JP2002321450A - セキュリティドキュメント - Google Patents

セキュリティドキュメント

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JP2002321450A
JP2002321450A JP2002002147A JP2002002147A JP2002321450A JP 2002321450 A JP2002321450 A JP 2002321450A JP 2002002147 A JP2002002147 A JP 2002002147A JP 2002002147 A JP2002002147 A JP 2002002147A JP 2002321450 A JP2002321450 A JP 2002321450A
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type ink
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message
coating layer
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JP2002002147A
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Antoni Murcia
アントーニ・マルシア
Ted T Lee
テッド・ティー・リー
Juan Carlos Vives
フアン・カルロス・ビベス
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HP Inc
Original Assignee
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    • B41M3/00Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
    • B41M3/14Security printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42DBOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
    • B42D25/00Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
    • B42D25/20Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof characterised by a particular use or purpose
    • B42D25/29Securities; Bank notes

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  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭およびオフィスプリンタで製作できるセ
キュリティドキュメントを提供する。 【解決手段】 支持層(36)を具備し、該支持層の上
には材料のコーティング層(38、138a)が配置さ
れ、該材料のコーティング層は、染料浸透タイプインク
によって浸透可能であり、顔料タイプインク(52)が
前記上面に実質的に浸透しないようにし、染料浸透タイ
プインクは、該材料のコーティング層内に浸透してメッ
セージ(40)の文字またはイメージを形成し、不透明
な顔料タイプインクは、該メッセージの該文字またはイ
メージ上に印刷されることにより該メッセージを隠蔽
し、該顔料タイプインクは、単に弱く接着し、該メッセ
ージを明らかにするように緩やかな研磨を使用して除去
される、印刷されたセキュリティドキュメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セキュリティドキ
ュメントの分野に関する。特に、本発明は、用紙または
カードストック上等、印刷媒体上に印刷することによっ
て作成されるセキュリティドキュメントに関する。ま
た、本発明は、概して、かかるセキュリティドキュメン
トを作成するために使用されるサーマルインクジェット
印刷に関するが、本発明はそれに限定されない。より具
体的には、本発明は、例えば、識別ドキュメントをセキ
ュアに(秘匿化)し、通信ドキュメントをセキュアにす
る、くじ券等のセキュリティドキュメントに関する。か
かるセキュリティドキュメントを製造する印刷方法は、
サーマルインクジェット印刷を採用する場合がある。ま
た、本発明は、サーマルインクジェットタイプであって
よいプリンタにおいて使用される印刷媒体にも関連す
る。代替的に、かかるセキュリティドキュメントのため
の印刷方法は、サーマルインクジェット印刷以外の印刷
の形態を採用してよい。いずれの場合も、家庭およびオ
フィスコンピュータシステムで通常利用可能なタイプの
プリンタが採用される。また、本発明は、本方法を実施
することができ本発明を実現するセキュリティドキュメ
ントを製造することができるサーマルインクジェット印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばくじ券等の従来からのセキュリテ
ィドキュメントは、通常、いくつかのプリンタといくつ
かの印刷ステップとを必要とするセキュリティ印刷方法
を使用して製造される。例えば、セキュリティドキュメ
ントの1つの形態では、用紙または軽いカードストック
等の印刷媒体を使用する。従来、この用紙または軽いカ
ードストック印刷媒体上にはまず、モノクロまたは多色
印刷の第1のコンテキスト印刷「フィールド」が印刷さ
れる場合がある。この第1のフィールドは、顔料または
染料浸透液タイプのインクを使用して印刷されてよい。
しかしながら、従来からのセキュリティドキュメントに
よっては、このコンテキスト情報の第1の印刷フィール
ドを省略する。すなわち、この第1の印刷「フィール
ド」は、通常、セキュリティドキュメントの特性を識別
するための文字およびイメージ等のコンテキスト情報を
含む。この第1の印刷「フィールド」は、ドキュメント
が、例えばくじ券であるか、または銀行の「PIN」番
号の送信ドキュメントであるという事実に関する情報を
含んでよい。かかる使用において、第1の印刷フィール
ドは、くじ券を発行する州を識別する情報、行われてい
るゲームの名前およびロゴ、恐らくはゲームがどのよう
に行われるかに関する情報、くじ番号を明らかにする有
効な方法に関する情報(ユーザが、券の上部の不透明な
「フィールド」の部分のみを削り取ることによる等)お
よび他のそのような情報を含む場合が多い。代替的に、
ドキュメントが銀行の「PIN」番号を伝えるドキュメ
ントである場合、第1の印刷フィールドは、銀行の名前
と、受取人がいかにして銀行「PIN」番号を明らかに
