JP6321485B2 - 読取機能付きレーザ印字装置及びワークに印字したキャラクタの読取方法 - Google Patents

読取機能付きレーザ印字装置及びワークに印字したキャラクタの読取方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6321485B2
JP6321485B2 JP2014162504A JP2014162504A JP6321485B2 JP 6321485 B2 JP6321485 B2 JP 6321485B2 JP 2014162504 A JP2014162504 A JP 2014162504A JP 2014162504 A JP2014162504 A JP 2014162504A JP 6321485 B2 JP6321485 B2 JP 6321485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
reading
printing
workpiece
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014162504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016036840A (ja
Inventor
秀仁 中河
秀仁 中河
順一 張替
順一 張替
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP2014162504A priority Critical patent/JP6321485B2/ja
Publication of JP2016036840A publication Critical patent/JP2016036840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6321485B2 publication Critical patent/JP6321485B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は読取機能付きレーザ印字装置に関する。
特許文献1はレーザ印字装置を開示している。この業界では、「印字」というタームを、ワークの表面にキャラクタを付す意味で使用している。ここにキャラクタは文字、ロゴ、バーコード、二次元コードを含む。この明細書では、業界の慣習に従って「印字」というタームを使う。レーザ印字装置は、非接触の熱加工により対象物(以下、「ワーク」という。)の表面に印字する装置である。具体的には、レーザビームをワークの表面に当てて印字する。レーザ印字装置は、この業界では、「レーザマーカ」と呼ばれている。レーザマーカは次の利点を有している。
(1)ワークに印字したキャラクタが半永久的に消えない。
(2)小さなキャラクタを印字することができる。
レーザマーカが印字できるキャラクタは、文字、数字、図形、記号の他にバーコード、二次元コードを含み、識別可能な表示情報であると呼ぶことができる。レーザマーカは、樹脂、ガラス、木材、金属など様々な材料からなるワークに適用されている。
レーザマーカの一種として、レーザビームを走査させるためにレーザビームを偏向させる機能を備えたレーザマーカが知られている。具体的には、特許文献1に開示のレーザマーカは、レーザビームを偏向させるためのガルバノミラーを備えている。
レーザマーカは、一般的に、ワークを搬送するラインに設置される。搬送ラインを流れるワークは、レーザマーカによって印字される。ワーク搬送ラインには、一般的に、レーザマーカよりも下流に読取装置が設置される。読取装置は、例えば、レーザマーカによってワークに印字されたキャラクタの品質を評価する。
特許文献2は、一つの筐体内に印字装置と読取装置とを配置した検体分注装置を開示している。この検体分注装置は、血液や尿などの親検体を、これを保管するため試験管に充填する装置である。この検体分注装置は、親検体を収容した容器にバーコードを印字し、このバーコードを読み取って、親検体容器を搬送用ラックに並べ、そして、親検体容器から子検体容器つまり上記試験管に検体を充填する処理を行う。そして、子検体容器に検体を充填した直後に、子検体容器に親検体容器と同じバーコードを印字し、そして、この子検体容器のバーコードを読み取る。読み取った情報は、子検体容器の管理に用いられる。
特許文献2には、子検体容器にバーコードを印字する位置と、子検体容器に印字したバーコードを読み取る位置に関し、これが同じ位置であっても良いし、異なっていても良いと記載されている。なお、この引用文献2に開示のレーザマーカは、上述したガルバノミラーを備えたレーザマーカではない。
レーザマーカは、その多くが大量のワークの印字に適用されている。すなわち、搬送ライン上を高速に流れるワークに印字するのに適用されている。ワーク搬送ラインには、通常、レーザマーカの下流に読取装置が設置される。この読取装置は、レーザマーカで印字したキャラクタの品質を確認するために用いられる。
特開2014−46330号公報 特開2009−121837号公報
レーザマーカや読取装置に対するワークの位置が所定の基準位置に且つ正規の姿勢で位置決めされるとは限らない。これに伴う問題点を図20を参照して説明する。図中、参照符号1はレーザマーカを示し、参照符号2は読取装置を示す。
ワーク搬送ラインは、レーザマーカ1が設置された印字ステージ4とその下流に位置する読取ステージ5を有し、読取ステージ5に読取装置2が設置されている。ワークの移動方向を矢印で図示してある。搬送ラインを移動するワークは、印字ステージ4でワークの所定位置にキャラクタが印字される。このキャラクタは、読取ステージ5で読み取りが行われてその品質の評価が行われる。
各ステージ4、5において、ワークが基準位置に位置して且つ正規の姿勢に位置決めされているときの印字予定位置を破線で図示すると共に、この印字予定位置に存在する印字位置を参照符号PP(0)を付してある。ワークが常に基準位置に位置し且つ正規の姿勢に位置決めされるのであれば問題は生じないが、実際はワークは変位した状態で位置決めされる。実際の印字位置を実線で示すと共に符号PPを付してある。
基準位置から変位した位置に位置決めされた印字位置PPに対応するために、レーザマーカ1は印字位置を補正する手段を備えている。この印字位置補正手段は撮像部(カメラ)を備えている。カメラでワークを撮像することにより、実際の印字位置PPの位置及び向きを検出する。そして、検出した印字位置PPの座標などに対応して印字位置を補正する。この補正により、ワークが基準位置から変位した位置に位置決めされたとしても、ワークの所定位置にキャラクタを印字することができる。
他方、読取ステージでは、読取装置2が備える撮像部(カメラ)で撮像できる範囲にキャラクタ(印字位置PP)が位置している限り、キャラクタを読み取ることが可能である。
しかしながら、キャラクタの少なくとも一部がカメラの視野から離れたときには読み取りが不可能になる。すなわち、キャラクタの全てが必ずカメラの視野に入る必要がある。最も好ましくはキャラクタの読み取り精度を上げるためには、印字位置PPとカメラの光軸とを一致させるのがよい。この観点から、印字ステージ4で取得した印字位置PPの位置情報つまり印字位置補正情報を読取装置2に供給すればよい。これによれば実質的に読取ステージ5でのキャラクタの位置の変化に追従して読取装置2のカメラの向きを調整することができる。このことは、カメラの視野角が小さいとき、例えばカメラを高分解能に設定したときに効果的である。
図21に図示のフローチャートを参照して上記の一連の処理を説明すると、ステップS1で印字ステージ4にワークが到着したことを例えば光電センサで検知すると、レーザマーカ1の印字座標補正処理が実行される(S2)。この印字座標補正処理は、先ず、ワークの撮像を行い、次に、この撮像画像から割り出した印字位置PPの位置座標つまり基準位置の印字位置PP(0)からの変位量に基づいて印字位置補正情報つまりデータが作成される。この印字位置補正データには、x座標、y座標の他にワークの向きに関するワークの回転角度θが含まれる。
