JP6323343B2 - 気筒内の気流速度算出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の気筒内における気流速度を算出する装置に関する。
従来、内燃機関の運転状況に応じてグロープラグの目標温度を設定し、標準状態での目標温度を達成するための電力を供給するものがある(特許文献1参照)。特許文献1に記載のものでは、内燃機関の運転状況によって、グロープラグの設けられた気筒内の気流速度が変化することで、グロープラグの温度が変化することを考慮している。
特開2011−220122号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、加工精度に起因する吸気通路等の個体差による気流速度のばらつきや、内燃機関の経時劣化等による気流速度の変化を考慮していない。このため、特許文献1に記載のものは、気筒内における気流速度を算出する上で未だ改善の余地を残している。
本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、気筒内における気流速度を正確に算出することのできる気流速度算出装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、内燃機関の気筒内における気流速度を算出する気流速度算出装置であって、前記機関には、前記気筒内に複数の噴射孔から燃料を噴射する燃料噴射弁が設けられており、前記燃料噴射弁により所定間隔で前記燃料を2段噴射させる所定噴射を実行する噴射実行手段と、前記噴射実行手段により前記所定噴射が実行される際に、前記2段噴射された前記燃料の着火までの着火遅れ期間を算出する期間算出手段と、前記着火遅れ期間と前記気流速度との予め設定された関係に、前記期間算出手段により算出された前記着火遅れ期間を適用して前記気流速度を算出する気流速度算出手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、気筒内に複数の噴射孔から燃料を噴射する燃料噴射弁により、所定間隔で燃料を2段噴射させる所定噴射が実行される。そして、所定噴射が実行される際に、2段噴射された燃料の着火までの着火遅れ期間が算出される。
ここで、2段噴射される燃料の噴霧が互いに重なり合った部分では、酸素(空気)に対する燃料の当量比が大きくなり、燃料が着火し易くなる。このため、2段噴射された燃料の噴霧が互いに重なり合う部分が大きいほど、着火遅れ期間が短くなる。気筒内に1段目に噴射された燃料の噴霧は、2段目の燃料が噴射されるまでに気筒内の気流により流される。このため、2段噴射された燃料が重なり合う部分の大きさは、気筒内における気流速度によって変化する。その結果、気筒内における気流速度に応じて着火遅れ期間が変化することとなる。
この点、着火遅れ期間と気流速度との予め設定された関係に、算出された着火遅れ期間が適用されて気流速度が算出される。したがって、気筒内における気流速度を反映する着火遅れ期間に基づいて、気筒内における気流速度を正確に算出することができる。
また、本発明は、内燃機関の気筒内における気流速度を算出する気流速度算出装置であって、前記機関には、前記気筒内に複数の噴射孔から燃料を噴射する燃料噴射弁が設けられており、前記燃料噴射弁により所定間隔で前記燃料を2段噴射させる所定噴射を実行する噴射実行手段と、前記噴射実行手段により前記所定噴射が実行される際に、前記2段噴射された前記燃料の燃焼による機関回転速度の上昇量を算出する上昇量算出手段と、前記機関回転速度の上昇量と前記気流速度との予め設定された関係に、前記上昇量算出手段により算出された前記機関回転速度の上昇量を適用して前記気流速度を算出する気流速度算出手段と、を備えることを特徴とする。
内燃機関のピストンのTDC(Top Dead Center)よりも着火時期が遅角するほど、燃料の燃焼エネルギがピストンの運動エネルギに変換される効率が低下する。このため、燃料の燃焼による機関回転速度の上昇量は、着火遅れ期間が長いほど小さくなる。すなわち、機関回転速度の上昇量は着火遅れ期間と相関を有している。着火遅れ期間は気流速度を反映しているため、機関回転速度の上昇量も気流速度を反映することとなる。
この点、上記構成によれば、所定噴射が実行される際に、2段噴射された燃料の燃焼による機関回転速度の上昇量が算出される。そして、機関回転速度の上昇量と気流速度との予め設定された関係に、算出された機関回転速度の上昇量が適用されて気流速度が算出される。したがって、気筒内における気流速度を反映する機関回転速度の上昇量に基づいて、気筒内における気流速度を正確に算出することができる。さらに、着火遅れ期間を算出する必要がないため、着火遅れ期間の算出に用いる筒内圧センサ等を不要とすることができる。
