JP6317348B2 - 注射用組成物 - Google Patents

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Description

本特許出願は、癌治療において有用な組成物に関する。
具体的には、本発明は、ポリ乳酸(PLA)の生分解性熱可塑性ポリマー、ジメチルスルホキシド(DMSO)およびアロマターゼ阻害化合物を含む筋肉内インプラントの形成に適した組成物、組成物のin situ調製に適したキット、および乳癌治療のための薬剤としてのその使用に関する。
疑い無く、癌治療の発展は必要なものであり、新規な分子的実体だけでなく、患者の生活の質を向上させるための医薬品も必要である。延長放出製剤の開発により総投与用量を減少することが可能となり、各用量の持続時間および投与回数が増加し、これにより患者の感情状態に好ましい影響を与えるので、この点において、延長放出製剤の開発は進展を意味する。
レトロゾールおよびアナストロゾールは、錠剤の連日投与以外の代替治療が無いホルモン受容体陽性進行乳癌を有する閉経後の女性の補助治療において第一候補の有効成分あるため、本発明においてそれらがこの種の延長放出型製剤のための候補医薬製剤として選択されている。
レトロゾール(4、4’−(1,2,4−トリアゾラム−1−イルメチル)ベンゾニトリル)およびアナストロゾール(2、2’−[5−(1H−1,2,4−トリアゾラム−1−イルメチル)−1,3−フェニレン]ビス(2−メチルプロパンニトリル))は、非ステロイド系アロマターゼ阻害薬と呼ばれる薬剤分類に属し、その作用機構は身体中のエストロゲン量を低減させることからなる。この効果は、成長にエストロゲンを必要とする乳房中の多様な種類の癌産生細胞の成長を減速または停止させることができる。
現在、薬剤の放出を長期間制御できるレトロゾール製剤は市場に存在しない。医薬製剤としてのレトロゾールは、現時点では、連日経口投与用の錠剤の形態でしか入手できない。本願に記載するレトロゾール製剤は、血液中の薬剤の治療レベルを得ることを開始時および3か月間連続して可能とし、連日投与計画の必要性を回避し、これにより患者の生活の質を向上させる。
乳癌の治療においては、一般的な癌治療と同様に、患者の心理状態が極めて重要となる;そのため、レトロゾールおよび/またはアナストロゾールの3か月型製剤の開発は、相当な生活の質の向上を意味し、連日投与によって引き起こされるであろう影響が低減する。この場合、疾病のモニタリング時において行われる内科的検査は、通常は最初の数年間において3および6ヶ月毎に行われるため、製剤の投与が医師による診療と同時期となる可能性がある。
同様の推論により、Zoladex(登録商標)といった前立腺がんの治療のための3か月間皮下投与用ゴセレリン事前形成インプラント製剤、および避妊薬として用いられるエトノゲストレルの事前形成インプラントインプラノン(登録商標)が市場に登場している。しかし、これらの事前形成インプラントは以下の一連の欠点を示す:
・押し出しによりインプラントを調製するためには、高温が必要となるため、有効成分の劣化および潜在的に有毒な不純物の発生の原因となり得る。
・有効成分の投与量が低い場合、製品の均質性が低くなる。
・インプラントを移植するかまたは大径の針を用いて注射する場合、外科手術が必要になる。
以下に示すように、いくつかの文献においてレトロゾールおよび/またはアナストロゾールのインプラント組成物についての公表を確認することも可能である。
例えば、国際出願第2008/041245号は水性媒体中に懸濁されたプリフォーム微小粒子から、in situゼリー化製剤に至る多様な投与形態において、アナストロゾールを含むアロマターゼ阻害薬といった多様な有効成分を含むインプラント組成物を記載する。発生し得る有効成分と投与形態の全ての組み合わせを本願が十分に裏付けることができるかは疑わしいものの、実施例は常にプリフォーム微小粒子に言及し、すなわち直接「in situ」インプラントを形成する系は全く言及しない。最後に、実施例のいずれも60日を超える期間を示していないことも指摘すべきである。
