JP6319225B2 - 画像形成装置、及び画像形成装置に用いられる現像装置 - Google Patents

画像形成装置、及び画像形成装置に用いられる現像装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置及び現像装置に関する。
現像ローラーが感光体と接触しながら回転する現像装置が知られている(特許文献1参照)。この種の現像装置においては、停止状態の現像ローラーを回転させる際に、大きな始動トルクが要求される。そのため、前記現像ローラーを駆動するモーターとして、大きなトルクを出力可能なモーターが必要である。
特開2005−250125号公報
現像ローラーに形成されるトナー層の層厚を厚くすれば、前記始動トルクを低減することが可能である。しかしながら、現像ローラーに形成されるトナー層の層厚を、感光体に形成される静電潜像の現像時も現像ローラーの回転停止時も一律に厚くすると、前記現像時に所謂かぶりが発生する場合がある。
本発明の目的は、停止状態の現像ローラーを回転させる際に要する始動トルクを低減しつつ、現像時には適切なトナー量のトナーを感光体に供給することのできる画像形成装置及び現像装置を提供することである。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、回転体と、駆動制御部と、層厚制御部とを備える。前記回転体は、回転可能に支持され、予め定められた受取位置でトナーを受け取って担持し、画像データに応じた静電潜像が形成される像担持体と接触する接触位置に前記トナーを搬送し前記接触位置で前記像担持体に前記トナーを供給する。前記駆動制御部は、前記回転体の回転を制御し、前記静電潜像を現像する現像期間に前記回転体を回転させ、前記現像期間の終了後に予め定められた設定時間が経過した場合に前記回転体の回転を停止させる。前記層厚制御部は、前記接触位置における前記回転体上のトナーの厚みが、前記現像期間中に第1層厚となり、前記回転体の回転停止時に前記第1層厚よりも厚い第2層厚となるように、前記回転体の電位と予め定められた電位との電位差を制御して前記回転体にトナーを担持させる。
本発明の他の局面に係る現像装置は、回転体と、駆動制御部と、層厚制御部とを備える。前記回転体は、回転可能に支持され、予め定められた受取位置でトナーを受け取って担持し、画像データに応じた静電潜像が形成される像担持体と接触する接触位置に前記トナーを搬送し前記接触位置で前記像担持体に前記トナーを供給する。前記駆動制御部は、前記回転体の回転を制御し、前記静電潜像を現像する現像期間に前記回転体を回転させ、前記現像期間の終了後に予め定められた設定時間が経過した場合に前記回転体の回転を停止させる。前記層厚制御部は、前記接触位置における前記回転体上のトナーの厚みが、前記現像期間中に第1層厚となり、前記回転体の回転停止時に前記第1層厚よりも厚い第2層厚となるように、前記回転体の電位と予め定められた電位との電位差を制御して前記回転体にトナーを担持させる。
本発明によれば、停止状態の回転体を回転させる際に要する始動トルクを低減しつつ、現像時には適切なトナー量のトナーを像担持体に供給することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。 図2は、現像装置の構成を示す模式図である。 図3は、制御部によって実行される層厚制御処理を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第1の実施形態における電位差ΔV1の変更処理、位置P2における現像ローラー上のトナーの層厚、位置P5における現像ローラー上のトナーの層厚、露光処理、現像処理、転写処理、現像後処理、現像ローラーの回転動作の各タイミングを示すタイミングチャートである。 図5は、本発明の第1の実施形態の実施例1及び実施例2における各期間の電位差ΔV1の値を示す図である。 図6は、実施例1における層厚変更期間の電位差ΔV1の設定例を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。 図8は、本発明の第2の実施形態における電位差ΔV1の変更処理、位置P2における現像ローラー上のトナーの層厚、位置P5における現像ローラー上のトナーの層厚、露光処理、現像処理、転写処理、現像後処理、現像ローラーの回転動作の各タイミングを示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1の実施形態]
図1及び図2を参照しつつ、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1Aの構成について説明する。画像形成装置1Aは、電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置1Aは、筐体7内に、シート供給部2、シート搬送部3、画像形成部4、光走査部5、定着部6、及びトナー補給部8などを備える。
画像形成装置1Aは、タンデム型画像形成装置であり、カラープリンターである。そのため、画像形成部4は、中間転写ベルト9、クリーニング装置10及び二次転写装置11をさらに備える。
また、画像形成部4は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対応した複数の画像形成ユニット4Aを備える。画像形成装置1Aは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーを後述する現像装置21各々の現像剤収容部35(図2参照)に供給する複数のトナー補給部8を備える。トナーは、現像剤の一例である。トナー補給部8は、画像形成装置1Aの筐体7に対して取り外し可能に装着される。本実施形態では、トナー補給部8は、画像形成部4の上方位置に装着される。
なお、画像形成装置1Aは、コピー機、ファクシミリー、又はプリンター機能、ファクシミリー機能、スキャン機能などを併せ持つ複合機などであってもよい。
シート供給部2は、シート受部12及びシート送出部13を備えている。シート受部12は、複数の記録シート14を重ねて載置可能である。記録シート14は、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート状の画像形成媒体である。
シート送出部13は、記録シート14に接して回転することにより、記録シート14をシート受部12から搬送路15へ向けて送り出す。
シート搬送部3は、レジストローラー16、搬送ローラー17及び排出ローラー18などを備える。レジストローラー16及び搬送ローラー17が、シート供給部2から供給される記録シート14を画像形成部4の二次転写装置11へ向けて搬送する。さらに、排出ローラー18が画像形成後の記録シート14を搬送路15の排出口から排出トレイ26上へ排出する。
中間転写ベルト9は、環状に形成された無端の帯状部材である。中間転写ベルト9は、2つのローラーに架け渡された状態で回転する。画像形成部4において、画像形成ユニット4A各々は、回転する中間転写ベルト9の表面に各色の画像を形成する。これにより、各色の画像が重ねられたカラー画像が中間転写ベルト9に形成される。中間転写ベルト9は、本発明における予め定められた被転写体の一例である。
二次転写装置11は、中間転写ベルト9に形成されたトナー像を記録シート14に転写する。クリーニング装置10は、中間転写ベルト9における二次転写装置11を経た後の部分に残存するトナーを中間転写ベルト9の表面から除去して中間転写ベルト9を清掃する。