車両用内燃機関の概要を示す模式図。 第1実施形態の気流速度算出手順を示すフローチャート。 (a)時間と噴射率との関係を示すタイムチャート、(b)時間と熱発生率との関係を示すタイムチャート。 1段目噴射による燃料噴霧と、2段目噴射による燃料噴霧との重なり合いを示す模式図。 着火遅れ期間と気流速度との関係を示すグラフ。 着火遅れ期間と気流速度との関係から気流速度を算出する態様を示す図。 第2実施形態の気流速度算出手順を示すフローチャート。 機関回転速度上昇量を示すグラフ。 機関回転速度上昇量と気流速度との関係を示すグラフ。 グロープラグ抵抗値と先端温度とスワール強度との関係を示すグラフ。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、車両用の内燃機関(詳しくはディーゼルエンジン)に適用され、内燃機関の気筒における気流速度を算出する気流速度算出装置として具体化している。
図1に示すように、車両は、内燃機関10、制御装置30、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ41等を備えている。
内燃機関10は、例えば4気筒のディーゼルエンジンである。なお、図1では、1つの気筒のみを示している。内燃機関10は、気筒11、ピストン12、クランク軸13、吸気通路15、ターボチャージャ16、スロットルバルブ装置19、吸気弁17、排気弁18、燃料ポンプ21、コモンレール22、燃料噴射弁24、排気通路25、SCV27、VVT28、EGRバルブ装置52、回転速度センサ42、筒内圧センサ43、吸気圧センサ44、吸気温センサ45、燃圧センサ46、エアフロメータ47、A/Fセンサ48、水温センサ49等を備えている。気筒11及びピストン12によって、燃焼室14が区画されている。
吸気通路15には、上流側から、インタークーラ54、スロットルバルブ装置19、サージタンク20、インテークマニホールド20a、及びSCV27が設けられている。インタークーラ54は、ターボチャージャ16によって過給された空気を冷却する。スロットルバルブ装置19は、DCモータ等のアクチュエータ19aにより、スロットルバルブ19bの開度を調節する。サージタンク20と各気筒の燃焼室14とは、インテークマニホールド20aにより接続されている。吸気弁17の開閉により、インテークマニホールド20aと燃焼室14とが連通及び遮断される。
インテークマニホールド20aにおいて燃焼室14に接続された一対の通路のうち1つの通路には、燃焼室14(気筒11)内にスワール(気流)を生じさせるSCV(スワールコントロールバルブ)27が設けられている。詳しくは、SCV27(状態変更手段)は、DCモータ等のアクチュエータにより開度が調節され、吸気行程において燃焼室14に吸気が導入されることに伴い生じるスワールの速度(気流の流通状態)を調節する。
燃料ポンプ21(噴射圧力変更手段)は、燃料をコモンレール22へ圧送する。コモンレール22(蓄圧容器)は、燃料を蓄圧状態で保持する。燃料噴射弁24は、コモンレール22から供給された燃料を、燃焼室14内に噴射孔から直接噴射する。燃料噴射弁24には、複数の噴射孔が形成されており、噴射孔の断面形状は円形となっている。
排気通路25には、浄化装置26が設けられている。浄化装置26は、排気通路25内を流通する排気を浄化する。排気弁18の開閉により、排気通路25と燃焼室14とが連通及び遮断される。
吸気通路15と排気通路25との間には、ターボチャージャ16が設けられている。ターボチャージャ16は、吸気通路15に設けられた吸気コンプレッサ16aと、排気通路25に設けられた排気タービン16bと、これらを連結する回転軸16cとを備えている。そして、排気通路25内を流通する排気のエネルギにより排気タービン16bが回転され、その回転エネルギが回転軸16cを介して吸気コンプレッサ16aに伝達され、吸気コンプレッサ16aにより吸気通路15内の空気が圧縮される。すなわち、ターボチャージャ16によって空気が過給される。なお、ターボチャージャ16は、図示しない可変ベーンの開度を調節することにより、過給圧を調節可能となっている。
排気通路25において排気タービン16bの上流側部分が、EGR通路51を介して吸気通路15におけるスロットルバルブ装置19の下流側部分(サージタンク20)に接続されている。EGR通路51には、EGRバルブ装置52、EGRクーラ53が設けられている。EGRバルブ装置52(排気再循環装置、混合比変更手段)は、DCモータ等のアクチュエータ52aにより、EGRバルブ52bの開度を調節する。EGRバルブ52bの開度に応じて、排気通路25内の排気の一部(EGRガス)が、EGRクーラ53によって冷却された後に、吸気通路15内の吸気に導入される。なお、アクチュエータ52aは、EGRバルブ52bの開度を検出する機能を有している。
回転速度センサ42(詳しくはクランク角センサ)は、内燃機関10の回転速度NEを検出する。筒内圧センサ43(圧力センサ)は、気筒11(燃焼室14)内の筒内圧力Pcylを検出する。吸気圧センサ44は、サージタンク20(吸気通路15)内の圧力を検出する。吸気温センサ45は、サージタンク20(吸気通路15)内の吸気温度を検出する。燃圧センサ46は、コモンレール22内の燃料圧力を検出する。エアフロメータ47は、吸気通路15内を流通する吸気量(新気量)を検出する。A/Fセンサ48は、排気を浄化する浄化装置26の下流において空燃比を検出する。水温センサ49は、内燃機関10の冷却水温度THWを検出する。
