JP6318538B2 - 角度検出装置、角度検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、角度検出装置及び角度検出方法に関する。
回転体の回転角度の検出方法として、永久磁石を設けた回転体と、回転体の近傍に固定された磁気センサを相対的に回転させ、回転に応じて変化する磁気センサの出力波形から回転角度を検出する装置及び方法が知られている。
例えば、図18に示すように、永久磁石のS極、N極を交互に円筒状に配置した、検出対象である回転体6と、回転体6の近傍にその回転方向に対して90°の角度で固定配置されたX相およびY相の磁気センサ5X、5Yが備えられている。この場合の磁気センサ5X、5Yの出力信号Vx、Vyは、数17および図19に示すように、回転体の回転角度θに対して、それぞれ90°位相がずれた余弦、正弦の波形になる。但し、図19は出力信号Vx、Vyの振幅(Ax、Ay)が等しい場合の波形を示す。
Figure 0006318538
ここで、前記磁気センサ5X、5Yの出力信号Vx、Vyを検出して、図20に示すように、検出したVx、VyのXY平面上におけるベクトルを求めると、ベクトルとX軸の角度が回転角度θに相当することになる。そこで、数18に示す回転変換により、図20に示すように、所定のステップ角θstepずつ負の回転方向へ、回転したベクトルのY成分Vy’が、正から負のへ変化するまで回転を繰り返す(Vx’(1)、Vy’(1))・・・(Vx’(3)、Yy’(3))。このとき、ベクトルの総回転角度θが回転体の検出角度になる。以上の動作を実行することで、回転体の回転角度を検出している。
Figure 0006318538
しかしながら、磁気センサ5X、5Yの出力信号Vx、Vyは、磁気センサ感度の個体差、永久磁石の着磁、磁気センサ5X、5Yと永久磁石の配置距離などにより、個体ごとに出力信号の振幅が大きく異なり検出精度が悪化する。そのため、磁気センサ感度ごとの選別、永久磁石の着磁の高精度化、磁気センサ5X、5Yの高精度の配置などの対策が必要になり、コスト増加になるという問題(課題)がある。
この問題に対して、特許文献1(特開2005−43228号公報)に記載されたデジタル角度測定システムでは、磁気センサ出力信号の振幅を検出して、検出した振幅を所望の値に補正するための増幅率を算出する制御回路と、磁気センサ出力信号をデジタルデータに変換するAD変換器と、磁気センサとの間に、増幅率に基づいて磁気センサの出力信号を増幅する可変増幅器を備え、AD変換器へ入力される増幅された磁気センサの出力信号の振幅を一定に制御するように構成している。
ただ、このデジタル角度測定システムの可変増幅器は、オペアンプを用いて構成されているため、角度検出精度の悪化の原因となるオペアンプの入力オフセットをキャンセルする必要がある。つまり、正弦波信号に対して増幅アンプによりゲインを乗じる場合は、正弦波形にアンプのオフセットOfsが加算され(後記、数14参照)、新たな誤差要因となる。
そのために、このデジタル角度測定システムでは、可変増幅器の直前にチョッパースイッチを、可変増幅器の直後にチョッパー復調器を備えており、回路コストが増大するという問題がある。
また、特許文献1のデジタル角度測定システムでは、磁気センサとは別体に構成されるセンサIC内で、磁気センサ出力信号を増幅するよう構成されており、磁気センサ感度が小さく、永久磁石の着磁が小さい等の場合は、磁気センサ出力信号の振幅が小さくなる。よって、磁気センサとセンサICを接続する配線等において、外的なノイズの影響を受けやすいという問題もある。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ホール素子の駆動電圧自体を増減することで、従来のように追加の回路を設けることなしに出力信号の振幅の誤差を補正し、コストを掛けずに誤差を抑制した回転角検知を可能にすることである。
本発明は、回転体の回転角度に応じてそれぞれ位相の異なる複数の正弦波信号を出力するよう配置された複数のセンサと、前記複数の正弦波信号に基づいて前記回転角度を検出し、かつ前記正弦波信号の振幅を検出して振幅信号として出力する角度探索手段と、前記振幅信号と所定の振幅目標値とを比較し、比較結果を表す振幅誤差信号を出力する振幅比較手段と、前記比較結果を表す振幅誤差信号を積算した積算信号を出力する積算手段と、前記積算信号をパルス状の信号に変調して、パルス信号として出力する変調手段と、前記パルス信号を平滑化して、駆動信号として出力する平滑化手段と、を備え、前記積算信号に基づいて、前記複数の正弦波信号の振幅の誤差を補正することを特徴とする角度検出装置である。
