとに変形させる手順、
    固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が大きくなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 表示部において、表示枠内に表示される表示内容に対する所定操作を受け付ける手順、
    受け付けた前記所定操作の位置を取得する手順、
    前記表示枠内に表示される前記表示内容全体を、前記表示枠内の前記表示内容の位置に対する、前記所定操作の前記位置の相対的位置関係に応じて該表示内容の部分ごとに決められる変形方法および変形量で、変形させる手順、
    前記表示内容の少なくとも一端を固定した状態で、固定された前記一端から前記所定操作の前記位置までの間の第1範囲と、前記表示内容の固定された前記一端とは反対側の他端と前記所定操作の前記位置までの間の第2範囲とで、異なる変形方法または異なる変形量でそれぞれ前記表示内容を変形させる手順、
    前記第1範囲において、固定された前記一端から、前記一端以外の方向の各部分までの距離が長くなる程、伸長率が大きくなるように前記変形量を決定し、前記第1範囲の前記表示内容を前記変形量で伸長する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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