制御装置30(ECU)は、上記の各種センサの検出値に基づいて、燃料ポンプ21の駆動、燃料噴射弁24の駆動、アクチュエータによるSCV27の駆動、EGRバルブ装置52の駆動等を制御する。そして、制御装置30により、気筒11における気流速度を算出する気流速度算出装置が構成されている。
図2は、第1実施形態の気流速度算出手順を示すフローチャートである。この一連の処理は、制御装置30によって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、車両の減速無噴射時であるか否か判定する(S11)。詳しくは、アクセルセンサ41により検出されるアクセルペダルの操作量が0(若しくは所定操作量よりも小さい状態)であり、燃料噴射弁24による燃料噴射が停止されており、エアフロメータ47により検出される吸気量が所定量であるか否か判定する。この判定において、車両の減速無噴射時でないと判定した場合(S11:NO)、この一連の処理を一旦終了する(END)。
一方、S11の判定において、車両の減速無噴射時であると判定した場合(S11:YES)、機関回転速度が所定回転速度であるか否か判定する(S12)。詳しくは、回転速度センサ42により検出される機関回転速度が、気筒11における気流速度の算出を行う所定回転速度であるか否か判定する。この所定回転速度は、噴射された燃料の着火までの着火遅れ期間の検出に適した所定範囲の回転速度であればよい。この判定において、機関回転速度が所定回転速度でないと判定した場合(S12:NO)、この一連の処理を一旦終了する(END)。
一方、S12の判定において、機関回転速度が所定回転速度であると判定した場合(S12:YES)、気筒11における気流の流通状態を気流速度算出用の第1状態又は第2状態に変更させる(S13)。詳しくは、SCV27の開度を気流速度算出用の第1開度又は第2開度に変更させる。第1開度において後述する所定噴射及び着火遅れ期間の算出が行われていない場合はSCV27の開度を第1開度に変更させ、第1開度において所定噴射及び着火遅れ期間の算出が行われている場合はSCV27の開度を第2開度に変更させる。
続いて、1つの気筒11において所定間隔で燃料を2段噴射させる所定噴射を実行する(S14)。図3(a)に示すように、所定噴射では、噴射インターバルTintで、気流速度算出用の微少量の燃料Q1,Q2を噴射させる。
ここで、図3(b)に示すように、気筒11における気流速度に応じて、2段目の燃料噴射から着火までの着火遅れ期間が変化する。詳しくは、気流速度が低い場合の着火遅れ期間Tdly1は、気流速度が高い場合の着火遅れ期間Tdly2よりも短くなっている。
図4を参照して、この理由を説明する。図4は、1段目噴射による燃料の噴霧Q1と、2段目噴射による燃料の噴霧Q2との重なり合いを示す模式図である。左側の図に示すように、燃料噴射弁24による1段目の燃料噴射によって噴霧Q1が形成される。気筒11内には、同図に矢印で示すように、反時計回り(左回り)のスワール(気流)が形成されている。このため、中央の図に示すように、時間の経過に伴って、噴霧Q1はスワールの流れに乗って移動させられる。なお、噴霧Q1は、時間の経過に伴って拡散して形状がくずれていく。
その後、右側の図に示すように、時間の経過に伴って、噴霧Q1は矢印の方向へ更に移動する。そして、図3(a)に示すように、第1段の噴射から噴射インターバルtintが経過すると、燃料噴射弁24により2段目の噴射が行われ、燃料の噴霧Q2が形成される。このとき、図4の右側の図に示すように、燃料噴射弁24により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧Q1,Q2が重なり合っている。
そして、燃料の噴霧Q1,Q2が互いに重なり合った部分では、酸素(空気)に対する燃料の当量比が大きくなり、燃料が着火し易くなる。すなわち、燃料の噴霧Q1,Q2が互いに重なり合う部分が大きいほど、着火遅れ期間Tdlyが短くなる。特に、微少量の燃料噴射では、こうした傾向が顕著となる。なお、図3(b)では、熱発生率ROHRが所定の熱発生率dRHを超えた時点で、燃料が着火したと判定している。
図4では、燃料噴射弁24により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧Q1,Q2が重なり合っている状態を示した。しかしながら、噴射インターバルTintが0から所定の噴射インターバルまでは、燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧Q1,Q2が重なり合う状態となる。この場合も、燃料の噴霧Q1,Q2が互いに重なり合う部分が大きいほど、着火遅れ期間Tdlyが短くなる。そして、気筒11における気流速度が低いほど、燃料の噴霧Q1,Q2が互いに重なり合う部分が大きくなる。図3(b)は、この状態を示しており、気流速度が低い場合の着火遅れ期間Tdly1は、気流速度が高い場合の着火遅れ期間Tdly2よりも短くなっている。
すなわち、2段噴射の噴射インターバルTintが0から広くなるにつれて、燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態から、燃料噴射弁24により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態へと変化する。
