JP6270535B2 - 急速輸液装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液成分を含む液体を急速輸液する急速輸液装置に関する。
従来から、血液成分を含む液体を患者に輸液する輸液装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この輸液装置は、患者の治療に要する血液成分を含む液体が貯留されたバッグが接続されると、加温部で液体を加温するとともに、ポンプで加温された液体を患者側に送り出す。そして、この輸液装置は、液体の流量を調整するために操作パネルを備えており、輸液装置を操作する医者や看護師などの操作者が操作パネルを操作することにより、輸液の流量を設定することが可能となっている。
特表平9−500481号公報
ところで、輸液装置を用いて輸液を行う場合、通常時は、0.2ml/分〜150ml/分程度の小流量域で液体を輸液するが、突然患者が大量出血した場合などの緊急時には、150ml/分〜750ml/分程度の大流量域で液体を急速輸液する必要がある。このような輸液の流量調整は、通常時及び緊急時の何れも、操作パネルで流量を設定することにより行っている。
このため、緊急の急速輸液のために大流量域の流量を設定した後、患者の容体が安定するなどして緊急の急速輸液が必要なくなると、操作パネルで小流量域の流量に再設定する必要がある。しかしながら、操作者が小流量域の流量に再設定し忘れると、急速輸液が解除されずに大流量域の流量で輸液が続くため、貯留バッグに貯留されている液体が短時間で全量輸液されるという問題がある。
そこで、本発明は、急速輸液の解除忘れを防止することができる急速輸液装置を提供することを目的とする。
本発明に係る急速輸液装置は、血液成分を含む液体を急速輸液する急速輸液装置であって、液体を送液するポンプと、液体の流量を調整する第一操作部と、第一操作部で調整する液体の流量域よりも大きい流量域において、基準位置に対する変位量に基づいて液体の流量を調整する第二操作部と、第二操作部の基準位置に対する変位量が小さくなる方向に第二操作部を付勢する付勢部と、第一操作部及び第二操作部の何れか一方の操作に基づいてポンプを駆動制御する制御部と、を備える。
本発明に係る急速輸液装置によれば、急速輸液装置の操作者が第一操作部を操作して流量調整すると、液体がポンプで送り出されるため、液体を患者に輸液することができる。一方、急速輸液装置の操作者が第二操作部を操作して流量調整すると、第一操作部で調整する液体の流量域よりも大きい流量域の流量で液体がポンプで送り出されるため、液体を患者に急速輸液することができる。そして、急速輸液装置の操作者が第二操作部から手を離すと、第二操作部に加えられる外力が解放されるため、第二操作部は、付勢部の付勢力により変位量が小さくなる方向に移動して基準位置に戻る。これにより、急速輸液の解除忘れを防止することができる。
この場合、制御部は、第二操作部が操作されると、第二操作部の操作に基づいてポンプを駆動制御し、第二操作部が基準位置に戻ると、第一操作部の操作に基づいてポンプを駆動制御することが好ましい。このように、第二操作部が操作されると、第二操作部の操作に基づいてポンプを駆動制御することで、緊急時の急速輸液を確実に行うことができる。一方、第二操作部が基準位置に戻ると、第一操作部の操作に基づいてポンプを駆動制御することで、操作者が第二操作部から手を離すだけで、急速輸液を解除して通常の輸液に戻すことができる。
また、第二操作部は、回転可能に設けられるとともに、基準位置に対する回転角度に基づいて液体の流量を調整することが好ましい。このように、第二操作部を構成することで、簡易かつ感覚的に第二操作部を操作することができる。
また、第二操作部は、直線状に移動可能な棒状部材を備え、棒状部材の基準位置に対する移動量に基づいて、液体の流量を調整するように構成してもよい。このように、第二操作部を構成することによっても、簡易かつ感覚的に第二操作部を操作することができる。
本発明によれば、急速輸液の解除忘れを防止することができる。