画像形成ユニット4A各々は、トナー像を担持する感光ドラム19、帯電装置20、現像装置21、一次転写装置22及びクリーニング装置23などを備える。感光ドラム19は、光走査部5から画像データに基づくレーザー光を感光ドラム19の軸方向に繰り返しライン状に露光走査する露光処理が実行されることにより前記静電潜像が形成される。現像装置21は、前記トナーを感光ドラム19に供給することによって前記静電潜像を現像する現像処理を実行する。感光ドラム19は、本発明の像担持体の一例である。一次転写装置22及び二次転写装置11は、感光ドラム19に形成された前記トナー像を記録シート14に転写する。クリーニング装置23は、一次転写装置22によって実行される転写処理の後に感光ドラム19に残留する前記トナーを感光ドラム19から取り除くクリーニング処理を実行する。また、不図示の除電器が、感光ドラム19表面の残留電荷を除去する除電処理を実行する。したがって、画像形成ユニット4A各々においては、前記現像処理の終了後も前記クリーニング処理及び前記除電処理などの処理を実行するために、前記現像処理後も感光ドラム19などが回転駆動される。前記現像処理の終了後に行われる前記クリーニング処理などの処理を現像後処理という。
感光ドラム19各々は、中間転写ベルト9の周速度(移動速度)に応じた周速度で回転する。感光ドラム19としては、例えば、感光ドラム19がアモルファスシリコン(a−Si)感光体、或いは有機感光体が採用可能である。
画像形成ユニット4A各々において、感光ドラム19が回転し、帯電装置20が感光ドラム19の表面を一様に帯電させる。さらに、光走査部5がレーザー光を走査することにより帯電した感光ドラム19の表面に静電潜像を形成する。
現像装置21は、感光ドラム19にトナーを供給することにより、前記静電潜像を現像する。現像装置21は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を撹拌することによってトナーを帯電させ、帯電した前記トナーを感光ドラム19に供給する。
帯電装置20は、感光ドラム19における前記静電潜像が書き込まれる前の部分を帯電させる帯電ローラー25を備える。
画像形成装置1Aは、他の通信機器と通信可能に接続されている。前記他の通信機器は、例えばパーソナルコンピューターである。画像形成装置1Aは、前記他の通信機器から要求される画像形成ジョブを実行する。前記画像形成ジョブのジョブ情報には、前記画像形成モードの種類及び記録シート14の種類などの情報が含まれている。記録シート14は、普通紙及び厚紙などの種類がある。
図2に示されるように、現像装置21は、装置本体30を有する。また、現像装置21は、磁気ローラー31、現像ローラー32、撹拌部材33及び規制ブレード34を備える。これらは、装置本体30内に設けられている。磁気ローラー31、現像ローラー32、及び撹拌部材33は、互いに平行な回転軸心を中心として回転可能に装置本体30に支持されている。図2の点Q1、点Q2、点Q3は、磁気ローラー31、現像ローラー32、及び撹拌部材33の回転軸心を示す。
装置本体30は、樹脂を材料として構成されている。装置本体30の下側の部分は、二成分現像剤を収容する現像剤収容部35である。前記トナーは、トナー補給部8(図1参照)からトナーが供給される。現像剤収容部35は、収容室35Aと収容室35Bとを有する。
現像剤収容部35に収容されるトナーは、トナー補給部8(図1参照)からトナーが供給される。具体的に、トナー補給部8から供給される前記トナーは、まず、収容室35Aに供給される。その後、前記トナーが撹拌部材33により搬送されつつ収容室35Bに供給される。
前記トナーは樹脂からなり、前記キャリアは磁性材料からなる。また、前記トナーの粒径は、前記キャリアの粒径より小さい。前記トナーは、前記キャリアに比べて重量が小さい。前記キャリアは、フェライト等からなる磁性粒子である。後述するようにトナーと混合された状態で撹拌されることにより前記トナーと前記キャリアとの摩擦で生じる静電気によってトナーを帯電させる。前記キャリアの存在によって、前記二成分現像剤は、トナーのみからなる一成分現像剤と比べて前記トナーを帯電させやすく、画像の高品質化を図ることができる。ただし、現像剤収容部35に収容される現像剤は一成分現像剤でもよい。また、前記二成分現像剤には、外添剤が添加されており、前記トナーの表面には外添剤が付着している。前記外添剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛、或いは酸化マグネシウムなどの金属酸化物が挙げられる。
撹拌部材33は、収容室35A及び収容室35Bの内部に回転可能に設けられている。撹拌部材33は、収容室35A及び収容室35Bに収容される二成分現像剤を撹拌する。撹拌部材33は、本実施形態ではスクリュー部材である。撹拌部材33は、図2の紙面に直交する方向に沿って延びる長尺状の部材である。なお、撹拌部材33は、樹脂を材料として構成されている。撹拌部材33は、装置本体30に回転可能に支持されている。撹拌部材33が回転することにより、収容室35A及び収容室35Bの二成分現像剤が移動しつつ撹拌される。この撹拌によって前記トナーと前記キャリアとが摩擦し、この摩擦で生じる静電気によって前記トナーが予め定められた極性に帯電する。また、前記キャリアは、前記トナーの帯電極性とは逆極性で帯電する。そして、静電気力により、前記トナーは前記キャリアに付着する。
磁気ローラー31は、現像剤収容部35の内部に回転可能に設けられている。磁気ローラー31は、撹拌部材33によって撹拌された二成分現像剤を現像剤収容部35から磁力によって引き寄せてその表面で担持する。
磁気ローラー31は、スリーブ部38と、磁極部44とを有する。
スリーブ部38は、円筒形状を有し、磁気ローラー31の表面を構成する。スリーブ部38は、非磁性部材により構成されている。スリーブ部38は、正逆方向に回転可能である。スリーブ部38は、前記現像処理が実行される現像期間、回転方向X1に回転する。後述するように、感光ドラム19は、回転方向X1とは逆の回転方向X2に回転する。
前記現像処理は、現像ローラー32が感光ドラム19の表面に形成される静電潜像を現像する処理である。前記現像処理は、画像データに応じて感光ドラム19に形成される前記静電潜像のうち回転方向X2における先端部分が位置P5に到達して現像されるタイミングで開始される。このタイミングが前記現像期間の始期である。前記先端部分とは、前記画像形成ジョブに含まれる画像データが1ページ分の画像データである場合、その画像データに基づいて形成される静電潜像のうちの最初に形成されるライン部分である。前記画像形成ジョブに複数ページ分の画像データが含まれている場合、前記先端部分とは、複数ページのうち静電潜像が最初に形成されるページであって、そのページの画像データに基づいて形成される静電潜像のうちの最初に形成されるライン部分である。また、前記現像処理は、前記静電潜像のうち回転方向X2における後端部分が位置P5に到達して現像されるタイミングで終了する。このタイミングが前記現像期間の終期である。前記後端部分とは、前記画像形成ジョブに含まれる画像データが1ページ分の画像データである場合、その画像データに基づいて形成される静電潜像のうちの最後に形成されるライン部分である。前記画像形成ジョブに複数ページ分の画像データが含まれている場合、前記後端部分とは、複数ページのうち静電潜像が最後に形成されるページであって、そのページの画像データに基づいて形成される静電潜像のうちの最後に形成されるライン部分である。
