JP6315271B2 - 電子筆記装置及び電子筆記処理プログラム並びにデータ処理方法 - Google Patents
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Description
図1に、本実施形態の電子筆記装置2を備えた手書き入力システム1を示す。なお、以下の説明では、図1の紙面の上側、下側、右側、左側、手前側、奥行き側を、それぞれ、電子筆記装置2の上側、下側、右側、左側、手前側、奥行き側と定義して説明する。
電子筆記装置2は、平面視で上下方向に長い薄型の直方体状の形状を備えている。電子筆記装置2の右上部には、種々の情報を表示可能な小型のディスプレイ21が設けられている。ディスプレイ21の左側には、ユーザ(操作者に相当)が電子筆記装置2を操作するための入力部22が設けられている。ディスプレイ21及び入力部22の下側に、電子筆記装置2の手前側の大部分を占めるように、凹部形状の載置部24が設けられている。載置部24には、紙媒体70(被筆記媒体に相当。後述の図5参照)が載置され、また当該載置部24とほぼ同一の範囲となるように座標検出部25が設けられている。座標検出部25は、電子ペン3の位置を表す座標データ(例えば載置部24の左上部を原点(0,0)とする。詳細は後述)を検出する。そして、載置部24は、紙媒体70を、この例では紙媒体70の左上の隅部が上記原点に一致する姿勢で保持する。なお、電子筆記装置2は、この例では、例えば無線(又は有線でもよい)通信により、ネットワークNWを介し、外部記憶装置としてのサーバSVに接続されている。
以下の説明では、電子ペン3において、ペン先31が設けられている方向を先端方向という。また、先端方向の反対方向を後端方向という。電子ペン3は、この例では、芯37と、検出スイッチ33と、ボタン型の電池34と、コイル35と、基板36と、を備えている。芯37は金属製であり、ペン先31とインク収納部32とで構成されている。また、芯37は、電子ペン3の先端部の内部に設けられ、そのペン先31が外部に突出している。インク収納部32にはインクが収納され、当該インクはペン先31に供給される。これにより、ユーザは、電子ペン3を使用して紙媒体70に所望の文字や図形等を記載することができる。
ここで、芯37は、図示しない弾性部材により常に先端方向に付勢されている。芯37は、ユーザが紙媒体70に文字等を記載する場合の押圧力によって、上記弾性部材の付勢力に抗して電子ペン3の内部にやや退入する。この退入によって、芯37の後端部が検出スイッチ33を押下し、検出スイッチ33がオン状態になる。これによって、電池34とコイル35とが導通して電池34からコイル35に向かって電流が流れ、コイル35に電流が流れることで磁界が発生する。
なお、ディスプレイ4は、電子筆記装置2に接続されており、ユーザが電子筆記装置2の載置部24に載置した紙媒体70の外観に相当する画像データや、ユーザによる紙媒体70への記載内容に相当する後述するストロークデータの集合体を表示することができる。
図2を参照して、電子筆記装置2の電気的構成について説明する。図2に示すように、電子筆記装置2は、電子筆記装置2の制御を行うCPU201(演算手段に相当)と、ROM202と、種々のデータが一時的に記憶されるRAM203(第1記憶手段に相当)と、フラッシュメモリ204と、入力部22と、駆動回路206,209,210と、前述のネットワークNWを介したサーバSVとの情報送受信の制御を行う通信制御部207(第1送信手段に相当)と、を備えている。
次に、図3及び図4を用いて、ストロークデータについて説明する。ストロークデータは、上記座標検出部25の検出結果に基づきCPU201で取得された複数の座標データからなる、ペン位置データ列である。図3及び図4には、2つのストロークデータ「a」「b」の例を示している。
本実施形態では、電子ペン3による紙媒体70への実際の記載に対応した上記ストロークデータは、ユーザが紙媒体70のチェックボックス(後述)にチェックをすることにより、サーバSV内の適宜の格納領域に自動的に保存される。以下、その詳細を順を追って説明する。
