JP6322379B2 - 液体移送装置 - Google Patents

液体移送装置

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本発明は、低温で貯蔵された全血や血液製剤などの血液成分を含む液体を加温しながら移送する液体移送装置に関する。
患者の治療に要する血液製剤などの液体は、その機能を維持するために、低温で貯蔵される。その液体を患者に導入する際には、患者の負担低減のために適切な温度にまで加温する必要がある。特に、液体の導入に緊急を要する場合には、液体の加温とポンプでの圧送とを同時に行う必要があり、そのための装置が知られている(特許文献1)。この種の装置では、液体が通過する経路の途中にドリップチャンバ(「エアートラップ」ともいう)を設け、液体中に生じた気泡をドリップチャンバで捕捉して、患者への導入を阻止している。
特開2010−172708号公報
しかしながら、従来の装置では、ドリップチャンバの液面が低下してくると、ドリップチャンバから気泡が抜け出してしまう虞があり、その都度、運転を停止してドリップチャンバ内から抜け出した気泡を除去する必要がある。特に、液体を加温しながら移送する場合、気泡が生じ易くなるため運転を停止する頻度も高くなり、非常に効率が悪かった。
本発明は、以上の課題を解決することを目的としており、液体の移送運転を停止することなく、ドリップチャンバ内の液面を調整して気泡の抜けを効果的に阻止できる液体移送装置を提供することを目的とする。
本発明の液体移送装置は、血液成分を含む液体を貯留する液体貯留部と、液体を排出する液体吐出部と、液体貯留部と液体吐出部とを連絡する送液ラインと、送液ラインを通過する液体を加温する加温部と、送液ラインを通過する液体を圧送する送液ポンプと、送液ライン上に設けられ、加温部を通過した液体中に含まれる気泡を捕捉するドリップチャンバと、ドリップチャンバの上部と液体貯留部とを連絡し、ドリップチャンバで捕捉された気泡が通過する気泡戻しラインと、ドリップチャンバで捕捉され、気泡戻しラインを通過する流体を圧送する液面調整ポンプと、を備え、送液ラインは、液体貯留部とドリップチャンバとを連絡する上流側ラインと、ドリップチャンバと液体吐出部とを連絡する下流側ラインと、を有している。
本発明によれば、加温部を通過した液体中に気泡が含まれていたとしても、ドリップチャンバによって、その気泡を捕捉できる。さらに、捕捉した気泡を液面調整ポンプで液体貯留部に圧送することにより、ドリップチャンバ内の液面の位置を調整することができ、該液面が必要以上に低下することを防止できる。その結果、運転を停止することなく、ドリップチャンバで捕捉した気泡の抜けを効果的に阻止できる。
また、上流側ラインを通過する液体中の気泡を検出する上流側検出器を更に有することが好ましい。上流側ラインに検出器が備えられることにより、上流側ラインを通過する液体中の気泡の有無を監視することができる。上流側ラインを通過する液体中の気泡を検出することにより、ドリップチャンバへの気泡の流入を監視でき、ドリップチャンバ内の液面低下に起因した気泡の流出を防ぐのに有効である。
また、上流側ラインは、加温部で加温される被加温部と、被加温部と液体貯留部とを連絡する導入部と、被加温部とドリップチャンバとを連絡する気泡検出部と、を有し、上流側検出器は、気泡検出部に沿って配置されることが好ましい。液体の加温によって生じ易い気泡を適切に検出でき、ドリップチャンバ内に流入する気泡を効果的に監視できる。
また、下流側ラインを通過する液体中の気泡を検出する下流側検出器を更に有することが好ましい。下流側ラインを通過する液体中の気泡を検出することにより、ドリップチャンバからの気泡の流出を効果的に監視できる。