図5は、所定の噴射条件において、着火遅れ期間に対する気流速度を取得した結果を示すグラフである。この所定の噴射条件では、気筒11における気流速度に応じて、異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態から、異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態へと変化するように、噴射インターバルTintが設定されている。
気筒11における気流速度が低い場合(同図の下半分の領域)は、同じ噴射孔から噴射された燃料の噴霧Q1と噴霧Q2とが、互いに重なり合うこととなる。そして、気流速度が高くなるほど、噴霧Q1,Q2が互いに重なり合う部分が小さくなる。このため、気流速度が高くなるにつれて、着火遅れ期間Tdlyが長くなっている。
そして、気流速度が所定速度を超えると(図5の上半分の領域)、図4の右側の図に示したように、隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧Q1,Q2が互いに重なり合うこととなる。そして、気流速度が高くなるほど、噴霧Q1,Q2が互いに重なり合う部分が大きくなる。このため、気流速度が高くなるにつれて、着火遅れ期間Tdlyが短くなっている。
なお、気流速度が更に高くなると、異なる時期に2つ隣りの噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態へと変化する。ただし、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との相関は、燃料の噴霧Q1が気流により流される時間が長くなるほど弱くなる。このため、異なる時期に2つ隣りの噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態では、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との相関が弱くなる。
そこで、上記所定噴射において噴射インターバルTintは、所定範囲の気流速度に対して、燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が最も重なり合う時期から、燃料噴射弁24により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が最も重なり合う時期までの間隔に設定されている。
図2に戻り、S14で、1つの気筒11において所定間隔で燃料を2段噴射させる所定噴射を実行した後、2段噴射された燃料の着火までの着火遅れ期間Tdlyを算出する(S15)。詳しくは、筒内圧センサ43により検出された筒内圧に基づいて、公知の熱力学方程式及び気体の状態方程式により、熱発生率ROHRを算出する。そして、2段目の噴射開始タイミングから熱発生率ROHRが所定の熱発生率dRHを超える時点までの期間(図3参照)を、着火遅れ期間Tdlyとして算出する。なお、簡易的には、筒内圧センサ43により検出された筒内圧の上昇率が判定値dPを超えた場合に、燃料が着火したと判定してもよい。
続いて、気流の2つの流通状態でそれぞれ着火遅れ期間Tdlyが算出されたか否か判定する(S16)。詳しくは、S13においてSCV27の開度が変更され、第1開度において所定噴射(S14)及び着火遅れ期間の算出(S15)が行われ、且つ第2開度において所定噴射及び着火遅れ期間の算出が行われたか否か判定する。この判定において、気流の2つの流通状態でそれぞれ着火遅れ期間Tdlyが算出されていないと判定した場合(S16:NO)、この一連の処理を一旦終了する(END)。
一方、気流の2つの流通状態でそれぞれ着火遅れ期間Tdlyが算出されたと判定した場合(S16:YES)、気流の流通状態ごとに算出された着火遅れ期間t1,t2に基づいて、少なくとも1つの気流の流通状態での気流速度を算出する(S17)。その後、この一連の処理を終了する(END)。
図6に示すように、SCV27の開度が第1開度である場合に、算出された着火遅れ期間Tdlyが着火遅れ期間t1であったとする。この場合、着火遅れ期間t1に対応する気流速度はA点とB点の2つが存在することとなる。このため、1つの気流の流通状態における着火遅れ期間t1から、気流速度を算出することは難しい。そこで、気流の流通状態ごとに算出された着火遅れ期間t1,t2に基づいて、少なくとも1つの気流の流通状態での気流速度を算出する。
詳しくは、燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態(図6において気流速度が低い領域)と、隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態(図6において気流速度が高い領域)とでは、気流速度の変化方向と着火遅れ期間Tdlyの変化方向との関係が異なる。すなわち、同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態では、着火遅れ期間Tdlyが短くなると気流速度が低下する。一方、隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態では、着火遅れ期間Tdlyが短くなると気流速度が上昇する。
