JP6318537B2 - インダクタの製造方法及びインダクタ - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタの製造方法及びインダクタ、特に、Z型六方晶フェライトを用いたインダクタの製造方法及びインダクタに関する。
近年の電子部品の高周波化に伴って、インダクタに用いられる焼結体の材料としてZ型六方晶フェライトが注目されている。Z型六方晶フェライトを用いたインダクタは、高周波領域において、L値やQ特性が良好であるという特徴を持つ。
ところで、Z型六方晶フェライトの焼結温度は高温であるため、特許文献1に記載のように、その焼結温度を下げるためにBi23を添加することが知られている。しかし、Z型六方晶フェライトに多量のBi23を添加した焼結体に対してめっきを施すと、めっきが狙いの位置からはみ出す、すなわち、めっき伸びするという問題があった。その一例として、図8に示すように、インダクタの外部電極を形成すべきインダクタの端部からめっきがはみ出し、インダクタの中央部にむかってめっきが伸びる現象が挙げられる。
特許第4069284号公報
そこで、本発明の目的は、めっき伸びを抑制することができる、Z型六方晶フェライトを用いたインダクタの製造方法及びインダクタを提供することである。
本発明の第1の形態に係るインダクタの製造方法は、
Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBiを添加し、焼結する焼結工程と、
前記焼結工程により作製された焼結体の表面に下地電極を形成する下地電極形成工程と、
前記下地電極が形成された焼結体に対して、めっきにより外部電極を形成するめっき工程と、
を備え、
前記めっき工程におけるめっき浴のpHは、3.5以上5.0以下であること、
を特徴とする。
本発明の第2の形態に係るインダクタは、
Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBi23を添加し、焼結することによって得られる焼結体と、
前記焼結体内に設けられたコイルと、
前記焼結体の表面に設けられ、前記コイルと接続される外部電極と、
を備え、
前記外部電極に覆われていない前記焼結体の表面のうち、前記外部電極近傍の表面における前記Z型六方晶フェライトの平均粒径は、他の表面における該Z型六方晶フェライトの平均粒径よりも小さいこと、
を特徴とする。
本発明の第3の形態に係るインダクタは、
Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBi23を添加し、焼結することによって得られる焼結体と、
前記焼結体内に設けられたコイルと、
前記焼結体の表面に設けられ、前記コイルと接続される外部電極と、
を備え、
前記外部電極に覆われていない前記焼結体の表面のうち、前記外部電極近傍の表面におけるBaの元素の量は、他の表面におけるBaの元素の量よりも多いこと、
を特徴とする。
本発明の第4の形態に係るインダクタは、
Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBi23を添加し、焼結することによって得られる焼結体と、
前記焼結体内に設けられたコイルと、
前記焼結体の表面に設けられ、前記コイルと接続される外部電極と、
を備え、
前記外部電極に覆われていない前記焼結体の表面のうち、前記外部電極近傍の表面におけるBiの元素の量は、他の表面におけるBiの元素の量よりも多いこと、
を特徴とする。
本発明の第5の形態に係るインダクタは、
Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBi23を添加し、焼結することによって得られる焼結体と、
前記焼結体内に設けられたコイルと、
前記焼結体の表面に設けられ、前記コイルと接続される外部電極と、
を備え、
前記外部電極に覆われていない前記焼結体の表面のうち、前記外部電極近傍の表面におけるSiの元素の量は、他の表面におけるSiの元素の量よりも多いこと、
を特徴とする。
本発明の第1の形態に係るインダクタの製造方法では、めっき工程におけるめっき浴のpHを3.5以上5.0以下とすることで、外部電極近傍の焼結体の表面を腐食し、めっき伸びを抑制することができる。
本発明によれば、Z型六方晶フェライトを用いたインダクタの製造方法及びZ型六方晶フェライトを用いたインダクタにおいて、めっき伸びを抑制することができる。
一実施形態に係るインダクタの外観斜視図である。 一実施形態に係るインダクタの分解斜視図である。 一実施形態に係るインダクタをSEMにより撮影した写真である。 一実施形態に係るインダクタの積層体における外部電極近傍の表層部分をSEMにより撮影した写真である。 一実施形態に係るインダクタの積層体における中央部の表層部分をSEMにより撮影した写真である。 インダクタの外部電極と積層体との境界付近に存在する元素量を示す図である。 めっき伸びの判定基準を示すインダクタの外観図である。 多量のBi23が添加されたインダクタをSEMにより撮影した写真である。