また、下流側ラインと液体貯留部とを連絡する追加気泡戻しラインと、下流側ラインと追加気泡戻しラインとの連絡部よりも下流側である液体吐出部側に配置されて下流側ラインを開閉する主クランプと、追加気泡戻しラインを開閉する副クランプと、を更に備えることが好ましい。主クランプが備えられることにより、ドリップチャンバを通過した液体中に気泡が含まれる場合であっても、主クランプを閉じることにより、液体吐出部から気泡が含まれる液体が排出されることを抑制することができる。また、主クランプによって下流側ラインが開いているときには、副クランプによって追加気泡戻しラインを閉じ、また、下流側ラインが閉じているときには、追加気泡戻しラインを開くことで、液体の移送運転を実質的に停止させなくて済む。
下流側検出器は、下流側ラインのドリップチャンバと連絡部との間に沿って配置された第1下流側検出器を有することが好ましい。第1下流側検出器で気泡を検出した場合には、主クランプにより下流側ラインを閉じて、副クランプにより追加気泡戻しラインを開くことで、液体の移送運転を停止させることなく、気泡が含まれる液体の液体吐出部からの排出を効果的に抑止できる。さらに、気泡が含まれる液体を追加気泡戻しラインを介して液体貯留部に戻すことができるため、気泡を含んでしまった液体を廃棄せずに再利用することができる。
また、下流側検出器は、下流側ラインの連絡部と主クランプとの間に沿って配置された第2下流側検出器を有することが好ましい。第1下流側検出器が何らかの理由により気泡を検出することができなかった場合でも、第2下流側検出器で検出できるので、液体吐出部から気泡が含まれる液体が排出される可能性を更に低減できる。
また、送液ポンプで液体を移送する送液流量と液面調整ポンプで気泡戻しラインを通過する流体を移送する戻し流量とを制御する制御部を更に備え、制御部は、送液流量よりも戻し流量が少なくなるように送液ポンプの駆動と液面調整ポンプの駆動とを制御することが好ましい。制御部によって送液ポンプと液面調整ポンプとを制御することで、ドリップチャンバ内の液面が低下することを予測し、これを防止できる。その結果、運転を停止することなく、ドリップチャンバで捕捉した気泡の抜けを効果的に阻止できる。
また、液面調整ポンプで気泡戻しラインを通過する流体を移送する戻し流量を制御する制御部を更に備え、制御部は、上流側検出器で検出された値に基づいて、液面調整ポンプの駆動を制御することが好ましい。上流側検出器では、ドリップチャンバに移送される液体中の気泡を検出するので、この検出値に基づいて、液面調整ポンプの駆動を制御することにより、ドリップチャンバ内の液面が必要以上に低下することを効果的に防止できる。
また、主クランプによる下流側ラインの開閉と、副クランプによる追加気泡戻しラインの開閉と、を制御する制御部を更に備え、制御部は、第1下流側検出器で気泡が検出されない場合には、主クランプを制御して下流側ラインを開き、第1下流側検出器で気泡が検出された場合には、主クランプを制御して下流側ラインを閉じ、副クランプを制御して追加気泡戻しラインを開くことが好ましい。このように構成すると、液体の移送運転を停止させることなく、気泡が含まれる液体の液体吐出部からの排出を効果的に抑止できる。
送液ポンプは、被加温部よりも上流側となる導入部側に設けられていることが好ましい。送液ポンプを被加温部よりも下流側に設けた場合、被加温部に送液ポンプの吸引によって負圧が働く可能性がある。この際、被加温部が可撓性を有する場合には、当該負圧によって被加温部の流路が部分的に狭くなり、流量が低下してしまう。しかしながら、上記構成では、送液ポンプが被加温部よりも上流側に設けられているので、被加温部には正圧が働いて流路が押し広げられるように作用するので、効率的に液体を移送することができる。
導入部を通過する液体中の気泡を検出する空検出器を更に備えることが好ましい。空検出器を備えることにより、導入部を通過する液体中の気泡を検出することができる。これにより、液体貯留部に貯留された液体の有無を監視することができる。
上流側検出器は、上流側ラインを通過する液体中に含まれる気泡の体積を検出することが好ましい。また、下流側検出器は、下流側ラインを通過する液体中に含まれる気泡の体積を検出することが好ましい。気泡の体積を検出することで、定量的な値に基づいて気泡を監視でき、液体の移送運転を停止させなく、液体吐出部から気泡が含まれる液体が排出されるのを抑止する上で有効である。
本発明によれば、液体の移送運転を停止することなく、ドリップチャンバ内の液面を調整して気泡の抜けを効果的に阻止できる。
