JP6317443B2 - 電流が貫流する一次導体における電流強度を測定するための装置、配置構造、および方法 - Google Patents

電流が貫流する一次導体における電流強度を測定するための装置、配置構造、および方法 Download PDF

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Description

本発明は、電流が貫流する一次導体における電流強度を測定するための装置に関する。さらに本発明は、電流を測定するための配置構造、および方法に関する。
電流測定用には、抵抗性、誘導性、および磁性を用いた方法が知られている。抵抗性を用いた方法は、大きな測定範囲が小さな電流での高い測定精度と組み合わされていることを特徴とするが、しかしながら面倒な信号処理によってのみ、電気的に分離して行うことができ、場合によってはピーク負荷での電圧降下のために乱され得る。誘導性を用いた方法は、たとえばいわゆるロゴスキーコイルまたは電流トランスにおける誘導の原理を利用しており、またこれによって面倒な組込回路無しに、交流電流のみが測定可能である。磁性を用いた電流センサでは、電流が貫流している導体によって生成される磁界の磁界強度が測定される。こうしてこれらの方法は交流電流および直流電流が測定可能である。
磁気センサとしては、具体的にはホールセンサ類、AMRセンサ類(AMR,“anisotropic magnetoresistance”、あるいは「異方性磁気抵抗」)およびフラックスゲートセンサ類が使用される。測定部位での磁界を増強するため、および外場からシールドするために、基本的に強磁性体コアが使用されるが、しかしながらこの強磁性体コアは、そのヒステリシスのためにいわゆるオープンループ法では、その材料における残留磁化のために、小さい電流での測定精度は制限されている。いわゆるクローズドループ方式においては、上記の磁気センサは、フィードバック回路および上記のコアを周回する追加のコイルを用いてこのコアにおける磁化をゼロとするのに用いられる。これにより小さな電流での測定精度が改善される。磁界強度を検知する感度の高いAMR素子およびGMR素子の使用の際には、この素子の飽和のために広いダイナミックレンジに渡る測定には使用されないので、オープンループ構成で唯1回の測定が限定された電流領域で行われる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態の課題は、電流が貫流している一次導体における電流強度を測定するための装置を提供することであり、この装置は広い測定領域に渡って高い電流精度を特徴とする。さらに本発明のいくつかの実施形態での解決すべき課題は、電流強度の測定用の配置構造および方法を提供することである。
これらの課題は、独立請求項に記載の物、配置構造および方法によって解決される。本発明の有利な実施形態および変形実施例は、従属項および以下の記載と図から示される。
少なくとも1つの実施形態によれば、電流が貫流している一次導体における電流強度を測定するための装置は、基準磁界を発生する1つの磁界発生素子と、磁界角を検知する1つの素子とを備える。この磁界角を検知する素子は、空間における全磁界の方向を測定する。この全磁界は、上記の基準磁界と、上記の電流が貫流している一次導体から発生される一次磁界との重ね合わせによって生成される。好ましくは、この磁界角検知素子の部位におけるこれらの一次磁界および基準磁界は互いに平行となっていない。換言すれば、この一次磁界の磁力線は、上記の磁界角を検知する素子の位置において、好ましくは上記の基準磁界の磁力線に対して平行と成っていない。空間におけるこの全磁界の方向から、上記の一次導体に流れる電流の電流強度を求めることができる。具体的には上記の磁界角を検知する素子は、たとえば1つの評価装置と接続されていてよく、この評価装置は、空間における全磁界の方向を測定し、これらによりこの一次導体を貫流する電流の電流強度を決定することができる。
