JP6316783B2 - 積層鉄心の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、同一の条材から回転子積層鉄心と固定子積層鉄心の双方を製造する積層鉄心の製造方法及び製造装置に関する。
材料歩留りの観点から、同一の条材から複数の鉄心片を打抜いて積層し、回転子積層鉄心と固定子積層鉄心の双方を製造する方法がある。例えば、特許文献1には、同一の条材から、ロータ鉄心片とステータ鉄心片を順次打抜いて、ステッピングモータ用積層鉄心を製造する方法が開示されている。
特開平6−269149号公報
通常、回転子積層鉄心と固定子積層鉄心は、その積層高さ(積層厚み、積層枚数)が同一となっているが、製品によっては積層高さが異なるものもある。その他にも、ハイブリッド型ステッピングモータにおいては、複数の鉄心片を積層して形成された2つの積層鉄心の間に永久磁石が挟み込まれた回転子積層鉄心が使用されており、固定子積層鉄心よりも積層高さの低い回転子積層鉄心が必要となる場合もある。
これらの場合、前記したように、同一の条材から回転子積層鉄心と固定子積層鉄心の双方を製造して、材料歩留りの向上を図ったとしても、回転子積層鉄心を形成するための鉄心片の打抜き領域が余剰となり、材料歩留りが低下する。また、たとえ余剰となった打抜き領域から鉄心片を打抜いて積層し、在庫として保管しておいても、使用機会がなければそのまま廃棄となるため、結果として材料歩留りが低下することとなる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、同一の条材から回転子積層鉄心と固定子積層鉄心の双方を製造するに際し、材料歩留りを向上可能な積層鉄心の製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る積層鉄心の製造方法は、複数種の回転子積層鉄心をそれぞれ構成する鉄心片を打抜く複数の異なる回転子鉄心片打抜きステーションと、1種の固定子積層鉄心を構成する鉄心片を打抜く1つの固定子鉄心片打抜きステーションとが、条材の搬送方向に沿って設けられた金型装置を用い、
同一の前記条材から複数の前記鉄心片を打抜いて積層し、複数種の前記回転子積層鉄心と1種の前記固定子積層鉄心を製造する積層鉄心の製造方法であって、
種類の異なる前記回転子積層鉄心毎に前記回転子鉄心片打抜きステーションを切り替え、該回転子鉄心片打抜きステーションで打抜かれた前記鉄心片を順次積層することで、複数種の前記回転子積層鉄心を製造する。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、複数種の前記回転子積層鉄心は、異なる電動機に用いることもできる。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、複数種の前記回転子積層鉄心は、異なる形状にすることもできる。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、複数種の前記回転子積層鉄心は、同一形状の前記鉄心片を異なる枚数積層して製造することもできる。
前記目的に沿う本発明に係る積層鉄心の製造装置は、同一の条材から複数の鉄心片を打抜いて積層し、複数種の回転子積層鉄心と1種の固定子積層鉄心を製造する積層鉄心の製造装置であって、
複数種の前記回転子積層鉄心をそれぞれ構成する前記鉄心片を打抜く複数の異なる回転子鉄心片打抜きステーションと、1種の前記固定子積層鉄心を構成する前記鉄心片を打抜く1つの固定子鉄心片打抜きステーションとが、前記条材の搬送方向に沿って配置され、
複数の前記回転子鉄心片打抜きステーションは、前記回転子積層鉄心の種類毎に切り替え可能となって、しかも、複数の前記回転子鉄心片打抜きステーション毎に回転子鉄心用積層ダイが設けられている。
本発明に係る積層鉄心の製造装置において、前記複数の回転子鉄心用積層ダイをそれぞれ転積回転機構を介して一つの回転駆動源でインデックス回転させることもできる。