するかに関する情報と、を含む場合が多い。この第1の
印刷フィールドは、通常、くじ番号、銀行「PIN」番
号等が見つけられる領域(すなわち、「セキュア(secur
e,秘匿化された)領域」)を指定し示す。従って、この
従来のタイプのセキュリティドキュメントは容易に認識
される。
【0003】例えばかかる銀行「PIN」番号を伝える
ドキュメントの受取人は、「PIN」番号が不透明なコ
ーティングの上部「フィールド」によって隠蔽されてい
るため、ドキュメントがセキュアであることが保証され
る。受取人がこの隠蔽コーティングを除去した後にの
み、PIN番号が見えるようになる。代替的に、セキュ
リティドキュメントによっては、必要でないためか、ま
たは実際に望ましくない可能性があるため、この第1の
印刷フィールドを省略する。例えば、ドキュメントの種
類およびその出所を秘密にしたままにすることが望まれ
る場合がある。それにも関わらず、「削り取られる(scr
atch off)」領域を伴う従来のセキュリティドキュメン
トは、容易に認識される。
【0004】セキュリティドキュメントは実質的にあら
ゆるサイズおよび形状のものであってもよいが、概し
て、かかる従来のセキュリティドキュメントは個々に小
さく、シート全体の第1の印刷フィールドに対し同時に
文字およびグラフィックイメージを配置する印刷機上
で、大きいシートに同時に多くが印刷される。シート
は、後に、例えば複数の比較的小さいくじ券かまたはカ
ードサイズのセキュリティドキュメントに分離するのを
容易にするために、予め切れ目が付けられるかまたは予
め穿孔される場合がある。印刷媒体は、複数の予め切れ
目が付けられたかまたは予め穿孔されたチケット部分の
細長い「テープ」または「リボン」か、またはこの段階
で一緒にセキュアにされる複数のセキュリティクーポン
またはカードの形態であってよい。この後者の場合、印
刷媒体は、概して、シートとしてではなくロールの形態
で処理される。第1の印刷フィールドが複数の色を含む
場合、第1の多色印刷機または一続きのモノクロ印刷機
(すなわち、種々の色の各々に対して1つ)は、しばし
ば第1の印刷フィールドを作り上げる種々の文字および
イメージを適当に位置合せ(registration)し合致させ
る。第1のおよび後続する印刷フィールド内の許容でき
る合致または位置合せを行う問題により、試行錯誤のセ
ットアップの試みから相当の印刷労力および廃物がもた
らされる可能性がある。
【0005】従来、第1の印刷フィールドが設けられる
印刷媒体のシートまたはリボンまたはロールには、コー
ティングが施され、そのコーティングは、第1の印刷フ
ィールドをそれを通して見ることができるように概して
透明である。このコーティングは、複数の層を有する場
合があり、下方の層(すなわち、支持層に近い方)は印
刷媒体への後続する顔料印刷の浸透を実質的に防止す
る。この実質的に不浸透性の層の上には上位層(すなわ
ち、通常、支持層から最も離れた最上位層)が設けられ
てよく、この上位層には、後続する顔料印刷が十分な程
度の粘り強さ(tenacity)で付着する。このコーティン
グステップには、くじ券またはセキュリティドキュメン
トのシート、リボンまたはロールが通過する1つまたは
複数のコーティング機が必要である場合がある。
【0006】次に、個々のくじ番号または銀行「PI
N」番号が、個々のチケット、セキュリティカードまた
はセキュリティクーポン上に印刷される。この印刷ステ
ップは、各チケット、カードまたはクーポンに個々にア
クセスすることができる印刷機によって実行される。す
なわち、印刷機は、シートのいくつかのチケット、カー
ドまたはクーポンの各々のセキュア領域に、異なる情
報、番号または文字を印刷することができなければなら
ない。ロールから供給される細長いストリップである印
刷媒体の場合、印刷作業は、情報発生器またはソースの
制御のもとで決められたシーケンスに従ってセキュアフ
ィールドに与えられる情報をインデックスすることがで
きなければならない。例えば、コンピュータシステム
は、銀行用の識別されたセキュリティカードの特定のセ
キュアフィールドに印刷されるPIN情報を供給する場
合がある。ここでまた、先の第1の印刷フィールドに対
しこの段階で実行される印刷の十分な位置合せまたは合
致を達成するという問題が発生する。すなわち、セキュ
ア情報は、ドキュメントのユーザが秘密の情報かまたは
当選したくじ番号を見つけることを期待する指定された
セキュア領域(すなわち、上に説明したような)内に配
置されなければならない。
【0007】最後に、くじ番号、PIN番号または他の
秘密情報を隠蔽するために、セキュリティドキュメント
の少なくとも指定されたセキュア領域に対し、不透明な
もろい印刷層が設けられる。ここでまた、この最終印刷
ステップでは、それを完了するために、2つ以上の層と
2つ以上の印刷機および作業が必要である場合がある。
すなわち、不透明層は、接着キャリアにおける粒状ラテ
ックス等の緩く接着された粒子材料の層を含んでよい。
この第1の層は、セキュア領域上に塗布され、その後、
それ自体が1つまたは複数の後続する層で被覆され、不
透明層がよりセキュアにされ、不透明層の除去を幾分か
困難にすることにより秘密情報のセキュリティが更に促
進される。この不透明層を除去することが困難であるこ
とにより、例えば、不透明層の除去によって下にあるコ
ーティングおよび支持層が幾分か摩損し、それによっ
て、くじ番号を変更すると必ずその事実が明らかになる
ことが保証される。また、上に重なる層がドキュメント
の「洗い流し(washing)」を阻止するため、例えばセキ
ュアなくじ番号を洗い流しこれらを「当選している」番
号と置換えようとする試みによって、必然的に、下にあ
る層および/または支持層に損傷が与えられる。かかる
要素が組合せて使用されることにより、くじおよび他の
ゲームにおいて詐欺が防止されかつ暴露される。
【0008】1990年5月15日にGeorge R.Hillに
対して発行された米国特許第4,925,705号(’
705特許)がある。この’705特許は、実質的に正
確な位置合せを有する層を印刷する方法を教示するよう
に見える。この’705特許は、エレクトロニクス業界
(すなわち、回路素子およびトレースが印刷によって作
成される)において発生する印刷問題に対して向けられ
ているが、セキュリティドキュメント印刷業界に対する
発明の適用を言及している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記観
点から、「削り取る」または除去可能な部分を有するセ
キュリティドキュメントを製造する従来の技術が多くの
問題を有することが明らかである。まず、第一に、多く
の印刷ステップが必要であり、これら印刷ステップを実
行するために高価な印刷設備が必要である。更に、従来
からの「削り取る」セキュリティドキュメントの性質は
明らかであるため、それらのセキュリティが危うくな
