JP6314276B1 - 補綴物3次元モデル生成装置、補綴物作製システム、補綴物3次元モデル生成方法及び補綴物3次元モデル生成プログラム - Google Patents

補綴物3次元モデル生成装置、補綴物作製システム、補綴物3次元モデル生成方法及び補綴物3次元モデル生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】各患者に適した補綴物の設計を迅速に行うことができる補綴物3次元モデル生成装置等を提供する。【解決手段】補綴物3次元モデル生成装置1は、歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する装置であって、対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定部24と、欠損箇所と隣り合う歯において、歯の間の距離を計測する歯間計測部25と、歯間計測部が計測した距離を最大幅寸法として欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成部27と、予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、仮補綴物データ生成部が生成した仮補綴物データとに基づいて対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成部28とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、3次元モデル生成装置、補綴物作製システム、3次元モデル生成方法及び3次元モデル生成プログラムに関する。より詳しくは、歯科医療の分野において用いられる補綴物の3次元モデル生成装置等に関する。
従来、クラウン等の歯科用補綴物の作成において、CAD/CAMシステムを用いることが知られている(例えば、特許文献1)。CAD/CAMシステムを用いることにより、補綴物の3次元形状をコンピュータ上で設計することができる。
CAD/CAMシステムを用いた補綴物の設計においては、患者の口腔内の3次元データを取得し、CADの設計操作の技術を有する歯科技工士が補綴物の3次元形状を設計する。口腔内の形状や歯の欠損箇所の形状及び大きさは、患者ごとに異なっている。したがって、歯科技工士は、各患者の口腔内の立体形状を表す3次元データから、各患者に適合する補綴物をそれぞれ別個に設計する。設計された補綴物の3次元データは、ミリングマシン等のCAM装置に入力されて、入力された設計データに基づいて所定の材料が切削加工される。これにより、歯科技工士が設計した形状及び大きさの補綴物が作製されることになる。
特開2002−224142号公報
しかしながら、上記のように、補綴物を設計するためには、各患者の状態に合わせて、歯科技工士が患者ごとにそれぞれ別個の補綴物を設計する必要がある。したがって、補綴物の設計のために、歯科技工の技術とCADの設計操作の技術を有する歯科技工士が必要になる。また、患者ごとにそれぞれの状態に適した補綴物を設計しなければならないため、設計段階の処理に時間がかかってしまう。
本発明は、上記のような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、各患者に適した補綴物の設計を迅速に行うことができる補綴物3次元モデル生成装置等を提供することである。
本願に開示する補綴物3次元モデル生成装置は、歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置であって、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを入力する入力部と、入力部が入力した対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定部と、欠損箇所特定部が特定した欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測部と、歯間計測部が計測した距離を最大幅寸法として欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成部と、予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、仮補綴物データ生成部が生成した仮補綴物データとに基づいて対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成部とを備える。
本願の一観点によれば、各患者に適した補綴物の設計を迅速に行うことができる。