本発明の液体移送装置の一実施形態を説明するための説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態で用いる「液体」とは、赤血球、白血球、または血小板などの血液成分を含む液体を広く意図しており、輸血用の全血製剤、赤血球製剤、血小板製剤、血漿製剤などの血液製剤を含む。
本実施形態に係る液体移送装置は、治療において血液製剤などの液体を患者に導入する装置であり、特に、緊急を要する場合に、冷蔵保存された液体を適当な温度まで加温しながら圧送する装置である。
図1に示されるように、液体移送装置1は、血液回路とも称される液体回路2と駆動加温装置3とを備えている。液体回路2は、例えば、塩化ビニル製のチューブなどを備えており、液体Lが通過する流路を形成している。液体回路2は、駆動加温装置3の所定位置に設置され、駆動加温装置3の駆動によって液体回路2内の液体Lが移送され、また、液体回路2内を通過する液体Lが適宜に加温される。なお、本実施形態では、駆動加温装置3に液体回路2が設置されて使用される態様を例に説明するが、駆動加温装置が液体回路に相当する流路を形成する態様であってもよい。
(液体回路)
液体回路2は、基本的に外気から遮断された閉鎖系の液体流路であり、低温貯蔵によって品質管理されていた液体を含む液体Lの貯留バッグ4と、液体Lを移送する送液ライン10と、送液ライン10の終端に設けられて液体Lを排出する穿刺針接続部5と、送液ライン10上に設けられたドリップチャンバ7と、を備えている。なお、貯留バッグ4は液体貯留部の一例であり、穿刺針接続部5は液体吐出部の一例である。
送液ライン10は、貯留バッグ4と穿刺針接続部5とを連絡する液体流路であり、一例として塩化ビニル製の可撓性のチューブなどを用いて形成される。送液ライン10上、つまり、送液ライン10の途中には、ドリップチャンバ7が取り付けられており、ドリップチャンバ7を挟んだ上流側は上流側ライン11であり、下流側は下流側ライン12である。
ドリップチャンバ7は、流路を形成するチューブの内径に比べて幅の広い筒状容器であり、ドリップチャンバ7内に流入した液体Lから気泡が分離捕捉される。ドリップチャンバ7は、長手方向が上下を向くように駆動加温装置3に設置され、上部、好ましくは、天井となる上端部には気泡排出口7aが設けられ、下端部には液体排出口7bが設けられている。また、ドリップチャンバ7の側壁には、液体受入口7cが設けられている。液体受入口7cは、気泡排出口7aと同じ又はこれよりも低い位置に設けられることが好ましい。当該構成により、液体受入口7cからドリップチャンバ7内に流入した液体Lが直接気泡排出口7aから流出すること(液体受入口7cから気泡排出口7aへの短絡)を抑制することができる。
上流側ライン11の途中には、塩化ビニル製でプレート状の被加温部13が設けられており、被加温部13には蛇行する液体流路13aが形成されている。被加温部13は、駆動加温装置3のヒータ31に接触等するように配置され、被加温部13を通過する液体Lは、ヒータ31によって加温される。また、液体流路13aの入口13bと出口13cとには、それぞれチューブが接続されている。入口13b側のチューブは貯留バッグ4に接続されて導入流路(導入部)11aを形成し、出口13c側のチューブはドリップチャンバ7の液体受入口7cに接続されて気泡検出流路(気泡検出部)11bを形成する。
下流側ライン12を形成するチューブは、一方の端部(上流側端部)がドリップチャンバ7の液体排出口7bに接続され、他方の端部(下流側端部)には穿刺針接続部5が設けられている。
また、液体回路2は、ドリップチャンバ7の気泡排出口7aと貯留バッグ4とを連絡し、ドリップチャンバ7で捕捉された気泡が通過する気泡戻しライン15と、下流側ライン12の途中から分岐し、下流側ライン12と貯留バッグ4とを連絡する追加気泡戻しライン17と、を備えている。気泡戻しライン15と追加気泡戻しライン17とは、送液ライン10と同様に可撓性のチューブによって形成されている。
(駆動加温装置)