そして、本発明に係る積層鉄心の製造装置において、前記固定子鉄心片打抜きステーションに固定子鉄心用積層ダイが設けられ、前記回転駆動源で、前記固定子鉄心用積層ダイも前記回転子鉄心用積層ダイに合わせてインデックス回転させることもできる。
本発明に係る積層鉄心の製造方法及び積層鉄心の製造装置は、同一の条材から回転子積層鉄心と固定子積層鉄心の双方を製造するに際し、回転子積層鉄心を複数種製造するので、1種の回転子積層鉄心の製造のみでは余剰となっていた領域を、他の回転子積層鉄心の製造に利用できる。従って、材料歩留りを向上できる。
また、積層鉄心の製造装置において、複数の回転子鉄心用積層ダイを、又は更に加えて固定子鉄心用積層ダイを、一つの転積回転機構で間欠回転させる場合は、より装置の小型化が可能となる。
本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法の説明図である。 同積層鉄心の製造方法の説明図である。 同積層鉄心の製造方法の説明図である。 同積層鉄心の製造方法の説明図である。 同積層鉄心の製造方法を用いて製造した回転子積層鉄心の斜視図である。 同積層鉄心の製造方法を用いて製造した固定子積層鉄心の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造装置の概略平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る積層鉄心の製造装置の概略平面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図4に示すように、本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法は、同一の条材10から複数の鉄心片11、12をそれぞれ打抜いて積層し、図5、図6に示すように、回転子積層鉄心(ロータ)13と固定子積層鉄心(ステータ)14の双方を製造するに際し、条材10から更に複数の鉄心片11aを打抜いて積層し、複数種の回転子積層鉄心13、13aを製造する方法である。以下、詳しく説明する。
回転子積層鉄心13、13aと固定子積層鉄心14は、ハイブリッド型ステッピングモータ(電動機の一例)に用いられるものである。
ここで、同一の条材10から製造する複数種(ここでは2種)の回転子積層鉄心13、13aのうち、一方の回転子積層鉄心13は、固定子積層鉄心14と共に使用するものである。この回転子積層鉄心13と固定子積層鉄心14の積層高さ(積層厚み、積層枚数)は異なっており、回転子積層鉄心13は固定子積層鉄心14よりも低くなっている(薄くなっている)。
なお、回転子積層鉄心と固定子積層鉄心は、回転子積層鉄心の積層高さが固定子積層鉄心より低ければ、上記したハイブリッド型ステッピングモータに用いられるものに限定されるものではなく、他の電動機に用いられるものでもよい。
また、他方の回転子積層鉄心13aは、他の固定子積層鉄心と共に使用するものである。この他方の回転子積層鉄心13aは、鉄心片の積層枚数を増やすことなくそのままの状態で、又は、鉄心片の積層枚数を更に増やした状態で、他の固定子積層鉄心と共に使用することができる。なお、回転子積層鉄心13aも、ハイブリッド型ステッピングモータ以外の電動機に用いることができる。
ここで、同一の条材10から製造する複数種の回転子積層鉄心13、13aは、同一種類の電動機に使用することができ、異なる種類の電動機に使用することもできる。また、異なる形状(構成)とすることもできる。なお、異なる形状とは、例えば、使用する電動機の仕様に応じて、鉄心片の形状やかしめ等のレイアウトが異なる場合や、鉄心片の形状が同一でも積層枚数が異なる場合、等がある。
図5に示すように、上記した回転子積層鉄心13は、複数の鉄心片11を積層して形成された2つの積層鉄心15と、その間に配置される永久磁石16とを有している。なお、回転子積層鉄心13を構成する1層の環状の鉄心片11は、円周方向に連結部が設けられていない一体構造のものであるが、円弧状の鉄心片部を環状に連結できる分割構造のものでもよい(回転子積層鉄心13aを構成する鉄心片11aについても同様)。
