JP2000308516A - 付け爪の製造方法 - Google Patents

付け爪の製造方法

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JP2000308516A
JP2000308516A JP12215699A JP12215699A JP2000308516A JP 2000308516 A JP2000308516 A JP 2000308516A JP 12215699 A JP12215699 A JP 12215699A JP 12215699 A JP12215699 A JP 12215699A JP 2000308516 A JP2000308516 A JP 2000308516A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が選択決定した任意の画像を高い耐水
性、耐擦過性でもって印刷表示でき、しかも必要がなく
なった際には簡単に取り外すことができて爪の周囲など
を汚く見せるおそれもない付け爪を製造する製造方法を
提供する。 【解決手段】 付け爪となる基材1の片面に形成した、
カチオン性アクリル系樹脂と、造膜性を有するアクリル
系樹脂とを含む印刷受容層4に、アニオン系着色剤を用
いて所定の画像を印刷表示したのち、その上に、透明樹
脂を含む水性の塗布液を塗布し、乾燥させてトップコー
ト層5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が任意のデ
ザインを選択しやすくした付け爪の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファッション志向の高まりがめざ
ましく、とくに手や足の爪にデザインを施すネールアー
トが注目を集めている。爪にデザインを施す方法の基本
は、自らの爪に、専用の絵の具などを用いて自由に色、
図形、写真、文字等を描くことであるが、体裁よくデザ
インを施すには特殊な技能、才能が要求される上、とく
に利き手の爪にデザインを施すことは、たとえ熟練者と
いえど容易ではなく、非常に面倒であった。
【0003】そこで、専門家が希望者の爪にデザインを
施すネールサロンも発足され出したが、利用者へのコス
ト負担が高く経済的でないために、一般に普及するまで
には至っていない。合成樹脂製の人工爪(付け爪)にデ
ザインを施し、これを、両面接着テープ等を使用して自
身の爪の上に貼り付けることも行われ出したが、この場
合にも細かい図形、文字等のデザインを自分で施さねば
ならず面倒なことや、人工爪としての整形に手間取ると
いった問題があった。
【0004】さらに誰もが使用できる簡便性を配慮し
て、自身の爪や人工爪の表面に貼れるシール等も開発さ
れたが、任意のデザインを施すことは困難で、独自のア
ート性を発揮できないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで近時、利用者自
身の爪に、水性のインクを用いたインクジェット方式の
印刷手段を有する製造装置を用いて、あらかじめ用意さ
れた画像データから利用者が選択決定した任意の色、図
形、写真、文字等の画像を直接に印刷表示させるサービ
スが開始された。
【0006】しかし、水性のインクはそれ自体、耐水性
が十分でない上、爪に対する定着性も十分でないため
に、たとえば利用者が手を洗ったり、ぬれたおしぼりを
使ったり、あるいは爪の上に飲料などをこぼしたりする
と、表示が流れて意匠性が損なわれるだけでなく、イン
クが、利用者の衣類やハンカチなどを汚すおそれもあっ
た。
【0007】また上記水性インクは、上記のように爪に
対する定着性が不充分であることから、乾燥状態での耐
擦過性も低く、爪を何かに擦り合わせただけでも印刷表
示が取れてしまうおそれもあった。しかも、上記のよう
に水性のインクは爪から取れやすいとは言うものの、た
とえば爪の周囲の、皮膚とのすきまなどに入り込んだイ
ンクは逆に簡単に取れないために、とくに濃色の表示を