駆動加温装置3は、液体回路2を所定位置に保持するホルダーやフックなどを備えている。そして、駆動加温装置3は、液体回路2が所定位置に設置された状態において、上流側ライン11の貯留バッグ4側(上流側)から順番に配置された空検出器30a、送液ポンプP1、ヒータ31、及び上流側検出器30bを備えている。また、駆動加温装置3は、下流側ライン12のドリップチャンバ7側(上流側)から順番に配置された第1下流側検出器30c、第2下流側検出器30d、及び主クランプC1を備えている。また、駆動加温装置3は、気泡戻しライン15に対応して液面調整ポンプP2を備えており、追加気泡戻しライン17に対応して副クランプC2を備えている。
空検出器30a、上流側検出器30b、第1下流側検出器30c、第2下流側検出器30dは、例えば、超音波センサであり、送液ライン10内を液体Lと一緒に通過する気泡を検出する。また、各検出器30a〜30dは、液体L中に含まれる気泡の有無を単純に検出するだけではなく、気泡の体積を検出できるものであってもよい。
空検出器30aは、上流側ライン11の導入流路11aに近接して(沿って)配置されており、導入流路11aを通過する液体L中に含まれる気泡を検出する。また、上流側検出器30bは、ヒータ31で加温される被加温部13とドリップチャンバ7との間の気泡検出流路11bに近接して(沿って)配置されている。
第1下流側検出器(下流側検出器)30cは、下流側ライン12において、追加気泡戻しライン17に分岐する連絡部12aとドリップチャンバ7との間の流路に近接して(沿って)配置されており、この流路を通過する液体L中に含まれる気泡を検出する。また、第2下流側検出器(下流側検出器)30dは、下流側ライン12において、連絡部12aと穿刺針接続部5との間の流路に近接して(沿って)配置されており、この流路を通過する液体L中に含まれる気泡を検出する。
送液ポンプP1は、回転する爪によって上流側ライン11の導入流路11aをしごき、その結果、上流側ライン11を通過する液体Lを圧送するローラポンプである。同様に、液面調整ポンプP2は、気泡戻しライン15を通過する流体、具体的には、液体L及び気泡を圧送するローラポンプである。なお、本実施形態では、送液ライン10や気泡戻しライン15が可撓性を有するチューブによって形成されているので、送液ポンプP1や液面調整ポンプP2をローラポンプとすることに意義があり、上流側ライン11や気泡戻しライン15内の閉鎖系を維持する上で有効である。しかしながら、送液ポンプP1はローラポンプに限定されず、例えば、送液ライン10や気泡戻しライン15が硬質の材料からなる場合には、他の送液ポンプであってもよい。また、液面調整ポンプP2の代わりに液面調整用クランプを配置し、液面調整用クランプと主クランプC1の開閉により、液面調整ポンプの代替手段として実施してもよい。液面調整用クランプについては後述する。
ヒータ(加温部)31は、上流側ライン11の被加温部13に接触または対面する位置に設けられており、被加温部13の液体流路13aを通過する液体を加温する。
主クランプC1は、下流側ライン12を開閉する。主クランプC1は、下流側ライン12と追加気泡戻しライン17との連絡部12aよりも穿刺針接続部5側(下流側)の位置に対応して設けられている。また、副クランプC2は、追加気泡戻しライン17の位置に対応して設けられており、追加気泡戻しライン17を開閉する。主クランプC1や副クランプC2は、下流側ライン12内や追加気泡戻しライン17内の流路を閉塞及び開放できるものであれば良く、クランプあるいは流路径を調整できるローラークランプが使用できる。
また、駆動加温装置3は、各検出器30a〜30dで検出された値に基づいて送液ポンプP1と,液面調整ポンプP2と,主クランプC1と,副クランプC2とを制御する制御部50を備えている。制御部50は、CPU,RAM,ROMなどが実装された制御基板やメモリ及び各種制御信号の送受信を行う通信モジュールなどを備えており、制御基板が所定のプログラムに従って動作処理を行うことにより、各種機能(例えば、流量調整機能)を実現してもよい。
