JP6318052B2 - 廃棄物の乾溜ガス化焼却処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、廃タイヤ等の廃棄物を乾溜して焼却処理する方法に関する。
廃タイヤ等の廃棄物を焼却処理する方法として、例えば、乾溜炉内に収納した廃棄物の一部を燃焼させ、その燃焼熱により該廃棄物の残部を乾留(熱分解)し、該乾留により生成する可燃性ガスを該乾溜炉から燃焼炉に導入して燃焼させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の方法では、前記燃焼炉における前記可燃性ガスの燃焼温度を検知し、該可燃性ガスが所定の設定温度で燃焼されるように、前記乾溜炉に対する酸素供給量を調整して該乾溜炉内の前記廃棄物の乾留ガス化がフィードバック制御される。ここで、前記乾溜炉に対する酸素の供給量の制御は、酸素供給源と該乾溜炉とを結ぶ酸素供給路に弁を設け、該弁の開度を調整することにより行われる。
ところで、近年、塩化ビニル等の塩素を含む廃棄物を250〜350℃程度の温度で燃焼させると、該廃棄物から遊離する塩素と炭化水素とが該廃棄物中に含まれる重金属を触媒として反応し、ダイオキシン類を生成することが指摘されている。前記廃棄物の焼却処理において、前記ダイオキシン類の排出を防止するためには、該廃棄物を800℃以上の温度に2秒間以上滞留させて、生成したダイオキシン類を完全に熱分解させることが有効であるとされている。
そこで、特許文献1記載の処理方法において、前記可燃性ガスの燃焼温度を800℃以上に設定しておけば、前記ダイオキシン類の排出を防止することができると考えられる。
また、前記焼却処理方法はバッチ処理であるので、1基の前記燃焼炉に対し、例えば2基の前記乾溜炉を配設し、該2基の乾溜炉を交互に運転することにより連続処理する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2記載の処理方法では、第1の乾溜炉内の廃棄物の乾溜の終了段階において、該第1の乾溜炉に酸素を供給する酸素供給路に設けられた前記弁の開度が全開の約90%に達したときに、第2の乾溜炉内の前記廃棄物に着火するようにしている。
ここで、前記第1の乾溜炉では前記弁の開度が全開の約90%に達したときには既に前記廃棄物の乾溜が終了して前記可燃性ガスの生成は殆ど無くなっている。しかし、前記第2の乾溜炉では前記着火の後、火床が形成され、該可燃性ガスの生成が始まるまでにまだ時間を要する状態にある。この結果、前記燃焼炉における前記可燃性ガスの燃焼温度が、前記設定温度を下回ると、ダイオキシン類が排出される虞がある。
そこで、特許文献2記載の処理方法では、前記燃焼炉における前記可燃性ガスの燃焼温度が予め設定された温度を下回ったときには、該燃焼炉において重油等の燃料を燃焼させて該燃焼炉内の温度を予め設定された温度に維持することが行われている。
特開平2−135280号公報 特許第4050189号公報
しかしながら、前記従来の技術では、ダイオキシン類の排出を防止するために、前記燃焼炉における前記可燃性ガスの燃焼温度が予め設定された温度を下回ったときには、重油等の燃料を必要とするので、ランニングコストの増大が避けられないという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、重油等の燃料を必要とすることなくダイオキシン類の排出を防止することができ、ランニングコストを低減することができる廃棄物の乾溜ガス化焼却処理方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、1基の燃焼炉に対して複数の乾溜炉を備え、各乾溜炉内に収容した廃棄物を順次乾留することにより可燃性ガスを生成せしめ、該可燃性ガスを該燃焼炉に導入して予め設定された所定の温度で燃焼する廃棄物の乾留ガス化焼却処理方法において、第1の乾溜炉内に収容した廃棄物を、酸素供給源から第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾溜することにより可燃性ガスを生成せしめ、該可燃性ガスを該燃焼炉に導入して燃焼するときに、該可