本実施形態に係る急速輸液装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る急速輸液装置の背面図である。 急速輸液装置に装着された液体回路を拡大して示す斜視図である。 液体回路の一例を示す図である。 本実施形態に係る急速輸液装置のブロック図である。 第二操作部を示す正面図である。 第二操作部周りを示す概略構成図である。 回転位置規制部を示す概略断面図である。 付勢部を示す概略断面図である。 制御部の処理動作を示すフローチャートである。 第二操作部の変形例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態で用いる「液体」とは、赤血球、白血球、または血小板などの血液成分を含む液体を広く意図しており、輸血用の全血製剤、赤血球製剤、血小板製剤、血漿製剤などの血液製剤及び生理食塩水を含む。
本実施形態に係る急速輸液装置1は、治療において血液製剤などの液体を患者に導入する装置であり、特に、緊急を要する場合に、冷蔵保存された液体を適当な温度まで加温しながら送液する装置である。急速輸液装置1には血液成分を含む液体が通過する液体回路2が装着される。最初に、液体回路2について説明し、その後、急速輸液装置1を詳述する。
(液体回路)
図3、及び図4に示されるように、液体回路2は、例えば、合成樹脂製(塩化ビニルなど)のチューブなどを備えており、液体Lが通過する流路を形成している。液体回路2は、急速輸液装置1の所定位置に設置され、急速輸液装置1の駆動によって液体回路2内の液体Lが移送され、また、液体回路2内を通過する液体Lが適宜に加温される。
液体回路2は、基本的に外気から遮断された閉鎖系の液体流路であり、低温貯蔵によって品質管理されていた血液や抗凝固剤等の混合液体(以下、「液体」)Lを貯留するリザーババッグ4と、液体Lを移送する送液ライン10と、送液ライン10の終端に設けられて液体Lを排出する穿刺針接続部5と、送液ライン10上に設けられたドリップチャンバ7と、を備えている。
送液ライン10は、リザーババッグ4と穿刺針接続部5とを連絡する液体流路であり、送液ライン10の途中には、ドリップチャンバ7が取り付けられている。送液ライン10のうち、ドリップチャンバ7を挟んだ上流側は上流側ライン11であり、下流側は下流側ライン12である。
ドリップチャンバ7は、流路を形成するチューブの内径に比べて幅の広い筒状容器であり、ドリップチャンバ7内に流入した液体Lから気泡が分離捕捉される。ドリップチャンバ7は、長手方向が上下を向くように急速輸液装置1に設置され、上部には気泡排出口7aと液体受入口7cとが設けられ、下端部には液体排出口7bが設けられている。
上流側ライン11の途中には、合成樹脂製でプレート状の加温バッグ13が設けられている。加温バッグ13は、後述する加温部80に接触等するように急速輸液装置1内に挿入される。加温バッグ13には液体Lが通過する蛇行流路13aが形成されており、蛇行流路13aの入口13bと出口13cとには、それぞれチューブが接続されている。入口13b側のチューブはリザーババッグ4に接続されており、出口13c側のチューブはドリップチャンバ7の液体受入口7cに接続されている。
また、ドリップチャンバ7の液体排出口7bにはチューブが接続され、このチューブの下流側の端部には、穿刺針接続部5が設けられている。また、ドリップチャンバ7の気泡排出口7aにはチューブが接続され、このチューブの他方の端部はリザーババッグ4に接続されている。ドリップチャンバ7の液体排出口7bに接続されたチューブは下流側ライン12を形成し、気泡排出口7aに接続されたチューブは気泡戻しライン15を形成する。また、下流側ライン12を形成するチューブは、途中の分岐部12aで分岐し、リザーババッグ4に接続される。下流側ライン12の分岐部12aから分岐するチューブは、追加気泡戻しライン17を形成する。
また、液体回路2の主要部は、回路パネル3に組み付けられ、一体的にまとめられている。回路パネル3を急速輸液装置1の所定位置に装着することで、間接的、且つ簡易に液体回路2の主要部の急速輸液装置1への装着が完了する。