本実施形態では、スリーブ部38は、前記現像期間、図2における回転方向X1(図2において反時計周りの方向)へ回転駆動される。
磁極部44は、スリーブ部38の内部に複数設けられた複数の磁極39〜43を有する。複数の磁極は、汲上極39、規制極40、搬送極41、主極42、及び剥離極43であり、周方向に所定の間隔を隔てて並設されている。磁極39〜43の位置は、スリーブ部38の内部において固定されている。磁極39〜43は、例えば、磁力を発生する永久磁石で構成されている。
汲上極39は、収容室35Bに設けられる撹拌部材33との対向位置にピーク磁力を生じさせる磁極である。具体的には、汲上極39は、点Q1と点Q2とを結ぶ線分の方向に前記ピーク磁力を生じさせる。汲上極39によって前記二成分現像剤がスリーブ部38の表面上に磁力によって引き寄せられて吸着される。これにより、前記二成分現像剤がスリーブ部38の表面に担持される。そして、この状態でスリーブ部38が回転されることによって、二成分現像剤が回転方向X1における下流側へ運ばれる。
規制極40は、汲上極39より回転方向X1の下流側で汲上極39と隣り合う位置に設けられている。また、規制極40は、規制ブレード34の先端部34Aに対向する位置に設けられており、規制ブレード34を磁化させる。これにより、規制ブレード34の先端部34Aと規制極40との間の隙間には、磁界が形成される。汲上極39によってスリーブ部38の表面に付着した前記二成分現像剤が隙間を通過するときに、前記二成分現像剤が前記磁界により隙間で磁気的に拘束されつつ、前記二成分現像剤の層厚が規制ブレード34の先端部34Aによって規制される。これにより、スリーブ部38の表面には均一な層厚を有する現像剤層が形成される。前記現像剤層には、磁気ブラシ(不図示)が形成されている。前記磁気ブラシは、前記二成分現像剤に含まれる複数個のキャリアが磁気ローラー31の表面から鎖状に連なり、その鎖状体が複数条形成されたものである。
搬送極41は、規制極40より回転方向X1の下流側で規制極40と隣り合う位置に設けられている。搬送極41は、スリーブ部38に前記トナーを担持させて周方向へ運ぶ。
主極42は、現像ローラー32に対面する位置に設けられており、現像ローラー32と対面する位置にピーク磁力を生じさせる磁極である。後述するように位置P2で前記二成分現像剤に含まれるトナーが現像ローラー32に転移した後に磁気ローラー31に残留する前記二成分現像剤をスリーブ部38に引き付けておく。これにより、搬送極41によってスリーブ部38に引き付けられた前記キャリアは、前記磁気ブラシを形成した状態を維持する。
磁気ローラー31及び現像ローラー32各々には異なる電圧が印加される。なお、本明細書において、電圧とは、グランドに対する電位をいう。これによって、磁気ローラー31と現像ローラー32との間、及び現像ローラー32と感光ドラム19に形成されている前記静電潜像との間には電位差が生じる。この電位差により、磁気ローラー31に担持される二成分現像剤に含まれる前記トナーが現像ローラー32に転移する。図2における位置P2は、磁気ローラー31に担持される二成分現像剤に含まれる前記トナーが現像ローラー32に転移する転移位置を示している。この位置P2は、現像ローラー32が磁気ローラー31から前記トナーを受け取って担持する受取位置ともいえる。位置P2は、本発明における受取位置の一例である。
このように、磁気ローラー31は、現像剤収容部35内で回転可能に支持されている。そして、磁気ローラー31は、回転方向X1へ回転することにより、二成分現像剤を表面で担持しつつ二成分現像剤に含まれる前記トナーを現像ローラー32に渡す位置P2に前記トナーを搬送する。
剥離極43は、スリーブ部38において現像ローラー32とは実質的に磁束密度が零の剥離領域R1を形成する磁極である。この剥離領域R1にトナーが運ばれると、スリーブ部38がトナーを磁力で吸着する力が失われて、トナーが剥離領域R1から剥離される。剥離されたトナーは、その下方に位置する収容室35Bに落下し、撹拌部材33によって再び撹拌されつつ搬送される。そして、撹拌部材33によって撹拌及び搬送された後、再び適正なトナー濃度で均一に帯電されたトナーとして汲上極39により再びスリーブ部38上に汲み上げられる。
磁気ローラー31は、汲上極39の磁力により位置P1で収容室35Bから二成分現像剤を受け取り、回転方向X1へのスリーブ部38の回転によって二成分現像剤を搬送する。二成分現像剤が位置P2まで搬送されると、磁気ローラー31と現像ローラー32との間の電位差ΔV1によって、前記二成分現像剤に含まれる前記トナーが現像ローラー32に転移する。このとき、磁気ローラー31の表面には、前記キャリアが残留する。
磁気ローラー31は、回転方向X1へのスリーブ部38の更なる回転によって、前記二成分現像剤を下流側へ搬送する。そして、磁気ローラー31は、前記二成分現像剤を剥離領域R1まで搬送すると、前記キャリアと剥離極43との間で働く斥力によって、前記二成分現像剤を磁気ローラー31から剥離させる。これにより、剥離した二成分現像剤は、下方の収容室35Bに落下する。
規制ブレード34は、磁気ローラー31の表面が担持する前記二成分現像剤の層厚を規制する板状の部材である。規制ブレード34は、図2に示す法線N1に沿った姿勢で配置されている。法線N1は、磁気ローラー31の外周の断面形状である円において規制極40に対向する位置における法線である。規制ブレード34は、本発明の層厚規制部材の一例である。規制ブレード34の先端部34Aは、位置P2よりも回転方向X1における上流側、且つ、位置P1よりも回転方向X1における下流側の位置P4において、磁気ローラー31の表面に対し隙間を隔てて設けられている。規制ブレード34は、回転方向X1へ回転する磁気ローラー31が担持する二成分現像剤の層厚を規制する。位置P4は、回転方向X1へ回転する磁気ローラー31が担持する二成分現像剤の層厚を規制ブレード34が規制する規制位置である。
現像ローラー32は、磁気ローラー31に対向して配置され、磁気ローラー31に担持される二成分現像剤に含まれる前記トナーを磁気ローラー31から受け取って担持する。現像ローラー32の表面には、トナー層が形成される。
現像ローラー32の表面は、導電性を有するゴム層である。前記ゴム層は、40度〜60度の範囲の硬度を有する。現像ローラー32は、感光ドラム19に対して接触する。図2における位置P5は、現像ローラー32と感光ドラム19とが接触する接触位置である。
モーター60は、例えばステッピングモーターである。現像ローラー32及び感光ドラム19は、モーター60の駆動力により回転させる。現像ローラー32は、回転方向X1に回転し、感光ドラム19は、回転方向X1とは反対の回転方向X2に回転する。モーター60は、現像ローラー32の周速が感光ドラム19の周速に対して予め定められた速度差を有するように現像ローラー32を回転させる。
前述したように、現像ローラー32に電圧が印加されている。これによって、現像ローラー32と感光ドラム19に形成されている前記静電潜像との間には予め定められた電位差が生じる。この電位差により、現像ローラー32に担持される前記トナーが、位置P5において、感光ドラム19の外周面に形成される前記静電潜像の部分に転移する。前記静電潜像は、感光ドラム19の回転方向X2において位置P5よりも上流側の位置P6で形成される。現像ローラー32は、表面に静電潜像が形成される感光ドラム19へ前記トナーを供給する位置P5に前記トナーを搬送する。現像ローラー32は、本発明の回転体の一例である。
