JP6320916B2 - 熱電環境発電システム - Google Patents

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Description

本開示は、概してエネルギーに関し、具体的には環境発電デバイスに関する。さらに具体的には、本開示は熱電環境発電デバイスを使用して熱エネルギーから電気エネルギーを生成するための方法及び装置に関する。
電気デバイスはしばしば、様々な機能を実行するため種々のプラットフォームで使用される。例えば、センサー、照明素子、ルーター、スイッチ、及び/又は他の種類のデバイスが航空機内には存在する。これらのデバイスは電力を使用して機能する。典型的にはこれらのデバイスを電源に接続するため電線が使用される。加えて、これらの種類のデバイスにはバッテリーが使用されることもある。
配線の使用は多くの場合好ましくない。配線はデバイスの設計、設置、維持、及びアップグレードのコストを増大させる。デバイスがバッテリーを使用する場合には、バッテリーはある所望の期間デバイスに十分な電力を供給するように選択されたサイズを有する。さらに、これらのバッテリーは定期的に交換及び/又は再充電が必要になることがある。さらに、バッテリーのためのコスト及び維持は所望よりも過大になることがある。
解決策の1つは環境発電デバイスを使用することである。環境発電デバイスは、ハードウェアデバイスの外部ソースからエネルギーを生成するハードウェアデバイスである。例えば、これらの外部ソースは、ソーラーパワー、熱エネルギー、風力エネルギー、塩分勾配、力学的エネルギー、及び/又は他の好適な種類のソースであってもよい。環境発電デバイスはこのようなソースを使用して、他のデバイスによって使用される電気エネルギーを生成する。例えば、環境発電は電気デバイス用のエネルギーを生成するために使用される。
環境発電デバイスの1つの例が太陽電池である。太陽電池は光を電気エネルギーに変換する。これらのデバイスは、後の使用のためにバッテリー内に蓄積される、又は別のデバイスで直接使用される電流の形態で電気エネルギーを生成する。バッテリーが蓄電のために使用される場合には、これらのバッテリーは、電気デバイスが唯一の電力源としてバッテリーに依存している場合よりも小さくてもよい。
他の種類の環境発電デバイスとして、熱電環境発電デバイスがある。これらの種類のデバイスは温度勾配を使用して電気エネルギーを生成する。別の例として、振動エネルギーはカンチレバー式圧電ビームによって電流に変換可能である。
これらの種類のデバイスは、バッテリー又は電力源への電線の接続が必要となる電子デバイスで特に有用である。しかしながら、環境発電デバイスは、依然として所望よりも大きな空間を占め、複雑になり、又はコスト高になることがある。
したがって、少なくとも上述の問題点の幾つか、並びに起こりうるその他の問題点を考慮に入れた方法及び装置を有することは有利であろう。
1つの有利な態様では、装置は構造物と環境発電デバイスを備える。構造物は第1の部分と第2の部分を有するように構成されている。環境発電デバイスは構造物の一部として形成されている。環境発電デバイスは、第1の部分と第2の部分との間に温度差が生じるときに電流を生成するように構成されている。
1つの態様として、装置は第1の部分と第2の部分を有する構造物及び当該構造物の一部として形成された環境発電デバイスを含み、当該環境発電デバイスは第1の部分と第2の部分との間に温度差が生じるときに電流を生成するように構成されている。装置の1つの態様は、構造物の第1の部分に形成された環境発電デバイスの第1のパーツ及び構造物の第2の部分に形成された環境発電デバイスの第2のパーツをさらに含んでもよい。別の態様では、環境発電デバイスは構造物の一部として形成された導電性セグメント群をさらに含むことがあり、導電性セグメント群の第1のパーツは構造物の第1の部分の一部として形成され、導電性セグメント群の第2のパーツは構造物の第2の部分の一部として形成され、その温度差は導電性セグメント群が電流を生成するのに十分であり、導電性セグメント群内の1つの導電性セグメントは第1の金属セクションと第2の金属セクションを含み、第1の金属セクションの第1の金属は、第2の金属セクションの第2の金属、及び第1の金属セクションが第2の金属セクションに関連付けられる接合部とは異なる。別の態様では、装置は構造物上に形成されたエレメントをさらに含み、当該エレメントは構造物の第1の部分から構造物の第2の部分への熱伝導を高め、かつ当該エレメントは可撓性エレメントと剛性エレメントのうちの少なくとも1つを備える。別の態様では、装置は対象物をさらに含むことがあり、当該対象物は構造物の第1の部分と第2の部分との間に温度差を生ぜしめるように構成されており、当該構造物は当該対象物に関連付けられている。別の態様では、対象物は導電性であってもよく、構造物は導電性セグメントを当該構造物から電気的に絶縁するように構成された誘電材料から成る。別の態様では、装置は導電性セグメントに電気的に接続された電気デバイスをさらに含み、当該導電性セグメントは電気デバイスに電流を供給する。別の態様では、電気デバイスは、センサー、カメラ、コンデンサ、温度計、スイッチ、ファン、ポンプ、バッテリー、無線デバイス、及び無線アクセスポートのうちの一から選択されてもよい。別の態様では、構造物はさらに導電性材料から成ることがあり、誘電材料は、導電性セグメントが構造物の一部として形成される前に、導電性セグメントの位置の間にある任意の数の領域で、構造物上に堆積される。別の態様では、導電性セグメントは、構造物の表面上及び構造物内部の内側のうちのいずれかから選択された位置にあってもよい。別の態様では、導電性セグメントは、構造物表面への第1の金属の噴霧、構造物表面への第2の金属の噴霧、化学蒸着、電子ビームエピタキシー、分子ビームエピタキシー、構造物表面への第1の金属の印刷、構造物表面への第2の金属の印刷、構造物表面での粉末形状の第1の金属の焼結、構造物表面での粉末形状の第2の金属の焼結のうちの少なくとも1つによって、形成されてもよい。
別の有利な態様では、電流生成システムは、構造物の第1の部分と構造物の第2の部分と構造物の一部として形成される任意の数の熱電対列との間に温度勾配を生成するような方法で熱を伝導するように構成された構造物を含むことがあり、任意の数の熱電対列は第1の部分と第2の部分との間に所望の温度勾配が存在するときに電流を生成する。1つの態様では、電流生成システムは、構造物の第1の部分の一部として形成された任意の数の熱電対列の第1のパーツ及び構造物の第2の部分の一部として形成された任意の数の熱電対列の第2のパーツをさらに含んでもよい。別の態様では、熱電対列は構造物の表面上に形成された導電性セグメントをさらに含むことがあり、導電性セグメント群の第1のパーツは構造物の第1の部分の一部として形成され、導電性セグメント群の第2のパーツは構造物の第2の部分の一部として形成され、その所望の温度勾配は導電性セグメント群が電流を生成するのに十分であり、導電性セグメント群内の1つの導電性セグメントは第1の金属セクションと第2の金属セクションを含み、第1の金属セクションの第1の金属は、第2の金属セクションの第2の金属、及び第1の金属セクションが第2の金属セクションに関連付けられる接合部とは異なる。