次のステップS3で、この印字位置補正データは、レーザマーカ1に内蔵されたメモリに記録される。そして、この印字位置補正データに基づいて印字が実行される(S4)。この印字処理が終わると、ワークは印字ステージ4から読取ステージ5に搬送される(S5)。
読取ステージ5にワークが到着したことを例えば光電センサで検知すると(S6)、読取装置2によるキャラクタの読み取りが行われる(S7)。この読取処理は、先ず、読取装置2でワークの撮像が行われる。そして読取装置2で撮像した画像に基づいてワークに付設されているキャラクタの読み取りが行われる。読取装置2は、また、読み取ったキャラクタの品質の評価を行う。この読取処理(S7)が完了すると、ワークは次のステージに搬送される(S8)。
しかし、レーザマーカ1と読取装置2とは異なる位置に配置されており、レーザマーカ1と読取装置2は、夫々、独自の座標系を有している。このことから、レーザマーカ1が作成した印字位置補正情報を読取装置2に供給したとしても、読取装置2は、これをそのまま使ってカメラの光軸調整をすることはできない。読取装置2は、レーザマーカ1から受け取った印字位置補正情報を自己の座標系に変換する必要がある。
上記の図21のフローチャートを再び参照して、前記ステップS6とS7との間に、ワークの変位量が大きいなど必要に応じて、レーザマーカ1の上記の印字位置補正データが読取装置2に供給され、この印字位置補正データを読取装置2の座標軸に変換して、この変換した補正データに基づいて読取装置2のカメラの光軸が調整され、その後にカメラによる撮像などの読取処理が実行される。
本願発明者らは、一つのワーク搬送ラインに、同じ対象物であるワークを撮像するためにレーザマーカ1及び読取装置2の2台のカメラが存在していることは無駄であるとの観点に立脚して本発明を案出するに至ったものである。
本発明の目的は、一台のカメラで取得した印字位置情報を使って印字位置補正情報を生成すると共に、この印字位置補正情報を使ってキャラクタを読み取ることができる読取機能付きレーザ印字装置を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
ワークの表面上でレーザビームを走査させることにより、前記ワークの表面の所定の印字予定位置に所望のキャラクタを印字するレーザ印字装置であって、
前記レーザビームの出射軸から分岐した受光軸を有し、前記レーザビームが走査可能な印字可能範囲よりも狭い撮像領域を撮像する撮像部と、
該撮像部が取り込んだ画像情報に基づいて印字予定位置を補正する印字位置補正手段と
前記レーザビームを走査させるためのガルバノミラーとを有し、
前記レーザ印字装置は、前記印字位置補正手段により補正した印字位置に所望のキャラクタを印字し、
前記レーザ印字装置は、更に、前記レーザ印字装置がワークに印字した前記キャラクタを前記撮像部により読み取る読取制御手段を有し、
該読取制御手段は、前記印字位置補正手段が生成した印字位置補正情報に基づいて前記撮像領域を設定した後に、前記キャラクタを読み取る読取処理を実行し、
前記レーザ印字装置は、前記キャラクタを印字するときの印字制御モードと、前記読取処理を行うときの読取制御モードとを有し、
前記印字制御モードと前記読取制御モードとで使用する座標軸が共通であり、
前記印字制御モードでの印字処理の終了と前記読取制御モードでの読取処理の開始との間にディレイ時間が設定され、該ディレイ時間をユーザが任意に設定可能であることを特徴とする読取機能付きレーザ印字装置を提供することにより達成される。
図1を参照して本発明の作用効果を説明する。図1において、参照符号10は読取機能付きレーザ印字装置を示す。図中、参照符号11は、ワーク搬送ライン上の印字及び読取ステージを示す。当該ステージ11において、基準となる印字位置を参照符号PP(0)で示し、実際の印字位置を実線で示すと共に符号PPを付してある。
本発明に従う読取機能付きレーザ印字装置の処理を図2のフローチャートを参照して説明する。先ず、レーザ印字装置のメモリに記憶されている印字データから所望のキャラクタの読み出しが行われる(S10)。次に、ワークが印字及び読取ステージ11に到着したことを例えば光電センサで検知すると(S11)、撮像部によるワークの撮像が行われ、この撮像画像に基づいてワーク及び印字位置PPの基準位置(基準となる印字位置PP(0))からの変位量が算出される(S12)。この変位量は、x座標、y座標及び前述した回転角度θ並びにワークつまり印字位置PPの傾きによって規定される。そして、この変位量に基づいて印字位置補正データが作成される。次のステップS13で上記印字位置補正データに基づいて印字位置が補正され、補正後の印字位置に基づいてワークへの印字が実行される(S14)。
印字の際に使用した撮像部を再び使って、上記印字したキャラクタの読み取りが行われる(S15)。この読取処理では、上記印字位置補正データのうちX座標、Y座標を反映した撮像部の光軸の調整つまり撮像領域の位置補正が行われる。この光軸調整を行った後にキャラクタの撮像が実行される。そして、この画像に基づいてキャラクタの品質の評価が行われる。この読取処理(S15)が完了すると、ワークは次のステージに搬送される。
図1に戻って、キャラクタを印字すべき位置が基準位置(破線)から変位していたとしても、印字処理(図2のS14)及び読取処理(図2のS15)の撮像が共通の撮像手段によって行われる。したがって、印字制御で使用される座標軸と、読取制御で使用される座標軸とを共通にすることができる。これにより、読取処理(図2のS15)において、印字処理で作成した印字位置補正データを使って撮像手段の受光軸を調整つまり撮像領域の位置を補正することができる。これにより、先の印字処理でワークに付記したキャラクタを読み取るときに当該キャラクタを確実に撮像領域に納めることができる。
本発明によれば、印字処理及びこれに続く読取処理を一つの撮像手段で行うことができる。また、印字処理において印字することが可能な印字可能領域に比べて撮像手段の撮像領域が小さい場合でも、ワークに印字したキャラクタを確実に撮像領域に納めることができる。
本発明の他の目的、本発明の作用効果の詳細は、以下の本発明の実施例の詳しい説明から明らかになろう。
本発明の基本概念を説明するための図である。 本発明に従う方法を説明するためのフローチャートである。 本発明に従う実施例のレーザマーカの全体構成図である。 本発明に従うレーザマーカを含む印字システムの全体構成図である。 図4に例示の印字システムに含まれる他の実施例のレーザマーカの全体構成図である。 印字位置の補正と、印字したキャラクタの読取方法を説明するための図である。 印字位置補正の必要性を説明するための図である。 印字位置の補正を説明するための図であり、(I)は補正に用いるマッチングパターンを説明するための図であり、(II)はワークの座標原点を説明するための図である。 印字位置補正データに含まれるX座標、Y座標、回転角度θを説明するための図であり、(I)マッチングパターンを使って求めたX座標、Y座標、回転角度θを説明するための図であり、(II)はその拡大図である。 ガルバノミラーを使ってレーザビームを走査して「A」の文字を印字するときのレーザビームの移動軌跡を説明するための図である。 印字処理から読取処理に至る一連の制御を説明するためのフローチャートである。 読取処理において先ず実行される撮像領域の変更を説明するための図である。 撮像領域を変更する際のガルバノミラーの制御を説明するためのフローチャートである。 図11を参照して説明した印字処理から読取処理に至る一連の制御の変形例を説明するためのフローチャートである。 図11を参照して説明した印字処理から読取処理に至る一連の制御の更なる変形例を説明するためのフローチャートである。 印字処理の終了タイミングと読取処理の撮影開始タイミングとの間に設定することのできる撮影ディレイ制御を説明するためのフローチャートである。 読取処理で取り込んだ画像を所望の時間表示し続ける画像ホールド制御を説明するためのフローチャートである。 撮影ディレイ時間及び画像ホールド時間をユーザが任意に設定できるGUIの一例を示す図である。 読取処理の結果を表示するモニタ表示の一例を示す図である。 ワーク搬送ラインに印字ステージとその下流の読取ステージとを配置した従来例を説明するための図である。 図20に図示の従来例で採用されていた印字、読取の一連の制御を説明するためのフローチャートである。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