また、積層方向に隣り合う鉄心片11同士は、かしめ部17を用いて結合しているが、溶接や樹脂を用いて、又は、これらの2以上を組み合わせて、結合することもできる(鉄心片11aも同様)。
更に、回転子積層鉄心13の中央には、軸孔(シャフト孔)18が形成されている(回転子積層鉄心13aも同様)。
図6に示すように、固定子積層鉄心14は、複数の鉄心片12を積層して形成されるものである。なお、固定子積層鉄心14を構成する1層の環状の鉄心片12は、円周方向に連結部が設けられていない一体構造のものであるが、円弧状の鉄心片部を環状に連結できる分割構造のものでもよい。
積層方向に隣り合う鉄心片12同士は、かしめ部19を用いて結合しているが、溶接や樹脂を用いて、又は、これらの2以上を組み合わせて、結合することもできる。
固定子積層鉄心14は、環状のヨーク部20と、このヨーク部20の内側に一体的に連接し、先部に複数の小歯(スリット)21が形成された磁極部22とを有している。
このヨーク部20と磁極部22は、ヨーク片部23と磁極片部24を有する鉄心片12を積層することで、それぞれ形成されている。この磁極片部24は、条材10に対してスロット25を打抜くことで、形成される。なお、番号26は、固定子積層鉄心14の取付け固定を行うボルト孔である。
以上に示した複数種の回転子積層鉄心13、13aと固定子積層鉄心14を、同一の条材10から、図1〜図4に示す順序で製造する。
まず、回転子積層鉄心13、13aの製造工程について、図1、図2を参照しながら説明する。なお、図1の各工程(a)〜(e)は、前記した固定子積層鉄心14と共に使用する一方の回転子積層鉄心13の製造工程であり、図2の各工程(f)〜(j)は、前記した他の固定子積層鉄心と共に使用する他方の回転子積層鉄心13aの製造工程であり、共通しているので、同一の構成要素には同一の番号を付する。図1に示す仮スロット打抜き工程(a)と図2に示す仮スロット打抜き工程(f)は同一であるので、図2の仮スロット打抜き工程(f)を省略して図1の仮スロット打抜き工程(a)で行ってもよい。この場合、仮スロット打抜き工程(f)はアイドル工程になる。
図1に示すように、厚みが、例えば、0.15〜0.5mm程度の電磁鋼板からなる条材10に、仮スロット27の打抜きを行う(仮スロット打抜き工程a)。なお、ここでは、条材10の幅方向両側に、位置決め用のパイロット孔28を所定ピッチで形成する。
次に、積層順番が1番目の鉄心片11を打抜く領域に対しては、かしめ部17を形成するのではなく、かしめ部17が嵌入するかしめ孔(貫通孔)29を形成し(かしめ孔形成工程b)、2番目以降の鉄心片11を打抜く領域に対しては、かしめ部17を形成する(かしめ部形成工程c)。このとき、工程(b)、(c)では軸孔18も打抜く。
そして、アイドル工程(打抜きが行われない工程d)を経て、鉄心片11を打抜く(鉄心片打抜き工程e)。以上の工程(a)〜(e)で打抜かれた複数の鉄心片11を順次積層することで、回転子積層鉄心13(即ち、2つの積層鉄心15)を製造できる。これにより、回転子積層鉄心13の製造に必要な鉄心片11の打抜きは終了する。
なお、鉄心片11の打抜きが終了した条材10に対しては、後述する図3、図4に示す固定子積層鉄心14の製造工程(鉄心片12の打抜き)を行うが、前記したように、回転子積層鉄心13の積層高さは固定子積層鉄心14よりも低いため、鉄心片11の打抜き領域が余剰となる。
そこで、図1の仮スロット打抜き工程(a)が行われた後の条材10に対し、図1の他の工程(b)〜(e)で上記した鉄心片11の打抜きを行うことなく、図2(g)〜(j)の製造工程を行って、他方の回転子積層鉄心13aの製造に使用する鉄心片11aの打抜きを行う。