したあとそれを拭き取った際に、上記のすきまなどに残
ったインクが爪の周囲を汚く見せるという問題もあっ
た。
【0008】本発明の目的は、利用者が選択決定した任
意の色、図形、写真、文字等の画像を高い耐水性、耐擦
過性でもって印刷表示でき、しかも必要がなくなった際
には簡単に取り外すことができて爪の周囲などを汚く見
せるおそれもない付け爪を製造するための、新規な製造
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の付け爪の製造方法は、色、図形、写真、文
字等の付け爪用表示が施される面と反対側の面に再はく
離可能な接着層が形成された、フィルムないしはシート
からなる基材に対して任意の色、図形、写真、文字等の
付け爪用表示のための画像を印刷表示させる方法であっ
て、上記基材として、表示を施す面に、カチオン性アク
リル系樹脂と、造膜性を有するアクリル系樹脂とを含む
印刷受容層を形成したものを使用し、かつ印刷受容層に
対する画像の印刷表示を、アニオン系着色剤を用いて行
うとともに、印刷表示後の印刷受容層上に、透明樹脂を
含む水性の塗布液を塗布し、乾燥させてトップコート層
を形成することを特徴とするものである。
【0010】かかる本発明の製造方法によれば、たとえ
ば利用者が選択決定して、基材の印刷受容層上に印刷表
示させた任意の色、図形、写真、文字等の画像が、当該
印刷受容層中のカチオン性アクリル系樹脂と、画像を形
成するアニオン系着色剤とのイオン結合によって印刷受
容層に強固に定着されるとともに、印刷表示後の印刷受
容層上に形成したトップコート層によって保護される。
【0011】それゆえ製造された付け爪は、画像の耐水
性にすぐれており、たとえば利用者が前記のように手を
洗ったり、ぬれたおしぼりを使ったり、飲料などをこぼ
したりしても表示が流れて意匠性が損なわれることがな
い上、インクが、利用者の衣類やハンカチなどを汚すお
それもない。また製造された付け爪は、画像の耐擦過性
にもすぐれており、乾燥状態の爪を何かに擦り合わせた
だけで印刷表示が取れてしまうといったおそれもない。
【0012】また、トップコート層を形成することによ
って付け爪の表面に光沢が付与されるため、意匠性も向
上する。また上記の付け爪は、表示面と反対側の面に形
成した再はく離可能な接着層によって、爪に簡単に取り
付けることができるとともに、必要がなくなった際には
簡単に取り外すこともできるため、簡便に使用できる
上、爪に直接に印刷表示を施す場合のように、拭き取っ
た後に利用者の爪の周囲などを汚く見せるおそれもな
い。
【0013】しかも本発明においては、前記のように画
像を形成するアニオン系着色剤が、印刷受容層中のカチ
オン性アクリル系樹脂とのイオン結合によって印刷受容
層に強固に定着されているために、印刷表示後の印刷受
容層上にトップコート層を形成するために塗布する塗布
液として水性のものを用いても、表示が流れて意匠性が
損なわれるおそれがない。
【0014】それゆえ本発明の製造方法においては、た
とえばアニオン系着色剤を含む水性のインクを用いて印
刷表示した上に、上記水性の塗布液を塗布してトップコ
ート層を形成することが可能となり、安全性が高く、か
つ付け爪の製造中に臭気などを生じないという利点もあ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次いで、本発明の好ましい実施態
様について、図面を参照しながら以下に説明する。図1
は基材1の斜視図、図2はその拡大断面図を示してい
る。当該基材1としては、たとえば横10cm×縦6c
m程度、厚み0.2〜0.3mm程度で、両手あるいは
両足の指の数を配慮したり、爪の大きさに対応した数を
配慮したりして、色、図形、写真、文字等の付け爪用表
示を複数、施すことのできる大きさを有し、かつ個々の
付け爪に形成された際に可塑性を具有できるとともに、
製造加工も容易な熱可塑性樹脂のフィルムないしはシー
トが好ましい。
【0016】フィルムないしはシートを形成する熱可塑