ここでこの磁界角検知素子は、上記の磁界強度または磁束密度の大きさの測定のためでなく、むしろ上記の全磁界の磁界強度および/または磁束密度の方向の測定のために設けられている。ここでこの磁界角を検知する素子が、上記の一次磁界と上記の基準磁界との重ね合わせから成る上記の全磁界の方向を測定するように、上記の磁界発生素子は、好ましくは、上記の磁界角検知素子の場所で上記の一次磁界と上記の基準磁界とは互いに1つの角度を成すように配設されている。
上記の基準磁界の大きさが既知であれば、これより測定された磁界角は、上記の一次磁界の磁界強度および上述の電流が貫流している一次導体を流れる電流に対する1つの評価基準となる。
有利な点は非常に高い精度での磁界角の測定が可能であることであり、こうして本発明による装置は、広い測定領域に渡って高い電流測定精度を備える。本発明による装置のもう1つの利点は、この装置の測定領域が、上記の磁界発生素子によって生成される基準磁界の磁界強度を変更することによって、課された条件に容易に適合することができることである。
もう1つの実施形態によれば、上記の磁界角検知素子は、少なくとも2つのホール素子を備える。とりわけ好ましい1つの実施形態によれば、この磁界角を検知する素子は、丁度2つのホール素子を備える。さらにこの磁界角検知素子が、2つのホール素子から成ることも可能である。有利な点は、これらの2つのホール素子がそれぞれ1つのセンサ軸を備え、ここでこれらの2つのホール素子が1つの平面に配設され、かつそれらのセンサ軸が互いに直角に配設されていることである。この磁界角検知素子は、3つのホール素子を備えてもよく、これらはそれぞれのセンサ軸が互いに直行して配設されている。
もう1つの実施形態によれば、上記の磁界角検知素子は、1つ以上のAMRブリッジ(AMR、“anisotropic magnetoresistance”)を備え、または1つ以上のAMRブリッジから成っている。たとえばこのAMRブリッジは、複数のAMRストリップを備えてよく、これらは1つ以上のホイートストンブリッジの抵抗を形成してよい。さらに上記の磁界角検知素子は、1つ以上のGMRブリッジ(GMR,“giant magnetoresistance”)および/または1つ以上のTMRブリッジ(TMR,“tunnel magnetoresistance”)を備えるかまたはこれから成っていることが可能である。
もう1つの実施形態によれば、上記の磁界角検知素子は、1つ以上のスピンバルブGMRブリッジおよび/または1つ以上のスピンバルブTMRブリッジを備える。さらに上記の磁界角検知素子は、1つ以上のスピンバルブGMRブリッジおよび/または1つ以上のスピンバルブTMRブリッジから成っていてよい。
もう1つの実施形態によれば、上記の磁界発生素子は、1つの永久磁石を備える。この永久磁石は要求仕様により1つの棒形状、リング形状、または他の幾何学的形状を備えてよい。この磁界発生素子が、1つの永久磁石から成ることも可能である。
もう1つの実施形態によれば、上記の磁界発生素子は、1つのコイルを備えるか、または1つのコイルから成っていてよい。たとえば上記の磁界角検知素子が、この磁界発生素子内に、たとえばこのコイル内に配設されていてよい。これによって有利なことは、一次磁界および基準磁界が、この磁界角検知素子の場所で互いに平行となっていないことを実現できることである。
もう1つの実施形態によれば、上記の基準磁界は、その大きさが最大電流Imaxでの一次磁界の大きさに相当し、かつその方向がこの一次磁界に対し垂直に配置されているように設定することができる。以上により、測定されるI=−Imax〜I=Imaxの一次電流の角度範囲は−45°〜45°にある。
ここに記載する、電流が貫流している一次導体における電流強度を測定するための装置は、多くの利点を備える。たとえば最近のスピンバルブに基づいた磁気ブリッジを用いた角度測定は、0.1°の角度精度が可能である。こうして他のノイズ等を無視すれば、0.25%・Imaxより小さい測定精度で電流を測定することができる。ここに記載する装置は、特に電流測定のための磁界角測定の高い精度を利用することを特徴とする。さらに利点としては、特にAMR,GMR,またはTMRの磁界角検知素子の利用でのダイナミックレンジの増大がある。さらに加えて、上記の磁界発生素子の変化によって測定レンジの切替が可能である。
