JP6320877B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、第1キャビネットと第2キャビネットとを嵌合させて組み付けられる電子機器に関するものである。
従来より、例えば、特許文献1のカードキーのように、電池カバー側に突起状の当接面を形成し、樹脂ケース側に凹状の当接面を形成し、電池カバーを大きく変形させながら、樹脂ケースに電池カバーを嵌合するものが知られている。
特開2014−77245号公報
上記特許文献1のもののように、カバー側及び樹脂ケース側の少なくとも一方の柔軟性が高い場合には、嵌合時に一方を大きく変形させても損傷しにくいが、柔軟性がなく剛性が高い場合、突出量が大きすぎる場合などには、一方を大きく変形させようとすると、カバー等が損傷したり、傷跡が付いたりするという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のキャビネットを大きく変形させることなく容易に嵌合させ又は突き合わせて組み付けできるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、複数のキャビネットの嵌合を阻止する部分を、挿入位置を変更可能な組付許容部で構成するようにした。
具体的には、本発明では、第1キャビネットと第2キャビネットとを嵌合させ又突き合わせて組み付けられる電子機器を前提とし、
上記電子機器は、
上記第1キャビネットに設けられた組付阻止部と、
上記第2キャビネットに設けられた組付許容部用貫通孔に対し、上記第1キャビネットを嵌合させ又は突き合わせる方向と交差する方向に差し込まれ、上記第1キャビネットを嵌合させ又は突き合わせるのを許容する突出位置と上記第1キャビネットを嵌合させ又は突き合わせるのを阻止する差込位置とに切換可能な組付許容部とを備える。
上記の構成によると、組付許容部が差込位置にあるときには、第1キャビネットの嵌合部が第2キャビネットの被嵌合部に嵌め込まれるのを阻止するものの、突出位置に切り換えることで、嵌合部が被嵌合部に嵌め込まれるのを許容する。このため、従来のように第1キャビネット又は第2キャビネット自体を大きく変形させなくても、第1キャビネットと第2キャビネットとを嵌合させ又は突き合わせることができる。
以上説明したように、本発明によれば、組付許容部を第2キャビネットに形成された組付許容部用貫通孔に対し、第1キャビネットを第2キャビネットに嵌合させ又は突き合わせる方向と交差する方向に差し込み、第1キャビネットを嵌合させ又は突き合わせるのを許容する突出位置と第1キャビネットを嵌合させ又は突き合わせるのを阻止する差込位置とに切換可能にしたことにより、複数のキャビネットを大きく変形させることなく容易に嵌合させ又は突き合わせて組み付けできるようにする。
図4のVIb-VIb線に対応する断面図であり、(a)がリルートスイッチが差込位置にあり組付を阻止する状態を示し、(b)がリルートスイッチが突出位置にあり、組付可能な状態を示す。 本発明の実施形態1に係るルータの使用状態を示し、(a)が正面から見た斜視図であり、(b)が背面から見た斜視図である。 ルータを示す分解斜視図である。 ルータを一部拡大して示す斜視図である。 第2キャビネットを一部拡大して示す斜視図である。 図4のVIb-VIb線断面図であり、(a)がリルートスイッチの突出位置を示し、(b)がリルートスイッチの差込位置を示す。 リルートスイッチを拡大して示し、(a)がキートップ側から見た斜視図であり、(b)が押圧部側から見た斜視図である。 実施形態2に係るリルートスイッチ及びその周辺を示す拡大断面図であり、(a)が差込位置を示し、(b)が突出位置を示す。 実施形態3に係るリルートスイッチ及びその周辺を示す拡大断面図である。 実施形態4に係るリルートスイッチ及びその周辺を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図2は本発明の実施形態1の電子機器としてのWi−Fiルータ1の使用状態を示し、このルータ1は、インターネット用にモバイルブロードバンド回線への接続機能を備えた無線LAN機器用のルータであり、例えば、6本のアンテナ51を立て、ACアダプターケーブル52、USB(Universal Serial Bus)ケーブル53、LANケーブル等を接続可能となっている。