性樹脂としては、従来公知の熱可塑性樹脂を、とくに制
限なく使用することができる。たとえばアクリル系樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂等を例示できる。とくに
比較的低温で可塑化し、かつ美麗な外観を有する点から
ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂が好ましい。
【0017】上記基材1は、その片面に再はく離可能な
接着層2として、たとえば、感圧性接着剤層などを積層
コートした上に、はく離紙3を仮着してあり、このよう
にすることで、個々の付け爪に形成したあとで何らかの
接着手段を施すことの面倒さを予め解消している。接着
層2の厚みはおよそ5〜50μm程度、とくに15〜3
0μm程度であるのが好ましい。厚みがこの範囲未満で
は、爪に対する十分な接着性が得られないおそれがあ
り、逆にこの範囲を超えた場合には、爪に対する違和感
が生じるおそれがある。
【0018】上記基材1の他面には、印刷受容層4が積
層コートしてある。印刷受容層4は、前述したようにカ
チオン性アクリル系樹脂と、造膜性を有するアクリル系
樹脂とを含有している。このうちカチオン性アクリル系
樹脂は、前記のように印刷表示に使用するインク中のア
ニオン系着色剤とイオン結合して、印刷表示を強固に定
着させるためのもので、その具体例としては、カチオン
性基を有するモノマーを用いたアクリル系の単独重合体
または共重合体があげられる。
【0019】カチオン性基を有するモノマーとしては、
たとえばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチル
アミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルア
クリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、メ
チルエチルアミノメチルアクリレート、メチルエチルア
ミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノスチレン、
メチルエチルアミノスチレンなどの、側鎖に1〜3級ア
ミノ基を有するモノマーや、さらにその4級アンモニウ
ム塩などがあげられる。
【0020】また、カチオン性基を有しない他のモノマ
ーとしては、たとえばC1〜C6アルキルアクリレート、
1〜C6アルキルメタクリレート、スチレンなどから適
宜選択することができる。また、印刷受容層4のインク
の吸収性を高めるために、ヒドロキシル基を有するモノ
マーを使用してもよい。上記カチオン性アクリル系樹脂
の具体例としては、たとえば水性エマルションの状態で
供給される、ダイセル化学工業(株)製の商品名セビア
ン3754(カチオン性のアクリル酸エステル共重合樹
脂エマルション、固形分濃度30重量%)などがあげら
れる。
【0021】上記カチオン性アクリル系樹脂は造膜性が
低く、単独では、均一でかつ耐久性にすぐれた印刷受容
層4を形成できないおそれがある。そこで前記のよう
に、造膜性を有するアクリル系樹脂が併用される。造膜
性を有するアクリル系樹脂は、その名のとおり造膜性と
耐久性(より詳しくは印刷受容層4の機械的な強度や安
定性、耐水性、耐擦過性など)にすぐれる上、同じアク
リル系樹脂であるカチオン性アクリル系樹脂との相溶性
にもすぐれるため、上記の併用によって均一で、しかも
耐久性にすぐれた印刷受容層4を形成することができ
る。
【0022】上記造膜性を有するアクリル系樹脂として
は、たとえばポリアクリルアミド、ポリメチルメタクリ
レート、ポリブチルメタクリレート、ポリメチルアクリ
レート、ポリブチルアクリレート、ポリスチレン−2−
アクリロニトリル、アクリロニトリル−酢酸ビニル共重
合体、アクリロニトリル−塩化ビニル共重合体、アクリ
ロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−塩