(急速輸液装置)
図1〜図5に示されるように、急速輸液装置1は、液体回路2を通過する液体Lを送液する送液ポンプP1、液体Lを加温する加温部80、液体L中の気泡を検出する各検出器30a、30b、30c、液体回路2のチューブを締め付けて流路を閉じ、締め付けを解いて流路を開く主クランプ31、及び副クランプ32を備え、更に、送液ポンプP1、気泡除去ポンプP2、及び加温部80等の制御を行う制御部50を備えている。
急速輸液装置1の筐体40は、コンパクトでスリムな体形を意識して設計されており、奥行きに比べて正面、及び背面の幅がかなり狭くなっている。筐体40は、側面視で縦長の略矩形であり、更に、上部が前方に嘴状に突き出した形状になっている。この嘴状の形状により、筐体40の正面上部には、傾斜面40aが形成されている。また、筐体40の上端である略平坦な部分は、周縁よりも内側の方が僅かに窪んだトレー部40bが形成されており、作業時の物置として適宜利用できる。
筐体40の正面上部に設けられた傾斜面40aには、操作パネル60が設けられている。操作パネル60には、表示モニター61、停止スイッチ62、各種設定ボタン63、小流量域調整操作部90及び大流量域調整操作部100が配置されている。小流量域調整操作部90は、通常の輸液等の際に使用される第操作部であり、大流量域調整操作部100は、緊急時の急速輸液等の際に使用される第操作部である。なお、小流量域調整操作部90及び大流量域調整操作部100の詳細については後述する。操作パネル60を傾斜面40aに配置することで、少なくとも立った状態で作業する医療従事者にとっての利便性、作業性は向上する。
操作パネル60の下方には、送液ポンプP1が設けられている。送液ポンプP1は、矩形のボックス内で回転するロータを備え、このロータがチューブを一定方向に扱くように回転することで、液体回路2内の液体Lを送液する。なお、本実施形態に係る送液ポンプP1は操作パネル60よりも奥に隠れた位置に配置されており、傾斜面40aではなく、鉛直面上に配置されている。しかしながら、送液ポンプP1についても液体回路2のチューブをローラの所定位置に巻き付けて装着する際の利便性を考慮し、操作パネル60と同様に傾斜面40aに設けるようにしても良い。
送液ポンプP1の下方には、液体回路2の加温バッグ13が挿入される縦長のスロット41が設けられている。スロット41は、加温部80の挿入口となる部分であり、スロット41内に加温部80が内蔵されている。スロット41は、下端の方が上端よりも手前側に突き出すように傾斜しており、加温バッグ13を挿入する際の作業性の向上という点で有利である。
スロット41の下方には、漏出した液体Lを受け入れる受け皿42が設けられている。緊急時の輸血では、液体回路2の内圧が通常輸血の場合に比べて大きくなり、その分、合成樹脂等からなる可撓性の加温バッグ13には過負荷がかかる。当然のことながら、加温バッグ13には、その過負荷に耐え得るだけの十分な強度を持たせているが、仮に、加温バッグ13が破損して液体Lが漏出し、急速輸液装置1の全体から漏れ出てしまうと、後の作業等にも支障をきたす恐れがある。そこで、本実施形態では、筐体40内の所定位置に保持された加温バッグの下方に、受け皿42に接続されたスロープ43を設けている。漏出した液体Lをスロープ43で受け止めることで漏出した液体Lの拡散を最小限に抑えることができ、また、傾斜したスロープ43によって受け皿42に集約されるので急速輸液装置1の周囲の広い範囲を汚してしまうことを防ぐことができる。
筐体40の側面には、液体回路2の回路パネル3を所定位置に保持する複数のフック44が設けられている。これらのフック44は、回路パネル3に形成された孔部3aや切欠き3bに係合して回路パネル3を所定位置に位置決めする。
また、この側面には、液体回路2が所定位置に設置された状態において、上流側ライン11に対応して配置された各検出器30a、下流側ライン12の分岐部12aよりも上流側に配置された第1下流側検出器30b、下流側に配置された第2下流側検出器30c、分岐部12aよりも下流側の流路を開閉する主クランプ31、追加気泡戻しライン17を開閉する副クランプ32、及び気泡戻しライン15に配置された気泡除去ポンプP2等が設けられている。