る。更に、これまでは、ホームオフィス、中小企業、ま
たは大型でしばしば高価な商業的印刷会社を利用する必
要なく随時のセキュリティドキュメントを作成したい他
のユーザにとって、十分なセキュリティドキュメントの
製造は可能ではなかった。
【0010】現在まで、概して小型コンピュータシステ
ムで利用可能なタイプの家庭およびオフィスプリンタで
セキュリティドキュメントを製作することができるよう
にする、印刷媒体、印刷方法および印刷装置はあり得な
い、と信じられている。すなわち、本発明より前に、通
常利用可能なインクジェットプリンタを利用してセキュ
リティドキュメントを製造する方法は無かった。
【0011】
【課題を解決するための手段】関連する技術の欠点に関
し、本発明の目的は、これら欠点の1つまたは複数を低
減し、または克服することである。
【0012】従って、本発明は、印刷されたセキュリテ
ィドキュメントであって、支持層を備え、支持層の上に
は材料のコーティング層が配置され、材料のコーティン
グ層が、印刷されたセキュリティドキュメントの上面を
画定し、材料のコーティング層が、印刷されたセキュリ
ティドキュメントの印刷中に、染料浸透タイプのインク
が支持層に達するよう材料のコーティング層内に入り通
り抜けることができるように染料浸透タイプのインクに
よって浸透可能であり、材料のコーティング層が、顔料
タイプインクが上面に実質的に浸透しないようにし、染
料浸透タイプインクが、材料のコーティング層内に浸透
してメッセージの文字またはイメージを形成し、不透明
な顔料タイプインクが、上面において、メッセージの文
字またはイメージ上に印刷されることによりメッセージ
を隠蔽し、顔料タイプインクが、上面に単に弱く接着
し、メッセージを明らかにするように緩やかな研磨を使
用して除去される、印刷されたセキュリティドキュメン
トを提供する。
【0013】本発明は、他の態様によれば、印刷された
セキュリティドキュメントであって、用紙、軽いカード
ストック、不透明なプラスチックフィルムおよび透明な
プラスチックフィルムからなるグループから選択される
可撓性支持層を含む可撓性印刷媒体を備え、印刷媒体
が、支持層の上に配置された材料のコーティング層を更
に含み、材料のコーティング層が、印刷媒体の上面を提
供し、材料のコーティング層が、染料浸透タイプインク
が材料のコーティング層に入り通り抜けることができる
ように染料浸透タイプインクにより浸透可能であり、材
料のコーティング層が実質的に、顔料タイプインクが上
面に実質的に浸透しないようにし、染料浸透タイプイン
クが、セキュリティドキュメントの印刷中に上面上に印
刷され、材料のコーティング層内に浸透することにより
メッセージのイメージまたは文字を形成し、顔料タイプ
インクが、セキュリティドキュメントの印刷中に上面に
おいて、かつメッセージのイメージまたは文字の上に印
刷され、顔料タイプインクが、メッセージのイメージま
たは文字を明らかにするように緩い研磨を使用して上面
から除去され得るように、選択された粘り強さで上面に
接着される、印刷されたセキュリティドキュメントを提
供する。
【0014】本発明のさらなる他の態様は、セキュリテ
ィドキュメントを印刷する方法であって、インクジェッ
トプリンタに送り込まれることが可能なシートまたはス
トリップ形態の、一対の対向面を有する可撓性支持層を
提供するステップと、支持層の対向面の一方の上に配置
され、支持層のそれぞれの面の上面を提供する材料のコ
ーティング層を提供するステップと、インクジェットプ
リンタを利用して染料タイプインクを印刷媒体の上面上
に吐出し、材料のコーティング層に、支持層に向かって
材料のコーティング層に入り通り抜けるよう染料タイプ
インクを浸透させることにより、メッセージの文字また
はイメージを形成するステップと、インクジェットプリ
ンタを利用して印刷媒体の上面上に顔料タイプインクを
吐出し、不透明な顔料タイプインクを利用し、上面にお
いて不透明な顔料タイプインクを利用することによりメ
ッセージを隠蔽し読取できないようにするステップと、
材料のコーティング層を利用して顔料タイプインクが上
面に実質的に浸透しないようにし、顔料タイプインクを
選択された粘り強さのみで上面に接着するステップと、
を含み、上面に顔料タイプインクで印刷されるイメージ
またはメッセージが、材料のコーティング層内に浸透し
そこに存在し、上面において、メッセージの上に印刷さ
れる不透明な顔料タイプインクが、メッセージをセキュ
アにし、顔料タイプインクが、材料のコーティング層に
存在する下にあるメッセージを明らかにするように緩や
かな研磨を使用して上面から除去可能である方法を提供
する。
【0015】本発明の他の目的、特徴および利点は、本
発明の1つの好ましい例示的な実施形態の以下の詳細な
説明を、後で簡単に説明する添付図面と共に考慮するこ
とにより、当業者には明らかとなろう。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、例示的なインクジェット
プリンタ10(以下、単にプリンタとする)を示す。こ
のプリンタ10は、ハウジング14を保持するベース1
2を含む。ハウジング14内には、印刷媒体(すなわ
ち、例えば用紙、軽いカードストックまたはプラスチッ
クフィルム)をプリンタ10内で制御可能に移動させる
送り機構16がある。送り機構16は、用紙マガジン2
0からプリンタ10内の印刷経路22に沿ってシート状
の印刷媒体18を制御可能に移動させる。プリンタ10
は、1つまたは複数のインクジェットプリントカートリ
ッジを保持するキャリッジ24aを備えた横移動機構2
4を含む。インクカートリッジは、図1において概して
番号26で参照される。横移動機構24は、制御可能
に、インクジェットプリントカートリッジ26を用紙1
8の移動方向に対して垂直に移動させる(すなわち、媒
体18は図1の平面上を移動し、カートリッジ26はこ
の図の平面に対して垂直に移動する)。プリンタ10
は、インクジェットプリントカートリッジ26を使用し
て、インクジェットプリントカートリッジ26からの印
刷流体(すなわち、例えばインク)の小滴を用紙18上
に制御可能に配置する。小インク滴は、印刷された文字
またはイメージの「画素」を形成する。用紙が送り機構
16によって前進されるに従ってインクジェットプリン
トカートリッジ26を用紙18の端から端まで、前後に
繰返し移動させる(すなわち、カートリッジを走査す
る)ことにより、プリントカートリッジ26からのイン
クの小滴の噴出により文字またはイメージが制御可能に
形成されてよい。これらインクの小滴は、関連する技術
分野における当業者に周知となるように、文字またはイ
メージを形成するように用紙18上の制御された位置に
突当たるインクジェットの形態で噴出される。
【0017】図2は、概してこの印刷媒体がプリントカ
ートリッジ26の下を通過する位置において印刷媒体の
平面に沿って見ている立面図で、例示的なインクジェッ