化ビニリデン共重合体、アクリロニトリル−ビニルピリ
ジン共重合体、アクリロニトリル−メタクリル酸メチル
共重合体、アクリロニトリル−アクリル酸ブチル共重合
体などがあげられる。
【0023】また、アクリル酸エステルやメタクリル酸
エステルのモノマーないしオリゴマーを、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂と反応させるこ
とによって得られる熱硬化性アクリル樹脂も、造膜性を
有するアクリル系樹脂として好適に使用することができ
る。ただし本発明においては、印刷受容層4の安定性お
よび柔軟性を確保する上で、上記造膜性を有するアクリ
ル系樹脂として、自己架橋型のアクリル系樹脂が最も好
適に使用される。自己架橋型のアクリル系樹脂とは、そ
のポリマー中またはその末端に自己架橋性の反応基を有
するものであって、その具体例としては、たとえば水性
エマルションの状態で供給される、日本NSC(株)製
の商品名ヨドゾールA−4100(自己架橋型のアクリ
ル系共重合樹脂エマルション、固形分濃度60重量%)
などがあげられる。
【0024】カチオン性アクリル系樹脂Cと造膜性を有
するアクリル系樹脂Fとの割合はこれに限定されない
が、重量比でおよそC/F=7/3〜2/8程度、とく
にC/F=5/5〜3/7程度であるのが好ましい。こ
の割合は、両アクリル系樹脂として上記のように水性エ
マルジョンの状態で供給されるものを使用する場合は、
水を除いた固形分同士の割合である。
【0025】上記印刷受容層4には、当該層に柔軟性を
付与するとともに、基材に対する接着強度を向上するた
めに、可塑剤を含有させてもよい。可塑剤としては、上
記の機能を有するとともに、均一な印刷受容層4を形成
するために、上記カチオン性アクリル系樹脂や造膜性を
有するアクリル系樹脂などの結着樹脂との相溶性にすぐ
れたものが好適に使用される。
【0026】上記の各特性を満たす好適な可塑剤として
は、これに限定されないが、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、フタル酸などの二塩基性酸と、グリコ
ール、一価アルコールなどとのポリマーであるポリエス
テル系の可塑剤、たとえばアジピン酸−プロピレングリ
コール系ポリマー、アジピン酸−1,3−ブチレングリ
コール系ポリマーなどがあげられる。その重量平均分子
量は、800〜10,000程度が適当である。
【0027】可塑剤の配合量は、カチオン性アクリル系
樹脂と造膜性を有するアクリル系樹脂の総量100重量
部に対しておよそ5〜80重量部程度、とくに5〜20
重量部程度、なかんずく5〜10重量部程度であるのが
好ましい。印刷受容層4には、上記の各成分に加えてさ
らに、種々の添加剤を含有させてもよい。
【0028】添加剤としては、たとえばインクの吸収性
を高めるための吸水性多孔質体の他、吸水性を有しない
充てん剤や、あるいは各種界面活性剤、着色剤固定剤
(耐水化剤)、消泡剤、酸化防止剤、蛍光漂白剤、紫外
線吸収剤、分散剤、粘度調整剤、pH調整剤などがあげ
られる。このうち吸水性多孔質体としては、たとえばシ
リカ、アルミナ、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウ
ム、塩基性炭酸マグネシウム、タルク、クレイ、ハイド
ロサルファイト、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜
鉛などの無機系充てん剤があげられる。
【0029】また吸水性を有しない充てん剤としては、
たとえばポリエチレン、ポリスチレン、ポリアクリレー
トなどの有機系充てん剤などがあげられる。印刷受容層
4は、上記の各成分を含む塗剤を、たとえばブレードコ
ータ、ロールコータ、エアーナイフコータ、バーコー
タ、ロッドコータ、ゲートロールコータ、カーテンコー
タ、ショートドウェルコータ、グラビアコータ、フレキ
ソグラビアコータ、サイズプレスなどの各種塗布手段を