筐体40の底部には、急速輸液装置1を移動可能とするために、キャスター45aが設けられた台車部45が4か所に設けられている。
筐体40の背面には、各種液体の貯留バッグを吊り下げて支持するスタンド部47が設けられている。各種液体の貯留バッグとは、リザーババッグ4、血液成分を含む液体Lを貯留する血液成分貯留バッグ4A、プライミング用液体(生理食塩水等)を貯留するプライミング液貯留バッグ4B、血液成分貯留バッグ4C等である。なお、血液成分貯留バッグ4A、4Cは、チューブを介してリザーババッグ4に接続され、リザーババッグ4内で作業者の手で揉まれることで混合される。また、プライミング液貯留バッグ4Bは、液体回路2にプライミング処理を施す際に、リザーババッグ4に接続され、液体Lや抗凝固剤をリザーババッグ4内に導入する前にプライミング液を供給する。
また、急速輸液装置1は、各検出器30a、30b、30cで検出された値に基づいて送液ポンプP1、気泡除去ポンプP2、主クランプ31、副クランプ32を制御し、更に、加温部80への電力供給を制御する制御部50を備えている。制御部50は、CPU,RAM,ROMなどが実装された制御基板やメモリ及び各種制御信号の送受信を行う通信モジュールなどを備えており、制御基板が所定のプログラムに従って動作処理を行うことにより、各種機能(例えば、流量調整機能)を実現してもよい。
制御部50は、操作パネル60に接続されており、操作パネル60で医療従事者等による操作を受け付けると、その操作信号が制御部50に入力され、その操作信号に基づいた制御が行われる。
例えば、制御部50は、各検出器30a、30b、30cに有線又は無線によって接続されていており、各検出器30a、30b、30cで検出された値に基づいて送液ライン10内を通過する液体L中の気泡の有無を監視する。
また、制御部50は、送液ポンプP1及び気泡除去ポンプP2に有線又は無線によって接続されており、送液ポンプP1を制御することで上流側ライン11を通過する液体Lの流量である送液流量を制御する。また、制御部50は、気泡除去ポンプP2を制御することで気泡戻しライン15を通過する液体L及び気泡の少なくとも一方の流量である戻し流量を制御する。つまり、制御部50は、送液流量と戻し流量とを制御することにより、ドリップチャンバ7内の液面が所定の高さよりも降下しないように制御しており、基本的には、送液流量よりも戻し流量の方が少なくなるように制御している。
また、制御部50は、第1下流側検出器30bや第2下流側検出器30cでの検出値に基づいて主クランプ31を制御して下流側ライン12を開閉させ、また、副クランプ32を制御して追加気泡戻しライン17を開閉させる。
また、制御部50は、電源ユニット70に接続されており、電源ユニット70を制御することで、加温部80への電流の供給を制御する。電源ユニット70は、基本的に外部電源に接続されており、制御部50からの制御信号を受けて加温部80への電流の供給、停止を行う。電源ユニット70は加温部80に電流を供給する電流供給部に相当する。
(小流量域調整操作部)
小流量域調整操作部90は、回転可能に設けられたロータリー式又はダイヤル式の操作部である。そして、小流量域調整操作部90は、基準位置に対する回転角度(変位量)に基づいて液体Lの流量を調整することが可能となっている。小流量域調整操作部90が調整する液体Lの流量域は、通常時の輸液の流量域である小流量域である。なお、流量域とは、流量範囲を意味する。小流量域としては、例えば、0.2ml/分〜150ml/分とすることができる。小流量域調整操作部90の基準位置に対する回転角度は、例えば、ポテンショメータ(不図示)により検出することができる。なお、小流量域調整操作部90は、如何なる形式の操作部であってもよく、例えば、ボタン式、タッチパネル式又はレバー式とすることができる。
(大流量域調整操作部)