もう1つの実施形態によれば、本発明による装置は、上記の一次導体および/または上記の磁界発生素子を少なくとも部分的に包囲する硬磁性部材を備える。 この硬磁性部材は、たとえば硬磁性材料から成る磁気コアであってよく、上記の磁界角検知素子の磁気シールドに用いられる。この磁気シールドによって、上記の磁界角検知素子および/または上記の磁界発生素子に作用しかねない磁界を、少なくとも部分的にシールドあるいは少なくとも減衰され得ることを達成することができる。
もう1つの実施形態によれば、上記の硬磁性部材は、1つの空隙によって開かれたリングコアを形成している。このリングコアは、好ましくは上記の一次導体を少なくとも部分的に包囲している。上記の磁界角検知素子は、たとえばこの開かれたリングコアの空隙に配設されていてよい。
もう1つの実施形態によれば、上記の硬磁性部材は、外部磁界をシールドするために、上記の磁界発生素子および上記の磁界角検知素子を少なくとも部分的に包囲している。たとえば上記の硬磁性部材は、U字形状に形成されていてよく、かつ上記の一次導体に対して、上記の硬磁性部材および上記の一次導体が上記の磁界発生素子および上記の磁界角検知素子を完全に包囲するように配設されていてよい。
さらに本発明は、電流強度を測定するための装置の配置構造を提供し、ここでこの装置は、1つ以上の上述の実施形態の特徴を有する装置を備え、電流が貫流している一次導体に対して、空間における、この一次導体によって発生される一次磁界の基準磁界との重ね合わせによって生成される全磁界の方向の検出によって、この一次導体を流れる電流の電流強度の測定が行われるように、配設されている。
さらに本発明は、電流が貫流している一次導体における電流強度を測定するための方法を提供する。この際たとえば、上述の実施形態の1つ以上の特徴を有する装置を使用することができる。こうして以上および以下に記載する実施形態は、電流強度の測定のための装置にも有効であり、またこの電流強度の測定のための方法にも同様に有効である。
もう1つの実施形態によれば、一次磁界を発生する、電流が貫流している一次導体が準備される。さらに基準磁界を発生する磁界発生素子および磁界角検知素子を備える装置が準備される。この装置は、磁界角検知素子がこの一次磁界の基準磁界との重ね合わせによって生成される全磁界の方向を空間で測定するように、この一次導体に対して配設される。ここで好ましくは、この磁界角検知素子の場所におけるこれらの一次磁界および基準磁界は互いに平行となっていない。空間におけるこの全磁界の方向から、上記の一次導体に流れる電流の電流強度が求められる。
もう1つの実施形態によれば、上記の基準磁界の磁界強度は、上記の装置の測定レンジを調整するために変化される。
もう1つの実施形態によれば、上記の基準磁界は、測定される全磁界の方向を一定に維持するため、電子機器を用いて再調整される。
もう1つの実施形態によれば、上記の基準磁界の磁界強度の大きさは、最大電流での一次磁界の磁界強度に相当するように設定される。
電流が貫流している一次導体における電流強度の測定のための装置の更なる有利点および有利な実施形態が、以下で図1乃至5を参照して記載される実施形態から明らかになる。
1つの実施形態例による、電流が貫流している一次導体における電流強度の測定のための装置の概略図である。 もう1つの実施形態例による、電流強度の測定のための装置の概略断面図である。 もう1つの実施形態例による、シールドに用いられる硬磁性部材を有する、電流が貫流する一次導体における電流強度の測定のための装置の概略図である。 もう1つの実施形態例による、シールドに用いられる硬磁性部材を有する、電流が貫流する一次導体における電流強度の測定のための装置の概略図である。 もう1つの実施形態例による、電流が貫流している一次導体における電流強度の測定のための方法を示す図である。
これらの実施形態例および図において、同等の、または同等に機能する構成要素には同じ参照符号が付されている。図示されている要素及びそれら相互の大きさの関係は、基本的に寸法通りとはなっていない。むしろ、例えば部品や領域のような個々の要素は、より見易くするため、および/またはよりよく理解されるように、誇張した厚みや大きさで表されている場合がある。