用いた塗布方法によって基材上に塗布し、乾燥させるこ
とで形成される。
【0030】塗剤を形成するための溶剤としては、安全
性や環境に及ぼす影響などを考慮すると水性溶剤が好適
である。水性溶剤としてはたとえば水の他、水と水溶性
有機溶剤との混合溶剤が使用可能であるが、とくに取り
扱いの容易さから水単独、または水とメタノール、エタ
ノール、ブタノールなどの低級アルコールとの混合溶剤
を使用するのが好ましい。
【0031】水性溶剤の配合量は、塗剤を基材上に塗布
するために採用される塗布方法などに応じて、詳しくは
その方法に適した塗剤の粘度や塗剤の乾燥条件などに応
じて適宜、調整すればよい。基材上に塗布した塗剤を乾
燥させて印刷受容層4を形成するには、たとえば熱風乾
燥機や熱ドラムなどを用いて強制乾燥するか、あるいは
自然乾燥を行ってもよい。
【0032】また乾燥後に、印刷受容層4の表面の平滑
度および表面強度を高めるために、必要に応じて、マシ
ンカレンダー、TGカレンダー、スーパーカレンダー、
ソフトカレンダーなどによるカレンダー処理ないしスー
パーカレンダー処理を行ってもよい。印刷受容層4の厚
みはおよそ5〜80μm程度、とくに20〜40μm程
度であるのが好ましい。厚みがこの範囲未満では、印刷
の定着性および耐水性が不十分になるおそれがある。一
方、厚みがこの範囲を超えた場合には、基材1がカール
しやすくなってその取り扱いが容易でなくなるととも
に、印刷受容層4の、基材1に対する密着性が低下し
て、付け爪形状として湾曲状に成形する際などにはく離
を生じるおそれがある。
【0033】本発明の付け爪の製造方法においてはま
ず、上記印刷受容層4に、図3に示したように色、図
形、写真、文字等の付け爪用表示20を複数、印刷表示
させる。なお下段の表示20′は、具体的表示を省略し
て便宜上外形のみ図示してある。このように、印刷受容
層4に付け爪用表示20、20′を印刷表示するために
は、たとえば熱転写、PPC、ペンプロッタ、インクジ
ェット等の、種々の記録方式が利用できる。そのいずれ
においても、着色剤としてアニオン系着色剤を使用する
ことにより、当該アニオン系着色剤と、印刷受容層4中
に含まれるカチオン性アクリル系樹脂とのイオン結合に
よって、定着性、耐水性にすぐれた印刷表示が可能とな
る。
【0034】ただし、前述したようにアニオン系着色剤
を含む水性のインクを用いて、フルカラー印刷が容易で
かつ低コストなインクジェット記録方式によって印刷表
示を行うのが好ましい。上記水性インクは一般に、水性
溶剤中に、アニオン系着色剤を配合することで製造され
る。
【0035】水性溶剤としては、塗剤の場合と同様に水
の他、水と水溶性有機溶剤との混合溶剤が使用可能であ
り、とくに取り扱いの容易さから水単独、または水とメ
タノール、エタノール、ブタノールなどの低級アルコー
ルとの混合溶剤が好適に使用される。また、たとえば黒
色のインクに用いられるアニオン系着色剤としては、ニ
グロシン、C.I.ソルベントブラック3、C.I.ソ
ルベントブラック5、C.I.ソルベントブラック7、
C.I.ソルベントブラック22、C.I.ソルベント
ブラック23などの染料があげられる。
【0036】また、前述したフルカラー印刷用の各色の
インクに用いられるアニオン系着色剤としては、たとえ
ばC.I.ソルベントブルー11、C.I.ソルベント
ブルー12、C.I.ソルベントブルー25、C.I.
ソルベントブルー36、C.I.ソルベントブルー5
5、C.I.ソルベントブルー73などのシアン染料;
C.I.ソルベントレッド3、C.I.ソルベントレッ
ド8、C.I.ソルベントレッド24、C.I.ソルベ
ントレッド25、C.I.ソルベントレッド49、C.
I.ソルベントレッド81、C.I.ソルベントレッド
82、C.I.ソルベントレッド83、C.I.ソルベ
ントレッド84、C.I.ソルベントレッド109、
C.I.ソルベントレッド121などのマゼンダ染料;
C.I.ソルベントイエロー2、C.I.ソルベントイ
エロー6、C.I.ソルベントイエロー14、C.I.