図6及び図7に示されるように、大流量域調整操作部100は、小流量域調整操作部90と同様に、回転可能に設けられたロータリー式又はダイヤル式の操作部である。大流量域調整操作部100は、操作者が触って操作する円盤状の摘部101と、摘部101の中心部から急速輸液装置1の内部側に向けて延びて回転自在に支持された軸部102と、を備えている。このため、大流量域調整操作部100は、摘部101を操作することにより、軸部102を回転軸として回転する。なお、摘部101の表面には、摘部101を回転させるために指を引っ掛ける凹部103が形成されている。
大流量域調整操作部100は、軸部102周りの回転方向における、基準位置に対応する回転位置から最大位置に対応する回転位置までの回転角度範囲で、回転可能に取り付けられている。そして、大流量域調整操作部100は、大流量域調整操作部100の基準位置に対する回転角度θに基づいて、液体Lの流量を調整することが可能となっている。なお、大流量域調整操作部100の基準位置に対する回転角度θは、大流量域調整操作部100の回転方向における基準位置に対する変位量に相当する。具体的に説明すると、大流量域調整操作部100は、大流量域調整操作部100の基準位置に対する回転角度θが大きくなるほど液体Lの流量が大きくなり、大流量域調整操作部100の基準位置に対する回転角度θが小さくなるほど液体Lの流量が小さくなるように、液体Lの流量を調整する。なお、大流量域調整操作部100の回転方向のうち、基準位置に対応する回転位置側から最大位置に対応する回転位置側に向かう回転方向(図6の時計回り方向)、つまり、液体Lの流量が大きくなる方向を、回転方向Rという。
大流量域調整操作部100が調整する液体Lの流量域は、緊急時の急速輸液の流量域である大流量域であって、小流量域調整操作部90で調整する液体Lの流量域よりも大きい流量域である。大流量域としては、例えば、150ml/分〜750ml/分とすることができる。
図7に示されるように、大流量域調整操作部100には、回転角度検出部110と、回転角度規制部120と、付勢部130と、が取り付けられている。
回転角度検出部110は、大流量域調整操作部100の摘部101又は軸部102の基準位置に対する回転角度θを検出する。回転角度検出部110としては、例えば、ポテンショメータを採用することができる。但し、回転角度検出部110は、ポテンショメータに限定されない。
回転角度規制部120は、基準位置に対応する回転角度から最大位置に対応する回転角度までの回転角度範囲においてのみ大流量域調整操作部100の回転を許容し、この回転角度範囲外への大流量域調整操作部100の回転を規制する。回転角度規制部120は、摘部101及び軸部102の何れに対して、回転を規制してもよい。回転角度規制部120としては、例えば、図8(a)又は図8(b)に示す構成を採用することができる。但し、回転角度規制部120は、図8(a)又は図8(b)に示す構成に限定されない。
図8(a)では、大流量域調整操作部100の摘部101に、軸部102と平行に延びる棒部104が取り付けられている。そして、回転角度規制部120は、棒部104が当接することにより棒部104の移動を阻止する基準位置規制板121及び最大位置規制板122を備えている。基準位置規制板121は、大流量域調整操作部100が基準位置から回転方向Rの反対方向側に回転しないように棒部104の移動を阻止する板部材である。最大位置規制板122は、大流量域調整操作部100が最大位置から回転方向R側に回転しないように棒部104の移動を阻止する板部材である。
図8(b)では、大流量域調整操作部100の摘部101に、軸部102と平行に延びる棒部104が取り付けられている。そして、回転角度規制部120は、棒部104が挿入されて棒部104の移動範囲を規制する規制溝123を備えている。規制溝123は、大流量域調整操作部100の回転角度範囲においてのみ、軸部102を案内する溝である。具体的に説明すると、規制溝123は、大流量域調整操作部100の回転に伴う棒部104の移動軌跡上に形成されている。そして、規制溝123における回転方向Rの反対方向側の終端位置は、大流量域調整操作部100が基準位置となった場合に棒部104が当接する位置となっており、規制溝123における回転方向R側の終端位置は、大流量域調整操作部100が最大位置となった場合に棒部104が当接する位置となっている。
