JP6318508B2 - 通信装置 - Google Patents

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本明細書によって開示される技術は、複数の無線ネットワークを利用可能である通信装置に関する。
非特許文献1には、Wi−Fi Allianceによって策定されたWi−Fi Direct(以下では「WFD」と呼ぶ)について記載されている。WFDのネットワークは、Group Ownerとして動作する1個の機器(以下では「G/O機器」と呼ぶ)と、G/O機器によって管理されるクライアントとして動作する1個以上の機器(以下では「クライアント機器」と呼ぶ)と、によって構成される。G/O機器は、アクセスポイント等の他装置を介さずに、クライアント機器と通信対象の対象データの無線通信を実行可能である。また、G/O機器は、複数個のクライアント機器の間の対象データの無線通信を中継可能である。
「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」、Wi−Fi Alliance、2010年
G/O機器は、複数個のクライアント機器の間の対象データの無線通信を中継するため、G/O機器でない機器と比べ、処理負荷が高くなる。本明細書では、無線ネットワークの親局の負荷を軽減し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される技術の一つの形態は、第1の通信装置である。第1の通信装置は、設定部と、参加部と、プロファイル送信部と、解除部と、を備える。設定部は、第1の無線ネットワークを利用して第2の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する。第1の無線ネットワークでは、第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する。参加部は、特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する。プロファイル送信部は、第1及び第2の通信装置の両方が第1の無線ネットワークに所属している状態で、第1の通信装置が第2の無線ネットワークに参加する場合に、第1の無線ネットワークを利用して、特定の無線プロファイルを第2の通信装置に送信する。特定の無線プロファイルは、特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルである。解除部は、特定の無線プロファイルが第2の通信装置に送信された後に、第1の無線通信設定を解除する。この結果、第2の通信装置は、特定の無線プロファイルを利用して、第2の無線ネットワークに参加し得る。上記構成によると、第1の無線通信設定を解除するため、第1の無線ネットワークの親局の負荷が軽減される。
本明細書によって開示される技術の一つの形態は、第2の通信装置である。第2の通信装置は、設定部と、プロファイル受信部と、参加部と、解除部と、を備える。設定部は、第1の無線ネットワークを利用して第1の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する。第1の無線ネットワークでは、第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する。プロファイル受信部は、第1及び第2の通信装置の両方が第1の無線ネットワークに所属している状態で、第1の通信装置が、特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する場合に、第1の無線ネットワークを利用して、第1の通信装置から特定の無線プロファイルを受信する。特定の無線プロファイルは、特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルである。参加部は、特定の無線プロファイルを利用して、第2の無線ネットワークに参加する。解除部は、第1の通信装置から特定の無線プロファイルが受信された後に、第1の無線通信設定を解除する。この結果、第2の通信装置は、特定の無線プロファイルを利用して、第2の無線ネットワークに参加する。上記構成によると、第1の無線通信設定を解除するため、第1の無線ネットワークの親局の負荷が軽減される。
なお、上記の第1及び第2通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の第1及び第2の通信装置を含む通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 ケースAのシーケンス図を示す。 図2の続きのシーケンス図を示す。 ケースBのシーケンス図を示す。 ケースCのシーケンス図を示す。 図5の続きのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、多機能機(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ)10と、複数個の携帯端末50、80、90と、AP(Access Pointの略)100と、を備える。通信システム2において、MFP10がG/O機器であり、携帯端末50、80、90がCL機器であるWFDNWが形成されている。G/O機器、CL機器、WFDNWについては後で説明する。
(MFP10の構成)
MFP10は、印刷機能、スキャン機能等の多機能を実行可能な周辺機器である。MFP10は、操作部12と、表示部14と、無線LAN(Local Area Networkの略)インターフェース16と、印刷実行部18と、スキャン実行部20と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と呼ぶ。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部20は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
無線LANI/F16は、無線通信を実行するためのインターフェースであり、物理的には1個のインターフェース(即ち1個のICチップ)である。ただし、無線LANI/F16には、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式に従ったWFD通信に利用されるMACアドレス(以下では「MAC10a」と呼ぶ)と、Wi−Fi(登録商標)方式に従った通常Wi−Fi通信に利用されるMACアドレス(以下では「MAC10b」と呼ぶ)と、が予め割り当てられている。従って、制御部30は、MAC10aとMAC10bとを利用して、WFD通信と通常Wi−Fi通信との両方を同時的に実行し得る。以下では、上述の「Wi−Fi方式」のことを「通常Wi−Fi方式」と呼ぶ。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ34は、揮発性領域、不揮発性領域等によって構成されており、プログラム36のみならず、様々な情報38、40、110を記憶することができる。
自動切替機能情報38は、ユーザによって指定されるON又はOFFを示す情報である。CPU32は、自動切替機能情報38がONを示す場合であり、かつ自機がWFDNWにおいてG/O機器として所属している場合には、AP100によって形成されている無線ネットワークに、他の機器を自動的に参加させる処理を実行する。CPU32は、自動切替機能情報38がOFFを示す場合には、当該処理を実行しない。以下では、自動切替機能情報38がONを示す状態、OFFを示す状態を、それぞれ、「自動切替機能がONされている」、「自動切替機能がOFFされている」と呼ぶことがある。
WFD関連情報40は、各携帯端末50、80、90とWFD通信を実行するために必要な各種情報である。WFD関連情報40は、WFD無線プロファイルP1、及び、管理リスト43を含む。WFD無線プロファイルP1は、WFD通信を実行するための無線ネットワークで利用される無線プロファイルであり、SSID、認証方式、暗号化方式、及び、パスワードを含む。管理リスト43は、自機がG/O機器として動作しているWFDNWにおけるCL機器である携帯端末50、80、90のそれぞれについて、当該携帯端末のMACアドレス(即ち、MAC50a、MAC80a、MAC90a)を含む。
通常Wi−Fi関連情報110は、AP100を利用して通常Wi−Fi通信を実行するために必要な各種情報である。通常Wi−Fi関連情報110は、通常Wi−Fi無線プロファイルP2、及び、管理リスト113を含む。通常Wi−Fi無線プロファイルP2は、通常Wi−Fi通信を実行するための無線ネットワークで利用される無線プロファイルであり、SSID、認証方式、暗号化方式、及び、パスワードを含む。管理リスト113は、AP100のMACアドレス(即ち、MAC100)を含む。なお、MFP10がAP110と通常Wi−Fi接続を確立させると、通常Wi−Fi関連情報110が、メモリ34に記憶される。
(携帯端末50、80、90の構成)
携帯端末50は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末である。携帯端末50は、無線LANI/F52と、操作部54と、表示部56と、制御部60と、を備える。各部52〜60は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、変形例では、MFP10と無線通信を実行する装置は、可搬型の携帯端末50でなくてもよく、据置型の端末装置であってもよい。