このため、SCV27の開度を第1開度から第2開度に増加させて気流速度を低減した際に、着火遅れ期間t1から着火遅れ期間t2へ短くなった場合は、矢印で示すように第1開度(第1流通状態)に着火遅れ期間t1が対応し、気流速度Kであると特定することができる。なお、着火遅れ期間t2に対応する気流速度を算出することにより、第2開度(第2流通状態)での気流速度を算出することができる。
なお、S13,S14の処理が噴射実行手段としての処理に相当し、S15の処理が期間算出手段としての処理に相当し、S17の処理が気流速度算出手段としての処理に相当する。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・気筒11内における気流速度に応じて着火遅れ期間Tdlyが変化する。そして、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との予め設定された関係に、算出された着火遅れ期間Tdlyが適用されて気流速度が算出される。したがって、気筒11内における気流速度を反映する着火遅れ期間Tdlyに基づいて、気筒11内における気流速度を正確に算出することができる。
・1つの気流の流通状態における着火遅れ期間t1から、気流速度を算出することが難しい場合がある。この点、気流の流通状態ごとに算出された着火遅れ期間t1,t2に基づいて、少なくとも1つの気流の流通状態での気流速度が算出される。したがって、そのような場合であっても、気筒11内における気流速度を正確に算出することができる。
・着火遅れ期間Tdlyと気流速度との相関は、燃料の噴霧Q1が気流により流される時間が長くなるほど弱くなる。このため、燃料噴射弁24により異なる時期に2つ隣りの噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態では、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との相関が弱くなる。この点、噴射インターバルTintは、所定範囲の気流速度に対して、燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が最も重なり合う時期から、燃料噴射弁24により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が最も重なり合う時期までの間隔に設定されている。したがって、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との相関が強い状態を用いて気流速度を算出することができ、気流速度を正確に算出することができる。
・1つの着火遅れ期間t1に対して2つの気流速度が対応する、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との予め設定された関係に、気流の流通状態ごとに算出された着火遅れ期間t1,t2が適用されて、2つの気流速度のうちの一方が特定される。したがって、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との相関が強い状態を用いつつ、適切な気流速度を算出することができる。
・燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態と、隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態とでは、気流の流通状態の変化方向と着火遅れ期間Tdlyの変化方向との関係が異なる。したがって、気流の流通状態の変化方向と着火遅れ期間Tdlyの変化方向との関係から、2つの気流速度のうちの一方を特定することができる。
なお、上記実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
・所定噴射として、所定範囲の気流速度に対して、燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士の少なくとも一部が重なり合う噴射間隔で燃料を2段噴射させてもよい。この場合、図6において、燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態(気流速度が低い領域)に限定することができる。
このため、隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態(気流速度が高い領域)を除外することができ、1つの着火遅れ期間t1に対して1つの気流速度Kが対応することとなる。したがって、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との予め設定された関係に、算出された着火遅れ期間t1を適用して気流速度Kを算出することができる。