国際出願第2010/065358(A1)号は、テストステロンの連続的投与とそのエストラジオールへの変換の防止を目的とした、テストステロンおよびアロマターゼ阻害薬を含む薬剤の投与のための組成物を記載する。当該記載は投与形態がインプラントであり得る可能性を考慮するものの、唯一の投与形態の例はペレットのみである。
また、国際出願第2012/074883(A1)号は、医薬製剤の投与のための生分解性組成物についての記載がある。これらの組成物はインプラントを液状または半固形状態で維持するために、安息香酸ベンジルまたはベンジルアルコールといった非水溶性溶媒の使用を必要とする。これらの溶媒は突発的放出を提供することがすでに判明しているので、本発明の延長放出組成物には不適切である。
最後に、米国特許出願第2008/0206303A1号明細書は、多様な溶媒を伴い得るPLAまたはPLGAポリマーを含むアナストロゾールの延長放出製剤についての記載がある;しかし、本発明の実施形態においては、用いられる溶媒は、大量のバーストの後ほぼゼロ放出をもたらす溶媒であるベンジルアルコールおよびn−メチル−2−ピロリドン(NMP)である。実際、当該明細書における発明者にとって許容可能なバーストは1日あたり25〜30%と極めて高い値であり、このことから、その実施例のいずれも60日以上持続せず;特にヒトに類似する動物であるイヌにおいて放出は35日を超えて持続しなかった。最後に、当該明細書においては、レトロゾール粒子径も製剤挙動におけるこの要素の重要性についても言及がない。
したがって、ホルモン受容体陽性閉経後女性における乳癌の第一選択的補助治療のための、レトロゾールおよび/またはアナストロゾールの3ヶ月型製剤を得ることが望ましい。この理由により、本発明のin situ形成インプラントの技術は、現行のプリフォームインプラントに基づく製剤によって示される欠陥のうち大部分を克服する。この技術は、患者のための実際的かつ有効な代替的治療を提供し、少なくとも60日間持続する治療プロファイルを達成する。
以下の図は、本発明の目的の解釈を支援するために提供されるが、いかなる限定も暗示しない。
実施例1に記載される製剤をニュージーランドホワイトウサギに筋肉内投与した後に得られたレトロゾールの血漿レベル(ng/mL)を示す。表示された値は各群の3匹の動物において得られる平均血漿レベルに対応する。 実施例2に記載される製剤をニュージーランドホワイトウサギに筋肉内投与した後に得られたレトロゾールの血漿レベル(ng/mL)を示す。表示された値は各群の3匹の動物において得られる平均血漿レベルに対応する。 実施例3中に記載される製剤をニュージーランドホワイトウサギに筋肉内投与した後に得られたレトロゾールの血漿レベル(ng/mL)を示す。表示された値は各群の3匹の動物において得られる平均血漿レベルに対応する。
本発明の目的である組成物について、用語初期「バースト」は、製剤を生存動物に筋肉内投与した後最初の72時間にわたって得られた血漿レベル曲線下面積(別名「AUC」)と、一定量のレトロゾールまたはアナストロゾールの注射後に得られた総曲線下面積の比として理解される。
本発明の目的に適した有効成分の延長間放出を得るために、バースト曲線下面積は、総AUCと比較して10%未満、かつ理想的には5%未満でなくてはならない。同様に、アロマターゼ阻害薬の少なくとも60日間にわたる延長放出プロファイルにおいて平衡を得ることは、血漿レベルの曲線下面積の50%以下が注射後の最初の30日間において得られることが必要となる。すなわち、本発明の目的のため、有効成分の好ましい延長放出は、バースト曲線下面積が総AUCの10%未満であり、かつ、総AUCの50%以下が注射後の最初の30日間にわたって得られるような放出である。
本発明の目的のため、以下の用語が識別されずに用いられる:
「PLA」;「ポリ乳酸の生分解性熱可塑性ポリマー」;「ポリ乳酸」および「ポリ乳酸」。
「DMSO」および「ジメチルスルホキシド」。