実施例のレーザマーカ(図3
図3を参照して、実施例のレーザマーカ100は、レーザ励起部200とレーザ出力部300とを含む。レーザ出力部300はレーザ発振部302を有している。レーザ発振部302はレーザ媒質304を含む。レーザマーカ100は、レーザ媒質304で発振されたレーザビームLbを対象物(ワーク)Wの表面上で走査させることで対象物Wの表面にキャラクタを印字する。
印字動作を制御する印字信号は、そのHIGH/LOWに応じてレーザビームLbのON/OFFが切り替えられ、その1パルスが発振されるレーザビームLbの1パルスに対応するPWM信号である。PWM信号は、その周波数に応じたデューティ比に基づいてレーザ強度を規定することができる。変形例として、周波数に基づいた走査速度によってレーザ強度を規定してもよい。
レーザ励起部200はレーザ励起光源202と集光部204を有している。レーザ励起光源202には電源部206から定圧電源が供給される。レーザ励起光源202は半導体レーザやランプ等で構成される。具体的には、レーザ励起光源202は、複数の半導体レーザダイオード素子を直線状に並べたレーザダイオードアレイで構成されている。各素子からのレーザ発振がライン状に出力され、この出力は集光部204の入射面に入射される。集光部204は典型的にはフォーカシングレンズ等で構成され、そして、集光部204の出射面からレーザ励起光がレーザ出力部300に向けて出力される。
レーザ励起部200とレーザ出力部300とは光ファイバーケーブル208によって連結されている。レーザ励起部200が生成したレーザ励起光は上述したレーザ媒質304に入る。ここに、レーザ媒質304はロッド状の固体レーザ媒質(例えばNd:YVO4)で構成され、その一方の端面からレーザ励起光を入力して励起され、他方の端面からレーザビームLbを出射する、いわゆるエンドポンピングによる励起方式が採用されている。レーザ媒質304は、固体レーザ媒質に波長変換素子を組み合わせて、出力されるレーザビームLbの波長を任意の波長に変換できるようにしてもよい。
レーザ媒質304の変形例として、レーザビームを発振させる共振器でレーザ媒質304を構成しないで、固体レーザ媒質の代わりに、波長変換のみを行う波長変換素子でレーザ媒質304を構成してもよい。この場合は、半導体レーザの出力光に対して波長変換を行えばよい。波長変換素子としては、例えばKTP(KTiPO4)、有機非線形光学材料や他の無機非線形光学材料、例えばKN(KNbO3)、KAP(KAsPO4)、BBO、LBOや、バルク型の分極反転素子(LiNbO3(Periodically Polled Lithium Niobate :PPLN)、LiTaO3等)が利用できる。また、Ho、Er、Tm、Sm、Nd等の希土類をドープしたフッ化物ファイバーを用いたアップコンバージョンによるレーザの励起光源用半導体レーザを用いることもできる。
レーザ出力部300は、レーザビームLbを発生させる上述したレーザ発振部302を備える。レーザ発振部302は、上述したレーザ媒質304が放出する誘導放出光の光路に沿って所定の距離を隔てて対向配置された出力ミラー及び全反射ミラーと、これらの間に配されたアパーチャ、Qスイッチ等を備える。レーザ媒質304が放出する誘導放出光を、出力ミラーと全反射ミラーとの間での多重反射により増幅し、Qスイッチの動作により短周期にて通断しつつアパーチャによりモード選別して、出力ミラーを経てレーザビームLbを出力する。
レーザ発振部302の変形例として、CO2やヘリウム−ネオン、アルゴン、窒素等の気体を媒質として用いる気体レーザ方式を採用してもよい。例えば炭酸ガスレーザを用いた場合、レーザ発振部302は、内蔵電極を含むレーザ発振部302の内部に炭酸ガス(CO2)が充填され、制御部320から与えられる印字信号に基づいて内蔵電極により炭酸ガスを励起してレーザ発振させる。
レーザマーカ100はレーザビーム走査系310を有する。レーザビーム走査系310は、レーザ発振部302と光路を一致させたZ軸スキャナを内蔵するビームエキスパンダ312と、X軸スキャナ314と、このX軸スキャナ314と直交するように配置されたY軸スキャナ316とを備える。このレーザビーム走査系310は、レーザ発振部302より出射されるレーザビームLbをX軸スキャナ314、Y軸スキャナ316で対象物Wの表面上の作業領域を二次元的に走査させる。好ましくは、Z軸スキャナ(図示せず)を設けて、このZ軸スキャナで高さ方向にワーキングディスタンスすなわち焦点距離を調整できるようにするのが良い。これにより三次元状に印字加工が可能となる。なお、集光レンズであるfθレンズは図示を省略している。
X軸、Y軸スキャナ314、316は、光を反射するガルバノミラー314a、316aと、このガルバノミラー314a、316aを回動軸に固定して回動するためのガルバノモータ314b、316bと、回動軸の回転位置を検出して位置信号として出力する位置検出部を備える。また各X軸、Y軸スキャナ314、316はスキャナ駆動回路318に接続されている。スキャナ駆動回路318は制御部320に接続されている。そして制御部320から供給される制御信号によってX軸、Y軸スキャナ314、316の動作が制御される。
ビームエキスパンダ312は、これに含まれるZ軸スキャナによって、レーザ媒質304から出射するレーザビームLbのスポット径を調整する機能が付加されている。スポット径を調整することで、ワーキングディスタンス(焦点距離)を調整することができる。すなわち、ビームエキスパンダ312で入射レンズと出射レンズとの相対距離を変化させることでレーザビームLbのビーム径を拡大/縮小し、焦点位置も変化させることができる。このビームエキスパンダ312の具体的な構成は特開2007−111763号公報に詳細に記載されていることから、この特開2007−111763号の記載を援用することにより、ビームエキスパンダ312のこれ以上の説明を省略する。
ビームエキスパンダ312に含まれるZ軸スキャナ及びX軸、Y軸スキャナ314、316を制御することにより、ワーキングディスタンスを調整しながらレーザビームLbを走査することができる。したがって、曲面状や段差状の対象物(ワーク)Wの三次元印字位置の全エリアに対して焦点距離を合わせた状態で高精度に且つ最小スポットで印字加工できる。
レーザマーカ100は、レーザビーム走査系310のレーザビームの行路から分岐した受光軸330を有する撮像素子332を有し、この撮像素子332は実質的にカメラつまり撮像部を構成している。具体的に説明すると、レーザマーカ100は、ビームエキスパンダ312と、X、Y軸ガルバノミラー314a、316aとの間に配置されたハーフミラー334を有している。撮像素子332の受光軸330は、レーザビーム出射軸336が偏向されるハーフミラー334を介してレーザビーム出射軸336から分岐されている。
図3を引き続き参照して、参照符号340は距離測定用レーザガイドを示す。距離測定用レーザガイド340は、ワーキングディスタンス、つまり高さ合わせをするためにワークに対して斜めに光を入射する機能を有する。
他の実施例のレーザマーカを含む印字システムの一例(図4、図5)
図4は、例示としての印字システムの全体構成を示す。図5は、そのブロック図である。印字システム400は、マーキングヘッド402と、マーキングヘッド402を制御するコントローラ404と、コントローラ404とデータ通信可能に接続された三次元加工データ設定装置つまりパーソナルコンピュータ(PC)406とを有する。