無線LANI/F52は、上記のMFP10の無線LANI/F16と同様のインターフェースである。即ち、無線LANI/F52には、WFD通信に利用されるMACアドレス(以下では「MAC50a」と呼ぶ)と、通常Wi−Fi通信に利用されるMACアドレス(以下では「MAC50b」と呼ぶ)と、が予め割り当てられている。操作部54は、複数のキーを備える。表示部56は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。変形例では、携帯端末50は、操作部54と表示部56の両方の機能を有するタッチパネルを備えていてもよい。
制御部60は、CPU62とメモリ64とを備える。CPU62は、メモリ64に記憶されているプログラム66に従って、様々な処理を実行する。メモリ64は、揮発性領域、不揮発性領域等によって構成されており、プログラム66のみならず、様々な情報68、70を記憶することができる。
自動切替機能情報68は、上記のMFP10の自動切替機能情報38と同様の情報であり、ユーザによって指定されるON又はOFFを示す情報である。CPU62は、自動切替機能情報68がONを示す場合であって、かつ自機がWFDNWのCL機器として動作している場合には、MFP10から通常Wi−Fi無線プロファイルP2を受信して、AP100によって形成されている無線ネットワークに自動的に参加するための処理を実行する。
WFD関連情報70は、MFP10とWFD通信を実行するために必要な各種情報である。WFD関連情報70は、WFD無線プロファイルP1、及び、管理リスト73を含む。WFD無線プロファイルP1は、MFP10に記憶されているWFD無線プロファイルP1と同じものである。管理リスト73は、G/O機器であるMFP10のMACアドレス(即ち、MAC10a)を含む。WFD関連情報70は、携帯端末50がMFP10をG/O機器とするWFDNWに所属すると記憶される情報である。
図1の例では、携帯端末50のメモリ64は、通常Wi−Fi関連情報を記憶していない。ただし、携帯端末50が、AP100によって形成されている無線ネットワークに参加する場合には、メモリ64は、さらに、通常Wi−Fi無線プロファイルP2と、AP100のMACアドレス(即ちMAC100)と、を含む通常Wi−Fi関係情報を記憶する。
携帯端末80、90は、携帯端末50と同様の構成を備える。従って、携帯端末80には、WFD通信に利用されるMACアドレス(以下では「MAC80a」と呼ぶ)と、通常Wi−Fi通信に利用されるMACアドレス(以下では「MAC80b」と呼ぶ)と、が予め割り当てられている。また、携帯端末90には、WFD通信に利用されるMACアドレス(以下では「MAC90a」と呼ぶ)と、通常Wi−Fi通信に利用されるMACアドレス(以下では「MAC90b」と呼ぶ)と、が予め割り当てられている。
(AP100の構成)
AP100は、無線アクセスポイント、無線LANルータ等と呼ばれる通常のAPであり、WFD方式のG/O機器とは異なる。AP100は、通常Wi−Fi方式に従った無線ネットワーク(即ち通常Wi−FiNW)を形成することができる。AP100は、管理リスト102を記憶する。管理リスト102は、MFP10のMACアドレス(即ち、MAC10b)を含む。
(WFD方式と通常Wi−Fi方式)
続いて、WFD方式と通常Wi−Fi方式について詳しく説明する。上述したように、MACアドレスという観点では、WFD通信、WFD方式は、それぞれ、WFD通信に利用されるMACアドレス(上記のMAC10a、MAC50a等。以下では「WFDMAC」と呼ぶことがある)が利用される無線通信、無線通信方式である。また、通常Wi−Fi通信、通常Wi−Fi方式は、それぞれ、通常Wi−Fi通信に利用されるMACアドレス(上記のMAC100、MAC10b等。以下では「通常Wi−FiMAC」と呼ぶことがある)が利用される無線通信、無線通信方式である。
(WFD方式)
WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。WFD方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。
以下では、MFP10、携帯端末50、80、90のように、WFD方式に従ったWFD通信を実行可能な機器のことを、「WFD機器」と呼ぶ。上記のWFDの規格書では、WFD機器の状態として、Group Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)、クライアント状態(以下では「CL状態」と呼ぶ)、及び、デバイス状態の3つの状態が定義されている。WFD機器は、上記の3つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。
デバイス状態の一対のWFD機器が無線ネットワークを新たに形成すべき際に、当該一対のWFD機器のうちの一方は、G/O状態(即ちG/O機器)になることを決定し、他方は、CL状態(即ちCL機器)になることを決定する。その後、当該一対のWFD機器は、それぞれ、相手のWFD機器のWFDMAC(例えばMAC50a等)を管理リスト内に登録する。以下では、他のWFD機器との間でWFD接続が確立するための設定を行うことを「WFD通信設定を実行する」と呼ぶことがある。WFD通信設定が実行されると、当該一対のWFD機器の間でWFD接続が確立する。WFD接続が確立されると、一対のWFD機器が所属する無線ネットワーク(即ちWFDNW)が形成される。
以下では、WFD方式の手順に従って形成される無線ネットワークのことを、「WFDNW」と呼ぶ。一対のWFD機器の間にWFD接続が確立された段階では、1個のG/O機器及び1個のCL機器のみがWFDNWに所属している。ただし、G/O機器は、他の機器のためにWFD通信設定を実行して、当該他の機器とWFD接続を確立することができる。これにより、G/O機器は、当該他の機器をCL機器としてWFDNWに新たに参加させることができる。この場合、2個以上のCL機器がWFDNWに所属している状態になる。即ち、WFDNWでは、1個のG/O機器と1個以上のCL機器とが存在し得る。なお、既存のWFDNWに参加するCL機器は、G/O機器のMACアドレス及びIPアドレスを、当該CL機器のメモリ内の管理リストに登録する。
また、G/O機器は、CL機器がWFDNWから離脱すると、CL機器のMACアドレス及びIPアドレスをG/O機器内の管理リストから削除する。この場合、CL機器も、G/O機器のMACアドレス及びIPアドレスをCL機器内の管理リストから削除する。また、G/O機器は、CL機器をWFDNWから離脱させることができる。CL機器は、G/O機器からWFDNWから離脱させるためのコマンド(Deauthentication信号)を受信すると、G/O機器にWFDNWから離脱することを通知するコマンド(Deassotiation信号)を返信し、CL状態からデバイス状態に移行することでWFDNWから離脱する。G/O機器は、管理リストに記憶されているCL機器がすべて離脱すると、G/O状態からデバイス状態に移行する。以下では、他のWFD機器との間でWFD通信が行えない状態に移行することを、「WFD通信設定を解除する」と呼ぶことがある。
G/O機器は、他の機器を介さずに、管理リストに登録されているCL機器と対象データの無線通信を実行可能である。対象データは、OSI参照モデルのネットワーク層の情報、及び、ネットワーク層よりも上位層(例えばアプリケーション層)の情報を含むデータであり、例えば、印刷データ、スキャンデータ等を含む。また、G/O機器は、一対のCL機器の間の対象データの無線通信を中継可能である。換言すると、一対のCL機器は、G/O機器を介して、対象データの無線通信を実行可能である。
(通常Wi−Fi方式)
通常Wi−Fi方式は、Wi−Fi Allianceによって定められた無線通信方式であって、WFD方式とは異なる無線通信方式である。通常Wi−Fi方式は、WFD方式と同様に、IEEEの802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。
以下では、MFP10、携帯端末50、80、90のように、通常Wi−Fi方式に従った通常Wi−Fi通信を実行可能な機器のことを、「通常Wi−Fi機器」と呼ぶ。通常Wi−Fi機器は、通常Wi−Fi方式の接続用データの無線通信をAP(例えばAP100)と実行することによって、APと通常Wi−Fi接続を確立する。これにより、通常Wi−Fi機器は、APによって形成されている無線ネットワーク(即ち通常Wi−FiNW)に参加することができる。通常Wi−Fi機器は、通常Wi−FiNWに所属している他の機器と、APを介して、対象データの無線通信を実行することができる。
(各デバイスが実行する処理の例;図2〜図5)
続いて、各デバイス10、50、80、90、100が実行する処理の具体例についてケース毎に説明する。
(ケースA;図2、図3)
ケースAでは、MFP10がG/O機器であり、かつ、携帯端末50、80、90がCL機器であるWFDNWが形成されている状況において、MFP10とAP100との間で通常Wi−Fi接続が確立される。MFP10、携帯端末50、80の自動切替機能はONされている。携帯端末90の自動切替機能はOFFされている。
T20では、MFP10のユーザは、操作部12を操作して、MFP10とAP100との間に通常Wi−Fi接続を確立するための所定の接続操作を入力する。なお、所定の接続操作とは、通常Wi−Fi接続を確立するために必要なあらかじめ決められた操作である。