ここでは、図2に示すように、まず、アイドル工程(f)を経て、上記したかしめ孔29の形成(かしめ孔形成工程g)、又は、かしめ部17の形成(かしめ部形成工程h)を行った後、アイドル工程(i)を経て、鉄心片11aを打抜く(鉄心片打抜き工程j)。なお、鉄心片11aのかしめ孔29及びかしめ部17のレイアウトは、鉄心片11のかしめ孔29及びかしめ部17のレイアウトとは異なっている。
そして、打抜かれた複数の鉄心片11aを順次積層することで、他方の回転子積層鉄心13aを製造できる。
これにより、他方の回転子積層鉄心13aの製造に必要な鉄心片11aの打抜きは終了するため、この鉄心片11aの打抜きが終了した条材10に対し、引き続き、図3、図4に示す固定子積層鉄心14の製造工程(k)〜(t)を経て鉄心片12の打抜きを行う。
なお、上記した仮スロット27の打抜き、かしめ孔29の形成、かしめ部17の形成、及び、鉄心片11、11aの打抜きは、それぞれ一つの金型装置(図示しない)により行われ、仮スロット打抜き工程を除いた図1の製造工程と、図2の製造工程との切り替え(金型の作動と停止)は、手動又は自動で実施する。
そして、図1と図2では、異なる形状の鉄心片11、11aを打抜く場合について説明したが、前記したように、例えば、使用する電動機の仕様に応じて、同一形状の鉄心片を打抜くこともできる。この場合、鉄心片の積層枚数を変更することで、回転子積層鉄心13とは異なる種類の回転子積層鉄心を製造することができる。
この場合、図2に示すかしめ孔とかしめ部の形成は、図1と同じレイアウトとなるため、図1に示すかしめ孔とかしめ部の形成を行った後、図2に示すかしめ孔とかしめ部の形成を行うことなく(省略して)、図2に示す鉄心片の打抜きを行うこともできる。
次に、上記した図1の製造工程、又は、図2の製造工程を経た条材10から、固定子積層鉄心14を製造する。以下、固定子積層鉄心14の製造工程について、図3、図4を参照しながら説明する。
まず、図3に示すように、アイドル工程(k)を経て、各仮磁極片部30の基部に対しコインニングを行う(コイニング工程l)。これにより、仮磁極片部30を、鉄心片12の軸心側へ伸ばすことができる。なお、この工程は、不要であれば実施しなくてもよい。
そして、各仮スロット27の外周面に対して仕上げ加工を行い、スロット25を形成する(スロット仕上げ工程m)。
続いて、各仮磁極片部30の先部に対して打抜き加工を行い、先部に複数の小歯21が形成された磁極片部24を形成する(小歯形成工程n)。
更に、鉄心片12の打抜き領域の四隅部に、ボルト孔26を構成する貫通孔31を形成する(ボルト孔形成工程o)。
次に、図4に示すように、積層順番が1番目の鉄心片12を打抜く領域に対しては、かしめ部19を形成するのではなく、かしめ部19が嵌入するかしめ孔(貫通孔)32を形成し(かしめ孔形成工程p)、2番目以降の鉄心片12を打抜く領域に対しては、かしめ部19を形成する(かしめ部形成工程q)。
そして、前記した鉄心片11又は鉄心片11aの打抜き後の内周面に対し、内径抜き(シェービング加工)を行った(内径抜き工程r)後、アイドル工程(s)を経て、鉄心片12を打抜く(鉄心片打抜き工程t)。
この打抜かれた複数の鉄心片12を順次積層することで、固定子積層鉄心14を製造できる。
以上のことから、本実施の形態の積層鉄心の製造方法を用いることで、同一の条材10から回転子積層鉄心13と固定子積層鉄心14の双方を製造するに際し、余剰領域をなくすことができ、材料歩留りを向上させることができる。