図3〜図6に示すように、ルータ1は、第1キャビネット2と第2キャビネット3とを嵌合させて組み付けられるようになっている。例えば、樹脂成形品で構成される第1キャビネット2は、図3に示すように、その外周に連続した枠状の嵌合部2aが形成され、背面側には複数の突起状の嵌合受け部2dが離散的に配置されている。一方、第2キャビネット3には、図5に示すように、嵌合部2aが嵌め込まれる、連続した枠状の被嵌合部3aが形成されている。これら嵌合部2a、嵌合受け部2d及び被嵌合部3aの形状はこれらに限定されず、一方が突条で他方が溝状などでもよいし、嵌合部2a及び嵌合受け部2dは第2キャビネット3、被嵌合部3aは第1キャビネット2に設けられてもよいが、その挿入方向が第1キャビネット2の合わせ面と第2キャビネット3の合わせ面との突き合わせ方向であればよい。つまり、嵌合部2aと被嵌合部3aとを嵌合する方向が突き合わせ方向であり、例えば、突き合わせ方向に垂直な方向にスライドさせて嵌合できないようになっている。
嵌合受け部2dはなくてもよいが、これがあると第2キャビネット3を内側に押されても、第1キャビネット2との間に隙間ができにくくなる。また、突き合わせ方向に垂直な方向にスライドさせて嵌合させるのがより難しくなる。
図3及び図6に示すように、これら嵌合部2a及び被嵌合部3aは、第1キャビネット2と第2キャビネット3との間に回路基板6及びその回路基板6を保護するフレーム板金7を挟み込むようにして嵌合されている。回路基板6には、多数の発熱源が含まれるので、第1キャビネット2の第1中央開口2bに例えばアルミ板よりなる第1放熱板4が取り付けられ、第2キャビネット3の第2中央開口3bに例えばアルミ成形品よりなる第2放熱板5が取り付けられている。
例えば、第1放熱板4は、第1中央開口2bに背面側から嵌め込まれている。第2放熱板5は、第2キャビネット3に設けた第2中央開口3bの周縁に設けたネジ孔に固定用ビス5aを締結することで締結されているが、これらの固定方法は限定されない。
図2(b)に示すように、第2キャビネット3の背面側には、ACアダプターケーブル52、USBケーブル53、LANケーブル等を接続するための接続用凹部3cが凹陥されている。それに対応させ、図3に示すように、回路基板6には、組付阻止部としてのDC入力コネクタ6a、USBコネクタ6b、LANコネクタ6c、設定用ディップスイッチ6d等が装着されている。接続用凹部3cには、これらの装着部品を露出させてACアダプターケーブル52、USBケーブル53、LANケーブル等を抜き差しできるようにする複数の接続用開口3dが間隔を空けて形成されている。なお、本実施形態では、DC入力コネクタ6a、USBコネクタ6b、LANコネクタ6c、設定用ディップスイッチ6dの全てを組付阻止部としているが、少なくとも1つが組付阻止部に該当していればよい。
そして、本実施形態では、図4〜図6に示すように、第2キャビネット3の側面に円形状の組付許容部用貫通孔としてのスイッチ用貫通孔10が形成されている。このスイッチ用貫通孔10には、嵌合部2aを被嵌合部3aに嵌め込む方向と交差する方向(すなわち垂直方向)に組付許容部としてのリルートスイッチ11が差し込まれている。そして、リルートスイッチ11を差し込む方向の奥側の回路基板6には、リルートスイッチ11の押圧部11bによって押圧される押圧式スイッチ12が設けられている。ここで、リルートスイッチ11は、例えばルータ1の通信経路を切り換えるためのスイッチである。
リルートスイッチ11は、嵌合部2aが被嵌合部3aに嵌め込まれるのを許容する突出位置Bと嵌合部2aが被嵌合部3aに嵌め込まれるのを阻止する差込位置Aとに位置を切換可能となっている。