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するように、該第1の酸素供給路に設けた弁の開度を制御しつつ、該廃棄物の乾溜に必要な酸素を該第1の乾溜炉に供給する工程と、第2の乾溜炉に廃棄物が収容されていることを検知する工程と、該可燃性ガスが該燃焼炉で予め設定された所定の温度で燃焼しているときに、該酸素供給源から第2の酸素供給路を介して第2の乾溜炉に供給される酸素を用いて該第2の乾溜炉内に収容した廃棄物に着火して火床を形成せしめる工程と、該火床を維持可能な量の酸素を、該酸素供給源から該第2の酸素供給路を介して該第2の乾溜炉に供給する工程と、該第1の酸素供給路に設けた弁の開度が増加して所定の開度に達したときに、該第2の乾溜炉内に収容した廃棄物を、該酸素供給源から該第2の酸素供給路を介して該第2の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾留して可燃性ガスの生成を開始せしめる工程と、該第2の乾溜炉内で生成した可燃性ガスを該燃焼炉に導入して燃焼するときに、該可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するように、該第2の酸素供給路に設けた弁の開度を制御しつつ、該廃棄物の乾溜に必要な酸素を該第2の乾溜炉に供給する工程と、該第1の乾溜炉内の廃棄物の乾留の終了段階で、該第1の酸素供給路に設けた弁の開度が減少しつつあり、該第2の酸素供給路に設けた弁の開度が増加しつつあるときに、該第1の乾溜炉内で生成した可燃性ガスの該燃焼炉への導入を停止することを特徴とする。
本発明の方法では、まず、第1の乾溜炉内に収容した廃棄物を、酸素供給源から第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾溜することにより可燃性ガスを生成させる。そして、前記可燃性ガスを前記燃焼炉に導入して燃焼するときに、該可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するように、該第1の酸素供給路に設けた弁の開度を制御しつつ、該廃棄物の乾溜に必要な酸素を該第1の乾溜炉に供給する。
次に、前記第1の乾溜炉内で生成した前記可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するようになったならば、第2の乾溜炉に廃棄物が収容されていることを検知して、該第2の乾溜炉内に収容した廃棄物に着火して火床を形成する。前記火床の形成は、前記酸素供給源から第2の酸素供給路を介して第2の乾溜炉に供給される酸素を用いて行う。このとき、前記火床の形成に続いて直ちに前記第2の乾溜炉内の廃棄物の乾溜を始めることも可能であるが、まだこの時点では前記第1の乾溜炉内に乾溜により前記可燃性ガスを生成することができる廃棄物が十分に残っている。
そこで、前記第2の乾溜炉では、前記火床が形成されたならば、該火床を維持可能な量の酸素を、該酸素供給源から該第2の酸素供給路を介して該第2の乾溜炉に供給し、いつでも乾溜を開始できる状態としておく。
この間、前記第1の乾溜炉では、前記可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するように、前記第1の酸素供給路に設けられた弁の開度を制御するが、前記廃棄物の乾溜可能な部分が減少するに従って、該弁の開度は次第に増加して行く。そこで、前記第1の酸素供給路に設けた弁の開度が増加して所定の開度に達したときに、前記第2の乾溜炉内に収容した廃棄物を、前記酸素供給源から前記第2の酸素供給路を介して前記第2の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾留して可燃性ガスの生成を開始させる。
このようにすると、前記第1の乾溜炉内に乾溜により前記可燃性ガスを生成することができる廃棄物が残っているうちに、該第2の乾溜炉における該可燃性ガスの生成を開始することができる。