続いて、図7を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造装置35について説明する。この製造装置35は一つの金型装置において、図1に示すように、仮スロット打抜き工程(a)、かしめ孔形成工程(b)、かしめ部形成工程(c)、及びアイドル工程(d)を行うステーション(A)〜(D)と、鉄心片11を打抜くステーション(E)と、図2に示すように、アイドル工程(f)、かしめ孔形成工程(g)、かしめ部形成工程(h)、及びアイドル工程(i)を行うステーション(F)〜(I)と、鉄心片11aを打抜くステーション(J)と、図3、図4に示すように、アイドル工程(k)、コイニング工程(l)、スロット仕上げ工程(m)、小歯形成工程(n)、ボルト孔形成工程(o)、かしめ孔形成工程(p)、かしめ部形成工程(q)、内径抜き工程(r)、及びアイドル工程(s)を行うステーション(K)〜(S)と、(固定子)鉄心片12の打抜き積層を行うステーション(T)とを有している。ここで、ステーション(E)、(J)にはそれぞれ回転子積層鉄心13、13aを打抜き形成する回転子鉄心用積層ダイが設けられ、ステーション(T)には固定子積層鉄心14を打抜き形成する固定子鉄心用積層ダイが設けられている。
鉄心片11、11a、12については、各鉄心片毎、又は複数枚の鉄心片毎にダイを所定角度(通常、180度又は90度)回転させる転積が行われ、積層鉄心の均一化を図っている。従って、各ステーション(E)、(J)、(T)には、積層ダイの所定角度の回転(インデックス回転)を行う転積回転機構37〜39が設けられている。従来は、各転積回転機構37〜39につきそれぞれ1つの回転駆動源を有していたので、機構や制御が複雑となるという問題があった。
この実施の形態においては、図7に示すように、ステーション(E)、(J)の転積回転機構37、38については中間プーリ(歯付きプーリ、以下同じ)40、41からベルト(歯付きベルト、以下同じ)42、43を介して動力が伝達される。中間プーリ40、41は回転駆動源45から間欠回転動力を得ている。また、ステーション(T)の転積回転機構39については、別の回転駆動源46からベルト47を介して間欠回転動力を得ている。
これによって、転積回転機構37、38の同期運転が容易にでき、機器構成も簡略化する。
続いて、図8に示す本発明の第2の実施の形態に係る積層鉄心の製造装置50について説明する。なお、図8において、ステーション(A)〜(D)、(F)〜(I)、(K)〜(S)については、図7と同一であるので、記載を省略する。この積層鉄心の製造装置50においても、鉄心片11、11a、12を積層ダイ内に抜き落して転積する転積回転機構37〜39を有する。転積回転機構37〜39は、それぞれ中間プーリ51〜53にベルト54〜56を介して回転駆動可能に連結されている。中間プーリ51〜53はメインベルト58を介して一つの回転駆動源59に連結されている。なお、60はテンションプーリである。
これによって、回転駆動源59が所定の間欠回転をすると、その回転は、メインベルト58、中間プーリ51〜53、ベルト54〜56を介して、転積回転機構37〜39に伝達され、3つの転積回転機構37〜39を金型の動作に合わせて同期駆動することができる。
これによって、機器構成も容易となると共に、プレス及び転積回転機構37〜39の同期が容易となる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の積層鉄心の製造方法及び製造装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、本発明の積層鉄心の製造方法及び製造装置を、固定子積層鉄心の内側に回転子積層鉄心が隙間を有して配置されたインナーロータ型の積層鉄心の製造に適用した場合について説明したが、固定子積層鉄心の外側に回転子積層鉄心が隙間を有して配置されるアウターロータ型の積層鉄心の製造に適用することもできる。
また、前記実施の形態においては、同一の条材から製造する複数種の回転子積層鉄心を、いずれも、円周方向に連結部が設けられていない一体構造のものとした場合について説明したが、例えば、他の固定子積層鉄心と共に使用する回転子積層鉄心については、円弧状の鉄心片部を環状に連結できる分割構造のものとすることもできる。なお、この場合、条材の余剰の領域から、連結することにより環状となる複数の鉄心片部の全部を打抜くこともできる。