制御部50は、各検出器30a〜30dに有線又は無線によって接続されていており、各検出器30a〜30dで検出された値に基づいて送液ライン10内を通過する液体L中の気泡の有無を監視する。
また、制御部50は、送液ポンプP1及び液面調整ポンプP2に有線又は無線によって接続されていている。制御部50は、送液ポンプP1を制御することで上流側ライン11を通過する液体Lの流量である送液流量を制御する。また、制御部50は、液面調整ポンプP2を制御することで気泡戻しライン15を通過する液体L及び気泡の少なくとも一方の流量である戻し流量を制御する。
制御部50は、送液流量と戻し流量とを制御することにより、ドリップチャンバ7内の液面が所定の高さよりも降下しないように制御しており、基本的には、送液流量よりも戻し流量の方が少なくなるように制御している。
例えば、制御部50は、空検出器30aでの検出値を監視しており、空検出器30aで気泡が検出された場合には、送液流量を減少させ、または、停止するように送液ポンプP1を制御する。また、制御部50は、空検出器30aで単位時間当りに検出された値を積算して気泡の体積を算出し、その算出値が所定の値を超えた場合には、貯留バッグ4内が空になったと判断して送液ポンプP1の駆動を停止させるようにしてもよい。
また、制御部50は、上流側検出器30bでの検出値を監視しており、上流側検出器30bで気泡が検出された場合には、送液流量を減少させるように送液ポンプP1を制御し、更に、ドリップチャンバ7内の液面の低下を抑えるために液面調整ポンプP2を制御して戻し流量を増加させるようにする。また、送液ポンプP1の送液流量は変化させずに液面調整ポンプP2の戻し流量を増加させてもよい。
また、制御部50は、上流側検出器30bで単位時間当りに検出された値を積算して気泡の体積を算出し、その算出値が所定の値を超えた場合には、送液流量を減少させると共に、戻し流量を増加させるように送液ポンプP1及び液面調整ポンプP2を制御することもできる。また、送液ポンプP1の送液流量は変化させずに液面調整ポンプP2の戻し流量を増加させてもよい。
液面調整ポンプP2は、クランプに置き換えても良い。そのクランプを液面調整用クランプと呼ぶと下記のような制御になる。
また、制御部50は、上流側検出器30bでの検出値を監視しており、上流側検出器30bで気泡が検出された場合には、送液流量を減少させるように送液ポンプP1を制御し、更に、ドリップチャンバ7内の液面の低下を抑えるためにある時間、主クランプC1を閉じ液面調整用クランプを開いて貯留バッグ4に液を戻すとともにドリップチャンバ7の液面を上昇させる。また、送液ポンプP1の送液流量は変化させずに主クランプC1を閉じ液面調整用クランプを開いてもよい。
また、制御部50は、上流側検出器30bで単位時間当りに検出された値を積算して気泡の体積を算出し、その算出値が所定の値を超えた場合には、送液流量を減少させると共に、ドリップチャンバ7内の液面の低下を抑えるためにある時間、主クランプC1を閉じ液面調整用クランプを開いて貯留バッグに液を戻すとともにドリップチャンバ7の液面を上昇させることもできる。また、送液ポンプP1の送液流量は減少させずに主クランプC1を閉じ液面調整用クランプを開いてもよい。
また、制御部50は、第1下流側検出器30cや第2下流側検出器30dでの検出値に基づいて主クランプC1を制御して下流側ライン12を開閉させ、また、副クランプC2を制御して追加気泡戻しライン17を開閉させる。
例えば、制御部50は、第1下流側検出器30cで気泡が検出された場合には、主クランプC1を制御して下流側ライン12を閉じる。一方で、制御部50は、副クランプC2を制御して追加気泡戻しライン17を開いて液体Lを貯留バッグ4に戻す。その結果、液体Lの移送運転を停止させることなく、気泡が含まれる液体Lの穿刺針接続部5からの排出を効果的に抑止できる。なお、制御部50は、第1下流側検出器30cで単位時間当りに検出された値を積算して気泡の体積を算出し、その算出値が所定の値を超えた場合には、下流側ライン12を閉じ、一方で、追加気泡戻しライン17を開くように制御することもできる。