ここで、本実施形態では、上記のようにして複数のストロークデータのサーバSVへの送信が完了するまでは、当該複数のストロークデータ(正確にはそのコピーデータ。以下同様)は、送信失敗時の再送信に備えて、(ストロークデータを一時的に記憶可能な)上記RAM203内に保持されている。そして、送信が成功した後に、当該複数のストロークデータはRAM203から消去される(後述の図13のステップS35等参照)。したがって、例えば通信環境の劣化等により上記のようなストロークデータの送信の失敗が重なった場合には、消去されないままのストロークデータがRAM203に溜まっていき、ついにはRAM203のメモリ消費量が限界に達してそれ以上新たなストロークデータを記憶できなくなる。
そこで、本実施形態では、上記のようなストロークデータの溜りによりRAM203のメモリ消費量が限界に達する場合に備え、RAM203での、上記複数のストロークデータによるメモリ消費量が、予め定められた所定のしきい値に達したと判定された場合に、ストロークデータのストローク態様を検出し、その検出結果に応じて、ストロークデータの間引き処理を実行する。これにより、RAM203内において既に記憶されているストロークデータによるメモリ消費量を低減し、新たなストロークデータの記憶が可能となる。以下、その詳細を図7〜図12により順を追って説明する。
このとき、上記紙媒体70の第1書き込み文字R11及び第2書き込み文字R12に対応するストロークデータは、前述したようにRAM203に一時的に記憶されている。そして、第1書き込み文字R11及び第2書き込み文字R12に対応するストロークデータのサーバSVへの送信及び格納が失敗した場合には、RAM203のメモリ消費量が予め定めたしきい値(例えば、メモリの規格上の容量の100%あるいはその近くの値である90%等)に達したかどうかが判定される。メモリ消費量がしきい値に達していた場合には、RAM203に記憶されている全ストロークデータ(この例では、第1書き込み文字R11及び第2書き込み文字R12に対応するストロークデータ)を対象として、それらを一括して本実施形態の間引き処理が行われる。この間引き処理は、第1次間引き、第2次間引き、・・のように、段階を追って行われる。なお、複数段階でなく、1段階だけの間引きを行ってもよい。すなわち、mを1以上の整数として、m段階の間引きが行われれば足りる。以下適宜、mを「規定値m」という。
上記間引き処理の手法の一例として、第1次間引きで直線間引き、その後の第2次間引きで曲線間引き、の2段階(m=2)の間引き処理を行う場合を図8及び図9により説明する。
図8(a)は、第1書き込み文字R11のストロークデータに対する直線間引き処理を表す説明図であり、図8(b)は、第2書き込み文字R12のストロークデータに対する直線間引き処理を表す説明図である。
図9(a)は、上記直線間引き処理後の第1書き込み文字R11のストロークデータに対する曲線間引き処理を表す説明図であり、図9(b)は、上記直線間引き処理後の第2書き込み文字R12のストロークデータに対する曲線間引き処理を表す説明図である。
上記間引き処理の他の例として、前述とは逆に、第1次間引きで曲線間引き、その後の第2次間引きで直線間引き、の2段階(m=2)の間引き処理を行う場合を図10及び図11により説明する。
図10(a)は、第1書き込み文字R11のストロークデータに対する曲線間引き処理を表す説明図であり、図10(b)は、第2書き込み文字R12のストロークデータに対する曲線間引き処理を表す説明図である。
図11(a)は、上記曲線間引き処理後の第1書き込み文字R11のストロークデータに対する直線間引き処理を表す説明図であり、図11(b)は、上記曲線間引き処理後の第2書き込み文字R12のストロークデータに対する直線間引き処理を表す説明図である。
以上の間引き処理により、RAM203に空き領域が形成される様子を図12に模式的に示す。ストロークデータの記憶によってメモリ消費領域203aが上記しきい値(この例では前述したメモリ容量の100%)に達していたRAM203は、上記第1次段階及び第2次段階の間引き処理(一般的に表すと、N≦mとしたときのN次段階の間引き処理)において全ストロークデータにおける座標データが一部削除されることにより、メモリ消費領域203aが減り、RAM203に空き領域203bが生成される。
上記を実現するために、電子筆記装置2のCPU201が実行する制御手順を、図13により説明する。図13において、このフローは、例えば、電子筆記装置2の電源がオンされることを契機に開始される。
