JP2015157041A - 輸液加温装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によって、液体を所定の温度まで効率よく加温でき、また、血液細胞の破壊温度に達するのを効果的に防止できる加温装置を提供することを目的とする。【解決手段】血液成分を含む液体Lに対し、血液細胞を破壊しない所定の温度まで昇温させる加温装置80であって、液体Lが通過する液体回路2の一部である加温バッグ13に沿って配置され、加温バッグ13を通過する液体Lを加温するヒーター82と、ヒーター82に電流を供給する電源ユニット70と、を備え、ヒーター82は、少なくとも、加温バッグ13における液体Lの入口13b側に重なる上流側加温部82Aと、液体Lの出口13c側に重なる下流側加温部と、を有し、ヒーター部は、下流側加温部82Cよりも上流側加温部82Aの方が大きくなるように電力勾配が形成されている。【選択図】図10

Description

本発明は、低温で貯蔵された全血や血液製剤などの血液成分を含む液体を移送する際に加温する輸液加温装置に関する。
患者の治療に要する血液製剤などの液体は、その機能を維持するために、低温で貯蔵される。その液体を患者に導入する際には、患者の負担低減のために、液体を適切な温度にまで加温する必要がある。特に、液体の導入に緊急を要する場合には、液体の加温とポンプでの圧送とを同時に行う必要があり、従来から、患者の治療に要する液体を加温しながらポンプで圧送するシステムが知られている(特許文献1)。この種の急速輸液システムには、例えば、液体の移送経路がユニット化された液体回路が装着される。急速輸液システムは加温装置を備えており、液体回路には、加温装置との接触面積を大きくして液体を効率よく加温するために、蛇行流路が形成された樹脂製の加温バッグが設けられている。加温装置は、ヒーター部を内蔵しており、液体回路は、加温バッグがヒーター部に接触するように加温装置のスロットに挿入される。
特表平9−500481号公報
上述の通り、輸液は血液成分を含む液体であり、輸液を加温する際には、血液細胞を破壊しないように上限の温度管理(例えば、41℃)には細心の注意が必要である。一方で、液体回路の全体では無く、その一部である加温バッグを局所的(集中的)に加温して所定の温度とする場合、ヒーター部と加温バッグとの接触面積も限られてくるので、レイアウト上の制限も厳しい。また、従来のシステムでは、独立したヒーターを複数枚(特許文献1では3枚)使用して加温している為にヒーターごとに温度センサーが必要になるなどして温度制御自体が複雑化し、効率よく、適正な温度まで昇温させることは非常に難しかった。
本発明は、以上の課題を解決することを目的としており、簡易な構成によって、液体を所定の温度まで効率よく加温でき、また、血液細胞の破壊温度に達するのを効果的に防止できる加温装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討したところ、一つの大きな知見を得た。つまり、液体を徐々に、且つ慎重に加温するならば、通常、液体出口の液体温度を測定し、これが所定の温度となるようにヒーター全体の電力を均一に制御することが考えられる。しかしながら、この技術思想では、ヒーターから液体に与えられる熱量は上流側(入口側)でも下流側(出口側)でも一定であり、下流側の温度を血液細胞が破壊しない温度以上に上昇しないようヒーターの電力を制御すると、より温度の低い上流側の液体の温度が十分に上がらず、効率よく加温することができない場合がある。そこで本発明者らは、ヒーターの上流側の電力を大きくし、下流側の電力が小さくなるように電力勾配を形成したところ、所定の温度に効率よく達することを知見し、本発明に想到した。
つまり、本発明は、血液成分を含む液体に対し、血液細胞を破壊しない所定の温度まで昇温させる輸液加温装置であって、液体が通過する液体回路の一部である加温経路部に沿って配置され、加温経路部を通過する液体を加温するヒーター部と、を備え、ヒーター部は、少なくとも、加温経路部における液体の入口側に重なる上流側加温部と、液体の出口側に重なる下流側加温部と、を有し、ヒーター部の電力勾配は、下流側加温部よりも上流側加温部の方が大きくなるように形成されている。