具体的には、図7に示すように、リルートスイッチ11は、例えば適度な剛性と柔軟性とを有する樹脂成形品よりなり、外観に露出するキートップ11aと、このキートップ11aの押圧方向先端側に形成された押圧部11bと、この押圧部11bに連続するアーム部11cとを備えている。アーム部11cは、キートップ11aに比べて細く湾曲した形状であり、弾性力を発揮できるようになっている。本実施形態では、アーム部11cは、キートップ11aと一体に設けているが、別体のものを接着等により組み付けるようにしてもよい。アーム部11cの先端には、鉤状の係合部11dが突設されている。これに対応させて第2キャビネット3には、リルートスイッチ11が有するアーム部11cの先端に設けた係合部11dが係合する被係合部13が一体に形成されている。図5に拡大して示すように、被係合部13は、中央に隆起部13aを有し、その手前側が第1平坦部13bを構成し、その奥側が第2平坦部13cを構成している。図6(a)に示すリルートスイッチ11の突出位置Bでは、アーム部11cの係合部11dが第1平坦部13bにあり、図6(b)に示すリルートスイッチ11の差込位置Aでは、係合部11dが第2平坦部13cにある。そして、アーム部11cは適度な柔軟性を有するので、隆起部13aを超えることができ、隆起部13aを超えて第2平坦部13cにあるときには、アーム部11cの弾性力により、リルートスイッチ11がスイッチ用貫通孔10から抜け出さないようになっている。また、アーム部11cの弾性力により、リルートスイッチ11がぐらつかないようにしてもよい。差込位置Aで係合部11dが第2平坦部13cに係合した状態でリルートスイッチ11を押し込んで押圧式スイッチ12を操作可能に構成されている。なお、変形例として、係合部11dを凹状とし、隆起部13aを平坦にし、第1平坦部13b及び第2平坦部13cを凸状にして凹状の係合部11dに節度を持って嵌め込むようにしてもよい。
次いで、図面を用いてルータ1の組付手順について説明する。
まず、図1に示すように、第1キャビネット2の第1中央開口2bに背面側から第1放熱板4を嵌め込んだ状態で、回路基板6及びフレーム板金7を第1キャビネット2側に取り付けておく。LANコネクタ6c等の先端を接続用開口3dから露出させる構造となっているので、第2キャビネット3を組み付けるときには、まっすぐに嵌合させるのではなく、図1(a)に白抜き矢印で示すように、若干左側にずらしてLANコネクタ6c等と接続用開口3dの周縁との間に隙間C1を確保しながら、黒矢印の方向へ嵌め込んでいく。予め第2キャビネット3の背面からリルートスイッチ11をスイッチ用貫通孔10に差し込んでおくが、図1(a)に示すように、リルートスイッチ11が係合部11dが第2平坦部13cにある差込位置Aにあると、その押圧部11bが押圧式スイッチ12に当接してしまって組み付けることができない。
一方、図1(b)に示すように、リルートスイッチ11の係合部11dを隆起部13aを通り越して第1平坦部13bに移動させると、押圧式スイッチ12と押圧部11bとの間にも隙間C2が確保されるので、LANコネクタ6c等を避けながら第1キャビネット2を第2キャビネット3側へ近付けることができる。
次いで、LANコネクタ6c等が接続用開口3dから露出するように右方向にずらしながら、図6(a)に示すように、嵌合部2aと被嵌合部3aとを嵌合させる。
次いで、図6(b)に示すように、突出位置Bにあるリルートスイッチ11のキートップ11aを押し込んで、第1平坦部13bにある係合部11dを隆起部13aを乗り越えさせて第2平坦部13cへ移動させる。この第1キャビネット2と第2キャビネット3とを嵌合させて組み付けられた状態では、LANコネクタ6c等の先端が接続用開口3dから露出して嵌合方向に抜け出すことはできないので、第1キャビネット2と第2キャビネット3とが外れるのが防止された仮固定状態となる。このため、図3に示すように、回路基板6の組付用ネジ孔6e及びフレーム板金7の組付用ネジ孔7a及び第2キャビネット3の組付用ネジ孔3e(図5に示す)に組付ネジ15を通して第1キャビネット2の組付用ボス部2cに締め付けて容易に固定することができる。
次いで、第2放熱板5を第2キャビネット3の背面から収容し、第2中央開口3bの周縁のネジ孔に固定用ビス5aを締結して固定する。
そして、図2に示すように、第2キャビネット3のアンテナ用コネクタ3fにアンテナ51を嵌め込む。
このルータ1を使用するときには、例えば、図2に示すように、背面側に取付アングル54を取り付けて壁などに引っ掛けて固定するとよい。
このように、本実施形態では、図1(a)に示すように、リルートスイッチ11が差込位置Aにあるときには、第1キャビネット2の嵌合部2aが第2キャビネット3の被嵌合部3aに嵌め込まれるのを阻止するものの、図1(b)に示すように、突出位置Bに切り換えることで、嵌合部2aが被嵌合部3aに嵌め込まれるのを許容し、両者が組み付けられた後に再び差し込み位置にすることで両者が外れないようにすることができるので、第1キャビネット2及び第2キャビネット3のいずれも大きく変形させることなく両者を嵌合させて組み付けることができる。