したがって、本発明の第1の態様は、ポリ乳酸(PLA)の生分解性熱可塑性ポリマー、DMSOおよび一般式(1)のアロマターゼ阻害化合物:
Figure 0006317348
式中;
1がHである場合、R2
Figure 0006317348
であり、R3はHであり、
1
Figure 0006317348
である場合、R2はHであり、R3はCNである、
を含む筋肉内インプラントの形成に適した組成物であって、アロマターゼ阻害化合物がDMSOおよびPLAを含む溶液中の懸濁物としてあり、かつ総組成物の15〜50重量%の間を示し、組成物が水性液状物または体液と接触した時に固形化して固形またはゲル状インプラントを形成することができ、少なくとも100nmol/mLでインビボ投与した後に60日以上治療値を示すことによって特徴付けられる組成物である。
好ましくは、アロマターゼ阻害化合物は、DMSOおよびPLAを含む溶液中の懸濁物の形態にあり、総組成物の20〜30重量%を示す。
より好ましくは、アロマターゼ阻害化合物は、DMSOおよびPLAを含む溶液中の懸濁物の形態にあり、総組成物の25重量%を示す。
他の態様によれば、一般式(1)のアロマターゼ阻害化合物は、以下の粒子径分布を有する:
・粒子の<10%が20ミクロン未満であり、
・粒子の<10%が350ミクロンを超え、
・d0.5が70〜200ミクロンである。
好ましい実施形態において、アロマターゼ阻害化合物は、単独または組み合わされたレトロゾールまたはアナストロゾールである。
他の好ましい実施形態において、DMSOおよびPLAによって形成される溶液は、40〜43重量%のPLA(乳酸100%)+57〜60重量%のDMSOを有する。
さらなる好ましい実施形態において、PLAの末端基はカルボン酸ではなくエステルである。
さらなる他の好ましい実施形態において、有効成分は例えばγまたはβ線による滅菌に付す。放射線照射による有効成分の滅菌を実施した後、インプラント組成物を最大値35kGyまで含めることもある。有効成分の滅菌は、最終的な製剤の照射によって行うこともできる。
さらなる好ましい実施形態において、DMSOのレトロゾールに対する比は0.5〜3.7の範囲内であり、かつ好ましくは1.7〜1.8の範囲内である。
さらなる好ましい実施形態において、DMSOおよびPLAを含む溶液の粘度は、0.8〜1.8Pa.sの間であり、好ましくは0.8〜1.5Pa.sの間であり、より好ましくは0.8〜1.3Pa.sの間および1.00〜1.20Pa.sの間である。
他のさらなる実施形態において、最大量は2mLであり、500mgのレトロゾールの筋肉内注射投与が可能になる。
本発明の第2の態様は、上記の組成物の乳癌治療のための薬剤としての使用である。
他の態様によれば、筋肉内インプラントを形成することに適した組成物は、一般式(1)の化合物のバーストAUCが総AUCの10%未満でありかつ注射後最初の30日間にわたって総AUCの50%以下である点において特徴付けられる。
最終製剤は、例えば筋肉内注射にすぐ使用することできる注射器に含められて製剤化することができる。同一の製剤が、例えば、一方がオスシリンジであり一方がメスシリンジであるか、またはポリマーのDMSO溶液が一方のシリンジ内にありかつアロマターゼ阻害剤が第2のシリンジ内で固形形態にあるコネクタで連結された2つのオスシリンジである2つのシリンジのキットの一部を形成し得る。
同様に、最終組成物は、例えば、固体状態のポリマーおよびアロマターゼ阻害薬の入った1つのシリンジおよび第2のシリンジ内の溶媒を維持することにより、得ることができる。
これらの場合における溶解は、オスシリンジとメスシリンジの直接的連結を介するか、または2本の雄注射器がある場合はコネクタにより、かつ製剤の組み合わせ、さらにはこのようにしてポリマー溶液と有効成分の懸濁液をもたらすプランジャーの双方向への押し引きである。