この輸液加温装置によれば、簡易な構成によって、液体を所定の温度まで効率よく加温でき、また、血液細胞の破壊温度に達するのを効果的に防止できる。
また、ヒーター部は、連続的に繋がる発熱線を有すると好適である。簡易な構成を、より確実に実現でき、温度制御に必要なセンサーを一つに抑えることができ、電力供給における制御も非常に簡単にすることができる。
また、この発熱線の密度差によって上記の電力勾配を形成すると、簡易な構成で電力勾配を実現し易くなるので好適である。特に、発熱線は、上流側加温部の方が下流側加温部よりも密度が高くなるように配置すると好適である。
また、この発熱線の抵抗値の差によって上記の電力勾配を形成することも、簡易な構成で電力勾配を実現し易くなるので好適である。特に、発熱線は、上流側加温部の方が下流側加温部よりも抵抗値が低くなるように配置すると好適である。
本発明によれば、簡易な構成によって、液体を所定の温度まで効率よく加温でき、また、血液細胞の破壊温度に達するのを効果的に防止できる。
本実施形態に係る急速輸液装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る急速輸液装置の背面図である。 急速輸液装置に装着された液体回路を拡大して示す斜視図である。 液体回路の一例を示す図である。 本実施形態に係る急速輸液装置のブロック図である。 急速輸液装置の一部を破断して加温装置を示す斜視図である。 加温装置を拡大して示す側面図である。 加温装置を部分的に拡大した断面図であり、(a)は図7のVIII(a)−VIII(a)線に沿った断面図、(b)は図7のVIII(b)−VIII(b)線に沿った断面図である。 加温装置の構造を模式的に示す断面図である。 ヒーターの一例を示す平面図である。 ヒーターに重なった状態での加温バッグを模式的に示す平面図である。 本実施形態に係る加温装置の効果を示す表、及びグラフである。 ヒーターの他の例を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態で用いる「液体」とは、赤血球、白血球、または血小板などの血液成分を含む液体を広く意図しており、輸血用の全血製剤、赤血球製剤、血小板製剤、血漿製剤などの血液製剤及び生理食塩水を含む。
本実施形態に係る加温装置(輸液加温装置)80(図4参照)は、急速輸液装置1に内蔵されている。急速輸液装置1は、治療において血液製剤などの液体を患者に導入する装置であり、特に、緊急を要する場合に、冷蔵保存された液体を適当な温度まで加温しながら送液する装置である。急速輸液装置1には血液成分を含む液体が通過する液体回路2が装着される。最初に、液体回路2について説明し、その後、急速輸液装置1、及び加温装置80を詳述する。
(液体回路)
図3、及び図4に示されるように、液体回路2は、例えば、合成樹脂製(例えば、塩化ビニルなど)のチューブなどを備えており、液体Lが通過する流路を形成している。液体回路2は、急速輸液装置1の所定位置に設置され、急速輸液装置1の駆動によって液体回路2内の液体Lが移送され、また、液体回路2内を通過する液体Lが適宜に加温される。
液体回路2は、基本的に外気から遮断された閉鎖系の液体流路であり、低温貯蔵によって品質管理されていた血液等と抗凝固剤との混合液体(液体)Lを貯留するリザーババッグ4と、液体Lを移送する送液ライン10と、送液ライン10の終端に設けられて液体Lを排出する穿刺針接続部5と、送液ライン10上に設けられたドリップチャンバ7と、を備えている。
送液ライン10は、リザーババッグ4と穿刺針接続部5とを連絡する液体流路であり、送液ライン10の途中には、ドリップチャンバ7が取り付けられている。送液ライン10のうち、ドリップチャンバ7を挟んだ上流側は上流側ライン11であり、下流側は下流側ライン12である。