T20で接続操作が入力されると、MFP10のCPU32とAP100のCPUは、通常Wi−Fi方式に従って、通常Wi−Fi接続を確立させる。具体的には、T22では、MFP10のCPU32は、MFP10の周辺に存在する複数の周辺装置に対して、MAC10bを含むProbe Request信号を送信する。
MFP10の周辺に存在する複数の周辺装置(例えばAP100等)は、それぞれ、Probe Request信号を受信する。複数の周辺装置のうち、現在、APとして動作している1個以上の周辺装置は、それぞれ、自機のSSIDと通常Wi−FiMACを含むProbe Response信号をMFP10に送信する。この際、現在WFDNWのG/O機器として動作している周辺装置が送信するProbe Response信号には、自機のSSIDと通常Wi−FiMACに加えて、G/O機器として動作していることを示すP2P(Peer To Peerの略)情報が含まれる。一方、現在通常Wi−FiNWのAPとして動作している周辺装置(即ち、WFDNWのG/O機器ではない周辺装置)が送信するProbe Response信号には、上記のP2P情報は含まれていない。AP100のCPUは、T24では、AP100のSSIDとMAC100とを含むProbe Response信号をMFP10に送信する。AP100のCPUが送信するProbe Response信号には、上記のP2P情報は含まれていない。
T26では、MFP10のCPU32は、現在APとして動作している1個以上の周辺装置から受信したProbe Response信号が、P2P情報を含んでいないか否かを判断する。次いで、T28では、CPU32は、P2P情報を含んでいない1個以上のProbe Response信号に含まれているSSIDを抽出してリストを作成し、リストに従ってリスト画面を表示部14に表示させる。リスト画面には、通常Wi−FiNWのAPとして動作している周辺装置(即ち、WFDNWのG/O機器ではない周辺装置)のSSIDのリストが表示される。リスト画面に表示されているSSIDのリストには、AP100のSSIDも含まれている。
T30では、MFP10のユーザは、操作部12を操作して、リスト画面に表示されているSSIDの中から、AP100のSSIDを選択する。
AP100のSSIDが選択されると、T32において、MFP10のCPU32は、AP100との間で通常Wi−Fi接続を確立するためのProbe Request信号を、AP100に送信する。次いで、T34において、CPU32は、通常Wi−Fi方式の接続用データの無線通信をAP100と実行して、AP100との通常Wi−Fi接続を確立する。
T34では、MFP10のCPU32は、通常Wi−FiNWで現在利用されている通常Wi−Fi無線プロファイル(即ち、AP100のSSID、認証方式、暗号化方式、及び、パスワード)を、AP100から受信する。そして、CPU32は、受信した通常Wi−Fi無線プロファイルを、メモリ34の通常Wi−Fi関係情報110内に記憶させる(図1の通常Wi−Fi無線プロファイルP2参照)。
AP100のCPUは、T36において、T22で受信されたProbe Request信号に含まれるMAC10bを管理リスト102に登録する。
MFP10のCPU32は、T38において、T24で受信されたProbe Response信号に含まれるMAC100(図1参照)を管理リスト113に登録する。この結果、MFP10とAP100の間に通常Wi−Fi接続が確立し、MFP10は、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加する。即ち、MFP10のCPU32と、AP100のCPUが、T32〜T38の各処理(即ち、通常Wi−Fi通信設定)を行った結果、MFP10とAP100との間で通常Wi−Fi接続が確立される。
次いで、T40では、MFP10のCPU32は、通常Wi−FiNWを利用してPingをAP100に送信する。T42では、CPU32は、OK信号を受信する。これにより、CPU32は、AP100との間で通常Wi−Fi接続が確立していることを確認することができる。
次いで、MFP10のCPU32は、WFD関連情報40に含まれる参加リストに登録された携帯端末50、80、90に対し、所定の確認信号をそれぞれ送信する(T44、図3のT80、T104)。T44では、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、所定の確認信号を携帯端末50に送信する。
上記の通り、携帯端末50の自動切替機能はONされている。そのため、T46において、携帯端末50のCPU62は、ユーザに対して、所属するネットワークをWFDNWから通常Wi−FiNWに切り替えるか否かを確認するための確認画面(図示省略)を表示部56に表示させる。T48では、携帯端末50のユーザによって、所属するネットワークを切り替える旨の情報(即ち、OK)が入力される。次いで、T50では、CPU62は、WFDNWを利用してOK信号をMFP10に送信する。なお、図2では示していないが、携帯端末50のユーザによって、所属するネットワークを切り替えない旨の情報(即ち、NG)が入力される場合には、CPU62は、WFDNWを利用してNG信号をMFP10に送信する。
MFP10のCPU32は、携帯端末50からOKを受信する。T52では、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、メモリ34の通常Wi−Fi関係情報110内に記憶されている通常Wi−Fi無線プロファイルP2を携帯端末50に送信する。続くT54では、CPU32は、OK信号を受信する。
次いで、T56では、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、Deauthentication信号を携帯端末50に送信する。
続くT58では、携帯端末50のCPU62は、WFDNWを利用して、Disassociation信号をMFP10に送信する。
MFP10のCPU32は、Disassociation信号を受信すると、T60において、管理リスト43から、MAC50a(図1参照)を削除する。
また、携帯端末50のCPU62は、Disassociation信号を送信すると、T62において、管理リスト73から、MAC10a(図1参照)を削除する。次いで、T64では、CPU62は、CL状態からデバイス状態に移行する。MFP10のCPU32と携帯端末50のCPU62がそれぞれWFD通信設定を解除することにより、MFP10と携帯端末50の間のWFD接続が切断される。この結果、携帯端末50は、MFP10が形成するWFDNWから離脱する。上記の通り、MFP10のCPU32と携帯端末50のCPU62とが、T56〜T64の各処理(即ち、WFD通信設定解除)を行うことにより、MFP10と携帯端末50との間のWFD接続が切断される。CL機器である携帯端末50がWFDNWから離脱したことにより、G/O機器として動作するMFP10のCPU32の処理負荷は軽減される。
次いで、図3のT80では、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、確認信号を携帯端末80に送信する。なお、T80〜T100の各処理は、図2のT44〜T64の各処理と同様であるため説明を省略する。
次いで、図3のT104では、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、確認信号を携帯端末90に送信する。
上記の通り、携帯端末90の自動切替機能はOFFされている。そのため、T106では、携帯端末90のCPUは、確認画面を表示させることなく、WFDNWを利用して、NG信号をMFP10に送信する。
携帯端末90からNG信号を受信した場合、MFP10のCPU32は、携帯端末90に対して通常Wi−Fi無線プロファイルP2を送信しない。従って、MFP10と携帯端末90の間では、WFD接続が維持される(即ち、MFP10と携帯端末90の間では、WFD通信設定が維持される)。携帯端末90は、引き続きWFDNWのCL機器として動作する。
次いで、携帯端末50のCPU62は、T108において、図2のT52で受信した通常Wi−Fi無線プロファイルP2に含まれるAP100のSSIDを送信先として、AP100との間で通常Wi−Fi接続を確立するためのProbe Request信号を、AP100に送信する。このProbe Request信号には、MAC50bが含まれる。
次いで、T110において、携帯端末50のCPU62は、受信された通常Wi−Fi無線プロファイルP2を用いて、通常Wi−Fi方式の接続用データの無線通信をAP100と実行して、AP100との通常Wi−Fi接続を確立する。
T112では、AP100は、T108で受信されたProbe Request信号に含まれるMAC50bを管理リスト102に登録する。
T114では、携帯端末50のCPU62は、T110で受信されたProbe Response信号に含まれるMAC100を管理リストに登録する。この結果、携帯端末50とAP100の間に通常Wi−Fi接続が確立し、携帯端末50は、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加する。言い換えると、携帯端末50のCPU62と、AP100のCPUが通常Wi−Fi通信設定を行うことにより(T108〜T114)、携帯端末50とAP100との間で通常Wi−Fi接続が確立される。
また、T116〜T122の各処理を実行することで、携帯端末80も、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加する。なお、T116〜T122の各処理は、T108〜T114の各処理と同様のため、詳しい説明を省略する。