たとえば溶媒またはポリマー溶液を有効成分と別に維持すること、またはたとえばポリマー溶液がバイアルに注入されて懸濁液製剤をもたらすようプリロードシリンジ中にポリマー溶液をおよびバイアル中にアロマターゼ阻害剤を維持するなどといった、最終的な組み合わせが所望の製剤をもたらす他の製剤設計の任意の変法が、本発明の目的に対する可能な代替法として考慮されるような、本発明の組成物をもたらすこの系の任意の代替系が可能である。
従って、他の態様によれば、本発明は、一般式(1)のアロマターゼ阻害剤化合物およびポリマーが第1の容器内で固形状にありかつDMSOが別の第2の容器内にある、本発明の組成物のin situ調製に適したキットについて言及する。
従って、他の態様によれば、本発明は、ポリマーが凍結乾燥される本発明の組成物のin situ調製に適したキットについて言及する。
従って、他の態様によれば、本発明は、一般式(1)のアロマターゼ阻害化合物が第1の容器内で固形状にありかつDMSOが第2の容器内で液状にある、本発明のin situ調製に適したキットについて言及する。
従って、他の態様によれば、本発明は、一般式(1)のアロマターゼ阻害化合物、ポリマーおよびDMSOが単一の容器内で懸濁液の状態にある、本発明の組成物のin situ調製に適したキットについて言及する。
本発明の全般的な展開において、本発明による延長放出のためのインプラント組成物の結果に影響し得る多様なパラメータの挙動について検討した。以下にパラメータを示す。
(1.ポリマー溶液のレオロジー特性および固有粘度)
ポリマー溶液および完成製剤の両者である流体の挙動を流量計によって評価した。マトリクスをレトロゾールの賦形剤として考慮する場合、これらは全てニュートン挙動を有する。本願においては、製剤の初期放出制御能力に関し、注射用製剤の挙動について、粘度を間接的なパラメータおよびポリマー濃度の追加的パラメータとして用いる。
実験研究に基づき、ポリマー溶液は最小粘度0.8Pa.sを有するべきと決定されたが、これは好ましくは約1Pa.sであるが1.8Pa.s以下とすべきである。この粘度範囲内において得られた25℃におけるポリマーのDMSO溶液は、有効成分の可溶化とポリマーマトリックス中におけるその保持との好ましい均衡が得られ、これによりレトロゾールまたはアナストロゾールの臨床的妥当な血漿濃度が得られ、有効成分の拡散相におけるインプラントの耐用年数を損ないうる過量の有効成分の放出が回避される。有効成分が添加されると粘度が上昇するが、3〜4Pa.sの範囲を超えてはならない。
以下の表は、25℃で種々のDMSO中濃度にあるインビトロおよびインビボ挙動おける最適なポリマーのみかけの粘度、および最終的な好ましい製剤の粘度を示す。
(原材料として線量10kGyでベータ線照射したPLAポリマーResomer(登録商標)R203Sの粘度、)
Figure 0006317348
(好ましい製剤の粘度)
Figure 0006317348
(2.有効成分の粒子径)
溶液または懸濁液中の有効成分の存在は、一旦製剤が筋肉内注射されると有効成分の放出プロセスに重大な影響を与える。したがって、ポリマーおよびDMSOを含む溶液中にレトロゾールを溶解した場合、製剤の筋肉内注射により、ポリマー担体の硬化プロセスにおいて水混合溶媒を伴うレトロゾールの拡散に起因して、初めの数日間において過量の放出が発生し、その後有効成分のin vivo放出が最小であり、かつポリマーが加水分解による分解を被る時にレトロゾールの最終放出が発生する潜伏期間がもたらされる。本願は、どのようにしてレトロゾールを懸濁液中に含む製剤のみが有効成分の初期放出を制御し、かつ製剤が臨床的に有効性でないこれらの潜伏期間を回避することができるかを記載する。したがって、有効成分の粒子径は、製剤が一旦投与された場合の製剤からの放出プロセスに直接影響するので、製剤の最終的挙動に重大な影響をもたらすからである。この基本的要素の重要性は、アロマターゼ阻害薬を含む延長放出製剤の調製を記載する文書にはこれまで記述されていなかった。