さらに別の有利な態様では、電流生成システムを製造するための方法は、第1の部分と第2の部分を有する構造物を形成すること及び構造物の一部として環境発電デバイスを形成することを含み、当該環境発電デバイスは第1の部分と第2の部分との間に温度差が存在するときに電流を生成するように構成されている。1つの態様では、構造物の一部として環境発電デバイスを形成するステップは、構造物上の位置に任意の数の材料を堆積させて環境発電デバイスを形成することをさらに含むことがあり、任意の数の材料は、任意の数の材料の噴霧、化学蒸着、電子ビームエピタキシー、分子ビームエピタキシー、及び粉末形状の任意の数の材料の焼結のうちの少なくとも1つによって堆積され、その位置は構造物の表面上及び構造物内部のうちのいずれかから選択される。別の態様では、電流生成の方法は、第1の部分と第2の部分を有する構造物上に形成される環境発電デバイスを対象物に取り付けること、環境発電デバイスから電流を受け取ること、及び環境発電デバイスから受け取った電流を使用して電気システムに電力を供給することをさらに含んでもよい。別の態様では、方法は、エンジン用の排気マニホールドである環境発電デバイスを取り付けることをさらに含んでもよい。別の態様では、電気システムは、環境発電デバイスから受け取った電流を使用して動作するセンサーデバイスをさらに含んでもよい。別の態様では、方法は、第2の部分よりの高い温度を有する第1の部分をさらに含むことがあり、構造物は熱エネルギーを第1の部分から第2の部分へ伝導するように構成されている。
特徴、機能及び利点は、本開示の様々な態様で独立に実現することが可能であるか、以下の説明及び図面を参照してさらなる詳細が理解されうる、さらに別の実施形態で組み合わせることが可能である。
新規の機能と考えられる有利な態様の特徴は、添付の特許請求の範囲に明記される。しかしながら、有利な態様に加えて、好適な使用形態、さらなる目的、及びその利点は、以下に示す本開示の有利な態様の詳細な説明を参照し、添付の図面と併せて読むときに最もよく理解されるであろう。
有利な実施形態による環境発電の環境のブロック図の図解である。 有利な実施形態による構造物の図解である。 有利な実施形態による環境発電デバイスを有する構造物の斜視図の図解である。 有利な実施形態による環境発電デバイスを有する構造物の側面図の図解である。 有利な実施形態による構造物の種々の構成の図解である。 有利な実施形態による対象物に取り付けられた金属バンドを有する構造物の図解である。 有利な実施形態による増設ラインを有する構造物の図解である。 有利な実施形態により、ラインに沿って折り曲げられ、対象物に取り付けられた構造物の図解である。 有利な実施形態による対象物に関連付けられた構造物の図解である。 有利な実施形態により、対象物及び対象物上の支持体上に噴霧された導電性材料を有する対象物の図解である。 有利な実施形態による対象物から延在するバネを有する対象物の図解である。 有利な実施形態による対象物から延在するバネの側面図の図解である。 有利な実施形態による対象物から延在し対象物に接触しているバネの側面図の図解である。 有利な実施形態による航空機の胴体の断面露出図の図解である。 有利な実施形態による航空機の胴体の拡大断面図の図解である。 有利な実施形態による電流生成システム製造のためのプロセスのフロー図の図解である。 有利な実施形態による電流生成のためのプロセスのフロー図の図解である。
種々の有利な実施形態は、任意の数の種々の検討事項を認識し且つ考慮している。例えば、種々の有利な態様は、熱エネルギーから電気エネルギーを生成する環境発電デバイスが温度勾配を有するプラットフォームでは特に有用であることを認識し且つ考慮している。すなわち、1つの位置が別の位置よりも高い温度を有するプラットフォームは、環境発電デバイスが温度差から電流を生成するのに十分大きな温度差を提供することができる。
種々の有利な実施形態は、熱電対列を使用する環境発電デバイスがこのような温度差から電流を生成するために使用しうることを認識し且つ考慮している。環境発電デバイスは一又は複数の熱電対列を有してもよい。熱電対列は熱エネルギーを電気エネルギーに変換する電子デバイスである。熱電対列は多くの場合、通常は直列、並列、又は両者の組合せによって接続される、複数個の熱電対で構成されている。熱電対列は、熱電対列の温度に関連付けられている出力電圧を生成する。
これらの種類の環境発電デバイスは、高温パイプ、エンジン排気、又は何らかの他の好適な熱源など、プラットフォーム内の構造物の近傍に、又は接触するように配置されるときに電流を生成するように使用されてもよい。環境発電デバイスは、熱源に接続された1つの部分とより低温な環境に曝露された別の部分を有する。
種々の有利な態様は、環境発電デバイス内で使用される熱電対列が熱源に取り付け可能であるが現時点では分離されているコンポーネントであることを認識し且つ考慮している。例えば、熱電対列を使用して熱源から電流を生成する環境発電デバイスは、典型的にはプレート状又はウェハー状の形態である。環境発電デバイス内の熱電対列は典型的に、セラミックプレート間に配置される。これらのセラミックプレートは典型的には平面的で、パイプ、排気管、又は他の熱源などのコンポーネントに接続されている。
種々の有利な態様は、熱電対列を使用する環境発電デバイスは典型的に、セラミック筐体内のセラミックプレート間に熱電対列を配置することによって形成されることを認識し且つ考慮している。熱電対列を有するセラミックプレートは次に、熱源よりも低温の環境に曝露される環境発電デバイスの部分を有する熱源に接続される。
種々の有利な態様は、これらの種類の環境発電デバイスが所望よりも大きな空間を占めることもありうることを認識し且つ考慮している。熱電対列は典型的に、1つのプレートから別のプレートへ長さ方向に延在するように形成される。すなわち、熱電対列は平面的に配置されることはなく、セラミックプレートの1つの端から別の端へと延在する。
種々の有利な態様は、場合によっては、セラミックプレートの大きさが原因となって、熱源に対して不十分な接触が発生すると、電流の生成が不適切になりうることを認識し且つ考慮している。例えば、パイプまたは排気管に関しては、これらの構造物の表面は湾曲していることがある。その結果、熱電環境発電デバイスのセラミックプレートは平面的で湾曲していないため、パイプに対して所望どおり十分に接触しないことがある。1つの解決策は、所望の量の接触が起こるように、より小さなプレートサイズを採用することである。
さらに、種々の有利な態様は、形状適合プレートを使用して構造物の湾曲した表面からの熱をセラミックプレートの平らな表面に伝導できることを認識し且つ考慮している。このような場合、形状適合プレートが使用されるときには、十分な接触をもたらすために熱インターフェース材料が使用されることがある。この熱インターフェース材料は、十分な接触をもたらすために、所望よりも大きな領域で必要とされることがある。
例えば、熱インターフェース材料は、例えば、構造物の湾曲した表面と形状適合プレートとの間、形状適合プレートと第1のセラミックプレートとの間、第2のセラミックプレートとヒートシンクとの間などの領域、及び/又は他の好適な領域内で必要とされることがある。熱インターフェース材料は、例えば、熱グリース、熱エポキシ、熱パッド、又は他の何らかの好適な種類の材料であってもよい。
種々の有利な態様は、しかしながらこれらの解決策が、熱エネルギーから電気エネルギーを生成するのに欠かせないデバイスの組立と設置に要する複雑度、時間、及び労力が増す可能性があることを認識し且つ考慮している。これらの種類の解決策は、種々の熱源の種々の曲率に対応するため、多数の異なる大きさ及び/又は付加コンポーネントを有する環境発電デバイスの使用又は製造が必要となることがある。