トプリントカートリッジ26を示す。この図では、用紙
18は図の平面に対して垂直に移動し、プリンタ10が
2つのプリントカートリッジ26aおよび26bを採用
していることが分かる。インクジェットプリンタのデュ
アルカートリッジでの2つのプリントカートリッジのか
かる構成は、従来からある。すなわち、従来のインクジ
ェットプリンタによっては、黒インクに対し1つのカー
トリッジ、およびシアン、マゼンタおよびイエローイン
クの各々に対しそれぞれのインク貯蔵器およびプリント
ヘッドを有する第2のカラーカートリッジを使用する。
この構成により、プリンタは、黒インクとカラープリン
トカートリッジとを交換する必要なく白黒印刷とカラー
印刷との両方を実行することができる。しかしながら、
後に分かるように、プリンタ10の現在の利用では、一
対のプリントカートリッジ26が異なるタイプのインク
を塗布するために使用されている。また、インクは異な
るカラーのものである場合があるが、後に分かるよう
に、カラー印刷がカートリッジのインクの種類が異なる
理由ではない。再び述べると、一対のプリントカートリ
ッジ26におけるこれら異なるタイプのインクは、共に
同じカラーであってよく、または異なるカラーであって
よい。
【0018】より具体的には、インクジェットプリント
カートリッジ26は各々、インク貯蔵器(概して、矢印
付き番号28aで参照される)と、それぞれのプリント
ヘッド32に印刷流体(上記説明を想起して、特定のタ
イプのインク等)を供給する流体送出アセンブリ(概し
て、矢印付き番号30で参照される)と、を内部に画定
するカートリッジ本体28を含む。プリントヘッド32
は、プリントカートリッジ本体28によって保持され
る。流体送出アセンブリ30は、カートリッジ本体28
のチャンバ内に保持されたスポンジとスタンドパイプと
を含んでよく(スポンジ、チャンバおよびスタンドパイ
プは図面において個々に示していない)、印刷流体をチ
ャンバからプリントヘッド32に送る。当業者が理解し
知るように、プリントヘッド32は、プリントヘッド3
2を回路トレースおよび電気コンタクトを介してプリン
タ10の駆動エレクトロニクスに電気的に連結する印刷
回路を含む。すなわち、プリントヘッド32は、印刷媒
体18に向けられた複数の微細寸法のオリフィス(矢印
付き番号34で示される)を有する。これらプリントオ
リフィスの個々にアドレス指定可能なものから、印刷流
体の微細寸法の噴流が印刷媒体上に向けられることによ
り、文字およびイメージが形成される。
【0019】ここで図3を参照すると、印刷媒体18
は、用紙であってよい支持層(substrate)36を含むこ
とが示されているが、本発明はそのように限定はされな
い。印刷媒体18は、支持層36上部に染料インク浸透
可能材料のコーティング38を有する。すなわち、コー
ティング38は、この染料タイプのインクがコーティン
グ内に浸透し通り抜けることを可能にし、それによって
この染料タイプのインクがコーティング38および支持
層36の一方または両方に存在することができる。また
図3に示すようにおよび図5aおよび図5bにも示すよ
うに、印刷媒体18は、セキュアメッセージ40を有す
るために印刷されることが可能である。すなわち、図5
aを見ると、メッセージ40を形成するためにプリンタ
10を使用して染料タイプインク42が塗布されてよ
い。なお、染料タイプインクは染料浸透可能コーティン
グ材料の層、すなわちコーティング38に染込むため、
メッセージ40は実際には印刷媒体18内にある。すな
わち、図3において分かるように、染料タイプインク
は、材料の層、すなわちコーティング38内に浸透し通
り抜け、セキュアメッセージ40用のイメージまたは文
字(図5aにおいて分かるように)を形成する。
【0020】更に、および図3および図5bにおいて分
かるように、セキュアメッセージ40を隠蔽するため
に、領域44aに、メッセージ40の上に重なりメッセ
ージ40を隠蔽する顔料タイプインク44の層が塗布さ
れる。しかしながら、顔料タイプインク44は、コーテ
ィング38に粘り強く付着しない。従って、図5cに示
すように、顔料タイプインク44のすべてまたは一部
は、セキュアメッセージ40を明らかにするために緩い
研磨を用いて(ディザ矢印46によって示すような)除
去することができる。図5cから明らかであるように、
許可されていない個人が顔料タイプインク44のオーバ
コート層を除去した場合、ドキュメントのセキュリティ
が脅かされた事実が明らかであり、有効に秘密にするこ
とは不可能である。
【0021】ここで再び図2を考慮するとともに、図6
aないし図6eもまた考慮すると、図3および図5に示
すセキュリティドキュメントを印刷する方法が開示され
ている。図6aは、あらゆるインクを塗布する前の印刷
媒体18を示す。印刷媒体18は、支持層36と染料イ
ンク浸透可能層38とを含む。図6は、支持層36が繊
維質(すなわち、用紙)であることを示すが、これは必
ずしもそうである必要はない。支持層36は、下に開示
する本発明の代替的な実施形態から分かるように、非繊
維、非有孔材料であってよい。
【0022】図2および図6bは、(矢印付き番号48
によって示すように)印刷媒体18の端から端までの、
プリントカートリッジ26aおよび26bの一般的な走
査または横移動中、カートリッジ26aの(走査の方向
48に)第1または先頭の方が使用されて、このプリン
トカートリッジのプリントオリフィス34から制御可能
に染料タイプインクが吐出される(図2および図6bの
矢印50)ことを示す。サーマルインクジェット印刷の
既存の技術と上記説明とを考慮して分かるように、染料
浸透タイプのインクを使用する印刷媒体18へのこの印
刷は、文字42およびメッセージ40を形成する。図6
bおよび図6cが比較して示すように、染料浸透インク
42は、コーティング38の表面上に塗布され、このコ
ーティング内に浸透し通り抜ける。このため、コーティ
ング38は、染料タイプインク42に対し有孔、浸透可
能または浸入可能であるように見える。インク42のコ
ーティング38内への浸透および通り抜けは、非常に高
速であってよく(すなわち、略即時)、または時間間隔
を必要としてよい(すなわち、この時間間隔は比較的短
いが)。このように、図6cは、染料浸透インクのコー
ティング38内への浸透および通り抜けのステップを示
す。
【0023】メッセージ40を形成する文字、すなわち
インク42の塗布の瞬間、このメッセージはあらわにさ
れる。このため、ドキュメントのセキュリティが、その
内容を見る権利が与えられていないがその印刷作業中に
プリンタ10に近づくことができる個人によって危うく
されないために、可能な限り迅速にこのメッセージを隠
蔽することが望ましい。このように、最も望ましくは、
この同じ印刷走査(すなわち、矢印48に示す走査)
中、隠蔽する不透明な顔料インク44の層が、第2のプ
リントカートリッジ26bを使用して塗布される。この
