JP6314421B2 - スクラッチカード - Google Patents

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本発明は、スクラッチ隠蔽層を具備したスクラッチカードに関し、更に詳しくは、コインや爪等により引っ掻く(スクラッチする)ことによりスクラッチ隠蔽層の少なくとも一部が削り取られ、下面に形成された秘匿情報が視認可能となるスクラッチカードに関するものである。
インスタントくじ、宝くじやイベントくじ等において、「当たり」、「はずれ」等のくじの当否の文字情報、クイズの解答を示す記号や図形、絵柄、あるいは画像、コード、マーク、番号、個人情報等の秘匿情報をスクラッチが可能なスクラッチ隠蔽層で隠蔽した後、このスクラッチが可能なスクラッチ隠蔽層をコインや爪などで擦ることで、そのスクラッチ隠蔽層の下に表示された秘匿情報の内容を見ることができるスクラッチくじはよく知られている。これらのスクラッチくじは、一般的にスクラッチが可能なスクラッチ隠蔽層を基材上に設けておき、スクラッチ隠蔽層をコインや爪等で削り取ることで、下層に表示された秘匿情報の表示を目視で確認するものである。
これらの秘匿情報をフレキソ印刷機、オフセット印刷機、グラビア印刷機、活版印刷機、凹版印刷機、熱転写プリンター、レーザープリンター、ドットプリンター等により印刷して形成した上に、アルミ粉にバインダー成分を加えた銀インクを主成分とする引っ掻くことで破壊されるスクラッチ隠蔽層を形成したインスタントくじ、宝くじ、イベントくじ、秘匿情報伝達カード、クイズカード、プリペイドカード等が知られている。
上述したように、情報を隠蔽するという目的のために、印刷された秘匿情報の上にアルミ粉等の金属の微粉末を含むインクで形成したスクラッチ隠蔽層を被覆することにより、秘匿情報を透視できないようにしている。
正当な使用者が秘匿情報を取得するためには、スクラッチ隠蔽層を引っ掻いて削りカスを除去することにより、秘匿情報を目視で確認することができる。
秘匿情報をオフセット印刷により形成し、さらに活版印刷により銀インクを用いてスクラッチ隠蔽層を形成したスクラッチ印刷物の製造方法に関する公知文献が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平7−108751号公報
しかしながら、従来のスクラッチ隠蔽層は、銀インクを用いているため高コストであるということと、黒色もしくは銀色であるなど色や絵柄が1製品につき1種類であるというように限定されてしまうという問題があった。そこで、高価な材料を用いないでなおかつ多色でデザイン性に優れたスクラッチ隠蔽層を提供することを目的とする。
本発明は以下の各発明により上記課題を解決した。なお、以下の各発明に付した括弧内の符号は、図面に付した符号と対応している。
本発明に係わる第1の発明は、基材(15)上の少なくとも一部に、印刷可能な印刷領域と、前記印刷領域を覆い、かつ削り取ることが可能なスクラッチ隠蔽層(20)が設けられたスクラッチカードにおいて、前記基材の材質にプラスチック樹脂を用い、前記スクラッチ隠蔽層を、前記印刷領域に印刷した秘匿情報を覆うように形成された、インクジェットプリンターにより印刷可能なインクジェット受容層(12)と、インクジェットプリンター用の水性顔料インキを用いて、前記インクジェット受容層の全てを覆うように印刷した第一の印刷パターンにより少なくとも構成したことを特徴とするスクラッチカード(100)である。
本発明のスクラッチカードは、スクラッチ隠蔽層にインクジェット受容層用のインクを使用しているため基材と接着するためのある程度の接着強度はあるが、コインや爪等で削りとることが可能であるという効果がある。さらにスクラッチ隠蔽層にはインクジェットプリンターにより好みの色や絵柄を印刷することが可能であるという効果がある。
本実施形態に係わるスクラッチカードの断面図の一例である。 本実施形態に係わるスクラッチカードの平面図の一例である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係わるスクラッチカードの断面図の一例である。
図1において、10は第二の印刷パターン、11は第一の印刷パターン、12はインクジェット受容層、13は絵柄層、14は印刷パターン、15は基材、16は印刷領域、20はスクラッチ隠蔽層、100はスクラッチカードを示し、スクラッチカード100において、スクラッチ隠蔽層20は、インクジェット受容層12と第一の印刷パターンとから少なくとも構成されている。