ドリップチャンバ7は、流路を形成するチューブの内径に比べて幅の広い筒状容器であり、ドリップチャンバ7内に流入した液体Lから気泡が分離捕捉される。ドリップチャンバ7は、長手方向が上下を向くように急速輸液装置1に設置され、上部には気泡排出口7aと液体受入口7cとが設けられ、下端部には液体排出口7bが設けられている。
上流側ライン11の途中には、合成樹脂製でプレート状の加温バッグ(加温経路部)13が設けられている。加温バッグ13は、加温装置80に接触等するように急速輸液装置1内に挿入される。加温バッグ13には液体Lが通過する蛇行流路13aが形成されており、蛇行流路13aの入口13bと出口13cとには、それぞれチューブが接続されている。入口13b側のチューブはリザーババッグ4に接続されており、出口13c側のチューブはドリップチャンバ7の液体受入口7cに接続されている。
また、ドリップチャンバ7の液体排出口7bにはチューブが接続され、このチューブの下流側の端部には、穿刺針接続部5が設けられている。また、ドリップチャンバ7の気泡排出口7aにはチューブが接続され、このチューブの他方の端部はリザーババッグ4に接続されている。ドリップチャンバ7の液体排出口7bに接続されたチューブは下流側ライン12を形成し、気泡排出口7aに接続されたチューブは気泡戻しライン15を形成する。また、下流側ライン12を形成するチューブは、途中の分岐部12aで分岐し、リザーババッグ4に接続される。下流側ライン12の分岐部12aから分岐するチューブは、追加気泡戻しライン17を形成する。
また、液体回路2の主要部は、回路パネル3に組み付けられ、一体的にまとめられている。回路パネル3を急速輸液装置1の所定位置に装着することで、間接的、且つ簡易に液体回路2の主要部の急速輸液装置1への装着が完了する。
(急速輸液装置)
図1〜図5に示されるように、急速輸液装置1は、液体回路2を通過する液体Lを送液する送液ポンプP1、液体Lを加温する加温装置80、液体L中の気泡を検出する各検出器30a、30b、30c、液体回路2のチューブを締め付けて流路を閉じ、締め付けを解いて流路を開く主クランプ31、及び副クランプ32を備え、更に、送液ポンプP1、気泡除去ポンプP2,及び加温装置80等の制御を行う制御部50を備えている。
急速輸液装置1の筐体40は、コンパクトでスリムな体形を意識して設計されており、奥行きに比べて正面、及び背面の幅がかなり狭くなっている。筐体40は、側面視で縦長の略矩形であり、更に、上部が前方に嘴状に突き出した形状になっている。この嘴状の形状により、筐体40の正面上部には、傾斜面40aが形成されている。また、筐体40の上端である略平坦な部分は、周縁よりも内側の方が僅かに窪んだトレー部40bであり、作業時の物置として適宜利用できる。
筐体40の正面上部に設けられた傾斜面40aには、操作パネル60が設けられている。操作パネル60には、表示モニター61、停止スイッチ62、各種設定ボタン63、二つの流量調整つまみ(以下「流量調整ハンドル」という)64、65が配置されている。二つの流量調整ハンドル64、65のうち、一方は、通常の輸液等の際に使用される流量調整ハンドル64であり、他方は、緊急時の急速輸液等の際に使用される流量調整ハンドル65である。操作パネル60を傾斜面40aに配置することで、少なくとも立った状態で作業する医療従事者にとっての利便性、作業性は向上する。
操作パネル60の下方には、送液ポンプP1が設けられている。送液ポンプP1は、矩形のボックス内で回転するロータを備え、このロータがチューブを一定方向に扱くように回転することで、液体回路2内の液体Lを圧送する。なお、本実施形態に係る送液ポンプP1は操作パネル60よりも奥に隠れた位置に配置されており、傾斜面40aではなく、鉛直面上に配置されている。しかしながら、送液ポンプP1についても液体回路2のチューブをローラの所定位置に巻き付けて装着する際の利便性を考慮し、操作パネル60と同様に傾斜面40aに設けるようにしても良い。
