JP6317422B2 - 勃起不全改善及び血中テストステロン分泌増加のための組成物 - Google Patents

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Description

本発明は勃起不全改善及び血中テストステロン分泌増加のための組成物に係り、より詳しくはタンポポ抽出物及びルイボス抽出物を含むタンポポ含有複合抽出物と紅参粉末を所定量含む、血中テストステロン数値を上昇させ、勃起不全改善効果及び血管拡張(vasodilation)効果を示し、男性の更年期又は更年期関連疾患及び症状の改善及び予防に効果的な組成物に関する。
更年期とは性ホルモンの減少によって多くの症状が現れる期間を意味する。更年期は主に中年女性に見られるものと知られているが、30代後半から性ホルモンの分泌が徐々に減少する男性にも更年期症状が現れる。閉経と同時に急に進行する女性とは違い、男性のホルモン変化は30代中盤以後に徐々に段階的に始まる。よって、男性更年期(andropause)又は男性閉経は厳密に言って存在しないと言える。したがって、男性更年期という用語よりは老齢男性のアンドロゲン欠乏症(ADAM:Androgen Deficiency in Aging Male)がより適切な用語であると言える。
テストステロン(testosterone)は主に男性の睾丸で生産され、男性の身体健康、精神状態などを調節して男性らしさと性生活に主導的な役割を果たす。30代前後から毎年約1%ずつ減少して、50〜70代男性の約30〜50%で男性ホルモンが正常値より減少している。
男性更年期の原因として、年を取るにつれて脳(視床下部)と睾丸機能の低下によって男性ホルモン分泌の減少を誘発する老化、男性ホルモン減少を促進する原因として、誤った生活習慣(飲酒、喫煙、肥満、ストレス、高血圧、糖尿、呼吸器疾患などの晩成疾患、薬物など)を挙げることができる。
男性更年期の初期症状はたいてい性生活に関連した症状として現れ、性欲減退、性関係回数減少、勃起不全、集中力低下、鬱症状、不眠症、自信感喪失、原因の分からない無力感、晩成疲労、体形の変化(中心性肥満)、体毛の減少、筋力の低下、関節痛、皮膚老化、顔面紅潮、心悸亢進、発汗を挙げることができ、長期的症状としては骨粗鬆症などを挙げることができる。
代表的な男性更年期自己診断としてADAM(Androgen Deficiency in Aging Male)テストを挙げることができ、性欲、気力、生活の質などの10項目のうち3項目以上が該当すれば、男性更年期に該当すると判断することができる。他の一つの診断としてAMS等級(Aging Males’ Symptom)によっても自己診断が可能である。AMS等級は老化が男性の生活の質に及ぼす影響を客観的に判断するために考案された、妥当性及び信頼性が立証されたツールであり、精神的、身体的、性的要素に対する応答を点数化して定量化した方法である。
最後に、テストステロン数値を挙げることができる。テストステロン数値が小さくなれば男性更年期症状が現れるので、更年期の一因子として見なすことができるが、個人差があるため、勃起不全などの身体的な症状に対する自己診断であるADAM及びAMSテストなどその他の要素と一緒に判断して男性更年期に対する総合的な診断を下すことがより客観的であると考えられる。テストステロンは一般的に性欲を増進させ、身体を活性化させるのに役立つと知られており、テストステロン数値が小さくなれば勃起力にも影響を及ぼすと知られている。
勃起のメカニズムを調べると、勃起(erection)は陰茎の血管、神経及び筋肉の繊細な相互作用によってなされる。言い換えれば、神経系の調節によって良好な血流が維持される場合に血圧による持ち上げ作用が可能であるため、単純なテストステロン数値の減少による身体症状というよりは血管拡張力(vasodilation)による症状であるというのがより客観的である。
ちなみに、大韓民国公開特許第2013−92499号はタンポポ抽出物又はタンポポ含有複合抽出物を有効成分とする更年期予防及び改善用組成物の製造方法に関するもので、性ホルモン増加効果、及びAMSテストによる更年期自己診断によってタンポポ抽出物又はタンポポ含有複合抽出物の男性更年期予防効果を示している。しかし、この特許文献は自己診断及び性ホルモンに対する部分的結果のみを持って男性更年期に対する解決策に焦点を合わせたもので、性機能改善に関連した身体的機能に対する総合的な解決策を提供するのには問題がある。特に、男性更年期を評価する自己診断表であるADAM及びAMSには精神面、身体面、性機能面における質問要素が混在しているため、性機能改善に最も密接な要素である勃起不全などに対する効能確認に問題がある。