本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成装置を用いた補綴物作製システムの機能ブロック図である。 本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る対象者口腔データの一部を模式的に示した説明図である。 (a)本実施形態に係る対象者口腔データにおける上顎の歯列を模式的に示した説明図である。(b)本実施形態に係る対象者口腔データにおける上顎の歯列の一部を模式的に示した説明図である。 本実施形態に係る仮補綴物データを示す説明図である。 本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成装置によって生成された補綴物の3次元モデルを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を添付の図により説明する。
図1は、本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成装置1を用いた補綴物作製システムの機能ブロック図である。図1に示す補綴物作製システムは、補綴物3次元モデル生成装置1と、対象者口腔データ生成装置70と、補綴物作製装置80とを備えている。対象者口腔データ生成装置70と、補綴物作製装置80は、通信ネットワーク4を介して補綴物3次元モデル生成装置1に接続されている。
補綴物3次元モデル生成装置1は、患者の歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する装置である。以下の記載において、補綴物3次元モデル生成装置1によって補綴物を作製する対象となる患者を対象者と呼ぶ。
本実施形態においては、補綴物として、例えばクラウンを想定して説明する。クラウンは、残存歯牙の部分を利用して形成された支台歯に被せる人工の歯冠である。
補綴物3次元モデル生成装置1は、コンピュータによって実現される。補綴物3次元モデル生成装置1は、各種の情報を記憶する記憶部2と、装置全体を制御する制御部3と、外部からのデータを補綴物3次元モデル生成装置1に入力する入力部5と、生成したデータを出力する出力部6とを備えている。
記憶部2は、例えば、ハードディスク、メインメモリ、フラッシュメモリ、その他の各種メモリ等の記憶手段によって実現され、各種のプログラム、各種のデータ等を記憶する。
記憶部2は、既存の3次元モデルを記憶する既存3次元モデル記憶部11と、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データ(以下、「対象者口腔データ」という。)を記憶する対象者口腔データ記憶部12と、クラスタリングの結果を記憶するクラスタリング結果記憶部14と、仮補綴物データを記憶する仮補綴物データ記憶部15と、生成した補綴物の3次元モデルを記憶する生成3次元モデル記憶部17とを備えている。
既存3次元モデル記憶部11は、既存の補綴物の立体形状を表す複数の3次元データを3次元モデルとして記憶している。なお、説明のため、以下の記載において、学習対象データとして既存3次元モデル記憶部11に記憶された3次元モデルを既存3次元モデルと呼ぶ。
既存3次元モデルとして記憶される上記3次元データは、歯科技工士によって設計された既存の補綴物の立体形状を表すものであり、適切な補綴物の形状を示すモデルとなるものである。既存3次元モデル記憶部11は、複数の既存3次元モデルを記憶している。前歯、臼歯等、各歯に対応する各補綴物について、それぞれ複数個の3次元データが複数の既存3次元モデルとして記憶されている。これらの複数個の3次元データは、複数人の患者に対して歯科技工士によって実際に設計された各補綴物の形状を示すものである。複数個の3次元データに示される形状において、同一の歯に対応する各補綴物は、当該歯の基本的形状を有しながら患者ごとにカスタマイズされた異なる形状を有している。
対象者口腔データ記憶部12は、対象者口腔データ31(図3)を記憶するものである。対象者口腔データ31には、対象者の上顎32、上顎歯及び上顎歯列34、下顎35、下顎歯及び下顎歯列36の立体形状が示されている。
クラスタリング結果記憶部14は、後述のクラスタリング部22によるクラスタリングの結果を記憶するものである。
仮補綴物データ記憶部15は、後述の仮補綴物データ生成部27によって生成された仮補綴物データ51(図5)を記憶するものである。仮補綴物データ51とは、欠損箇所38(図3)の空隙39を埋める立体形状であり補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである。
生成3次元モデル記憶部17は、後述の補綴物3次元モデル生成部28によって生成された補綴物の3次元モデル61(図6)を記憶するものである。
制御部3は、例えば、プロセッサ、CPU等の演算手段によって実現され、各種のメモリ、ハードディスク等の記憶手段と協働して機能し、各種のプログラムを実行する。
制御部3は、メイン制御部21と、既存3次元モデルのクラスタリングを実行するクラスタリング部22と、対象者口腔データ31から歯の欠損箇所38を特定する欠損箇所特定部24と、欠損箇所38を計測する歯間計測部25と、仮補綴物データ51を生成する仮補綴物データ生成部27と、補綴物の3次元モデル61を生成する補綴物3次元モデル生成部28とを備えている。