現像ローラー32は、前記現像期間、磁気ローラー31の回転方向X1と同方向へ回転する。これにより、磁気ローラー31及び現像ローラー32の外周面における相互に対向する部分はそれぞれ逆方向へ移動する。回転方向X1は、感光ドラム19の回転方向X2と反対方向である。これにより、感光ドラム19及び現像ローラー32の外周面における相互に対向する部分はそれぞれ同方向へ移動する。
このように、二成分現像剤に含まれる前記トナーは前記現像処理により消費される。そのため、前記トナーは、トナー補給部8から現像剤収容部35に補給され、前記消費分が補われる。一方、二成分現像剤に含まれる前記キャリアはほとんど消費されることなく現像剤収容部35内に残留し、現像剤収容部35に補給される前記トナーに流動性等を付与する。
画像形成装置1Aは、第1印加部50及び第2印加部51を有する。第1印加部50及び第2印加部51それぞれは、図示していないが、直流電源、交流電源、電圧可変装置などを有して構成されている。第1印加部50は、磁気ローラー31に電圧V1を印加する。この電圧V1には、直流成分の電圧と交流成分の電圧とが含まれる。第2印加部51は、電圧V1と異なる電圧V2を現像ローラー32に印加する。電圧V2には、直流成分の電圧と交流成分の電圧とが含まれる。
第1印加部50及び第2印加部51による電圧V1、V2の印加によって、磁気ローラー31と現像ローラー32との間、及び現像ローラー32と感光ドラム19に形成されている前記静電潜像との間には前述の電位差が生じる。そして、この電位差によって電界が形成される。この電界により帯電したトナーが磁気ローラー31から現像ローラー32へ移行し、また、現像ローラー32から感光ドラム19へ移行する。図2の位置P7は、トナーが感光ドラム19から中間転写ベルト9へ移行する位置である。
画像形成装置1Aは、制御部100を有する。制御部100は、CPUと、ROMと、RAMとを備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶部である。制御部100は、前記CPUが前記ROMに記憶されている前記制御プログラムを実行することにより、画像形成装置1Aの動作を制御する。
制御部100の前記ROMには、制御部100の前記CPUに後述の層厚制御処理(図3のフローチャート参照)を実行させる為の処理プログラムが記憶されている。前記処理プログラムは、画像形成装置1Aの出荷時点で前記ROMに記憶されていてもよい。或いは、前記処理プログラムがCD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な情報記録媒体に記録されており、前記出荷後に、前記処理プログラムが前記情報記録媒体から制御部100の前記ROMに記憶されてもよい。
ところで、現像ローラー32が感光ドラム19と接触しながら回転する構成においては、停止状態の現像ローラー32を回転させる際、現像ローラー32を駆動するモーター60に大きな始動トルクが要求される。そのため、モーター60として、大きなトルクを出力可能なモーターが必要である。現像ローラー32に形成されるトナーの層厚を厚くすれば、前記始動トルクを低減することが可能である。しかしながら、現像ローラー32に形成されるトナーの層厚を、感光ドラム19に形成される静電潜像の現像時も現像ローラー32の回転停止時も一律に厚くすると、前記現像処理時に所謂かぶりが発生する場合がある。これに対し、本実施形態では、停止状態の現像ローラー32を回転させる際に要する始動トルクを低減しつつ、前記現像処理時には適切なトナー量のトナーを感光ドラム19に供給することができる。
制御部100は、前記CPUが前記ROMに記憶されている前記処理プログラムを実行することにより、駆動制御部101と、層厚制御部102とを有する。なお、制御部100が有する機能の一部又は複数が電子回路として設けられる構成も採用可能である。駆動制御部101及び層厚制御部102は、現像装置21に備えられていてもよい。
駆動制御部101は、現像ローラー32の回転を制御するものである。駆動制御部101は、前記現像期間に現像ローラー32を回転させ、前記現像期間の終了後に予め定められた設定時間が経過した場合に現像ローラー32の回転を停止させる。具体的に、本実施形態では、駆動制御部101は、前記現像期間、感光ドラム19の回転速度に対して予め定められた周速比で感光ドラム19の回転方向X2とは反対の回転方向X1に現像ローラー32を回転させる。前記現像期間が終了すると、駆動制御部101は、引き続いて前記現像後処理を行うために、前記現像期間の終了後から予め定められた回転数、すなわち予め定められた時間だけ現像ローラー32を回転させる。予め定められた時間を現像後処理時間という。そして、駆動制御部101は、前記現像後処理の終了後、後述する層厚変更処理を経て現像ローラー32の回転を停止させる。前記現像期間が終了してから前記現像後処理に要する時間は、本発明における第1時間の一例である。前記層厚変更処理に要する時間は、本発明における第2時間の一例である。前記層厚変更処理に要する時間を層厚変更時間という。現像ローラー32の回転を停止させている期間を停止期間という。そして、前記停止期間中に前記画像形成処理の必要性が生じると、駆動制御部101は、モーター60を制御して現像ローラー32を回転させる。
層厚制御部102は、第1印加部50及び第2印加部51を制御することにより、磁気ローラー31の電圧V1と現像ローラー32の電圧V2との電位差ΔV1を制御する。具体的に、層厚制御部102は、位置P5における現像ローラー32上のトナー層の厚みが、前記静電潜像が位置P5を通過している前記現像期間中に第1層厚TH1となるように電位差ΔV1を制御して現像ローラー32にトナーを担持させる。また、層厚制御部102は、位置P5における現像ローラー32上のトナーの厚みが、現像ローラー32の回転停止時に第1層厚TH1よりも厚い第2層厚TH2となるように電位差ΔV1を制御して現像ローラー32にトナーを担持させる。磁気ローラー31の電位は、本発明における予め定められた電位の一例である。本実施形態では、電位差ΔV1が大きくなるほどトナーの層厚が大きくなる。詳細には後述する。
次に、図3及び図4を用いて、制御部100によって実行される層厚制御処理の一例について説明する。なお、図3のフローチャートにおいてステップS301、S302、・・・は処理手順(ステップ番号)を表しており、図3のフローチャートの処理は、画像形成ジョブの実行開始指示を示す操作信号を制御部100が受信した場合に実行開始される。なお、ここでは前記画像形成ジョブは1ページ分の画像データを含むものとする。また、図4において「ON」は、処理の実行を示し、「OFF」は、処理の停止を示す。
<ステップS301>
ステップS301において、制御部100は、画像形成部4に画像形成処理の実行を開始させる。制御部100は、感光ドラム19及び現像ローラー32などを回転させる。現像ローラー32は、感光ドラム19の回転速度に対して予め定められた周速比で回転方向X1に回転する。なお、現像ローラー32を回転させる処理は駆動制御部101により実行される。また、制御部100は、現像ローラー32を回転させると同時に、第1印加部50及び第2印加部51を制御して、磁気ローラー31と現像ローラー32との電位差ΔV1を電位差ΔV11に設定する。これにより、現像ローラー32の周面上のトナーの厚みが第1層厚TH1となる。この第1層厚TH1のトナーによって、感光ドラム19に形成される前記静電潜像が現像される。なお、この処理は層厚制御部102により実行される。