それで、勃起不全を改善し、血中テストステロンの分泌を増加させることにより、男性更年期予防及び改善に著しい効果を示し、副作用が少ない天然物由来の組成物の開発が現在必要とされている。
大韓民国公開特許第2013−92499号公報
本発明者はテストステロンの分泌を増加させるとともに血管拡張によって勃起不全改善を助ける原料を混合して男性更年期に最適の組成物を研究したところ、タンポポ含有複合抽出物とジンセノサイドRg3含量の高い紅参粉末を混合すれば、性欲、性ホルモン、活気、睡眠健康だけでなく末梢血液循環改善、血管拡張、勃起不全改善に関する総合的な解決策を提供する原料を構成することができることが分かり、本発明の完成に至った。
したがって、本発明の目的は、タンポポ含有複合抽出物及びジンセノサイドRg3成分を強化した紅参粉末を有効成分として含む勃起不全改善及び血中テストステロン分泌増加のための組成物を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、タンポポ抽出物を80重量%と、ルイボス抽出物を20重量%含有するタンポポ含有複合抽出物(A)を50重量%以上70重量%以下の範囲で含有し、紅参粉末(B)を30重量%以上50重量%以下の範囲で含有し、前記タンポポ含有複合抽出物(A)と紅参粉末(B)は1:1以上2:1以下の範囲の重量比で混合され、前記紅参粉末(B)は、ジンセノサイドRg3成分を2重量%以上5重量%以下の範囲で含有する紅参粉末であることを特徴とする、勃起不全改善及び血中テストステロン分泌増加のための組成物である。
また、本発明は、前記タンポポ含有複合抽出物(A)は、ルテオリン(luteolin)を0.004%以上0.008%以下の範囲で含有し、イソオリエンチン(isoorientin)を0.013%以上0.023%以下の範囲で含有することを特徴とする勃起不全改善及び血中テストステロンの分泌増加のための組成物である。
た、本発明は、前記組成物は、タンポポ含有複合抽出物(A)及び紅参粉末(B)の混合物を100重量部にしたとき、牛蒡子抽出物(C)を5重量部以上20重量部以下の範囲でさらに含有することを特徴とする勃起不全改善及び血中テストステロンの分泌増加のための組成物である。
本発明はタンポポ含有複合抽出物及び紅参粉末を有効成分として含む更年期又は更年期関連疾患又は症状の予防、改善及び治療用食品組成物及び薬学的組成物として提供されることができる。また、牛蒡子抽出物をさらに含む場合、前記効果がより向上するので、これを含有させて使うこともできる。
本発明による組成物は、自己診断であるAMS数値を減少させ、テストステロン数値を増加させ、血管を拡張させて勃起不全の症状を改善させることにより、男性の更年期又は更年期関連疾患及び症状の予防及び治療に効果的である。
ここで、更年期又は更年期関連疾患又は症状としては、テストステロン低下症、性ホルモン低下症、神経過敏、鬱症状、めまい、顔面紅潮、発汗、睡眠障害、活力低下、記憶力低下、業務能力減少、性欲減退、勃起不全、精子運動性減少、精力減少、体力低下、運動能力減少、体毛減少、皮膚老化、骨密度減少及び内臓脂肪増加などがある。
実施例1〜3及び比較例1〜8の錠剤をそれぞれ人体に投与してAMS(Aging Males’ Symptom)アンケートによる効果を比較してグラフで示したものである。
実施例1〜3及び比較例1〜8の錠剤をそれぞれ人体に投与して血中テストステロンの含量を確認してグラフで示したものである。
実施例1〜3及び比較例1〜8の錠剤を勃起不全症を持っている男性を対象として勃起不全症改善効果を自覚症状と問診で評価して示したものである。
実施例1〜3及び比較例1〜8の錠剤をラット(rat)を対象として経口投与した後、血管拡張率を測定したものである。
以下、本発明を一具現例に基づいてより詳細に説明する。