なお、図3の例では、携帯端末90とAP100との間には、通常Wi−Fi接続が確立されない。
(作用効果)
ケースAでは、MFP10は、WFD無線通信設定を実行し、携帯端末50との間でWFD接続を確立する。即ち、G/O機器であるMFP10とCL機器である携帯端末50がWFDNWに所属する状態が形成される。MFP10は、その後、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加する場合に、WFDNWを利用して、通常Wi−FiNWで利用されている通常Wi−Fi無線プロファイルを携帯端末50に送信する。MFP10は、その後、WFD通信設定を解除(即ち、携帯端末50とのWFD接続を切断)する。携帯端末50は、MFP10から受信した通常Wi−Fi無線プロファイルを利用して、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加することができる(図3のT110参照)。
たとえば、通信システム2が、MFP10と携帯端末50のみを含んでいる場合を想定する。この場合、MFP10をG/O機器として動作しても、MFP10に対する処理負荷がそれほど高いものではない。その後、通信システム2において、WFDNWに参加する端末(例えば、携帯端末80、90等)が増えると、G/O機器として動作するMFP10の処理負荷が高くなる。このとき、管理者は、通信システム2内に、新たにAP100を導入し、MFP10とAP100との間の通常Wi−Fi接続を確立させる。管理者が、通信システム2における他の端末(携帯端末50、80等)に対し、通常Wi−Fi接続を確立させる動作を行わなくても、自動でAP100との通常Wi−Fi接続を確立させることができる。WFDNWに所属するCL機器の数が減ることで、G/O機器としてのMFP10の処理負荷を軽減させることができる。また、この通信システム2におけるユーザは、特に意識することなく、今まで通信が可能であった端末間の無線通信をそのまま利用できる。
また、MFP10は、ユーザの指示に従って、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加することができる。このとき、MFP10は、P2P情報を含んでいないProbe Response信号に含まれているSSIDを抽出して作成したリストを表示する(図2のT28)。即ち、リスト内には、WFDNWのG/O機器として動作する周辺装置のSSIDは含まれていない。そのため、MFP10が、G/O機器として動作する周辺装置が形成するWFDNWに、CL機器として参加してしまうことを防止することができる。
MFP10は、自機がG/O機器として動作し、かつ、自機の自動設定機能がONされていることを前提として、WFDNWを利用してCL機器に通常Wi−Fi無線プロファイルを送信することができる(図2のT52、図3のT88)。即ち、MFP10は、メモリ34内の自動切替機能情報38に応じて、適切な動作を実行し得る。
MFP10は、CL機器に確認信号を送信し(図2のT44、図3のT80、T104)、CL機器からOK信号を受信する場合(図2のT50、図3のT86)に、CL機器に通常Wi−Fi無線プロファイルを送信する(図2のT52、図3のT88)。一方、MFP10は、CL機器からNG信号を受信する場合には(図3のT106)、CL機器に通常Wi−Fi無線プロファイルを送信しない。即ち、MFP10は、CL機器からOK信号を受信するか否かに応じて、適切な動作を実行し得る。
例えば、定常的に通信システム2に存在する端末(例えば、MFP10、携帯端末50、80)の自動設定機能のみをONさせておくことで、一時的にWFDNWに参加する端末(例えば、携帯端末90)に対しては、自動で通常Wi−Fi接続を確立させないようにすることができる。これにより、管理者が意図しない端末までが通常Wi−FiNWに自動的に参加することを防止できる。また、G/O機器からDeauthentication信号を送信することで、通常Wi−FiNWに参加可能なCL機器との無線通信設定を容易に解除できる。
なお、ケースAでは、携帯端末90の自動設定機能がOFFされているため、MFP10は、G/O状態を維持しているが、すべてのCL機器が通常Wi−Fi接続を確立可能であれば、MFP10は、G/O状態からデバイス状態へ移行する。その場合、MFP10には、G/O機器として動作することによる処理負荷がかからなくなる。
(ケースB;図4)
ケースBでは、AP100とMFP10の間で通常Wi−Fi接続がすでに確立されている場合に、MFP10がG/O機器であり、携帯端末50がCL機器であるWFD接続が確立される。ケースBの開始時点では、MFP10は、WFDNWのG/O機器として動作しており、携帯端末50はデバイス機器として動作している。MFP10と携帯端末50は、ともに自動切替機能がONされている。なお、ケースBは、携帯端末80(図1参照)が存在しない場合を想定している。また、携帯端末90は、WFDNWのCL機器として動作しているが、図示を省略する。
T150では、携帯端末50のCPU62は、ユーザの指示に従って、MFP10が形成するWFDNWに参加することを要求するProbe Request信号を、MFP10に送信する。このProbe Request信号は、MAC50aを含んでいる。
MFP10のCPU32は、携帯端末50からProbe Request信号を受信すると、T152において、WFD方式の接続用データの無線通信を携帯端末50と実行して、携帯端末50とのWFD接続を確立する。
T154では、MFP10のCPU32は、T150で受信されたProbe Request信号に含まれるMAC50aを管理リスト43に登録する。
T156では、携帯端末50のCPU62は、携帯端末50の状態をデバイス状態からCL状態に移行させる。これにより、携帯端末50は、WFDNWにCL機器として参加することができる。次いで、T158では、CPU62は、T152で受信されたProbe Response信号に含まれるMAC10a(図1参照)を管理リスト73に登録する。
MFP10のCPU32と携帯端末50のCPU62とがそれぞれWFD通信設定(T150〜T158)を実行することにより、MFP10と携帯端末50の間にWFD接続が確立する。この結果、携帯端末50は、MFP10が形成するWFDNWに参加する。
T160では、MFP10のCPU32は、通常Wi−FiNWを利用してPingをAP100に送信する。T162では、CPU32は、OK信号を受信する。CPU32は、AP100との間で通常Wi−Fi接続が確立していることを確認することができる。次いで、T164では、CPU32は、WFDNWを利用して、確認信号を携帯端末50に送信する。
MFP10のCPU32と携帯端末50のCPU62が実行するT164〜T184の各処理は、図2のT44〜T64の各処理と同様であるため、詳しい説明を省略する。T172では、CPU62は、MFP10から、MFP10のメモリ34内に記憶されている通常Wi−Fi無線プロファイルP2を受信する。また、CPU32とCPU62がそれぞれWFD通信設定を解除(T176〜T184)することにより、MFP10と携帯端末50の間のWFD接続が切断される。
続いて実行されるT188〜T194の各処理は、図3のT108〜T114の各処理と同様であるため、詳しい説明を省略する。携帯端末50のCPU62とAP100のCPUが、T188〜T194の各処理(即ち、通常Wi−Fi通信設定)を行うことにより、携帯端末50とAP100との間で通常Wi−Fi接続が確立される。携帯端末50は、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加する。
(作用効果)
ケースBに示されるように、MFP10は、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加している。携帯端末50は、WFD無線通信設定を実行し、MFP10との間でWFD接続を確立する。MFP10は、WFDNWを利用して、携帯端末50に、通常Wi−Fiで利用されている通常Wi−Fi無線プロファイルを送信する(図4のT172参照)。その後、MFP10は、WFD通信設定を解除する(即ち、携帯端末50との間のWFD接続を切断する)。携帯端末50は、受信した通常Wi−Fi無線プロファイルを利用して、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加することができる(図4のT190参照)。本実施例では、新たに、WFDNWに所属してきた携帯端末50に対しても、AP100によって形成されている通常Wi−FiNWに容易に参加させることができる。
(ケースC;図5、図6)
ケースCでは、MFP10がG/O機器であり、かつ、携帯端末50、80がCL機器であるWFDNWが形成されている状況において、CL機器である携帯端末50とAP100との間で通常Wi−Fi接続が確立される。MFP10、携帯端末50、80の自動切替機能はいずれもONされている。なお、ケースCは、携帯端末90(図1参照)が存在しない場合を想定している。
携帯端末50のCPU62は、ユーザの指示に従ってAP100のCPUとの間で通常Wi−Fi接続を確立する(T200〜T218)。T200〜T218では、図2のT20〜T38の各処理と同様の処理が実行されるため、詳しい説明を省略する。
T220では、携帯端末50のCPU62は、通常Wi−FiNWを利用してPingをAP100に送信する。T222では、CPU62は、OK信号を受信する。CPU62は、AP100との間で通常Wi−Fi接続が確立していることを確認することができる。