PC406つまり三次元加工データ設定装置を使って、ユーザはワークWの加工条件などを入力することができる。また、三次元加工データ設定装置406のディスプレイ上にパラメータの設定画面などを表示させて、コントローラ404に対して印字パターンを三次元加工データとして設定することができる。三次元加工データ設定装置406は、三次元加工データ設定プログラムをインストールしたパーソナルコンピュータやプログラマブルロジックコントローラ(PLC)で構成される。
コントローラ404には、必要に応じて各種外部機器408が接続される。外部機器408としては、例えばワーク搬送ラインで搬送されるワークWの種別、位置等を確認するイメージセンサ等の画像認識装置、ワークWとマーキングヘッド402との距離に関する情報を取得する変位計等の距離測定装置、所定のシーケンスに従って機器の制御を行うPLC、ワークWの通過を検出するPDセンサその他各種のセンサ等を例示的に挙げることができる。
印字システム400は、入力された対象物の印字面に加工パターンを仮想的に一致させるように加工パターン情報を平面状から三次元空間座標データに変換して、対象物の印字面が三次元の凹凸面であっても比較的容易に印字パターンを設定してこれを対象物の表面に印字できる。三次元加工データの設定は例えば特開2007−111763号公報に三次元加工データの具体的な手法が記載されていることから、この特開2007−111763号公報の全文を本明細書に援用することにより、その説明を省略する。
コントローラ404は、メイン制御回路410、ワーク加工情報記憶部412、電源回路414、励起光源416を有し、また、レーザビーム増幅器418を含むレーザ発振器ユニットを有する。コントローラ404によってレーザ発振の制御やレーザビームの走査制御が実行される。励起光源416は、レーザ媒質を励起するための励起光を生成するLD(レーザダイオード)などの発光素子と集光レンズとを含む。
レーザビーム増幅器418は、コアにレーザ媒質が添加された光ファイバーを含み、このファイバー式のレーザビーム増幅器418を用いてレーザビームを増幅することによりエネルギー密度の高い高出力のレーザビームを生成することができる。このレーザビーム増幅器418は、低出力の種光を発生させるマスターオシレータ部、種光を増幅するパワーアンプ部、ポンピング用光源装置、アイソレータなどで構成され、マスターオシレータ部及びパワーアンプ部は、レーザ媒質としてイッテルビウム(Yb)などの希土類元素が添加された希土類ドープ光ファイバーによって構成される。
レーザビーム増幅器418は、例えば、レーザ発振を制御するためのQスイッチを設けるのが好ましく、Qスイッチの切り替えにより、連続発振をパルス発振に変換することができ、ピークパワーの大きなパルス波を生成することができる。なお、レーザビーム増幅器418としては、種光を生成するLDを直接にオン又はオフすることによって、パルス発振可能な発振器のように、Qスイッチ無しで構成してもよい。
コントローラ404とマーキングヘッド402とは光ファイバーケーブル420によって連結されている。光ファイバーケーブル420には、レーザビーム増幅器418でレーザビームが直接的に入力される。すなわち、光ファイバーケーブル420は、レーザビーム増幅器418によって増幅されたレーザビームをマーキングヘッド402に伝送するデリバリファイバーである。
マーキングヘッド402は、光アイソレータ422、ビームエキスパンダ424、ビームサンプラー426、シャッタ428、フォトインタラプタ430、ダイクロイックミラー432、Z軸スキャナ434、X軸・Y軸スキャナ436、パワーモニタ438及びガイド光源440を含む。
光アイソレータ422は、光ファイバーケーブル420の端面から出射されたレーザビームを通過させ、戻り光を抑制する戻り光抑制手段を構成し、光ファイバーケーブル420を介して伝送されたレーザビームをビームエキスパンダ424へ入力する順方向の伝送を許容し、逆方向への伝送を禁止する。光アイソレータ422は、例えば、アパーチャ、偏光子、ファラデー回転子によって構成される。アパーチャは、通過光を制限するための遮断板である。偏光子は、複屈折結晶からなるロッド状の光学素子である。ファラデー回転子は、磁界の印加によって偏光面を回転させる磁気光学素子である。
ビームエキスパンダ424は、レーザビームのビーム径を可変に制御するビーム径可変手段を構成し、光アイソレータ422と光軸を一致させて配置される。このビームエキスパンダ424は、光路上に配置された複数のレンズによって構成され、レンズ間の距離を調整することにより、ビーム径を所望の値に変換している。ビームサンプラー426は、ビームエキスパンダ424を通過したレーザビームの一部をダイクロイックミラー432に向けて反射させ、他の一部をパワーモニタ438側へ透過させる光学素子である。
パワーモニタ438は、ビームサンプラー426を透過したレーザビームを受光し、レーザパワーを検出するレーザパワー検出用センサであり、レーザパワーの検出結果をパワーレベル検出信号としてコントローラ404内のメイン制御回路410へ出力する。この様なパワーモニタ438としては、例えば、サーモパイル(熱電堆)、或いは、フォトダイオードが用いられる。
シャッタ428は、レーザビームを必要に応じて遮断するための遮断装置であり、遮断板や遮断板を移動させる駆動機構によって構成される。このシャッタ428は、ビームサンプラー426及びダイクロイックミラー432間に配置されている。
フォトインタラプタ430は、シャッタ428が閉じているか否かを光学的に検出する光学センサである。ダイクロイックミラー432は、特定波長の光のみを反射し、他の波長の光を透過させる光学素子であり、シャッタ428を通過したレーザビームをZ軸スキャナ434に向けて反射し、ガイド光源440からのガイド光をそのまま透過させる。
Z軸スキャナ434は、光路上に配置された1又は2以上のレンズと、レンズを移動させるレンズ駆動用モーターによって構成されるレーザビームの走査機構であり、レンズを変位させることによって、マーキングヘッド402から出射されるレーザビームの焦点位置を光軸方向に調整することができる。また、Z軸スキャナ434は、レーザビームの集光機能を有している。なお、このZ軸スキャナ434は、ワークWの高さに追随してレーザビームの焦点位置を光軸方向に移動させることが可能な走査機構である。
X軸・Y軸スキャナ436は、交差する回転軸にそれぞれ配置された2つのガルバノミラーと、これらのガルバノミラーを回転させるガルバノミラー駆動用モーターによって構成される。X軸・Y軸スキャナ436はレーザビームの走査機構である。X軸・Y軸スキャナ436は、ガルバノミラーを軸回転させることによって、レーザビームを光軸と交差する方向に走査させる。ここでは、加工対象面に照射されるレーザビームの光軸方向をZ軸方向と呼び、光軸と交差する互いに平行でない2つの方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向と呼ぶ。
Z軸スキャナ434を通過したレーザビームは、X軸・Y軸スキャナ436のガルバノミラーによって反射され、ワークWに照射される。ガイド光源440は、レーザビームLbの照射位置をワークW上で可視化するためのガイド光を生成する光源装置である。ガイド光源440から出射されたガイド光は、ダイクロイックミラー432を透過し、レーザビームの光路に入る。レーザビームの光路に入ったガイド光は、Z軸スキャナ434及びX軸・Y軸スキャナ436を経てワークWに照射される。
ワーク加工情報記憶部412は、ワークWのレーザ加工に関する情報をワーク加工情報として保持するメモリである。ワーク加工情報として、文字などのキャラクタをワークW上に加工する際の加工線の描画情報、レーザ発振を制御するためのレーザ出力制御情報などを含む。加工線の描画情報は、レーザビームの照射目標を示す三次元位置情報、例えば、座標データからなる。また、レーザ出力制御情報としては、例えば、レーザビームのピークパワー、パルス幅、繰返し周波数などが保持される。
ピークパワーは、パルスエネルギーをパルス幅で除算することによって得られる物理量である。パルス幅は、ピークパワーの半分程度のパワーレベルにおけるパルス波の時間長であり、繰返し周波数は、パルス発振の周波数である。また、中心波長は、レーザビーム増幅器418により生成されるレーザビームの波長である。