以上説明したように、本実施形態の電子筆記装置2においては、上記サーバSVへのストロークデータの送信失敗により、RAM203でのメモリ消費量が上記所定のしきい値に達したか否かが判定される(上記ステップS40参照)。メモリ消費量が限界に達し判定が満たされた場合はストローク態様の検出が行われる(上記ステップS110参照)。例えば所定個数の座標データが略直線状に連続するように並んでいるか、略曲線状に並んで連続しているか、等が検出される。そして、その検出結果に応じて、RAM203に記憶されている全データについての間引き処理が実行される(上記ステップS115参照)。例えばストローク態様が上記直線部を含む場合には当該直線部の両端部以外に存在する座標データを間引く上記直線間引き処理が行われ、ストローク態様が曲線部を含む場合には、当該曲線部の中間部に位置する適宜の個数の座標データを間引く上記曲線間引き処理が行われる。
本変形例では、データとして記憶する紙媒体70への記載内容のうち、例えば優先順位が高い書き込み文字のストロークデータについては、ユーザは、「保存」チェックボックス73aに対し、対応する識別用チェック(例えば「X」印。後述の図15参照)を記入する。CPU201は、この識別用チェックを検出することにより、RAM203に記憶する優先順位が高い(高優先度)データであると認識し、当該ストロークデータについては上記間引き処理の対象から除外する。
本変形例による上記間引き処理により、RAM203に空き領域が形成される様子を図18に模式的に示す。(低優先度情報用メモリ消費領域203a1への上記低優先度データの記憶及び高優先度情報用メモリ消費領域203a2への上記高優先度データの記憶により)メモリ消費領域203aが上記しきい値(この例では前述したメモリ容量の100%)に達していたRAM203は、低優先度データの座標データの一部削除による上記間引き処理によって、低優先度情報用メモリ消費領域203a1が減少する。そして、その減った分だけ、RAM203には、空き領域203bが生成される。
本変形例において電子筆記装置2のCPU201が実行する制御手順は、上記ステップS100の座標データ間引き処理の内容が上記実施形態と異なる。本変形例において実行される上記ステップS100の詳細を図19に示す。
上記変形例(1−1)の一例では、高優先度データでない第1書き込み文字R11に対応する「保存」ボックス73aにチェック「レ」を記入することで、第1書き込み文字R11の全ストロークデータに対し間引き処理(直線間引きと曲線間引きの2段階の間引き処理)を行った(図15及び図16(a)参照)。これに対し、本変形例では、高優先度データでない第1書き込み文字R11に対応する「保存」ボックス73aに(図15に示したように)ユーザがチェック「レ」を記入すると、図20(a)に示すように、高優先度データでない(低優先度データの)第1書き込み文字R11の全ストロークデータについて、その座標データ全部が消去(削除)される。
以上においては、紙媒体70のフォーマットが、図5等に示す様式に一意的に定まっており、当該フォーマットに対応したフォーマット情報を用いてCPU201が「保存」チェックボックス73aにおけるチェックの有無を判定する場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、電子筆記装置2において、レーザ加工又は印刷によって紙媒体70に形成されたフォーマット情報を、カメラシステム等が光学的に読み取り、その読み取り結果に基づき、CPU201が紙媒体70のフォーマットをその都度特定するようにしてもよい。この場合は、ユーザは、複数のフォーマットの紙媒体70を混在させて利用することができる。
本実施形態の電子筆記装置を備えた手書き入力システムの概略構成を図22に示す。図22に示すように、本実施形態の手書き入力システム1は、上記実施形態と同様の電子筆記装置2及び電子ペン3と、処理端末1400とを備えている。
処理端末1400は、無線又は有線通信により電子筆記装置2と情報送受信可能に接続されている。この処理端末1400としては、例えば、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、携帯電話・PHS等が使用可能である。本実施形態では、上記電子筆記装置2は、上記のようにして生成されたストロークデータを、処理端末1400へ送信することができる。
次に、図23を参照しつつ、本実施形態の電子筆記装置2の電気的構成について説明する。
ここで、本実施形態の特徴は、紙媒体70に、例えば操作者がうっかり書き損じてしまった等による電子データ化したくない記載がある場合に、当該電子データ化したくない記載に対応するストロークデータが処理端末1400へ送信されるのを防止することにある。以下、その詳細を順を追って説明する。