場合、印刷媒体18へのインク42の塗布とインク44
の塗布との間の時間間隔は非常に短くなる。時間間隔
は、印刷媒体18の端から端までのカートリッジ24a
の横移動の速度を考慮し、カートリッジ26aと26b
との間の間隔に対応する。
【0024】しかしながら、上で指摘したように、染料
浸透タイプのインク42は、支持層36に達するために
層38内に浸透し部分的に通り抜けなければならないこ
とが認められよう。かかる場合、代替的に、カートリッ
ジ24は、染料浸透インクがカートリッジ26aから印
刷媒体に塗布される間であるが、カートリッジ26aか
ら塗布された文字およびイメージの上にカートリッジ2
6bから不透明な隠蔽顔料インクが塗布されていない間
に、第1の方向に走査されてよい、ということが考えら
れる。そして、矢印48に示す方向と反対方向の戻り走
査中か、または矢印48によって示す同じ方向の更に後
の後続する走査において(すなわち、キャリッジ26
が、方向48の第2の走査を準備して反対方向に最初に
走査をする必要がある)、カートリッジ26bを使用し
て、隠蔽顔料インク44のオーバコート層が塗布され
る。このように、染料浸透インク42の塗布と隠蔽顔料
インク44の塗布との間に、時間間隔が提供されてよ
く、その時間間隔中、染料浸透インクは、コーティング
層38内に浸透し部分的に通り抜け支持層36内に浸透
することができる。上述したように、図6cは、インク
42の塗布とインク44の塗布との間の(不定の)時間
間隔を提供する方法ステップを示す。また、図6cは、
染料タイプインクを、コーティング層38内に浸透させ
て通り抜けさせ、支持層36内に浸透させる方法ステッ
プを示す。
【0025】図2および図6dは、矢印52により、カ
ートリッジ26bからのコーティング38の表面上に不
透明な隠蔽顔料タイプインク44の塗布を示す。インク
44は、実質的にコーティング38内に浸透しない。イ
ンク44は不透明であるため、インク42によって形成
されたメッセージ40を隠蔽する。上に説明したよう
に、インク44は、メッセージ40を明らかにするため
に例えば研磨を使用して除去可能である。
【0026】図4、図7aないし図7eおよび図8は、
本発明の代替的な実施形態を示す。本発明のこの第2の
実施形態と上述した第1の実施形態とは多くの特徴を共
有するため、同じであるか、あるいは構造または機能が
類似する第2の実施形態の特徴は、図4、図7aないし
図7eおよび図8とにおいて、上で使用した同じ番号で
あるが100増やした番号で示す。図4および図7a
は、プラスチックフィルムであってよいがここでもまた
本発明はそのように限定されない支持層136を含む印
刷媒体118を示す。重要なことには、印刷媒体118
の支持層136は、好ましくはプラスチックフィルムで
ある。このプラスチックフィルム136は、容易には破
かれず、耐久性があって防水性であり、(通常の場合)
不透明であり、または透明であってもよい点で、紙に対
して明確な利点を示す。図4に示す媒体118の支持層
136の部分は、透明である場合、例えば、プラスチッ
クまたは紙の不透明層(図面には示されていない)の上
で保持されても除去可能に接着されてもよい。セキュリ
ティドキュメント118の一意の利点は、後に説明する
ように、それがそのように不透明キャリアに接着されて
いることからもたらされる。
【0027】媒体118は、支持層136の上部に、実
際上は二重のコーティング138aおよび138bであ
るコーティング138を保持する。上述した第1の実施
形態と同様に、コーティング138aは、染料インク浸
透可能材料からなる。すなわち、コーティング138に
より、染料タイプインクはコーティング内に浸透し通り
抜けることができ、それによってこの染料タイプインク
がコーティング138aおよびコーティング138bの
いずれか一方または両方に存在することができる。しか
しながら、後に分かるように、コーティング138b
は、インクが支持層136内に浸透しないように、染料
タイプのインクに対して受容/障壁特性を有している。
実際に、支持層136は、好ましくはプラスチックフィ
ルムであるため、染料浸透インクは支持層136内に浸
透しない。
【0028】ここで図8を考慮し、図4と共に図7aな
いし図7eも考慮すると、印刷媒体118のこの第2の
タイプに対しセキュリティドキュメントを印刷する方法
が開示されている。図7aは、あらゆるインクを塗布す
る前の印刷媒体118を示す。図4におよび図7bにも
示すように、印刷媒体118は、後述するようにおよび
上述した第1の実施形態の説明を想起して、上に重なる
不透明コーティングによってセキュアにされ得るメッセ
ージを有するために、染料タイプのインクを使用して印
刷されてよい。すなわち、図4および図7bを見ると、
メッセージの文字およびイメージを形成するために、プ
リンタを使用して染料タイプインク142が塗布されて
よい。図4において分かるように、染料タイプインク
は、コーティング材料の層138a内に浸透し通り抜
け、受容/障壁層138bに浸透し、イメージまたは文
字を形成する(すなわち、図5aにおいて分かるよう
に)。更に、および図4および図7dにおいて分かるよ
うに、メッセージを隠蔽するために、ある領域に、層1
38bに存在するメッセージの上に重なり隠蔽する顔料
タイプインクの層144が塗布されるが、顔料タイプイ
ンクは、コーティング層138aに粘り強く付着しな
い。
【0029】図8および図7bは、(矢印付き符号14
8によって示されるように)印刷媒体118の端から端
までの、少なくとも2つのプリントカートリッジ126
aおよび126bの一般的な走査または横移動中、印刷
媒体118上に(すなわち、実際には印刷媒体118内
に)セキュリティドキュメントを製造する印刷方法にお
いて、プリントカートリッジ126aおよび126bの
(走査148の方向に)第1または先頭の方(すなわ
ち、この場合プリントカートリッジ126a)が使用さ
れて、このプリントカートリッジ126aのプリントオ
リフィス134から制御可能に染料タイプインクが吐出
される(図8および図7bにおける矢印150)ことを
示す。
【0030】図7bおよび図7cが比較して示すよう
に、染料浸透インク142がコーティング138aの表
面上に塗布され、受容/障壁コーティング138bによ
って受取られるようにこのコーティング内に浸透し通り
抜ける。コーティング138bは染料タイプインクを受
取り、ここが、このインクによって形成されるメッセー
ジが媒体118内に存在する場所である。
【0031】ここでもまた、染料タイプインク142の
コーティング138a内への浸透および通り抜けは、非
常に高速(すなわち、略即時)であってよく、または時
間間隔(すなわち、この時間間隔は比較的短いが)があ
ってもよい、ということが理解されなければならない。
このように、図7cは、染料浸透インク142がコーテ
ィング138a内に浸透して通り抜け受容/障壁コーテ
ィング138bに浸透する浸透ステップ(および時間間