したがって、適切でありかつできるだけ十分に規定された間隔を決定または狭めるために、相異なるサイズ分画の使用を評価した。多様な結晶サイズの分布を持つことは、特定の全体として狭いサイズよりも優れ、より有用であり、放出の調節をある程度時差的に行うことが可能になる。このように、最小サイズはインプラント(50ミクロン未満)の形成時溶媒に極めて容易に拡散するため有用ではない。平均値が100〜300ミクロンに近い中間サイズの粒子は、マトリックスによって保持され、溶解により長い時間が必要となり、かつ固化時にはインプラント中に捕捉されたままであるので、より有用であることができる。これを超えたサイズはポリマーの高度な分解を必要とし、インプラントのライフサイクルにおける新たな潜伏期およびポリマーの加水分解時の過量放出をもたらし、このサイズ範囲の高い割合での使用は特に安全でなくなる。
好ましい実施形態において、最小サイズのみならず中間サイズ〜小サイズ(50〜100ミクロン)の排除は製剤の向上をもたらすと判定されている一方、溶解した製剤の最終年度が低下し、その一方で顕著なバースト効果が相当防止される最終粘度。
(3.PLAおよびDMSOを含む溶液中の有効成分の懸濁レベル)
本組成物の特性は、一般式(1)のアロマターゼ阻害化合物が、総組成物の残りの75重量%を構成するDMSOおよびPLAを含む溶液中に懸濁され、好ましくは総組成物の25重量%に近い量で存在する点である。
後で実施例1に見られるように、例えば製剤が溶液状である場合、インビボ反応が不十分であるので、これは無作為の事実ではなく、本質的なものである。
以下の実施例は本発明の例示であり、限定的なものとみなされるべきではない。
実施例1
(製剤における有効成分の物理的形態の影響の検討:懸濁液と溶液の比較)
注射液中のレトロゾールの物理的形態の影響(有効成分の溶液と懸濁液の比較)を検討した。
(製剤1:溶液状レトロゾール製剤)
Figure 0006317348
(製剤2:懸濁液状レトロゾール製剤)
Figure 0006317348
製剤2中のレトロゾールの粒子径をレーザー光線回折技術(Malvern Mastersizer2000、オブスキュレーションが9.41%になるまで水中で懸濁)により特性解析したところ、以下の分布(%量)を有していた:d(0.1)=38.21μm、d(0.5)=141.35μmおよびd(0.9)=312.13μm。
いずれの場合も、オスシリンジとメスシリンジの連結およびポリマーの完全溶解が達成されるまでのプランジャーの双方向への連続的動きにより、製剤の溶解を実施した。
(ニュージーランドホワイトウサギにおけるインビボ放出の検討)
実験用動物モデル、ウサギおよび/またはイヌにおいて筋肉内投与後の血漿中のレトロゾールおよびアナストロゾールの薬物動態プロファイルの判定により、本願についてのインビボ放出の検討を実施した。
イヌおよびウサギ血漿中のレトロゾールの定量化のための、有機溶媒としての酢酸エチレンによる液-液抽出および分析のための再懸濁を用いた、均一濃度の逆相での質量−質量検出系を伴う蛍光検出器を伴う高速液体クロマトグラフィHPLC−FLDに基づく技術。カルベジロールを内部標準として用い、処理時間を8.5分間とし、レトロゾール保持時間7.8分間、および適用波長240nm(λ励起)および315nm(λ蛍光)とした。有効濃度間隔は、5(LLOQ)〜500ng/mLであり、すなわち,当該分析技術の定量下限値または最小定量可能分析物濃度を5ng/mLとし、かつ最大有効濃度を500ng/mLとした。得られた構成曲線は0.99よりも高い相関係数を特徴とした。精度および日内再現確度および日間再現確度は、LLOQについては20%未満、他のQC、すなわち分析の実施において品質管理として用いられる他の既知の濃度サンプルについては15%未満であった。この生物分析法は3日間の間有効であり、結果は、FDAガイド:「生物分析法バリデーション」に記載される許容基準を満たした。
イヌおよびウサギ血漿中のレトロゾールのサンプルは、室温において6時間まで安定していることが実証された。処理されたサンプルは、分析の精度および角度にいかなる変化も認めることなく、サンプラーにおいて4℃で24時間保存することができた。実施した凍結/解凍サイクルはイヌおよびウサギ血漿中のレトロゾールの安定性に影響しなかった。−80℃で保存されたサンプルの長期安定性は、132日間に渡る安定性が実証された。