送液ポンプP1の下方には、液体回路2の加温バッグ13が挿入される縦長のスロット41が設けられている。スロット41は、加温装置80の挿入口となる部分であり、スロット41内に加温装置80が内蔵されている。スロット41は、下端41bの方が上端41aよりも手前側に突き出すように傾斜しており、加温バッグ13を挿入する際の作業性の向上という点で有利である。
スロット41の下方には、漏出した液体Lを受け入れる受け皿42が設けられている。緊急時の輸血では、液体回路2の内圧が通常輸血の場合に比べて大きくなり、その分、合成樹脂等からなる可撓性の加温バッグ13には過負荷がかかる。当然のことながら、加温バッグ13には、その過負荷に耐え得るだけの十分な強度を持たせているが、仮に、加温バッグ13が破損して液体Lが漏出し、急速輸液装置1の全体から漏れ出てしまうと、後の作業等にも支障をきたす恐れがある。そこで、本実施形態では、筐体40内の所定位置に保持された加温バッグの下方に、受け皿42に接続されたスロープ43を設けている。漏出した液体Lをスロープ43で受け止めることで漏出した液体Lの拡散を最小限に抑えることができ、また、傾斜したスロープ43によって受け皿42に集約されるので急速輸液装置1の周囲の広い範囲を汚してしまうことを防ぐことができる。
筐体40の側面には、液体回路2の回路パネル3を所定位置に保持する複数のフック44が設けられている。これらのフック44は、回路パネル3に形成された孔部3aや切欠き3bに係合して回路パネル3を所定位置に位置決めする。
また、この側面には、液体回路2が所定位置に設置された状態において、上流側ライン11に対応して配置された検出器30a、下流側ライン12の分岐部12aよりも上流側に配置された第1下流側検出器30b、下流側に配置された第2下流側検出器30c、分岐部12aよりも下流側の流路を開閉する主クランプ31,追加気泡戻しライン17を開閉する副クランプ32、及び気泡戻しライン15に配置された気泡除去ポンプP2等が設けられている。
筐体40の底部には、移動可能となるように4か所にキャスター45aが設けられた台車部45が設けられている。
筐体40の背面には、各種液体の貯留バッグを吊り下げて支持するスタンド部47が設けられている。各種液体の貯留バッグとは、リザーババッグ4、血液成分を含む液体Lを貯留する血液成分貯留バッグ4A、プライミング用液体(生理食塩水等)を貯留するプライミング液貯留バッグ4B、血液成分貯留バッグ4C等である。なお、血液成分貯留バッグ4A、4Cとは、チューブを介してリザーババッグ4に接続され、リザーババッグ4内で作業者の手で揉まれることで混合される。また、プライミング液貯留バッグ4Bは、液体回路2にプライミング処理を施す際に、リザーババッグ4に接続され、液体Lや抗凝固剤をリザーババッグ4内に導入する前にプライミング液を供給する。
また、急速輸液装置1は、各検出器30a、30b、30cで検出された値に基づいて送液ポンプP1、気泡除去ポンプP2、主クランプ31、副クランプ32を制御し、更に、加温装置80への電力供給を制御する制御部50を備えている。制御部50は、CPU,RAM,ROMなどが実装された制御基板やメモリ及び各種制御信号の送受信を行う通信モジュールなどを備えており、制御基板が所定のプログラムに従って動作処理を行うことにより、各種機能(例えば、流量調整機能)を実現してもよい。
制御部50は、操作パネル60に接続されており、操作パネル60で医療従事者等による操作を受け付けると、その操作信号が制御部50に入力され、その操作信号に基づいた制御が行われる。
例えば、制御部50は、各検出器30a、30b、30cに有線又は無線によって接続されていており、各検出器30a、30b、30cで検出された値に基づいて送液ライン10内を通過する液体L中の気泡の有無を監視する。
また、制御部50は、送液ポンプP1及び気泡除去ポンプP2に有線又は無線によって接続されており、送液ポンプP1を制御することで上流側ライン11を通過する液体Lの流量である送液流量を制御する。また、制御部50は、気泡除去ポンプP2を制御することで気泡戻しライン15を通過する液体L及び気泡の少なくとも一方の流量である戻し流量を制御する。つまり、制御部50は、送液流量と戻し流量とを制御することにより、ドリップチャンバ7内の液面が所定の高さよりも降下しないように制御しており、基本的には、送液流量よりも戻し流量の方が少なくなるように制御している。
