JP6318003B2 - フート弁 - Google Patents

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本発明は、ポンプ停止時に該ポンプの吸込側に圧送流体を溜めておくのに用いられるフート弁に関する。
ポンプで受水槽等から水(圧送流体)を汲み上げる給水装置では、陸上に設置されたポンプの吸込部から延びて受水槽内の水中に没するように配管された吸込配管を通して水を圧送することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
こうした吸込配管の端部の多くには、ポンプ運転時、エアーロック(長時間、空気の吸引が続くことによる)が発生するのを回避するために、フート弁を取り付けることが行われている。
こうしたフート弁には、弁本体の下部に異物除去用のリブ部を有するストレーナが周方向に沿って等間隔に設けられている。このストレーナに弁本体を開閉するためのレバー部材が設けられており、ポンプから水を抜いてメンテナンスを行う場合には、レバー部材で弁本体を強制的に開くことが可能である。また、レバー部材による強制的な開動作が終わっても弁体が開いた状態のままとなるのを防ぐために、弁本体を覆う弁箱には、弁本体に当接する押さえ部が形成されている。
特開平11−166644号公報
このようなフート弁では、次のような問題があった。すなわち、ストレーナと、弁本体を支持する弁座と、押さえ部が形成された弁箱とを止め付けて、フート弁を組み立てる際、正確な位置で締め付けないと、レバー部材と弁本体と押さえ部との位置関係が設計通りに構成されず、弁本体の開動作ができなかったり、不十分となり、メンテナンスが行えないことがある。このため、弁座とストレーナの位置を正確に合わせるためのマーカ(突起部等)を設ける必要があった。
また、弁座とストレーナとの合わせ面から水漏れが生じるとポンプ性能が低下することから、合わせ面の加工を高精度に行う必要があった。
また、レバー部材はストレーナの外径より長い部品であり、弁本体を開くための当接部が設けられていることから、弁座とストレーナとを取り付ける前にレバー部材をストレーナ内に挿入することが一般的であった。ストレーナの隙間からレバー部材を挿入する場合は、ストレーナの全高が大きくなるという問題があった。
そこで本発明は、ストレーナと、弁本体を支持する弁座と、押さえ部が形成された弁箱の相互の位置決めを正確に行うことができるフート弁を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のフート弁は次のように構成されている。
吸込口を有する板状の弁座と、この弁座の上部に回動軸を介して設けられ、前記吸込口を開閉する弁体と、前記弁座の上側を覆うと共に内周面に前記弁体に対向配置される押さえ部が形成された弁箱と、前記弁座の下側に設けられ、前記弁座の外周縁に沿って形成された環状の外周部と、前記弁座から下方に離間し、前記吸込口に対向して設けられた支持部と、前記外周部と前記支持部との間に設けられ、径方向に延びる複数のリブ部とを有するストレーナとを具備し、前記弁座と前記ストレーナとは一体に形成され、前記支持部は、径方向に延びる切欠部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ストレーナと、弁本体を支持する弁座と、押さえ部が形成された弁箱の相互の位置決めを正確に行うことが可能となる。
本発明の一実施の形態に係るフート弁を示す一部切欠して示す側面図。 同フート弁の要部を拡大して示す断面図。 同フート弁を構成するストレーナの要部をポンプ側から見た平面図。
図1は本発明の一実施の形態に係るフート弁10を示す一部切欠して示す側面図、図2はフート弁10の要部を拡大して示す断面図、図3はフート弁10を構成するストレーナ50の要部をポンプ側から見た平面図である。
フート弁10は、吸込口22を有する弁座20と、この弁座20の上部に回動軸23を介して設けられ、吸込口22を開閉する円板状の弁体30と、弁座20の上側に設けられ、弁体30の可動範囲を覆う弁箱40と、弁座20の下側に設けられたストレーナ50と、ストレーナ50に取り付けられ、弁体30を開閉するレバー部70を備えている。また、弁座20とストレーナ50とは一体化されている。この場合の一体化は、ボルト、ネジ、接着剤等で組み立てられることで一体になっているのではなく、射出成形等により一体成形されているという意味である。
弁座20は、板状の弁座本体21と、この弁座本体21の略中央に設けられた吸込口22と、弁体30を揺動自在に支持する回動軸23とを備えている。なお、回動軸23は後述する第2リブ62側に設けられている。
弁体30は、ポンプ停止時は自重及び水の重量によって吸込口22を閉じており、ポンプ稼働時はポンプの負圧により開いた状態となる。また、メンテナンス時は図示しないワイヤ等で外部から引き上げられる。
弁箱40は、ポンプの吸込配管に接続されており、その内周面に押さえ部41が突出形成されている。押さえ部41は弁体30が開いた際に対向する位置に設けられ、弁体30の開く角度を規制している。
ストレーナ50は、弁座本体21の外周縁に沿って形成された環状の外周部51と、弁座本体21から下方に離間し、吸込口22に対向して設けられた支持部52と、外周部51と支持部52との間に設けられ、径方向に延びる複数のリブ部60とを備えている。
レバー部70は、基端側がストレーナ50の外周部51側に上下方向に揺動自在に設けられ、先端側がストレーナ50から外部に突出して形成されたレバー本体71、及び、このレバー本体71の中間部において弁体30に対向配置され、先端側が上方に揺動した場合に弁体30に当接して弁座20との間に隙間を形成し、先端側が下方に揺動した場合に弁体30から離間する当接部72を有している。