付勢部130は、大流量域調整操作部100の変位量が小さくなる方向に大流量域調整操作部100を付勢する(押す)。つまり、付勢部130は、回転した大流量域調整操作部100が基準位置に戻るように、大流量域調整操作部100を回転方向Rの反対方向に付勢する。このため、大流量域調整操作部100は、回転操作されて基準位置に対して回転すると、常に、基準位置に戻るように回転方向Rの反対方向に付勢された状態となる。なお、付勢するとは、ばね等の弾性力により力を加えていること、つまり、押すことを意味する。
具体的に説明すると、付勢部130は、ばね等の弾性伸縮性を有する弾性部材により構成されている。そして、付勢部130は、大流量域調整操作部100の摘部101又は軸部102を、回転方向Rの反対方向に付勢している。付勢部130としては、例えば、図9に示す構成を採用することができる。但し、付勢部130は、図9に示す構成に限定されない。
図9では、大流量域調整操作部100の摘部101に、軸部102と平行に延びる棒部104が取り付けられている。そして、付勢部130は、棒部104に係止されるトーションばね131と、急速輸液装置1に固定されてトーションばね131を係止する固定棒部132と、を備えている。トーションばね131は、コイル部131aと、コイル部131aの一方端部から略直線状に延びる第一アーム部131bと、コイル部131aの他方端部から略直線状に延びる第二アーム部131cと、を備えている。トーションばね131は、コイル部131aに大流量域調整操作部100の軸部102が挿入されることで、位置決めされている。第一アーム部131bは、固定棒部132の回転方向Rの反対方向側に係止されており、第二アーム部131cは、棒部104の回転方向R側に係止されている。
このため、大流量域調整操作部100が基準位置から回転方向R側に回転操作されると、第一アーム部131bは固定棒部132により回転方向R側への移動が規制されているため、コイル部131aが弾性変形することにより、第二アーム部131cは棒部104により回転方向R側に移動する。そして、弾性変形したコイル部131aの復元力により、第二アーム部131c及び棒部104を介して、大流量域調整操作部100が回転方向Rの反対方向側に向けて付勢される。
(制御処理)
次に、図10を参照して、制御部50による送液ポンプP1の制御方法について説明する。なお、以下に示す制御部50の制御処理は、送液ポンプP1の作動中に繰り返し行われる。
まず、制御部50は、小流量域調整操作部90の基準位置に対する変位量に基づいて送液ポンプP1を駆動制御する(S1)。つまり、小流量域において、小流量域調整操作部90の基準位置に対する変位量が大きくなるほど、送液ポンプP1により送液される液体Lの流量を大きくし、小流量域調整操作部90の基準位置に対する変位量が小さくなるほど、送液ポンプP1により送液される液体Lの流量を小さくする。
次に、制御部50は、大流量域調整操作部100が操作されたか否かを判定する(S2)。大流量域調整操作部100が操作されたか否かは、例えば、大流量域調整操作部100の回転角度を検出するポテンショメータなどの回転角度検出部の検出結果が変化したか否かに基づいて判定することができる。
そして、大流量域調整操作部100が操作されていないと判定すると(S2:NO)、制御部50は、一旦処理を終了して、再度上記のS1から制御処理を行なう。
一方、大流量域調整操作部100が操作されたと判定すると(S2:YES)、制御部50は、大流量域調整操作部100の基準位置に対する変位量に基づいて送液ポンプP1を駆動制御する(S3)。つまり、小流量域よりも大きい大流量域において、大流量域調整操作部100の基準位置に対する変位量が大きくなるほど、送液ポンプP1により送液される液体Lの流量を大きくし、大流量域調整操作部100の基準位置に対する変位量が小さくなるほど、送液ポンプP1により送液される液体Lの流量を小さくする。