メイン制御回路410は、ワーク加工情報記憶部412内に保持されているワーク加工情報に基づいて、励起光源416、レーザビーム増幅器418、Z軸スキャナ434、X軸・Y軸スキャナ436及びシャッタ428を制御する制御手段を構成する。具体的には、メイン制御回路410は、レーザ出力制御情報に基づいて、マーキングヘッド402から出射されるレーザビームのピークパワーやパルス幅を調整するための発振器制御信号を生成し、そして、励起光源416及びレーザビーム増幅器418へ制御信号を出力する。
メイン制御回路410は、また、レーザ出力制御情報や描画情報に基づいて、Z軸スキャナ434のレンズ駆動用モーター、X軸・Y軸スキャナ436のミラー駆動用モーター、及び、シャッタ428を制御するための駆動信号を生成し、この各種の制御信号をZ軸スキャナ434、X軸・Y軸スキャナ436及びシャッタ428へ出力する。
この印字システム400においても、Z軸スキャナ434及びX軸・Y軸スキャナ436を制御することにより、ワーキングディスタンスを調整しながらレーザビームLbを走査することができる。したがって、曲面状や段差状の対象物(ワーク)Wの三次元印字位置の全エリアに対して焦点距離を合わせた状態で高精度に且つ最小スポットで印字加工できる。
図5を参照して、印字システム400は、Z軸スキャナ434と、X軸・Y軸スキャナ436つまりガルバノミラーとの間にハーフミラー450を有している。このハーフミラー450は、レーザビームの出射軸452から分岐した受光軸454を生成する。この受光軸454は撮像素子456の受光軸である。撮像素子456は実質的にカメラつまり撮像部を構成する。
図5を引き続き参照して、参照符号460は距離測定用レーザガイドを示す。距離測定用レーザガイド460は、ワーキングディスタンス、つまり高さ合わせをするためにワークに対して斜めに光を入射する機能を有する。
図6は、印字予定位置の補正と、印字したキャラクタの読取方法を説明するための図である。代表例として図3を参照して説明したレーザマーカ100で使用した参照符号を使って図6の(I)ないし(IV)を説明する。図中、参照符号500は、レーザマーカ100が印字することのできる印字可能範囲を示す。
図6の(I)はレーザマーカ100に設定されている印字予定位置に関する基準座標を説明するための図である。この例では、印字予定位置つまり基準となる印字位置PP(0)の所定の点(例えば中心)の(X座標、Y座標)は(30、20)である。印字処理をする前に撮像した実際のワークの印字位置PPの所定の点が座標(40、10)であったとすると、印字位置補正データつまり変位量は(10、−10)となる(図6の(II))。印字処理は、この印字位置補正データに基づいて実行される。つまり、印字予定位置PP(0)を実際の印字位置PPに整合させるために、印字予定位置PP(0)の座標を(40、10)に設定した後に印字が実行される。この印字は、基本的には、X軸スキャナ314、Y軸スキャナ316を高速に動作させてレーザビームLbを偏向させることにより行われる。
図6の(III)は、ワークに印字したキャラクタの読取処理に関連した図である。図中、参照符号502は撮像領域を示す。この図から撮像領域502が印字可能範囲500に比べて小さいことが分かるであろう。撮像領域502が印字可能範囲500よりも小さい、その理由は、X軸、Y軸スキャナ314、316に映った画像を撮像素子332が取り込み、X軸、Y軸スキャナ314、316は比較的小さなミラーで構成されているからである。
読取処理に先立って、撮像領域502は、その中心座標が(40、10)に設定される。この座標(40、10)をターゲットにX軸、Y軸スキャナ314、316つまりガルバノミラーが駆動される。この速度は比較的低速であってもよい。ここに、座標(40、10)は上述した補正後の印字位置の所定の点の座標である。つまり、読取制御において、その撮像領域の中心の基準位置の(X座標、Y座標)は、印字制御と同じ(30、20)である。したがって、印字制御で生成した印字位置補正データ(10、−10)がそのまま読取制御に反映されている。その結果、撮像領域502の補正後の中心座標は上述した(40、10)に設定される。これにより、キャラクタの中心は、常に、撮像領域502の中心と一致した状態になる。
図6の(IV)は、撮像領域502の位置を補正しなかった場合の問題点を説明するための図である。図6の(IV)読取処理のための撮像領域502の設定において基準位置の中心座標(30、20)を補正しない場合を参照のために図示してある。この撮像領域502の中に、印字したキャラクタが入っているときには問題は生じない。しかし、図6の(IV)に図示のように、キャラクタの一部が基準位置の撮像領域502からはみ出している場合には、読み取りNGとなる。
印字位置の補正の必要性について図7を参照して説明する。図7の(I)は、合計6つのワークW(1)〜W(6)が基準位置に位置している状態を示す。この状態が確認できれば、印字位置を補正することなく印字が実行される。図示の例では、ワークWの左下の印字位置PP(0)にキャラクタ(例えば二次元コード)が印字されることになる。
図7の(II)は、ワークWが基準位置から変位した状態の例を示す。印字位置補正データを生成するのに、図8の(I)に図示のマッチング用パターン510を用いる場合を説明する。基準位置のワークW0の座標原点はワークW0の例えば左下の角に設定される(図8の(II))。そして、この座標原点に基づいて各ワークW(1)〜W(6)の印字位置PPの座標が規定される。
図9は、印字位置補正データに含まれるX座標、Y座標、回転角度θを説明するための図である。図9を参照して、ワークWの撮像画像から印字位置PPを抽出し(図9の(I))、マッチング用パターン510を使って印字位置PPが基準位置から変位している量を計算する。これが印字位置補正データである。印字位置補正データには、X座標の変位量Δx、Y座標の変位量Δy、回転角度の変位量Δθが含まれる(図9の(II))。この印字位置補正データは各ワークW(1)〜W(6)毎に作成される。そして、この印字位置補正データに基づいて印字が実行される。
印字処理のときのX軸、Y軸のスキャナ314、316つまりガルバノミラー314a、316aの制御を図10を参照して説明する。ガルバノミラーの制御は、印字モードと、後に説明する撮像モードとがある。印字モードは、ワークWの印字位置PPに印字を行うときの制御モードである。撮像モードは、ワークWに印字したキャラクタを撮像するときの制御モードである。この撮像モードは読取処理のときに使用される。ここに、印字モードと撮像モードに使用される座標系は共通である。
印字モード
図10は、キャラクタとして「A」の文字を印字する例を示す。印字モードでのガルバノミラー314a、316aは、キャラクタ毎の印字設定で決められている線分に沿ってレーザビームLbを走査するように制御される。この制御は従来から知られているので、その概要を説明すると次の通りである。
文字列やコードに基づいて線分情報が規定されている。また、予めスキャン速度が設定されており、この設定値はユーザによって変更可能である。印字するキャラクタとスキャン速度の設定値に基づいてガルバノミラー314a、316aの動作つまりレーザビームLbの走査速度が決定される。印字する文字が「A」であれば、この「A」の文字を印字するためのレーザビームLbの移動軌跡は予め設定されている。図10を参照すれば、「A」の文字を印字するためのレーザビームLbの移動軌跡は一筆書きの道筋であり、レーザビームLbは矢印で示す方向に進む。図10の実線は、レーザビームLbを出射してワークWに線分を書き込む線分を示す。破線は、レーザビームLbの出射を停止している線分を示す。
X軸、Y軸スキャナ314、316つまりガルバノミラーは、移動軌跡上の数多くの座標を順次確認しながら、次の座標、その次の座標というように次々と動作目標座標が設定されて、この動作目標座標を変更しながらガルバノミラーの制御が行われる。
