JP6320613B1 - ドリップシート、ドリップシート用の液透過性シートを製造するためのプレート、並びにドリップシート用の液透過性シートの製造方法 - Google Patents

ドリップシート、ドリップシート用の液透過性シートを製造するためのプレート、並びにドリップシート用の液透過性シートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液透過性シートに到達したドリップを、吸収シートに受け渡しやすく、そしてドリップシートの厚さ方向の所定の荷重が加えられた場合に、食品と、吸収シートとを、所定の距離だけ離間することができ、吸収シートに吸収されたドリップが、食品に戻りにくいドリップシートを提供すること。【解決手段】液透過性シート3と、吸収シート5とを備えるドリップシート1であって、液透過性シート3が、基部9と、複数の孔部11とを備え、複数の孔部11のそれぞれが、導液部17を備え、複数の孔部11のそれぞれにおいて、導液部17が、第1開口部13及び第2開口部15の間に、内方に屈曲している屈曲部19を備えていることを特徴とするドリップシート1。【選択図】図2

Description

本開示は、ドリップシート、ドリップシート用の液透過性シートを製造するためのプレート、並びにドリップシート用の液透過性シートの製造方法に関する。
近年、肉、魚等の食品は、プラスチック製のトレイに入れられ、プラスチックフィルムで包装された形態で、店頭及び流通過程におかれることが多い。その際、食品から滲出するドリップを吸収する目的で、ドリップシートを、食品及びトレイの間、積層された食品の間等に置くことが行なわれている。
例えば、特許文献1には、吸収シートの上面および下面に熱可塑性シートが接合されて成り、前記上面側に食品が載置されるドリップシートであって、前記熱可塑性シートには間隔をあけて複数の開口が配列され、前記開口の周縁から連続して前記熱可塑性シートの厚さ方向に延出する導液管が形成され、前記導液管は前記熱可塑性シートから同一方向に延出するとともに先端部に向かうに従い次第に縮径し、少なくとも前記吸収シートの前記下面に接合された前記熱可塑性シートは、前記導液管が延出する側の面が前記吸収シートに対向し、前記導液管の前記先端部が前記吸収シートに接合されていることを特徴とするドリップシートが記載されている。
また、特許文献2には、血汁(ドリップ)が出る食品の下に敷かれるドリップ吸収マットであって、前記ドリップを吸収する吸収シート体と、この吸収シート体の上側に配置され、食品に接する多孔状表面シート体と、を具備してなり、前記吸収シート体の面方向の通気性および/または厚み方向の通気性が調整されていることにより、前記多孔状表面シート体に接する食品の裏面色悪化を防止することを特徴とするドリップ吸収マットが記載されている。
特開2008−265798号公報 特開2002−302182号公報
特許文献1に記載のドリップシートは、積層された食品の間に配置される場合に、熱可塑性シートの潰れにくさの観点からは、改善の余地がある。特許文献2に記載のドリップ吸収マットも同様である。また、特許文献1及び2に記載のドリップシートを含め、公知のドリップシートは、吸収したドリップが、本願の導液部に相当する部分に留まりやすい傾向があった。
従って、本開示は、液透過性シートに到達したドリップを、吸収シートに受け渡しやすく、そしてドリップシートの厚さ方向の所定の荷重が加えられた場合に、食品と、吸収シートとを、所定の距離だけ離間することができ、吸収シートに吸収されたドリップが、食品に戻りにくいドリップシートを提供することを目的とする。
本開示者らは、液透過性シートと、吸収シートとを備え、平面方向及び厚さ方向を有するドリップシートであって、上記液透過性シートが、食品を載置するための基部と、食品に由来するドリップを透過させるための複数の孔部とを備え、上記複数の孔部のそれぞれが、上記基部と連結している第1開口部と、第2開口部と、第1開口部及び第2開口部を連結している導液部とを備え、上記複数の孔部のそれぞれにおいて、上記導液部が、第1開口部及び第2開口部の間に、内方に屈曲している屈曲部を備えていることを特徴とする、上記ドリップシートを見出した。
本開示のドリップシートは、液透過性シートに到達したドリップを、吸収シートに受け渡しやすく、そしてドリップシートの厚さ方向の所定の荷重が加えられた場合に、食品と、吸収シートとを、所定の距離だけ離間することができ、吸収シートに吸収されたドリップが、食品に戻りにくい。
図1は、第1実施形態に従うドリップシート1の斜視図である。 図2は、図1のII−II断面における部分断面斜視図である。 図3は、図1のIII−III断面における断面図である。 図4は、図1のIV−IV断面における断面図である。 図5は、第1実施形態に従うドリップシート1の機能を説明するための図である。 図6は、第1実施形態に従うドリップシート1の機能を説明するための図である。 図7は、第1実施形態に従うドリップシート1の機能を説明するための図である。 図8は、第1実施形態に従うドリップシート1の機能を説明するための図である。 第1実施形態に従うドリップシート1の液透過性シート3を製造するための装置201の概略図である。 図10は、成形ドラム207の斜視図である。 図11は、図10のXI−XI断面における、プレート215の断面図である。
[定義]
・「内方」及び「外方」
本明細書において、導液部に関連する「内方」及び「外方」は、それぞれ、導液部の軸線に向かう方向及び導液部の軸線から遠ざかる方向を意味する。
具体的には、本開示は以下の態様に関する。
[態様1]
液透過性シートと、吸収シートとを備え、平面方向及び厚さ方向を有するドリップシートであって、
上記液透過性シートが、食品を載置するための基部と、食品に由来するドリップを透過させるための複数の孔部とを備え、
上記複数の孔部のそれぞれが、上記基部と連結している第1開口部と、第2開口部と、第1開口部及び第2開口部を連結している導液部とを備え、
上記複数の孔部のそれぞれにおいて、上記導液部が、第1開口部及び第2開口部の間に、内方に屈曲している屈曲部を備えている、
ことを特徴とする、上記ドリップシート。
ドリップシートでは、一般的に、食品から排出されたドリップが、ドリップの量によっては、吸収シートに移行せずに導液部に留まり、導液部に留まったドリップが、食品と接触し続け、食品が劣化しやすくなる場合がある。
上記ドリップシートでは、導液部が、第1開口部及び第2開口部の間に、内方に屈曲しており、ドリップシートの厚さ方向に所定の荷重が加わった場合にさらに屈曲するように構成されている屈曲部を備えている。従って、上記ドリップシートは、上記ドリップシートの厚さ方向の所定の荷重が加えられた場合に、導液部が、屈曲部のところでさらに屈曲して、屈曲部が吸収シートに接するように変形することができる。
従って、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、導液部が、屈曲部のところでさらに屈曲し、屈曲部が吸収シートに接するように変形することができ、その際に、第1開口部と、屈曲部との間の部分(後述の第1導液部部分)に溜まったドリップを、吸収シートに受け渡すことができ、食品が劣化しにくい。
