JP6314631B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関し、特に、スキャンデータを用紙に印刷する処理を行なう画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
MFP(Multi-Functional Peripheral)などの印刷機能を備えた画像形成装置を用いてスキャンデータを用紙に印刷する際に、予め規定された画像を当該用紙に併せて印刷する場合がある。
第1の例として、たとえば特開2004−54594号公報(以下、特許文献1)に開示されているように、印刷後の用紙に対する印刷内容の改ざんを検出するために、原稿データと共に、当該原稿データの内容に一意に対応した画像を当該用紙に印刷する技術がある。上記画像は、たとえば原稿データに対して特定の変換式を用いてコード化して得られる画像(たとえば二次元バーコード等)が挙げられる。
また、第2の例として、原稿データと共に、当該原稿データが格納されているメモリーのアドレスを表わした画像を当該用紙に印刷する技術がある。
特開2004−54594号公報 特開2007−323632号公報 特開2010−191944号公報
印刷方法の1つに、原稿データの倍率を変更して印刷する方法がある。すなわち、原稿データのサイズを縮小して元の原稿サイズよりも小さい用紙に印刷したり、原稿データのサイズを拡大して元の原稿サイズよりも大きい用紙に印刷したりする方法がある。設定された倍率で用紙に印刷するために、原稿データと画像データとを配置してから設定された倍率に変更すると、画像のサイズも設定された倍率に応じて変更される。そのため、印刷用紙上で上記画像は、サイズが小さくなりすぎて細部が再現されていなかったり(つぶれてしまったり)、サイズが大きくなりすぎて境界線のエッジが失われてしまったり(ぼやけてしまったり)する場合もある。つまり、設定された倍率によっては、印刷された用紙において画像が適切に再現されない場合がある、という問題がある。
印刷された用紙の用いられ方の一例として、印刷された用紙をスキャナーでスキャンすることがある。上記の第1の例の場合には、印刷された用紙をスキャンすることで得られた印刷内容から作成される画像と、当該用紙をスキャンすることで得られた上記画像とを比較することで、印刷内容が改ざんされたか否かを確認することができる。上記の第2の例の場合には、当該用紙をスキャンすることで得られた上記画像から原稿データが格納されているメモリーの位置を特定し、当該原稿データを取得することができる。
特に、印刷された用紙がこのように用いられる場合には、原稿データの倍率の変更に応じて画像も倍率が変更されて印刷されていると、画像が適切にスキャンされずにその後の処理の精度が低下する問題が生じる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、原稿データの倍率を変更して用紙に印刷する際に、原稿データと共に印刷が指示された画像を再現性高く用紙に印刷することが可能な画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像処理装置は原稿データを用紙に印刷するための画像処理が可能であって、用紙に原稿データと共に印刷する画像を取得するための取得手段と、原稿データの印刷倍率を第1の倍率に設定するための第1の設定手段と、第1の倍率として1以外の倍率が設定された場合に、画像の印刷倍率を、第1の倍率に応じて第2の倍率に設定するための第2の設定手段と、原稿データを第1の倍率とし、画像を第2の倍率として、原稿データと画像とをそれぞれ用紙の規定された位置に配置して印刷ジョブを生成するための画像処理手段とを備え、第2の設定手段は、第2の倍率として、1以外の倍率であって、第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する。
好ましくは、第2の設定手段は、第1の倍率が1から規定された範囲内の値であるか否かを判断するための判断手段を含み、第1の倍率が1から規定された範囲内の値でない場合に、第2の倍率として、1以外の倍率であって、第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する。
好ましくは、画像は、取得手段において原稿データに対して予め記憶している関係式を適用することで取得される原稿データの内容を表わす画像、または原稿データの内容を表わす画像の格納先を表わす画像である。
より好ましくは、画像は、さらに、第1の倍率を表わす情報を含む。