本発明によれば、ホール素子の駆動電圧自体を増減することで、従来のように追加の回路を設けることなしに出力信号の振幅の誤差を補正し、コストを掛けずに誤差を抑制した回転角検知が可能である。
本発明の第1の実施形態に係る角度検出装置を概略的に示すブロック図である。 ホール素子の動作原理を説明する図である。 ホール素子のU相とV相の正弦波信号VuとVvを表す図である。 ホール素子の出力信号であるUV相の正弦波信号VuとVvのUV軸からXY軸への変換を示す図である。 X軸データDxおよびY軸データDyの回転角度θと出力値との関係を示す図である。 メモリに格納される正弦データ、余弦データを示す図である。 ベクトルの回転によるX軸への追従と不感帯を示す図である。 角度カウンタの動作を示すタイミングチャートである。 積算部の動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態における、積算値Dintとキャリアカウント値CcntとPLsとの関係を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態における、駆動部の構成例を示す図である。 第2の実施形態における角度検出装置の全体構成を概略的に示す図である。 第2の実施形態における、DA部の構成例を示す図である。 第2の実施形態における、DA部のスイッチング動作を示す図である。 第2の実施形態における、駆動部の構成例を示す図である。 第3の実施形態における、変調部のブロック図を示す図である。 図17Aは、第3の実施形態における、変調部のパルス密度変調を示す図であり、図17Bは、変調部の動作を示すタイミングチャートである。 従来の回転角度検出装置における回転体と磁気センサの配置構成を示す図である。 従来の回転角度検出装置における90°の位相差をもつ2相正弦波信号の波形を示す図である。 従来の回転角度検出装置における回転演算によるベクトルの順次回転を示す図である。
以下、本発明の角度検出装置を、その実施形態について添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る角度検出装置を概略的に示すブロック図である。また、図2はホール素子の動作原理を説明する図である。
ここでは、まず、ホール素子を用いた磁気センサの動作原理を図2および数1を用いて説明する。
本ホール素子1は、図2に示すように、半導体材料からなるシートであり、直交する2方向の両端部に各1対の端子T、Tが設けられている。ここで、一方の1対の端子T間にホール素子駆動電圧Vinを印加し、かつ、直交する2方向の両方に対して垂直な方向に磁束密度Bmの磁界を加えると、他方の1対の端子T間にホール素子出力電圧VHが生じる。
このときの前記ホール素子出力電圧VHは、ホール素子1の形状により決まる比例係数Kh、キャリア移動度μh、磁束密度Bm、ホール素子駆動電圧Vinを用いて、数1で表すことができる。
Figure 0006318538
数1から明らかなように、ホール素子出力電圧VHは、ホール素子駆動電圧Vinに比例する。キャリア移動度μhは、温度により大きく変化するが、一般に温度変化は、後述する角度検出装置における正弦波信号の振幅補正の動作より十分に遅いため、ここでは一定とみなす。
以上がホール素子1の動作原理の説明である。
次に、本実施形態の角度検出装置を図1に基づき各要素ごとに説明する。
まず、ホール素子1U,1Vについて説明する。本実施形態の角度検出装置におけるホール素子1U,1Vは、従来と同様に永久磁石を備えた回転体(図示せず)の近傍に配置された磁気センサ素子である。ホール素子1U,1Vは、既に述べたように各々2対の端子を備え、一方の対にはホール素子駆動電圧Vinが印加され、他方の対からはホール素子出力電圧(出力信号)VHが出力する。本実施形態では、回転体の回転角度検知のため、1対のホール素子1U、1Vは、互いに120°の位相差を持って配置されている。
ここで、ホール素子1Uの出力信号は、U相差動信号HU+、HU−であり、永久磁石による磁界の変化により、その差分は、前記回転体の回転角度θについて数2の上段に示す正弦波形で表される。また、前述のホール素子の動作原理で示したとおり、その振幅Auは後述するホール素子を駆動する電圧である駆動電圧Vdrvに比例する。
Figure 0006318538
ホール素子1Vは、ホール素子1Uと120度の位相差をもって配置され、構成はホール素子1Uと同様である。出力するV相差動信号HV+、HV−は、数2の下段に示す正弦波形で表される。