次に、図27を参照しつつ、上記の内容を実現するために、本実施形態の電子筆記装置2のCPU201が実行する制御手順を説明する。
以上説明したように、本実施形態においては、操作者は、紙媒体70に対し、電子データ化したくない記載を削除指示するための×マークMを記入することにより、当該電子データ化したくない記載の削除指示を行う。
なお、上記第2実施形態は、上記の態様に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
上記実施形態では、操作者は、紙媒体70への記載に対し×マークMを重畳して記入することにより削除指示を行っていたが、これに限定されない。例えば、操作者は、紙媒体70への記載に対し取り消し線を重畳して記入することにより削除指示を行ってもよい。
上記実施形態では、ストロークデータを用いて画像データを生成する機能を、処理端末1400側が備えていたが、これに限られず、当該機能を、電子筆記装置2側が備えていてもよい。この場合、電子筆記装置2のCPU201は、RAM203に記憶されたストロークデータに対し、OCR処理等の所定の処理を行うことによって、対応する画像データを生成し、その画像データを、通信制御部207を介して処理端末1400へ送信すればよい。
上記第2実施形態では、RAM203に記憶された記載Rに対応するストロークデータのうち、除外処理対象とするストロークデータ、及び、×マークMに対応するストロークデータを、RAM203から削除していたが、これに限られない。例えば、除外処理対象とするストロークデータ、及び、×マークMに対応するストロークデータを、処理端末1400への送信対象から除外するように設定(除外処理)してもよい。この場合も、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
3 電子ペン(筆記具)
70 紙媒体(被筆記媒体)
73a 「保存」チェックボックス
203 RAM(第1記憶手段;第2記憶手段)
207 通信制御部(第1送信手段)
1400 処理端末
M ×マーク(削除指示用図像、第1図像)
M′ ×マーク(削除指示用図像、第2図像)
S 所定の範囲
SV サーバ(外部記憶装置)
Claims (12)
- 筆記具を用いた操作者の被筆記媒体への筆記動作に伴って移動する、前記筆記具の複数の位置データを取得する位置取得手段と、
前記複数の位置データに係わる所定の位置データ削除条件が満たされたか否かを判定する条件判定手段と、
前記条件判定手段により前記所定の位置データ削除条件が満たされたと判定された場合に、所定の位置データ削除処理を実行する、処理手段と、
前記位置取得手段で取得された前記複数の位置データをそれぞれ含み、前記筆記具による前記被筆記媒体への記載に対応した、複数のストロークデータを生成するストロークデータ生成手段と、
前記ストロークデータ生成手段により生成された前記複数のストロークデータを一時的に記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段に記憶された前記複数のストロークデータを、外部記憶装置へ記憶するために通信により送信する第1送信手段と、
を有し、
前記条件判定手段は、
前記所定の位置データ削除条件として、前記第1記憶手段における前記複数のストロークデータによるメモリ消費量が所定のしきい値に達したか否か、を判定する第1判断手段を備え、
前記処理手段は、
前記第1判断手段により前記メモリ消費量が前記しきい値に達したと判定されたことを契機に、前記位置データ削除処理の一部として、前記第1記憶手段に記憶された全ストロークデータそれぞれについて、含まれる全位置データのうち隣接して連続する所定個数の位置データ単位に、それら所定個数の位置データを結んだストローク態様の検出、を行うストローク態様検出手段と、
前記ストローク態様検出手段の検出結果に応じて、前記位置データ削除処理の一部として、前記第1記憶手段に記憶された全ストロークデータに含まれる全位置データついて、m段階(mは1以上の整数)の間引き処理を行う間引き手段と、
を備える
ことを特徴とする電子筆記装置。 - 請求項1記載の電子筆記装置において、
前記間引き手段は、
前記m段階に含まれる1つの段階において、前記所定個数の位置データを結んだストローク態様が直線部を含む場合に、当該直線部の両端部以外に存在する前記位置データを間引く、直線間引き処理を行う