好ましくは、画像処理装置は、スキャンデータの入力を受け付けるための入力手段と、スキャンデータの規定された位置に画像が含まれる場合に、スキャンデータから読み取られる原稿データに対して関係式を適用して得られる画像と、スキャンデータに含まれる画像とに基づいて、原稿データにおける改ざんの有無を検出するための検出手段とをさらに備える。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、上記の画像処理装置を搭載している。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像処理方法は原稿データを用紙に印刷する方法であって、用紙に原稿データと共に印刷する画像を取得するステップと、原稿データの印刷倍率を第1の倍率に設定するステップと、第1の倍率として1以外の倍率が設定された場合に、画像の印刷倍率を、第1の倍率に応じて第2の倍率に設定するステップと、原稿データを第1の倍率とし、画像を第2の倍率として、原稿データと画像とをそれぞれ用紙の規定された位置に配置して印刷ジョブを生成するステップとを備え、第2の倍率に設定するステップは、第2の倍率として、1以外の倍率であって、第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像処理プログラムは、コンピューターに、原稿データを用紙に印刷するための画像処理を実行させるプログラムであって、プログラムはコンピューターに、用紙に原稿データと共に印刷する画像を取得するステップと、原稿データの印刷倍率を第1の倍率に設定するステップと、第1の倍率として1以外の倍率が設定された場合に、画像の印刷倍率を、第1の倍率に応じて第2の倍率に設定するステップと、原稿データを第1の倍率とし、画像を第2の倍率として、原稿データと画像とをそれぞれ用紙の規定された位置に配置して印刷ジョブを生成するステップとを実行させ、第2の倍率に設定するステップは、第2の倍率として、1以外の倍率であって、第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する。
この発明によると、原稿データと画像とを印刷用紙に印刷する際に、原稿データの倍率を変更された場合であっても、上記画像を再現性高く用紙に印刷することができる。
実施の形態にかかる画像処理システム(以下、システム)の構成の具体例を示す図である。 システムに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)の装置構成の具体例(A)、およびシステムに含まれるPC(パーソナルコンピューター)の装置構成の具体例(B)を示す図である。 原稿を印刷して印刷物を得るまでの動作の流れを表わした図である。 コードの具体例を表わした図である。 印刷物の一例を表わした図である。 印刷物から改ざんの検出を行なうまでの動作の流れを表わした図である。 改ざんの提示例を表わした図である。 システムにおける動作概要を表わした図である。 印刷物の一例を表わした図である。 MFPの機能構成の具体例を示すブロック図である。 MFPでの印刷動作の具体例を表わすフローチャートである。 MFPによる改ざんの検出動作の一例を表わしたフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システム(以下、システム)の構成の具体例を示す図である。図1を参照して、本システムは、画像形成装置の一例としてのMFP(Multi-Functional Peripheral)100と、MFP100とネットワークで接続されたPC(パーソナルコンピューター)200と、サーバ300と、スキャナー400とを含む。
MFP100は、自身に搭載されているスキャナー14(図2(A))でスキャンすること、または、ネットワークを介してPC200やスキャナー400から原稿データの入力を受け付けることによって、印刷対象とする原稿データを取得する。そして、MFP100は、操作パネル16(図2(A))またはPC200からの指示に従って原稿データを印刷用紙に配置し、印刷する。
<装置構成>
本システムに含まれる各装置は、一般的な装置であってよい。一例として、図2(A)はMFP100の装置構成として一般的なMFPの装置構成の具体例、図2(B)はPC200の装置構成として一般的なPCの装置構成の具体例を示す。
図2(A)を参照して、MFP100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのメモリーであるROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の計算値を記憶したり作業領域となったりするためのメモリーであるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するための大容量の記憶装置の一例であるHDD(Hard Disk Drive)13と、スキャナー14と、プリンター15と、操作パネル16と、ネットワークコントローラー17とを含む。
また、図2(B)を参照して、PC200は、装置全体を制御するためのCPU20と、CPU20でプログラムを実行する際の計算値を記憶したり作業領域となったりするためのメモリーであるRAM22と、各種情報を記憶するための大容量の記憶装置の一例であるHDD23と、キーボードなどの入力装置24と、ディスプレイ25と、ネットワークコントローラー26とを含む。