したがって、種々の有利な態様は、熱エネルギーを使用して電流を生成するための装置を提供する。1つの有利な態様では、装置は、熱を生成するように構成された構造物及び構造物の一部として形成される環境発電デバイスを含む。構造物によって生成される熱は、構造物の第1の部分で生成される。構造物の第2の部分は、熱が生成されるときには、構造物の第1の部分よりも温度が低い。環境発電デバイスは、構造物の第1の部分と構造物の第2の部分との間に十分な温度差が存在するときに電流を生成するように構成されている。
ここで図1を参照すると、有利な態様による環境発電の環境のブロック図が図解されている。環境発電の環境100は、種々の有利な態様が熱エネルギー104を使用して電気エネルギー102を生成するように実装されうる種類の環境の1つである。
これらの例示的な実施例では、電気エネルギー102は、環境発電の環境100内の構造物106及び環境発電デバイス108を使用して、熱エネルギー104から生成される。構造物106は、これらの実施例では第1の部分110及び第2の部分112を有する。
構造物106は、温度差114が生成されうる任意の種類の構造物であってよい。例えば、温度差114が生成されるように、第2の部分112は第1の部分110よりも温度が低くなるように構成されてもよい。温度差114はまた、温度勾配と呼ばれることもある。温度勾配は温度の段階的変化である。
1つの例示的な実施例では、構造物106はヒートシンク116の形態をとる。ヒートシンク116は、高い温度を有する第1の媒体118から低い温度を有する第2の媒体120へ熱エネルギー104を伝導するように構成された任意の対象物であってよい。
典型的には、ヒートシンク116のようなヒートシンクにより、高い温度を有する第1の媒体118は固形媒体の形態をとり、一方、低い温度を有する第2の媒体120は液状媒体の形態をとる。固形媒体は、例えば、金属材料、合金材料、プラスチック、及び/又は何らかの他の好適な種類の固形材料であってよい。液状媒体は、例えば、液体、空気、又は何らかの他の種類の液状材料であってよい。
言うまでもなく、場合によっては、第1の媒体118は第2の媒体120よりも高い温度を有する液状媒体の形態をとってもよい。さらに他の例示的な実施例では、第2の媒体120は固形媒体の形態をとってもよい。
これらの図解されている実施例では、第1の媒体118は、ヒートシンク116の第1の部分110の上面又は側面、第1の部分110の周囲に存在してもよく、及び/又は第1の部分110のパーツであってもよい。さらに、第2の媒体120は、ヒートシンク116の第2の部分112の上面又は側面、第2の部分112の周囲に存在してもよく、及び/又は第2の部分112のパーツであってもよい。
1つの例示的な実施例では、ヒートシンク116の第2の部分112は可撓性エレメント121を含んでもよい。可撓性エレメント121はフィン123の形態であってもよい。フィンは、対流を増やすことによって環境へ又は環境からの熱伝導の速度を高めるために、対象物から延在する表面である。さらに、フィン123は、フィン123がヒートシンク116の第1の部分110よりも低い温度を有するようにフィン123が構成されているときには、冷却フィンと呼ばれることがある。フィン123は、ストレートフィン、ピンフィン、湾曲フィン、角度付きフィン、及び/又は他の好適な種類のフィンを含みうる。
1つの例示的な実施例として、温度差114は、高温流体が第1の部分110の近傍を流れ、低温流体がフィン123の周囲に存在するときに発生する。別の例示的な実施例では、温度差114は、第1の部分110が熱を生成し、フィン123が冷気に包まれているときに発生する。
図示されているように、環境発電デバイス108は構造物106の一部として形成されている。環境発電デバイス108及び構造物106は一体となって、電流生成システム109を形成する。
具体的には、これらの図解されている実施例では、環境発電デバイス108は、構造物106の表面122上に構造物106の一部として形成されている。表面122は、外表面、内表面、又は構造物106の何らかの他の好適な種類の表面であってもよい。
表面122は、環境発電デバイス108が表面122上に形成される前にほぼ平面的な又は湾曲された形状を有してもよい。1つの例示的な実施例では、表面122は環境発電デバイス108が表面122上に形成される前にほぼ平面的になっていることがある。この例示的な実施例では、環境発電デバイス108が一旦形成されると、構造物106は表面122の形状を変えて湾曲させるために操作されることがある。
これらの実施例で図解されているように、環境発電デバイス108は、構造物106の第1の部分110と第2の部分112との間の温度差114が電流124を生成するのに十分であるときに、電流124の形態で電気エネルギー102を生成するように構成されている。すなわち、第1の部分110と第2の部分112との間に所望の温度差126が存在するときに、環境発電デバイス108は電流124を生成する。
これらの例示的な実施例では、環境発電デバイス108は、構造物106の表面122上に形成されている。具体的には、環境発電デバイス108の第1のパーツ130は構造物106の第1の部分110の表面122上に形成され、環境発電デバイス108の第2のパーツ132は構造物106の第2の部分112の表面122上に形成されてもよい。
さらに、これらの図解されている実施例では、環境発電デバイス108は導電性セグメント群128を含むことがある。導電性セグメント134は、導電性セグメント群128の1つの実施例である。導電性セグメント134は、第1の金属セクション136及び第2の金属セクション138を含んでもよい。第1の金属セクション136の第1の金属は、第2の金属セクション138の第2の金属と異なることがある。すなわち、第1の金属セクション136及び第2の金属セクション138は異種金属から成る。
これらの例示的な実施例では、第1の金属セクション136及び第2の金属セクション138は、任意の数の様々なプロセスを使用して、表面122上に構造物106の一部として形成されてもよい。これらのプロセスは、第1の金属セクション136及び第2の金属セクション138をそれぞれ形成するために表面122上に第1の金属及び第2の金属を噴霧すること、表面122上に第1の金属及び第2の金属を堆積させること、表面122上に第1の金属及び第2の金属を印刷すること、表面122上に粉末形状の第1の金属及び第2の金属を焼結させること、化学蒸着、電子ビームエピタキシー、分子ビームエピタキシー、及び/又は何らかの他の好適な種類のプロセスのうちの少なくとも1つを含みうる。
本明細書において使用されているように、列挙されたアイテムと共に使用する「〜のうちの少なくとも1つの」という表現は、列挙されたアイテムのうちの一又は複数からなる様々な組み合わせが使用可能であり、且つ列挙された各アイテムが1つだけあればよいことを意味する。例えば、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定しないが、「アイテムA」、又は「アイテムAとアイテムB」を含む。この例は、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」も含む。