以下に、一実施形態に係るインダクタ及び該インダクタの製造方法について説明する。
(インダクタの構成 図1,図2参照)
以下に、一実施形態に係るインダクタの構成について、図面を参照しながら説明する。なお、インダクタ1は、積層コイルであり、その積層方向をz軸方向と定義し、z軸方向から平面視したときに、インダクタの長辺に沿った方向をx軸方向と定義し、短辺に沿った方向をy軸方向と定義する。なお、x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。
インダクタ1は、積層体(焼結体)20、コイル30及び外部電極40a,40bを備えている。また、インダクタ1の形状は、図1に示すように、直方体である。
積層体20は、Z型六方晶フェライトを主相とする絶縁体層22a〜22dを積層・焼結することによって得られる焼結体である。また、絶縁体層22a〜22dは、図2に示すように、z軸方向の正方向側からこの順に並ぶように積層され、z軸方向から平面視したときに、長方形状を成している。なお、以下で、各絶縁体層22a〜22dのz軸方向の正方向側の面を上面と称す。
外部電極40aは、図1に示すように、積層体20のx軸方向の正方向側の表面及びその周囲の面の一部を覆うように設けられている。また、外部電極40bは、積層体20のx軸方向の負方向側の表面及びその周囲の面の一部を覆うように設けられている。なお、外部電極40a,40bの材料は、Au,Ag,Pd,Cu,Ni等の導電性材料である。
ここで、積層体20の表面のうち、外部電極40a,40b近傍の表面α(図1参照)におけるZ型六方晶フェライトの結晶の平均粒径は、その他の表面におけるZ型六方晶フェライトの平均粒径よりも小さい。Z型六方晶フェライトの結晶の平均粒径とは、円相当径であり、例えば、SEMで取得した画像を画像解析することによって測定される。また、表面αにおけるBa元素の量は、WDX(波長分散型X線分析)で測定すると、他の表面におけるBaの元素量よりも多い。さらに、表面αにおけるBiの元素の量も、他の表面におけるBiの元素量よりも多い。これに加え、表面αにおけるSiの元素の量も、他の表面におけるSiの元素量よりも多い。
なお、外部電極40a,40b近傍の表面αとは、例えば、外部電極40a,40bの外縁から50μmまでの範囲の領域である。また、本実施形態では、外部電極40aが積層体20のx軸方向の正方向側の表面及びその周囲の面の一部を覆っている。そのため、一方の表面αは、積層体20のx軸方向の中央よりも正方向側の位置において、積層体20のy軸方向の両側の表面及び積層体20のz軸方向の両側の表面を通過する環状の帯である。
同様に、外部電極40bが積層体20のx軸方向の負方向側の表面及びその周囲の面の一部を覆っている。そのため、他方の表面αは、積層体20のx軸方向の中央よりも負方向側の位置において、積層体20のy軸方向の両側の表面及び積層体20のz軸方向の両側の表面を通過する環状の帯である。
コイル30は、図2に示すように、積層体20の内部に位置し、コイル導体32a,32b及びビア導体34aにより構成されている。また、コイル30は螺旋状を成しており、該螺旋の中心軸はz軸と平行である。つまり、コイル30は、積層方向に進行しながら周回する螺旋状を成している。なお、コイル30の材料は、Au,Ag,Pd,Cu,Ni等の導電性材料である。
コイル導体32aは、絶縁体層22bの上面に設けられている線状の導体である。また、コイル導体32aは、絶縁体層22bのx軸方向の正負両側の外縁及びy軸方向の正負両側の外縁に沿って設けられており、積層方向から見たときロの字状を成している。そして、コイル導体32aの一端は、絶縁体層22bのx軸方向の正方向側の外縁から積層体20の表面に露出し、外部電極40aと接続されている。さらに、コイル導体32aの他端は、絶縁体層22bのx軸方向の正方向側の外縁とy軸方向の正方向側の外縁とが成す角近傍で、絶縁体層22bをz軸方向に貫通するビア導体34aと接続されている。
コイル導体32bは、絶縁体層22cの上面に設けられている線状の導体であり、絶縁体層22cのx軸方向の正負両側の外縁及びy軸方向の負方向側の外縁に沿って設けられており、積層方向から見たとき略コの字状を成している。そして、コイル導体32bの一端は、絶縁体層22cのx軸方向の正方向側の外縁とy軸方向の正方向側の外縁とが成す角の近傍でビア導体34aと接続されている。さらに、コイル導体32bの他端は、絶縁体層22cのx軸方向の負方向側の外縁から積層体20の表面に露出し、外部電極40bと接続されている。