本発明は、(A)タンポポ抽出物80重量%及びルイボス抽出物20重量%を含むタンポポ含有複合抽出物50〜70重量%;及び(B)紅参粉末30〜50重量%を含み、前記タンポポ含有複合抽出物(A)と紅参粉末(B)は1〜2:1の重量比で混合されることを特徴とする、勃起不全改善及び血中テストステロン分泌増加のための組成物を提供する。
前記タンポポ含有複合抽出物(A)はタンポポ抽出物80重量%及びルイボス抽出物20重量%を含むもので、前記タンポポ含有複合抽出物には有効成分であるルテオリン(luteolin)0.004〜0.008%、及びイソオリエンチン(isoorientin)0.013〜0.023%が含まれている。
この際、前記タンポポ含有複合抽出物は大韓民国登録特許第10−1460123号に開示されている物質であるが、前述したように、タンポポ含有複合抽出物のみでは男性ホルモン分泌減少又は血管拡張及び勃起不全に対する改善効果に限界があることが分かり、このような効果を著しく上昇させるために、本発明では前記タンポポ含有複合抽出物(A)に、Rg3成分が多量含有されている紅参粉末をさらに含む。
具体的に、前記紅参粉末(B)は、ジンセノサイド(ginsenoside)Rg3、Rg1、Rb1、Rb2、Rg2、Rc、Re、Rfなどの有効成分のうち、ginsenoside Rg3が2〜5%含有されているものを使うことが好ましい。
また、本発明では、前記タンポポ含有複合抽出物(A)50〜70重量%及び紅参粉末(B)30〜50重量%を混合して使うことが好ましい。タンポポ含有複合抽出物が50重量%未満の場合、機能及び効果が低下して更年期症状の改善効果が最適にならない問題があり、70重量%を超える場合、摂取量が多くなるか、摂取量の増大による剤形の問題及び摂取量に比べて効果が低下する欠点があるため、前記範囲内で使うことが良い。また、紅参粉末が30重量%未満の場合にも機能及び効果が低下して更年期症状の改善効果が最適にならない問題があり、50重量%を超える場合、摂取量が多くなるか、摂取量の増大による剤形の問題及び摂取量に対する効果が低下するといった欠点があるため、前記範囲内で使うことが良い。
また、タンポポ含有複合抽出物(A)と紅参粉末(B)は1〜2:1の重量比で使うことが好ましい。この使用量は血管拡張によって末梢血液循環を改善させるとともに勃起力を上昇させ、成人男子の血中テストステロンの水準を著しく増加させる相乗的効果(synergetic effect)を発現させるからである。
また、本発明では、前記タンポポ含有複合抽出物(A)及び紅参粉末(B)の混合物を100重量部にしたとき、牛蒡子抽出物5〜20重量部をさらに含むことが好ましい。牛蒡子抽出物が5重量部未満の場合、機能及び効果が低下し、更年期症状の改善効果が最適にならない問題があり、20重量部を超える場合、摂取量が多くなるか、摂取量の増大による剤形の問題及び摂取量に対する効果が低下するといった欠点があるため、前記範囲内で使うことが良い。
この際、前記牛蒡子は菊科に属する二年生の草本植物であるゴボウのよく熟した種子で、主要成分はアルクチインであり、昔から食用に使われ、漢方では解毒、鎮痛、解熱、利尿、鎮静、抗酸化作用、抗炎症作用、抗真菌作用などの薬理作用によって薬用にも多様に使われてきた。特に、研究の結果、血管拡張力に優れたものとして知られてきた。牛蒡子抽出物は血管拡張に補助的な役割を果たすもので、これをタンポポ含有複合抽出物(A)及び紅参粉末(B)の混合物にさらに混合すると、勃起力増進に相乗的効果を発現する。
したがって、本発明による組成物は男性更年期用食品組成物及び薬学的組成物として摂取すると、性欲及び男性ホルモンを増進させ、血管拡張及び勃起不全を改善させる組成物として提供されることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。ただ、下記の実施例は本発明を例示するだけのものであり、本発明の内容が下記の実施例に限定されるものではない。
実施例1:タンポポ含有複合抽出物及び紅参粉末の混合物
タンポポ含有複合抽出物はFamenity社(大韓民国)で製造販売するタンポポ含有複合抽出物(商品名:MR−10)を入手して使った。準備したタンポポ含有複合抽出物は、タンポポ抽出物を80重量%、ルイボス抽出物を20重量%含有しており、有効成分であるルテオリン(luteolin)を0.004〜0.008%、及びイソオリエンチン(isoorientin)を0.013〜0.023%含有している。