第1の金属セクション136及び第2の金属セクション138は、第1の金属セクション136及び第2の金属セクション138が互いに接続されるように、及び/又は互いに隣接して配置されるように接合部140を含みうる。言うまでもなく、場合によっては、様々な種類の導電性材料を含む任意の数のセクションは、接合部140で第1の金属セクション136と第2の金属セクション138との間に存在してもよい。接合部140に任意の数のセクションが存在する場合、第1の金属セクション136と任意の数のセクションとの間の接続での温度、及び第2の金属セクション138と任意の数のセクションとの間の接続での温度はほぼ同じである。
第1の金属セクション136と第2の金属セクション138との間の接合部140は、第1の金属セクション136及び第2の金属セクション138の温度が接合部140で始まるこれらのセクションの長さ方向に沿って変化するように構成されている。導電性セグメント134が構造物106の一部として形成されている場合には、この温度変化は、構造物106の第1の部分110と第2の部分112との間で発生する温度差114によって引き起こされることがある。
言うまでもなく、これらの例示的な実施例では、導電性セグメント134は、導電性セグメント134が導電性セグメント群128の別の導電性セグメント及び/又は電気デバイスに接続される一又は複数の付加的な接合部を有してもよい。
第1の部分110と第2の部分112との間に所望の温度差126が存在する場合、所望の温度差126はまた、第1の金属セクション136及び第2の金属セクション138に沿って存在する。所望の温度差126の存在は、導電性セグメント134による電流124の生成を引き起こす。
これらの例示的な実施例では、導電性セグメント134は熱電対の形態をとってもよい。このように、導電性セグメント群128が複数の熱電対の形態をとる場合、環境発電デバイス108は熱電対列の形態をとる。本明細書で使用しているように、「複数のアイテム」は、2つ以上のアイテムを意味する。たとえば、「複数の熱電対」とは、2つ以上の熱電対を意味する。複数の熱電対は互いに並列に、直列に、或いは並列と直列の組合せで接続されてもよい。
図解されているように、電気システム142は導電性セグメント128に電気的に接続されてもよい。本明細書で使用されているように、電気システム142などの第1のコンポーネントが、一又は複数の導電性セグメント128などの第2のコンポーネントに接続されている場合には、電気信号が第1のコンポーネントから第2のコンポーネントへ、第2のコンポーネントから第1のコンポーネントへ、又はこれら2つの組合せによって送信されるように、第1のコンポーネントは第2のコンポーネントに接続されている。第1のコンポーネントは第2のコンポーネントに電気的に接続されていて、2つのコンポーネントの間に付加的なコンポーネントが存在しなくてもよい。第1のコンポーネントはまた、一又は複数の他のコンポーネントによって第2のコンポーネントに接続されてもよい。
例えば、1つの電子デバイスは、第1の電子デバイスと第2の電子デバイスとの間に任意の付加的な電子デバイスなしで、第2の電子デバイスに接続することができる。場合によっては、互いに電気的に接続される2つの電子デバイスの間に別の電子デバイスが存在してもよい。
これらの例示的な実施例では、電気システム142は少なくとも1つの導電性セグメント128に接続されてもよい。電気システム142は、一又は複数の電気デバイスである。例えば、電気システム142の中の電気デバイスは、例えば、限定しないが、センサー、カメラ、スイッチ、ファン、ポンプ、バッテリー、コンデンサ、無線デバイス、無線アクセスポート、及び/又は何らかの他の好適な種類の電気又は電子デバイスの形態をとってもよい。
導電性セグメント128は、電気システム142に電流124を供給することができる。このように、電気エネルギー102は環境発電デバイス108によって電流124の形態で採取されて、電気システム142に電力を供給する。
加えて、幾つかの例示的な実施例では、構造物106は、対象物144などの別の構造物に関連付けられてもよい。1つの例示的な実施例では、対象物144は、構造物106の第1の部分110を加熱するため、熱を生成するように構成されてもよい。別の実施例として、対象物144は、第1の部分110が第2の部分112よりも高い温度を有するように、構造物106の第1の部分110に熱を伝導するように構成されてもよい。
対象物144は構造物106に関連付けられてもよい。例えば、対象物144の一部は構造物106の一部に接触していてもよい。別の実施例として、対象物144は構造物106の近傍に又は構造物106に近接して配置されてもよい。
これらの例示的な実施例では、構造物106及び対象物144は様々な形態を取りうる。例えば、構造物106及び/又は対象物144は、パイプ、金属シート、管、排気管、エンジン排気、エンジン吸気、エンジン用排気マニホールド、クランプ、バンドストラップ、隔壁、梁、床板、床梁、及び/又は何らかの他の好適な種類の構造物のうちの少なくとも1つの形態を取ることがある。
さらに、構造物106及び/又は対象物144はプラットフォームに関連付けられてもよい。プラットフォームは、例えば、限定しないが、移動式プラットフォーム、固定式プラットフォーム、陸上構造物、水上構造物、宇宙構造物、航空機、水上艦、戦車、人員運搬車、列車、宇宙船、宇宙ステーション、衛星、潜水艦、自動車、発電所、橋、ダム、製造施設、建物、及び/又は他の好適な種類のプラットフォームのうちの1つとして選ばれることがある。
図1に示す環境発電の環境100は、有利な態様を実装しうる方法に対する物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。幾つかのコンポーネントは不必要になることもある。また、幾つかの機能コンポーネントを図解するためにブロックが表示されている。有利な態様で実装される場合、一又は複数のこれらのブロックは結合されること、及び/又は分割されることがありうる。
例えば、幾つかの例示的な実施例では、ヒートシンク116の第2の部分112は可撓性エレメント121の代わりに剛性エレメントを含んでもよい。これらの剛性エレメントは、実装に応じて、フィン123と呼ばれることがある。
他の例示的な実施例では、複数の環境発電デバイス108が構造物106の一部として形成されてもよい。例えば、構造物106は、温度差114を有するように構成される第1の部分110及び第2の部分112に加えて、付加的な部分を有してもよい。付加的な環境発電デバイスは、構造物106のこのような他の部分との間の温度差に基づいて、電流124を生成するように構造物106の一部として形成されてもよい。
さらに、他の実施例では、複数の対象物144は、構造物106の第1の部分110を加熱するため、熱を生成するように構成されてもよい。場合によっては、電気システム142内の複数の電気デバイスは、導電性セグメント128に電気的に接続されてもよい。
次に図2〜15を参照すると、有利な態様により構造物の一部として形成された環境発電デバイスの図解が示されている。構造物の一部として形成された環境発電デバイスを有する構造物の種々の構成及び使用法が図2〜15に示されている。これらの図に示される種々のコンポーネントは、図1のコンポーネントと結合してもよく、図1のコンポーネントと併用してもよく、又はこれら2つの場合を組み合わせてもよい。加えて、これらの図の中の幾つかの構成要素は、図1でブロック図の形式で示された構成要素が物理的な構造としてどのように実行されるかを示す例示的な実施例であってもよい。