また、上記ドリップシートでは、導液部が、第1開口部及び第2開口部の間に、内方に屈曲し且つ平面方向に延びている屈曲部を備えており、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、導液部の、第1開口部及び屈曲部の間の部分(後述の第1導液部部分)の形状を保持したまま、導液部の、屈曲部及び第2開口部の間の部分(後述の第2導液部部分)が、吸収シートに近づくように変形することができる。
従って、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合であっても、食品と、吸収シートとを、所定の距離だけ離間することができ、吸収シートに吸収されたドリップが、食品に戻りにくく、食品が劣化しにくい。
なお、所定の荷重が取り除かれると、屈曲部と、屈曲部及び第2開口部の間の部分(後述の第2導液部部分)との変形は、その復元力により元に戻ることができるため、上記ドリップシートの液透過性シートでは、ドリップを受け渡す機能と、食品と、吸収シートとを、所定の距離だけ離間する機能とを繰返し発揮することができる。
[態様2]
上記複数の孔部のそれぞれにおいて、上記導液部が、第1開口部及び上記屈曲部の間の第1導液部部分と、上記屈曲部及び第2開口部の間の第2導液部部分とに区画され、第1導液部部分の厚さが、第2導液部部分の厚さよりも厚い、態様1に記載のドリップシート。
上記ドリップシートでは、第1導液部部分の厚さが、第2導液部部分の厚さよりも厚いので、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、第1導液部部分がその形状を保持し続ける一方で、第2導液部部分が、第1導液部部分よりも積極的に変形しやすくなる。
従って、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、第1導液部部分に溜まったドリップを、吸収シートに受け渡すことができ、そして所定の荷重が加えられた場合に、食品と、吸収シートとを、所定の距離だけ離間することができ、吸収シートに吸収されたドリップが、食品に戻りにくい。その結果、食品が劣化しにくくなる。
[態様3]
上記複数の孔部のそれぞれにおいて、第1導液部部分の、上記厚さ方向の長さが、第2導液部部分の、上記厚さ方向の長さよりも長い、態様2に記載のドリップシート。
上記ドリップシートでは、第1導液部部分の、厚さ方向の長さが、第2導液部部分の、厚さ方向の長さよりも長いので、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、食品と、吸収シートとを離間させることができ、吸収シートに吸収されたドリップが食品に戻りにくく、食品が劣化しにくくなる。
[態様4]
上記複数の孔部のそれぞれにおいて、第2導液部部分が、内方に突出するように湾曲している、態様2又は3に記載のドリップシート。
上記ドリップシートでは、第2導液部部分が、内方に突出するように湾曲しているので、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、第2導液部部分が、第2開口部よりの部分の位置を変えずに、吸収シートとの接地面積を増やすように変形しやすくなる。その一方で、上記変形に伴い、屈曲部が、平面方向において、内方に向かう圧縮力を受けるが、屈曲部は、その構造上、平面方向の圧縮力には強いため、屈曲部近傍及び第1導液部部分は、上記圧縮力に対して平面方向には変形しにくい。その結果、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、食品と、吸収シートとを離間させることができ、吸収シートに吸収されたドリップが食品に戻りにくく、食品が劣化しにくくなる。
[態様5]
上記複数の孔部のそれぞれにおいて、第2開口部の少なくとも一部が、上記吸収シートに接合されている、態様2〜4のいずれか一項に記載のドリップシート。
上記ドリップシートでは、第2開口部の少なくとも一部が、吸収シートに接合されているので、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、態様4の効果をより発揮しやすくなる。
[態様6]
上記複数の孔部のそれぞれにおいて、第1導液部部分が、内方に突出するように湾曲している、態様2〜5のいずれか一項に記載のドリップシート。
上記ドリップシートでは、第1導液部部分が、内方に突出するように湾曲しているので、第1導液部部分が、シェル構造、具体的には、吸収シートと反対方向に突出するように湾曲している半円筒シェル構造に類する構造を構成しやすくなり、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、第1導液部部分が潰れにくくなり、食品と、吸収シートとを離間させ、吸収シートが吸収したドリップに、食品を触れにくくさせることができ、その結果、食品が劣化しにくくなる。
[態様7]
上記複数の孔部の隣接する2つの孔部の第1導液部部分と、それらの間に存在する、上記基部の基部部分とが一体となって、上記吸収シートと反対方向に突出するように湾曲している、態様2〜6のいずれか一項に記載のドリップシート。
上記ドリップシートでは、隣接する2つの孔部の第1導液部部分と、それらの間に存在する基部の部分とが一体になって、吸収シートと反対方向に突出するように湾曲しているので、それらが、シェル構造、具体的には、吸収シートと反対方向に突出するように湾曲している半円筒シェル構造に類する構造を構成し、上記ドリップシートは、所定の荷重が加えられた場合に、隣接する2つの孔部の第1導液部部分と、それらの間に存在する基部の部分とが潰れにくく、食品と、吸収シートとを離間させ、吸収シートが吸収したドリップに、食品を触れにくくさせることができ、その結果、食品が劣化しにくくなる。
[態様8]
上記複数の孔部のそれぞれにおいて、第1開口部が、楕円形の形状を有する、態様2〜7のいずれか一項に記載のドリップシート。
上記ドリップシートでは、第1開口部が楕円形の形状を有するので、導液部、特に、第1導液部が、所定の荷重が加えられた場合に潰れにくくなり、食品と、吸収シートとを離間させ、吸収シートが吸収したドリップに、食品を触れにくくさせることができ、その結果、食品が劣化しにくくなる。
[態様9]
上記液透過性シートが、その素材として、高密度ポリエチレンを含む、態様1〜8のいずれか一項に記載のドリップシート。
上記ドリップシートでは、液透過性シートが、その素材として、高密度ポリエチレンを含むので、上記ドリップシートは、その素材として、低密度ポリエチレンのみを含む場合と比較して、導液部の、第1開口部及び屈曲部の間の部分(第1導液部部分)と、屈曲部との剛性に優れ、そして屈曲部と、導液部の、屈曲部及び第2開口部の間の部分(第2導液部部分)との復元力に優れる。
[態様10]