図3は、ホール素子1U、1VのU相とV相の正弦波信号VuとVvを表す図である。
なお、本実施形態の説明においては、数2における2つの信号の振幅Au、Avは等しいものとする。また、本実施形態におけるホール素子1U、1Vは、本発明における複数のセンサに相当する。
差動部50は、U相差動部51UとV相差動部51Vを備える。
U相差動部51Uは、減算器であり、数2の上段に示す差分演算を実行して、演算結果を出力する。つまりホール素子1Uの出力信号であるU相差動信号HU+、HU−をシングルエンド化して、U相正弦波信号Vuとして出力する。
V相差動部51Vは、減算器であり、数2の下段に示す差分演算を実行して、演算結果を出力する。つまりホール素子1Vの出力信号であるV相差動信号HV+、HV−をシングルエンド化して、V相正弦波信号Vvとして出力する。
発振子25は、周期的なパルス信号であるクロックclkを出力する。
分周器26は、前記クロックclkを分周して、トリガfsおよび積算トリガffbを出力する。なお、積算トリガffbの周期は、トリガfsの周期より十分に遅く設定する。
AD変換部60は、U相AD変換部61U、およびV相AD変換部61Vを備える。U相AD変換部61Uは、分周器26からトリガfsが到来するごとに、U相差動部51Uの出力であるU相正弦波信号Vuをアナログ・デジタル変換して、変換後のデジタルデータを、U相正弦波データDuとして出力する。このとき、U相正弦波信号VuとU相正弦波データDuの関係は、所定のAD変換係数Kadを用いて、数3上段の式で表される。
なお、U相正弦波信号Vuにおける量子化分解能以下の値については、切り捨てる、または積算して整数部へ繰り上げるなどの処理を行う。
Figure 0006318538
V相AD変換部61Vは、U相AD変換部61Uと同様の構成であり、トリガfsが到来するごとに、V相差動部51Vの出力であるV相正弦波信号Vvをアナログ・デジタル変換して、V相正弦波データDvとして出力する。
なお、U相AD変換部61Uと、V相AD変換部61Vは、1つのAD変換部を時分割で使う構成としてもよい。
ベクトル生成部40は、上述のAD変換後の2つの正弦波データDu、Dvに基づいて、直交する2つの信号であるX軸データDx及びY軸データDyを生成する。
以下、ベクトル生成部40の構成について説明する。
X軸データ生成部41Xは、倍率を含む減算器であり、トリガfsが到来してAD変換部61U、61VによるAD変換が完了した後に、2つの正弦波データDu、Dvに対して、数4の上段に示す式による減算を実行して、演算結果をX軸データDxとして出力する。
Figure 0006318538
Y軸データ生成部41Yは、加算器であり、前記トリガfsが到来して、前記AD変換部61U、61VによるAD変換が完了した後に、前記2つの正弦波データDu、Dvに対して、数4の下段に示す式による加算を実行して、演算結果をY軸データDyとして出力する。
即ち、ベクトル生成部40は、図4(ホール素子の出力信号であるUV相の正弦波信号VuとVvのUV軸からXY軸への変換を示す図)に示す軸変換を行い、X軸データ(信号)Dx及びY軸データDyを生成する。X軸データDxおよびY軸データDyは、X軸データDxおよびY軸データDyの回転角度θと出力値との関係を示す図である図5および数4に示すように、それぞれ振幅をKad*Auとする直交した波形(余弦波と正弦波)となる。
このように、ベクトル生成部40は、120度の位相差をもつ2つの正弦波データDu、Dvから直交する2つの信号データDx、Dyを生成している。しかし、直交した2つの信号データDx、Dyが得られるのであれば、2つ以上の正弦波データから加減算して生成することでもよい。或は、正弦波データDu、Dvが元から直交するならば、正弦波データDu、DvをそのままX軸データDx、Y軸データDyとして、ベクトル生成部40を備えない構成としてもよい。
なお、本実施形態におけるベクトル生成部40は、本発明のベクトル生成手段に相当する。
回転演算部30は、乗算器35と、減算器36と、加算器37と、メモリ38とを備え、X軸データDx及びY軸データDyにより表現されるベクトルを、後述する検出角度データθdの値に従って回転変換して、演算結果である回転X軸データDx’、回転Y軸データDy’で表される回転ベクトルを出力する。
乗算器35は、トリガfsが到来して、X軸データ生成部41X、Y軸データ生成部41Yにより、X軸データDx、Y軸データDyが更新された後に、X軸データDxもしくはY軸データDyと、後述する正弦データdsinもしくは余弦データdcosを組み合わせで乗じて、数5に示す4つの乗算結果Xcos、Ysin、Xsin、Ycosを出力する。
