JP6314859B2 - 電子制御装置及びソフトウェア書き換えシステム - Google Patents
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Description
従来のフラッシュメモリは、消去後は「1」の状態であり、「1」から「0」へ状態を変えられる特徴を持つ。このため、フラッシュメモリの書き換え対象領域に記憶されているデータ(ソフトウェア)を書き換える際には、書き換え対象領域のデータを消去してから、その書き換え対象領域に「1」または「0」を書き込むことで所望のデータ列を作成することとなる。また、フラッシュメモリの書き換え対象領域のうち、書き込み可能領域としたい領域には、「1」を書き込むようにする。書き込み可能領域は、電子制御装置の動作中において、例えば故障情報や制御に関する履歴情報など、電源供給が遮断されても保存しておきたいデータを、書き込んで保存するための記憶領域である。
図1に示すように、実施形態のソフトウェア書き換えシステム11は、車両に搭載された電子制御装置(以下、ECUという)13と、ECU13に通信線14を介して接続される外部装置としての書き換えツール15とを備える。尚、ECUは、「Electronic Control Unit」の略である。
書き換え対象領域31は、1つ以上のブロックからなる。そして、書き換え対象領域31には、制御対象(この例ではエンジン)を制御するためのプログラム及びデータからなるソフトウェアが格納されるが、その書き換え対象領域31の一部は、書き込み可能領域33として用いられる。書き込み可能領域33は、ECU13の動作中において、例えば故障情報やエンジンの制御に関する履歴情報など、当該ECU13への電源供給が遮断されても保存しておきたいデータを、書き込んで保存するための記憶領域である。
図4における〈1〉,〈2〉,〈3〉に示すように、ユーザは、事前に用意されている書き換えデータ40から、書き込みデータ41とベリファイデータ42を作成する。
このため、ユーザは、書き換えデータ40と同じデータを、書き込みデータ41として作成する。また、ユーザは、書き換えデータ40(=書き込みデータ41)のうち、書き換え対象領域31において消去後「不定」のままにしたい領域(即ち、書き込み可能領域33にしたい領域)に対応する部分を、ビット反転させる。そして、ユーザは、そのビット反転の加工を行った後の書き換えデータ40を、ベリファイデータ42とする。尚、ビット反転させる部分のデータ単位量であって、書き込み可能領域33とする領域の単位は、本実施形態では、フラッシュメモリ19の書き込み単位であるが、書き込み単位の2以上の整数倍であっても良い。また、図4に示すベリファイデータ42において、「~d」と記載したハッチングの部分は、書き込みデータ41に対してビット反転されている部分を表している。そして、このことは、後述する図7についても同様である。また、変形例として、書き換えデータ40と同じデータをベリファイデータ42とし、上記ビット反転の加工を行った後の書き換えデータ40を、書き込みデータ41としても良い。一方、書き込みデータ41及びベリファイデータ42を作成する主体は、ユーザ以外のデータ提供者やデータ加工処理装置でも良い。
すると、ECU13において、CPU17は、リプログソフト35を実行することにより、図4における〈6〉に示すように、消去処理を行う。CPU17は、消去処理では、図4における〈7〉に示すように、リプログソフト35中の消去命令に従って、フラッシュメモリ19における書き換え対象領域31のデータを全て消去する。すると、書き換え対象領域31の記憶内容は全て「不定」になる。尚、CPU17は、図5に示すように、消去処理では、書き換え対象領域31のデータを、前述のブロック毎に消去する(S105)。
そして、CPU17は、書込制御処理を開始すると、S110にて、書き換えツール15から送信されてくる書き込みデータ41を受信してRAM21に格納する。その後、CPU17は、書き換えツール15からのベリファイコマンドを受信すると、S120にて、書き換えツール15から送信されてくるベリファイデータ42を受信してRAM21に格納する。
前述した特定の関係は、ビット反転の関係に限らず、例えばデータ41,42同士を加算すると、予め定められた所定値になる、といった関係等でも良い。
前述した処理単位データのデータ量(図6のS130で切り出すデータの量)は、書き込み単位に限らず、例えば書き込み単位の2以上の整数倍でも良い。
書き込みデータ41のエラーチェックとしては、前述の比較チェックに限らず、他の方式のチェックでも良い。例えば、下記のように変形しても良い。
書き換え対象領域31は、フラッシュメモリ19の一部の記憶領域に限らず、全部の記憶領域であっても良い。また、フラッシュメモリ19は、新フラッシュメモリに限らず、消去状態が「1」である従来のフラッシュメモリでも良い。つまり、ECU13によれば、フラッシュメモリ19が、新フラッシュメモリと従来のフラッシュメモリとの何れであっても、書き換え対象領域31内に書き込み可能領域33を作成することができる。
Claims (4)
- データの消去及び書き込みが可能で、記憶領域の一部又は全部が書き換え対象領域(31)になっている不揮発性メモリ(19)と、
外部の書き換えツール(15)から送信されてくる指令に応じて、前記不揮発性メモリにおける前記書き換え対象領域のデータを消去する消去手段(17,S105)と、
前記書き換えツールから、前記書き換え対象領域に書き込むべきデータとして送信されてくる書き込みデータ(41)を、前記消去手段によってデータの消去が行われた前記書き換え対象領域に書き込む書込制御手段(17,S110〜S190)と、を備え、
前記書込制御手段は、
前記書き込みデータを所定のデータ量ずつにした処理単位データのそれぞれについて、エラーチェックを行い、前記エラーチェックでエラー無しと判定した前記処理単位データを、前記書き換え対象領域のうち、その処理単位データに対応する領域に書き込むようになっており、
更に、前記書込制御手段は、
前記エラーチェックでエラー有りと判定した場合には、そのエラー有りと判定した前記処理単位データの前記書き換え対象領域への書き込みを行わずに、前記書き換え対象領域のうち、そのエラー有りと判定した前記処理単位データに対応する領域を未書き込み状態にしたまま、次の前記処理単位データについての前記エラーチェックを実施すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項1に記載の電子制御装置において、
前記書き換えツールから当該電子制御装置へは、前記書き込みデータと共に、その書き込みデータと比較されるベリファイデータ(42)が送信されるようになっており、
前記エラーチェックは、
前記処理単位データと、前記ベリファイデータのうち、その処理単位データに対応する部分である部分ベリファイデータとが、一致しているか否かを判定して、不一致ならばエラー有りと判定するチェック(S140)であること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項2に記載の電子制御装置において、
前記書込制御手段は、
前記エラーチェックでエラー有りと判定した場合には、更に、エラー有りと判定した前記処理単位データと前記部分ベリファイデータとが特定の関係であるか否かを判定し(S180)、前記処理単位データと前記部分ベリファイデータとが特定の関係であれば、前記書き換え対象領域のうち、エラー有りと判定した前記処理単位データに対応する領域を未書き込み状態にしたまま、次の前記処理単位データについての前記エラーチェックを実施するが、前記処理単位データと前記部分ベリファイデータとが特定の関係でなければ、異常と判断して動作を終了すること(S190)、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置(13)と、
前記電子制御装置の前記不揮発性メモリ(19)における前記書き換え対象領域(31)に記憶されているソフトウェアを書き換えるために前記電子制御装置と通信する書き換えツール(15)と、
を備えるソフトウェア書き換えシステム。
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JP2015014314A JP6314859B2 (ja) | 2015-01-28 | 2015-01-28 | 電子制御装置及びソフトウェア書き換えシステム |
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