次に、制御部50は、大流量域調整操作部100が基準位置に戻ったか否かを判定する(S4)。大流量域調整操作部100が基準位置に戻ったか否かは、例えば、大流量域調整操作部100の回転角度を検出する回転角度検出部110の検出結果と、基準位置に対応する回転角度と、の対比に基づいて判定することができる。
そして、大流量域調整操作部100が基準位置に戻っていないと判定すると(S4:NO)、制御部は、S3に戻り、大流量域調整操作部100の基準位置に対する変位量に基づいて送液ポンプP1を駆動制御する。つまり、大流量域調整操作部100が基準位置に戻るまで、大流量域調整操作部100の基準位置に対する変位量に基づく送液ポンプP1の駆動制御を継続する。
一方、大流量域調整操作部100が基準位置に戻ったと判定すると(S4:YES)、小流量域調整操作部90の基準位置に対する変位量に基づいて送液ポンプP1を駆動制御する(S5)。つまり、S2で大流量域調整操作部100が操作されたと判定する前の状態に戻す。そして、一旦処理を終了して、再度上記のS1から制御処理を行なう。
このように、本実施形態に係る急速輸液装置1によれば、急速輸液装置の操作者が小流量域調整操作部90を操作して流量調整すると、液体Lが送液ポンプP1で送り出されるため、加温部80で加温された液体Lを患者に輸液することができる。一方、急速輸液装置1の操作者が大流量域調整操作部100を操作して流量調整すると、小流量域調整操作部90で調整する液体Lの小流量域よりも大きい大流量域の流量で液体Lが送液ポンプP1で送り出されるため、加温部80で加温された液体Lを患者に急速輸液することができる。そして、急速輸液装置1の操作者が大流量域調整操作部100から手を離すと、大流量域調整操作部100に加えられる外力が解放されるため、大流量域調整操作部100は、付勢部130の付勢力により変位量が小さくなる方向に移動して基準位置に戻る。これにより、急速輸液の解除忘れを防止することができる。
また、大流量域調整操作部100が操作されると、制御部50が大流量域調整操作部100の操作に基づいて送液ポンプP1を駆動制御することで、緊急時の急速輸液を確実に行うことができる。一方、大流量域調整操作部100が基準位置に戻ると、制御部50が小流量域調整操作部90の操作に基づいて送液ポンプP1を駆動制御することで、操作者が大流量域調整操作部100から手を離すだけで、急速輸液を解除して通常の輸液に戻すことができる。
また、大流量域調整操作部100は、回転可能に設けられて、基準位置に対する回転角度に基づいて液体の流量を調整する構成であることから、簡易かつ感覚的に大流量域調整操作部100を操作することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、第二操作部(大流量域調整操作部100)は、ロータリー式又はダイヤル式であるものとして説明したが、例えば、図11(a)に示すようなレバー型であってもよく、図11(b)に示すようなスロットルレバー型であってもよい。
図11(a)に示す第二操作部140は、回転自在に支持された回転軸141と、回転軸141の先端から回転軸141の軸方向に対して略直交する方向に延びるレバー142と、を備える。そして、第二操作部140は、回転軸141を支点としてレバー142を揺動させた際の、レバー142の基準位置に対する回転角度に基づいて、液体の流量を調整する。
図11(b)に示す第二操作部150は、直線状のスリット151に挿入されて当該スリット151に案内される棒状部材152と、棒状部材152の先端に取り付けられたレバー153と、を備える。棒状部材152は、前記スリット151の案内により直線状に移動可能となっている。そして、第二操作部150は、スリット151の案内に従って棒状部材152及びレバー153を移動させた際の、棒状部材152の基準位置に対する移動量に基づいて、液体の流量を制御する。