<課題の説明>
印刷用紙に、原稿と当該原稿に関連した画像とを印刷する場合がある。一例として、原稿と、当該原稿の内容をコード化することで得られた画像(以下、コードとも称する)とを印刷する場合がある。この印刷物は、スキャンされることで、原稿と画像との両方が読み取られる。そして、読み取られた原稿に対して上記と同様の手法を適用することで得られるコードと、印刷物から読み取られたコードとを比較することで、元の原稿と、印刷物から読み取られる原稿との差分を得ることができる。この差分は、元の原稿に対する改ざんといえる。そのため、この手法を利用して、原稿の改ざんを検出することがなされている。本システムを利用して上述した原稿の改ざんを検出する場合について説明する。
図3は、原稿を印刷して印刷物を得るまでの動作の流れを表わした図である。図3を参照して、はじめに、MFP100は印刷対象となる原稿データの入力を受け付ける(ステップ#11)。原稿データは、操作パネル16によるユーザー操作に従って図示しない原稿台にセットされた原稿をスキャナー14でスキャンすることで入力されてもよい。また、原稿データは、PC200からネットワークを介して入力されてもよい。
MFP100は、原稿データをコード化して、コードを得る(ステップ#12)。コード化の手法は様々である。MFP100は、予め自身の採用しているコード化の手法に従った計算式を記憶しておき、当該計算式を原稿データに適用することでコードを得る。ここで、コードとは、原稿の内容を表わした画像を指し、二次元バーコードやQRコード(登録商標)などが挙げられる。
図4は、コードの具体例を表わした図である。図4は、コードが二次元バーコード、または二次元カラーバーコードである場合の例を示している。MFP100でこのようなコードを作成するための手法は特定の方法に限定されず、周知の手法を採用することができる。
MFP100は、原稿データとコードとを印刷用紙に印刷する(ステップ#13)。MFP100は、コードを印刷用紙の規定位置に配置する。一例として、MFP100は、印刷用紙の裏面にコードを配置する。この例の場合、図3に表わされたように、FMP100は、原稿の1ページ目を1枚目、原稿の1ページ目のコードを2枚目、原稿の2ページ目を3枚目、原稿の2ページ目のコードを4枚目、…と順に配置した画像データを含む印刷ジョブを生成して、両面印刷を実行する。
図5は、印刷物の一例を表わした図である。図5の例は、上記の例によって印刷された場合の具体例を示している。詳しくは、図5を参照して、印刷用紙の表面(図5(A))に原稿のあるページが印刷され、当該印刷用紙の裏面(図5(B))に当該ページから得られたコードが印刷される。
図6は、印刷物から改ざんの検出を行なうまでの動作の流れを表わした図である。図6を参照して、はじめに、MFP100は対象の原稿をスキャンし(ステップ#21)、スキャンデータを得る。MFP100は、スキャンデータのうちの原稿の内容が表わされている位置とコードが表わされている位置とを予めメモリーに記憶している。上記の例の場合、原稿の表面に原稿データが印刷され、裏面にコードが印刷されている。そこで、当該原稿をスキャンすると、表面側のスキャンデータには原稿の内容が含まれ、裏面にはコードが含まれている。すなわち、MFP100は、表面側のスキャンデータから原稿の内容を取得し、裏面側のスキャンデータからコードを得ることができる。
次に、MFP100は、表面側のスキャンデータから得られる原稿の内容を、図3のステップ#12と同様の手法でコード化し、コードを得る(ステップ#22)。そして、MFP100は、表面側のスキャンデータから得られたコードと、裏面側のスキャンデータから得られたコードとを比較することで(ステップ#23)、改ざんを検出する(ステップ#24)。すなわち、表面側のスキャンデータから得られたコードのうち、裏面側のスキャンデータから得られたコードとは異なる部分がある場合、MFP100は、表面側のスキャンデータの表わす原稿のうちの、コードの差分が表わす箇所が、先の原稿から改ざんされた箇所であると特定することができる。
MFP100は、スキャンデータのうちの改ざんされた箇所を検出すると、改ざんを提示する(ステップ#25)。図7は、改ざんの提示例を表わした図である。図7は、図5(A)の印刷物をスキャンして上記の検出動作を行なった場合の例を示している。すなわち、図7を参照して、MFP100は、一例として、先の原稿からの改ざん箇所を他の箇所とは異なる表示態様で表示する。たとえば、枠で囲んだり、表示色や表示濃度を他の箇所と異ならせたりする表示態様が挙げられる。
このように、本システムでは、原稿データを印刷する際に、当該原稿データに関連する画像(上記の例ではコード)を原稿データと共に印刷用紙の所定の位置に印刷する。原稿データと画像とが印刷された印刷物は、一例として、上記のようにスキャナー14でスキャンされ、改ざんの検出に利用される。そのため、一例としてコードで説明された、原稿データに関連する画像は、適切に印刷されている必要がある。上の例では、画像が改ざんの検出に利用されるものとしているが、たとえば、原稿データの格納されたメモリーのアドレスを画像として原稿データと共に印刷することも考えられる。こういった場合であっても、つまり、スキャンして用いる場合でなくても、当該原稿データを得ようとするユーザーが印刷物からアドレスを読み取って当該原稿データが取得できるように、適切に印刷されていることが望まれる。