ドリップシート用の液透過性シートを製造するための、第1面及び第2面を有するプレートであって、
上記プレートが、複数の貫通孔部であって、それぞれが第1面に配置された第1面側開口部と、第2面に配置された第2面側開口部とを連結しているものを備え、
上記複数の貫通孔部のそれぞれが、第1面側開口部及び第2面側開口部の間に、少なくとも第1面側開口部及び第2面側開口部のそれぞれよりも小さい径を有するくびれ部を有する、
上記プレート。
上記プレートは、態様1〜9のいずれかに記載のドリップシート用の液透過性シートを製造するのに適している。
[態様11]
ドリップシート用の液透過性シートの製造方法であって、
態様10に記載の上記プレートを準備するステップ、
上記プレートに、液透過性シートを形成すべきフィルムを載せ、上記複数の貫通孔部のそれぞれを減圧し、複数の孔部を有する液透過性シートを形成するステップ、
を特徴とする、上記方法。
上記製造方法は、態様1〜9のいずれかに記載のドリップシートの液透過性シートを製造するのに適している。
本開示のドリップシート、ドリップシート用の液透過性シートを製造するためのプレート、並びにドリップシート用の液透過性シートの製造方法について、以下、詳細に説明する。
<ドリップシート>
図1〜図4は、本開示の実施形態の1つ(以下、「第1実施形態」と称する)に従うドリップシート1を説明するための図である。
具体的には、図1は、第1実施形態に従うドリップシート1の斜視図である。図2は、図1のII−II断面における部分断面斜視図である。図3は、図1のIII−III断面における断面図である。図4は、図1のIV−IV断面における断面図である。
第1実施形態に従うドリップシート1は、液透過性シート3と、吸収シート5と、液不透過性シート7とを、その順番で備え、そして平面方向P及び厚さ方向Tを有する。
液透過性シート3は、食品を載置するための基部9と、食品に由来するドリップを透過させるための複数の孔部11とを備えている。液透過性シート3はまた、食品を載置する食品載置面29を備えている。
複数の孔部11のそれぞれは、基部9と連結している第1開口部13と、吸収シート5側に配置され且つ吸収シート5と接している第2開口部15と、第1開口部13及び第2開口部15を連結している導液部17とを備えている。導液部17は、第1開口部13及び第2開口部15の間に屈曲部19を備えている。屈曲部19は、内方に屈曲しており、屈曲角θを有し、そして厚さ方向Tの荷重が加わった場合にさらに屈曲するように構成されている。屈曲部19は、平面方向Pに延びており、具体的には、導液部17を、平面方向Pにおいて一周している。
複数の孔部11のそれぞれでは、導液部17が、第1開口部13及び屈曲部19の間の第1導液部部分21と、屈曲部19及び第2開口部15の間の第2導液部部分23とに区画される。換言すると、導液部17は、食品載置面29側から、第1導液部部分21と、屈曲部19と、第2導液部部分23とに区画される。
第1導液部部分21の第1厚さT1は、第2導液部部分23の第2厚さT2よりも厚い。それにより、所定の荷重が加えられた場合に、第1導液部部分21がその形状を保持し続ける一方で、第2導液部部分23が、第1導液部部分21よりも積極的に変形しやすくなる。なお、第1厚さT1は、第1導液部部分21の、厚さ方向Tの中間点における厚さを意味し、第2厚さT2は、第2導液部部分23の、厚さ方向Tの中間点における厚さを意味する。
また、第1導液部部分21の、厚さ方向Tの第1長さL1が、第2導液部部分23の、厚さ方向Tの第2長さL2よりも長い。それにより、所定の荷重が加えられた場合に、食品と、吸収シート5とを離間させることができ、吸収シート5に吸収されたドリップが食品に戻りにくく、食品が劣化しにくくなる。
第2導液部部分23は、内方に突出するように湾曲しており、複数の孔部11のそれぞれにおいて、第2開口部15の少なくとも一部が、吸収シート5に接合されている。それにより、所定の荷重が加えられた場合に、第2導液部部分23が、第2開口部15よりの部分の位置を変えずに、吸収シート5との接地面積を増やすように変形しやすくなる。
複数の孔部11のそれぞれでは、第1導液部部分21が、内方に突出するように湾曲している。それにより、第1導液部部分21が、吸収シート5と反対方向に突出するように湾曲している半円筒シェル構造に類する構造を構成しやすくなり、所定の荷重が加えられた場合に、第1導液部部分21が潰れにくくなる。
図3及び図4に示されるように、複数の孔部11において、孔部11'の第1導液部部分21'と、孔部11'に隣接する孔部11''の第1導液部部分21''と、孔部11'及び孔部11''の間に存在する、基部9'の基部部分25とが一体となって、厚さ方向Tのうち、吸収シート5と反対方向に突出するように湾曲している。それにより、第1導液部部分21'、基部部分25及び第1導液部部分21''が、半円筒シェル構造に類する構造を構成し、所定の荷重が加えられた場合に、当該構造が潰れにくい。
ドリップシート1では、複数の孔部11のそれぞれにおいて、第1開口部13が、略円形の形状を有し、複数の孔部11が、平面方向Pにおいて、千鳥状、具体的には60°千鳥に配置されている。それにより、液透過性シート3において、位置による剛性、性能等の差が小さくなる。
図5〜図8は、第1実施形態に従うドリップシート1の機能を説明するための図である。図5〜図8のそれぞれは、図1のIII−III端面における端面図に相当する。
図5に示されるように、ドリップシート1の食品載置面29に食品101を載置すると、食品101の質量によって、屈曲部19及び第2導液部部分23が、屈曲角θ'(θ'<θ)を有するように変形する。なお、孔部11の第2開口部15(第2導液部部分23の、第2開口部15よりの部分)は、吸収シート5に接着されているので、その位置がずれにくい。
また、複数の孔部11では、第2導液部部分23が、内方に突出するように湾曲しているので、第2導液部部分23が、第2開口部15(正確には、第2開口部15よりの部分)の位置を変えずに、吸収シート5との接地面積を増やすように変形することができる。一方、それに伴って、屈曲部19は、平面方向Pにおいて、内方に向かう圧縮力をうけるものの、屈曲部19は、その構造上、平面方向の圧縮力には強いため、屈曲部19の近傍と、第1導液部部分21とは、上記圧縮力に対して平面方向Pには変形しにくい。
時間の経過とともに、図6に示されるように、食品101からドリップ103が滲出し、ドリップ103が、導液部17の第1導液部部分21に溜まり始める。第1実施形態に従うドリップシート1では、液透過性シート3が、食品101の、水分を主体とするドリップを過度に吸収しすぎないように疎水性にされており、ドリップ103は、導液部17の第1導液部部分21に留まりやすい傾向がある。
なお、図6では、第2導液部部分23には、ドリップが溜まっていない。