Rg3を強化した紅参粉末は(株)AMBO研究所で製造販売するRg3成分を2〜5%含んでいる紅参粉末(製品名:ファンザク粉末)を入手して準備した。前記タンポポ含有複合抽出物と紅参粉末を2:1(400mg:200mg)の重量比で混合し、残部として賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
実施例2:タンポポ含有複合抽出物、紅参粉末及び牛蒡子抽出物の混合物
前記実施例1で準備したタンポポ含有複合抽出物及び紅参粉末の混合物に牛蒡子抽出物100mgをさらに混合し、残部として賦形剤であるデキストリンを300mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
この際、前記牛蒡子抽出物は、ウバンザ(キョンドン市場、大韓民国)で購入し、粉砕器で細かく破砕した牛蒡子を蒸溜水で熱水抽出し、これを濾紙で濾過し、減圧及び乾燥することによって得た粉末である。
実施例3:1:1の重量比で混合した場合
タンポポ含有複合抽出物とRg3成分を2〜5%含んでいる紅参粉末をそれぞれ300mgずつ混合した後(1:1の重量比)、賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
比較例1:タンポポ含有複合抽出物単独の場合
タンポポ含有複合抽出物(商品名:MR−10)600mgに残部として賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
比較例2:紅参粉末単独の場合
Rg3成分を2〜5%含んでいる紅参粉末(製品名:ファンザク粉末)600mgに賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
比較例3:牛蒡子抽出物単独の場合
実施例2で使用した牛蒡子抽出物600mgに賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
比較例4:タンポポ含有複合抽出物及び牛蒡子抽出物混合物
タンポポ含有複合抽出物400mg(商品名:MR−10)に牛蒡子抽出物を200mg混合した後、賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
比較例5:紅参粉末及び牛蒡子抽出物混合物
Rg3成分を2〜5%含んでいる紅参粉末400mgに牛蒡子抽出物を200mg混合した後、賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
比較例6:1:2の重量比で混合した場合
実施例1と同様であるが、タンポポ含有複合抽出物200mgと紅参粉末400mgを混合(1:2の重量比)し、賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
比較例7:3:1の重量比で混合した場合
実施例1と同様であるが、タンポポ含有複合抽出物450mgと紅参粉末150mgを混合(3:1の重量比)し、賦形剤であるデキストリンを400mg添加して総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
比較例8
実施例1〜3及び比較例1〜7に対応する対照群であって、賦形剤であるデキストリンが100%である総量1000mgの錠剤(タブレット)状のものを準備した。
実験例1:ヒト試験による男性更年期予防効果
男性に本発明の組成物を摂取させ、摂取前後の男性更年期評価アンケート紙によって男性更年期予防及び治療効果を確認した。
<1−1>研究対象及び期間
本検査に同意した満40歳以上の中年男性33人を対象とし、比較例1〜8及び実施例1〜3のサンプルを摂取する群に分類し、30日間一日に1,000mgずつ摂取するようにした。摂取の前と後に‘ハングル版AMS Scale’検査紙に答えるようにして、本組成物の摂取による男性更年期の評価を実施した。
<1−2>ハングル版AMS(Aging Males’ Symptom)Scale