(製造方法)
一実施形態に係るインダクタの製造方法について以下に説明する。
まず、絶縁体層22a〜22dとなるべきフェライトグリーンシートを準備する。具体的には、比表面積が2〜20m2/gであるBaCO3、Co34、Fe23それぞれの粉末を準備し、主成分が、Ba3Co2Fe2441(Z型六方晶フェライト)となるように秤量する。秤量した粉末を純粋、分散剤及びPSZボールとともに、ボールミルに入れ、湿式にて約8時間の混合粉砕を行う。さらに、これを蒸発乾燥させた後に、1250℃で約5時間仮焼する。
得られた仮焼粉末に、Bi23及びホウケイ酸ガラス(SiO2・B23・R2O)を添加する。Bi23等が添加されたZ型六方晶フェライトの仮焼粉末を分散剤及びPSZボールとともに、ボールミルに入れ、湿式にて約20時間の混合粉砕を行う。混合粉砕後、乾燥してから解砕して、フェライトセラミック粉末を得る。
このフェライトセラミック粉末に対して結合剤(酢酸ビニル、水溶性アクリル等)と可塑剤、湿潤剤、分散剤及び消泡材を加えてボールミルで約30分混合を行い、その後、減圧により脱泡を行う。こうして得られたセラミックスラリーをドクターブレード法により、キャリアフィルム上にシート状に形成して乾燥させ、絶縁体層22a〜22dとなるべきグリーンシートを作製する。
次に、絶縁体層22a〜22dとなるべきグリーンシートにレーザービームを照射し、ビアホールを形成する。更に、Au,Ag,Pd,Cu,Ni等を主成分とする導電性ペーストをビアホールに対して充填することにより、ビアホール導体34aを形成する。なお、ビアホールに導電性ペーストを充填する工程は、後述するコイル導体32a,32bを形成する工程と同時に行われてもよい。
ビアホール形成後又はビアホール導体形成後に、絶縁体層22a〜22dとなるべきグリーンシートの表面上に、Au,Ag,Pd,Cu,Ni等を主成分とする導電性ペーストを、スクリーン印刷により塗布し、コイル導体32a,32bを形成する。
次に、絶縁体層22a〜22dとなるべきグリーンシートをこの順に並ぶように積層・圧着して、未焼成のマザー積層体を得る。得られた未焼成のマザー積層体を静水圧プレスなどにより加圧して本圧着を行う。
本圧着後、マザー積層体をカット刃により所定寸法の積層体20にカットする。そして、未焼成の積層体20に、脱バインダー処理及び焼成を施す。脱バインダー処理は、例えば、低酸素雰囲気中において500℃で2時間の条件で行う。焼成は、例えば、800℃〜900℃で2.5時間の条件で行う。
焼成後に、バレル加工により積層体20の面取りを行う。
次に、面取りが行われた積層体20に対して、外部電極40a,40bを形成する。まず、Agを主成分とする導電性材料からなる電極ペーストを積層体20の表面に塗布する。次に、塗布した電極ペーストを約800℃の温度で1時間の条件で焼き付ける。これにより、外部電極40a,40bの下地電極が形成される。
そして、下地電極の表面にNi/Snめっきを施す。具体的には、Niめっきは、pH4.0のワット浴をめっき浴とする電解めっきにより行い、Snめっきは、pH4.0の硫酸浴をめっき浴とする電解めっきにより行う。最後に、外部電極40a,40bが形成された積層体20を真空オーブン中で熱処理し、インダクタ1が完成する。
(効果)
インダクタ1の製造方法では、外部電極40a,40bをめっきにより形成する際に、そのめっき浴のpHを4.0にしている。これにより、インダクタ1の製造方法では、積層体20の表面のうち、図3に示される外部電極40a,40b近傍の表面αを腐食し、めっき伸びを抑制することがきる。
また、外部電極40a,40b近傍の表面αが腐食されるため、外部電極40a,40b近傍において表層部分の結晶の脱粒ないしセラミック成分の溶出が起こる。表層部分の結晶は、内部の結晶よりも焼結が進行しているので、大きな平均粒径を有する。そのため、インダクタ1では、図4で示される外部電極40a,40b近傍の表層部分の結晶の平均粒径が、図5で示されるインダクタ1の中央部における表層部分の結晶の平均粒径よりも小さくなる。つまり、インダクタにおいて外部電極近傍の表層部分の平均粒径が小さくなっていれば、低いpHによりめっきされたと言え、めっき伸びが抑制されていると言える。
また、積層体20において、外部電極40a,40bをめっきにより形成する前は、その表層より内部の方がBa,Bi,Si量が多くなっている。そして、積層体20にめっきを施したことで、外部電極40a,40b近傍の表面αが腐食され、積層体20の内部が露出し、内部のBa,Bi,Siが、積層体20の表面に露出する。以上の理由から、インダクタ1において、表面αにおけるBa,Bi,Siいずれかの元素の量は、図6に示すように、他の表面におけるBa,Bi,Siいずれかの元素量よりも多い。