・噴射インターバルTintを、所定範囲の前記気流速度に対して、燃料噴射弁24により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士の少なくとも一部が重なり合い始める時期から、燃料噴射弁24により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が最も重なり合う時期までの間隔に設定してもよい。この場合、図6において、隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態(気流速度が高い領域)に限定することができる。
このため、異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態(気流速度が低い領域)や、異なる時期に2つ隣りの噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が重なり合う状態(気流速度が更に高い領域)を除外することができ、1つの着火遅れ期間t1に対して1つの気流速度が対応することとなる。したがって、着火遅れ期間Tdlyと気流速度との予め設定された関係に、算出された着火遅れ期間t1を適用してB点に対応する気流速度を算出することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、所定噴射が実行される際に、2段噴射された燃料の燃焼による機関回転速度の上昇量を算出し、機関回転速度の上昇量と気流速度との予め設定された関係に、算出された機関回転速度の上昇量を適用して気流速度を算出する。
図7は、本実施形態の気流速度算出手順を示すフローチャートである。この一連の処理は、制御装置30によって所定の周期で繰り返し実行される。
S21〜S23の処理は、図2のS11,S12,S14の処理と同一である。
続いて、所定噴射において2段噴射された燃料の燃焼による機関回転速度の上昇量を算出する(S24)。詳しくは、図8に示すように、燃料噴射を実行しない場合の機関回転速度の変化(破線)を推定する。一方、1つの気筒11において上記所定噴射を実行すると、実線で示すように機関回転速度は上昇した後に下降する。そして、燃料噴射を実行した気筒11において、噴射時期と同一のタイミング(クランク角度)となった時に、回転速度センサ42により検出される実線の機関回転速度と推定された破線の機関回転速度との差を、機関回転速度の上昇量として算出する。
続いて、機関回転速度の上昇量に基づいて、気筒11における気流速度を算出する(S25)。その後、この一連の処理を終了する(END)。ここで、ピストン12のTDC(Top Dead Center)よりも着火時期が遅角するほど、燃料の燃焼エネルギがピストン12の運動エネルギに変換される効率が低下する。このため、燃料の燃焼による機関回転速度の上昇量は、着火遅れ期間Tdlyが長いほど小さくなる。すなわち、機関回転速度の上昇量は着火遅れ期間Tdlyと相関を有している。第1実施形態で述べたように、着火遅れ期間Tdlyは気流速度を反映しているため、機関回転速度の上昇量も気流速度を反映することとなる。
上記所定噴射における機関回転速度の上昇量と気流速度との関係は、実験等に基づいて予め設定しておくことができる。図9に示すように、この予め設定された関係では、機関回転速度の上昇量が大きいほど気流速度が低くなっている。ここでは、所定噴射として、所定範囲の気流速度に対して、燃料噴射弁24により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士の少なくとも一部が重なり合う噴射間隔で燃料を2段噴射させている。
なお、S23の処理が噴射実行手段としての処理に相当し、S24の処理が上昇量算出手段としての処理に相当し、S25の処理が気流速度算出手段としての処理に相当する。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。ここでは、第1実施形態と異なる利点のみを述べる。
・所定噴射が実行される際に、2段噴射された燃料の燃焼による機関回転速度の上昇量が算出される。そして、機関回転速度の上昇量と気流速度との予め設定された関係に、算出された機関回転速度の上昇量が適用されて気流速度が算出される。したがって、気筒11内における気流速度を反映する機関回転速度の上昇量に基づいて、気筒内における気流速度を正確に算出することができる。さらに、着火遅れ期間を算出する必要がないため、着火遅れ期間の算出に用いる筒内圧センサ43を不要とすることができる。
なお、上記の各実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
・所定噴射を実行する条件として、図2のS11及びS12の処理の他に、水温センサ49により検出される水温が、所定水温(例えば80℃)よりも高いこと、吸気温センサ45により検出される吸気温度が所定温度であること等を加えてもよい。