次に図2を参照すると、構造物200は図1の構造物106の実装の一例となっている。環境発電デバイス201は、図1の環境発電デバイス108の実装の一例である。
図解されているように、構造物200はこの実施例では金属シート202の形態をとる。金属シート202はこの図ではほぼ平面的である。金属シート202は側面203及び側面205を有する。ライン204及びライン206は、構造物200を別の対象物に取り付ける際に金属シート202が曲げられる位置を示している。
この例示的な実施例では、金属シート202は第1の部分208及び第2の部分210を有する。第1の部分208はライン204とライン206との間の金属シート202の領域である。第2の部分210はライン204及びライン206から外向きに延在する金属シート202の領域を含む。この例示的な実施例では、第2の部分210は不連続で、金属シート202の種々の領域を含む。
さらに、第2の部分210はフィン212を含む。フィン212は、図1の可撓性エレメント121の実装の一例である。場合よっては、金属シート202は切断されてフィン212を形成することもある。
図解されているように、環境発電デバイス201は金属シート202の一部として形成されている。具体的には、環境発電デバイス201は、金属シート202の表面214上に金属シート202の一部として形成される。
環境発電デバイス201は熱電対列215の形態をとる。熱電対列215は、熱電対列215の第1のパーツ218が金属シート202の第1の部分208の表面214上に形成され、且つ熱電対列215の第2のパーツ220が金属シート202の第2の部分210の表面214上に形成されるように、金属シート202表面214上に形成される。
さらに、熱電対列215は熱電対216を含む。この例示的な実施例では、熱電対列215は、構造物200の表面214上に熱電対216を印刷することによって形成されてもよい。この例示的な実施例では、熱電対は直列に接続されている。1つの具体的実施例として、熱電対224及び熱電対226は金属シート202の表面214上で直列に接続されている。図解されているように、熱電対224は接合部232で接続された第1の金属セクション228及び金属セクション230を有する。さらに、熱電対224は接合部233で熱電対226に接続されている。
第1の金属セクション228は、この例示的な実施例では、第2の金属セクション230を含む種類の金属とは異なる種類の金属から成る。すなわち、第1の金属セクション228及び第2の金属セクション230は互いに異種金属から成る。
加えて、熱電対216は、図1の電気システム142内の電気デバイスに接続されうる熱電対234も含む。例えば、熱電対234は、図1の電気システム142内のセンサーデバイスに接続されてもよい。
次に図3を参照すると、対象物に関連付けられた構造物200の上に形成された環境発電デバイス201を有する構造物200の斜視図が、有利な態様にしたがって図解されている。この例示的な実施例では、図2の構造物200が対象物300に関連付けられている。対象物300は、図1の対象物114に対する実装の一例である。具体的には、構造物200は対象物300の上に配置されている。この図解されている実施例では、対象物300はダクト管302の形態をとる。
図示されているように、ダクト管302は湾曲した表面304を有する。構造物200は湾曲した表面304に適合するように操作されている。具体的には、金属シート202は、金属シート202の第1の部分208がダクト管302の湾曲した表面304に適合する形状を有するように、ライン204及びライン206に沿って曲げられている。
さらに、ライン204及びライン206に沿って金属シート202を曲げることによって、金属シート202の第2の部分210を、ダクト管302の湾曲した表面304から離れ、且つ金属シート202の第1の部分208から離れるように、延在させる。このようにして、フィン212は金属シート202の第1の部分208から離れるように延在する。さらに、金属シート202を曲げることによって、熱電対216の第2のパーツ220を熱電対216の第1のパーツ218から離れるように延在させる。
この例示的な実施例では、高温流体はダクト管302のチャネル306を通って流れる。高温流体は、例えば、暖かい或いは高温の液体又は暖かい或いは高温の空気であってもよい。高温流体はダクト管302を加熱することができる。この熱は次に、金属シート202の第1の部分208を加熱する。さらに、第2の部分210は、この例示的な実施例では冷気に包まれている。
金属シート202の第1の部分208を加熱することによって、第1の部分208は冷気に包まれている第2の部分210よりも高い温度を有し、これによって第1の部分208と第2の部分210との間に温度差が生じる。この温度差が所望の温度差に達すると、熱電対216は電流を生成するように構成されている。熱電対216は、例えば、センサーデバイスなどの電気システムに電流を供給することができる。
次に図4を参照すると、対象物300に関連付けられた構造物200の上に形成された環境発電デバイス201を有する構造物200の側面203からの図が、有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、環境発電デバイス201はこの図に表わされていない。図示されているように、高温流体はダクト管302のチャネル306を通って流れる。
次の図5を参照すると、構造物200に対する種々の構成が有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、構造物200は金属シート202の形態にあり、図2〜4の構造物200の構成と比較して、異なる構成を有する。
図示されているように、金属シート202は、金属シート202から形成された金属バンド500、502、504、及び506を有する。金属バンド500、502、504、及び506は、金属シート202の第3の部分508を形成する。金属バンド500、502、504、及び506は、金属シート202を図3の対象物300などの対象物に取り付けるように構成されたバンドである。具体的には、これらの金属バンドは取り付けバンドと呼ばれることがあり、対象物の周囲に金属シートを巻きつけて、対象物に金属シート202を取り付けることができる。
次に図6を参照すると、対象物300に取り付けられた金属バンド500、502、504、及び506を有する構造物200が有利な実施形態に従って図解されている。この例示的な実施例では、金属バンド500、502、504、及び506は対象物300に巻きつけられた状態で表示されている。金属バンド500、502、504、及び506は、対象物300に金属シート202を取り付ける。図解されているように、コンポーネント600などのコンポーネントは、熱電対216の端部602で熱電対216に接続されてもよい。
次に図7を参照すると、図5の構造物200に付加的なラインを加えた構成を有する構造物200が有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、金属シート202に対して、ライン204及びライン206に加えて、ライン702、704、706、及び708が存在する。ライン702、704、706、及び708に沿って金属シート202を曲げることにより、金属シート202の第1の部分208からセクション710、712、714、716、及び718を形成することができる。