次に、前記第2の乾溜炉内で生成した可燃性ガスは、前記燃焼炉に導入されて燃焼を開始する。このとき、前記第1の乾溜炉内で生成した可燃性ガスを前記燃焼炉で燃焼させる場合と同様に、該可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するように、前記第2の酸素供給路に設けた弁の開度を制御しつつ、前記廃棄物の乾溜に必要な酸素を前記第2の乾溜炉に供給する。
次に、前記第1の乾溜炉内の廃棄物の乾留の終了段階で、前記第1の酸素供給路に設けた弁の開度が減少しつつあり、前記第2の酸素供給路に設けた弁の開度が増加しつつあるときに、該第1の乾溜炉内で生成した可燃性ガスの前記燃焼炉への導入を停止する。このとき、前記第1の乾溜炉内では殆ど可燃性ガスが発生していないが、前記第2の乾溜炉内では活発に可燃性ガスが発生している。
この結果、前記燃焼炉において、前記第1の乾溜炉で生成した前記可燃性ガスの燃焼を、前記第2の乾溜炉で生成した前記可燃性ガスの燃焼に切り替える際に、該燃焼炉における該可燃性ガスの燃焼温度が予め設定された温度を下回ることを避けることができる。従って、本発明の方法によれば、重油等の燃料を必要とすることなくダイオキシン類の排出を防止することができ、ランニングコストを低減することができる。
本発明の方法において、1基の前記燃焼炉に対して前記乾溜炉は複数備えられていればよく、2基でも3基以上であってもよいが、例えば2基の該乾溜炉が備えられている。
本発明の方法は、1基の前記燃焼炉に対して2基の前記乾溜炉を備える場合、前記第2の乾溜炉内の廃棄物の乾溜時に、前記第1の乾溜炉内の灰化した前記廃棄物を除去した後、該第1の乾溜炉に新たに廃棄物を収容する工程と、該第1の乾溜炉に廃棄物が収容されていることを検知する工程と、該第2の乾溜炉内で生成した前記可燃性ガスが前記燃焼炉で予め設定された所定の温度で燃焼しているときに、前記酸素供給源から前記第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給される酸素を用いて該第1の乾溜炉内に収容した廃棄物に着火して火床を形成せしめる工程と、該火床を維持可能な量の酸素を、該酸素供給源から該第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給する工程と、前記第2の酸素供給路に設けた弁の開度が増加して所定の開度に達したときに、該第1の乾溜炉内に収容した廃棄物を、該酸素供給源から該第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾留して可燃性ガスの生成を開始せしめる工程とを備え、該第1の乾溜炉と該第2の乾溜炉における廃棄物の乾溜を交互に繰り返すことを特徴とする。
本発明の方法では、1基の前記燃焼炉に対して2基の前記乾溜炉を備える場合、前記第2の乾溜炉内の廃棄物が乾溜されている間に、前記第1の乾溜炉内の廃棄物の灰化が終了する。そこで、前記第2の乾溜炉内の廃棄物の乾溜時に、前記第1の乾溜炉内の灰化した前記廃棄物を除去した後、該第1の乾溜炉に新たに廃棄物を収容して、次回の乾溜を準備する。
次回の乾溜を準備は、前記第2の乾溜炉の場合と同様に、前記第1の乾溜炉に廃棄物が収容されていることを検知して、該第2の乾溜炉内に収容した廃棄物に着火して火床を形成し、いつでも乾溜を開始できる状態としておくことにより行う。
この間、前記第2の乾溜炉では、前記可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するように、前記第2の酸素供給路に設けられた弁の開度を制御するが、前記廃棄物の乾溜可能な部分が減少するに従って、該弁の開度は次第に増加して行く。そこで、前記第2の酸素供給路に設けた弁の開度が増加して所定の開度に達したときに、前記第1の乾溜炉内に収容した廃棄物を、前記酸素供給源から前記第1の酸素供給路を介して前記第1の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾留して可燃性ガスの生成を開始させる。
本発明の方法では、以下同様にして、前記第1の乾溜炉と前記第2の乾溜炉における廃棄物の乾溜を交互に繰り返すことにより、前記燃焼炉と、前記第1、第2の乾溜炉とを連続的に稼働させることができる。