図11は、印字処理から読取処理に至る一連の制御を説明するためのフローチャートである。代表例として、図4、図5を参照して説明した印字システム400に基づいて印字処理から読取処理に至る制御を説明するが、図3に図示のレーザマーカ100についても同様に適用されるのは勿論である。
図11のフローチャートを参照して、印字処理の制御が開始される、先ず、ワーク加工情報記憶部412つまりコントローラ404に内蔵のメモリから所望の印字データの読み出しが行われる(S30)。次いで、ワークWが印字及び読取ステージ11(図1)に到着する(S31)と、コントローラ404は、PC406から送信される変位量計測指令を待つ(S32)。PC406から供給される変位量計測指令(S33)をコントローラ404が受け取ると、ステップS35に進んでワークWの変位量の計測が実行される。この変位量の計測は図9を参照して前述した通りである。変位量の計測が完了すると、この変位量データつまり印字位置補正データがPC406に供給される。
PC406は、コントローラ404から変位量データつまり印字位置補正データを受け取ると(S34)、コントローラ404に向けて印字座標補正指令を送信する(S36)。この印字座標補正指令をコントローラ404が受け取ると、印字位置補正データに基づいて、上述したステップ30で取り込んだ印字データを補正し(S37)、そして、この補正した印字データに基づいて印字が実行される(S40)。そして、この印字処理が完了すると自動的に読取処理が開始される(S41)。そして、この読取処理が完了すると、印字処理及びこれに続く読取処理が終了する。
図12は、読取処理において、先ず実行される撮像領域502を変更する処理を説明するための図である。図6の(III)を参照して説明したように、上記印字位置補正データに基づいて撮像領域502の位置を補正する処理が行われる。読取処理で実行されるキャラクタの読み取りは、X軸・Y軸スキャナ436つまりガルバノミラーに映るキャラクタの画像が撮像素子456によって取り込まれることにより行われる。
したがって、読取処理で先ず実行されるキャラクタの撮像に先だって、X軸・Y軸スキャナ436つまりガルバノミラーが、これから撮像したい座標に向けられる。このガルバノミラーの制御は前述した撮像モードによる制御である。ガルバノミラーの制御を実行するに先立ってガルバノミラーへの入力項目は、図12で破線で示す撮像領域502の中心の基準座標から変位させるべき座標情報つまりX座標、Y座標だけで足りる。これは、印字位置補正データのうち補正値のX座標及びY座標を撮像領域502の中心座標に変換した座標情報である。図12の実線で示す撮像領域502は撮像したい領域を示す。
図13は、撮像モードで撮像領域502を変更する際のX軸・Y軸スキャナ436つまりガルバノミラーの制御を説明するためのフローチャートである。ステップS50で、図12の実線で示す撮像したい撮像領域502の中心座標を入力すると、図12の実線で示す撮像したい撮像領域502の中心座標が目標座標に設定される。そして、この目標座標に向けてX軸・Y軸スキャナ436つまりガルバノミラーが駆動される(S51)。撮像モードでのガルバノミラーの動作速度は、印字のときの動作速度よりも低速に設定してもよい。
X軸・Y軸スキャナ436つまりガルバノミラーが目標値に到達すると、ステップS52からステップS53に進んでガルバノミラーの駆動は停止され、次の撮像モードが到来するまで待機状態になる(S53)。
ワークWに付記したキャラクタを読み取る読取処理において、撮像領域502の位置座標に対して印字位置補正データを反映した補正を行うため、印字及び読取ステージ11(図1)に運び込まれたワークWの位置や向きが基準位置から変位していたとしても、確実にキャラクタを撮像領域502に存在させることができる。ガルバノミラーを経由して撮像した場合に撮像領域502が小さくなる。小さな撮像領域502であっても、読取処理を確実に成功させることができる。
図14は、図11を参照して説明した印字処理から読取処理に至る一連の制御の変形例を説明するためのフローチャートである。この図14のフローチャートの説明において、前述した図11のフローチャートのステップと同じステップには、図11で使用したステップ番号と同じステップ番号を付してある。
図11と図14とを対比すると、図11に図示の制御において、PC406からコントローラ404へのトリガー信号は、変位量計測指令(S33)、印字座標補正指令(S36)、印字開始指令(S38)である。これに対して、図14に図示の変形例の制御では、PC406からのトリガー信号は、変位量計測指令に限定されている(S33)。したがって、図14に図示の制御では、変位量の計測(S35)が完了すると、自動的に次の印字データ補正(S37)が実行される。また、印字データ補正(S37)が完了すると、自動的に次の印字処理(S40)が実行される。
図15は、図11及び図14を参照して説明した印字処理から読取処理に至る一連の制御の更なる変形例を説明するためのフローチャートである。この図15のフローチャートの説明において、前述した図11及び図14のフローチャートのステップと同じステップには、図11及び図14で使用したステップ番号と同じステップ番号を付してある。
図14と図15とを対比すると、図14に図示の制御では、PC406からのトリガー信号は、変位量計測指令に限定されている(S33)。これに対して、図15の制御では、PC406からのトリガー信号は、読取指令(S42)に限定され、PC406から読取指令がコントローラ404に供給されるまで読取処理S41は待機される(S43)。
したがって、図15の制御では、PC406からの指示を待つことなく、印字データの読み出し(S30)から印字処理(S40)まで各ステップが完了すると連続的に且つ自動的に次のステップに移行する。
図示を省略したが、印字処理から読取処理に至る一連の制御において、コントローラ404がPC406から独立して、印字データの読み出し(S30)から読取処理(S41)まで各ステップが完了すると連続的に且つ自動的に次のステップに移行するようにしてもよい。
前述した2つの実施例のレーザマーカ100(図3)及び印字システム400(図4、図5)は、好ましくは、次の2つのうち少なくとも一方の機能を含む。一つの機能が撮影ディレイ機能である。他の一つが画像ホールド機能である。
撮影ディレイ機能(図16)
印字ステージ4とその下流の読取ステージ5を備えた従来例(図20)と違って、本発明では一つの印字及び読取ステージ11(図1)でワークWに対する印字処理と、これに続く読取処理とを行うことができる。つまり、前述した図11を参照して、本発明に従う実施例では、ワークWに対する印字処理(S40)が完了すると読取処理(S41)が行われる。印字処理(S40)における印字の完了タイミングから読取処理(S41)における撮影の開始タイミングまでのディレイ時間tdを設けるのが良い。
このディレイ時間tdの設定方法として、ディレイ時間tdをユーザが任意に設定できるようにしてもよいし、変形例として、初期値tを予め設定しておき、これを増減する付加時間taをユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
ワークWに印字するのにレーザビームを使うと、このレーザ加工によってワークWの表面が局部的に加熱される。また、レーザ加工に伴って煤が発生する。本発明では、一つの印字及び読取ステージ11(図1)でワークWに対する印字処理と、これに続く読取処理を行うため、印字処理(図11のS40)における印字の完了タイミングの直後に読取処理(図11のS41)における撮影を開始することも可能である。
上述したディレイ時間tdを設定することで、ワークWからの熱的影響や煤によって撮像不良が発生するのを抑えることができる。特に、印字処理に伴って発生する煤が収まるのを待って撮影を開始することで、読み取りに適した画像を取り込むことができる。
このディレイ制御を図16のフローチャートに従って説明すると、印字処理(S40)が完了すると、上述したディレイ時間tdの間、待機状態になる(S60、S61)。そして、ディレイ時間tdが経過すると、ステップS41に進んで読取処理が実行される。つまり、キャラクタの撮影が実行される。