1999年Heinemannら(Heinemann LAJ、Zimmermann T、Vermeulen A、Thiel C. A New ‘aging Male’s Symptom’ AMS Scale. The Aging Male 1992, 2:105−114.)がドイツ語で開発したAMS scaleは老化が男性の生活の質に及ぶ影響を客観的に評価するために考案された、妥当性及び信頼性が立証されたツールであり、ハングル版は2003年キムセヒョンの翻訳版が妥当性及び信頼性において立証されて使われている(Daig I, Heinemann LA, Kim S et al. The Aging Males’ Symptoms(AMS) scale:review of its methodological characteristics, Health Qual Life Outcomes(2003)1:77.;イギルヒョンら、Korean J Fam Med.(2010)31:613−621)。総17個の質問項目でなっており、全ての項目は、表1のように、症状なし(1点)、軽い(2点)、中間(3点)、激しい(4点)及び非常に激しい(5点)に定量化される。総点27点以上の場合を陽性と判定し、症状程度によって、17〜26点はなし(no)、27〜36点は軽症(little)、37〜49点は中症(moderate)、50点以上は重症(severe)に区分する。AMSの17個の質問項目は精神的、身体的、性的要素の3種の詳細要素に分類される。質問項目6−8、11、13番は精神的要素、1−5、9、10番は身体的要素、12、14−17番は性的要素に相当する。
前記実施例1〜3及び比較例1〜8に対するAMSの結果は表2及び図1に示した。試験の結果、比較例1〜8の場合は順にAMS数値改善度が39.0、16.5、13.2、42.1、19.4、37.2、44.6、2.6%であるが、実施例1〜3の場合は46.7、47.7、41.9%とかなり増加したことを確認した。
この結果から、本発明によってタンポポ含有複合抽出物と紅参粉末を1:1〜2:1の重量比で含む混合群の場合、単独摂取群及び他の割合のものよりAMS検査項目である活力改善、性欲改善、精力改善、勃起改善、睡眠改善、情緒安定などにおいて男性老化によって現れる更年期症状を緩和させることを確認した。また、牛蒡子抽出物をさらに含む場合、前記効果が上昇することを確認することができた。
実験例2:人体内テストステロン(性ホルモン)増加効果
成人男子が本発明の組成物を摂取するようにし、摂取前後のテストステロンの血中濃度変化を確認して発明組成物の性ホルモン増加効果を確認した。
<2−1>研究対象及び期間
本検査に同意した満40歳以上中年男性33人が対照群(Control)の比較例8と比較例1〜7、及び実施例1〜3のサンプルを一日に600mgずつ30日間摂取するようにした。摂取の前と後に血中テストステロンを採取して分析して、本組成物の摂取による男性ホルモンの評価を実施した。
<2−2>成人男子におけるテストステロンホルモン増加効果
血液は、摂取の前と後、同じ時刻である午後2時に血液を腕の静脈から採取した後、heparin処理されたチューブに移して入れ、2500rpm(4℃)で15分間遠心分離して血漿を分離した。分離された血漿を対象とし、Testosterone ELISA kit(ADI−901−065、174; Enzo Life Sciences, U.S.A)を用いて製造社のマニュアルに従って血中テストステロンホルモン含量を測定した。結果は平均と標準偏差で示し、有意性検証のために統計処理はStudent’s t−testを用い、p<0.05の場合に有意なものとして見なして表示した。その結果は図2に示した。
比較例1〜8の場合、順にテストステロン増加率がそれぞれ32.7、13.3、9.5、35.1、14.9、21.8、35.9、2.6であるが、実施例1〜3の場合、46.7、47.7、41.9%とかなり増加したことを確認した。
この結果から、本発明によってタンポポ含有複合抽出物と紅参粉末を1:1〜2:1の重量比で含む混合群の場合、単独摂取群及び他の割合のものよりテストステロン増加効果がより優れたことを確認した。
実験例3:勃起不全症改善効果
成人男子が本発明の組成物を摂取するようにし、自覚症状と問診で評価して勃起不全症の改善効果を確認した。
<3−1>研究対象及び期間
本検査に同意した満40〜45歳の男性33人が比較例1〜8及び実施例1〜3のサンプルを一日に1,000mgずつ30日間摂取するようにした。
<3−2>成人男子における勃起不全症改善効果