また、制御部100は、感光ドラム19への前記静電潜像の形成を開始させる。ここで、前記静電潜像の形成を開始させるタイミングは、第1層厚TH1のトナーが位置P2に到達するタイミングの後に、感光ドラム19に形成される前記静電潜像の前記先端部分が位置P2に到達するようなタイミングである。前記先端部分の静電潜像が位置P2に到達したときから前記現像処理が開始され、前記現像期間が開始する。
<ステップS302>
ステップS302において、制御部100は、前記画像形成ジョブに含まれる画像データについての現像処理が終了したか否かを判定する。すなわち、制御部100は、前記画像形成ジョブにおける画像データに応じて感光ドラム19に形成される前記静電潜像のうち回転方向X1における後端部分の静電潜像の現像が終了したか否かを判定する。
この判定は、感光ドラム19に前記後端部分の静電潜像が形成されるタイミングに基づいて行われる。より具体的に、制御部100は、感光ドラム19に前記後端部分の静電潜像が位置P6で形成されるタイミングから、前記後端部分の静電潜像が位置P5に到達するのに要する既知の時間TL3が経過したか否かを判定する。時間TL3は、感光ドラム19の周速SP2と、回転方向X2における位置P6から位置P5までの感光ドラム19の周長D2とを用いて、TL3=D2/SP2と表される。制御部100は、前記現像処理が終了したと判定した場合(ステップS302でYES)、処理をステップS303に進める。
<ステップS303>
ステップS303において、制御部100は、計時を開始する。
<ステップS304>
ステップS304において、制御部100は、前記現像期間が終了すると、駆動制御部101は、前記現像後処理時間が経過したか否かを判定する。制御部100は、前記現像後処理時間が経過したと判定した場合には(ステップS304でYES)、処理をステップS305に進める。
<ステップS305>
ステップS305において、制御部100は、前記現像後処理を終了する。また、制御部100は、前記計時を終了し、計時時間をリセットする。
<ステップS306>
ステップS306において、制御部100は、第1印加部50及び第2印加部51を制御して、磁気ローラー31と現像ローラー32との電位差ΔV1を電位差ΔV12に設定する。これにより、制御部100は、現像ローラー32の周面上のトナーの厚みを第2層厚TH2に変更させる。第2層厚TH2は、第1層厚TH1よりも厚く第1層厚TH1の2倍よりも薄い層厚である。そして、制御部100は、これ以降、前記回転停止時までの期間、現像ローラー32に担持させる前記トナーの層厚を第2層厚TH2に維持する。また、この処理は層厚制御部102により実行される。また、制御部100は、現像ローラー32を引き続き回転させる。
<ステップS307>
ステップS307において、制御部100は、計時を開始する。
<ステップS308>
ステップS308において、制御部100は、前記計時を開始してから前記層厚変更時間が経過したか否かを判定する。本実施形態では、前記層厚変更時間は、現像ローラー32が回転方向X1に位置P2から位置P5までトナーを搬送するのに要する搬送時間TL2(図4参照)と一致する。つまり、前記層厚変更時間は、搬送時間TL2と同じ時間(=TL2)に設定されている。搬送時間TL2は、現像ローラー32の周速Cv1と、回転方向X1における位置P2から位置P5までの現像ローラー32の周長D1とを用いて、TL2=D1/Cv1と表される。ただし、前記層厚変更時間は、D1/Cv1より長い時間であってもよい。制御部100は、前記層厚変更時間が経過したと判定した場合には(ステップS308でYES)、処理をステップS309に進める。
<ステップS309>
ステップS309において、制御部100は、現像ローラー32及び感光ドラム19の回転を停止させる。また、制御部100は、前記計時を終了して計時時間をリセットする。なお、本実施形態では、現像ローラー32の回転を停止させる停止期間中も、電位差ΔV1は電位差ΔV12に維持されるが、停止期間中の電位差ΔV1は、電位差ΔV12と異なる電位差であってもよい。
次に、図4を用いて、電位差ΔV1の変更処理、位置P2における現像ローラー32上のトナーの層厚、位置P5における現像ローラー32上のトナーの層厚、前記露光処理、前記現像処理、前記転写処理、前記現像後処理、現像ローラー32の回転動作の各タイミングについて説明する。図4は、前記各処理及び動作を示したタイミングチャートである。
図4に示されるように、制御部100は、時刻T1で、電位差ΔV1をΔV11に設定し、且つ、現像ローラー32の回転を開始させる。これにより、時刻T1から予め定められた時間TL1経過後の時刻T2で、位置P2における現像ローラー32上のトナーの層厚が第2層厚TH2から第1層厚TH1に変化する。そして、現像ローラー32上の第1層厚TH1のトナーが、時刻T2から時間TL2経過後の時刻T3で現像ローラー32上の位置P5に到達する。時間TL1は、磁気ローラー31の周速Cv2と、回転方向X1における位置P1から位置P2までの磁気ローラー31の周長D2とを用いて、TL1=D2/Cv2と表される。
一方、時刻T3より後の時刻T4で、制御部100は、感光ドラム19の位置P6に対し静電潜像を形成する処理を光走査部5に開始させる。時刻T4から予め定められた時間TL3経過後の時刻T5に、前記静電潜像の前記先端部分が位置P5に到達する。前記現像処理は、時刻T5から開始される。すなわち、前記現像期間は、時刻T5から開始される。そして、時刻T5から予め定められた時間TL4経過後の時刻T6で、感光ドラム19により形成されているトナー像を中間転写ベルト9に転写する転写処理が開始される。時間TL4は、感光ドラム19の周速SP2と、回転方向X2における位置P5から位置P7までの感光ドラム19の周長D3とを用いて、TL4=D3/SP2と表される。なお、時刻T4は、時刻T1に形成が開始された第1層厚TH1のトナーが位置P5に到達した後に、現像ローラー32に転移したトナーが位置P5に到達するような時刻であれば、時刻T3よりも後の時刻である必要はない。時刻T6より後の時刻T7に、前記クリーニング処理及び前記除電処理が実行される。
制御部100は、時刻T8で、前記静電潜像を形成する処理を光走査部5に終了させる。これにより、時刻T8から時間TL3経過後の時刻T9に、感光ドラム19に形成される前記静電潜像の前記後端部分が位置P5に到達する。ここで、時刻T8は、制御部100により予め算出されている。すなわち、制御部100は、画像形成ジョブを受信すると、前記画像形成ジョブに含まれる画像データのデータ量に基づいて、前記画像データに応じた前記静電潜像を形成するのに要する時間を予め算出する。そして、制御部100は、この算出された時間だけ時刻T4から経過した時刻T8を算出する。
時刻T9で、前記現像処理、すなわち、前記現像期間が終了する。制御部100は、時刻T8に基づいて時刻T9を予め算出する。時刻T9は、時刻T8から時間TL3だけ経過した時刻である。そして、前記後端部分のトナー像は、時刻T9から時間TL4経過後の時刻T10で中間転写ベルト9に転写され、前記転写処理が終了する。また、時刻T10から予め定められた時間経過後の時刻T11に、前記現像後処理が終了する。