ソルベントイエロー15、C.I.ソルベントイエロー
19、C.I.ソルベントイエロー21、C.I.ソル
ベントイエロー80などのイエロー染料などがあげられ
る。
【0037】着色剤の添加量は、インク総量に対して1
〜30重量%程度、とくに3〜12重量%程度が好まし
い。上記の水性インクを用いて印刷を行うインクジェッ
ト記録方式としては、ノズルから、水性インクの微小液
滴を、印刷データに応じて断続的に吐出させて、インク
受容層の表面に印刷を行う、いわゆるオン・ディマンド
式と、ノズルから連続的に放出される水性インクの微小
液滴に、印刷データに応じて選択的に電荷または磁場を
かけて、所定の液滴のみをインク受容層の表面に飛ばし
て印刷を行うコンティニュアス式とがあるが、本発明で
はこのいずれを使用してもよい。
【0038】またオン・ディマンド式のインクジェット
記録方式には、(1) プリンタヘッドのノズル内に設けた
ヒータでインクを加熱して微小な気泡を発生させること
によって、ノズルの先端から一定量のインクを吐出させ
る、いわゆるバブルジェット方式や、(2) 上記ノズルの
一部を温度変化によって変形する部材で構成して、当該
部材をヒータで加熱して変形させることによって、同様
にノズルの先端から一定量のインクを吐出させる、いわ
ゆるサーマルインクジェット方式、あるいは(3) ピエゾ
素子の変形を利用して、ノズルの先端から一定量のイン
クを吐出させる、いわゆるマッハジェット方式などがあ
るが、本発明ではこのいずれを採用しても構わない。
【0039】つぎに図4に示したように、印刷表示後の
印刷受容層4上に、透明樹脂を含む水性の塗布液を塗布
し、乾燥させてトップコート層5を形成する。トップコ
ート層5を形成する、透明樹脂を含む水性の塗布液とし
ては、たとえばウレタンエマルション、酢酸ビニルエマ
ルションなどをそのままで、あるいは必要に応じて水性
溶剤で希釈したものなどがあげられる。
【0040】上記塗布液に使用されるエマルションの具
体例としては、これに限定されないがたとえば、第一工
業(株)製の高光沢ウレタンエマルション、商品名スー
パーフレックスなどがあげられる。塗布液の塗布方法と
しては、前述した印刷受容層4を形成する際の種々の塗
布方法などがいずれも採用できるが、印刷受容層4に印
刷表示した画像を極力、乱さないためには、当該印刷受
容層4の表面にできるだけ応力を加えない塗布方法が好
ましく、たとえばスプレーコート法、カーテンコート
法、押出コート法、キスコート法、グラビアコート法、
ロールコート法などが好適に採用される。
【0041】塗布後の乾燥は、たとえば熱風乾燥機や熱
ドラムなどを用いて強制乾燥するか、あるいは自然乾燥
を行ってもよい。トップコート層5の厚みはおよそ1〜
50μm程度、とくに5〜20μm程度であるのが好ま
しい。厚みがこの範囲未満では、印刷表示の耐水性、耐
擦過性が低下するおそれがある。一方、この範囲を超え
た場合には、基材1がカールしやすくなってその取り扱
いが容易でなくなるとともに、基材1を付け爪形状とし
て湾曲状に成形する際の成形性が低下して、トップコー
ト層5に亀裂などを生じるおそれがある。
【0042】つぎに、上記トップコート層5が形成され
た基材1を、図5に示したように上下型30、30′を
用いて成形することにより、図6に示したように、前記
付け爪用表示20、20′の形状に沿って、個々の付け
爪の湾曲形状21、21′が形成される。成形は、基材
1を加熱、軟化させて行ってもよいし、常温のまま行っ
てもよい。
【0043】またこの成形と同時に、あるいは成形前後
の任意の時点で、基材1に、図7に示したように個々の
付け爪の湾曲形状21、21′に沿って基材1から破断
できるような、破断用の切込み22、22′を形成して
もよい。この場合には、利用者が個々の付け爪を分離し
易くなるという利点がある。あるいは図8に示したよう
に基材1の一部を、個々の付け爪の湾曲形状21、2
1′をつなぐ連結材10として残して、他の部分を除去
してもよい。また図示していないが、個々の付け爪の湾
曲形状21、21′を完全にばらばらに切り離してもよ
い。これらの場合には、利用者が、付け爪を直ちに使用
できることになる。
【0044】上記付け爪の製造方法は、たとえば図8に
示すような製造装置Bを用いて実施される。かかる製造
装置Bの前面の操作部には、あらかじめ装置に用意され
た、任意の色、図形、写真、文字等の付け爪表示のため
の画像データを表示するとともに、付け爪の利用者が、