図1は、1つの実施形態例による、電流強度の測定のための装置100の概略図を示す。この装置100は、磁界発生素子2を備え、概略的に示されている基準磁界20を発生する。この磁界発生素子2は、この実施形態例においてはコイル5として形成されている。代替としてこの磁界発生素子2は、たとえば永久磁石として実装されていてよい。さらにこの装置100は、1つの磁界角検知素子3を備える。この磁界角検知素子3は、ここに示す実施形態例においては、コイル5内に配設されている。参照番号9を用いて示されている電流方向9に流れる一次導体1を貫流する電流Ipによって一次磁界10が発生し、この電流によって概略的に示されている一次磁界10が発生し、この装置100は、これらの一次磁界10と基準磁界20とが、磁界角検知素子3の場所で互いに平行とならないように構成されている。磁界角検知素子3は、一次磁界10と基準磁界20との重ね合わせによって生成される全磁界の方向を測定する。空間におけるこの全磁界の方向から、一次導体1に流れる電流の電流強度Ipを検出することができる。
具体的には磁界角検知素子3を用いて測定された上記の全磁界の磁界角は、一次磁界10の磁界強度の指標となり、またこれより一次導体1を貫流して流れる電流Ipの指標となる。
本発明による装置は、電気的に分離された構造を備え、交流および直流の測定に適している。磁気角測定は非常に高い精度で行うことが可能であるので、この装置は特に広い測定レンジに渡る高い電流測定精度を特徴とする。
図2は、装置100の概略断面図を示す。この磁界発生素子2は、コイル5として実装されている。磁界角検知素子3は、この実施形態例においては、2つのホール素子4を備え、これらはコイル5内に配設されている。これらのホール素子4は、それぞれ1つのセンサ軸41を備え、これらのセンサ軸はそれぞれ互いに直行して配設されている。さらに各々のセンサ軸41に対し複数の互いに平行に配設されているホール素子4が設けられ、これらのホール素子4の測定信号を平均することも可能であでる。これらの複数のホール素子4の代替として、磁界角検知素子3は、1つのAMRブリッジ、1つのTMRブリッジ、1つのGMRブリッジ、1つのスピンバルブGMRブリッジ、および/または1つのスピンバルブTMRブリッジを備えるかまたはこれから成っていてよい。
図3は、もう1つの実施形態例による、電流が貫流している一次導体1における電流強度の測定のための装置100を示す。この装置100は、基準磁界20を発生する磁界発生素子2、コイルとして形成されている磁界角検知素子3、および一次導体1を包囲する硬磁性部材6を備える。ここでこの硬磁性部材6は、空隙8を備えるリングコア7として形成されており、この空隙に上記の磁界発生素子2および磁界角検知素子3が配設されている。この硬磁性部材7は、外部磁界のシールドに用いられている。この硬磁性部材6によって、上記の磁界角検知素子3および/または上記の磁界発生素子2に作用しかねない磁界が、少なくとも部分的にシールドあるいは少なくとも減衰され得ることを達成することができる。
図4は電流が貫流している一次導体1における電流強度の測定のための装置100を示し、この装置は1つの磁界発生素子2、1つの磁界角検知素子3、および1つの硬磁性部材6を備える。この硬磁性部材6は、U字型に形成されており、2つの対向する脚部およびこれらの2つの脚部を接続する部分を備える。上記の装置は、硬磁性部材6および一次導体1が磁界発生素子2および磁界角検知素子3を全体的に包囲し、こうして外部磁界がシールドされ得るように、この一次導体1に対して配設されている。換言すれば、硬磁性部材6の対向している脚部の露出された端部が一次導体1に対し直近に隣接して配設され、かつ磁界発生素子2および磁界角検知素子3がこの配置構造内に存在するように、この硬磁性部材6が一次導体1に配設されている。
図5は1つの実施形態例による、電流が貫流している一次導体1における電流強度の測定のための方法を示す。この方法では、第1の方法ステップAにおいて、一次磁界10を発生する、電流が貫流する一次導体1、および磁界発生素子2と磁界角検知素子3とを備える装置100が準備される。次の方法ステップBにおいて、磁界角検知素子3が、一次導体1によって発生される一次磁界10と基準磁界20との重ね合わせによって生成される全磁界の方向を空間で測定するように、装置100がこの一次導体に対して配設される。この際この一次磁界10およびと基準磁界20は、磁界角検知素子3の場所で互いに平行となっていない。次のステップCにおいて、一次導体1を通って流れる電流の電流強度が、空間における全磁界の方向から求められる。