また、制御部50は、第1下流側検出器30cで気泡が検出されなくても第2下流側検出器30dで気泡が検出された場合には、主クランプC1を制御して下流側ライン12を閉じ、一方で、副クランプC2を制御して追加気泡戻しライン17を開く。その結果、第1下流側検出器30cが破損していた場合でも、液体L中の気泡を第2下流側検出器30dで検出できるので、穿刺針接続部5から気泡が含まれる液体Lが排出される可能性を更に低減できる。なお、制御部50は、第2下流側検出器30dで単位時間当りに検出された値を積算して気泡の体積を算出し、その算出値が所定の値を超えた場合には、下流側ライン12を閉じ、一方で、追加気泡戻しライン17を開くように制御することもできる。
本実施形態に係る液体移送装置1によれば、ヒータ31を通過した液体L中に気泡が含まれていたとしても、ドリップチャンバ7によって、その気泡が捕捉できる。さらに、捕捉された気泡を液面調整ポンプP2により貯留バッグ4に圧送することにより、ドリップチャンバ7内の液面の位置を調整することができる。その結果、運転を停止することなく、ドリップチャンバ7で捕捉した気泡の抜けを効果的に阻止できる。気泡が気泡検出流路で検出されなくても定期的に液面調整ポンプP2を一定時間動作させることによりドリップチャンバ7内に液を満たすことで予防的に気泡がドリップチャンバ7から下流に流れ出すことを阻止することもできる。また、液面調整ポンプの代わりに液面調整用クランプを配置し、液面調整用クランプと主クランプC1の開閉により、液面調整ポンプの代替手段として実施してもよい。
また、液体移送装置1は、送液ライン10を通過する液体L中の気泡を検出する各検出器30a〜30dを備えているので、送液ライン10を通過する液体中の気泡の有無を監視することができる。
特に、液体移送装置1は、上流側ライン11を通過する液体L中の気泡を検出する上流側検出器30bを有するので、ドリップチャンバ7への気泡の流入を監視でき、ドリップチャンバ7内の液面低下に起因した気泡の流出を防ぐのに有効である。更に、上流側検出器30bは、気泡検出流路11bに沿って配置され、ヒータ31で加温された液体L中に含まれる気泡を検出できるので、加温で生じ易い液体L中の気泡を適切に検出でき、ドリップチャンバ7内に流入する気泡を効果的に監視できる。
また、液体移送装置1は、下流側ライン12を通過する液体中の気泡を検出する第1下流側検出器30c及び第2下流側検出器30dを有するので、ドリップチャンバ7からの気泡の流出を効果的に監視できる。
また、液体移送装置1の送液ポンプP1は、被加温部13よりも上流側となる導入流路11a側に設けられている。送液ポンプP1は、被加温部13よりも下流側に配置することも可能である。しかしながら、本実施形態に係る被加温部13は可撓性を有する樹脂製であるため、送液ポンプP1を被加温部13よりも下流側に配置すると、送液ポンプP1の吸引によって被加温部13に負圧が働き、液体流路13aが部分的に狭くなって流量が低下する可能性がある。しかしながら、本実施形態では、送液ポンプP1が被加温部13よりも上流側に設けられているので、被加温部13には正圧が働いて流路が押し広げられるように作用するので、効率的に液体Lを移送することができる。
また、液体移送装置1は、上流側ライン11の導入流路11aを通過する液体中の気泡を検出することができるので、貯留バッグ4に貯留された液体の有無を監視することができる。
また、液体移送装置1は、下流側ライン12を開閉する主クランプC1と、追加気泡戻しライン17を開閉する副クランプC2と、を備えている。その結果、ドリップチャンバ7を通過した液体L中に気泡が含まれる場合であっても、主クランプC1を閉じることにより、穿刺針接続部5から気泡が含まれる液体Lが排出されることを抑制できる。また、主クランプC1によって下流側ライン12が開いているときには、副クランプC2によって追加気泡戻しライン17を閉じ、また、下流側ライン12が閉じているときには、追加気泡戻しライン17を開くことで、液体Lの移送運転を実質的に停止させなくて済む。