隔)を示す。
【0032】ここでもまた、第2のプリントカートリッ
ジ126bを使用して、隠蔽する不透明な顔料インク1
44の層が塗布される。この場合、インク142の印刷
媒体118への塗布とインク144の塗布との間の時間
間隔は非常に短くなる。時間間隔は、印刷媒体118の
端から端までの、キャリッジ124aの横移動の速度を
考慮してプリントカートリッジ126aと126bとの
間の間隔に対応する。ここでもまた、上で指摘したよう
に、染料浸透インク142がプリントカートリッジ12
6aから印刷媒体に塗布されている間であるが、プリン
トカートリッジ126aから塗布される文字およびイメ
ージ上に、カートリッジ126bから不透明な隠蔽顔料
インク144が塗布されていない間に、キャリッジ12
4が第1の方向に走査されてよい、ということが考えら
れる。そして、プリントカートリッジ126aおよび1
26bの後の走査中に、プリントカートリッジ126b
を使用して隠蔽顔料インク144のオーバコード層が塗
布される。
【0033】このように、染料浸透インク142の塗布
と隠蔽顔料インク144の塗布との間に時間間隔が提供
されてよく、その時間間隔中、染料浸透インクは、コー
ティング層138a内に浸透し通り抜け受容/障壁層1
38b内に浸透することができる。
【0034】上述したように、図7cは、インク142
の塗布とインク144の塗布との間に(不定時間の)時
間間隔を提供する方法ステップを示す。また、図7c
は、染料タイプインクがコーティング層138aに浸透
し通り抜けコーティング層138bに浸透する方法ステ
ップも示す。
【0035】しかしながら、図8において、プリンタ1
10は3つ組のプリントカートリッジ126を含む。す
なわち、プリンタ110は、染料浸透タイプインクのプ
リントカートリッジ126aを有し、不透明顔料インク
のプリントカートリッジ126bを有する。しかしなが
ら、プリンタ110用のキャリッジ124aはまた、プ
リントカートリッジ126aの、不透明顔料インクのプ
リントカートリッジ126bとは反対側に、もう1つの
プリントカートリッジ126cを有する。この第3のプ
リントカートリッジ126cは、プリントカートリッジ
126bと同様であり、不透明顔料インクを含む。この
ため、プリントカートリッジ126aからコーティング
層136aへの染料浸透インクの浸透のために必要な時
間間隔がプリントカートリッジ124aの同じ走査中に
次に続くプリントカートリッジ(すなわち、プリントカ
ートリッジ126bまたはプリントカートリッジ126
c)によって不透明顔料インク層を塗布することができ
るようなものである場合、プリンタ110はセキュリテ
ィドキュメントの双方向印刷を実行することができる、
ということになる。また、なお、プリントカートリッジ
126bおよび126cからの不透明な隠蔽顔料タイプ
インク144は、コーティング138aの上面に付着す
る。インク144は、実質的にコーティング138a内
に浸透しない。インク144は不透明であるため、イン
ク142によって形成されるメッセージ140を隠蔽す
る。しかしながら、インク144は、インク142によ
って形成されるメッセージを明らかにするために、比較
的軽い研磨により除去可能である。更に、支持層136
が透明であり、この支持層が例えば不透明な紙カードま
たはプラスチックシート上で保持される場合、仕上りの
印刷されたセキュリティドキュメントの品質は、支持層
136の裏側を通して見ることができるセキュアメッセ
ージの「ミラーイメージ」を読取ることによって検査す
ることができる。メッセージイメージおよび文字の品質
がセキュリティドキュメントの作成中に確認された後、
支持層136はそのキャリアに取付けられる。
【0036】ここで、図9aおよび図9bを見ると、本
発明の他の利点が示されている。上述したように、従来
のセキュリティドキュメントは本質的にセキュリティド
キュメントとして明らかである。すなわち、「削り取
る」領域を有するくじ券は、容易に認識される。同様
に、他のタイプの従来のセキュリティドキュメントの削
り取り領域も容易に認識される。このため、ドキュメン
トがセキュリティドキュメントとして容易に認識され得
るという単なる事実自体が、ドキュメントのセキュリテ
ィを危うくする。セキュリティドキュメントの容易な認
識により、それらの妨害(interception)が容易になり、
望ましくない。ここで、従来の技術とは対照的に、本発
明によるセキュリティドキュメントは、一見他の印刷イ
ンクとほとんど異ならない顔料インクからなるそれらの
不透明な隠蔽層を有する。すなわち、本発明によるセキ
ュリティドキュメントは、本質的に変更することがで
き、本発明によるドキュメントが実際にセキュア情報が
埋込まれたセキュリティドキュメントであるという事実
を更に隠すために複数のステップをとることができる。
言い換えれば、本発明によるセキュリティドキュメント
は、望ましい場合、他のタイプのドキュメントであるも
のと見えるように、および「削り取る」領域を有してい
ないように構成されることが可能である。かかる場合、
意図された受取人のみ(他の考えうる意図されていない
受領人の中で)が、そのドキュメントがセキュリティド
キュメントであるということと、セキュアメッセージが
隠されている領域と、を知ることになる。
【0037】また、本発明によるセキュリティドキュメ
ントの不透明な隠蔽インクが、インクジェットプリント
カートリッジ(すなわち、プリントカートリッジ26
b、126bおよび126c)によって塗布されるた
め、それら自体がメッセージを印刷するように、これら
プリントカートリッジを使用することができる。隠蔽メ
ッセージは、情報伝達としての重要性を有してよく、ま
たは単に当り障りの無い言葉であってよく、句、例えば
シェークスピアの一節が下のセキュアメッセージを隠す
ために使用されてよい。代替的に、本発明によるセキュ
リティドキュメントは、例えば一般的な広告ちらしであ
るように見えてよい。かかるちらしは、一般に、製品ロ
ゴと、下にセキュアメッセージを隠すことができる大き
い書体のタイプと、を有する。
【0038】図9aは、運んでいるドキュメント54が
セキュリティドキュメントであるという事実を明らかに
することなく、受取人に運ばれることが望まれる、セキ
ュアメッセージ56(すなわち、「secret」とい
う語)を有するセキュリティドキュメント54の一例を
示す。図9aにおいて分かるように、セキュアメッセー
ジ56は、いくつかの文字58を含む。図9bは、ドキ
ュメント54がセキュリティドキュメント以外のもので
あるように見えるようにするというこの目的が達成され
得る1つの方法が、別に当り障り無いメッセージ60の
テキストの下にセキュアメッセージ56を隠すことであ
る、ということを示す。この場合、当り障りの無い隠し
メッセージ60は、「secure」という語である。
しかしながら、あらゆる隠しメッセージ、イメージ、ロ