本発明の方法に用いる乾溜ガス化焼却処理装置の構成を示すシステム構成図。 第1、第2の乾溜炉において生成した可燃性ガスの燃焼炉における燃焼温度と、第1、第2の酸素供給路に設けた弁の開度との経時変化を示すグラフ。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
本実施形態の廃棄物の乾溜ガス化焼却処理方法は、図1に示す乾溜ガス化焼却処理装置1を用いて実施する。
乾溜ガス化焼却処理装置1は、廃タイヤ等の廃棄物Aを収納し、その乾留ガス化及び灰化を行う2基の乾溜炉2a,2bと、乾溜炉2a,2bにガス通路3a,3bを介して接続される燃焼炉4とを備える。
乾溜炉2a,2bの上面部には、それぞれ開閉自在な投入扉5a,5bを備える投入口6a,6bが形成され、投入口6a,6bから廃棄物Aを乾溜炉2a,2b内に投入可能とされている。そして、乾溜炉2a,2bはその投入扉5a,5bを閉じた状態では、その内部が実質的に外部と遮断されるようになっている。乾溜炉2a,2bには、所定量の廃棄物Aを計量して投入口6a,6bから乾溜炉2a,2b内に投入する計量装置(図示せず)が設けられていてもよい。
乾溜炉2a,2bの外周部には、その冷却構造として、乾溜炉2a,2bの内部と隔離されたウォータージャケット(図示せず)が形成されている。ウォータージャケットは、図示しない給水装置により給水され、内部の水量が所定水位に維持されるようになっている。
乾溜炉2a,2bの下部は下方に移動自在の底扉7a,7bとなっており、乾溜炉2a,2bはその底扉7a,7bを閉じた状態では、その内部が実質的に外部と遮断されるようになっている。底扉7a,7bの下部には乾溜炉2a,2bの内部と隔離された空室8a,8bが形成されており、空室8a,8bは、底扉7a,7bに設けられた複数の給気ノズル9a,9bを介して、乾溜炉2a,2bの内部に連通している。
乾溜炉2a,2bの下部の空室8a,8bには、それぞれ乾溜酸素供給路10a,10bが接続されており、乾溜酸素供給路10a,10bは、酸素供給路11を介して押込ファン等により構成された酸素供給源12に接続されている。乾溜酸素供給路10a,10bにはそれぞれ制御弁13a,13bが設けられ、制御弁13a,13bは弁駆動器14a,14bによりその開度が制御されるようになっている。この場合、弁駆動器14a,14bは、CPU等を含む電子回路により構成された制御装置15により制御される。
さらに、乾溜炉2a,2bの下部には、それぞれ乾溜炉2a,2bに収容された廃棄物Aに着火するための着火装置16a,16bが取り付けられている。着火装置16a,16bは点火バーナ等により構成され、軽油等の燃料が貯留されている燃料供給装置17a,17bから燃料供給路18a,18bを介して供給される燃料を燃焼させることにより、廃棄物Aに燃焼炎を供給する。
燃焼炉4は、廃棄物Aの乾溜により生じる可燃性ガスとその完全燃焼に必要な酸素(空気)とを混合するバーナ部19と、酸素(空気)と混合された可燃性ガスを燃焼させる燃焼部20とからなり、燃焼部20はバーナ部19の下流側でバーナ部19に連通している。バーナ部19の上流側には、ガス通路3a,3bがそれぞれダンパ21a,21bを介して接続され、乾溜炉2a,2bにおける廃棄物Aの乾溜により生じた可燃性ガスがガス通路3a,3bを介してバーナ部19に導入される。
バーナ部19の外周部には、その内部と隔離された空室(図示せず)が形成され、該空室はバーナ部19の内周部に穿設された複数のノズル孔(図示せず)を介してバーナ部19の内部に連通している。前記空室には、酸素供給路11から分岐する燃焼酸素供給路22が接続されている。燃焼酸素供給路22は、途中で燃焼部20内を経由するように配設されており、燃焼部20内で予熱された酸素(空気)が前記空室に供給される。
燃焼酸素供給路22には制御弁23が設けられ、制御弁23は弁駆動器24によりその開度が制御されるようになっている。この場合、弁駆動器24は、制御装置15により制御される。
バーナ部19の上流側には、燃焼装置25が取り付けられている。燃焼装置25は点火バーナ等により構成され、軽油等の燃料が貯留されている燃料供給装置26から燃料供給路27を介して供給される燃料を燃焼させることにより、燃焼炉4を加熱する。尚、燃焼装置25はバーナ部19に導入された可燃性ガスに着火する場合にも用いられる。