また、液体移送装置1は、第1下流側検出器30cを有し、第1下流側検出器30cで気泡を検出した場合には、下流側ライン12を閉じて追加気泡戻しライン17を開くことで、液体Lの移送運転を停止させることなく、気泡が含まれる液体Lの穿刺針接続部5からの排出を効果的に抑止できる。
また、液体移送装置1は、第1下流側検出器30cの他に、第2下流側検出器30dを有する。したがって、第1下流側検出器30cが破損していた場合でも、液体L中に気泡が存在する場合には第2下流側検出器30dで検出できるので、穿刺針接続部5から気泡が含まれる液体Lが排出される可能性を更に低減できる。
また、各検出器30a〜30dは、送液ライン10を通過する液体L中に含まれる気泡の体積を検出できるようにすることも可能である。この場合、気泡の体積を検出することで、定量的な値に基づいて気泡を監視でき、液体Lの移送運転を停止させなく、穿刺針接続部5から気泡が含まれる液体Lが排出されるのを抑止する上で有効である。
また、液体移送装置1は、送液ポンプP1で液体Lを移送する送液流量と液面調整ポンプP2で気泡及び液体の少なくとも一方を移送する戻し流量とを制御する制御部50を備える。制御部50は、送液流量よりも戻し流量が少なくなるように送液ポンプP1の駆動と、液面調整ポンプP2の駆動とを制御するので、ドリップチャンバ7内の液面が必要以上に低下することを効果的に防止できる。その結果、運転を停止することなく、ドリップチャンバ7で捕捉した気泡の抜けを効果的に阻止できる。
更に、制御部50は、ドリップチャンバ7に移送される液体L中の気泡を検出する上流側検出器30bの検出値に基づいて、液面調整ポンプP2の駆動を制御する。したがって、ドリップチャンバ7内の液面が必要以上に低下することを効果的に防止できる。
また、制御部50は、主クランプC1による下流側ライン12の開閉と、副クランプC2による追加気泡戻しライン17の開閉と、を制御する。更に、制御部50は、第1下流側検出器30c及び第2下流側検出器30dで気泡が検出されない場合には、主クランプC1を制御して下流側ライン12を開き、第1下流側検出器30c及び第2下流側検出器30dで気泡が検出された場合には、主クランプC1を制御して下流側ライン12を閉じ、副クランプC2を制御して追加気泡戻しライン17を開く。その結果として、液体Lの移送運転を停止させることなく、気泡が含まれる液体Lの穿刺針接続部5からの排出を効果的に抑止できる。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上記の実施形態のみに限定されず、例えば、送液ライン、ドリップチャンバ、気泡戻しライン、追加気泡戻しラインに相当する部材や流路が内蔵された液体移送装置であってもよい。また、上記の実施形態では、上流側ライン11及び下流側ライン12のそれぞれを通過する液体L中の気泡を検出する各検出器30a〜30dを備えていたが、いずれか一方のラインを通過する気泡を検出する検出器を備えた液体移送装置であってもよい。また、制御部は、制御対象が異なる複数の制御ユニットによって構成されていてもよい。
1…液体移送装置、4…貯留バッグ(液体貯留部)、5…穿刺針接続部(液体吐出部)、7…ドリップチャンバ、7a…ドリップチャンバの上部に設けられた気泡排出部、10…送液ライン、11…上流側ライン、11a…導入流路(導入部)、11b…気泡検出流路(気泡検出部)、12…下流側ライン、13…被加温部、15…気泡戻しライン、17…追加気泡戻しライン、30a…空検出器、30b…上流側検出器、30c…第1下流側検出器、30d…第2下流側検出器、31…ヒータ(加温部)、50…制御部、C1…主クランプ、C2…副クランプ、L…液体、P1…送液ポンプ、P2…液面調整ポンプ。

Claims (13)

  1. 血液成分を含む液体を貯留する液体貯留部と、
    前記液体を排出する液体吐出部と、
    前記液体貯留部と前記液体吐出部とを連絡する送液ラインと、
    前記送液ラインを通過する前記液体を加温する加温部と、
    前記送液ラインを通過する前記液体を圧送する送液ポンプと、
    前記送液ライン上に設けられ、前記加温部を通過した前記液体中に含まれる気泡を捕捉するドリップチャンバと、