また、制御部50は、第1下流側検出器30bや第2下流側検出器30cでの検出値に基づいて主クランプ31を制御して下流側ライン12を開閉させ、また、副クランプ32を制御して追加気泡戻しライン17を開閉させる。
また、制御部50は、電源ユニット70に接続されており、電源ユニット70を制御することで、加温装置80への電流の供給を制御する。電源ユニット70は、基本的に外部電源に接続されており、制御部50からの制御信号を受けて加温装置80への電流の供給、停止を行う。電源ユニット70は加温装置80に電流を供給する電流供給部に相当する。
(加温装置)
図5〜図9に示されるように、加温装置80は急速輸液装置1の筐体40内に内蔵されている。具体的には、加温装置80は、加温バッグ13を左右で挟むように対向配置された一対の熱板81と、熱板81それぞれの外面(対向する内面とは反対側の面)に接する一対のヒーター(ヒーター部)82を備えている。本実施形態では、ヒーター82としてポリイミドヒーターを例示するが、面状に形成された他のヒーターであっても良い。以下、ヒーター82の取り付け構造について詳述する。
筐体40の内部には、正面側に二本、背面側に二本の計四本の支柱40cが左右対称に立設されている。支柱40cの下部には、断面U字状の下部補強フレームが四本の支柱40cを接続するように固定されている。また、支柱40cの上部には、左右で対向する一対の上部補強フレーム40gが固定されている。正面視で左側の上部補強フレーム40gは、左側の前後二本の支柱40c同士を接続し、右側の上部補強フレーム40gは、右側の前後二本の支柱40c同士を接続する。
一対の上部補強フレーム40gには、それぞれ内側に補強板40dが固定されており、補強板40dの内側には、断熱板83(図9参照)、ヒーター82、熱板81が、この順番でボルト留めされている。つまり、左右の上部補強フレーム40gそれぞれに断熱板83、ヒーター82、熱板81が固定されており、対向する一対の熱板81同士の隙間には加温バッグ13が挿入されるポケットPが形成されている。ポケットPの幅は、液体Lの通過によって僅かに膨らむ加温バッグ13の膨らみ幅に対応し、液体Lが通過している状態で、加温バッグ13の両面は左右の熱板81に接する。
図7、及び図8に示されるように、熱板81の上部には、液体回路2の内圧を検出するセンサーユニット84が設けられている。センサーユニット84は、加温バッグ13の蛇行流路13aに外部から接触するプローブ84aと、プローブ84aを進退自在に保持するホルダー部84bと、プローブ84aを定位置にて弾性支持するコイルばね84cと、後退してきたプローブ84aの後端に接触してプローブ84aの先端で受けた押圧力を検出する圧力センサー84dとを有する。加温バッグ13は可撓性を有する部材からなるため、内圧の変化によってプローブで受ける押圧力が変化する。つまり、この押圧力を検出することで、液体回路2の内圧の測定が可能になる。
なお、センサーユニット84は、有線、または無線によって制御部50に接続されており、制御部50は、常時、あるいは定期的にセンサーユニット84を監視している。制御部50は、センサーユニット84で取得された情報から液体回路2の内圧が所定圧よりも高いと判断する場合には、適宜に送液ポンプP1の駆動を停止したり、駆動速度を減速したりするなどして液体回路2の内圧を低下させる。
また、熱板81の上部、及び下部には、加温バッグ13の挿入を案内する上部ガイドレール85、及び下部ガイドレール86が固定されている。加温バッグ13は、液体Lの入口13b側が下、出口13c側が上となるように挿入時の向き、及び上下が決まっている。また、加温バッグ13の両側面の内、一方の側面には、上辺13xに沿って上部係合凸部13dが設けられ、下辺13yに沿って下部係合凸部13eが設けられている。そして上部ガイドレール85には、加温バッグ13の挿入時の向き、及び上下が正しい場合に、上部係合凸部13dに係合する上部係合溝85aが設けられており、下部ガイドレール86には、加温バッグ13の挿入時の向き、及び上下が正しい場合に、下部係合凸部13eに係合する下部係合溝86aが設けられている。加温バッグ13は、上部ガイドレール85の上部係合溝85aに上部係合凸部13dが係り合い、また、下部ガイドレール86の下部係合溝86aに下部係合凸部13eが係り合いながらスライドし、ポケットP内の所定位置まで案内される。