ことを特徴とする電子筆記装置。 - 請求項1又は請求項2記載の電子筆記装置において、
前記間引き手段は、
前記m段階に含まれる1つの段階において、前記所定個数の位置データを結んだストローク態様が曲線部を含む場合に、当該曲線部の中間部に位置する適宜の個数の前記位置データを間引く、曲線間引き処理を行う
ことを特徴とする電子筆記装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の電子筆記装置において、
前記位置取得手段により取得された前記位置データに基づき、前記被筆記媒体の所定の位置に記入された、前記被筆記媒体への記載内容の優先順位を指定するための識別用図像を検出する第1図像検出手段を有し、
前記間引き手段は、
前記第1図像検出手段での前記識別用図像の検出結果に応じ、前記第1記憶手段に記憶された全ストロークデータのうち一部を、前記間引き処理の対象から除外する
ことを特徴とする電子筆記装置。 - 筆記具を用いた操作者の被筆記媒体への筆記動作に伴って移動する、前記筆記具の複数の位置データを取得する位置取得手段と、
前記複数の位置データに係わる所定の位置データ削除条件が満たされたか否かを判定する条件判定手段と、
前記条件判定手段により前記所定の位置データ削除条件が満たされたと判定された場合に、所定の位置データ削除処理を実行する、処理手段と、
前記位置取得手段により取得された前記複数の位置データを記憶する第2記憶手段と、
を有し、
前記条件判定手段は、
前記所定の位置データ削除条件としての、前記第2記憶手段に記憶された前記複数の位置データに基づき前記被筆記媒体に記入された削除指示用図像、を検出する第2図像検出手段を備え、
前記処理手段は、
前記第2図像検出手段により前記削除指示用図像が検出された場合に、前記位置データ削除処理の一部として、前記第2記憶手段に記憶された前記複数の位置データのうち除外処理対象とする位置データの決定、を行う決定手段と、
前記位置データ削除処理の一部として、前記第2記憶手段に記憶された、前記決定手段により決定された前記除外処理対象とする位置データ、及び、前記削除指示用図像に対応する複数の前記位置データ、の除外処理を行う除外処理手段と、
を備え、
かつ、前記電子筆記装置はさらに、
前記第2記憶手段に記憶された、前記除外処理手段により除外処理されなかった複数の前記位置データ、若しくは、当該複数の位置データを用いて生成された画像データ、を処理端末へ送信する第2送信手段を有する
ことを特徴とする電子筆記装置。 - 請求項5記載の電子筆記装置において、
前記除外処理されなかった複数の位置データのうち、前記除外処理手段により除外処理された複数の前記位置データに後続する特定の複数の位置データを、対応するストロークデータが、前記複数の位置データが前記除外処理されることにより生じる、前記ストロークデータの空白領域に配置されるように、シフト処理するシフト処理手段をさらに有することを特徴とする電子筆記装置。 - 請求項5又は請求項6記載の電子筆記装置において、
前記第2図像検出手段により前記削除指示用図像が検出された場合に、前記被筆記媒体の前記削除指示用図像に係る所定の範囲内に、当該削除指示用図像よりも時間的に前の記載が存在するか否かを判断する第2判断手段をさらに有し、
前記決定手段は、
前記第2判断手段により前記所定の範囲内に前記記載が存在すると判断された場合に、前記第2記憶手段に記憶された前記複数の位置データのうち、前記記載に対応する複数の位置データを、前記除外処理対象とする位置データとして決定する
ことを特徴とする電子筆記装置。 - 請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の電子筆記装置において、
前記第2図像検出手段は、
前記削除指示用図像として、前記被筆記媒体への記載に重畳して記入された、交差する2本の略直線状の線からなる第1図像、若しくは、前記被筆記媒体への記載に重畳して記入された、少なくとも1本の筆記方向と略平行な略直線状の線からなる第2図像、を検出する
ことを特徴とする電子筆記装置。 - 筆記具を用いた操作者の被筆記媒体への筆記動作に伴って移動する前記筆記具の複数の位置データをそれぞれ含み、前記筆記具による前記被筆記媒体への記載に対応した、複数のストロークデータを一時的に記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のストロークデータを、外部記憶装置へ記憶するために通信により送信する第1送信手段と、を有する電子筆記装置に備えられた、演算手段に対し、