しかしながら、印刷の際に、原稿データの倍率が変更される場合もある。たとえば、ユーザー操作にしたがって、MFP100は、原稿データを縮小して印刷したり、拡大して印刷したりする。この場合、MFP100が図3の動作で印刷すると、原稿データに対して指定された倍率でコードの倍率も変更されてしまう。
コードで例示された画像の倍率が変更されると、たとえば細線が適切に再現されないなど、再現性が低下する場合がある。たとえば、原稿データと共に印刷する画像が、図4に表わしたような、当該原稿データから得られた二次元バーコード、または二次元カラーバーコードである場合、倍率が小さくなると(つまり縮小されると)、小エリアであるセルの境界線がトナー画像で再現されなくなる場合がある。また、逆に、拡大されるとセルが歪む可能性もある。つまり、MFP100の印刷性能によっては、印刷物においてコード(画像)が適切に再現されない場合もある。
そのため、印刷物においてコードが読み取りにくくなってしまう場合もある。特に、この例の場合、印刷物におけるコードは、印刷物に含まれる原稿の改ざんを検出するために用いるものであるため、コードが適切にスキャンされない場合には改ざんの検出精度を損なってしまうという問題がある。なお、この問題に対して、原稿データに対して倍率の変更が指示された場合に、先に原稿を指示された倍率にして配置した後に、コードを生成して配置する、という方法も考えられる。このようにすることで、コードのサイズは原稿データのサイズの変更に応じて変更せずに印刷することができる。しかしながら、この方法で印刷すると、印刷の指示がなされ、原稿データが指示された倍率で配置された後にコードが作成されることになるため、印刷完了までの時間が長くなってしまう。
<動作概要>
本実施の形態にかかるシステムは、上記の課題を解消するための動作を行なう。図8は、本実施の形態にかかるシステムにおける動作概要を表わした図である。図8は、本システムにて、原稿を印刷して印刷物を得るまでの動作の流れを表わしている。
図8を参照して、はじめに、MFP100は印刷対象となる原稿データの入力を受け付ける(ステップ#31)。原稿データの取得は、従来の動作として表わされた、図3のステップ#11での動作と同様である。MFP100は、原稿データをコード化して、コードを得る(ステップ#32)。コード化の動作もまた、図3のステップ#12での動作と同様である。
ここで、MFP100は、操作パネル16でのユーザー操作などによって原稿データの倍率を受け付けと、ユーザー操作に従って原稿データの倍率を設定する(ステップ#33)。この倍率は、たとえば、出力する用紙のサイズの指定を受け付けることによってMFP100で算出されるものであってもよい。以降の説明において、ステップ#33で原稿データに対して設定される倍率を第1の倍率とも称する。
原稿データの倍率として1以外の倍率を設定すると、MFP100は、原稿データの倍率に応じてコードの倍率を設定する(ステップ#34)。以降の説明において、ステップ#34でコードに対して設定される倍率を第2の倍率とも称する。第2の倍率は、第1の倍率よりも1に近い、つまり、等倍に近い倍率である。すなわち、MFP100は、第1の倍率として1とは異なる倍率、つまり原稿データの倍率が変更された場合であっても、第2の倍率として第1の倍率よりも1に近い倍率、つまり、コードは等倍、または等倍に近い倍率とする。
MFP100は、原稿データとコードとを、それぞれ設定した倍率(第1の倍率、第2の倍率)で印刷用紙に印刷する(ステップ#35)。すなわち、上記の例では、FMP100は、原稿の1ページ目を第1の倍率で1枚目、原稿の1ページ目のコードを第2の倍率で2枚目、原稿の2ページ目を第1の倍率で3枚目、原稿の2ページ目のコードを第2の倍率で4枚目、…と順に配置した画像データを含む印刷ジョブを生成して、両面印刷を実行する。
図9は、印刷物の一例を表わした図である。図9の例は、図5の例と対応したものであって、図5の例での原稿データの倍率が縮小された場合に上記の動作を行なったMFP100での印刷物の一例を表わしている。詳しくは、図9を参照して、図5よりも小さいサイズの印刷用紙の表面(図9(A))に原稿のあるページが、当該印刷用紙のサイズに応じた倍率(第1の倍率)で縮小されて印刷され、当該印刷用紙の裏面(図9(B))に当該ページから得られたコードが、等倍、または少なくとも第1の倍率よりも等倍に近い倍率(第2の倍率)で印刷される。