搬送又は複数段積み等により、ドリップシート1及び食品101に、厚さ方向Tの所定の荷重が加わると、図7に示されるように、第2導液部部分23が、屈曲部19が吸収シート5と接するように、そして屈曲角θ''(θ''<θ)を有するように変形することができるが、それに伴って、屈曲部19は、平面方向Pにおいて、内方に向かう圧縮力をうけるものの、屈曲部19は、その構造上、平面方向の圧縮力には強いため、屈曲部19の近傍と、第1導液部部分21とは、上記圧縮力に対して平面方向Pには変形しにくい。
なお、第2導液部部分23が、屈曲部19が吸収シート5と接するように変形した際に、第1導液部部分21に留まっているドリップ103が、吸収シート5に移行することができる。
厚さ方向Tの所定の荷重が取り除かれると、ドリップシート1及び食品101は、復元力により、図8に示される状態に簡易に復元することができる。
第1実施形態に従うドリップシートは、所定の荷重の有無等に応じて、図5〜図8の形状を繰返しとることができる。
第1実施形態に従うドリップシート1では、第1開口部13及び第2開口部15のそれぞれの形状が円形であり、屈曲部19の厚さ方向Tと直交する方向の断面形状が円形であったが、本開示のドリップシートでは、液透過性シートの第1開口部及び第2開口部の形状、並びに屈曲部の、液透過性シートの厚さ方向Tと直交する方向の断面形状は、特に制限されず、例えば、楕円形(例えば、長径及び短径を有する楕円形、長径及び短径を有しない円形)、多角形(例えば、四角形、五角形、六角形等)、角丸の多角形(例えば、角丸の矩形)等であることができる。液透過性シートがシェル構造を有する観点からは、第1開口部及び第2開口部の形状、並びに屈曲部の断面形状は、楕円形又は角丸の多角形であることが好ましい。
本開示に係る液透過性シートでは、第1開口部及び第2開口部は、それぞれ、食品から滲出するドリップを透過させる導液部の、ドリップ侵入口及びドリップ排出口の役割を有する。
第2開口部は、第1開口部よりも基部から遠い位置に配置され、そして第1開口部よりも吸収シートに近い位置に配置される。
第1実施形態に従うドリップシート1では、複数の孔部11が、平面方向Pにおいて、千鳥状に配置されていたが、本開示のドリップシートでは、複数の孔部は、平面方向において、任意の配列で配置されうる。本開示のドリップシートでは、複数の孔部は、平面方向において、例えば、千鳥型(例えば、60°千鳥、角千鳥等)、並列型等に配置されうる。
本開示に係る液透過性シートでは、基部と、複数の孔部とは、液透過性シートの厚さ方向の高さ位置により区画される。
具体的には、液透過性シートを、食品載置面を上に向けて配置し、液透過性シートの中で最も高い位置に存在する部分の下面を基準とし、上記下面と同一の高さ又はそれより高い部分を基部と区画し、上記下面より低い部分を孔部と区画する。
図3及び図4を用いて説明すると、液透過性シート3のうち、最も高い位置に存在する部分27の下面SUを基準とし、下面SUと同一の高さ又はそれより高い部分が基部9と区画され、下面SUより低い部分が孔部11と区画される。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれにおける屈曲部は、ドリップシートに食品を載置していない状態において、すなわち、荷重の加わっていない状態において、内方に屈曲している。また、上記屈曲部は、ドリップシートの厚さ方向の荷重が加わった場合に、ドリップシートの厚さ方向にさらに屈曲するように構成されていることが好ましい。そうすることにより、例えば、食品及びドリップシートを有する食品トレイが搬送された際に、食品の動きに合わせて、すなわち、荷重に応じて、導液部が、あらかじめ定められた位置に配置された屈曲部のところで変形及び変形からの復元を繰り返すことができ、食品と、吸収シートとを離間することができる。
さらに、上記屈曲部は、所定の荷重が加わった後、所定の荷重が取り除かれると、その形状が復元することが好ましい。ドリップシートの耐久性を向上させる観点からである。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれの導液部が、上記屈曲部の変形に合わせて、所定の荷重に応じて、ドリップシートの厚さ方向に変形することが好ましい。
なお、荷重が加わっていない状態において屈曲部を有せず、荷重が加わった状態において屈曲部が形成されるドリップシートでは、屈曲部が形成される位置を制御することが難しく、食品と、吸収シートとを離間させることが難しく、そして屈曲部の強度、耐久性等に問題がある。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれにおける屈曲部は、液透過性シートの厚さ方向において、任意の屈曲角を有してよいが、好ましくは30°以上、より好ましくは50°以上、そしてさらに好ましくは70°以上の屈曲角を有する。所定の荷重が加わった場合に、導液部が、屈曲部を基点として変形しやすくなる観点からである。
また、上記屈曲部は、好ましくは160°以下、より好ましくは140°以下、そしてさらに好ましくは120°以下の屈曲角を有する。所定の荷重が加わった場合に、屈曲部がさらに屈曲しやすくなる観点からである。
なお、上記屈曲角は、導液部のうち、第1開口部及び屈曲部の間の部分(第1導液部部分)と、屈曲部及び第2開口部の間の部分(第2導液部部分)とが、液透過性シートの厚さ方向において形成する角度であり、図3及び図4において、θで示されている。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれにおける屈曲部は、平面方向において、好ましくは導液部を間欠的又は連続的に一周している。なお、屈曲部は、概ね平面方向に延びていれば、平面方向と平行に延びていなくともよい。
なお、複数の孔部のそれぞれにおける屈曲部が、導液部を連続的に一周していない場合には、導液部の第1導液部部分と、第2導液部部分とは、屈曲部の仮想延長線により区画される。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれにおいて、第1導液部部分の厚さと、第2導液部部分の厚さとは任意であるが、第1導液部部分の厚さが、第2導液部部分の厚さよりも厚いことが好ましい。上述の厚さの関係は、孔部を、導液部の軸線を通り且つドリップシートの厚さ方向に延びる平面でカットした、1つの孔部断面において、第1導液部部分の、第1開口部及び屈曲部の中間点(具体的には、ドリップシートの厚さ方向の中間点)と、第2導液部部分の、屈曲部及び第2開口部の中間点(具体的には、ドリップシートの厚さ方向の中間点)との間で満たすことが好ましく、そして第1導液部部分の任意の点と、第2導液部部分の任意の点との間で満たすことが好ましい。所定の荷重が加えられた場合に、第1導液部部分がその形状を保持し続ける一方で、第2導液部部分が、第1導液部部分よりも積極的に変形しやすくなるからである。