燃焼部20の下流側には、燃焼炉4内で燃焼された燃焼排気により加熱される温水ボイラ28が取り付けられている。温水ボイラ28は、図示しない給水装置により給水され、廃棄物Aの燃焼熱を利用して加熱された温水を空調等に利用できるようにされている。
温水ボイラ28の出口側には、温水ボイラ28で冷却された燃焼排気を排出するダクト29aが設けられており、ダクト29aは開閉弁30を介して空冷式熱交換器31の上端部に接続されている。空冷式熱交換器31には図示しない押込ファン等から供給される空気が流通され、ダクト29aから導入される燃焼排気と熱交換して該燃焼排気を冷却する。空冷式熱交換器31で冷却された燃焼排気は、空冷式熱交換器31の下部に開閉弁32を介して接続されたダクト29bにより取出される。
一方、ダクト29aからは、開閉弁30の上流側でダクト29cが分岐しており、ダクト29cは開閉弁33を介して急冷塔34の上端部に接続されている。急冷塔34は、ダクト29cから導入される燃焼排気に散水して冷却するスプレー35を備えており、スプレー35は冷却水を供給する図示しない給水装置及び空気圧縮機に接続されている。
急冷塔34で冷却された燃焼排気は、急冷塔34の下部に開閉弁36を介して接続されたダクト29dにより取出される。ダクト29dは開閉弁32,36の下流側でダクト29bに合流する。
ダクト29bはバグフィルタ37の一方の端部に接続されており、ダクト29bからバグフィルタ37に導入される燃焼排気には薬剤サイロ38から供給される消石灰及び活性炭が混合され、脱硫及び脱臭が行われる。
バグフィルタ37は、フィルタ部と、フィルタ部によって燃焼排気から分離された灰等を回収する回収部とを備え、フィルタ部にはその清浄のための空気圧縮機(図示せず)が接続されている。バグフィルタ37の他方の端部には、ダクト29eが接続されており、ダクト29eは燃焼炉4内の燃焼排気を誘引する誘引ファン39を介して煙突40に接続されている。
また、燃焼炉4の下流側には、温水ボイラ28を用いない場合に燃焼排気を排出するダクト29fが設けられており、ダクト29fは開閉弁41を介してダクト29aに接続されている。さらに、本実施形態の乾溜ガス化焼却処理装置1において、燃焼炉4には燃焼炉4内の温度Tを検知する温度センサ42が、バーナ部19の下流側に臨む位置に設けられており、温度センサ42の検知信号は制御装置15に入力される。
次に、図1及び図2を参照して、乾溜ガス化焼却処理装置1を用いる本実施形態の乾溜ガス化焼却処理方法について説明する。
乾溜ガス化焼却処理装置1において、廃棄物Aを焼却処理する際には、まず、底扉7aが閉じた状態で乾溜炉2aの投入扉5aを開き、投入口6aから廃タイヤ等の廃棄物Aを乾溜炉2a内に投入する。乾溜炉2aが前記計量装置を備えているときには、該計量装置により所定量の廃棄物Aを計量して投入口6a,6bから乾溜炉2a,2b内に投入する。
次いで、投入扉5aを閉じて乾溜炉2a内を密封状態としたのち、廃棄物Aの着火に先立って、図2示す時刻tで燃焼炉4の燃焼装置25を作動させることにより、燃料供給装置26から燃料供給路27を介して供給される燃料の燃焼による暖気運転を開始する。
次に、図2示すように、温度センサ42により検知される燃焼炉4内の温度Tが前記燃料の燃焼により次第に上昇し、時刻tで例えば700℃を超えると、制御装置15により乾溜炉2aに対する廃棄物Aの投入が完了し、乾溜炉2aに廃棄物Aが収容されていることが検知される。そして、ダンパ21aが開かれ、乾溜炉2aの着火装置16aが作動される。
乾溜炉2aに対する廃棄物Aの投入の完了の検知は、例えば、投入扉5a及び底扉7aにそれぞれ閉じているときにONになるリミットスイッチを設け、該リミットスイッチがONであることを検知することにより行うことができる。また、乾溜炉2aが前記計量装置を備える場合には、該計量装置に投入済ボタンを設け、該投入済ボタンの作動を検知することにより行ってもよい。さらに、前記両リミットスイッチがONであることと、前記投入済ボタンの作動とを検知することにより行ってもよい。