また、上部ガイドレール85と下部ガイドレール86とは、スロット41の傾斜に対応して傾斜している。具体的に説明すると、スロット41は、加温バッグ13の出し入れの容易性を考慮し、上端41aよりも下端41bの方が手前側(図7における左側)に突き出すように傾斜している。上部ガイドレール85は、スロット41の上端41aに対応して設けられており、スロット41の長手方向に対して直交する方向に沿って延在する。また、下部ガイドレール86は、スロット41の下端41bに対応して設けられており、スロット41の長手方向に対して直交する方向に沿って延在する。その結果、上部ガイドレール85と下部ガイドレール86とは、スロット41の傾斜に対応し、加温バッグ13の先端(奥側)が、後端(手前側)よりも低くなるように加温バッグ13を案内する。
対向する一対の熱板81同士の間には、ポケットPとなる所定の隙間を形成するためにスペーサ40f(図9参照)が配置されており、特に、ポケットPの奥側に配置されたスペーサ40fは、ポケットPに挿入された加温バッグ13の先端に当接して加温バッグ13の移動を規制するストッパとなる。
図6、及び図7に示されるように、ポケットPの下方には、スロープ43が設けられている。スロープ43は、奥側が高く、手前側が低くなっている。スロープ43の奥側の端部には、スロープ43で捕捉する液体Lのストッパとなる壁部43aが立設されており、手前側の端部下方には、受け皿42が配置されている。また、スロープ43の両脇には、一対の側壁43bが設けられている。
加温バッグ13が破損等して内部の液体Lが漏出した場合、流下した液体Lは下部ガイドレール86に誘導されながら奥側に集まり、そこに形成された隙間から下方に落下してスロープ43で受け止められる。スロープ43で受け止められた液体Lは、今度はスロープ43に案内されて受け皿42まで誘導される。スロープ43の途中には、液体Lの漏出を検出するセンサーが設けられている。本実施形態の場合、加温バッグ13から漏出した液体Lはスロープ43の奥側に集められてスロープ43で捕捉され、さらにスロープ43に設けられた漏れ検出センサー43cによって検出される。つまり、液体Lをスロープ43で集め、集められた液体Lを検出できるので、液体Lの少量の漏出であっても確実に検出できる。
なお、漏れ検出センサー43cは、有線、または無線によって制御部50に接続されており、制御部50は、常時、あるいは定期的に漏れ検出センサー43cを監視している。制御部50は、漏れ検出センサー43cで取得された情報から液体Lが漏出していると判断する場合には、漏出を示す情報を音、光、または画像などによって周囲の医療従事者等が把握可能となるように報知する。
図6、図7、及び図11に示されるように、加温バッグ13は略矩形であり、ポケットPに挿入された際に奥側となる一辺(先端辺)13wと、手前側となる一辺(手前辺)13vと、先端辺の上端と手前辺の上端とを接続する一辺(上辺)13xと、先端辺の下端と手前辺の下端とを接続する一辺(下辺)13yとを有する。
加温バッグ13の手前辺13vの両端には、液体Lの入口13bと出口13cとが形成されている。入口13bと出口13cとを連絡する蛇行流路13aは、上辺13x及び下辺13yに沿いながら、交互に折り返されるように形成されている。蛇行流路13aが形成された領域は、仮想的に入口13bに近い側を上流部13A、出口13cに近い側を下流部13C、上流部13Aと下流部13Cとの間を中間部13Bと規定している。
図10に示されるように、本実施形態に係るヒーター82は、ポリイミドヒーターであり、ステンレス箔とポリイミド樹脂とを一体化することで形成されている。一つのポリイミドヒーターには、ステンレス箔によって連続的に繋がる発熱線82aが形成されている。