    前記ドリップチャンバの上部と前記液体貯留部とを連絡し、前記ドリップチャンバで捕捉された気泡が通過する気泡戻しラインと、
    前記ドリップチャンバで捕捉され、前記気泡戻しラインを通過する流体を圧送する液面調整ポンプと、を備え、
    前記送液ラインは、前記液体貯留部と前記ドリップチャンバとを連絡する上流側ラインと、前記ドリップチャンバと前記液体吐出部とを連絡する下流側ラインと、を有し、
    前記上流側ラインを通過する前記液体中の気泡を検出する上流側検出器を備えている液体移送装置。
  2. 前記上流側ラインは、前記加温部で加温される被加温部と、前記被加温部と前記液体貯留部とを連絡する導入部と、前記被加温部と前記ドリップチャンバとを連絡する気泡検出部と、を有し、
    前記上流側検出器は、前記気泡検出部に沿って配置される請求項に記載の液体移送装置。
  3. 前記下流側ラインを通過する前記液体中の気泡を検出する下流側検出器を更に有する請求項1又は2に記載の液体移送装置。
  4. 前記下流側ラインと前記液体貯留部とを連絡する追加気泡戻しラインと、
    前記下流側ラインと前記追加気泡戻しラインとの連絡部よりも下流側である前記液体吐出部側に配置されて前記下流側ラインを開閉する主クランプと、
    前記追加気泡戻しラインを開閉する副クランプと、を更に備える請求項に記載の液体移送装置。
  5. 前記下流側検出器は、前記下流側ラインの前記ドリップチャンバと前記連絡部との間に沿って配置された第1下流側検出器を有する請求項に記載の液体移送装置。
  6. 前記下流側検出器は、前記下流側ラインの前記連絡部と前記主クランプとの間に沿って配置された第2下流側検出器を有する請求項4又は5に記載の液体移送装置。
  7. 前記送液ポンプで前記液体を移送する送液流量と前記液面調整ポンプで前記気泡戻しラインを通過する流体を移送する戻し流量とを制御する制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記送液流量よりも前記戻し流量が少なくなるように前記送液ポンプの駆動と前記液面調整ポンプの駆動とを制御する請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体移送装置。
  8. 前記液面調整ポンプで前記気泡戻しラインを通過する流体を移送する戻し流量を制御する制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記上流側検出器で検出された値に基づいて、前記液面調整ポンプの駆動を制御する請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体移送装置。
  9. 前記主クランプによる前記下流側ラインの開閉と、前記副クランプによる前記追加気泡戻しラインの開閉と、を制御する制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1下流側検出器で気泡が検出されない場合には、前記主クランプを制御して前記下流側ラインを開き、前記第1下流側検出器で気泡が検出された場合には、前記主クランプを制御して前記下流側ラインを閉じ、前記副クランプを制御して前記追加気泡戻しラインを開く請求項に記載の液体移送装置。
  10. 前記送液ポンプは、前記被加温部よりも上流側となる前記導入部側に設けられている請求項に記載の液体移送装置。
  11. 前記導入部を通過する前記液体中の気泡を検出する空検出器を更に備える請求項2又は10に記載の液体移送装置。
  12. 前記上流側検出器は、前記上流側ラインを通過する前記液体中に含まれる気泡の体積を検出する請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体移送装置。
  13. 前記下流側検出器は、前記下流側ラインを通過する前記液体中に含まれる気泡の体積を検出する請求項3〜5及び9の何れか一項に記載の液体移送装置。
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