好ましくは、MFP100は、第1の倍率が1から規定された範囲内の値でない場合に、つまり、原稿データの倍率が規定以上に変更された場合に、第2の倍率として第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する。上記したように、FMP100は、画像(コード)に対して第1の倍率が適用されると画像の再現性が低下するために、画像に対しては第2の倍率を設定する。そのため、第1の倍率が画像の再現性を低下させない程度の倍率であるのであれば、画像(コード)に対しても原稿データと同様の倍率(第1の倍率)を適用しても構わない。従って、MFP100は、予め画像の再現性を低下させない倍率の範囲を規定しておき、ユーザー操作に従って設定した第1の倍率が上記範囲内であれば、第1の倍率に応じて第2の倍率を設定することなく、第1の倍率をコードに適用する。この場合、MFP100は、図3に示された従来の原稿データとコードとの配置(ステップ#13)を行なって得られた画像に対して倍率を変更し(第1の倍率)、印刷用紙に印刷することになる。これにより、第2の倍率を設定する処理をスキップすることができ、全体の処理を容易にできる。
なお、上記の範囲は、ユーザーごとに規定されるものであってもよい。また、原稿データと共に印刷される画像の種類によって規定されるものであってもよい。この場合、MFP100は、ログインユーザーや原稿データと共に印刷される画像の種類に応じて、適用する範囲を特定する。
一方、設定した第1の倍率が上記範囲内にない場合には、その倍率を適用するとコードの再現性が低下するため、MFP100は別途、第2の倍率を設定する。
好ましくは、上記の範囲は、MFP100の印刷性能に応じて規定される。すなわち、MFP100の印刷性能が高く細線の再現性が高い場合には上記範囲が広く、印刷性能が低い場合には狭く設定されていてもよい。これにより、MFP100の印刷性能が高い場合には画像(コード)に対して第1の倍率を適用できる可能性を高めることができ、より全体の処理を容易にできる。
より好ましくは、MFP100は、コードを生成して印刷用紙の規定された位置に印刷する際に、当該位置にコードを印刷する余白がない場合には、コードをメモリーに格納する。そして、MFP100は、その格納先を表わす画像(たとえばアドレス)を印刷用紙の当該位置に印刷する。
なお、以上の説明および図9の例では、原稿データの倍率の変更として縮小する場合を用いて説明しているが、拡大する場合も同様である。
<機能構成>
図10は、MFP100が上記動作を行なうための、MFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図10の各機能は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することによって実現される。なお、少なくとも一部機能が、図2(A)に表わされた他の装置構成、または図示されていない電気回路などの他のハードウェア構成によって実現されてもよい。
図10を参照して、メモリーの一例であるHDD13は、第2の倍率を設定するか否かを第1の倍率に応じて決定するために用いるしきい値を記憶するため記憶領域であるしきい値記憶部131を含む。このしきい値は、上記の範囲を規定する値である。
さらに図10を参照して、CPU10は、印刷用紙に印刷する原稿データの入力を受け付けるための原稿入力部101と、原稿データと共に印刷用紙に印刷する画像の一例としてのコードを取得するためのコード取得部102と、原稿データの印刷倍率を第1の倍率に設定するための第1設定部103と、コードの印刷倍率を第2の倍率に設定するための第2設定部104と、原稿データを第1の倍率とし、コードを第2の倍率として、原稿データとコードとをそれぞれ用紙の規定された位置(たとえば表面および裏面)に配置して印刷ジョブを生成するための画像処理部105とを含む。
原稿データは、スキャナー14からスキャンデータとして得られてもよいし、ネットワークコントローラー17を介して他の装置から得られてもよい。
コード取得部102は、一例として、原稿データに対して予め記憶している関係式を適用することで、原稿データの内容を表わす画像の一例であるコードを生成する。なお、画像はコードに限定されない。さらに、画像は、原稿データから作成されるものに限定されない。たとえば、原稿データを格納しているメモリーのアドレスを表わす画像(文字列を含む)であってもよいし、コードを格納しているメモリーのアドレスを表わす画像(文字列を含む)であってもよい。また、原稿の作成者等が、原稿とは別に当該原稿データに対して付与した画像(「社外秘」のマーク等)であってもよい。この場合、コード取得部102は、原稿データと共に入力された情報や原稿データの属性やユーザー操作に従って、当該画像を指定されたメモリーから読み出すなどして画像を取得する。なお、好ましくは、コード取得部102は、第1設定部103の設定した第1の倍率もさらにコード化する。
第1設定部103は、操作パネル16におけるユーザー操作や、ネットワークコントローラー17を介して他の装置から入力された印刷指示に従って、原稿データの倍率を第1の倍率に設定する。上記のように、印刷用紙のサイズが指定された場合、第1設定部103は、原稿データのサイズとの比率に基づいて第1の倍率を算出する。