次いで、T224では、携帯端末50のCPU62は、WFDNWを利用して、所定の通知信号をG/O機器であるMFP10に送信する。所定の通知信号は、CL機器である携帯端末50がAP(この例ではAP100)との間で通常Wi−Fi接続を確立したことを示す情報を含む。
次いで、T226では、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、所定のプロファイル要求信号を携帯端末50に送信する。プロファイル要求信号は、携帯端末50に通常Wi−FiNWで利用されている通常Wi−Fi無線プロファイルの送信を要求する情報を含む。なお、他の例において、MFP10の自動切替機能がOFFされている場合は、T224による通知を受信しても、CPU32は、T226の処理を行わない。その場合、T226以降の各処理も行われない。
次いで、T228では、携帯端末50のCPU62は、メモリ64に記憶されている通常Wi−Fi無線プロファイルをMFP10に送信する。
MFP10のCPU32は、受信された通常Wi−Fi無線プロファイルを、メモリ34の通常Wi−Fi関係情報110内に記憶させる(図1の通常Wi−Fi無線プロファイルP2参照)。続くT230では、CPU32は、WFDNWを利用してOK信号を携帯端末50に送信する。次いで、T232では、CPU32は、WFDNWを利用して、確認信号を携帯端末80に送信する。T232〜T242の各処理、及び、続く図6のT250〜T258の各処理は、図3のT80〜T100の各処理と同様であるため、詳しい説明を省略する。
図5のT240では、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、メモリ34の通常Wi−Fi関係情報110内に記憶されている通常Wi−Fi無線プロファイルP2を携帯端末80に送信する。また、MFP10のCPU32と携帯端末80のCPUがそれぞれWFD通信設定を解除する(図6のT250〜T258)ことにより、MFP10と携帯端末80の間のWFD接続が切断される。
次いで、MFP10のCPU32は、図6のT260において、WFDNWを利用して、Deauthentication信号を通常Wi−Fi無線プロファイルP2の送信元である携帯端末50にも送信する。
続くT262では、携帯端末50のCPU62は、WFDNWを利用して、Disassociation信号をMFP10に送信する。
MFP10のCPU32は、Disassociation信号を受信すると、T264において、管理リスト43から、MAC50a(図1参照)を削除する。管理リスト43からMAC50aが削除されると、管理リスト43内にはCL機器のMACアドレスが存在しなくなる。即ち、CL機器の数がゼロになる。この場合、T265では、MFP10は、G/O状態からデバイス状態に移行する。
また、携帯端末50のCPU62は、Disassociation信号を送信すると、T266において、管理リスト73(図1参照)から、MAC10aを削除する。次いで、T268では、携帯端末50は、CL状態からデバイス状態に移行する。MFP10のCPU32と携帯端末50のCPU62がそれぞれWFD通信設定を解除(T260〜T268)することにより、MFP10と携帯端末50の間のWFD接続が切断される。
次いで、T270〜T284の各処理(通常Wi−Fi通信設定)が実行されると、MFP10は、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加する。また、T286〜T292の各処理(通常Wi−Fi通信設定)が実行されると、携帯端末80は、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加する。なお、T270〜T284の各処理、T286〜T292の各処理は、それぞれ図3のT108〜T114の各処理と同様の処理であるため、詳しい説明を省略する。
(作用効果)
ケースCでは、G/O機器であるMFP10とCL機器である携帯端末50がWFDNWに所属する状態が形成されている。携帯端末50が、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加する場合に、WFDNWを利用して、通常Wi−Fiで利用されている通常Wi−Fi無線プロファイルをG/O機器であるMFP10に送信する(図5のT228参照)。その後、携帯端末50は、WFD通信設定を解除する(即ち、MFP10との間のWFD接続を切断する)。MFP10は、受信した通常Wi−Fi無線プロファイルを利用して、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加することができる(図5のT280参照)。従って、MFP10は、WFD通信設定を解除しても、通常Wi−FiNWを利用して携帯端末50と無線通信し得る。また、MFP10は、WFDNWに所属する他の携帯端末80に対して、通常Wi−Fi無線プロファイルを送信し、携帯端末80とのWFD通信設定を解除する。したがって、携帯端末80も、通常Wi−FiNWを利用して無線通信し得る。
CL機器は、WFDNWに所属する他の機器にDeathentication信号を送信することができない。ケースCでは、CL機器である携帯端末50がG/O機器であるMFP10に通常Wi−Fi接続を確立させたことを通知すること(図5のT224)をトリガとして、MFP10が他のCL機器(携帯端末80)にDeathentication信号を送信することができる(図6のT250)。それにより、携帯端末50だけでなく、MFP10や携帯端末80も、WFD通信設定を解除し、通常Wi−FiNWを利用して通信させることができる。その結果、G/O機器であるMFP10の処理負荷を軽減させることができる。
(対応関係)
MFP10、図2、図3の携帯端末50、80、図4の携帯端末50、図5の携帯端末50が、それぞれ、「第1の通信装置」、「第2の通信装置」、「第3の通信装置」、「第4の通信装置」の一例である。また、図5の携帯端末50が「第1の通信装置」の一例である場合には、図5のMFP10が「第2の通信装置」の一例である。WFDNW、通常Wi−FiNWが、それぞれ、「第1の無線ネットワーク」、「第2の無線ネットワーク」の一例である。G/O機器、CL機器が、それぞれ、「親局」、「子局」の一例である。図2のMFP10と携帯端末50の間でWFD通信設定(図4のT150〜T158と同様の処理)が行われることにより、MFP10と携帯端末50の間でWFD接続が確立すること、図4のMFP10と携帯端末50の間でT150〜T158の処理(WFD通信設定)が行われることにより、MFP10と携帯端末50の間でWFD接続が確立されることが、それぞれ、「第1の無線通信設定を実行する」こと、「第2の無線通信設定を実行する」こと、の一例である。AP100が「特定のアクセスポイント」の一例である。通常Wi−Fi無線プロファイルが、「特定の無線プロファイル」の一例である。図2のT20、図5のT200における接続操作が、「参加指示」の一例である。図2のT28、図5のT208で表示部14に表示されるリスト画面が、「選択画面」の一例である。図1の自動切替機能情報38が、「設定情報」の一例である。自動切替機能情報38がONを示す状態、OFFを示す状態が、それぞれ、「第1の設定」、「第2の設定」の一例である。
図4のT150〜T154に相当する処理が、「設定部」によって実行される処理の一例である。図2のT20〜T34、T38の処理、及び、図5のT212〜T216、T218の処理が、「参加部」によって実行される処理の一例である。図2のT52の処理、図4のT172の処理、図5のT240の処理が、「プロファイル送信部」によって実行される処理の一例である。図2のT56〜T60の処理、図6のT250〜T254の処理が、「解除部」によって実行される処理の一例である。図2のT24、図5のT204の処理が、「情報取得部」によって実行される処理の一例である。図2のT26、図5のT206の処理が、「判断部」によって実行される処理の一例である。図2のT28、図5のT208の処理が、「表示制御部」によって実行される処理の一例である。図5のT228の処理が、「プロファイル受信部」によって実行される処理の一例である。図2のT44〜T50の処理が、「確認部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)実施例では、MFP10がG/O機器として動作しているが、MFP10がCL機器として動作していてもよい。また、携帯端末50がG/O機器として動作してもよい。また、通常Wi−Fi接続の確立方式は、PIN方式であってもPBC方式であっても構わない。また、無線ネットワークは、WFDNWと通常Wi−FiNWに限られない。アクセスポイントを介さずに通信を行う第1の無線ネットワークと、アクセスポイントを介して通信を行う第2の無線ネットワークであればよい。
(変形例2)実施例では、図2のT20〜T34に示されるように、ユーザによって接続操作が入力される場合に、AP100とMFP10(又は携帯端末50)との間で通常Wi−Fi接続を確立する。しかしながら、通常Wi−Fi接続は、接続操作が入力されない場合において確立されてもよい。例えば、例えば、MFP10が、AP100が形成する通常Wi−FiNWに参加していた場合において、MFP10がAP100との通常Wi−Fi通信可能な範囲外に移動したことによってAP100との間の通常Wi−Fi接続が切断された後に、MFP10が再び通常Wi−Fi通信可能な範囲内に戻った場合に、MFP10のCPU32は、自動的に通常Wi−FiNWに再度参加してもよい(即ち、AP100との通常Wi−Fi接続を再確立してもよい)。この変形例も、「特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する参加部」が行う処理の一例である。