また、S5では、小流量域調整操作部90の基準位置に対する変位量に基づいて送液ポンプP1を駆動制御するものとして説明したが、予め送液ポンプP1の駆動制御量(又は液体Lの流量)を設定しておき、大流量域調整操作部100が基準位置に戻ったと判定すると(S4:YES)、予め設定した送液ポンプP1の駆動制御量(又は液体Lの流量)に変更するものとしてもよい。
1…急速輸液装置、2…液体回路、3…回路パネル、3a…孔部、4…リザーババッグ、4A…血液成分貯留バッグ、4B…プライミング液貯留バッグ、4C…血液成分貯留バッグ、5…穿刺針接続部、7…ドリップチャンバ、7a…気泡排出口、7b…液体排出口、7c…液体受入口、10…送液ライン、11…上流側ライン、12…下流側ライン、12a…分岐部、13…加温バッグ、13a…蛇行流路、13b…入口、13c…出口、15…ライン、17…ライン、30a…検出器、30b…第1下流側検出器、30c…第2下流側検出器、31…主クランプ、32…副クランプ、40…筐体、40a…傾斜面、40b…トレー部、41…スロット、42…受け皿、43…スロープ、44…フック、45…台車部、45a…キャスター、47…スタンド部、50…制御部、60…操作パネル、61…表示モニター、62…停止スイッチ、63…各種設定ボタン、70…電源ユニット、80…加温部、90…小流量域調整操作部(第一操作部)、100…大流量域調整操作部(第二操作部)、101…摘部、102…軸部、103…凹部、104…棒部、110…回転角度検出部、120…回転角度規制部、121…基準位置規制板、122…最大位置規制板、123…規制溝、130…付勢部、131a…コイル部、131b…第一アーム部、131c…第二アーム部、132…固定棒部、140…第二操作部、141…回転軸、142…レバー、150…第二操作部、151…スリット、152…棒状部材、153…レバー、L…液体、P1…送液ポンプ、P2…気泡除去ポンプ、R…回転方向、θ…回転角度。

Claims (7)

  1. 血液成分を含む液体を急速輸液する急速輸液装置であって、
    前記液体を送液するポンプと、
    回転可能に設けられて前記液体の流量を調整する第一操作部と、
    前記第一操作部で調整する前記液体の流量域よりも大きい流量域において、基準位置に対する変位量に基づいて前記液体の流量を調整する第二操作部と、
    前記第二操作部の前記基準位置に対する変位量が小さくなる方向に前記第二操作部を付勢する付勢部と、
    前記第一操作部及び前記第二操作部の何れか一方の操作に基づいて前記ポンプを駆動制御する制御部と、を備える、
    急速輸液装置。
  2. 前記第一操作部及び前記第二操作部を備えた操作面が傾斜して配置されている、
    請求項1に記載の急速輸液装置。
  3. 前記制御部は、前記第二操作部が操作されると、前記第二操作部の操作に基づいて前記ポンプを駆動制御し、前記第二操作部が基準位置に戻ると、前記第一操作部の操作に基づいて前記ポンプを駆動制御する、
    請求項1又は2に記載の急速輸液装置。
  4. 前記第二操作部は、回転可能に設けられるとともに、前記基準位置に対する回転角度に基づいて前記液体の流量を調整する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の急速輸液装置。
  5. 前記第二操作部は、直線状に移動可能な棒状部材を備え、前記棒状部材の基準位置に対する移動量に基づいて、前記液体の流量を調整する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の急速輸液装置。
  6. 前記第一操作部は、0.2ml/分〜150ml/分の小流量域において前記液体の流量を調整する、請求項1〜5の何れか一項に記載の急速輸液装置。
  7. 前記第二操作部は、150ml/分〜750ml/分の大流量域において前記液体の流量を調整する、請求項1〜6の何れか一項に記載の急速輸液装置。
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