勃起不全症改善効果を自覚症状と問診で評価し、その結果を図3に示した。試験の結果、比較例1〜8の場合、順に勃起不全症状改善率が25.3、50.0、33.7、33.1、52.7、48.7、31.1、12.3%であるが、実施例1〜3の場合、60.0、63.0、55.7%とかなり改善したことを確認した。
この結果から、本発明によってタンポポ含有複合抽出物と紅参粉末を1:1〜2:1の重量比で含む混合群の場合、単独摂取群及び他の割合のものより勃起不全症改善効果がより優れたことを確認した。
実験例4:血管拡張作用の比較
体重260〜280gのスプラグドーリ(Sprague−Dawley)系ラットの胸部大動脈を摘出し、大動脈輪を作って血管拡張作用を観測した。
<4−1>研究対象及び期間
体重260〜280gのスプラグドーリ系ラットの胸部大動脈を摘出し、内皮細胞を損傷させないように長さ2〜3mmの大動脈輪を作った。クレブス-リンガー炭酸水素緩衝液(Krebs−Ringer Bicarbonate Buffer)(mM;NaCl 118、KCl4.7、CaCl22.5、MgSO1.2、KHPO 1.2、葡萄糖11.0、95%O+5%CO、37℃)20mlが満たされた臓器チャンバーに懸垂し、等尺性張力の記録装置に連結した。大動脈輪を2gの休止張力で60分間平衡させた。フェニレフリン30μMを加えて、安定した収縮が現れたことを確認し、アセチルコリン1μMを加えて、内皮細胞が存在することを確認した。大動脈輪を45分間3回洗浄し、さらにフェニレフリンで収縮させ、試料を累積的に加え、血管拡張作用を観測した(図4)。使用した試料は比較例1〜8及び実施例1〜3で得たものを磨いて使った。
<4−2>Ratにおける血管拡張作用改善効果
末梢血液循環改善作用効果を等尺性張力の記録装置で評価し、その結果を図4に示した。試験の結果、比較例1〜8の場合、順に血管拡張率が47、80、75、50、82、79、50、5%であるが、実施例1〜3の場合、92、97、88%とかなり増加したことを確認した。この結果から、本発明によってタンポポ含有複合抽出物と紅参粉末を1:1〜2:1の重量比で含む混合群の場合、単独摂取群及び他の割合のものより血管拡張作用効果がより優れたことを確認した。
前記実験結果から分かるように、本発明はタンポポ含有複合抽出物及び紅参粉末、及び/又は牛蒡子抽出物を有効成分として含むことにより、互いに相補的なシナジー効果を示す。これは、AMSのような自覚症状問答の結果だけではなく身体的及び精神的症状を全て改善させるような、男性の更年期又は更年期関連疾患又は症状の予防、改善及び治療用食品組成物及び薬学的組成物として提供されることができる。
<その他>
なお、本発明や他の発明の説明に於いて、特に断らない限り、含有率の「%」は「重量%」である。

Claims (3)

  1. タンポポ抽出物を80重量%と、ルイボス抽出物を20重量%含有するタンポポ含有複合抽出物(A)を50重量%以上70重量%以下の範囲で含有し、
    紅参粉末(B)を30重量%以上50重量%以下の範囲で含有し、
    前記タンポポ含有複合抽出物(A)と紅参粉末(B)は1:1以上2:1以下の範囲の重量比で混合され
    前記紅参粉末(B)は、ジンセノサイドRg3成分を2重量%以上5重量%以下の範囲で含有する紅参粉末であることを特徴とする、勃起不全改善及び血中テストステロン分泌増加のための組成物。
  2. 前記タンポポ含有複合抽出物(A)は、ルテオリン(luteolin)を0.004%以上0.008%以下の範囲で含有し、イソオリエンチン(isoorientin)を0.013%以上0.023%以下の範囲で含有することを特徴とする、請求項1に記載の勃起不全改善及び血中テストステロンの分泌増加のための組成物。
  3. 前記組成物は、タンポポ含有複合抽出物(A)及び紅参粉末(B)の混合物を100重量部にしたとき、牛蒡子抽出物(C)を5重量部以上20重量部以下の範囲でさらに含有することを特徴とする、請求項1に記載の勃起不全改善及び血中テストステロンの分泌増加のための組成物。
JP2016251265A 2015-12-24 2016-12-26 勃起不全改善及び血中テストステロン分泌増加のための組成物 Active JP6317422B2 (ja)

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