本例において、製剤1および2を、体重約3kgのニュージーランドホワイトウサギの殿筋に筋肉内投与した。各群につき3匹の動物を用い、製剤1については5.4mg/kgおよび製剤2については10.8mg/kg対応する量の製剤を注射した。注射後、注射後231日目までの事前に確立されたサンプリング時期にウサギから血漿サンプルを採取した。得られた結果を図1に示す。図1は、製剤1と比較して2倍の用量の製剤2をニュージーランドホワイトウサギに投与したところ、同様の初期血漿レベルがもたらされたことを示す。製剤1において用いられた用量が製剤2において用いられた用量の半分であることを考えると、製剤中の有効成分の物理的形態を制御すること明確な重要性を見て取ることができた。レトロゾールは製剤1において溶液状態あり、製剤2におけるレトロゾールの場合よりも広い範囲まで溶媒と共に拡散する。また製剤1の場合、血漿レベルが急速に低下し、保持されるポリマーの加水分解に起因して有効成分の放出が開始する注射後154日目まで回復を開始しなかったことも見て取れる。製剤2は、ウサギ血漿において連続的な有意に高いレベルのレトロゾールを4ヶ月以上維持することができた。
実施例2
(ポリマーの末端基の影響の検討)
以下に述べる製剤の使用により、ポリマーの末端カルボキシル基またはエステル基(Nキャップ)の影響の評価を評価した。
(製剤1:カルボン酸基を末端とする乳酸ポリマー製剤)
Figure 0006317348
(製剤2:エステル基を末端とする乳酸ポリマーを用いた製剤)
Figure 0006317348
製剤1および2中のレトロゾール粒子径をレーザー光線回折技術(Malvern Mastersizer2000、オブスキュレーションが9.41%になるまで水中で懸濁)により特性解析したところ、以下の分布(%量)を有した:d(0.1)=38.21μm、d(0.5)=141.35μmおよびd(0.9)=312.13μm。
いずれの場合も、オスシリンジとメスシリンジの連結およびポリマーの完全溶解が達成されるまでのプランジャーの双方向への連続的動きにより、製剤の溶解を実施した。
平行して、オスシリンジのコンポーネントを含む溶液の粘度を、回転式粘度計(Haake)の使用により、記載の量に比例して等価な量(溶液重量に対して41.5重量%のポリマー)で25℃において評価した。得られた粘度結果の値を以下の表に示す。
Figure 0006317348
(ニュージーランドホワイトウサギにおけるインビボ放出の検討)
本実施例では、製剤1および2を体重が約3kgであるニュージーランドホワイトウサギの殿筋に筋肉内投与した。各群につき3匹の動物を用い、両製剤について10.8mg/kgに対応する量の製剤を注射した。注射後、注射後の175日目までの事前に確立されたサンプリング時期に血漿サンプルをウサギから採取した。得られた結果を図2に示す。
図2は、製剤1の投与が注射後に非常に高い初期レトロゾール血漿レベルをもたらしたことを示す。しかし、119日目にレベルが検出不可能となるまで、レベルは徐々に低下した。一方製剤2の場合、明らかにより長期間にわたって顕著に高いレベルがもたらされた。おそらくは、エステル末端を有するポリマーと比較した、カルボン酸末端を有するポリマーの高い親水性およびその高い湿潤性が、試験の初期にわたる有効成分のより高い放出の背後にある。しかし、製剤2は、レトロゾール放出を製剤1よりもより高い程度まで調節することができ、時間と共により持続的なレベルをもたらした。各製剤中のレトロゾール血漿レベルの総曲線下面積に対する曲線下面積%を以下に示す。
Figure 0006317348
実施例3
(ビーグル犬におけるポリマーの末端基の影響の検討)
以下に述べる製剤の使用により、ポリマーの末端カルボキシル基またはエステル基(Nキャップ)の影響の評価を評価した。
(製剤1:カルボン酸基を末端とする乳酸ポリマー製剤)
Figure 0006317348