Figure 0006318538
減算器36は、前記トリガfsが到来して、前記乗算器35により乗算結果Xsin、Ycosが更新された後に、数6の式の下段に示す、乗算結果Xsin、Ycosの減算(−Xsin+Ycos)を実行し、演算結果を回転Y軸データDy’として出力する。
加算器37は、前記トリガfsが到来して、前記乗算器35により乗算結果Xcos、Ysinが更新された後に、数6上段に示すように、乗算結果Xcos、Ysinの加算(Xcos+Ysin)を実行し、演算結果を、回転X軸データDx’として出力する。
Figure 0006318538
メモリ38は、不揮発メモリであり、それぞれ1周期を64分割して、振幅を127[LSB]で表す正弦データdsinおよび余弦データdcosを保持し、図6(メモリに格納される正弦データ、余弦データを示す図)に示すように、後述する6ビットの語長をもつ検出角度データθdの値に従って、それぞれの対応するデータ値(メモリ格納値)を出力する。
以上が、回転演算部30の説明である。
なお、本実施形態における回転演算部30は、本発明におけるベクトル回転手段に相当する。
符号判定部10は、回転X軸データDx’および回転Y軸データDy’により表わされる回転されたベクトルが、図7に示すように、回転の目標であるX軸(Dy’=0)を挟んで設けられた所定の基準角度に相当する幅が2*Hysの不感帯に対して、上(正方向に相当)か下(負方向に相当)か、いずれに位置するかを判定して、判定結果をいずれも符合判定信号に相当する上側判定信号UP(アップ)、下側判定信号DN(ダウン)として出力する。
以下、この符号判定部10について説明する。
上側判定部15は、トリガfsが到来して、前記減算器36により回転Y軸データDy’が更新された後に、数7の式で示すように、回転Y軸データDy’が上側基準値(+Hys)以上のときに、上側判定信号UPをHiとして出力する。
下側判定部16は、前記トリガfsが到来して、前記減算器36により回転Y軸データDy’が更新された後に、数8の式で示すように、回転Y軸データDy’が下側基準値(−Hys)以下のときに、下側判定信号DNをHiとして出力する。
以上が、符号判定部10の構成および動作の説明である。
なお、本実施形態における符号判定部10は、本発明における符号判定手段に相当する。
Figure 0006318538
Figure 0006318538
次に、角度カウンタ20の動作を、第1の実施形態における変調部(変調器)78の動作を示すタイミングチャートを示す図10を用いて説明する。
角度カウンタ20は、ここでは、カウント幅6bit(0〜63)のアップダウン繰り返しカウンタであり、カウント値を検出角度信号に相当する検出角度データθdとして出力する。
角度カウンタ20のカウント処理は、図8(角度カウンタの動作を示すタイミングチャート)に示すように、前記トリガfsが到来して、符号判定部10により判定信号UP、DNが更新された後に、上側判定信号UPの論理がHiならば、検出角度データθdを1カウント増加(アップ)させる。また、下側判定信号DNの論理がHiならば、 検出角度データθdを1カウント減少(ダウン)させる。2つの判定信号UP、DNは、上側基準値(+Hys)および下側基準値(−Hys)の設定により、同時にHiとなることはない。
検出角度データθdは、角度検出装置による回転角度の検出値θに相当する。
なお、図8においては、トリガfs到来直後に処理を実行するものとして示しているが、実際の処理実行タイミングは、上述の通りとする。
以上が、角度カウンタ20の説明である。
本実施形態における角度カウンタ20は、本発明における角度カウンタに相当する。
本実施形態の角度検出装置は、以上のように、AD変換部60、ベクトル生成部40、回転演算部30、符号判定部10、角度カウンタ20が構成され、トリガfs到来から次のトリガfs到来までの間に、前記アナログ・デジタル変換から前記角度カウンタのカウント処理までを実行する。これにより、図7に示す回転X軸データDx’および回転Y軸データDy’により表現される回転ベクトルは、図20に示した従来のデジタル角度測定システムにおける回転体の回転角度の検出と同様に、トリガfsが到来するごとに目標であるX軸へ向かって1ステップ角ずつ回転し、X軸近傍まで回転した後は、常にX軸に追従する。この元のベクトルから回転ベクトルへの回転量が検出角度データθdであり、回転角度θの検出値に相当する。