第2設定部104は、第1の倍率として1以外の倍率が設定された場合に、第1の倍率に応じてコードの印刷倍率を第2の倍率に設定する。好ましくは、第2設定部104は第2の倍率として1、つまり等倍を設定する。詳しくは、第2設定部104は、第2の倍率として、第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する。好ましくは、第2設定部104は、しきい値記憶部131に記憶されているしきい値を読み出して、第1の倍率が1から上記しきい値規定された範囲内の値であるか否かを判断するための判断部106を含む。そして、第2設定部104は、第1の倍率が1から上記規定された範囲内の値でない場合、つまり、第1の倍率の1からの差分が上記しきい値を超える場合に、第2の倍率として第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する。
MFP100による、原稿データと上記画像とを含んだ印刷物は、上記したように、原稿の改ざんを検出するために用いることができる。そこで、MFP100は、改ざんを検出するための機能をさらに含んでもよい。すなわち、図10を参照して、MFP100のCPU10は、改ざんの有無を検出するための検出部107と、検出された改ざんの個所を提示するための提示部108とを含む。
原稿入力部101がスキャナー14から受け付けたスキャンデータの裏面側など、予め規定された位置にコード(画像)が含まれる場合に、コード取得部102は、スキャンデータから読み取られる原稿データに対して上記関係式を適用して、画像であるコードを取得する。そして、検出部107は、コード取得部102が取得したコードと、スキャンデータに含まれるコードとを比較することで、原稿データにおける改ざんの有無を検出する。
上記は改ざんを検出するための機能の一例である。そのため、改ざんを検出するための機能は上記の機能に限定されるものではない。他の例として、たとえば、予め規定された位置にコード(画像)が含まれる場合に、検出部107は、スキャンデータに含まれるコードに対して上記関係式と逆行列の関係にある関係式を適用することで原稿データを生成し、スキャンデータに含まれる原稿と比較することで改ざんの有無を検出してもよい。
<動作フロー>
図11は、MFP100での印刷動作の具体例を表わすフローチャートである。図11のフローチャートに表わされた動作は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図10の各機能を発揮することによって実現される。
図11を参照して、CPU10は、原稿データの入力を受け付け(ステップS101)、当該原稿データをコード化して、当該原稿データと共に印刷用紙に印刷する画像の一例として、コードを得る(ステップS103)。
CPU10は、原稿データに対して印刷倍率を変更する(1以外とする)ユーザー指示がなかった場合には(ステップS105でNO)、原稿、コード共に等倍率(倍率=1)として印刷用紙の規定された位置(たとえば表面、裏面)に配置した画像データを含む印刷ジョブを生成し(ステップS109)、印刷を実行する(ステップS115)。
原稿データに対する印刷倍率を変更する(1以外とする)ユーザー指示を受け付けた場合(ステップS105でYES)、CPU10は、原稿データの倍率を指示された第1の倍率に設定すると共に(ステップS110)、等倍(倍率=1)、または第1の倍率よりも1に近い第2の倍率(倍率≒1)をコードに対して設定する(ステップS111)。
好ましくは、CPU10は、ユーザー指示によって指定された第1の倍率が1から所定範囲であるか否か、つまり、原稿データの倍率の変更がしきい値よりも大きいか否かを判断する。そして、原稿データの倍率の変更がしきい値よりも大きい場合、つまり第1の倍率が上記範囲を超えるものである場合(ステップS107でNO)、原稿データの倍率を指示された第1の倍率に設定すると共に(ステップS110)、等倍(1)、または第1の倍率よりも1に近い第2の倍率をコードに対して設定する(ステップS111)。
そして、CPU10は、原稿を第1の倍率、コードを第2の倍率として印刷用紙の規定された位置(たとえば表面、裏面)にそれぞれ配置した画像データを含む印刷ジョブを生成し(ステップS113)、印刷を実行する(ステップS115)。
なお、一例として、MFP100は、図11の動作で印刷した印刷物を用いて現行の改ざんを検出する。図12は、MFP100による改ざんの検出動作の一例を表わしたフローチャートである。図12のフローチャートに表わされた動作もまた、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図10の各機能を発揮することによって実現される。