(製剤2:エステル基を末端とする乳酸ポリマー製剤)
Figure 0006317348
製剤1および2中のレトロゾール粒子径をレーザー光線回折技術(Malvern Mastersizer2000、オブスキュレーションが9.41%になるまで水中で懸濁)により特性解析したところ、以下の分布(%量)を有していた:d(0.1)=38.21μm、d(0.5)=141.35μmおよびd(0.9)=312.13μm。
いずれの場合も、オスシリンジとメスシリンジの連結およびポリマーの完全溶解が達成されるまでのプランジャーの双方向への連続的動きにより、製剤の溶解を実施した。
完全に溶解された製剤2の25℃におけるみかけの粘度により、2.865Pa.sの値が得られた。
平行して、オスシリンジのコンポーネントを含む溶液の粘度を、回転式粘度計(Haake)の使用により、記載の量に比例して等価な量(溶液重量に対して41.5重量%のポリマー)で25℃において評価した。得られた粘度結果値を以下の表に示す。
Figure 0006317348
(ビーグル犬におけるインビボ放出の検討)
本実施例では、製剤1および2を体重が約10kgであるビーグル犬の殿筋に筋肉内投与した。各群につき3匹の動物を用い、両製剤について86.5mg/kgに対応する量の製剤を注射した。注射後、注射後の472日目までの事前に確立されたサンプリング時期にイヌから血漿サンプルを採取した。得られた結果を図3に示す。
図3は、先の実施例において2つのポリマー間に認められた差がイヌにおいて顕著に高かったことを示す。ビーグル犬のより低い体温はニュージーランドホワイトウサギに比べて2.4℃程低い)、おそらくはより低温におけるポリマーのより低速な加水分解と、これもおそらく低体温によるマトリックスを通過する有効成分の拡散低下の間の効果の組み合わせによって、拡散プロセスを低速化させる。この拡散および分解速度の低下の状況において、レトロゾールの動態プロファイルにおけるポリマー親水性のより高い影響が観察された。初めの14〜21日間にわたるレトロゾール血漿レベルの連続的に増加の所見より、得られたデータの母集団薬物動態分析(Nonmen)によって実証されている腸肝循環現象が実証された。このレトロゾールの腸肝循環は、ヒトにおいても観測可能である可能性が高い。総曲線下面積に対する各製剤中のレトロゾール血漿レベルの曲線下面積%を以下の表に示す。
Figure 0006317348

Claims (18)

  1. ポリ乳酸(PLA)の生分解性熱可塑性ポリマー、DMSOおよび一般式(1)のアロマターゼ阻害化合物:
    Figure 0006317348
    式中;
    1がHである場合、R2
    Figure 0006317348
    であり、R3はHであり
    1
    Figure 0006317348
    である場合、R2はHであり、R3はCNである
    を含む、インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、
    前記アロマターゼ阻害化合物がDMSOおよびPLAを含む溶液中に懸濁状態にありかつ前記総組成物の15〜50重量%を占め、前記組成物が水性液状物または体液と接触した後固形化して固形またはゲル状のインサイチュ(in situ)インプラントを形成するにおいて特徴付けられる前記組成物。
  2. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、前記アロマターゼ阻害化合物がDMSOおよびPLAを含む溶液中で懸濁状態にありかつ前記総組成物の20〜30重量%を占めることを特徴とする、前記組成物。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載のインサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、前記アロマターゼ阻害化合物がDMSOおよびPLAを含む溶液で懸濁状態にありかつ前記総組成物の25重量%を占める前記組成物。