制御装置15により乾溜炉2aに対する廃棄物Aの投入が完了し、乾溜炉2aに廃棄物Aが収容されていることが検知されると、燃料供給装置17aから燃料供給路18aを介して供給される燃料が着火装置16aで燃焼されることにより廃棄物Aに着火され、廃棄物Aの部分的燃焼が開始される。
同時に、制御装置15により弁駆動器14aが駆動されて制御弁13aの開度Aaが所定の開度、例えば30%とされ、酸素供給源12から酸素供給路11、乾溜酸素供給路10aを介して乾溜炉2aに酸素(空気)が供給される。この結果、乾溜炉2aでは酸素供給源12から供給される酸素(空気)により廃棄物Aの部分的燃焼が次第に拡大して安定化し、廃棄物Aの底部に火床が形成される。
前記火床が形成されると着火装置16aは停止され、廃棄物Aの部分的燃焼の熱により廃棄物Aの他の部分の乾溜が開始され、可燃性ガスの生成が始まる。乾溜炉2aの内部空間は、誘引ファン39により燃焼炉4を介して吸引されているので、前記可燃性ガスはガス通路3aを介してバーナ部19に導入される。
バーナ部19では、制御装置15により弁駆動器24が駆動されて制御弁23の開度が所定の開度とされ、酸素供給源12から酸素供給路11、燃焼酸素供給路22を介して酸素(空気)が供給されている。そこで、前記可燃性ガスは、燃焼酸素供給路22を介して供給される酸素(空気)と混合され、燃焼装置25から供給される燃焼炎により着火されて、燃焼部20における燃焼が開始される。
次に、乾溜炉2aでは、図2に示すように、制御装置15により弁駆動器14aが制御されて制御弁13aの開度Aaが段階的に増大され、これに伴って前記可燃性ガスの発生が活発化する。また、前記可燃性ガスの発生が活発になるに従って、燃焼炉4内における該可燃性ガスの燃焼温度Tが次第に上昇する。
燃焼炉4内における前記可燃性ガスの燃焼温度Tはしばらく800℃付近で細かく上下するが、やがて該可燃性ガスが自然燃焼を開始し、時刻tで予め設定された温度(以下、設定温度という)、例えばダイオキシン類を確実に分解することができる850℃に達する。燃焼炉4内における前記可燃性ガスの燃焼温度Tが前記設定温度に達すると、燃焼装置25が停止され、制御装置15は燃焼炉4内における前記可燃性ガスの燃焼温度Tが該設定温度に維持されるように制御弁13aの開度Aaを調整し、乾溜炉2aにおける前記可燃性ガスの生成をフィードバック制御する。
燃焼部20における前記可燃性ガスの燃焼により発生する燃焼排気は、温水ボイラ28で温水ボイラ28に流通される水と熱交換することにより冷却され、ダクト29aに排出される。または、前記燃焼排気は、開閉弁41を開弁することにより、温水ボイラ28を経由することなく、ダクト29fを介してダクト29aに排出される。
ダクト29aに排出された前記燃焼排気は、温水ボイラ28を経由した場合には、ダクト29aから空冷式熱交換器31に導入され、空冷式熱交換器31に流通される空気と熱交換することによりさらに冷却され、ダクト29bに排出される。このとき、空冷式熱交換器31の前後の開閉弁30,32は開弁されており、急冷塔34の前後の開閉弁33,36は閉弁されている。
また、ダクト29aに排出された前記燃焼排気は、温水ボイラ28を経由しなかった場合には、ダクト29cから急冷塔34に導入され、スプレー35から撒水される水により冷却され、ダクト29dを介してダクト29bに排出される。このとき、空冷式熱交換器31の前後の開閉弁30,32は閉弁されており、急冷塔34の前後の開閉弁33,36は開弁されている。
次に、ダクト29bに排出された前記燃焼排気は、薬剤サイロ38から供給される消石灰及び活性炭と混合されて脱硫及び脱臭され、バグフィルタ37に導入されて灰や塵埃等が除去された後、煙突40から大気中に放出される。
乾溜炉2aにおいて前記可燃性ガスの生成のフィードバック制御が開始されたとき(時刻t)、図2に示すように、制御弁13aの開度Aaは一旦小さくなるが、該フィードバック制御の間、乾溜炉2a内での廃棄物Aの乾溜の進行にともなって、再び大きくなる。