制御部100は、時刻T11より後の時刻T12に第1印加部50及び第2印加部51を制御して、磁気ローラー31と現像ローラー32との電位差ΔV1を電位差ΔV12に設定する。これにより、時刻T12から予め定められた時間TL1経過後の時刻T13に、現像ローラー32の周面の位置P2におけるトナーの厚みが第2層厚TH2に変化する。さらに、現像ローラー32上の第2層厚TH2のトナーが、時刻T13から時間TL2経過後の時刻T14で現像ローラー32上の位置P5に到達する。そして、駆動制御部101は、時刻T14に、現像ローラー32の回転を停止させる。時刻T9から時刻T14までの時間は、本発明における予め定められた設定時間の一例である。
以上のように、本実施形態では、位置P5における現像ローラー32上のトナー層の厚みが、現像ローラー32の回転停止時に第1層厚TH1よりも厚い第2層厚TH2となるように現像ローラー32にトナーを担持させる層厚制御処理が行われる。これにより、現像ローラー32の回転が再開されるときの現像ローラー32と感光ドラム19との間のトナーの量が第1層厚TH1の場合に比べて増量される。
前述したように、現像ローラー32の表面はゴムで構成されているため、感光ドラム19と接触する位置P5で、現像ローラー32の表面が凹む。現像ローラー32の表面の凹んだ部分と感光ドラム19との間に前記トナーが介在すると、仮に前記トナーが介在しない場合に感光ドラム19から現像ローラー32に与えられる力、及び、現像ローラー32から感光ドラム19に与えられる力の少なくとも一部が、現像ローラー32及び感光ドラム19の回転時にそのトナーによって吸収される。そして、介在するトナー量が多いと、そのトナーによる力の吸収量が多くなり、現像ローラー32と感光ドラム19との間に作用する回転方向の摩擦がより低減する。本実施形態のように、現像ローラー32の回転が停止されるタイミングで、現像期間よりも厚みが増したトナー層が位置P5に供給されると、現像ローラー32の凹み部分と感光ドラム19との間には、前記現像期間よりも多くのトナーが介在する。その結果、凹み部分と感光ドラム19との間におけるトナーの量が増える。そのため、介在したトナーにより現像ローラー32が中心方向へ押圧されることで現像ローラー32が凹む量が、トナー量の増大によって更に大きくなり、現像ローラー32の凹み部分と感光ドラム19との間に介在するトナーの介在領域が広げられる。本実施形態では、現像期間よりも多くのトナーが現像ローラー32と感光ドラム19との間に介在した状態で現像ローラー32と感光ドラム19とが停止する。このため、現像ローラー32と感光ドラム19が再び回転駆動された場合に、現像ローラー32及び感光ドラム19は回転方向の摩擦が小さい状態で回転し始める。したがって、第2層厚TH2のトナーを供給しない従来の層厚制御に比べて、始動トルクを小さくすることができる。
前記第1の実施形態の具体例である実施例1及び実施例2について説明する。図5は、実施例1及び実施例2における前記各期間の電位差ΔV1の値を示す。
実施例1及び実施例2における現像装置21の具体的な構成及び電位差ΔVの制御条件は以下の通りである。現像ローラー32の直径が16mm、ゴム層の材質はウレタンゴム、ゴム層の厚みは5mm、硬度は55度である。また、現像ローラー32の表面抵抗が1.0×10Ω以上になるとかぶりが発生するため、前記表面抵抗は1.0×10Ω未満であることが必要であり、実施例1及び実施例2では、1.0×10Ωである。また、現像ローラー32と磁気ローラー31とが最も接近する位置P2における現像ローラー32と磁気ローラー31との離間距離は0.3mmである。
感光ドラム19は、アモルファスシリコン感光体である。感光ドラム19の白地部の電圧は+230V、静電潜像部分の電圧は+20Vである。感光ドラム19の回転速度に対する現像ローラー32の回転速度の周速比は2である。また、現像ローラー32の回転速度に対する磁気ローラー31の回転速度の周速比は、1.1である。
現像ローラー32は、感光ドラム19から押圧されることにより変形する。ここで、前記変形量が0.1mmを超えると、前記始動トルクが非常に大きくなり、逆に、0.025mm未満では、現像ローラー32の変形状態が不安定となり、画像に濃度ムラが発生する。したがって、このような不具合を回避できる前記変形量の範囲は、0.025mm〜0.1mmである。実施例1及び実施例2では、その範囲のうち変形量が0.05mmとなるように調整されている。
第2印加部51が現像ローラー32に印加する電圧の直流成分は110V、交流成分の実効値は170V、前記交流成分のデューティ比は45%、前記交流成分の周波数は3.7kHzである。また、磁気ローラー31の電圧V1と現像ローラー32の電圧V2との電位差ΔV1は、交流成分の実効値が2500V、前記交流成分のデューティ比が70%、前記交流成分の周波数が3.7kHzである。印刷速度は、1分あたり50枚の記録シート14に印刷する速度である。
また、実施例1及び実施例2では、電位差ΔV1の直流成分が、前記現像期間、前記現像後処理期間、層厚変更期間、及び停止期間で図5に示されるように設定されている。すなわち、実施例1においては、前記現像期間及び前記現像後処理期間における電位差ΔV1の直流成分は、360Vである。また、前記層厚変更期間及び前記停止期間における電位差ΔV1の直流成分は、460Vである。
実施例2においては、前記現像後処理期間における電位差ΔV1の直流成分が100Vである点が実施例1と異なり、それ以外は実施例1と同じである。すなわち、実施例2では、前記層厚変更期間におけるトナーの層厚が前記現像期間における層厚よりも厚くされる前に、一旦、電位差ΔV1が前記現像期間における電位差よりも下げられる。これにより、層厚制御部102は、前記現像後処理期間の間、第1層厚TH1よりも薄い第3層厚TH3のトナーを現像ローラー32に担持させる。
前記現像期間の終了後に現像ローラー32の表面に残留するトナーには、前記外添剤が離脱しているトナーが多く含まれている。前記外添剤が前記トナーから離脱すると、前記外添剤が前記トナーに付着している場合に比べて前記トナーの流動性が低下する。前記トナーの流動性が低下すると、前記始動トルクが増大する。
実施例2では、前記外添剤が離脱することにより流動性が低下したトナーを現像ローラー32から除去して回収するために、電位差ΔV1を、一旦前記現像期間における電位差ΔV11よりも低下させて磁気ローラー31により回収する。その後、前記層厚変更期間で、前記外添剤が付着したトナーを現像ローラー32に供給する。なお、前記それ以外の期間における電位差ΔV1の直流成分は実施例1と同一である。
図5に示される比較例1は、現像ローラー32の回転停止前に、前記トナーの厚みを前記現像期間の厚みよりも厚くする処理が行われない場合、すなわち、本実施形態のような前記層厚変更期間が設けられない場合の例である。比較例1の構成は、実施例1及び実施例2と同一であり、電位差ΔV1の設定値だけが異なる。
実施例1、実施例2及び比較例1それぞれにおいて印刷枚数が0枚のときの始動トルクを測定し、その測定結果を比較した。比較例1における印刷枚数が0枚時の始動トルクを基準トルクとした場合、実施例1では、現像ローラー32の回転再開時における始動トルクが、前述した0枚時の基準トルクに対して20%低減したことが確認された。なお、前記始動トルクの低減率は、モーター60の駆動電流に基づいて算出される。