また、前記回転ベクトルが、X軸近傍にあるとき、回転X軸データDx’は、正弦波信号Vu、Vvの振幅Au、Avに相当することとなる。
なお、図7に示すように、X軸近傍に不感帯を設けることにより、検出角度データθdが頻繁にアップ、ダウンを繰り返すチャタリングを防止することができる。
以上が、本発明における回転角度検出機能の説明であり、本実施形態における、ベクトル生成部40、回転演算部30、符号判定部10、角度カウンタ20が、本発明における角度探索手段に相当する。
次に、正弦波信号Vu、Vvの振幅の補正について説明する。
比較部71は、数9に示すように、本発明の振幅信号に相当する回転X軸データDx’と、正弦波信号Vu、Vvの振幅の振幅目標値に相当する目標振幅Xtgtとを比較して、その結果を表す振幅誤差信号UDを出力する。即ち、回転X軸データDx’が目標振幅Xtgtより小さいときは、振幅誤差信号UDをHiとして、それ以外のときはLoとして出力する。
なお、本実施形態における比較部71は、本発明における振幅比較手段に相当する。
Figure 0006318538
積算部75は、カウント幅8bit(0〜255)のカウンタであり、図9(積算部の動作を示すタイミングチャート)に示すように、積算トリガffbが到来するごとに、振幅誤差信号UDがHiならば、カウント値である積算値Dintを1カウントアップし、Loならば、積算値Dintを1カウントダウンして出力する。
なお、本実施形態における積算部75が、本発明における積算手段に相当する。
変調部78は、積算部75のカウント値である積算値Dintをパルス幅変調して、パルス信号Plsとして出力する。変調部78は、図10(積算値Dintとキャリアカウント値CcntとPLsとの関係を示すタイミングチャート)に示すように、一定周期ごとにカウントアップする8bitの繰り返しカウンタ(図示せず)を用いて生成されるキャリアカウント値Ccntと、積算値Dintを大小比較して、積算値Dintがキャリアカウント値Ccntより大きいときは、パルス信号PlsをHiとして、それ以外はLoとして出力する。このため、パルス信号Plsは、図10に示すように一定周期のパルス状の信号であり、そのHi区間のDutyは、ここでは、数10で示すように、8bitカウントのカウント数(256)に対する積算値Dintの比として表される。
なお、本実施形態における変調部78が、本発明における変調手段に相当する。
Figure 0006318538
LPF(ローパスフィルタ)81は、パルス信号Plsを平滑化して、駆動制御信号Adrvとして出力する。駆動制御信号Adrvは、パルス信号PlsのHiレベル電圧Vcdを用いて数11に示す式で表される。但し、キャリアカウント値Ccntの周波数の信号を十分に減衰するように、カットオフ周波数を設定する。
なお、本実施形態におけるLPF81が、本発明の平滑化手段に相当する。
また、パルス信号Plsを平滑化して得た駆動制御信号Adrvを、ここでは積算信号という。
Figure 0006318538
Figure 0006318538
駆動部85は、具体的には、第1の実施形態における、その構成例として図11に示すアンプ回路であり、ホール素子1U、1Vを駆動する電力を供給する。数12で示すように、駆動制御信号Adrvに比例した駆動電圧Vdrvを、ホール素子1U、1Vへ印加する。但し、電源電圧Vcc以上の電圧を供給することはできない。
なお、本実施形態における駆動部85は、本発明におけるセンサ駆動手段に相当する。
以上は、本実施形態における正弦波信号Vu、Vvの振幅補正の説明である。即ち、本実施形態では、正弦波信号Vu、Vvの振幅を検出して、比較部71により検出した正弦波信号Vu、Vvの振幅と目標振幅Xtgtと比較して、比較結果を表す振幅誤差信号を出力し、積算器75により振幅誤差を積算して、積算値Dintに比例した駆動電圧Vdrvをホール素子1へ印加する。これにより、ホール素子出力、つまり正弦波信号Vu、Vvの振幅を目標値へ補正する。
ここで、正弦波信号の振幅補正における、本実施形態による効果について説明する。
即ち、従来のデジタル角度測定システムでは、正弦波信号に対して増幅アンプによりゲインを乗じる場合、数13に示すように、正弦波形に増幅アンプのオフセットOfsが加算され、新たな誤差要因となる。
Figure 0006318538
Figure 0006318538