また本実施形態では、リルートスイッチ11を差し込む方向の奥側にリルートスイッチ11によって押圧される押圧式スイッチ12を設けた。このため、組付許容部をルータ1に必要な機能を発揮する押圧式スイッチ12を押圧するリルートスイッチ11とすることで、部品を共通化できて見映えもよい。
本実施形態では、第2キャビネット3にリルートスイッチ11が有するアーム部11cの先端に設けた係合部11dが係合する被係合部13を設け、係合部11dが被係合部13に係合した状態でリルートスイッチ11を押し込んで押圧式スイッチ12を操作可能に構成した。このように、アーム部11cに柔軟性(弾性)を持たせることで、リルートスイッチ11としての機能と組付許容部としての機能とを両立させることができる。
したがって、本実施形態に係るルータ1によると、第1キャビネット2及び第2キャビネット3を大きく変形させることなく容易に嵌合させて組み付けできるようにする。
(実施形態2)
図8は本発明の実施形態2を示し、被係合部13’が異なる点で上記実施形態1と異なる。なお、以下の各実施形態では、図1〜図7と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の被係合部13’は、突出位置Bに対応する凹状の第1被係合部13b’と、差込位置Aに対応する凹状の第2被係合部13c’とを備えている。
本実施形態では、図8(b)に示す突出位置Bと、図8(a)に示す差込位置Aとで係合部11dが第1被係合部13b’と第2被係合部13c’との間の凸部(隆起部13a)を乗り越えるので、節度を持って確実に安定して切り換えることができる。また上記実施形態1の第1平坦部13b及び第2平坦部13cに比べると、係合部11dが通過しないデッドスペースに肉付けできるので、第2キャビネット3の補強を行える。
第1被係合部13b’及び第2被係合部13c’の他にそれらの中間位置などに第3被係合部を加えてもよい。
(実施形態3)
図9は、本発明の実施形態3を示し、窓部3gを有する点で上記各実施形態と異なる。
本実施形態では、第2キャビネット3において係合部11dが第2平坦部13cに係合した状態を解除するための窓部3gが形成されている。窓部3gは、ピンなどの細長い治具55を挿入可能な貫通孔、切欠等で構成されている。
この構成によると、窓部3gにピン等の治具55を差し込んで係合部11dと第2平坦部13cとの係合を解除できるので、分解作業を安全且つ容易に行うことができる。
(実施形態4)
図10は本発明の実施形態4を示し、ハッチングで示す組付許容部受部3hを有する点で上記各実施形態と異なる。
本実施形態では、リルートスイッチ11における第2キャビネット3の第1キャビネット2に対する嵌合方向(黒矢印で示す)には、スイッチ用貫通孔10の周縁に当接してリルートスイッチ11を安定させる組付許容部受部としてのリルートスイッチ受部3hが形成されている。組付許容部受部3hの形状は特に限定されず、リルートスイッチ11の下側を安定して支持できるものであればよい。例えば、リルートスイッチ11の下側の左右のみを支持する、中央のみを支持するといった離散的なものも含まれる。
本実施形態では、第2キャビネット3を第1キャビネット2に嵌合させるまでのリルートスイッチ11の仮組状態を安定させることができるので、リルートスイッチ11がぐらついたり、脱落したりしにくくなり、黒矢印で示す方向への組付が極めて容易になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記各実施形態では、組付許容部をリルートスイッチ11としたが、これに限定されず、電源スイッチなど別の機能を有するスイッチでもよいし、スイッチ以外の機能を有する組付許容部でもよい。
上記実施形態では、組付阻止部をDC入力コネクタ6a、USBコネクタ6b、LANコネクタ6c、設定用ディップスイッチ6d等の部品としたが、このような突出した部品を設けるのではなく、被嵌合部3a及び嵌合部2a自体の形状が組付を阻止する組付阻止部であってもよい。この場合も、第1キャビネット2又は第2キャビネット3自体を大きく変形させなくても、第1キャビネット2と第2キャビネット3とを嵌合させて組み付けることができる。