発熱線82aは、蛇行流路13aの上流部13A、中間部13B、及び下流部13Cに重なるように上流側加温部82A、中間加温部82B、下流側加温部82Cが規定されている。上流側加温部82A、中間加温部82B、及び下流側加温部82Cには、ひだ状の発熱線82aが横一列(ひだ列)となるように設けられており、各加温部82A、82B、82Cに形成された各ひだ列は、両端子82c、82dに対して並列に接続されている。
上流側加温部82A、中間加温部82B、及び下流側加温部82Cの間では上流側の方が大きくなるように電力勾配が形成されている。本実施形態では、上流側加温部82A、中間加温部82B、及び下流側加温部82Cが並列に接続されているので、上流側加温部82A、中間加温部82B、及び下流側加温部82Cの抵抗が小さい方が電力は大きくなる。
なお、図示等は省略するが、加温装置80には、少なくとも加温バッグ13の出口13cの近傍に加温バッグ13を通過する液体Lの温度を検出する温度センサーが設けられている。この温度センサーは、有線、または無線によって制御部50に接続されており、制御部50は、常時、あるいは定期的に温度センサーを監視している。制御部50は、温度センサーで取得された温度が、血液細胞を破壊する可能性をある温度から検出誤差等も考慮して設定された基準温度(例えば、41℃)を超えるとエラーメッセージを報知するなどして輸液を停止させる。
以上、本実施形態に係る加温装置80では、熱板81を介して加温バッグ13に沿ってヒーター82が配置されており、ヒーター82は、少なくとも、加温バッグ13における液体Lの入口13b側に重なる上流側加温部32Aと、出口13c側に重なる下流側加温部32Cと、を有し、更に、下流側加温部32Cよりも上流側加温部32Aの方が大きくなるように電力勾配が形成されている。その結果、簡易な構成によって、液体Lを所定の温度まで効率よく加温でき、また、血液細胞の破壊温度に達するのを効果的に防止できる。この効果について、図12を参照して説明する。
図12は、本実施形態に係る加温装置80の効果を検証するために実施された実験結果を示すものであり、(a)は、本実施形態と比較形態とにおける液体Lの温度を比較した表であり、(b)は比較結果を棒グラフで示した図である。
図12(a)に示されるように本実施形態では、上流側加温部82Aの電力は2.8w/cmであり、中間加温部82Bの電力は1.9w/cmであり、下流側加温部82Cの電力は0.96w/cmであり、上流側加温部82Aが最も大きくなるように電力勾配が形成されている。これに対し、比較形態では、電力勾配を形成することなく、1.9w/cmで一定となっている。
本実施形態では、上流側加温部82Aに接する熱板部分(熱板入口)の温度は37.01℃となっており、比較形態の熱板入口の温度(23.87℃)に比べて、かなり高くなっている。次に、中間加温部82Bに接する熱板部分(熱板中間)について検証すると、本実施形態では37.85℃であり、依然として比較形態の温度(33.39℃)よりも高い。更に、下流側加温部82Cに接する熱板部分(熱板出口)について、本実施形態では41.1℃であり、比較形態の温度(40.02℃)に比べて高くなっている。本実施形態では加温バッグ13内の液温を29.65℃上昇させることができたのに対し、比較形態では26.06℃しか上昇させることができなかった。つまり、本実施形態に係る加温装置80の方が、比較形態に比べて効率よく液体Lの温度を昇温できていることを確認できる。
なお、上記の比較形態では電力勾配を形成しない場合を例示するが、液体Lを徐々に、且つ慎重に加温するならば、むしろ、上流側の低温の液体Lに対しては低電力で加温し、液体Lの温度上昇に伴って徐々に電力を増加させる方が自然である。しかしながら、この方法では、徐々に電力が高くなるので下流側の出口13cで最も電力が大きくなり、液体Lの温度が上限を超え易く、従って、温度管理上、複雑で面倒な制御処理が必要になる。