基材15の少なくとも一部に、印刷可能な印刷領域に秘匿情報である印刷パターン14を印刷する。基材15に好適に使用できるものとしては、ポリアミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ乳酸(PLA)があり、その他の樹脂を用いても良い。基材15の厚さは、印刷パターン14が基材15面側から視認してしまうのを回避するため188μm以上である。
印刷方法としてはフレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、活版印刷、凹版印刷、熱転写プリンター、レーザープリンター、ドットプリンター等を適宜用いることができるが本実施形態ではUVオフセット印刷を用いた。UVオフセット印刷は、既存の油性インクに対して紫外線硬化型インクを使用し印刷直後に紫外線を照射することで、瞬間的に硬化するので今までの油性インクでは得られなかった様々な下記のような特徴がある。
1.スプレーパウダーを使用しないので、電子部品関係や食品関係など、不純物の混入を避ける必要のある印刷物や、各種表面加工の際にパウダーが残ると仕上がりに悪影響を及ぼす印刷物にも最適である。
2.UV耐候インクを使い、屋外の直射日光に強いポスターやパネルなどの印刷物ができる。
3.硬化した表面は樹脂皮膜で形成されるため、油性インクに比べて耐摩擦性が高くキズが付きにくく、パッケージや高級カタログの印刷などに最適である。同時にUVニス印刷を施すと、艶とさらに高い耐摩擦性が得られる。
4.印刷と同時に印刷面が硬化乾燥するために、後工程の加工へすぐにかかれ、短納期の仕事に対応できる。
5.有機溶剤を含まないので、臭気が少ないため、薬品・食品・化粧品などの印刷物にも適している。またUVニスで表面コートされた印刷物は古紙として再利用できる点でも環境にやさしいといえる。
秘匿情報の上にインクジェット受容層12をインクジェットプリンターで形成する。ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂等の樹脂からなるインクジェット受容層12は、厚さ3μm〜50μmの範囲が好ましく、厚さ20μm〜40μmで塗工乾燥することがより好ましい。
図示はしていないが、基材15と印刷パターン14との接着を強固なものとするため基材15上にアンカー層を塗工することもできる。殊に、アンカー層を形成することにより印刷パターン14はコインや爪等で削られず、インクジェット受容層12のみを容易に削り取りやすくすることが可能である。アンカー層は、例えば、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレートなどの電離放射線硬化型樹脂や、ポリエステル、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体などの樹脂から構成されることが好ましい。その厚さは、0.01μm〜5μmの範囲に形成するのが好ましく、0.5μm〜3μmに形成するのがより好ましい。スクラッチ隠蔽層20を透かして目視した場合に印刷パターン14が視認できないように印刷パターン14の印刷濃度を薄くして印刷することが好ましい。
さらに前記インクジェット受容層12の上に第一の印刷パターン11をインクジェットプリンターを用いて刷した第一の印刷パターン11は、無地で、インクジェット受容層12の全体を覆うように形成されている
インクジェットプリンターの方式は、コンティニュアス型とオンデマンド型に分類できる。現在実用されているものの中でも小型プリンター用として主流となっているのはオンデマンド型で、インク滴に圧力を加える方法により、ピエゾ方式、サーマル方式、静電方式に分けられる。
コンティニュアス型の原理は下記の通りである。ポンプによってノズルから連続的に押し出されたインクは超音波発振器によって微小な液滴になる。インク滴は電極によって電荷が加えられ、印字の必要に応じて偏向電極で軌道を曲げられて基材の印字面に到達する。偏向電極で曲げられなかったインクはガターと呼ばれる回収口に吸い込まれ、インクタンクに戻り再利用される。印刷していないときもインクは常に連続的に噴射される。ポンプによる高い圧力でインクを押し出すので高粘度のインクが使用でき、また連続的にインクを押し出すことから速乾性のインクも使用できるなどインクの選択幅が広い。さらに超音波振動で作られるインク滴は毎秒100滴以上で生成することが可能であり高速であるが構造が大がかりで小型化が難しく、工業用のマーカーとして利用されている。
一方オンデマンド型の原理は、印字時に必要なときに必要な量のインク滴を吐出する方式である。吐出後のインク供給には毛細管現象を利用しているため高粘度のインクは使用できないこと、インク滴の生成速度が毎秒10滴程度であるなどの欠点があるが構造が簡単で小型化やマルチヘッド化がしやすいなどの長所がある。家庭用のインクジェットプリンターは、ほぼすべてオンデマンド型である。