また、実施例2と比較例1とを比較すると、実施例2では、現像ローラー32の回転再開時における前記始動トルクが、前述した0枚時の始動トルクに対して25%低減したことが確認された。すなわち、実施例1における前記始動トルクよりもさらに前記始動トルクが低減したことが確認された。つまり、実施例2では、実施例1よりもさらに大きな前記始動トルクの低減効果が得られることが確認された。
ところで、感光ドラム19は、現像ローラー32との接触摩擦が、画像形成装置1Aにおける印刷枚数の累計値(以下、単に印刷枚数という)に応じて増大する。前記接触摩擦が増大すると、前記始動トルクが増大する。
そこで、制御部100(層厚制御部102)は、感光ドラム19の表面が現像ローラー32の表面に及ぼす接触摩擦の増大に応じて、前記層厚変更期間に前記現像ローラー32に担持させるトナーを増量させてもよい。具体的に、前記印刷枚数に応じて、前記層厚変更期間に現像ローラー32に担持させるトナーを増量させてもよい。例えば、前記印刷枚数が予め定められた閾値W1に達した場合に、前記層厚変更期間に現像ローラー32に担持させるトナーを増量させてもよい。すなわち、本実施形態では、制御部100は、前記印刷枚数が予め定められた閾値W1に達した場合に、印刷枚数が0枚のときの電位差ΔV12からそれよりも大きな電位差ΔV14に変更する。これにより、制御部100は、現像ローラー32の回転停止時における現像ローラー32上のトナー層の厚みを、第2層厚TH2から第4層厚TH4に変更する。前記印刷枚数が閾値W1に達したか否かを制御部100が判定する判定処理は、例えば、図3のフローチャートにおけるステップS307において実行される。制御部100は、前記印刷枚数が閾値W1に達したと判定した場合、前記層厚変更期間における電位差ΔV1をΔV11からΔV12ではなくΔV14に変更する。なお、制御部100は、前記印刷枚数が閾値W1に達していないと判定した場合、前記層厚変更期間における電位差ΔV1をΔV11からΔV12に変更する。
さらに、前記印刷枚数についての閾値W1と電位差ΔV14との組み合わせが複数組設けられてもよい。換言すると、印刷枚数の増加に応じて電位差ΔV1が変更されてもよい。本実施形態では、閾値W1が大きいほど電位差ΔV14が大きくなる。
前記層厚変更期間における電位差ΔV1が印刷枚数に関係なく一定値である場合、前記印刷枚数の増加に応じて前記始動トルクが増大する。これに対し、前記印刷枚数の増加に応じて電位差ΔV1を増大して回転停止時における位置P5のトナーの層厚が増大される。これにより、印刷枚数の増加に伴う感光ドラム19の表面の接触摩擦の増大に因って始動トルクが増大することを抑制することができる。
図6は、実施例1における前記層厚変更期間の電位差ΔV1の設定例を示す。ここでは、電位差ΔV1の2つの設定例(設定例1と設定例2)が示されている。設定例1は、印刷枚数に関係なく、電位差ΔV1が一律に460Vに設定されている例である。設定例2は、印刷枚数が0枚のときの電位差ΔV1が460Vに設定され、5000枚に達した時点の電位差ΔV1が480Vに設定され、10000枚、20000枚及び50000枚に達した時点の電位差ΔV1が500Vに設定されている例である。なお、5000枚、10000枚、20000枚及び50000枚各々の枚数は、前記印刷枚数についての閾値W1の一例であり、本発明における予め定められた閾値の一例である。図6に示される比較例2は、印刷枚数に関係なく、電位差ΔV1が一律に前記現像期間と同じ360Vに設定されている例である。
設定例1、設定例2及び比較例2それぞれのケースにおいて、各枚数到達時のトルクを測定し、測定結果を比較すると、以下のような結果が得られた。具体的には、比較例2の場合、印刷枚数が5000枚、10000枚、20000枚及び50000枚の各枚数に達したときの前記始動トルクは、前記基準トルクに対して、6%、10%、11%、10%増大することが確認された。
これに対し、設定例1の場合、印刷枚数が5000枚、10000枚、20000枚及び50000枚の各枚数に達したときの前記始動トルクは、前記基準トルクに対して、17%、12%、13%、12%低減したことが確認された。また、設定例2の場合、印刷枚数が5000枚に達したときの前記始動トルクが前記基準トルクに対して19%低減したことが確認された。また、印刷枚数が10000枚に達したときの前記始動トルクが前記基準トルクに対して20%低減したことが確認された。また、印刷枚数が20000枚に達したときの前記始動トルクが前記基準トルクに対して18%低減したことが確認された。また、印刷枚数が50000枚に達したときの前記始動トルクが前記基準トルクに対して19%低減したことが確認された。
なお、ここでは、前記接触摩擦の増大と関連するパラメーターとして、画像形成装置1Aにおける印刷枚数が例に挙げられている。ただし、前記印刷枚数の他、画像形成装置1Aの主電源のオン時間、感光ドラム19及び現像ローラー32の回転時間なども、前記接触摩擦の増大と関連するパラメーターの一例である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、前記現像後処理期間の有無及び制御部100の機能が前記第1の実施形態と異なり、それ以外の構成については、前記第1の実施形態と同様である。したがって、前記第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
本実施形態においては、制御部200(駆動制御部101)は、第1条件と第2条件との両方を満たす予め定められたタイミングまで第1層厚TH1のトナーを担持させる。前記第1条件は、第2層厚TH2のトナーが位置P5に到達するタイミングが、少なくとも位置P2から位置P5に前記トナーを搬送するのに要する搬送時間TL1だけ現像ローラー32の回転停止時より前であるという条件である。前記第2条件は、前記静電潜像の前記後端部分が位置P5を到達するタイミングよりも後に第2層厚TH2のトナーが位置P5に到達するという条件である。そして、制御部200(駆動制御部101)は、前記予め定められたタイミングに第2層厚TH2のトナーを担持させる。
具体的に、制御部200は、図7に示されるように、第1算出部201と、第2算出部202と、第3算出部203とをさらに有する。
以下、本実施形態における制御部100の具体的な層厚制御処理について説明する。図8は、前記層厚制御処理を示すタイミングチャートである。なお、本実施形態におけるタイミングチャートは、図3のタイミングチャートと時刻T7までは同様であるので、その説明は省略し、時刻T7以降の処理について説明する。なお、図8において「ON」は、処理の実行を示し、「OFF」は、処理の停止を示す。
図8に示されるように、制御部200は、時刻T18で、前記静電潜像を形成する処理を光走査部5に終了させる。時刻T18は、第1算出部201により予め算出されている。すなわち、第1算出部201は、画像形成ジョブを受信すると、前記画像形成ジョブに含まれる画像データのデータ量に基づいて、前記画像データに応じた前記静電潜像を形成するのに要する時間を予め算出する。時刻T18は、本発明の第1タイミングの一例である。