前記第1記憶手段における、前記複数のストロークデータによるメモリ消費量が、所定のしきい値に達したか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順で前記メモリ消費量が前記しきい値に達したと判定されたことを契機に、前記第1記憶手段に記憶された全ストロークデータそれぞれについて、含まれる全位置データのうち隣接して連続する所定個数の位置データ単位に、それら所定個数の位置データを結んだストローク態様を検出するストローク態様検出手順と、
前記ストローク態様検出手順での検出結果に応じて、前記第1記憶手段に記憶された全ストロークデータに含まれる全位置データついて、m段階(mは1以上の整数)の間引き処理を行う間引き手順と、
を実行させるための電子筆記処理プログラム。 - 筆記具を用いた操作者の被筆記媒体への筆記動作に伴って移動する前記筆記具の複数の位置データを記憶する第2記憶手段を有する電子筆記装置に備えられた、演算手段に対し、
前記第2記憶手段に記憶された前記複数の位置データに基づき前記被筆記媒体に記入された削除指示用図像を検出する図像検出手順と、
前記図像検出手順で前記削除指示用図像が検出された場合に、前記第2記憶手段に記憶された前記複数の位置データのうち除外処理対象とする位置データの決定、を行う決定手順と、
前記第2記憶手段に記憶された、前記決定手順で決定された前記除外処理対象とする位置データ、及び、前記削除指示用図像に対応する複数の前記位置データ、の除外処理を行う除外処理手順と、
前記第2記憶手段に記憶された、前記除外処理手段により除外処理されなかった複数の前記位置データ、若しくは、当該複数の位置データを用いて生成された画像データ、を処理端末へ送信する送信手順と、
を実行させるための電子筆記処理プログラム。 - 筆記具を用いた操作者の被筆記媒体への筆記動作に伴って移動する前記筆記具の複数の位置データをそれぞれ含み、前記筆記具による前記被筆記媒体への記載に対応した、複数のストロークデータを一時的に記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のストロークデータを、外部記憶装置へ記憶するために通信により送信する第1送信手段と、を有する電子筆記装置が実行するデータ処理方法であって、
前記第1記憶手段における、前記複数のストロークデータによるメモリ消費量が、所定のしきい値に達したか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順で前記メモリ消費量が前記しきい値に達したと判定されたことを契機に、前記第1記憶手段に記憶された全ストロークデータそれぞれについて、含まれる全位置データのうち隣接して連続する所定個数の位置データ単位に、それら所定個数の位置データを結んだストローク態様を検出するストローク態様検出手順と、
前記ストローク態様検出手順での検出結果に応じて、前記第1記憶手段に記憶された全ストロークデータに含まれる全位置データついて、m段階(mは1以上の整数)の間引き処理を行う間引き手順と、
を有することを特徴とするデータ処理方法。 - 筆記具を用いた操作者の被筆記媒体への筆記動作に伴って移動する前記筆記具の複数の位置データを記憶する第2記憶手段を有する電子筆記装置が実行するデータ処理方法であって、
前記第2記憶手段に記憶された前記複数の位置データに基づき前記被筆記媒体に記入された削除指示用図像を検出する図像検出手順と、
前記図像検出手順で前記削除指示用図像が検出された場合に、前記第2記憶手段に記憶された前記複数の位置データのうち除外処理対象とする位置データの決定、を行う決定手順と、
前記第2記憶手段に記憶された、前記決定手順で決定された前記除外処理対象とする位置データ、及び、前記削除指示用図像に対応する複数の前記位置データ、の除外処理を行う除外処理手順と、
前記第2記憶手段に記憶された、前記除外処理手段により除外処理されなかった複数の前記位置データ、若しくは、当該複数の位置データを用いて生成された画像データ、を処理端末へ送信する送信手順と、
を有することを特徴とするデータ処理方法。
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