一方、本実施形態では、ホール素子1U,1Vの駆動電圧自体を増減して、正弦波信号の振幅を補正するよう構成している。なお、この場合、駆動部のアンプのオフセットOfsにより、数14に示すように、正弦波波形の振幅の倍率にオフセットOfsの影響が作用する。なお、Khu、KhvはそれぞれU相、V相のホール感度係数である。しかしながら、振幅の誤差は、上述の正弦波信号の振幅補正により補正されるため、追加の回路なしに、オフセットの影響を除去することができる。
以上説明したように、本実施形態では、正弦波信号の振幅と目標振幅値との誤差の積算値に基づいて、ホール素子1U、1Vの駆動電圧Vdrvを増減して、正弦波信号の振幅を制御するよう構成している。そのため、入力オフセットをキャンセルする回路が不要であり、前記振幅を一定に制御する機能を低コストで実現することができる。
また、ホール素子1U、1Vの感度や永久磁石の着磁が小さい場合でも、ホール素子1U、1Vの駆動電圧Vdrvを増減して、正弦波信号の振幅が小さくなることを防止して、配線における外的なノイズの影響を受け難くすることができる。
また、簡易なロジック回路で積算手段、変調手段を構成しているため、正弦波信号の振幅を一定に制御する機能を低コストで実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る角度検出装置について図面を参照して説明する。
図12は、第2の実施形態における角度検出装置の全体構成を概略的に示す図である。
ここで、ホール素子1U、1V、差動部50、AD変換部60、ベクトル生成部40、回転演算部30、符号判定部10、角度カウンタ20、発振子25、分周器26、比較部71、積算部75は、いずれも第1の実施形態と同様である。したがって、これらについての説明は、第1の実施形態について行った説明を援用してここでは省略する。
DA(デジタル・アナログ変換)部79は、積算値Dintの値に比例した電圧である駆動制御信号Adrvを出力する。DA部79はR−2R型DA変換器であり、図13(第2の実施形態における、DA部の構成例を示す図)に示すように、複数のスイッチとラダー抵抗により構成されている。前記複数のスイッチは、積算値Dintの各bitの値に対応して(ここでは8個)設けられている。ここで、図14(第2の実施形態における、DA部のスイッチング動作を示す図)に示すように、各bitの値が0ならば接地GNDへ接続し(図14A)、値が1ならば電源電圧Vccへスイッチの接続を切り替える(図14B)。この構成により、駆動制御信号Adrvは、数15の式の通りとなる。
なお、DA部79のグリッチを減衰するために、LPF(ローパスフィルタ)を追加する構成としてもよい。
以上が、DA部79の説明であり、本実施形態におけるDA部79が、本発明のDA手段に相当する。
Figure 0006318538
駆動部85は、図15(第2の実施形態における、駆動部の構成例を示す図)に示す構成のアンプ85aを用いたボルテージフォロワ回路であり、ホール素子1U、1Vを駆動する電力を供給する。駆動制御信号Adrvと同電圧の駆動電圧Vdrvを出力して、インピーダンス変換により、多くの電流をホール素子1U,1Vへ供給することができる。
なお、本実施形態における駆動部85は、本発明におけるセンサ駆動手段に相当する。
以上が、第2の実施形態に係る角度検出装置の説明である。即ち、本角度検出装置は、正弦波信号の振幅と目標振幅値との誤差の積算値に基づいて、ホール素子1U、1Vの駆動電圧Vdrvを増減して、正弦波信号の振幅を制御するよう構成している。そのため、入力オフセットをキャンセルする回路が不要であり、前記振幅を一定に制御する機能を低コストに実現することができる。
また、ホール素子1U、1Vの感度や永久磁石の着磁が小さい場合でも、正弦波信号の振幅が小さくなることを防止して、配線における外的なノイズの影響を受け難くすることができる。
また、簡易なロジック回路で積算手段を実現しているため、正弦波信号の振幅を一定に制御する機能を低コストで実現することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態に係る角度検出装置の構成について、図面を参照して説明する。但し、第1の実施形態と共通する説明は省略する。
まず、本実施形態における角度検出装置の構成は、第1の実施形態の図1と同様である。
即ち、ホール素子1U、1V、差動部50、AD変換部60、ベクトル生成部40、回転演算部30、符号判定部10、角度カウンタ20、発振子25、分周器26、比較部71、積算部75、駆動部85は、第1の実施形態と同様である。
変調部78は、積算値Dintをパルス密度変調して、パルス信号Plsとして出力する。以下その点について説明する。