本実施形態の焼却処理方法では、図2に示すように、時刻tで燃焼炉4内における前記可燃性ガスの燃焼温度Tが前記設定温度に達した後、乾溜炉2bの投入扉5bを開き、投入口6bから廃タイヤ等の廃棄物Aを乾溜炉2b内に投入する。そして、制御装置15により乾溜炉2bに対する廃棄物Aの投入が完了し、乾溜炉2bに廃棄物Aが収容されていることが検知されると、ダンパ21bを開いて、時刻tで乾溜炉2bの着火装置16bを作動する。この結果、燃料供給装置17bから燃料供給路18bを介して供給される燃料の燃焼により廃棄物Aに着火され、廃棄物Aの部分的燃焼が開始される。
制御装置15による、乾溜炉2bに対する廃棄物Aの投入が完了し、乾溜炉2bに廃棄物Aが収容されていることの検知は、乾溜炉2aの場合と同様にして行うことができる。尚、時刻tは時刻tより後で、乾溜炉2aにおいて前記可燃性ガスの生成がフィードバック制御されている間であれば任意の時刻であってよい。
このとき、乾溜炉2aの場合と同様に、制御装置15により弁駆動器14bが制御されて制御弁13bの開度Abが所定の開度、例えば36%とされ、酸素供給源12から酸素供給路11、乾溜酸素供給路10bを介して乾溜炉2bに酸素(空気)が供給される。この結果、乾溜炉2bでは酸素供給源12から供給される酸素(空気)により廃棄物Aの部分的燃焼が次第に拡大して安定化し、廃棄物Aの底部に火床が形成される。前記火床が形成されると着火装置16bは停止される。
しかし、このときにはまだ乾溜炉2aで廃棄物Aの乾溜が進行中であり、可燃性ガスも十分に生成されている。そこで、乾溜炉2bでは前記火床が形成されたならば、制御装置15により制御弁13bの開度Abを絞り、例えば全開の17%程度として、該火床を維持するために必要十分な酸素(空気)だけを乾溜炉2bに供給するようにする。この結果、乾溜炉2bでは前記火床が維持され、いつでも廃棄物Aの乾溜により可燃性ガスの発生を開始できる待機状態とされる。
次に、時刻tで、乾溜炉2aの制御弁13aの開度Aaが増加して所定の開度、例えば全開の60%に達したならば、制御装置15は乾溜炉2aにおける廃棄物Aの乾溜が終了段階に移行する時期が間近いものと判断する。この結果、制御装置15は弁駆動器14bを駆動して制御弁13bの開度Abを次第に増大させ、乾溜炉2bにおける廃棄物Aの乾溜が開始され、可燃性ガスの生成が始まる。
前記可燃性ガスはガス通路3bを介してバーナ部19に導入され、酸素供給源12から酸素供給路11、燃焼酸素供給路22を介して供給される酸素(空気)と混合されて、燃焼部20で燃焼される。一方、乾溜炉2aでは、廃棄物Aの乾溜できる部分の減少に伴い、制御弁13aの開度Aaが最大値、例えば全開の70%に達し、その後は減少に転じる。
この時期は乾溜炉2aにおける廃棄物Aの乾留の終了段階である。そこで、制御弁13aの開度Aaがさらに減少しつつあり、制御弁13bの開度Abが増加しつつあるときに、時刻tでダンパ21aを閉じ、乾溜炉2bで生成する前記可燃性ガスのみがバーナ部19に導入されるようにする。即ち、乾溜炉2aで生成した前記可燃性ガスの燃焼が、乾溜炉2bで生成した該可燃性ガスの燃焼に切り替えられる。
この後、乾溜炉2bでは、乾溜炉2aの場合と同様に、制御装置15は燃焼炉4内における前記可燃性ガスの燃焼温度Tが該設定温度に維持されるように制御弁13bの開度Abを調整し、乾溜炉2bにおける前記可燃性ガスの生成をフィードバック制御する。
このようにすることにより、本実施形態の焼却処理方法では、乾溜炉2aで生成した前記可燃性ガスの燃焼を、乾溜炉2bで生成した該可燃性ガスの燃焼に切り替える際にも燃焼炉4内における前記可燃性ガスの燃焼温度Tが前記設定温度を下回ることがない。従って、重油又は軽油等の燃料を必要とすることなくダイオキシン類の排出を防止することができ、ランニングコストを低減することができる。
乾溜炉2aでは、ダンパ21aを閉じた後、制御装置15により制御弁13aの開度Aaを所定の開度、例えば全開の50%に維持し、廃棄物Aを灰化させる。廃棄物Aの灰化が終了したならば、底扉7aを下降させて灰化した廃棄物Aの排出を行ったのち、底扉7aを元の位置に復帰させる。そして、投入扉5aを開き、投入口6aから廃タイヤ等の廃棄物Aを乾溜炉2a内に投入して、次回の乾溜を準備する。
乾溜炉2aにおける次回の乾溜は、前述の乾溜炉2bの場合と同様にして行うことができる。従って、本実施形態の焼却処理方法では、1基の燃焼炉4に対して、2基の乾溜炉2a,2bにおける廃棄物Aの乾溜を交互に繰り返すことにより、乾溜ガス化焼却処理装置1を連続的に稼働させることができる。