一方で、本実施形態に係る加温装置80では、加温バッグ13の上流部13Aを通過する低温の液体Lに対しては、上流側(入口13b側)の電力を大きくすることで熱板入口との温度差を大きくし、その結果、液体Lが熱量を吸収し易い環境を作って効果的に昇温している。一方で、加温バッグ13の下流部13Cを通過する高温の液体Lに対しては、下流側(出口13c側)の電力を小さくすることで熱板出口との温度差を小さくし、液体Lの急激な上昇を抑えることで、血液細胞を破壊する温度(例えば、41℃)にまで液体Lの温度が上昇してしまうことを抑制する。その結果、複雑な制御を行うことなく、簡易な構成によって、液体Lを所定の温度まで効率よく加温でき、また、血液細胞の破壊温度に達することを効果的に防止できる。
また、本実施形態に係るヒーター82は、連続的に繋がる発熱線82aを有するので、簡易な構成を、より確実に実現でき、温度制御に必要なセンサーを一つに抑えることができ、電力供給における制御も非常に簡単にすることができる。特に、この発熱線82aは、上流側加温部82Aの方が下流側加温部82Cよりも密度が高くなるように密度差を設けて配置したので、電力勾配を、簡易な構成で実現し易くなる。
また、ヒーター82については、図13に示されるように、変形例に係るヒーター82Xとすることも可能である。この変形例に係るヒーター82Xの場合、発熱線82bは、一筆書きとなるように連続的、つまり、並列ではなく、直列につながっている。発熱線82aの密度(ひだ列)が高い(密集している)方が所定領域内での電力勾配は大きくなるため、本実施形態では、発熱線82aの密度差を利用して電力勾配を形成している。具体的には、上流側加温部82Aの発熱線82aの密度が最も高く、中間加温部82Bと下流側加温部82Cにおける発熱線82aの密度は同じであり、上流側加温部82Aよりも低くなるように配置されている。
さらに、ヒーター82については、発熱線の抵抗値によって電力勾配を構成することもできる。加温部を並列に設けた場合、各加温部の発熱線の抵抗値が小さいほど、各加温部の消費電力は大きくなるため、上流側加温部、中間加温部、下流側加温部の順に抵抗値を大きくすることで、上流側加温部、中間加温部、下流側加温部の順に電力を大きくすることができる。
以上、本発明について、上記の実施形態を例に説明したが、本発明は、以上の実施形態にのみに限定されず、ヒーター部の電力勾配は、段階的ではなく、連続的且つ徐々に電力勾配が形成されるようにしてもよい。
2…液体回路、13…加温バッグ(加温経路部)、70…電源ユニット(電流供給部)、80…加温装置(輸液加温装置)、82、82X…ヒーター(ヒーター部)、82A…上流側加温部、82C…下流側加温部、82a,82b…発熱線、L…液体。

Claims (6)

  1. 血液成分を含む液体に対し、血液細胞を破壊しない所定の温度まで昇温させる輸液加温装置であって、
    前記液体が通過する液体回路の一部である加温経路部に沿って配置されると共に、前記加温経路部を通過する前記液体を加温するヒーター部と、
    前記ヒーター部は、少なくとも、前記加温経路部における前記液体の入口側に重なる上流側加温部と、前記液体の出口側に重なる下流側加温部と、を有し、
    前記ヒーター部の電力勾配は、前記下流側加温部よりも前記上流側加温部の方が大きくなるように形成されている、輸液加温装置。
  2. 前記ヒーター部は、連続的に繋がる発熱線を有する、請求項1記載の輸液加温装置。
  3. 前記発熱線の密度差によって前記電力勾配を形成する、請求項2記載の輸液加温装置。
  4. 前記発熱線は、前記上流側加温部の方が前記下流側加温部よりも密度が高くなるように配置した、請求項3記載の輸液加温装置。
  5. 前記発熱線の抵抗値の差によって前記電力勾配を形成する、請求項2記載の輸液加温装置。
  6. 前記発熱線は、前記上流側加温部の方が前記下流側加温部よりも抵抗値が低くなるように配置した、請求項5記載の輸液加温装置。
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