図16は、第3の実施形態における、変調部78の構成を示すブロック図である。図17Aは、第3の実施形態における、変調部のパルス密度変調を示す図であり、図17Bは、変調部の動作を示すタイミングチャートである。
変調部78は、図16に示すように、8bit加算器add8と2つのディレイD1、D2を備える。
8bit加算器add8は、図示のように積算値Dintと後述するラッチ加算値sumdとを加算して、加算結果の下位8bitを加算値sumとして出力する。但し、積算値Dint、ラッチ加算値sumdの語長は、いずれも8bitとする。加算結果が8bitを超える場合、つまり桁上がりがある場合は、キャリーcyをHighとして出力する。
第1のディレイD1は、加算値sumを、クロックclkの到来ごとにラッチしてラッチ加算値sumdとして出力する。第2のディレイD2は、キャリーcyをクロックclkの到来ごとにラッチして、パルス信号Plsとして出力する。つまり、図17Aには、積算値Dintの例として65が、またsumdの例として、81,146,211・・・が示されている。ここで、積算値Dintの65と例えばsumdの値211を加算すると276となる。したがって、その加算結果は8bit(256)を超える桁上がりとなりキャリーcyが発生し、ディレイD2を介してPlsが発生する。一方そのときのsumはキャリーcyが発生した結果20となる。
同様に、図17Bにおいて、例えば、積算値Dint=128のときは、2clk区間のうち、1区間はパルス信号PlsがHighとなり、残り1区間はパルス信号PlsがLowとなるため、パルス密度は1/2となる。また、積算値Dint=192のときは、4clk区間のうち、3区間はパルス信号PlsがHigh(3パルスと数える)となり、残り1区間はパルス信号PlsがLowとなるため、パルス密度は3/4となる。
変調部78は、以上のようにして、積算値Dintの値をパルス信号Plsのパルス密度(単位時間当たりのパルス数)に変換して出力する。つまり、パルス密度は積算値Dintに比例する。
変調部78は以上のとおりであり、この変調部78は、本発明における変調手段に相当する。
LPF(ローパスフィルタ)81は、パルス信号Plsを平滑化して、駆動制御信号Adrvとして出力する。駆動制御信号Adrvは、パルス信号PlsのHiレベル電圧Vcdを用いて数16に示す式で表される。但し、パルス周波数が最も遅い場合(積算値Dint=1、255など)においても、パルス信号を十分に減衰するようにカットオフ周波数を設定する。
Figure 0006318538
なお、本実施形態におけるLPF81は、本発明の平滑化手段に相当する。
以上が、第3の実施形態に係る角度検出装置の説明である。本実施形態によれば、正弦波信号の振幅と目標振幅値との誤差の積算値に基づいて、ホール素子1U、1Vの駆動電圧Vdrvを増減して、正弦波信号の振幅を制御するよう構成している。そのため、入力オフセットをキャンセルする回路が不要であり、前記振幅を一定に制御する機能を低コストに実現することができる。
また、ホール素子1U、1Vの感度や永久磁石の着磁が小さい場合でも、正弦波信号の振幅が小さくなることを防止して、配線における外的なノイズの影響を受け難くすることができる。
また、簡易なロジック回路で積算手段、変調手段を実現しているため、正弦波信号の振幅を一定に制御する機能を低コストで実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明を行ったが、実施形態の効果をまとめると以下の通りである。
(1)正弦波信号の振幅と目標振幅値との誤差の積算値に基づいて、磁気センサの駆動電圧を増減して正弦波信号の振幅を制御するため、入力オフセットをキャンセルする回路が不要となる。また、前記振幅を一定に制御する機能を低コストに実現することができ、さらに、磁気センサの感度や永久磁石の着磁が小さい場合でも、正弦波信号の振幅が小さくなることを防止して、配線における外的なノイズの影響を受け難くすることができる。
(2)簡易なロジック回路で変調手段を実現できるため、正弦波信号の振幅を一定に制御する機能を低コストで実現することができる。
(3)逆正接のような複雑な演算を用いず、前記回転角度の検出が可能であり、回路規模を増大することなく低コストに角度検出装置を実現することができる。