(変形例3)実施例では、MFP10のCPU32は、WFD通信設定を解除する場合(例えば図2のT56〜T60等)には、相手のWFD機器(例えば携帯端末50)のWFDMACを管理リスト43から削除している。これに限られず、MFP10のCPU32は、WFD通信設定を解除する場合には、相手のWFD機器のWFDMACを管理リスト43から削除せず、管理リスト43内の相手のWFD機器のWFDMACを利用不可能な状態に変更してもよい。この変形例も、「第1の無線通信設定を解除する」の一例である。
(変形例4)実施例では、MFP10と携帯端末50、80の間で送受信される通常Wi−Fi無線プロファイルには、AP100のSSID、認証方式、暗号化方式、及び、パスワードが含まれる。これに限られず、MFP10と携帯端末50、80の間で送受信される通常Wi−Fi無線プロファイルには、少なくとも、AP100のSSIDが含まれていれば、認証方式、暗号化方式、及び、パスワードのうちの1つ以上が含まれていなくてもよい。従って、例えば、通常Wi−Fi無線プロファイルが、AP100のSSIDのみを含んでいてもよい。その場合、AP100が形成する通常Wi−FiNWは、いわゆるOpenLAN(即ち、パスワード認証を要しない通常Wi−FiNW)であることを要する。その場合、例えば、図2、図3のケースAにおいて、携帯端末50は、MFP10から通常Wi−Fi無線プロファイルを受信すると、通常Wi−Fi無線プロファイルに含まれるAP100のSSIDを送信先として、Probe Request信号をAP100に送信する。AP100が形成する通常Wi−FiNWがOpenLANであるため、携帯端末50は、続いて、AP100との間で、通常Wi−Fi方式の接続用データの無線通信を実行することができる。その過程で、携帯端末50は、AP100から認証方式及び暗号化方式を取得する。その結果、携帯端末50とAP100との間で通常Wi−Fi接続が確立される。この変形例において、MFP10と携帯端末50、80の間で送受信される通常Wi−Fi無線プロファイルも、「特定の無線プロファイル」の一例である。
(変形例5)実施例では、リスト画面(図6のS18参照)には、通常Wi−FiNWのAPとして動作する周辺装置のSSIDのみが表示される。これに代えて、リスト画面には、APとして動作するすべての周辺装置のSSIDが表示されてもよい。その場合、リスト画面において、MFDNWのG/O機器として動作する周辺装置のSSIDが選択不可能な表示態様(例えば、グレイアウト)で表示されていればよい。この変形例の表示態様も、「アクセスポイントとは異なる種類の機器であると判断される周辺装置を選択不可能である表示態様」の一例である。また、上記の実施例では、MFP10のCPU32は、周辺装置がAPであるか否かを、その周辺装置から受信されたProbe Response信号にP2P情報が含まれているか否かによって判断している。これに代えて、例えば、CPU32は、周辺装置がAPであるか否かを、その周辺装置から受信されたProbe Response信号に含まれるSSIDの名前に所定の情報が含まれているかによって判断してもよい。
(変形例6)実施例では、MFP10のCPU32は、Deauthentication信号を、CL機器のそれぞれに対して送信している(図3のT92等)。これに代えて、MFP10のCPU32は、WFDNWに所属する各CL機器に対し、ブロードキャストによってDeauthentication信号を送信してもよい。また、ケースA〜Cで説明した各デバイスの処理の順番は、上記実施例で説明した順番に限られるものではない。
(変形例7)実施例では、MFP10のCPU32、携帯端末50のCPU62、携帯端末80のCPU、及び、携帯端末90のCPUは、それぞれ、自動切替機能の設定に従って、AP100により形成される無線ネットワークに自機を自動で参加させるか否かの判断を行っている。これに代えて、APと通常Wi−Fi接続を確立させるための接続指示(図2のT20参照)を入力ユーザが、どの機器を自動で通常Wi−FiNWに参加させるかを選ぶようにしてもよい。また、上記の各実施例では、自動切替機能がONされている携帯端末に、確認画面を表示させたが、確認画面を表示させず、MFP10にOKを送信させてもよい。
(変形例8)上記の各実施例では、MFP10のCPU32がメモリ34内のプログラム36(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2〜図6でCPU32が実行する各処理が実現される。これに代えて、図2〜図6でCPU32が実行する各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
以下に記載の各要素は、出願当初の特許請求の範囲に記載した要素である。
[項目1]
第1の通信装置であって、
第1の無線ネットワークを利用して第2の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する設定部であって、前記第1の無線ネットワークでは、前記第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する、前記設定部と、
特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する参加部と、
前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第1の無線ネットワークを利用して、特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信するプロファイル送信部であって、前記特定の無線プロファイルは、前記特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルである、前記プロファイル送信部と、
前記特定の無線プロファイルが前記第2の通信装置に送信された後に、前記第1の無線通信設定を解除する解除部と、
を備える第1の通信装置。
[項目2]
前記参加部は、前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置を前記第2の無線ネットワークに参加させるための参加指示がユーザから与えられる場合に、前記第2の無線ネットワークに参加する、項目1に記載の第1の通信装置。
[項目3]
前記第1の通信装置は、さらに、
前記参加指示が与えられる場合に、前記第1の通信装置の周辺に存在する1個以上の周辺装置のそれぞれから、特定情報を取得する情報取得部であって、前記1個以上の周辺装置のそれぞれは、無線ネットワークの親局として動作している装置である、前記情報取得部と、
前記1個以上の周辺装置から取得される1個以上の前記特定情報を利用して、前記1個以上の周辺装置のそれぞれが、アクセスポイントであるのか、前記アクセスポイントとは異なる種類の機器であるのか、を判断する判断部と、
前記1個以上の周辺装置のうちの1個の周辺装置を前記ユーザに選択させるための選択画面を表示部に表示させる表示制御部であって、前記選択画面は、前記1個以上の周辺装置のうち、前記アクセスポイントであると判断される周辺装置を選択可能であり、かつ、前記1個以上の周辺装置のうち、前記アクセスポイントとは異なる種類の機器であると判断される周辺装置を選択不可能である表示態様を有する、前記表示制御部と、を備え、
前記参加部は、前記ユーザによって前記選択画面から選択される前記1個の周辺装置である前記特定のアクセスポイントによって形成されている前記第2の無線ネットワークに参加する、項目2に記載の第1の通信装置。
[項目4]
前記第1の無線ネットワークでは、前記第1の通信装置は、親局として動作し、
前記解除部は、前記第1の無線通信設定を解除するためのコマンドを前記第2の通信装置に送信する、項目1から3のいずれか一項に記載の第1の通信装置。
[項目5]
前記設定部は、さらに、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加している状態で、前記第1の無線ネットワークを利用して第3の通信装置と無線通信するための第2の無線通信設定を実行し、
前記第1の無線ネットワークでは、前記第3の通信装置は、子局として動作し、
前記プロファイル送信部は、さらに、前記第2の無線通信設定が実行された後に、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記特定の無線プロファイルを前記第3の通信装置に送信する、項目4に記載の第1の通信装置。
[項目6]
前記第1の通信装置は、さらに、
前記第1の無線ネットワークに所属する第4の通信装置から、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記特定の無線プロファイルを受信するプロファイル受信部を備え、
前記参加部は、前記第4の通信装置から受信された前記特定の無線プロファイルを利用して、前記第2の無線ネットワークに参加する、項目4又は5に記載の第1の通信装置。
[項目7]
前記第1の通信装置は、さらに、
設定情報を記憶するメモリを備え、
前記プロファイル送信部は、
前記メモリ内の前記設定情報が第1の設定を示す場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信し、