ゴおよび図案が利用されてよい。重要なことには、可視
メッセージの「secure」を有するドキュメント5
4は、それ自体セキュリティドキュメントとしてのその
特性を明らかにしない。ドキュメント54は、意図され
た受取人のみが「秘密の(secret)」メッセージ56を有
していることを知る、単なるインクジェットプリンタの
1葉であるように見えることが可能である。
【0039】このように、本インクジェット印刷方法を
使用して製造されるセキュリティドキュメントのセキュ
リティは、それらがセキュリティドキュメント以外のも
のに見えるよう作成することができるため向上される。
すなわち、本発明によれば、顔料インクの除去可能な層
自体を、見た目に明らかなメッセージを印刷するために
使用することができ、その見た目に明らかなメッセージ
は、ドキュメントを当り障りのないものに見えるように
する傾向があり、実際には下にあるセキュアメッセージ
を隠す。意図された受取人のみが、そのドキュメントの
真の特性と、セキュアメッセージを明らかにするために
すり剥がされる見た目に明らかなメッセージの領域と、
を知る。
【0040】当業者は、更に、本発明がその趣旨および
主な特質から逸脱することなく他の特定の形態で具体化
されてよい、ということを認識するであろう。本発明の
上記説明は、本発明の好ましい例示的な実施形態を単に
詳細に開示するのみであるため、他の変形が本発明の範
囲内にあるものと認められる、ということが理解されな
ければならない。従って、本発明は、本明細書で詳細に
述べた特定の実施形態に限定されない。むしろ、本発明
の趣旨および範囲を画定するためには特許請求の範囲が
参照されなければならない。
【0041】なお、支持層(36、136)と材料のコ
ーティング層(38、138a)との間に配置される受
容/障壁材料の層(138b)を含む態様において、材
料のコーティング層(38、138a)と組合せて受容
/障壁材料の層(138b)が媒体の上面上に印刷され
る染料タイプインク(50)を受け取るようにするステ
ップと、受容/障壁材料の層(138b)が、該上面上
に印刷される染料タイプインクを支持層(36、13
6)に浸透させないようにするステップをさらに含むよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるセキュリティドキュメントを製
造するための一対の例示的なインクジェットプリントカ
ートリッジを使用する例示的なインクジェットプリンタ
の側面線図である。
【図2】 図1に示すプリンタのキャリッジによって保
持される一対のインクジェットプリントカートリッジの
線図を提供し、セキュリティドキュメントの印刷中の一
対のカートリッジを示す。
【図3】 本発明を具体化する印刷媒体および印刷され
たセキュリティドキュメントの第1の実施形態の断面の
線図である。
【図4】 図3に類似するが、本発明を具体化する印刷
媒体および印刷されたセキュリティドキュメントの代替
的な第2の実施形態を示す断面の線図である。
【図5a】 図5b、図5cとともに、印刷媒体とこの
印刷媒体上に製造されている印刷されたセキュリティド
キュメントとの連続的な平面図を提供し、ドキュメント
は、ドキュメントを印刷する方法の連続的な段階で示さ
れ、メッセージが明らかにされている。
【図5b】 図5a、図5cとともに、印刷媒体とこの
印刷媒体上に製造されている印刷されたセキュリティド
キュメントとの連続的な平面図を提供し、ドキュメント
は、ドキュメントを印刷する方法の連続的な段階で示さ
れ、メッセージが明らかにされている。
【図5c】 図5a、図5bとともに、印刷媒体とこの
印刷媒体上に製造されている印刷されたセキュリティド
キュメントとの連続的な平面図を提供し、ドキュメント
は、ドキュメントを印刷する方法の連続的な段階で示さ
れ、メッセージが明らかにされている。
【図6a】 図6bから図6eとともに、図3に示すタ
イプの印刷媒体の断面における連続的な図を提供し、こ
の印刷媒体上にセキュリティドキュメントを印刷する方
法における連続的な段階が示されている。
【図6b】 図6図aおよび図6cから図6eととも
に、図3に示すタイプの印刷媒体の断面における連続的
な図を提供し、この印刷媒体上にセキュリティドキュメ
ントを印刷する方法における連続的な段階が示されてい
る。
【図6c】 図6図a、図6b、図6dおよび図6eと
ともに、図3に示すタイプの印刷媒体の断面における連
続的な図を提供し、この印刷媒体上にセキュリティドキ
ュメントを印刷する方法における連続的な段階が示され
ている。
【図6d】 図6aから図6cおよび図6eとともに、
図3に示すタイプの印刷媒体の断面における連続的な図
を提供し、この印刷媒体上にセキュリティドキュメント
を印刷する方法における連続的な段階が示されている。
【図6e】 図6aから図6dとともに、図3に示すタ
イプの印刷媒体の断面における連続的な図を提供し、こ
の印刷媒体上にセキュリティドキュメントを印刷する方
法における連続的な段階が示されている。
【図7a】 図7bから図7eとともに、図4に示すタ
イプの印刷媒体の断面における連続的な図を提供し、こ
の印刷媒体上にセキュリティドキュメントを印刷する方
法における連続的な段階が示されている。
【図7b】 図7図aおよび図7cから図7eととも
に、図4に示すタイプの印刷媒体の断面における連続的
な図を提供し、この印刷媒体上にセキュリティドキュメ
ントを印刷する方法における連続的な段階が示されてい
る。
【図7c】 図7図a、図7b、図7dおよび図7eと
ともに、図4に示すタイプの印刷媒体の断面における連
続的な図を提供し、この印刷媒体上にセキュリティドキ
ュメントを印刷する方法における連続的な段階が示され
ている。
【図7d】 図7aから図7cおよび図7eとともに、
図4に示すタイプの印刷媒体の断面における連続的な図
を提供し、この印刷媒体上にセキュリティドキュメント
を印刷する方法における連続的な段階が示されている。
【図7e】 図7aから図7dとともに、図4に示すタ
イプの印刷媒体の断面における連続的な図を提供し、こ
の印刷媒体上にセキュリティドキュメントを印刷する方
法における連続的な段階が示されている。
【図8】 図1に示すものと同様なインクジェットプリ
ンタのキャリッジによって保持される3つ組のインクジ
ェットプリントカートリッジの線図を提供し、セキュリ
ティドキュメントの印刷中の3つ組のカートリッジを示
す。
【図9a】 本発明によるセキュリティドキュメントを
印刷するプロセス中のそれぞれの平面図を提供する。
【図9b】 本発明によるセキュリティドキュメントを
印刷するプロセス中のそれぞれの平面図を提供する。
【符号の説明】
18…印刷媒体 36…支持層 38、138a、138b…コーティング 40…セキュアメッセージ 50…染料浸透タイプインクの吐出 52…顔料タイプインクの吐出