また、上述の厚さの関係は、複数の孔部断面において満たすことが好ましく、そして任意の孔部断面において満たすことがより好ましい。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれにおいて、第1導液部部分の、液透過性シートの厚さ方向の長さと、第2導液部部分の、液透過性シートの厚さ方向の長さとは任意であるが、第1導液部部分の、液透過性シートの厚さ方向の長さが、第2導液部部分の、液透過性シートの厚さ方向の長さよりも長いことが好ましい。上述の長さの関係は、孔部を、導液部の軸線を通り且つドリップシートの厚さ方向に延びる平面でカットした、1つの孔部断面において満たすことが好ましく、複数の孔部断面において満たすことがより好ましく、そして任意の孔部断面において満たすことがさらに好ましい。所定の荷重が加えられた場合に、食品と、吸収シートとを離間させることができ、吸収シートに吸収されたドリップが食品に戻りにくく、食品が劣化しにくくなるからである。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれにおいて、第2導液部部分が、内方及び外方に湾曲していなくともよく、そして内方又は外方に突出するように湾曲していてもよいが、内方に突出するように湾曲していることが好ましい。所定の荷重が加えられた場合に、第2導液部部分が、第2開口部よりの部分の位置を変えずに、吸収シートとの接地面積を増やすように変形しやすくなるからである。
また、本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれにおいて、第2開口部は、吸収シートに固定されていなくともよいが、上述の効果を確実にする観点からは、第2開口部の一部が、吸収シートに固定、例えば、接着されていることが好ましい。また、第2開口部は、少なくとも2箇所において、吸収シートに固定されていることが好ましく、そして第2開口部が、その周方向に沿って、連続的又は間欠的に吸収シートに固定されていることが好ましい。
本開示のドリップシートにおいて、複数の孔部のそれぞれにおける第2開口部(第2導液部部分の第2開口部側の端部)は、ドリップシートの厚さ方向の位置を略変化させずに、ドリップシートの平面方向に沿って延びていてもよく、そしてドリップシートの厚さ方向の位置を変化させながら、平面方向に延びていてもよい。
例えば、第2開口部(第2導液部部分の第2開口部側の端部)は、吸収シートに向かって突出する複数の突出部を有していてもよい。そうすることにより、第2開口部(第2導液部部分の第2開口部側の端部)が、アンカーの役割を果たし、第2開口部(第2導液部部分の第2開口部側の端部)と、吸収シートとの位置が変化しにくくなる。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれにおいて、第1導液部部分が、内方及び外方に湾曲していなくともよく、そして内方又は外方に突出するように湾曲していてもよいが、内方に突出するように湾曲していることが好ましい。第1導液部部分が、吸収シートと反対方向に突出するように湾曲している半円筒シェル構造に類する構造を構成しやすくなるからである。
また、本開示に係る液透過性シートでは、基部は、平面状であってもよいが、吸収シートと反対の方向に突出するように湾曲していてもよい。また、その場合には、複数の孔部の隣接する2つの孔部の第1導液部部分と、それらの間に存在する、基部の基部部分とが一体となって、吸収シートと反対方向に突出するように湾曲していることが好ましい。複数の孔部の隣接する2つの孔部の第1導液部部分と、それらの間に存在する、基部の基部部分とが一体となって、シェル構造に類する構造を構成することができるためである。
本開示のドリップシートでは、液透過性シートが、複数の孔部を、平面方向において、好ましくは200〜400個/cm2、より好ましくは250〜350個/cm2、そしてさらに好ましくは270〜330個/cm2の個数密度で有する。食品から滲出した少量のドリップを、確実に吸収シートに移行させる観点からである。
本開示に係る液透過性シートでは、複数の孔部のそれぞれの屈曲部が、好ましくは0.01〜0.10mm2/個、より好ましくは0.02〜0.08mm2/個、そしてさらに好ましくは0.03〜0.07mm2/個の面積を有する。そうすることにより、食品から滲出したドリップが、液透過性シートに滞留せず、吸収シートに移行しやすくなる。
本発明のドリップシートでは、液透過性シートが、好ましくは12〜23%、より好ましくは15〜20%、そしてさらに好ましくは16〜19%の、複数の孔部の屈曲部開口率を有する。食品から滲出した少量のドリップを、確実に吸収シートに移行させる一方で、液透過性シートの剛性を確保し、食品と、吸収シートとを離間させる観点からである。
なお、屈曲部開口率は、「測定領域における屈曲部の総面積」を、「測定領域における液透過性シートの面積」で除すことにより算出される。
屈曲部の面積、並びに屈曲部開口率は、以下の通り測定される。
(1)キーエンス社製のマイクロスコープ VHX−2000を準備する。
(2)上記マイクロスコープを用いて、ドリップシートの液透過性シートの食品載置面の画像を、厚さ方向から撮影する。
(3)付属のソフトウェアにて、個々の屈曲部の面積を計100箇所測定し、その平均値を屈曲部の面積として採用する。
(4)「測定領域における屈曲部の総面積」を、「測定領域における液透過性シートの面積」で除すことにより、屈曲部開口率を算出する。
本開示に係る液透過性シートの素材は、当技術分野で液透過性シートとして用いられている素材、例えば、熱可塑性樹脂を特に制限なく採用することができ、例えば、上記素材としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエチレンテレフタラート、エチレン・酢酸ビニルコポリマー等が挙げられる。
上記素材としては、ポリオレフィンであることが好ましく、そしてポリエチレンであることがより好ましい。
上記素材としてのポリエチレンとしては、高密度ポリエチレンを含むことが好ましく、そして高密度ポリエチレンを、好ましくは50〜100質量%、そしてより好ましくは70〜100質量%含む。
上記素材が、ポリエチレンのみから構成される場合には、上記素材は、高密度ポリエチレンのみから構成されるか、又は高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンの混合物から構成されることができる。また、上記素材が、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンの混合物から構成される場合には、上記素材は、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンを、それぞれ、好ましくは50質量%以上且つ100質量%未満及び0質量%超且つ〜50質量%以下含み、そしてより好ましくは70質量%以上且つ100質量%未満及び0質量%超且つ〜30質量%以下含むことができる。
上記素材が高密度ポリエチレンを含むことにより、上記素材が低密度ポリエチレンのみを含む場合と比較して、導液部の、第1開口部及び屈曲部の間の部分(第1導液部部分)と、屈曲部との剛性に優れ、そして屈曲部と、導液部の、屈曲部及び第2開口部の間の部分(第2導液部部分)との復元力に優れる。
本開示に係る液透過性シートは、好ましくは19〜34g/m2、そしてより好ましくは22〜29g/m2の坪量を有する。