本願発明者は、めっき伸び抑制の効果を確認するため実験を行った。実験では、インダクタ1の製造方法において外部電極40a,40bをめっきする際のめっき浴のpHを3.0として作製した第1のサンプル、めっき浴のpHを3.5として作製した第2のサンプル、めっき浴のpHを4.0として作製した第3のサンプル、めっき浴のpHを4.5として作製した第4のサンプル、めっき浴のpHを5.0として作製した第5のサンプル、めっき浴のpHを5.5として作製した第6のサンプルを用いた。
そして、図7に示すように、第1〜第6のサンプルの下地電極の端部から外部電極40a,40bの端部までの距離Lを測定することにより、めっき伸び抑制の効果の有無を判定した。このとき、下地電極の端部から外部電極40a,40bの端部までの距離が15μm以上である場合をめっき伸び有りと判定した。なお、めっきの伸びは、マイクロスコープVHX−500(キーエンス製)により測定した。表1は、実験結果を示す。
表1からわかるように、めっき浴のpHが5.0以下において、めっき伸びの発生が抑制されたことがわかる。ただし、めっき浴がpH3.0では、積層体20における外部電極40a,40b近傍の腐食が著しく、外観上好ましくない結果となった。
(その他の実施形態)
本発明に係るインダクタの製造方法及びインダクタは、前記実施形態に係る製造方法及びインダクタに限らずその要旨の範囲内において変更可能である。例えば、Niめっきの方法は、無電解めっきでもよい。
以上のように、本発明は、Z型六方晶フェライトを用いたインダクタの製造方法及びインダクタに対して有用であり、めっき伸びを抑制することができる点において優れている。
1 インダクタ
20 積層体(焼結体)
30 コイル
40a,40b 外部電極

Claims (5)

  1. Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBiを添加し、焼結する焼結工程と、
    前記焼結工程により作製された焼結体の表面に下地電極を形成する下地電極形成工程と、
    前記下地電極が形成された焼結体に対して、めっきにより外部電極を形成するめっき工程と、
    を備え、
    前記めっき工程におけるめっき浴のpHは、3.5以上5.0以下であること、
    を特徴とするインダクタの製造方法。
  2. Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBiを添加し、焼結することによって得られる焼結体と、
    前記焼結体内に設けられたコイルと、
    前記焼結体の表面に設けられ、前記コイルと接続される外部電極と、
    を備え、
    前記外部電極に覆われていない前記焼結体の表面のうち、前記外部電極近傍の表面における前記Z型六方晶フェライトの平均粒径は、他の表面における該Z型六方晶フェライトの平均粒径よりも小さいこと、
    を特徴とするインダクタ。
  3. Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBiを添加し、焼結することによって得られる焼結体と、
    前記焼結体内に設けられたコイルと、
    前記焼結体の表面に設けられ、前記コイルと接続される外部電極と、
    を備え、
    前記外部電極に覆われていない前記焼結体の表面のうち、前記外部電極近傍の表面におけるBaの元素の量は、他の表面におけるBaの元素の量よりも多いこと、
    を特徴とするインダクタ。
  4. Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBiを添加し、焼結することによって得られる焼結体と、
    前記焼結体内に設けられたコイルと、
    前記焼結体の表面に設けられ、前記コイルと接続される外部電極と、
    を備え、
    前記外部電極に覆われていない前記焼結体の表面のうち、前記外部電極近傍の表面におけるBiの元素の量は、他の表面におけるBiの元素の量よりも多いこと、
    を特徴とするインダクタ。
  5. Z型六方晶フェライトの粉末に、ホウケイ酸ガラス及びBiを添加し、焼結することによって得られる焼結体と、
    前記焼結体内に設けられたコイルと、
    前記焼結体の表面に設けられ、前記コイルと接続される外部電極と、
    を備え、
    前記外部電極に覆われていない前記焼結体の表面のうち、前記外部電極近傍の表面におけるSiの元素の量は、他の表面におけるSiの元素の量よりも多いこと、
    を特徴とするインダクタ。
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