次に図8を参照すると、ライン702、704、706、及び708に沿って曲げられ、対象物300に取り付けられた構造物200が有利な態様に従って図解されている。図解されているように、金属シート202をこのように折り曲げることにより、セクション710、712、714、716、及び718が形成され、セクション714はダクト管302の形態にある対象物300の湾曲した表面304からの分離800を有する。分離800により、コンポーネント802などのコンポーネントは、ダクト管302から熱的に分離されるように、金属シート202のセクション714に据付可能となる。
図示されているように、金属シート202の第1の部分208のセクション710及びセクション718はダクト管302の湾曲した表面304に取り付けられる。この取り付けにより、高温流体がダクト管302のチャネル306を通るときに、セクション710及びセクション718の加熱が可能になる。
図2〜8の構造物200の図解は、有利な態様が実装される方法に対する物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。幾つかのコンポーネントは不必要になることもある。
例えば、幾つかの例示的な実施例では、任意の数の熱電対列が熱電対列215に加えて又は代えて、構造物200に関連付けられてもよい。他の例示的な実施例では、構造物200は金属シート200の形態をとらないことがある。その代わりに、構造物200は金属に加えて及び/又は金属に代えて、一又は複数の材料から成ることがある。
例えば、構造物200は、金属、金属合金、複合材料、及び/又は所望のレベルの熱伝導度で熱を伝導する他の任意の好適な種類の材料のうちの少なくとも1つを含む材料から成ることもある。熱伝導性材料は熱を伝導する任意の材料である。これらの材料は、例えば、複合材料、熱伝導性添加物を含むプラスチック、熱伝導性ペースト、金属粒子織込み熱伝導性ペースト、金属合金、カプセル封入流体、カーボンナノチューブ、成形セラミック、グラフェン、ダイヤモンド粉末ペースト、及び/又は他の好適な種類の熱伝導性材料のうちの少なくとも1つを含む。
さらに、場合によっては、構造物200が導電性材料から成るときには、構造物200の一部と熱電対216との間に、実質的に非導電性の材料が堆積されてもよい。例えば、実質的に非導電性の材料は、熱電対216用の位置の間の任意の数の領域に堆積させることができる。
この実質的に非導電性の材料は、構造物200の導電性表面を経由する熱電対216間の短絡の可能性を低下させる及び/又は防止することができる。実質的に非導電性の材料は、例えば、限定しないが、誘電材料、セラミック、スピネル、及び/又は何らかの他の好適な種類の材料であってもよい。
ここで図9を参照すると、対象物に関連付けられた構造物が有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、構造物900は、図1の構造物106に対する実装の一例である。図解されているように、構造物900はヒートシンク902の形態をとる。
この例示的な実施例では、ヒートシンク902は円形形状904を有する金属対象物である。円形形状904により、ヒートシンク902はパイプ906の上をスライドすることができる。パイプ906は、図1の対象物114に対する実装の一例である。
図解されているように、ヒートシンク902は第1の部分908及び第2の部分910を有する。さらに、ヒートシンク902は、第1の部分908に接続された接触バネ912を有する。接触バネ912はパイプ906の湾曲した表面914に接触する。第2の部分910は、ヒートシンク902の第1の部分908に接続されたフィン913を有する。フィン913は、この例示的な実施例では対流冷却ファンである。
この実施例に図解されているように、熱電対列916はヒートシンク902の表面918上に印刷又は堆積されている。熱電対列916は、この実施例では直列に接続された一連の熱電対を有する。一連の熱電対920は、熱電対列916中の一連の熱電対の一実施例である。一連の熱電対920中の熱電対は直列に接続されている。
図解されているように、対象物又はコンポーネントは、熱電対列916によって生成される電流を受け取るため、ターミナル922で熱電対列916に接続されてもよい。
ここで図10〜13を参照すると、対象物上の接触バネが有利な態様に従って図解されている。
ここで図10を参照すると、対象物及び対象物上の支持体上に噴霧された導電性材料を有する対象物が有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、対象物1000は金属対象物であってもよい。言うまでもなく、対象物1000は、複合材料などの他の熱伝導性材料から成ることがある。
支持体1002は対象物1000の表面1004上に配置される。支持体1002は、熱伝導性材料を使用して熱伝導性ストリップを形成するための形状を提供する。図解されているように、熱伝導性材料1006は対象物1000の支持体1002及び表面1004上に噴霧され、熱伝導性ストリップ1008を形成する。熱伝導性材料1006は、例えば、金属材料及び/又は何らかの他の好適な種類の熱伝導性材料であってもよい。これらのストリップは支持体1002に対してほぼ垂直に形成される。さらに、図示されているように、支持体1002は、熱伝導性ストリップ1008が湾曲した形状1010を形成するように構成されている。
他の例示的な実施例では、熱伝導性材料1006は、何らかの他の好適な方法で対象物1000の支持体1002及び表面1004上に堆積されてもよい。例えば、熱伝導性材料1006は、対象物1000の表面1004及び支持体1002の上にこの材料を印刷又は塗布することによって形成される。
熱伝導性材料1006は、材料が表面1004上に噴霧される場所で対象物1000の表面1004に粘着する材料であってもよい。場合によっては、熱伝導性材料1006を対象物1000の表面1004に接着するため、熱伝導性接着剤又は何らかの他の種類の機構が使用されてもよい。
次に図11を参照すると、対象物1000から延在するバネを有する構造物1000が有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、支持体1002は取り除かれている。支持体1002は、例えば、限定しないが、支持体1002の化学的溶解、支持体1002の物理的除去、支持体1002の融解、支持体1002の化学的エッチング、及び/又は何らかの他の好適な種類の除去作業の実施によって、除去される。
支持体1002を取り除くことによって、熱伝導性ストリップ1008はバネ1100を形成する。バネ1100は対象物1000の表面1004から延在する。図解されているように、熱伝導性ストリップ1008内の各熱伝導性ストリップによって、複数のバネが形成される。
次に図12を参照すると、対象物1000から延在するバネ1100の側面図が有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、対象物1000は対象物1200に対応する位置に移動されている。図解されているように、バネ1100は対象物1200の表面1202に接触していない。