上記の図に示された実施例においては、代替としてまたは追加的に発明の概要に記載された実施例による他の特徴を備えてよい。本発明は、実施例を参照した説明によってこれらの実施例に限定されているのではなく、すべての新規な特徴及び特徴のすべての組み合わせを包含する。これは具体的には請求項(複数)中の特徴のすべての組み合わせを含み、この特徴ないしこの組み合わせ自体が請求項(複数)ないし実施例(複数)中に明示されていない場合も含む。
1 : 一次導体
2 : 磁界発生素子
3 : 磁界角検知素子
4 : ホール素子
5 : コイル
6 : 硬磁性部材
7 : リングコア
8 : 空隙
9 : 一次導体を通って流れる電流IPの流れ方向
10 : 一次磁界
20 : 基準磁界
41 : センサ軸
100 : 装置
A,B,C : 方法ステップ

Claims (7)

  1. 電流が貫流している一次導体(1)における電流強度を測定するための方法であって、
    一次磁界(10)を発生する、電流が貫流する一次導体(1)を準備するステップと、
    電流が貫流している前記一次導体(1)における電流強度を測定するための装置(100)を準備するステップと、
    を備え、
    前記装置は、基準磁界(20)を発生する、磁界発生素子(2)と、前記一次磁界(10)と前記基準磁界(20)との重ね合わせによって生成される全磁界の方向を空間で測定する磁界角検知素子(3)と、を備え、
    前記装置は、前記磁界角検知素子(3)が前記一次磁界(10)と前記基準磁界(20)とが互いに平行となっていない場所において、前記空間における前記全磁界の方向から、前記一次導体(1)に流れる電流の電流強度を求めるように構成されており
    前記方法は、さらに、
    前記磁界角検知素子(3)が、前記一次磁界(10)と前記基準磁界(20)との重ね合わせによって生成される全磁界の方向を空間で測定するように、前記装置(100)を前記一次導体(1)に対して配設するステップであって、ここで前記一次磁界(10)および前記基準磁界(20)が、前記磁界角検知素子(3)で、互いに平行となっていない場所に、前記装置(100)を配設するステップと、
    前記一次導体(1)を通って流れる電流の電流強度を、前記空間における前記全磁界の方向から求めるステップと、
    を備え、
    前記基準磁界(20)の磁界強度の大きさが、最大電流での前記一次磁界(20)の磁界強度に相当するように設定される、
    ことを特徴とする方法
  2. 前記磁界角検知素子(3)は、2つのホール素子(4)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の方法
  3. 前記磁界角検知素子(3)は、1つのAMRブリッジ、1つのTMRブリッジ、および/または1つのGMRブリッジを備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法
  4. 前記磁界角検知素子(3)は、1つのスピンバルブGMRブリッジ、および/または1つのスピンバルブTMRブリッジを備えることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法
  5. 前記磁界発生素子(2)は、1つの永久磁石を備えることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法
  6. 前記磁界発生素子は、1つのコイル(5)を備えることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法
  7. 前記磁界角検知素子(3)は、前記磁界発生素子(2)内に配設されていることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法
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