上記実施形態では、嵌合部2aが被嵌合部3aに嵌合する構造について説明したが、このような嵌合構造ではなく、単に突き合わせるだけの構造であってもよい。
また、上記実施形態では、係合部11dはアーム部11cの先端に設けるとしたが、先端でなく中間部に設けてもよい。
上記実施形態では、電子機器は、ルータ1としたが、タブレット端末、PHS(Personal Handy-phone System )、PDA(Personal Digital Assistant)、パソコン、モバイルツール、電子辞書、電卓、ゲーム機等であってもよく、小型の液晶ディスプレイ、液晶テレビ、ブルーレイディスクレコーダ、DVDレコーダ等であってもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。また、各実施形態に記載された技術的特徴は、互いに組合せ可能であり、組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 ルータ(電子機器)
2 第1キャビネット
2a 嵌合部
2b 第1中央開口
2c 組付用ボス部
2d 嵌合受け部
3 第2キャビネット
3a 被嵌合部
3b 第2中央開口
3c 接続用凹部
3d 接続用開口
3e 組付用ネジ孔
3f アンテナ用コネクタ
3g 窓部
3h スイッチ受部(組付許容部受部)
4 第1放熱板
5 第2放熱板
5a 固定用ビス
6 回路基板
6a DC入力コネクタ(組付阻止部)
6b USBコネクタ(組付阻止部)
6c LANコネクタ(組付阻止部)
6d 設定用ディップスイッチ(組付阻止部)
6e 組付用ネジ孔
7 フレーム板金
7a 組付用ネジ孔
10 スイッチ用貫通孔(組付許容部用貫通孔)
11 リルートスイッチ(組付許容部)
11a キートップ
11b 押圧部
11c アーム部
11d 係合部
12 押圧式スイッチ
13,13’ 被係合部
13a 隆起部
13b 第1平坦部
13c 第2平坦部
13b’ 第1被係合部
13c’ 第2被係合部
15 組付ネジ
51 アンテナ
52 ACアダプターケーブル
53 USBケーブル
54 取付アングル

Claims (5)

  1. 第1キャビネットと第2キャビネットとを嵌合させ又突き合わせて組み付けられる電子機器において、
    上記第1キャビネットに設けられた組付阻止部と、
    上記第2キャビネットに設けられた組付許容部用貫通孔に対し、上記第1キャビネットを嵌合させ又は突き合わせる方向と交差する方向に差し込まれ、上記第1キャビネットを嵌合させ又は突き合わせるのを許容する突出位置と上記第1キャビネットを嵌合させ又は突き合わせるのを阻止する差込位置とに切換可能な組付許容部とを備える
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記組付許容部の差込方向奥側には、該組付許容部によって押圧される押圧式スイッチが設けられている
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    上記第2キャビネットに形成され、上記組付許容部が有するアーム部に設けた係合部が係合する被係合部を有し、
    上記被係合部は、上記突出位置に対応する第1被係合部と上記差込位置に対応する第2被係合部とを有し、
    上記係合部が上記第2被係合部に係合した状態で上記組付許容部を押し込んで上記押圧式スイッチを操作可能に構成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    上記第2キャビネットには、上記係合部を押し込んで上記第2被係合部との係合を解除するための窓部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の電子機器において、
    上記組付許容部用貫通孔の周縁における上記第2キャビネットを第1キャビネットに嵌合又は突き合わせする方向には、上記組付許容部に当接して該組付許容部を安定させる組付許容部受部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
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