・内燃機関10がグロープラグを備えている場合は、図10に示すように、検出されたるグロープラグの抵抗値が同じであっても、スワールの強度に応じてグロープラグの先端(表面)温度が変化する。これは、グロープラグ内部の抵抗体の温度に応じた抵抗値が検出されるのに対して、グロープラグの先端温度はスワールにより冷却されて内部よりも低くなることによる。そこで、上記の各実施形態で算出された気流速度に応じて、グロープラグへの通電量を制御するとよい。これにより、グロープラグの先端温度を目標とする温度に制御することができる。
10…内燃機関、11…気筒、24…燃料噴射弁、30…制御装置。

Claims (9)

  1. 内燃機関(10)の気筒(11)内における気流速度を算出する気流速度算出装置(30)であって、
    前記機関には、前記気筒内に複数の噴射孔から燃料を噴射する燃料噴射弁(24)が設けられており、
    前記燃料噴射弁により所定間隔で前記燃料を2段噴射させる所定噴射を実行する噴射実行手段と、
    前記噴射実行手段により前記所定噴射が実行される際に、前記2段噴射された前記燃料の着火までの着火遅れ期間を算出する期間算出手段と、
    前記着火遅れ期間と前記気流速度との予め設定された関係に、前記期間算出手段により算出された前記着火遅れ期間を適用して前記気流速度を算出する気流速度算出手段と、
    を備えることを特徴とする気筒内の気流速度算出装置。
  2. 前記機関には、前記気筒内の気流の流通状態を変更する状態変更手段(27)が設けられており、
    前記噴射実行手段は、前記状態変更手段により前記気流の流通状態を異ならせて、それぞれ前記所定噴射を実行し、
    前記期間算出手段は、前記噴射実行手段により前記所定噴射が実行される際に、前記気流の流通状態ごとに前記2段噴射された前記燃料の着火までの着火遅れ期間を算出し、
    前記気流速度算出手段は、前記気流の流通状態ごとに算出された前記着火遅れ期間に基づいて、少なくとも1つの前記気流の流通状態での前記気流速度を算出する請求項1に記載の気筒内の気流速度算出装置。
  3. 前記所定間隔は、所定範囲の前記気流速度に対して、前記燃料噴射弁により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が最も重なり合う時期から、前記燃料噴射弁により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が最も重なり合う時期までの間隔に設定されている請求項2に記載の気筒内の気流速度算出装置。
  4. 前記気流速度算出手段は、1つの前記着火遅れ期間に対して2つの前記気流速度が対応する、前記着火遅れ期間と前記気流速度との予め設定された関係に、前記気流の流通状態ごとに算出された前記着火遅れ期間を適用して、2つの前記気流速度のうちの一方を特定する請求項3記載の気筒内の気流速度算出装置。
  5. 前記気流速度算出手段は、前記気流の流通状態の変化方向と前記着火遅れ期間の変化方向との関係から、2つの前記気流速度のうちの一方を特定する請求項4記載の気筒内の気流速度算出装置。
  6. 前記噴射実行手段は、前記所定噴射として、所定範囲の前記気流速度に対して、前記燃料噴射弁により異なる時期に同一の噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士の少なくとも一部が重なり合う噴射間隔で前記燃料を2段噴射させ、
    前記気流速度算出手段は、前記着火遅れ期間と前記気流速度との予め設定された関係に、前記期間算出手段により算出された前記着火遅れ期間を適用して前記気流速度を算出する請求項1に記載の気筒内の気流速度算出装置。
  7. 前記所定間隔は、所定範囲の前記気流速度に対して、前記燃料噴射弁により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士の少なくとも一部が重なり合い始める時期から、前記燃料噴射弁により異なる時期に隣り合う噴射孔から噴射された燃料の噴霧同士が最も重なり合う時期までの間隔に設定されており、
    前記気流速度算出手段は、前記着火遅れ期間と前記気流速度との予め設定された関係に、前記期間算出手段により算出された前記着火遅れ期間を適用して前記気流速度を算出する請求項1に記載の気筒内の気流速度算出装置。
  8. 内燃機関の気筒内における気流速度を算出する気流速度算出装置であって、
    前記機関には、前記気筒内に複数の噴射孔から燃料を噴射する燃料噴射弁が設けられており、
    前記燃料噴射弁により所定間隔で前記燃料を2段噴射させる所定噴射を実行する噴射実行手段と、
    前記噴射実行手段により前記所定噴射が実行される際に、前記2段噴射された前記燃料の燃焼による機関回転速度の上昇量を算出する上昇量算出手段と、
    前記機関回転速度の上昇量と前記気流速度との予め設定された関係に、前記上昇量算出手段により算出された前記機関回転速度の上昇量を適用して前記気流速度を算出する気流速度算出手段と、
    を備えることを特徴とする気筒内の気流速度算出装置。
  9. 前記機関回転速度の上昇量と前記気流速度との予め設定された関係は、前記機関回転速度の上昇量が大きいほど前記気流速度が低く設定されている請求項8に記載の気筒内の気流速度算出装置。
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