画像ホールド機能(図17)
読取処理(図11のS41)は、先ず、ワークWに付記されたキャラクタを撮像し、そして、この撮像画像の取り込みが行われる。取り込んだ撮像画像は、PC406(図4)のディスプレイに表示することができる。ユーザは、PC406に表示されている撮像画像を見ながら、印字つまりキャラクタを目で確認することができる。
PC406に表示されている撮像画像は、次々とワークWが印字及び読取ステージ11(図1)に到達する毎に、今現在、印字及び読取ステージ11に存在しているワークWのキャラクタの撮像画像に切り替わる。撮像画像が切り替わった時点では、印字及び読取ステージ11に存在しているワークWは次のステージに移動している。
いま、一の撮像画像がPC406に表示されているものの、ユーザがこの撮像画像を確認する前に、次の撮像画像に切り替わったとき、目で撮像画像を確認できなかったワークW(「キャラクタ未確認ワーク」)は既に印字及び読取ステージ11には存在していない。したがって、キャラクタ未確認ワークWの撮像画像を目で確認するためには、PC406のメモリに保存してある当該ワークWの撮像画像をディスプレイに呼び出す操作が必要となる。
この手間を省くのが画像ホールド機能の目的である。このホールド機能を使うことで、所望の時間、PC406のディスプレイに撮像画像を表示し続けることができる。したがって、次のワークWが印字及び読取ステージ11に存在していたとしても、PC406のディスプレイには、その前のワークWの印字処理後の撮像画像をディスプレイに表示させ続けることでユーザは目でキャラクタを確認することができる。
この画像ホールドの制御を図17に図示のフローチャートに従って説明すると、ステップS41で読取処理が実行されると、その撮像画像は、ユーザが設定したホールド時間thが経過するまでPC406のディスプレイに表示され続ける(S62、S63)。そして、ホールド時間thが経過すると、PC406のディスプレイの更新が行われ、次のワークWの撮像画像がPC406のディスプレイに表示される(S64)。画像ホールド時間thは所定値であってもよいが、ユーザが任意に設定可能であるのが好ましい。
図18は、PC406に表示可能なGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を示す。図示のGUIは、取込処理に関連した設定画面である。図示のGUIの中段にある「撮影ディレイ」という項目のアップ、ダウンボタンを操作することで前述したディレイ時間tdを設定することができる。すなわち、アップボタンを操作すると、「撮影ディレイ」という項目の右にある窓に表示の数値(図示の数字「2.0」は2秒を意味している)が増加し、ディレイ時間tdとして2秒よりも長い時間に調整することができる。アップボタンを操作すると、ディレイ時間tdとして2秒よりも短い時間に調整することができる。
図18を引き続き参照して、「撮影ディレイ」の下の「画像ホールド時間」という項目のアップ、ダウンボタンを操作することで前述した画像ホールド時間thを設定することができる。すなわち、アップボタンを操作すると、「画像ホールド時間」という項目の右にある窓に表示の数値(図示の数字「5.0」は5秒を意味している)が増加し、画像ホールド時間thとして5秒よりも長い時間に調整することができる。アップボタンを操作すると、画像ホールド時間thとして5秒よりも短い時間に調整することができる。
如上の説明から分かるように、実施例のレーザマーカ100又は印字システム400が含んでいる位置補正手段は、撮像部により第1の領域(ワーク位置を含む領域)を撮像して得られた画像データに基づいて、ワークの変位つまり位置ずれを算出する位置ずれ算出手段と、該位置ずれ算出手段により算出されたワークの位置ずれに基づいて、印字位置を補正する印字位置補正手段とを含んでいる。
また、実施例のレーザマーカ100又は印字システム400は次の構成を有している。すなわち、レーザマーカ100又は印字システム400は、補正後の印字位置に基づきワークに対するレーザ印字が行われた後、補正後の印字位置に基づく第2の領域が撮像部により撮像されるようレーザ光走査部(ガルバノスキャナ)を制御する撮像領域制御手段と、撮像部により第2の領域を撮像して得られた画像データに基づいて、レーザ印字が行われた印字パターンの印字品質を評価する印字品質評価手段と、印字パターンの印字品質に関する評価結果を出力する(モニタ出力又はPLC等への外部出力)評価結果出力手段と、を備えている。
ここで、印字品質評価手段による評価方法は如何なる方法であってもよく、例えばセル面積を計算する等、必ずしもデコードを伴わなくてもよい。また、評価結果出力手段によりモニタ出力された一例を図19に示す。
図19の左側に上下に並んでいる文字はAIDPM評価値を表示している。ここに、AIDPMとは、国際自動認識工業界(Automatic Identification Manufacturers)がダイレクトパーツマーキング二次元印字品質評価の規格を意味している。図19の左側の文字を上から順番に説明すると次の通りである。
(1)「DEC」:デコードの成功又は失敗;
(2)「CC」:セルコントラスト;
(3)「CM」:セルモジュレーション;
(4)「RM」:反射率余裕度;
(5)「FPD」:固定パターン損傷;
(6)「FID」:形状情報損傷;
(7)「VID」:型番情報損傷;
(8)「AN」:軸非均一性;
(9)「GN」:グリッド非均一性;
(10)「UEC」:未使用誤り訂正率;
(11)「PGH」:プリント伸縮(水平);
(12)「PGV」:プリント伸縮(垂直)。
図19の左側の一番下に見られる「MATCHING」はマッチングレベルを意味している。マッチングレベルとは、コードリーダでの読み取り易さを数値化したものであり、図示の例では「86」の数値が表示されている。
図18に戻って、図示のGUIはエラー閾値にスライダバーを有する。このスライダバーによって、ユーザはエラーの閾値を自由に設定することができる。そして、図18のGUIでは、印字品質の総合グレードC以上であれば、OK判定をするようにしている。要するに、印字されたキャラクタのOK・NG判定を行う良否判定手段を備えている。なお、判定基準は様々考えられ、全てOKの場合に総合判定OKとしてもよいし、一定数OKが出たら総合判定OKとしてもよいし、予め定められた評価項目がOKの場合に総合判定OKとしてもよい。
このように、実施例のレーザマーカ100又は印字システム400は、キャラクタを読み取る読取処理(デコードの有無は問わない)を実行した後、キャラクタの品質を評価し、その評価結果をモニタ出力するようにしている。これにより、一台のカメラで取得した印字位置情報を使って印字位置補正情報を生成すると共に、この印字位置補正情報を使ってキャラクタを読み取ることに加えて、読み取られたキャラクタの印字品質まで評価することができる。
10 本発明の読取機能付きレーザ印字装置
11 印字及び読取ステージ
PP(0) 基準となる印字位置(印字予定位置)
PP 実際の印字位置
100 レーザマーカ
314 X軸スキャナ
314a ガルバノミラー
314b ガルバノモータ
316 Y軸スキャナ
316a ガルバノミラー
316b ガルバノモータ
330 受光軸
332 撮像素子
400 印字システム
402 ヘッド部(マーキングヘッド)
404 コントローラ
436 X軸・Y軸スキャナ
454 受光軸
456 撮像素子
500 印字可能範囲
502 撮像領域

Claims (4)

  1. ワークの表面上でレーザビームを走査させることにより、前記ワークの表面の所定の印字予定位置に所望のキャラクタを印字するレーザ印字装置であって、
    前記レーザビームの出射軸から分岐した受光軸を有し、前記レーザビームが走査可能な印字可能範囲よりも狭い撮像領域を撮像する撮像部と、
    該撮像部が取り込んだ画像情報に基づいて印字予定位置を補正する印字位置補正手段と
    前記レーザビームを走査させるためのガルバノミラーとを有し、