この画像データの中から選択した画像を装置に入力する
ためのポインティングデバイスB1と、選択した表示を
確認するためのディスプレイB2とが配置されている。
【0045】また製造装置Bの内部には、図示していな
いが、前述した、片面に接着層2が形成されてはく離紙
3が仮着され、かつ反対面に印刷受容層4が形成された
基材1に対して、上記の入力結果に基づいて、前記の印
刷工程、トップコート層5の形成工程、および成形加工
工程[単に湾曲形状に成形する工程だけでなく、前述し
た破断用の切込みを形成する工程や、連結材を残して他
の部分を除去する工程、あるいは個々の付け爪をばらば
らに切り離す工程を含んでもよい]の各工程を順次、自
動的に実施するための手段と、所定の大きさにカットさ
れた多数枚の基材1、あるいは多数枚分を1巻のロール
状に巻きつけた基材1を、上記各手段に順次、搬送した
のち、できあがった付け爪を製造装置Bの下部の取出し
口B3に排出する搬送手段とが配置されている。
【0046】かかる装置によれば付け爪の利用者は、希
望する色、図形、写真、文字等の付け爪用表示の画像を
選択してポインティングデバイスB1により入力し、そ
れをディスプレイB2上で確認、決定するだけで、自動
的に、できあがった付け爪を得ることができる。付け爪
のできあがりの状態は、上述した成形加工工程でどこま
で加工するかによって、(a) 単に湾曲形状に成形した状
態、(b) 湾曲形状に成形した周囲に破断用の切り込みを
形成した状態、(c) 連結材を残して他の部分を除去した
状態 (d) 個々にばらばらに切り離した状態 のいずれかであり、利用者は、上記(a)〜(c)の場合には
個々の付け爪を切り離したのち、また(d)の場合はその
まま、裏面のはく離紙3をはがして、接着層2にて自身
の爪の上に貼り合わせればよい。この際、付け爪の基材
1は、先に述べたようにフィルムないしはシートからな
るゆえ、その可撓性を利用して個人の爪形状への接合対
応が容易である。
【0047】なお製造装置Bに、個々の利用者の爪形状
をCCDカメラ等で画像として取り込み、あらかじめ用
意された爪形状のデータとマッチングさせて、印刷形状
や成形形状を変更するような手段を組み込むことも可能
である。なお上記例の製造装置Bは、成形加工工程まで
を自動的に行うものであったが、製造装置ではトップコ
ート層5の形成までを行い、成形以降の工程は、利用者
が、別個に用意した装置(図示せず)にセッティングし
て、任意に行うようにしてもよい。
【0048】
【実施例】実施例1 基材1のモデルとして、厚み200μmのポリエチレン
テレフタレート製フィルムの片面に、下記組成の塗剤
を、バーコータを用いて塗布したのち、80〜130℃
で熱風乾燥させて、厚み8〜30μmの印刷受容層を形
成した。
【0049】 〈成 分〉 〈重量部〉 * カチオン性アクリル系樹脂 10 [前出のダイセル化学工業(株)製の商品名セビアン3754、固形分濃度30 重量%のエマルション] * 自己架橋型のアクリル系樹脂 10 [前出の日本NSC(株)製のヨドゾールA−4100、固形分濃度60重量% のエマルション] * 合成シリカ 10 * 純水 70 つぎにこの印刷受容層の表面に、バブルジェット方式の
インクジェットプリンタ[キャノン(株)製のBJC4
20J]を用いて、印刷の解像度を360dpiに設定
して、水性インクによる印刷表示を行った。
【0050】使用した水性インクは、アニオン性染料
(スペシャルブラック7984、バイエル社製)を超純
水に溶解して、染料濃度が3重量%になるように調整し
たものである。つぎに、印刷表示された印刷受容層の上
に、高光沢ウレタンエマルション[前出の第一工業
(株)製の商品名スーパーフレックス]50重量部を、
40重量部の純水、および10重量部のエタノールで希
釈した溶液を、スプレーコータを用いて塗布したのち、
80〜130℃で熱風乾燥させて、厚み10〜20μm
のトップコート層を形成してサンプルとした。
【0051】比較例1 実施例1と同じ印刷受容層に同じ印刷表示をしたもの
を、トップコート層を形成せずに、比較例1のサンプル
とした。 比較例2 印刷受容層用の塗剤として、下記組成のものを使用した
こと以外は実施例1と同様にしてサンプルを作製した。
【0052】 (組 成) (重量部) ・ポリビニルアルコール 5.0 [信越化学(株)製のSMR−10H] ・カチオン性アクリル系樹脂 10.0 [ダイセル化学工業(株)製のセビアン3754、固形分30%] ・合成シリカ 10.0 ・純水 75.0 上記各サンプルについて下記の評価を行った。 (1) 印刷品位評価 各サンプルの印刷を目視にて確認して、下記の基準で印