本開示において、坪量は、以下の通り測定される。
100mm×100mmのサイズの試料を10枚採取し、各試料の質量を測定し、次いで、各試料の質量(g)を、各試料の面積(m2)で除することにより、各試料の坪量を算出する。計10個の試料の坪量の平均値を算出し、当該平均値を坪量として採用する。
本開示に係る液透過性シートは、好ましくは0.10〜0.50mm、そしてより好ましくは0.20〜0.40mmのみかけ厚さを有する。上記みかけ厚さは、大栄科学精器製作所製の厚さ測定器、FS−60DS(プレッサーフートの直径:50.5mm,測定圧:0.3KPa)を用いて測定される。
本開示のドリップシートでは、吸収シートは、当技術分野で通常用いられているものを採用することができ、天然繊維及び合成繊維を含むことができる。ドリップシートが、水を多く含む場合には、吸収シートは、例えば、エアレイドパルプ、ウェットクレープ紙、ティッシュペーパー、親水化処理された合成繊維及びパルプを含む不織布、親水化処理された合成繊維から成る不織布(例えば、エアスルー不織布)等であることができる。また、ドリップが油脂を多く含む場合には、吸収シートは、疎水性であることが好ましく、例えば、親水化処理されていない合成繊維の不織布(例えば、エアスルー不織布)であることができる。
本開示のドリップシートの層構成は、液透過性シートと、吸収シートとを含むものであれば、特に制限されず、例えば、液透過性シート/吸収シート、液透過性シート/吸収シート/液不透過性シート、液透過性シート/吸収シート/液透過性シート(食品の複数段積み用)等が挙げられる。
<ドリップシート用の液透過性シートの製造方法、並びにドリップシート用の液透過性シートを製造するためのプレート>
本開示のドリップシート用の液透過性シートの製造方法(以下、単に「製造方法」と称する場合がある)は、以下のステップを含む。
・ドリップシート用の液透過性シートを製造するためのプレートを準備するステップ(以下、「プレート準備ステップ」と称する)
・上記プレートに、液透過性シートを形成すべきフィルムを載せ、上記複数の貫通孔部のそれぞれを減圧し、複数の孔部を有する液透過性シートを形成するステップ(以下、「液透過性シート形成ステップ」と称する)
なお、本開示のドリップシート用の液透過性シートを製造するためのプレート(以下、単に「プレート」と称する場合がある)は、上記製造方法とともに説明する。
図9は、本開示の実施形態の1つ(以下、「第2実施形態」と称する)に従う、ドリップシート用の液透過性シートの製造方法に用いられる装置、具体的には、第1実施形態に従うドリップシート1の液透過性シート3を製造するための装置201の概略図である。図10は、成形ドラム207の斜視図であり、プレート215の貫通孔部221を拡大して示している。図11は、図10のXI−XI断面における、プレート215の断面図である。
図9に示されるように、装置201は、押出機203と、Tダイ205と、吸引ゾーン209を備える成形ドラム207と、クーリングロール211と、巻き取りロール213とを備えている。成形ドラム207は、その軸線が、搬送方向MDと直交する直交方向CDに延びる略円筒形のプレート215と、吸引機(図示せず)とを備え、プレート215は、外面としての第1面217と、内面としての第2面219とを有し、プレート215は、第1面217から第2面219に貫通している、複数の貫通孔部221を備えている。
複数の貫通孔部221のそれぞれは、プレート215の周面方向CSにおける断面形状が円形であり、複数の貫通孔部221が、プレート215の周面方向CSに、千鳥状、具体的には60°千鳥で配置されている。なお、図10では、複数の貫通孔部221の一部のみが、拡大された状態で示されている。
プレート215の複数の貫通孔部221は、第1実施形態に従うドリップシート1の液透過性シート3の複数の孔部11に対応する位置に配置されている。
複数の貫通孔部221のそれぞれは、第1面217に配置された第1面側開口部225と、第2面219に配置された第2面側開口部227とを備え、そして複数の貫通孔部221のそれぞれが、第1面側開口部225及び第2面側開口部227を連結するように配置されている。複数の貫通孔部221のそれぞれはまた、第1面側開口部225及び第2面側開口部227の間に、第1面側開口部225及び第2面側開口部227のそれぞれの径よりも小さな径を有するくびれ部223を備えている。
第1面側開口部225、第2面側開口部227及びくびれ部223のそれぞれは、プレート215の周面方向CSの断面形状が円形であり、そして第1面側開口部225、第2面側開口部227及びくびれ部223の中心は、貫通孔部221の軸線上に存在している、すなわち、第1面側開口部225、第2面側開口部227及びくびれ部223の中心が、プレート215の厚さ方向TDに平行な1本の直線上に配置されている。
図9及び図10に示されるように、液透過性シート3を構成する熱可塑性樹脂のペレットが押出機203に投入されると、ペレットが、押出機203内で溶融し、溶融したペレットが、Tダイ205から射出され、液透過性シートを形成すべきフィルム229が形成される。フィルム229は、成形ドラム207のプレート215に接触しながら、プレート215とともに回転し、搬送方向MDに搬送される。
成形ドラム207の吸引ゾーン209において、複数の貫通孔部221のそれぞれを減圧すると、フィルム229の、複数の貫通孔部221に接している部分が、貫通孔部221内に引き込まれ、フィルム229に、複数の孔部11が形成される。次いで、複数の孔部11を備えるフィルム229を、クーリングロール211で冷却することにより、複数の孔部11を備える液透過性シート3が形成され、液透過性シート3が、巻き取りロール213に巻き取られる。
具体的には、複数の貫通孔部221において、第1面側開口部225及びくびれ部223の間では、フィルム229の引き込まれた部分が、その形状に沿って変形し、液透過性シート3の第1導液部部分21が形成される。また、くびれ部223及び第2面側開口部227の間では、フィルム229の引き込まれた部分が、その形状に沿って破裂し、くびれ部223に、液透過性シート3の屈曲部19が形成され、そしてくびれ部223及び第2面側開口部227の間に、液透過性シート3の第2導液部部分23が形成される。
第1導液部部分21は、フィルム229が、その径が順次小さくなる、プレート215の第1面側開口部225及びくびれ部223の間の部分に押さえつけられながら形成したため、第2導液部部分23と比較して、その厚さが厚くなり、剛性が高くなる傾向がある。また、第2導液部部分23は、フィルム229が、その径が順次大きくなる、くびれ部223及び第2面側開口部227の間において、拡がりながら破裂することにより形成されたため、第1導液部部分21と比較して、その厚さが薄くなり、剛性が低くなる傾向がある。
製造される液透過性シート3において、複数の孔部11のそれぞれの第1開口部13の形状及び径は、プレート215の複数の貫通孔部221の第1面側開口部225の形状及び径によって概ね決定される。