時刻T18から時間TL3経過後の時刻T19で、前記静電潜像の前記後端部分が位置P5に到達する。時刻T19は、前記現像処理、すなわち、前記現像期間が終了する時刻である。時刻T19は、本発明の第2タイミングの一例である。第2算出部202は、第1算出部201により算出される時刻T18に基づいて、画像形成ジョブを受信したときに時刻T19を予め算出する。そして、前記後端部分のトナー像は、時刻T19より時間TL4経過後の時刻T20で中間転写ベルト9に転写され、前記転写処理が終了する。
第3算出部203は、第2算出部202により算出される時刻T19よりも搬送時間TL2だけ前の時刻T22を、画像形成ジョブを受信したときに予め算出する。時刻T22は、本発明の第3タイミングの一例である。層厚制御部102は、時刻T22から予め定められた時間TL5経過後の時刻T23に、第1印加部50及び第2印加部51を制御して、磁気ローラー31と現像ローラー32との電位差ΔV1を電位差ΔV12に設定する。時刻T23は、本発明の第4タイミングの一例である。これにより、時刻T23から時間TL1経過後の時刻T24に、現像ローラー32の周面の位置P2におけるトナーの厚みが第2層厚TH2に変化する。なお、電位差ΔV1を電位差ΔV12に設定する時刻が時刻T22よりも前であると、第2層厚TH2のトナーで前記静電潜像の現像処理が行われることとなり、所謂かぶりが発生する場合がある。したがって、電位差ΔV1を電位差ΔV12に設定する時刻は時刻T22以後である必要がある。この条件が前記第1条件である。そして、現像ローラー32上の第2層厚TH2のトナーが、時刻T24から時間TL2経過後の時刻T25で現像ローラー32上の位置P5に到達する。前記第2条件は、時刻T25が時刻T19よりも遅い時刻であることを意味する。そして、駆動制御部101は、時刻T25に、現像ローラー32の回転を停止させる。時刻T19から時刻T25までの時間は、本発明における予め定められた設定時間の一例である。
1A:画像形成装置
9:中間転写ベルト(被転写体)
19:感光ドラム(像担持体)
21:現像装置
32:現像ローラー(回転体)
101:駆動制御部
102:層厚制御部
TH1:第1層厚
TH2:第2層厚
TH3:第3層厚
TH4:第4層厚
TL1:搬送時間
T18:時刻(第1タイミング)
T19:時刻(第2タイミング)
T22:時刻(第3タイミング)
T23:時刻(第4タイミング)
201:第1算出部
202:第2算出部
203:第3算出部
位置P2:受取位置
位置P5:接触位置

Claims (10)

  1. 回転可能に支持され、予め定められた受取位置でトナーを受け取って担持し、画像データに応じた静電潜像が形成される像担持体と接触する接触位置に前記トナーを搬送し前記接触位置で前記像担持体に前記トナーを供給する回転体と、
    前記回転体の回転を制御し、前記静電潜像を現像する現像期間に前記回転体を回転させ、前記現像期間の終了後に予め定められた設定時間が経過した場合に前記回転体の回転を停止させる駆動制御部と、
    前記接触位置における前記回転体上のトナーの厚みが、前記現像期間中に第1層厚となり、前記回転体の回転停止時に前記第1層厚よりも厚い第2層厚となるように、前記回転体の電位と予め定められた電位との電位差を制御して前記回転体にトナーを担持させる層厚制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記設定時間は、現像されることにより前記静電潜像に形成されるトナー像が前記像担持体から予め定められた被転写体に転写された後に前記像担持体の表面に残留しているトナーを前記表面から除去して前記像担持体を清掃するのに要する第1時間と、前記第1時間に続く第2時間とを含み、
    前記層厚制御部は、前記第1時間が経過してから前記第2時間が経過するまでの間に前記トナーの厚みを前記第1層厚から前記第2層厚に変更し、
    前記駆動制御部は、前記第2層厚のトナーを前記回転体に担持させてから、少なくとも前記受取位置から前記接触位置に前記トナーを搬送するのに要する搬送時間が経過するまでの間、前記回転体を回転させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像データのデータ量に基づいて前記像担持体への前記静電潜像の形成が終了する第1タイミングを算出する第1算出部と、
    前記第1タイミングに基づいて前記画像データに対応する前記現像期間が終了する第2タイミングを算出する第2算出部と、
    前記受取位置から前記接触位置に前記トナーを搬送するのに要する搬送時間だけ前記第2タイミングよりも前の第3タイミングを算出する第3算出部と、を備え、
    前記層厚制御部は、前記第3タイミングから予め定められた時間経過後の第4タイミングに前記回転体に前記第2層厚のトナーを担持させ、
    前記駆動制御部は、前記第4タイミングから少なくとも前記搬送時間が経過するまでの間、前記回転体を回転させる請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記層厚制御部は、前記トナーの層厚を前記第1層厚から前記第2層厚に変更したときから前記回転停止時までの期間、前記回転体に担持させる前記トナーの層厚を前記第2層厚に維持する請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記層厚制御部は、前記現像期間が終了したときから前記トナーの層厚を前記第1層厚から前記第2層厚に変更するまでの期間、前記回転体に担持させる前記トナーの層厚を前記第1層厚よりも薄い第3層厚のトナーを前記回転体に担持させる請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記層厚制御部は、前記像担持体の表面が前記回転体の表面に及ぼす接触摩擦の増大に伴い、前記第2層厚を前記第2層厚よりも厚い第4層厚に変更する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記接触摩擦は、画像形成装置で印刷される印刷枚数に応じて増大し、
    前記層厚制御部は、前記印刷枚数が予め定められた閾値に達した場合に、前記第2層厚を前記第4層厚に変更する請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2層厚は、前記第1層厚よりも厚く前記第1層厚の2倍よりも薄い請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記回転体と前記像担持体とは互いに反対方向に回転する請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 回転可能に支持され、予め定められた受取位置でトナーを受け取って担持し、画像データに応じた静電潜像が形成される像担持体と接触する接触位置に前記トナーを搬送し前記接触位置で前記像担持体に前記トナーを供給する回転体と、
    前記回転体の回転を制御し、前記静電潜像を現像する現像期間に前記回転体を回転させ、前記現像期間の終了後に予め定められた設定時間が経過した場合に前記回転体の回転を停止させる駆動制御部と、
    前記接触位置における前記回転体上のトナーの厚みが、前記現像期間中に第1層厚となり、前記回転体の回転停止時に前記第1層厚よりも厚い第2層厚となるように、前記回転体の電位と予め定められた電位との電位差を制御して前記回転体にトナーを担持させる層厚制御部と、
    を備える現像装置。
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