前記メモリ内の前記設定情報が前記第1の設定とは異なる第2の設定を示す場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信しない、項目1から6のいずれか一項に記載の第1の通信装置。
[項目8]
前記第1の通信装置は、さらに、
前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第2の通信装置が所定の動作を実行するのか否かを確認する確認部であって、前記所定の動作は、前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から前記特定の無線プロファイルを受信する場合に、前記第2の無線ネットワークに参加するための動作である、前記確認部を備え、
前記プロファイル送信部は、
前記第2の通信装置が前記所定の動作を実行することが確認される場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信し、
前記第2の通信装置が前記所定の動作を実行しないことが確認される場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信しない、項目1から7のいずれか一項に記載の第1の通信装置。
[項目9]
第2の通信装置であって、
第1の無線ネットワークを利用して第1の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する設定部であって、前記第1の無線ネットワークでは、前記第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する、前記設定部と、
前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が、特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記第1の通信装置から特定の無線プロファイルを受信するプロファイル受信部であって、前記特定の無線プロファイルは、前記特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルである、前記プロファイル受信部と、
前記特定の無線プロファイルを利用して、前記第2の無線ネットワークに参加する参加部と、
前記第1の通信装置から前記特定の無線プロファイルが受信された後に、前記第1の無線通信設定を解除する解除部と、
を備える第2の通信装置。
[項目10]
第1の通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記第1の通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
第1の無線ネットワークを利用して第2の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する設定処理であって、前記第1の無線ネットワークでは、前記第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する、前記設定処理と、
特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する参加処理と、
前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第1の無線ネットワークを利用して、特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信するプロファイル送信処理であって、前記特定の無線プロファイルは、前記特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルである、前記プロファイル送信処理と、
前記特定の無線プロファイルが前記第2の通信装置に送信された後に、前記第1の無線通信設定を解除する解除処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
2:通信システム、10:多機能機(MFP)、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、50、80、90:携帯端末、100:アクセスポイント(AP)

Claims (10)

  1. 第1の通信装置であって、
    第1の無線ネットワークを利用して第2の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する設定部であって、前記第1の無線ネットワークでは、前記第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する、前記設定部と、
    前記第1の通信装置を前記第2の無線ネットワークに参加させるための参加指示がユーザから与えられる場合に、前記第1の通信装置の周辺に存在する1個以上の周辺装置のそれぞれから、特定情報を取得する情報取得部であって、前記1個以上の周辺装置のそれぞれは、無線ネットワークの親局として動作している装置である、前記情報取得部と、
    前記1個以上の周辺装置から取得される1個以上の前記特定情報を利用して、前記1個以上の周辺装置のそれぞれが、アクセスポイントであるのか、前記アクセスポイントとは異なる種類の機器であるのか、を判断する判断部であって、前記アクセスポイントとは異なる種類の機器は、前記第1の無線ネットワークと同様の方式に従って形成された特定種類の無線ネットワークの親局として動作している機器であって前記アクセスポイントとは異なる機器である、前記判断部と、
    前記1個以上の周辺装置のうちの1個の周辺装置を前記ユーザに選択させるための選択画面を表示部に表示させる表示制御部であって、前記選択画面は、前記1個以上の周辺装置のうち、前記アクセスポイントであると判断される周辺装置を選択可能であり、かつ、前記1個以上の周辺装置のうち、前記アクセスポイントとは異なる種類の機器であると判断される周辺装置を選択不可能である表示態様を有する、前記表示制御部と、
    特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する参加部であって、前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で前記参加指示が与えられる場合に、前記ユーザによって前記選択画面から選択される前記1個の周辺装置である前記特定のアクセスポイントによって形成されている前記第2の無線ネットワークに参加する、前記参加部と、
    前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第1の無線ネットワークを利用して、特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信するプロファイル送信部であって、前記特定の無線プロファイルは、前記特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルである、前記プロファイル送信部と、
    前記特定の無線プロファイルが前記第2の通信装置に送信された後に、前記第1の無線通信設定を解除する解除部と、
    を備える第1の通信装置。
  2. 前記第1の無線ネットワークでは、前記第1の通信装置は、親局として動作し、
    前記解除部は、前記第1の無線通信設定を解除するためのコマンドを前記第2の通信装置に送信する、請求項に記載の第1の通信装置。
  3. 前記設定部は、さらに、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加している状態で、前記第1の無線ネットワークを利用して第3の通信装置と無線通信するための第2の無線通信設定を実行し、
    前記第1の無線ネットワークでは、前記第3の通信装置は、子局として動作し、
    前記プロファイル送信部は、さらに、前記第2の無線通信設定が実行された後に、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記特定の無線プロファイルを前記第3の通信装置に送信する、請求項に記載の第1の通信装置。
  4. 前記第1の通信装置は、さらに、
    前記第1の無線ネットワークに所属する第4の通信装置から、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記特定の無線プロファイルを受信するプロファイル受信部を備え、
    前記参加部は、前記第4の通信装置から受信された前記特定の無線プロファイルを利用して、前記第2の無線ネットワークに参加する、請求項2又は3に記載の第1の通信装置。
  5. 前記第1の通信装置は、さらに、
    設定情報を記憶するメモリを備え、
    前記プロファイル送信部は、
    前記メモリ内の前記設定情報が第1の設定を示す場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信し、
    前記メモリ内の前記設定情報が前記第1の設定とは異なる第2の設定を示す場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信しない、請求項1からのいずれか一項に記載の第1の通信装置。
  6. 前記第1の通信装置は、さらに、