また、製造された液透過性シート3において、複数の孔部11のそれぞれの屈曲部19の形状及び径は、フィルム229の剛性にもよるが、プレート215の複数の貫通孔部221のくびれ部223の形状及び径によって概ね決定される。
さらに、製造された液透過性シート3において、複数の孔部11のそれぞれの第2開口部15の形状及び径は、フィルム229の剛性にもよるが、プレート215の複数の貫通孔部221の第2面側開口部227の形状及び径によって概ね決定される。
本開示の製造方法では、液透過性シートを形成すべきフィルムは、ドリップシートの液透過性シートと同様の坪量を有することが好ましい。
本開示の製造方法では、液透過性シートを形成すべきフィルムの厚さは、上記坪量の要件を満たすものであれば特に制限されないが、例えば、20〜35μmが挙げられる。
上記フィルムの厚さは、大栄科学精器製作所製の厚さ測定器、FS−60DS(プレッサーフートの直径:50.5mm,測定圧:0.3KPa)を用いて測定される。
また、本開示の製造方法では、液透過性シートを形成すべきフィルムに、複数の孔部を形成する際の、温度、減圧等の条件は、当技術分野で行われているものと同等の条件であるため、説明を省略する。
本開示のプレートでは、複数の貫通孔部は、ドリップシートの液透過性シートの複数の孔部に対応する位置に配置される。換言すると、複数の貫通孔部は、ドリップシートの複数の孔部の所望の配置に合わせて、プレートに配置することができる。
また、本開示のプレートにおいて、複数の貫通孔部の中心を通る、プレートの厚さ方向の断面形状は、プレートの平面方向(プレートがドラム状の場合には周面方向)の幅が、くびれ部を最狭部とするものであることが好ましく、そしてくびれ部を最狭部として屈曲していてもよく、くびれ部を最狭部として湾曲していてもよい。液透過性シートに屈曲部を形成する観点からである。
なお、液透過性シートを、プレートから遠ざける際に、液透過性シートの複数の孔部を保護する観点からは、上記プレートは、くびれ部を最狭部として湾曲していることが好ましい。
本開示のプレートの複数の貫通孔部のそれぞれにおいて、第1面側開口部の幅に対するくびれ部の幅の比率は、好ましくは0.30〜0.70、より好ましくは0.40〜0.60、そしてさらに好ましくは0.45〜0.55である。液透過性シートの複数の孔部に、屈曲部を形成する観点からである。
また、第2面側開口部の幅に対するくびれ部の幅の比率は、同様の理由により、好ましくは0.30〜0.70、より好ましくは0.40〜0.60、そしてさらに好ましくは0.45〜0.55である。
本開示のプレートでは、複数の貫通孔部の個数密度、第1面側開口部の面積(プレートの平面方向の面積)、くびれ部の面積(プレートの平面方向の面積)、くびれ部開口率(第1面側開口部の総面積/プレートの面積)、第2面側開口部の面積(プレートの平面方向の面積)等は、形成すべき液透過性シートによって変化しうる。
上述の複数の貫通孔部の個数密度、くびれ部の面積及びくびれ部開口率は、形成される液透過性シートにおいて、複数の孔部が、プレートの貫通孔部の内側に形成されることを考慮した上で、それぞれ、液透過性シートにおける複数の孔部の個数密度、屈曲部の面積及び屈曲部開口率と同一又は類似の範囲を有することが好ましい。
すなわち、本開示のプレートは、複数の貫通孔部を、好ましくは200〜400個/cm2、より好ましくは250〜350個/cm2、そしてさらに好ましくは270〜330個/cm2の個数密度で有する。また、本開示のプレートでは、複数の貫通孔部のそれぞれが、好ましくは0.01〜0.12mm2、より好ましくは0.02〜0.10mm2、そしてさらに好ましくは0.03〜0.09mm2のくびれ部の面積を有する。さらに、本開示のプレートは、好ましくは12〜25%、より好ましくは15〜22%、そしてさらに好ましくは16〜21%のくびれ部開口率を有する。
以下、例を挙げて本開示を説明するが、本開示はこれらの例に限定されるものではない。
[製造例1]
図9に示される装置201を用いて、第1実施形態に従うドリップシート1を製造した。具体的には、図9に示される装置201の押出機203に、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンが、それぞれ、70質量%及び30質量%となるように、原料のペレットを投入し、高密度ポリエチレン(HDPE)及び低密度ポリエチレン(LDPE)を、それぞれ、70質量%及び30質量%の質量比で含むフィルムNo.1を製造した。フィルムNo.1は、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンに加えて、顔料、添加剤等を含む。フィルムNo.1をサンプリングしたところ、厚さ:25μmを有していた。
フィルムNo.1を、成形ドラム207に通し、液透過性シートNo.1を製造した。成形ドラム207のプレート215において、第1面側開口部225、くびれ部223及び第2面側開口部227のそれぞれは、円形の断面形状を有し、それらの周面方向の面積は、それぞれ、0.19mm2、0.05mm2及び0.09mm2であった。また、プレート215の厚さは、0.36mmであった。
フィルムNo.1及び液透過性シートNo.1の特性を、表1に示す。なお、液透過性シートNo.1のみかけ厚さ、屈曲部開口率及び屈曲部の面積は、本明細書に記載の方法により測定された。また、基部の最も厚い部分である最厚部厚さは、液透過性シートNo.1の断面の顕微鏡写真から測定した。
50cm×50cmにカットされた液不透過性シート(ポリエチレン製フィルム、坪量:24g/m2)を準備し、その上に、ホットメルト接着剤を間に挟んで、50cm×50cmにカットされたエアレイドパルプ(坪量:52g/m2)を積み重ねた。エアレイドパルプに、ホットメルト接着剤を繊維状にスプレー塗工し、その上に、50cm×50cmにカットされた液透過性シートNo.1を積み重ねて、積層物を形成し、積層物に0.02kg/cm2の圧力を加えて、ドリップシートNo.1を製造した。
[製造例2]
原料のペレットの組成を表1に記載されるように変更した以外は、製造例1に従って、フィルムNo.2、液透過性シートNo.2及びドリップシートNo.2を製造した。
[製造例3]
原料のペレットの組成を表1に記載されるように変更した以外は、製造例1に従って、フィルムNo.3、液透過性シートNo.3及びドリップシートNo.3を製造した。
[製造例4]
原料のペレットの組成を表1に記載されるように変更した以外は、製造例1に従って、フィルムNo.4、液透過性シートNo.4及びドリップシートNo.4を製造した。
[比較製造例1]
原料のペレットの組成を表1に記載される通りとし、特開2002−302182号明細書に記載の方法に従って、フィルムNo.5及び液透過性シートNo.5を製造した。また、液透過性シートNo.1を液透過性シートNo.5に変更した以外は、製造例1と同様にして、ドリップシートNo.5を製造した。
[比較製造例2]