なお、レバー本体71の揺動中心軸73は、第1リブ61が並設された2箇所のうち、一方側の外周部51に取り付けられている。他方側の第1リブ61同士の間には、上述した支持部52に設けられた切欠部53が設けられている。切欠部53は径方向に設けられ、支持部52の外周側から中心近傍まで形成されている。
このように構成されたフート弁10は、次のようにして組み立てられる。すなわち、ストレーナ50の切欠部53側からレバー本体71を挿入し、揺動中心軸73を外周部51に取り付ける。次に、弁座20に弁箱40を取り付けて、ボルト締めする。
なお、ストレーナ50と弁座20とは一体形成されているため、相対的な位置決めは不要であり、また、弁座20と弁箱40の相対的な位置は、ボルト孔で高精度に決められる。したがって、ストレーナ50、弁体30、押さえ部41の相対的な位置は、高精度に決まる。
また、レバー本体71のようにストレーナ50の外径より長い部品であって、当接部72が設けられている場合であっても、支持部52の切欠部53を通してレバー本体71をストレーナ50内に挿入することができるため、ストレーナ50と弁座20とが一体であってもよい。
このように構成されたフート弁10では、次のように動作する。すなわち、ポンプ運転時は、ストレーナ50からポンプへ吸い込まれる水流で、弁体30が持ち上げられて吸込孔22を開放させる。またポンプの運転が停止すると、吸込孔22を通じて戻るポンプ内部の水で、弁体30が閉側に移動して吸込孔22を閉じる。これにより、ポンプ停止時にポンプの吸込側に水を溜めて、次回のポンプの運転時、即時、吸込側の水が吸引されるようにしてある。
なお、ポンプ内の水を排出する場合には、レバー本体71の先端側をチェーン等で上方へ揺動させることで、当接部72が弁体30の下面に当接し、弁体30が弁座20から離間する。また、弁体30が開くと、押さえ部41に当接するため、一定の角度以上は開かず、レバー本体71による開動作が終わると、自然に閉じて吸込口22を閉塞する。
本実施の形態に係るフート弁10によれば、弁座20とストレーナ50とを一体形成しているため、弁座20とストレーナ50との合わせ面から水漏れが生じることはなく、ポンプ性能の低下を防止できる。
また、ストレーナ50と、弁体30を支持する弁座20と、押さえ部41が形成された弁箱40の相互の位置決めを正確に行うことができ、弁体30の開動作を確実に行うことができる。
なお、レバー部材71のように長い部品であっても、弁座20側を開くことなく、支持部52の切欠部53を利用して、ストレーナ50の内部に挿入することができる。このため、レバー部材71を挿入するためだけにストレーナ50の全高を大きくする必要が無く、フート弁10の小型化を図ることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]吸込口を有する板状の弁座と、
この弁座の上部に回動軸を介して設けられ、前記吸込口を開閉する弁体と、
前記弁座の上側を覆うと共に内周面に前記弁体に対向配置される押さえ部が形成された弁箱と、
前記弁座の下側に設けられ、前記弁座の外周縁に沿って形成された環状の外周部と、前記弁座から下方に離間し、前記吸込口に対向して設けられた支持部と、前記外周部と前記支持部との間に設けられ、径方向に延びる複数のリブ部とを有するストレーナとを具備し、
前記弁座と前記ストレーナとは一体に形成されているフート弁。
[2]前記支持部は、径方向に延びる切欠部が形成されている[1]に記載のフート弁。
[3]基端側が前記ストレーナの外周部側に上下方向に揺動自在に設けられ、先端側が前記ストレーナから外部に突出して形成されたレバー本体、及び、このレバー本体の中間部において前記弁体に対向配置され、前記先端側が上方に揺動した場合に前記弁体に当接して前記弁座との間に隙間を形成し、前記先端側が下方に揺動した場合に前記弁体から離間する当接部を有するレバーをさらに備えている[1]に記載のフート弁。
10…フート弁、20…弁座、30…弁体、40…弁箱、41…押さえ部、50…ストレーナ、52…支持部、53…切欠部、60…リブ部、61…第1リブ、62…第2リブ、70…レバー部、71…レバー本体、72…当接部。

Claims (2)

  1. 吸込口を有する板状の弁座と、
    この弁座の上部に回動軸を介して設けられ、前記吸込口を開閉する弁体と、
    前記弁座の上側を覆うと共に内周面に前記弁体に対向配置される押さえ部が形成された弁箱と、
    前記弁座の下側に設けられ、前記弁座の外周縁に沿って形成された環状の外周部と、前記弁座から下方に離間し、前記吸込口に対向して設けられた支持部と、前記外周部と前記支持部との間に設けられ、径方向に延びる複数のリブ部とを有するストレーナとを具備し、
    前記弁座と前記ストレーナとは一体に形成され、前記支持部は、径方向に延びる切欠部が形成されていることを特徴とするフート弁。
  2. 基端側が前記ストレーナの外周部側に上下方向に揺動自在に設けられ、先端側が前記ストレーナから外部に突出して形成されたレバー本体、及び、このレバー本体の中間部において前記弁体に対向配置され、前記先端側が上方に揺動した場合に前記弁体に当接して前記弁座との間に隙間を形成し、前記先端側が下方に揺動した場合に前記弁体から離間する当接部を有するレバーをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のフート弁。
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