次に図13を参照すると、対象物1000から延在して対象物1200に接触するバネ1100の側面図が有利な態様に従って図解されている。この実施例で図解されているように、対象物1200は対象物1000の上に配置されている。このように、対象物1000と対象物1200が互いに向かい合うように動かされる場合には、対象物1200の表面1202はバネ1100の表面1300に接触する。すなわち、対象物1000の配置により、対象物1200の表面1202とバネ1100の表面1300との間に接触が生じる。この接触により、バネ1100は図示したように変形及び/又は屈曲し、その結果、対象物1200と対象物1000との間に熱的に接触する場所が形成される。
図10〜13でのバネ1100の製造及びその使用の図は、有利な態様が実装される方法に対する物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示されたコンポーネントに加えて及び/又は代えて、他のコンポーネントを使用することができる。例えば、バネ1100は、図10に図解されている湾曲した形状1010以外の他の種類の形状を有するように形成されてもよい。
次に図14を参照すると、航空機の胴体の断面露出図が有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、航空機1400は胴体1402を有する。さらに、航空機1400はまた、胴体1402を横断して延在する床梁1404を有する。例えば、床梁1404はセクション1405で胴体1402と交差する。
温度差は胴体1402の面1406と胴体1402の面1408との間に存在する。例えば、胴体1402の面1406の内側の温度は、胴体1402の面1408の外側の温度よりも高くなることがある。外板(図示せず)は、航空機1400の胴体1402の面1408上に存在することがある。
例えば、面1406は第1の温度に曝露される。この例示的な実施例では、この第1の温度は胴体1402の内側の空気、すなわち、航空機1400の客室内の空気の温度である。この第1の温度はおよそ摂氏20度となる。胴体1402の面1408は、第2の温度に曝露されている。この第2の温度は、航空機1400の機体1402の周囲の空気又は環境の温度である。面1408は、例えば、およそ摂氏マイナス30度になることがある第2の温度に曝露される。
このように、面1406は、面1408が曝露される第2の温度よりも高い第1の温度に曝露される。したがって、温度は面1406から面1408の方向に向かってますます低下する。この温度差は、航空機1400が高い高度を飛行するとき、すなわち使用時に発生する温度勾配である。
次に図15を参照すると、航空機のセクションの拡大断面図が有利な態様に従って図解されている。この例示的な実施例では、図15のセクション1405が拡大図で図解されている。
図示されているように、熱電対列1500及び熱電対列1502は、胴体1402及び床梁1404の一部として形成されている。例えば、熱電対列1500は胴体1402の一部として形成されている。熱電対列1500は、胴体1402の製造時に胴体1402の内装の中に配置されている。この例示的な実施例では、胴体1402の内装は胴体1402を形成するフレーム1504の内装である。1つの例示的な実施例として、熱電対列1500は、胴体1402の製造が完了する前に、すなわち胴体1402の製造の一環として、胴体1402のフレーム1504上に配置されてもよい。
熱電対列1500は、胴体1402の面1406と面1408との間の温度差によって生ずる温度勾配に対応して、電流を生成する。
この例示的な実施例では、熱電対列1502は、胴体1402の床梁1404とフレーム1504との交差部分又はその近傍に、床梁1404の一部として形成される。例えば、熱電対列1502は、この例示的な実施例では、床梁1404の表面上に配置されることがある。熱電対列1502は、床梁1404の端部1506と床梁1404の一部1508との間の温度差によって生ずる温度勾配に対応して、電流を生成する。
床梁1404の一部1508、床梁1404の端部1506が曝露される第2の温度よりも高い第1の温度に曝露される。すなわち、胴体1402の内側の客室内の空気は、胴体1402の外気よりも高い温度を有する。温度差は、航空機1400が高い高度を飛行中、及び/又は何らかの他の方法で使用中のときには、航空機1400が低い高度を飛行中、及び/又は使用されていないときと比較して大きくなることがある。
他の例示的な実施例では、熱電対列は航空機1400内の他の場所に形成されてもよい。例えば、熱電対列は、換気口、壁、ドア、ストリンガー、リブ、隔壁、エンジン排気、エンジンコンポーネント、エンジンマウント、床トラス、燃料タンク壁、フレーム、及び/又は他の好適な種類の構造物の一部として形成されてもよい。
次に図16を参照すると、電流生成システムを製造するためのプロセスのフロー図が有利な態様に従って図解されている。図16に示すプロセスは、図1の電流生成システム109を形成するように実装されてもよい。
プロセスは、第1の部分と第2の部分を有する構造物の形成によって、開始される(作業1600)。第2の部分は第1の部分の温度よりも低い温度を有するように構成される。例えば、構造物の第2の部分は、構造物の第1の部分がプラットフォームに取り付けられた場合、熱を生成するように構成された対象物に接続された場合、プラットフォームの使用時にプラットフォームに接続された場合、及び/又は何らかの他の好適な方法で加熱された場合、構造物の第1の部分が曝露される温度よりも低い温度に曝露されてもよい。
プロセスは、構造物の一部として環境発電デバイスを形成し(作業1602)、その後プロセスは終了する。環境発電デバイスは、第1の部分と第2の部分との間に所望の温度差が存在するときに電流を生成するように構成されている。作業1602は任意の数の異なる方法で実行することができる。
例えば、環境発電デバイスは、構造物の表面に噴霧される、構造物の表面に堆積される、構造物の表面に印刷される、構造物の内部に化学的に適用される、及び/又は何らかの他の好適な方法で構造物の一部として形成される導電性セグメントを含んでもよい。
さらに、実装によっては、作業1602は作業1600の実行中に実施されることがある。例えば、作業1602は、構造物の形成が完了する前に構造物の内装に環境発電デバイスを形成するように実施されてもよい。環境発電デバイスが形成されると、完成された構造物を形成するため、作業1600が完了される。
次に図17を参照すると、電流を生成するためのプロセスのフロー図が有利な態様に従って図解されている。図17に示すプロセスは、図1の電流生成システム109を使用して実装されてもよい。
プロセスは環境発電デバイスを対象物に取り付けることによって開始される(作業1700)。環境発電デバイスは第1の部分及び第2の部分を有する構造物の上に形成される。構造物の第1の部分は第2の部分よりも高い温度を有する。さらに、構造物は、熱エネルギーを第1の部分から第2の部分へ伝導するように構成されている。
プロセスは環境発電デバイスから電流を受け取る(作業1702)。構造物の第1の部分から構造物の第2の部分への熱エネルギーの伝導に対応して電流が生成される。プロセスは、環境発電デバイスから受け取った電流を使用して電気システムに電力を供給し(作業1704)、その後プロセスは終了する。