  4. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、一般式(1)の前記アロマターゼ阻害化合物が前記製剤において以下の粒子径分布を有することを特徴とする前記組成物:
    ・前記粒子の<10%が20ミクロン未満であり、
    ・前記粒子の<10%が350ミクロンを超え、
    ・d0.5が70〜200ミクロンである。
  5. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、前記アロマターゼ阻害化合物がトロゾールおよびアナストロゾールの一方または双方であることを特徴とする前記組成物。
  6. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、前記DMSOおよびPLAを含む溶液が40〜43重量%のPLA(乳酸100%)および57〜60重量%のDMSOであることを特徴とする前記組成物。
  7. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、前記PLAの末端基がエステルであることを特徴とする組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、前記製剤が最大値35kGyで照射されることを特徴とする前記組成物。
  9. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、DMSOと、一般式(1)の前記アロマターゼ阻害化合物との比が0.5〜3.7の範囲内にあることを特徴とする前記組成物。
  10. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、DMSOと、一般式(1)の前記アロマターゼ阻害化合物との比が1.7〜1.8であることを特徴とする前記組成物。
  11. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、前記DMSOおよびPLAを含む溶液の粘度が0.8〜1.8Pa.sであることを特徴とする前記組成物。
  12. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、前記組成物の最大体積が筋肉内注射用レトロゾールを500mg含めて2mLであることを特徴とする前記組成物。
  13. 請求項1に記載の前記インサイチュ(in situ)で筋肉内インプラントを形成するための組成物であって、一般式(1)の前記化合物のバーストのAUCが注射後の最初の30日間において前記総AUCの10%未満であることを特徴とする前記組成物。
  14. 乳癌治療のための薬剤である請求項1から13の何れか一項に記載の前記組成物
  15. 請求項1から13のいずれかに記載の前記組成物をインサイチュ(in situ)で調製するためのキットであって、一般式(1)の前記アロマターゼ阻害化合物および固体形態の前記ポリマーが第1の容器内にありかつ前記DMSOが別の第2の容器内にあることを特徴とする前記キット。
  16. 請求項15に記載のインプラントをインサイチュ(in situ)で調製するためのキットであって、前記ポリマーが凍結乾燥されることを特徴とする前記キット。
  17. 請求項1から13のいずれかに記載の前記組成物をインサイチュ(in situ)で調製するためのキットであって、一般式(1)の前記アロマターゼ阻害化合物が固体形態で第1に容器内にありかつ前記DMSOおよび前記ポリマーが溶液形態で第2容器内にあることを特徴とする前記キット。
  18. 請求項1から13のいずれかに記載の前記組成物をインサイチュ(in situ)で調製するためのキットであって、一般式(1)の前記アロマターゼ阻害化合物、前記ポリマーおよび前記DMSOが懸濁液の形態で単一の容器内にあることを特徴とする前記キット。
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