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B42D 15/10 531 B41J 29/00 Z G06F 3/12 3/04 101Z 101Y (72)発明者 テッド・ティー・リー アメリカ合衆国92131カリフォルニア州、 サンディエゴ、マクバーニー・リッジ・レ ーン 11316 (72)発明者 フアン・カルロス・ビベス アメリカ合衆国92103カリフォルニア州、 サンディエゴ、リッチモンド・ストリート 3989、アパートメント 108 Fターム(参考) 2C005 HA01 HB12 JA09 JB16 KA02 KA11 KA40 KA45 LA27 2C056 EA04 FA03 FC01 FC06 FD20 HA44 2C061 AQ05 AS11 CL10 2H086 BA12 BA13 BA15 BA16 BA19 BA51 5B021 KK00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷されたセキュリティドキュメントで
    あって、支持層を具備し、該支持層の上には材料のコー
    ティング層が配置され、該材料のコーティング層は、該
    印刷されたセキュリティドキュメントの上面を画定し、
    該材料のコーティング層は、該印刷されたセキュリティ
    ドキュメントの印刷中に、染料浸透タイプインクが該支
    持層に達するよう該材料のコーティング層内に入り通り
    抜けることができるように、染料浸透タイプインクによ
    って浸透可能であり、該材料のコーティング層は、顔料
    タイプインクが前記上面に実質的に浸透しないように
    し、染料浸透タイプインクは、該材料のコーティング層
    内に浸透してメッセージの文字またはイメージを形成
    し、不透明な顔料タイプインクは、前記上面において、
    該メッセージの該文字またはイメージ上に印刷されるこ
    とにより該メッセージを隠蔽し、該顔料タイプインク
    は、該上面に単に弱く接着し、該メッセージを明らかに
    するように緩やかな研磨を使用して除去される、印刷さ
    れたセキュリティドキュメント。
  2. 【請求項2】 印刷されたセキュリティドキュメントで
    あって、 前記支持層は、用紙、軽いカードストックおよびプラス
    チックフィルムからなるグループから選択される可撓性
    材料を含む請求項1記載の印刷されたセキュリティドキ
    ュメント。
  3. 【請求項3】 印刷されたセキュリティドキュメントで
    あって、 前記支持層は、プラスチックフィルムを含み、該プラス
    チックフィルムは透明である請求項2記載の印刷された
    セキュリティドキュメント。
  4. 【請求項4】 印刷されたセキュリティドキュメントで
    あって、 前記支持層は、該支持層と前記材料のコーティング層と
    の間に配置された受容/障壁材料の層を更に支持する請
    求項1記載の印刷されたセキュリティドキュメント。
  5. 【請求項5】 印刷されたセキュリティドキュメントで
    あって、 前記受容/障壁材料の層は、前記材料のコーティング層
    との界面を画定し、その界面は、染料タイプインクによ
    って浸透可能であり、それにより前記印刷されたセキュ
    リティドキュメントの印刷中に、前記上面に印刷される
    染料タイプインクは、前記材料のコーティング層内に浸
    透し通り抜け、少なくとも一部は前記受容/障壁材料内
    に受取られる、請求項4記載の印刷されたセキュリティ
    ドキュメント。
  6. 【請求項6】 前記受容/障壁材料の層は、前記メッセ
    ージの文字およびイメージを形成するように、前記材料
    のコーティング層と組合されて前記媒体の前記上面上に
    印刷される染料タイプインクを受取り、該受容/障壁材
    料の層は、実質的に、該上面に印刷される染料タイプイ
    ンクが前記支持層に浸透しないようにする、請求項5記
    載の印刷されたセキュリティドキュメント。
  7. 【請求項7】 セキュリティドキュメントを印刷する方
    法であって、 インクジェットプリンタに送り込まれることが可能なシ
    ートまたはストリップ形態の、一対の対向面を有する可
    撓性支持層を提供するステップと、 該支持層の該対向面の一方の上に配置され、該支持層の
    それぞれの面の上面を提供する材料のコーティング層を
    提供するステップと、 前記インクジェットプリンタを利用して染料タイプイン
    クを前記印刷媒体の前記上面上に吐出し、前記材料のコ
    ーティング層に、前記支持層に向かって前記材料のコー
    ティング層に入り通り抜けるよう該染料タイプインクを
    浸透させることにより、メッセージの文字またはイメー
    ジを形成するステップと、 前記インクジェットプリンタを利用して前記印刷媒体の
    前記上面上に顔料タイプインクを吐出し、不透明な顔料
    タイプインクを利用し、該上面において該不透明な顔料
    タイプインクを利用することにより前記メッセージを隠
    蔽し読取できないようにするステップと、 前記材料のコーティング層を利用して顔料タイプインク
    が前記上面に実質的に浸透しないようにし、該顔料タイ
    プインクを選択された粘り強さのみで該上面に接着する
    ステップとを含み、 該上面に顔料タイプインクで印刷されるイメージまたは
    メッセージは、前記材料のコーティング層内に浸透しそ
    こに存在し、該上面において、該メッセージ上に印刷さ
    れる不透明な顔料タイプインクは、該メッセージをセキ
    ュアにし、該顔料タイプインクは、前記材料のコーティ
    ング層に存在する下にある前記メッセージを明らかにす
    るように緩やかな研磨を使用して前記上面から除去可能
    である方法。
  8. 【請求項8】 前記支持層を、プラスチックフィルムで
    あるように選択し、該プラスチックフィルムが透明であ
    るように選択する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記支持層と前記材料のコーティング層
    との間に配置される受容/障壁材料の層を含むステップ
    と、前記受容/障壁材料の層が該材料のコーティング層
    との界面を画定するようにするステップと、該界面が染
    料タイプインクによって浸透可能であるようにするステ
    ップと、前記上面に印刷される染料タイプインクが、前
    記材料のコーティング層内に浸透し通り抜け、少なくと
    も一部は前記受容/障壁材料の層内に浸透してそこに存
    在することにより前記メッセージを形成するようにする
    ステップと、を更に含む請求項7記載の方法。
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