そして、前記実施の形態においては、同一の条材から2種の回転子積層鉄心を製造した場合について説明したが、鉄心片の積層高さによっては、回転子積層鉄心を3種以上製造することも可能である。この場合の積層鉄心の製造装置には転積回転機構を有するステーションが更に必要な場合もある。
そして、回転子積層鉄心と固定子積層鉄心のかしめ部には、丸型やV型のかしめを使用できるが、他の形状のかしめでもよい。
10:条材、11、11a、12:鉄心片、13、13a:回転子積層鉄心、14:固定子積層鉄心、15:積層鉄心、16:永久磁石、17:かしめ部、18:軸孔、19:かしめ部、20:ヨーク部、21:小歯、22:磁極部、23:ヨーク片部、24:磁極片部、25:スロット、26:ボルト孔、27:仮スロット、28:パイロット孔、29:かしめ孔、30:仮磁極片部、31:貫通孔、32:かしめ孔、35:積層鉄心の製造装置、37〜39:転積回転機構、40、41:中間プーリ、42、43:ベルト、45、46:回転駆動源、47:ベルト、50:積層鉄心の製造装置、51〜53:中間プーリ、54〜56:ベルト、58:メインベルト、59:回転駆動源、60:テンションプーリ

Claims (7)

  1. 複数種の回転子積層鉄心をそれぞれ構成する鉄心片を打抜く複数の異なる回転子鉄心片打抜きステーションと、1種の固定子積層鉄心を構成する鉄心片を打抜く1つの固定子鉄心片打抜きステーションとが、条材の搬送方向に沿って設けられた金型装置を用い、
    同一の前記条材から複数の前記鉄心片を打抜いて積層し、複数種の前記回転子積層鉄心と1種の前記固定子積層鉄心を製造する積層鉄心の製造方法であって、
    種類の異なる前記回転子積層鉄心毎に前記回転子鉄心片打抜きステーションを切り替え、該回転子鉄心片打抜きステーションで打抜かれた前記鉄心片を順次積層することで、複数種の前記回転子積層鉄心を製造することを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  2. 請求項1記載の積層鉄心の製造方法において、複数種の前記回転子積層鉄心は、異なる電動機に用いられることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の積層鉄心の製造方法において、複数種の前記回転子積層鉄心は、異なる形状であることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  4. 請求項1又は2記載の積層鉄心の製造方法において、複数種の前記回転子積層鉄心は、同一形状の前記鉄心片を異なる枚数積層して製造することを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  5. 同一の条材から複数の鉄心片を打抜いて積層し、複数種の回転子積層鉄心と1種の固定子積層鉄心を製造する積層鉄心の製造装置であって、
    複数種の前記回転子積層鉄心をそれぞれ構成する前記鉄心片を打抜く複数の異なる回転子鉄心片打抜きステーションと、1種の前記固定子積層鉄心を構成する前記鉄心片を打抜く1つの固定子鉄心片打抜きステーションとが、前記条材の搬送方向に沿って配置され、
    複数の前記回転子鉄心片打抜きステーションは、前記回転子積層鉄心の種類毎に切り替え可能となって、しかも、複数の前記回転子鉄心片打抜きステーション毎に回転子鉄心用積層ダイが設けられていることを特徴とする積層鉄心の製造装置。
  6. 請求項5記載の積層鉄心の製造装置において、前記回転子鉄心用積層ダイをそれぞれ転積回転機構を介して一つの回転駆動源でインデックス回転させることを特徴とする積層鉄心の製造装置。
  7. 請求項6記載の積層鉄心の製造装置において、前記固定子鉄心片打抜きステーションに固定子鉄心用積層ダイが設けられ、前記回転駆動源で、前記固定子鉄心用積層ダイも前記回転子鉄心用積層ダイに合わせてインデックス回転させることを特徴とする積層鉄心の製造装置。
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