電気システムは、例えば、環境発電システムに接続され、環境発電システムから受け取った電流を使用して動作するように構成されているセンサーデバイスを含むことがある。
種々に図解されている態様のフロー図及びブロック図は、有利な態様による装置及び方法で可能な幾つかの実装態様の構造、機能性、及び作業を示している。その際、フロー図又はブロック図の各ブロックは、作業又はステップのモジュール、セグメント、機能及び/又は部分を表わすことがある。例えば、一又は複数のブロックは、ハードウェア内のプログラムコードとして、又はプログラムコードとハードウェアの組合せとして実装可能である。ハードウェア内に実装した場合、ハードウェアは、例えば、フロー図又はブロック図の一又は複数の作業を実施するように製造又は構成された集積回路の形態をとりうる。
幾つかの有利な実施形態の代替的な実装では、ブロックに記載された機能又は機能群は、図の中に記載の順序を逸脱して現れることがある。例えば、場合によっては、連続して示されている2つのブロックがほぼ同時に実行されてもよく、又は時には含まれる機能によってはブロックが逆順に実行されてもよい。また、フロー図又はブロック図に描かれているブロックに加えて他のブロックが追加されることもありうる。
したがって、種々の有利な態様は構造物を備える装置を提供する。構造物は、第1の部分及び第2の部分を有するように構成されており、第2の部分は第1の部分の温度よりも低い温度を有する。構造物は、構造物の一部として形成される環境発電デバイスを有するように構成されている。環境発電デバイスは、第1の部分と第2の部分との間に所望の温度差が存在するときに電流を生成するように構成されている。
このように、種々の有利な態様は、現在使用されている環境発電デバイスと比較して、より大きな温度勾配に及ぶように構成されている環境発電デバイスを提供する。さらに、種々の有利な態様により、環境発電デバイスは、構造物の第1の部分と、冷却ファンを備えることにより第1の部分よりも低い温度を有する構造物の第2の部分との上にも形成されうる。
種々の有利な態様の説明は、例示及び説明を目的として提供されているものであり、網羅的な説明であること、又は開示された形態に態様を限定することを意図していない。当業者には、多数の修正例及び変形例が明らかであろう。さらに、種々の有利な態様は、他の有利な態様に照らして別の利点を提供することができる。選択された一又は複数の態様は、態様の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対し、様々な態様の開示内容と、考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を促すために選択及び記述されている。

Claims (7)

  1. 第1の部分(110、208)及び第2の部分(112、210)を有するシート(202)の形状の構造物(106、200)であって、前記シート(202)は曲げられて、第1の部分(110、208)がダクト管(302)の曲面に適合する形状を有し、前記シート(202)を曲げることで前記第2の部分(112、210)が前記ダクト管(302)の前記曲面から放射状に遠ざかるように延在し、かつ、前記第1の部分(110、208)から遠ざかるように延在する、構造物(106、200);及び
    前記構造物(106、200)の一部として形成された環境発電デバイス(108、201)を備える装置であって、
    前記環境発電デバイス(108、201)は前記第1の部分(110、208)と前記第2の部分(112、210)との間に温度差が生じるときに電流を生成するように構成されていて、前記環境発電デバイス(108、201)が熱電対列(215)を含み、前記熱電対列(215)の第1のパーツ(218)は前記第1の部分(110、208)上に形成され、前記熱電対列(215)の第2のパーツ(220)は前記第2の部分(112、210)上に形成され、前記熱電対列(215)は直列に接続された熱電対(216)を含む、装置。
  2. 前記環境発電デバイス(108、201)の第1のパーツは前記構造物(106、200)の第1の部分(110、208)に形成されており、前記環境発電デバイス(108、201)の第2のパーツは前記構造物(106、200)の第2の部分(112、210)に形成されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記環境発電デバイス(108、201)が、前記構造物(106、200)の第1の部分(110、208)の一部として形成された前記熱電対列(215)の第1のパーツ(218)と、前記構造物(106、200)の第2の部分(112、210)の一部として形成された前記熱電対列(215)の第2のパーツ(220)とを含み、前記温度差は前記熱電対(216)が電流を生成するのに十分であり、各熱電対(216)は第1の金属セクションと第2の金属セクションを含み、前記第1の金属セクションの第1の金属は、前記第2の金属セクションの第2の金属、及び前記第1の金属セクションが前記第2の金属セクションに関連付けられる接合部とは異なる、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 導電性セグメントに電気的に接続された電気デバイスをさらに含み、前記導電性セグメントは前記電気デバイスに電流を供給する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記電気デバイスは、センサー、カメラ、コンデンサ、温度計、スイッチ、ファン、ポンプ、バッテリー、無線デバイス、及び無線アクセスポートのうちの一から選択される、請求項に記載の装置。
  6. 電流を生成する方法であって、
    第1の部分(110、208)及び第2の部分(112、210)を有するシート(202)の形状の構造物(106、200)であって、前記シート(202)は曲げられて、第1の部分(110、208)がダクト管(302)の曲面に適合する形状を有し、前記シート(202)を曲げることで前記第2の部分(112、210)が前記ダクト管(302)の前記曲面から放射状に遠ざかるように延在し、かつ、前記第1の部分(110、208)から遠ざかるように延在する、構造物(106、200)上に形成される環境発電デバイス(108、201)であって、熱電対列(215)を含み、前記熱電対列(215)の第1のパーツ(218)は前記第1の部分(110、208)上に形成され、前記熱電対列(215)の第2のパーツ(220)は前記第2の部分(112、210)上に形成され、前記熱電対列(215)は直列に接続された熱電対(216)を含む、環境発電デバイス(108、201)をダクト管(302)に取り付けることと;
    前記環境発電デバイス(108、201)から電流を受け取ることと;
    前記環境発電デバイス(108、201)から受け取った前記電流を使用して電気システム(142)に電力を供給することと
    を含む電流を生成する方法。
  7. 前記第1の部分(110、208)は前記第2の部分(112、210)よりも高い温度を有し、前記構造物(106、200)は熱エネルギーを前記第1の部分(110、208)から前記第2の部分(112、210)へ伝導するように構成されている、請求項に記載の方法。
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