    前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第2の通信装置が所定の動作を実行するのか否かを確認する確認部であって、前記所定の動作は、前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から前記特定の無線プロファイルを受信する場合に、前記第2の無線ネットワークに参加するための動作である、前記確認部を備え、
    前記プロファイル送信部は、
    前記第2の通信装置が前記所定の動作を実行することが確認される場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信し、
    前記第2の通信装置が前記所定の動作を実行しないことが確認される場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信しない、請求項1からのいずれか一項に記載の第1の通信装置。
  7. 第1の通信装置であって、
    第1の無線ネットワークを利用して第2の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する設定部であって、前記第1の無線ネットワークでは、前記第1及び第2の通信装置のうち、前記第1の通信装置が親局として動作し、前記第2の通信装置が子局として動作する、前記設定部と、
    前記第1の無線ネットワークに所属する第4の通信装置から、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記特定の無線プロファイルを受信するプロファイル受信部と、
    特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する参加部であって、前記第4の通信装置から受信された前記特定の無線プロファイルを利用して、前記第2の無線ネットワークに参加する、前記参加部と、
    前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第1の無線ネットワークを利用して、特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信するプロファイル送信部であって、前記特定の無線プロファイルは、前記特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルである、前記プロファイル送信部と、
    前記特定の無線プロファイルが前記第2の通信装置に送信された後に、前記第1の無線通信設定を解除する解除部であって、前記第1の無線通信設定を解除するためのコマンドを前記第2の通信装置に送信する、前記解除部と、
    を備える第1の通信装置。
  8. 第1の通信装置であって、
    設定情報を記憶するメモリと、
    第1の無線ネットワークを利用して第2の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する設定部であって、前記第1の無線ネットワークでは、前記第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する、前記設定部と、
    特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する参加部と、
    前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第1の無線ネットワークを利用して、特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信するプロファイル送信部であって、前記特定の無線プロファイルは、前記特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルであり、前記メモリ内の前記設定情報が第1の設定を示す場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信し、前記メモリ内の前記設定情報が前記第1の設定とは異なる第2の設定を示す場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信しない、前記プロファイル送信部と、
    前記特定の無線プロファイルが前記第2の通信装置に送信された後に、前記第1の無線通信設定を解除する解除部と、
    を備える第1の通信装置。
  9. 第1の通信装置であって、
    第1の無線ネットワークを利用して第2の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する設定部であって、前記第1の無線ネットワークでは、前記第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する、前記設定部と、
    特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する参加部と、
    前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第2の通信装置が所定の動作を実行するのか否かを確認する確認部であって、前記所定の動作は、前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から前記特定の無線プロファイルを受信する場合に、前記第2の無線ネットワークに参加するための動作である、前記確認部と、
    前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第1の無線ネットワークを利用して、特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信するプロファイル送信部であって、前記特定の無線プロファイルは、前記特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルであり、前記第2の通信装置が前記所定の動作を実行することが確認される場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信し、前記第2の通信装置が前記所定の動作を実行しないことが確認される場合に、前記特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信しない、前記プロファイル送信部と、
    前記特定の無線プロファイルが前記第2の通信装置に送信された後に、前記第1の無線通信設定を解除する解除部と、
    を備える第1の通信装置。
  10. 第1の通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記第1の通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    第1の無線ネットワークを利用して第2の通信装置と無線通信するための第1の無線通信設定を実行する設定処理であって、前記第1の無線ネットワークでは、前記第1及び第2の通信装置のうちの一方が親局として動作し、他方が子局として動作する、前記設定処理と、
    前記第1の通信装置を前記第2の無線ネットワークに参加させるための参加指示がユーザから与えられる場合に、前記第1の通信装置の周辺に存在する1個以上の周辺装置のそれぞれから、特定情報を取得する情報取得処理であって、前記1個以上の周辺装置のそれぞれは、無線ネットワークの親局として動作している装置である、前記情報取得処理と、
    前記1個以上の周辺装置から取得される1個以上の前記特定情報を利用して、前記1個以上の周辺装置のそれぞれが、アクセスポイントであるのか、前記アクセスポイントとは異なる種類の機器であるのか、を判断する判断処理であって、前記アクセスポイントとは異なる種類の機器は、前記第1の無線ネットワークと同様の方式に従って形成された特定種類の無線ネットワークの親局として動作している機器であって前記アクセスポイントとは異なる機器である、前記判断処理と、
    前記1個以上の周辺装置のうちの1個の周辺装置を前記ユーザに選択させるための選択画面を表示部に表示させる表示制御処理であって、前記選択画面は、前記1個以上の周辺装置のうち、前記アクセスポイントであると判断される周辺装置を選択可能であり、かつ、前記1個以上の周辺装置のうち、前記アクセスポイントとは異なる種類の機器であると判断される周辺装置を選択不可能である表示態様を有する、前記表示制御処理と、
    特定のアクセスポイントによって形成されている第2の無線ネットワークに参加する参加処理であって、前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で前記参加指示が与えられる場合に、前記ユーザによって前記選択画面から選択される前記1個の周辺装置である前記特定のアクセスポイントによって形成されている前記第2の無線ネットワークに参加する、前記参加処理と、
    前記第1及び第2の通信装置の両方が前記第1の無線ネットワークに所属している状態で、前記第1の通信装置が前記第2の無線ネットワークに参加する場合に、前記第1の無線ネットワークを利用して、特定の無線プロファイルを前記第2の通信装置に送信するプロファイル送信処理であって、前記特定の無線プロファイルは、前記特定のアクセスポイントを特定するための無線プロファイルである、前記プロファイル送信処理と、
    前記特定の無線プロファイルが前記第2の通信装置に送信された後に、前記第1の無線通信設定を解除する解除処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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