インクジェットプリンターでの印刷に使用されるインクは、オンデマンド型プリンターではほぼすべて水性のインクが使用されている。水性インクは主に染料系インクと顔料系インクの2種類に分けられる。染料系インクは基材に対して色素を染み込ませて色をつける。染料系インクは色再現性が高く、光沢が出やすいのが特徴である。それに対して顔料系インクは、インクの色素を基材表面に固着して色をつける。顔料系インクは耐水性が高く、また耐光性が高いのが特徴である。
本実施形態では、インクジェットプリンターのインクをスクラッチ隠蔽層20の材料として用いるため水性顔料インクを使用した。
前記第一の印刷パターン11と少なくとも一部が重なる領域に第二の印刷パターン10をインクジェットプリンターを使用して絵柄、文字、記号などの画像を印刷した。絵柄は地紋、彩文等を多色で好適に使用することができる。
基材15の表面には、絵柄や文字、図形等が印刷された絵柄層13が形成されている。
図2は、本実施形態に係わるスクラッチカードの平面図の一例である。
図2において、20はスクラッチ隠蔽層である。スクラッチ隠蔽層20は、通常使用されているものに比べてスクラッチ隠蔽層20の外周のエッジ部分がシャープである。さらに第二の印刷パターン10は、本実施形態の場合、例えば+−×÷を示しており、第一の印刷パターン11と第二の印刷パターン10との間の境界がシャープであり第二の印刷パターン10は多色でなおかつデザイン性に優れている。スクラッチ隠蔽層20のスクラッチカード100内での領域および位置は特に限定はされない。スクラッチ隠蔽層20をコインや爪で削り取ると下面にある秘匿情報を視認することができた。
スクラッチ隠蔽層20がインクジェット受容層12から構成されていることは上記でも記載したが、通常は基材15がPET等のプラスチック製品においてはインクジェット受容層12が基材15からコインや爪等で剥離しやすい性質を有している。この性質を長所として逆に利用したことが本実施形態の意図するところである。すなわち基材15とインクジェット受容層12とは接着してはいるもののコインや爪等でインクジェット受容層12を容易に削り取ることが可能な接着強度である。
以下、具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
基材15は、白色の厚さ188μmでカード(85.6mm× 54.0mm)に使用できるものを用いた(銘柄U292W;帝人デュポンフィルム株式会社製)。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−477;高松油脂株式会社製)。
製品名MZ−477は、混合品であり、含有量は、
非晶質二酸化ケイ素、ポリウレタンおよびビニル系樹脂の混合物 23.4%
1−プロパノール 0.8%
N−メチルー2ピロリドン 1.0%
水 74.8% である。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例2)
基材15は、白色の厚さ188μmでカード(85.0mm×57.5mm)に使用できるものを用いた(銘柄U292W;帝人デュポンフィルム株式会社製)。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−477;高松油脂株式会社製)。
製品名MZ−477は、混合品であり、含有量は、
非晶質二酸化ケイ素、ポリウレタンおよびビニル系樹脂の混合物 23.4%
1−プロパノール 0.8%
N−メチルー2ピロリドン 1.0%
水 74.8% である。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例3)
基材15は、白色の厚さ250μmでカード(85.6mm× 54.0mm)に使用できるものを用いた(銘柄U292W;帝人デュポンフィルム株式会社製)。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−477;高松油脂株式会社製)。
製品名MZ−477は、混合品であり、含有量は、
非晶質二酸化ケイ素、ポリウレタンおよびビニル系樹脂の混合物 23.4%
1−プロパノール 0.8%
N−メチルー2ピロリドン 1.0%
水 74.8% である。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例4)
基材15は、白色の厚さ250μmでカード(85.0mm×57.5mm)に使用できるものを用いた(銘柄U292W;帝人デュポンフィルム株式会社製)。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−477;高松油脂株式会社製)。