1…乾溜ガス化焼却処理装置、 2a,2b…乾溜炉、 4…燃焼炉、 10a,10b…酸素供給路、 12…酸素供給源、 15…制御装置、 A…廃棄物。

Claims (3)

  1. 1基の燃焼炉に対して複数の乾溜炉を備え、各乾溜炉内に収容した廃棄物を順次乾留することにより可燃性ガスを生成せしめ、該可燃性ガスを該燃焼炉に導入して予め設定された所定の温度で燃焼する廃棄物の乾留ガス化焼却処理方法において、
    第1の乾溜炉内に収容した廃棄物を、酸素供給源から第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾溜することにより可燃性ガスを生成せしめ、該可燃性ガスを該燃焼炉に導入して燃焼するときに、該可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するように、該第1の酸素供給路に設けた弁の開度を制御しつつ、該廃棄物の乾溜に必要な酸素を該第1の乾溜炉に供給する工程と、
    第2の乾溜炉に廃棄物が収容されていることを検知する工程と、
    該可燃性ガスが該燃焼炉で予め設定された所定の温度で燃焼しているときに、該酸素供給源から第2の酸素供給路を介して該第2の乾溜炉に供給される酸素を用いて該第2の乾溜炉内に収容した廃棄物に着火して火床を形成せしめる工程と、
    該火床を維持可能な量の酸素を、該酸素供給源から該第2の酸素供給路を介して該第2の乾溜炉に供給する工程と、
    該第1の酸素供給路に設けた弁の開度が増加して所定の開度に達したときに、該第2の乾溜炉内に収容した廃棄物を、該酸素供給源から該第2の酸素供給路を介して該第2の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾留して可燃性ガスの生成を開始せしめる工程と、
    該第2の乾溜炉内で生成した可燃性ガスを該燃焼炉に導入して燃焼するときに、該可燃性ガスが予め設定された所定の温度で燃焼するように、該第2の酸素供給路に設けた弁の開度を制御しつつ、該廃棄物の乾溜に必要な酸素を該第2の乾溜炉に供給する工程と、
    該第1の乾溜炉内の廃棄物の乾留の終了段階で、該第1の酸素供給路に設けた弁の開度が減少しつつあり、該第2の酸素供給路に設けた弁の開度が増加しつつあるときに、該第1の乾溜炉内で生成した可燃性ガスの該燃焼炉への導入を停止することを特徴とする廃棄物の乾留ガス化焼却処理方法。
  2. 請求項1記載の廃棄物の乾留ガス化焼却処理方法において、1基の前記燃焼炉に対して2基の前記乾溜炉を備えることを特徴とする廃棄物の乾留ガス化焼却処理方法。
  3. 請求項2記載の廃棄物の乾留ガス化焼却処理方法において、前記第2の乾溜炉内の廃棄物の乾溜時に、前記第1の乾溜炉内の灰化した前記廃棄物を除去した後、該第1の乾溜炉に新たに廃棄物を収容する工程と、
    該第1の乾溜炉に廃棄物が収容されていることを検知する工程と、
    該第2の乾溜炉内で生成した前記可燃性ガスが前記燃焼炉で予め設定された所定の温度で燃焼しているときに、前記酸素供給源から前記第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給される酸素を用いて該第1の乾溜炉内に収容した廃棄物に着火して火床を形成せしめる工程と、
    該火床を維持可能な量の酸素を、該酸素供給源から該第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給する工程と、
    前記第2の酸素供給路に設けた弁の開度が増加して所定の開度に達したときに、該第1の乾溜炉内に収容した廃棄物を、該酸素供給源から該第1の酸素供給路を介して該第1の乾溜炉に供給される酸素を用いて乾留して可燃性ガスの生成を開始せしめる工程とを備え、
    該第1の乾溜炉と該第2の乾溜炉における廃棄物の乾溜を交互に繰り返すことを特徴とする廃棄物の乾留ガス化焼却処理方法。
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