原料のペレットの組成を表1に記載されるように変更した以外は、比較製造例1に従って、フィルムNo.6、液透過性シートNo.6及びドリップシートNo.6を製造した。
液透過性シートNo.1〜No.6のそれぞれを顕微鏡で観察したところ、液透過性シートNo.1〜No.4では、導液部に屈曲部が形成されていた。一方、液透過性シートNo.5及びNo.6では、導液部に屈曲部が形成されていなかった。また、液透過性シートNo.5及びNo.6のそれぞれの導液部は、基部から離れ、先端に向かうほど先細っており、そして先端に向かうほど、その形状が不定形となる傾向があった。
[実施例1〜4、並びに比較例1〜2]
液透過性シートNo.1〜No.6の曲げ剛性値を、以下の通り測定した。結果を表1に示す。
[曲げ剛性値]
(1)20℃、60%RHの恒温恒湿室に、カトーテック株式会社製の自動化純曲げ試験機 KES−FB2−AUTO−Aを準備する。
(2)液透過性シートNo.1〜No.6のそれぞれを20cm×20cmのサイズにカットしたサンプルを準備し、当該サンプルを、上記恒温恒湿室で24時間静置する。
(3)異なるサンプルを用いて、製造時の搬送方向(MD方向)の曲げ剛性値(MD方向)と、直交方向(CD方向)の曲げ剛性値(CD方向)とを測定し、それらの平均値を、曲げ剛性値として採用する。
なお、曲げ剛性値の測定は、上記試験機が自動で実施する。
ドリップシートNo.1〜No.6のそれぞれのサンプルに関するリウェット試験を、以下の通り実施した。結果を表1に示す。
[リウェット試験]
(1)赤色に着色した生理食塩水を充填したオートビュレットを、サンプルの中心の垂直線上に、サンプルとの距離:10mmを開けてセットする。
(2)オートビュレットから、生理食塩水1mmを、20mL/秒の速度でサンプルに滴下する。
(3)サンプルを1分間静置する。
(4)生理食塩水の投入から1分後、初期質量:m0(g)を測定した、65×80mmのサイズにカットした濾紙(アドバンテック東洋製No.2)を、サンプルの上に置き、濾紙の上に、アクリル板(65×80mm)を置き、アクリル板の上に、おもりを載せ、サンプルに加わる圧力(1,5又は10gf/cm2)を調整したのち、アクリル板及びおもりを3分間静置する。
(5)3分後、アクリル板及びおもりを取り除き、濾紙の試験後質量:m1(g)を測定する。
(6)リウェット量を、次の式:
リウェット量(g)=m1−m0
により算出する。
(7)リウェット量の測定を、各圧力において、10回繰返し、平均値を採用する。
Figure 0006320613
液透過性シートNo.1及びNo.2は、それぞれ、同一の組成の液透過性シートNo.5及びNo.6と比較して、曲げ剛性値が大きい。これは、液透過性シートNo.1及びNo.2の構造に起因するものと解される。また、液透過性シートNo.3及びNo.4は、液透過性シートNo.1よりも曲げ剛性値が大きかった。これは、主に高密度ポリエチレンの比率の高さに起因するものと思われる。
ドリップシートNo.1及びNo.2は、それぞれ、液透過性シートの組成が同一である比較例1のドリップシートNo.5及びNo.6と比較して、いずれの圧力においてもリウェット量が少なかった。
また、ドリップシートNo.1〜No.6において、上述のリウェット試験を繰り返したところ、ドリップシートNo.1〜No.4は、ドリップシートNo.5及びNo.6よりも、リウェット性に優れており、そして導液部に残存する生理食塩水の量が少なかった。
1 ドリップシート
3 液透過性シート
5 吸収シート
7 液不透過性シート
9,9' 基部
11,11',11'' 孔部
13 第1開口部
15 第2開口部
17 導液部
19 屈曲部
21 第1導液部部分
23 第2導液部部分
25 基部部分
27 部分
29 食品載置面

Claims (13)

  1. 液透過性シートと、吸収シートとを備え、平面方向及び厚さ方向を有するドリップシートであって、
    前記液透過性シートが、食品を載置するための基部と、食品に由来するドリップを透過させるための複数の孔部とを備え、
    前記複数の孔部のそれぞれが、前記基部と連結している第1開口部と、第2開口部と、第1開口部及び第2開口部を連結している導液部とを備え、
    前記複数の孔部のそれぞれにおいて、前記導液部が、第1開口部及び第2開口部の間に、内方に屈曲している屈曲部であって、第1開口部及び第2開口部のそれぞれよりも細いものを備えている、
    ことを特徴とする、前記ドリップシート。
  2. 前記複数の孔部のそれぞれにおいて、前記導液部が、第1開口部及び前記屈曲部の間の第1導液部部分と、前記屈曲部及び第2開口部の間の第2導液部部分とに区画され、第1導液部部分の厚さが、第2導液部部分の厚さよりも厚い、請求項1に記載のドリップシート。
  3. 前記複数の孔部のそれぞれにおいて、第1導液部部分の、前記厚さ方向の長さが、第2導液部部分の、前記厚さ方向の長さよりも長い、請求項2に記載のドリップシート。
  4. 前記複数の孔部のそれぞれにおいて、第2開口部の少なくとも一部が、前記吸収シートに接合されている、請求項2又は3に記載のドリップシート。
  5. 前記複数の孔部の隣接する2つの孔部の第1導液部部分と、それらの間に存在する、前記基部の基部部分とが一体となって、前記吸収シートと反対方向に突出するように湾曲している、請求項2〜4のいずれか一項に記載のドリップシート。
  6. 前記液透過性シートが、その素材として、高密度ポリエチレンを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のドリップシート。
  7. 前記吸収シートが、天然繊維及び合成繊維を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のドリップシート。
  8. 前記吸収シートが、親水化処理された合成繊維からなる不織布と、エアレイドパルプとを備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のドリップシート。
  9. 前記ドリップシートが、前記液透過性シート及び吸収シートから成る、請求項1〜8のいずれか一項に記載のドリップシート。
  10. 前記液透過性シートが、0.10〜0.50mmの見かけ厚さを有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のドリップシート。
  11. 前記屈曲部が、160°以下の屈曲角を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のドリップシート。
  12. 前記屈曲部が、前記導液部を間欠的又は連続的に一周している、請求項1〜11のいずれか一項に記載のドリップシート。
  13. 前記液透過性シートが、前記複数の孔部のそれぞれの第2開口部のところで、前記吸収シートに接している、請求項1〜12のいずれか一項に記載のドリップシート。
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