刷品位を評価した。
【0053】 ◎:鮮明な印刷がえられた。印刷品位きわめて良好。 ○:印刷に、わずかに不鮮明な部分があったが印刷品位
良好。 ×:印刷が不鮮明であった。印刷品位不良。 (2) 耐水性評価 各サンプルを水中に浸漬し、インクが滲むか否かを確認
して、下記の基準で耐水性を評価した。
【0054】 ◎:インクは全く滲まず、耐水性きわめて良好。 ○:インクはわずかに滲んだものの、耐水性良好。 ×:インクは滲むだけでなく流れ出してしまい、印刷が
判読できなくなった。 耐水性不良。 (3) 耐擦過性試験 各サンプルの表面を綿棒で擦過したのち、その表面を目
視にて観察して、下記の基準で耐擦過性を評価した。
【0055】 ◎:印字、および基材上の層ともに変化なし。耐擦過性
きわめて良好。 ○:印字が僅かに薄くなるか、または基材上の層の厚み
が僅かに薄くなったものの、耐擦過性良好。 △:印字が薄くなるか、または基材上の層の厚みが薄く
なった。耐擦過性やや不良。
【0056】 ×:基材から層が剥離してしまった。耐擦過性不良。 (4) 光沢感評価 各サンプルの表面を目視にて観察して、下記の基準で光
沢感を評価した。 ◎:極めて光沢感がある。 ○:やや光沢感がある。
【0057】 ×:光沢感がなくマット調である。 これらの試験結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】表1より、印刷表示後の印刷受容層上にト
ップコート層を形成しなかった比較例1のサンプルは、
耐擦過性が少し悪い上、表面の光沢感がないことがわか
った。また組成の違う印刷受容層を形成した比較例2の
サンプルは、トップコート層を有しているにもかかわら
ず耐水性が悪く、かつ耐擦過性も少し悪いことがわかっ
た。
【0060】これに対し、実施例1のサンプルは印刷品
位、耐水性、および耐擦過性の各特性にすぐれる上、表
面の光沢感にもすぐれたものであることが確認された。
【0061】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明の付け爪の
製造方法によれば、利用者が選択決定した任意の色、図
形、写真、文字等の画像を高い耐水性、耐擦過性でもっ
て印刷表示でき、しかも必要がなくなった際には簡単に
取り外すことができて爪の周囲などを汚く見せるおそれ
もない付け爪を製造できるという、特有の作用効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】基材の斜視図である。
【図2】基材の断面図である。
【図3】付け爪表示後の平面図である。
【図4】トップコート層形成後の断面図である。
【図5】湾曲形状への成形断面図である。
【図6】成型後の断面図である。
【図7】付け爪の平面図である。
【図8】変更例の平面図である。
【図9】製造装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 基材 2 接着層 3 はく離紙 4 印刷受容層 5 トップコート層 20、20′ 付け爪用表示 21、21′ 湾曲形状 22、22′ 破断用切込み 30、30′ 上下型 B 製造装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色、図形、写真、文字等の付け爪用表示が
    施される面と反対側の面に再はく離可能な接着層が形成
    された、フィルムないしはシートからなる基材に対して
    任意の色、図形、写真、文字等の付け爪用表示のための
    画像を印刷表示させる付け爪の製造方法であって、上記
    基材として、表示を施す面に、カチオン性アクリル系樹
    脂と、造膜性を有するアクリル系樹脂とを含む印刷受容
    層を形成したものを使用し、かつ印刷受容層に対する画
    像の印刷表示を、アニオン系着色剤を用いて行うととも
    に、印刷表示後の印刷受容層上に、透明樹脂を含む水性
    の塗布液を塗布し、乾燥させてトップコート層を形成す
    ることを特徴とする付け爪の製造方法。
  2. 【請求項2】画像の印刷表示を、アニオン系着色剤を含
    む水性のインクを用いて、インクジェット記録方式にて
    行う請求項1記載の付け爪の製造方法。
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