図12を参照して、CPU10は、原稿のスキャンデータの入力を受け付ける(ステップS201)。CPU10は、そのスキャンデータを解析することで、たとえば原稿の裏面など規定された位置にコード等の規定された画像が存在する場合(ステップS203でYES)、スキャンデータから読み取られた原稿をコード化し(ステップS211)、画像の一例であるコードを得る。そして、CPU10は、原稿のスキャン画像から得られる画像であるコードと算出されたコードとを比較し(ステップS213)、たとえば図7のような表示を行なって、その比較結果に表わされた改ざんの有無を出力する(ステップS215)。
好ましくは、スキャンデータに含まれる画像の一例であるコードは、原稿データに設定された倍率を含む。そこで、CPU10は、コードから原稿データの倍率(第1の倍率)を読み出す(ステップS205)。この倍率は、オリジナルの原稿データのサイズであってもよい。その場合、CPU10は、スキャンデータから得られるスキャン対象となった原稿用紙のサイズとコードから読み取られるオリジナルの原稿データのサイズとから倍率を特定することができる。
第1の倍率が1から上記の規定された範囲内の値である場合には(ステップS207でYES)、CPU10は、スキャンデータから得られた原稿データをそのまま用いてコード化する。一方、第1の倍率が1から上記の範囲を超える値である場合、つまり、規定以上に倍率が変更されている場合には(ステップS207でNO)、CPU10は、スキャンデータから得られた原稿データのサイズを第1の倍率に応じて変更した後に(ステップS209)、コード化する。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかるMFP100が以上の印刷動作を行なうことで、MFP100では、図5および図9の比較によって表わされるように、原稿データの倍率が変更された場合に、または規定以上に変更された場合に、当該原稿データと共に印刷用紙に印刷する画像(この例ではコード)の倍率は原稿データと共に変更することなく、等倍、または等倍に近い倍率に設定して、原稿データと画像とをそれぞれ印刷用紙の規定された位置に印刷する。そのため、原稿データのサイズの変更に応じてコード等である画像が大きくなりすぎたり小さくなりすぎたりせず、その再現性が低下することがない。そのため、原稿データの倍率が変更された場合であっても、印刷物に原稿データと共に印刷された、コードなどの画像の視認性を確保することができる。特に、上記したように、当該印刷物がスキャンされたスキャンデータが改ざんの検出などの処理に用いられる場合には、その処理精度を向上させることができる。本実施の形態にかかるMFP100が、さらに、一例として上記した改ざんの検出処理を実行する場合、高精度でコードを生成することができ、改ざん検出の精度を向上させることができる。
また、本実施の形態にかかるMFP100では、原稿データとコードとの倍率をそれぞれ設定するため、印刷対象とする原稿データの入力を受け付けた時点でコード化する処理(ステップ#32)を実行しておくことができる。そして、倍率の指示を受け付けるとそれぞれの倍率を設定して配置し、印刷の指示で印刷を開始することができる。そのため、本実施の形態にかかるMFP100では、上記した、倍率が設定されてから原稿を配置してコードを生成する処理と比較して、印刷完了までに要する時間を短くすることができる。つまり、本実施の形態にかかるMFP100は素早く印刷物を提供することができる。
<他の例1>
なお、以上の例では、MFP100が原稿データの入力を受け付けて印刷ジョブを生成し、印刷するものとしている。しかしながら、図1に示された構成の本システムでは、印刷ジョブを生成するまでの処理については、いずれの装置がいずれの処理を行なってもよい。たとえば、PC200が、搭載しているソフトウェアで原稿データを作成し、図11のステップS101〜S113までの動作を行なってもよい。そして、PC200は、生成した印刷ジョブをMFP100に対して出力することで、MFP100で印刷が実行されてもよい。すなわち、図1に表わされた、本システムに含まれるいずれの装置も、印刷ジョブを生成するまでの画像処理が可能な画像処理装置といえる。
同様に、印刷物を用いた処理の一例として上記した改ざんを検出する処理も、MFP100以外の装置で行なわれてもよい。たとえば、PC200がスキャンデータをMFP100やスキャナー400から取得して図12の動作を行なってもよい。
他の装置は、もちろんPC200に限定されるものではなく、サーバ300やスキャナー400であってもよい。
この場合、図10に示された各機能は、処理を実行する装置のCPUによって実現される。たとえば、上記したようにPC200において実行される場合、PC200のCPU20が、ROM21に記憶されているプログラムをRAM22上に読み出して実行することで、図10の各機能を実現する。
<他の例2>
本システムには、複数のMFPが含まれてもよい。この場合、好ましくは、第1の倍率が1から規定された範囲内の値であるか否かを判断するためのしきい値は、MFPごとに規定され、メモリーに記憶されている。これにより、図11の動作を行なう装置は、印刷するMFPに応じたしきい値をメモリーから読み出して設定することができる。