製品名MZ−477は、混合品であり、含有量は、
非晶質二酸化ケイ素、ポリウレタンおよびビニル系樹脂の混合物 23.4%
1−プロパノール 0.8%
N−メチルー2ピロリドン 1.0%
水 74.8% である。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例5)
基材15は、環境適性に優れた植物由来のプラスチック(ポリ乳酸)を主原料にした植物系生分解性フィルムでカードに使用できるものを用いた(エコロージュ;三菱樹脂株式会社製)。さらに基材15上にポリエステル系のアンカー層を塗工した。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−477;高松油脂株式会社製)。
製品名MZ−477は、混合品であり、含有量は、
非晶質二酸化ケイ素、ポリウレタンおよびビニル系樹脂の混合物 23.4%
1−プロパノール 0.8%
N−メチルー2ピロリドン 1.0%
水 74.8% である。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例6)
基材15は、白色の厚さ188μmでカード(85.6mm× 54.0mm)に使用できるものを用いた(銘柄U292W;帝人デュポンフィルム株式会社製)。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−480;高松油脂株式会社製)。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例7)
基材15は、白色の厚さ188μmでカード(85.0mm×57.5mm)に使用できるものを用いた(銘柄U292W;帝人デュポンフィルム株式会社製)。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−480;高松油脂株式会社製)。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例8)
基材15は、白色の厚さ250μmでカード(85.6mm× 54.0mm)に使用できるものを用いた(銘柄U292W;帝人デュポンフィルム株式会社製)。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−480;高松油脂株式会社製)。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例9)
基材15は、白色の厚さ250μmでカード(85.0mm×57.5mm)に使用できるものを用いた(銘柄U292W;帝人デュポンフィルム株式会社製)。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−480;高松油脂株式会社製)。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
(実施例10)
基材15は、環境適性に優れた植物由来のプラスチック(ポリ乳酸)を主原料にした植物系生分解性フィルムでカードに使用できるものを用いた(エコロージュ;三菱樹脂株式会社製)。さらに基材15上にポリエステル系のアンカー層を塗工した。
インクジェットプリンターは、市販のインクジェットプリンターを用いた(型番PX−G920;セイコーエプソン株式会社製)。
インクジェット受容層12として耐擦傷性、インク速乾性、耐水性が良好なウレタン系の製品を用い乾燥時の厚さ25μmで塗工した(製品名MZ−480;高松油脂株式会社製)。
インクジェットプリンター用インクとしては、水性顔料インクを用いた。
10 第二の印刷パターン
11 第一の印刷パターン
12 インクジェット受容層
13 絵柄層
14 印刷パターン
15 基材
16 印刷領域
20 スクラッチ隠蔽層
100 スクラッチカード

Claims (1)

  1. 基材上の少なくとも一部に、印刷可能な印刷領域と、前記印刷領域を覆い、かつ削り取ることが可能なスクラッチ隠蔽層が設けられたスクラッチカードにおいて、
    前記基材の材質にプラスチック樹脂を用い、
    前記スクラッチ隠蔽層を、
    前記印刷領域に印刷した秘匿情報を覆うように形成された、インクジェットプリンターにより印刷可能なインクジェット受容層と、
    インクジェットプリンター用の水性顔料インキを用いて、前記インクジェット受容層の全てを覆うように印刷した第一の印刷パターンにより、
    少なくとも構成した、
    ことを特徴とするスクラッチカード。
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