    前記レーザ印字装置は、前記印字位置補正手段により補正した印字位置に所望のキャラクタを印字し、
    前記レーザ印字装置は、更に、前記レーザ印字装置がワークに印字した前記キャラクタを前記撮像部により読み取る読取制御手段を有し、
    該読取制御手段は、前記印字位置補正手段が生成した印字位置補正情報に基づいて前記撮像領域を設定した後に、前記キャラクタを読み取る読取処理を実行し、
    前記レーザ印字装置は、前記キャラクタを印字するときの印字制御モードと、前記読取処理を行うときの読取制御モードとを有し、
    前記印字制御モードと前記読取制御モードとで使用する座標軸が共通であり、
    前記印字制御モードでの印字処理の終了と前記読取制御モードでの読取処理の開始との間にディレイ時間が設定され、該ディレイ時間をユーザが任意に設定可能であることを特徴とする読取機能付きレーザ印字装置。
  2. 前記撮像部が前記ガルバノミラーに映るワークの表面の画像を取り込む、請求項に記載の読取機能付きレーザ印字装置。
  3. 前記ガルバノミラーの動作速度が前記印字制御モードと前記読取制御モードとで異なり、
    前記読取制御モードにおける前記ガルバノミラーの動作速度が相対的に遅い、請求項に記載の読取機能付きレーザ印字装置。
  4. 前記撮像部が取り込んだ撮像画像を表示する表示部を更に有し、
    該表示部に表示する撮像画像の表示をホールドするホールド時間をユーザが任意に設定可能である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の読取機能付きレーザ印字装置。
JP2014162504A 2014-08-08 2014-08-08 読取機能付きレーザ印字装置及びワークに印字したキャラクタの読取方法 Active JP6321485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014162504A JP6321485B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 読取機能付きレーザ印字装置及びワークに印字したキャラクタの読取方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014162504A JP6321485B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 読取機能付きレーザ印字装置及びワークに印字したキャラクタの読取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016036840A JP2016036840A (ja) 2016-03-22
JP6321485B2 true JP6321485B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=55528411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014162504A Active JP6321485B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 読取機能付きレーザ印字装置及びワークに印字したキャラクタの読取方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6321485B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7047790B2 (ja) * 2019-02-05 2022-04-05 オムロン株式会社 印字システム、印字装置、印字方法およびプログラム
JP7303053B2 (ja) * 2019-07-17 2023-07-04 ファナック株式会社 調整補助具及びレーザ溶接装置
JP7316209B2 (ja) * 2019-12-26 2023-07-27 株式会社キーエンス レーザ加工装置
JP7567568B2 (ja) * 2021-03-09 2024-10-16 オムロン株式会社 レーザマーカ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004148379A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Sunx Ltd レーザマーキングシステム及びレーザマーキング方法
JP2009039753A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Canon Machinery Inc レーザ捺印装置およびレーザ捺印方法
JP5617255B2 (ja) * 2010-01-25 2014-11-05 富士通株式会社 情報表示の装置、プログラム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016036840A (ja) 2016-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6305270B2 (ja) レーザ加工装置及びワーキングディスタンス測定方法
US9608397B2 (en) Laser processing device
US11969820B2 (en) Laser processing apparatus
JP6321485B2 (ja) 読取機能付きレーザ印字装置及びワークに印字したキャラクタの読取方法
JP2008006460A (ja) レーザ加工条件設定装置、レーザ加工装置、レーザ加工条件設定方法、レーザ加工条件設定プログラム、コンピュータで読み取り可能な記録媒体及び記録した機器
WO2017110786A1 (ja) レーザ加工装置
JP2014046330A (ja) レーザマーキング装置及びウォブル印字端部処理パターン生成プログラム並びにコンピュータで読取可能な記録媒体
JP4958506B2 (ja) レーザ加工装置、3次元レーザ加工における高さ方向のオフセット調整方法及びレーザ加工装置の制御プログラム
JP5013702B2 (ja) 加工データ設定装置、加工データ設定方法、加工データ設定プログラム、コンピュータで読み取り可能な記録媒体及び記録した機器並びにレーザ加工装置
JP2023080306A (ja) レーザ加工装置
JP6345028B2 (ja) レーザ印字装置及びその印字処理制御方法並びに設定プログラム
JP6391354B2 (ja) レーザ印字装置
JP4976892B2 (ja) レーザマーカ
JP6310358B2 (ja) レーザ加工装置
JP2016175103A (ja) レーザマーキング装置、該レーザマーキング装置における印字方法及びコンピュータプログラム
JP2016034654A (ja) レーザマーキング装置、印字データ生成装置、印字データ生成方法、及びコンピュータプログラム
JP6355580B2 (ja) レーザマーキング装置、該レーザマーキング装置を用いて印字結果を確認する印字確認方法及びコンピュータプログラム
JP6408940B2 (ja) リニアアクチュエータ
JP2016034652A (ja) レーザ加工装置、加工データ生成装置、加工データ生成方法、及びコンピュータプログラム
JP2014046331A (ja) レーザ加工装置及び切断加工パターン生成プログラム並びにコンピュータで読取可能な記録媒体
CN110311292B (zh) 照射位置检测装置
JP7137466B2 (ja) レーザ加工装置
JP2021104526A (ja) レーザ加工装置
JP7316210B2 (ja) レーザ加工装置
JP2015145926A (ja) レーザ露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6321485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250