<他の例3>
さらに、上述の動作をMFP100のCPU20やPC200のCPU20などの画像処理装置に実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,20 CPU、11,21 ROM、12,22 RAM、13,23 HDD、14,400 スキャナー、15 プリンター、16 操作パネル、17,26 ネットワークコントローラー、24 入力装置、25 ディスプレイ、100 MFP、101 原稿入力部、102 コード取得部、103 第1設定部、104 第2設定部、105 画像処理部、106 判断部、107 検出部、108 提示部、131 しきい値記憶部、200 PC、300 サーバ。

Claims (8)

  1. 原稿データを用紙に印刷するための画像処理が可能な画像処理装置であって、
    前記用紙に前記原稿データと共に印刷する画像を取得するための取得手段と、
    前記原稿データの印刷倍率を第1の倍率に設定するための第1の設定手段と、
    前記第1の倍率として1以外の倍率が設定された場合に、前記画像の印刷倍率を、前記第1の倍率に応じて第2の倍率に設定するための第2の設定手段と、
    前記原稿データを前記第1の倍率とし、前記画像を前記第2の倍率として、前記原稿データと前記画像とをそれぞれ前記用紙の規定された位置に配置して印刷ジョブを生成するための画像処理手段とを備え、
    前記第2の設定手段は、前記第2の倍率として、1以外の倍率であって、前記第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する、画像処理装置。
  2. 前記第2の設定手段は、前記第1の倍率が1から規定された範囲内の値であるか否かを判断するための判断手段を含み、前記第1の倍率が1から前記規定された範囲内の値でない場合に、前記第2の倍率として、1以外の倍率であって、前記第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像は、前記取得手段において前記原稿データに対して予め記憶している関係式を適用することで取得される前記原稿データの内容を表わす画像、または前記原稿データの内容を表わす画像の格納先を表わす画像である、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像は、さらに、前記第1の倍率を表わす情報を含む、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. スキャンデータの入力を受け付けるための入力手段と、
    前記スキャンデータの規定された位置に画像が含まれる場合に、前記スキャンデータから読み取られる原稿データに対して前記関係式を適用して得られる画像と、前記スキャンデータに含まれる前記画像とに基づいて、前記原稿データにおける改ざんの有無を検出するための検出手段とをさらに備える、請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置を搭載した、画像形成装置。
  7. 原稿データを用紙に印刷するための画像処理方法であって、
    前記用紙に前記原稿データと共に印刷する画像を取得するステップと、
    前記原稿データの印刷倍率を第1の倍率に設定するステップと、
    前記第1の倍率として1以外の倍率が設定された場合に、前記画像の印刷倍率を、前記第1の倍率に応じて第2の倍率に設定するステップと、
    前記原稿データを前記第1の倍率とし、前記画像を前記第2の倍率として、前記原稿データと前記画像とをそれぞれ前記用紙の規定された位置に配置して印刷ジョブを生成するステップとを備え、
    前記第2の倍率に設定するステップは、前記第2の倍率として、1以外の倍率であって、前記第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する、画像処理方法。
  8. コンピューターに、原稿データを用紙に印刷するための画像処理を実行させるプログラムであって、
    前記プログラムは前記コンピューターに、
    前記用紙に前記原稿データと共に印刷する画像を取得するステップと、
    前記原稿データの印刷倍率を第1の倍率に設定するステップと、
    前記第1の倍率として1以外の倍率が設定された場合に、前記画像の印刷倍率を、前記第1の倍率に応じて第2の倍率に設定するステップと、
    前記原稿データを前記第1の倍率とし、前記画像を前記第2の倍率として、前記原稿データと前記画像とをそれぞれ前記用紙の規定された位置に配置して印刷ジョブを生成するステップとを実行させ、
    前記第2の倍率に設定するステップは、前記第2の倍率として、1以外の倍率であって、前記第1の倍率よりも1に近い倍率を設定する、画像処理プログラム。
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