1U、1V・・・ホール素子(U相、V相)、10・・・符号判定部、15・・・上側判定部、16・・・下側判定部、20・・・角度カウンタ、25・・・発振子、26・・・分周器、30・・・回転演算部、35・・・乗算器、36・・・減算器、37・・・加算器、38・・・メモリ、40・・・ベクトル生成部、41X、41Y・・・X軸生成部、Y軸生成部、50・・・差動部、51U、51V・・・U相差動部、V相差動部、60・・・AD変換部、61U、61V・・・U相AD変換部、V相AD変換部、71・・・比較部、75・・・積算部、78・・・変調部、79・・・DA部、81・・・LPF、85・・・駆動部、HU+、HU−・・・U相差動信号、HV+、HV−・・・V相差動信号、Vu、Vv・・・正弦波信号(U相、V相)、Du、Dv・・・正弦波データ(U相、V相)、Dx、Dy・・・X軸データ、Y軸データ、Dx’、Dy’・・・回転X軸データ、回転Y軸データ、Kad・・・AD変換係数、dsin・・・正弦データ、dcos・・・余弦データ、Xcos、Ysin、Xsin、Ycos・・・乗算結果、Hys・・・不感帯幅、UP・・・上側判定信号、DN・・・下側判定信号、θ・・・回転角度、θd・・・検出角度データ、Xtgt・・・目標振幅、UD・・・振幅誤差信号、Dint・・・積算値、Ccnt・・・キャリアカウント値、Pls・・・パルス信号、Adrv・・・駆動制御信号、Vdrv・・・駆動電圧、clk・・・クロック、fs・・・トリガ、ffb・・・積算トリガ、Kh・・・比例係数、μh・・・キャリア移動度、Bm・・・磁束密度、Vin・・・ホール素子駆動電圧、VH・・・ホール素子出力電圧、Khu、Khv・・・ホール感度係数(U相、V相)、Ofs・・・オフセット、Vcc・・・電源電圧、Vcd・・・Hiレベル電圧、GND・・・接地。
特開2005−43228号公報

Claims (5)

  1. 回転体の回転角度に応じてそれぞれ位相の異なる複数の正弦波信号を出力するよう配置された複数のセンサと、
    前記複数の正弦波信号に基づいて前記回転角度を検出し、かつ前記正弦波信号の振幅を検出して振幅信号として出力する角度探索手段と、
    前記振幅信号と所定の振幅目標値とを比較し、比較結果を表す振幅誤差信号を出力する振幅比較手段と、
    前記比較結果を表す振幅誤差信号を積算した積算信号を出力する積算手段と、
    前記積算信号をパルス状の信号に変調して、パルス信号として出力する変調手段と、
    前記パルス信号を平滑化して、駆動信号として出力する平滑化手段と、
    を備え、
    前記積算信号に基づいて、前記複数の正弦波信号の振幅の誤差を補正することを特徴とする角度検出装置。
  2. 請求項1に記載された角度検出装置において、
    前記変調手段は、前記積算信号をパルス密度変調して、前記パルス信号として出力することを特徴とする角度検出装置。
  3. 請求項1または2に記載された角度検出装置において、
    前記振幅比較手段は、前記振幅信号と所定の振幅目標値とを比較し、前記振幅信号が所定の振幅目標値よりも小さいとき、前記積算手段は、前記積算信号をカウントアップし、それ以外のときは前記積算信号をカウントダウンすることを特徴とする角度検出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された角度検出装置において、
    前記角度探索手段は、前記複数の正弦波信号に基づいてベクトルを生成するベクトル生成手段と、前記ベクトルを検出角度データの値に従って回転させるベクトル回転手段と、前記回転したベクトルが、所定の基準値に対して正方向または負方向に位置するかを判定した結果を符号判定信号として出力する符号判定手段と、前記符号判定信号に基づいてカウント値を増減して、前記カウント値を検出角度信号として出力する角度カウンタとを備えることを特徴とする角度検出装置。
  5. 回転体の回転角度に応じてそれぞれ位相の異なる複数の正弦波信号を出力するよう配置された複数のセンサを備えた角度検出装置における角度検出方法であって、
    前記複数の正弦波信号に基づいて前記回転角度を検出し、かつ前記正弦波信号の振幅を検出して振幅信号として出力する角度探索工程と、
    前記振幅信号と所定の振幅目標値とを比較し、比較結果を表す振幅誤差信号を出力する振幅比較工程と、
    前記比較結果を表す振幅誤差信号を積算した積算信号を出力する積算工程と、
    前記積算信号をパルス状の信号に変調して、パルス信号として出力する変調工程と、
    前記パルス信号を平滑化して、駆動信号として出力する平滑化工程と、
    を有し、
    前記積算信号に基づいて、前記複数の正弦波信号の振幅の誤差を補正することを特徴とする角度検出方法
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