メイン制御部21は、各種のプログラムを実行して、各種構成部及び各機能部間の制御及び装置全体の制御を実行する。
クラスタリング部22は、既存3次元モデル記憶部11に記憶された複数の既存3次元モデルをいくつかのサブクラスタにクラスタリングするものである。クラスタリング部22はクラスタリングの結果をクラスタリング結果記憶部14に記憶する。
欠損箇所特定部24は、対象者口腔データ31(図3)から歯の欠損箇所38を特定するものである。
歯間計測部25は、欠損箇所特定部24が特定した欠損箇所38と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測するものである。
仮補綴物データ生成部27は、仮補綴物データ51(図5)を生成する。仮補綴物データ51は、歯間計測部25が計測した距離を最大幅寸法として欠損箇所38の空隙39を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである。
仮補綴物データ51は、欠損箇所38の空隙39を埋める立体形状を表すデータであるが、最終的に生成される補綴物の立体形状を表すデータではない。後述の補綴物3次元モデル生成部28による最終的な補綴物の立体形状を生成する際に用いるデータであり、欠損箇所38の空隙39を埋める立体形状を表すものとして仮に設定されるデータである。したがって、仮補綴物データ生成部27が生成する上記データを仮補綴物データ51と呼ぶ。
仮補綴物データ生成部27は、仮補綴物データ51を生成し、生成した仮補綴物データ51を仮補綴物データ記憶部15に記憶する。
補綴物3次元モデル生成部28は、既存3次元モデル記憶部11に記憶された既存3次元モデルから適切な補綴物の形状を学習し、その学習結果と仮補綴物データ51に基づいて補綴物の3次元モデル61(図6)を生成する。補綴物の3次元モデル61は、最終的な補綴物の形状を決定する3次元データであり、対象者の歯の欠損箇所38に配される補綴物の形状を決定する3次元データである。補綴物3次元モデル生成部28は、生成した補綴物の3次元モデル61を生成3次元モデル記憶部17に記憶する。
入力部5は、対象者口腔データ31を補綴物3次元モデル生成装置1に入力し、入力した対象者口腔データ31を対象者口腔データ記憶部12に記憶する。
出力部6は、生成3次元モデル記憶部17に記憶された補綴物の3次元モデル61を補綴物作製装置80に出力する。
対象者口腔データ生成装置70は、例えば、口腔内スキャナー、3次元スキャナー等の3次元データ取得装置である。対象者口腔データ生成装置70は、対象者口腔データ生成部71と対象者口腔データ出力部72とを備える。
対象者口腔データ生成部71は、対象者ごとの対象者口腔データ31を生成する。対象者口腔データ生成部71は、例えば、対象者の口腔内をスキャンすることにより、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データを生成する。また、他の例として、対象者の口腔内を印象採得して作製した模型から、対象者口腔データ生成部71が対象者口腔データ31を生成するように構成してもよい。
対象者口腔データ出力部72は、対象者口腔データ生成部71が生成した対象者口腔データ31を出力する。対象者口腔データ出力部72は、通信ネットワーク4を介して対象者口腔データ31を補綴物3次元モデル生成装置1に送信する。
補綴物作製装置80は、補綴物3次元モデル生成装置1によって生成された補綴物の3次元モデル61に基づいて補綴物を作製する装置である。補綴物作製装置80は、例えば、ミリングマシン等のCAM装置である。
補綴物作製装置80は、生成3次元モデル入力部81と、補綴物作製制御部82と、補綴物作製部83とを備えている。生成3次元モデル入力部81は、補綴物3次元モデル生成装置1の出力部6が出力した3次元モデル61を補綴物3次元モデル生成装置1から受信して、受信した3次元モデル61を補綴物作製装置80に入力する。補綴物作製制御部82は、補綴物作製装置80の動作全体を制御する。補綴物作製制御部82は、生成3次元モデル入力部81が入力した3次元モデル61に基づく制御信号及び駆動信号等を補綴物作製部83に送信する。
補綴物作製部83は、切削手段等の材料加工手段を有し、生成3次元モデル入力部81が入力した3次元モデル61に基づいて補綴物を作製する。
次に、補綴物3次元モデル生成装置1の動作について説明する。補綴物3次元モデル生成装置1の処理の流れを示すフローチャートを図2に示す。
まず、対象者口腔データ31を入力部5が補綴物3次元モデル生成装置1に入力する(ステップ1)。
本実施形態において、対象者口腔データ31は、対象者口腔データ生成装置70において生成される。入力部5は、通信ネットワーク4を介して対象者口腔データ生成装置70の対象者口腔データ出力部72から送信された対象者口腔データ31を受信して、受信した対象者口腔データ31を補綴物3次元モデル生成装置1に入力する。
図3に示すように対象者口腔データ31は、3次元スキャナー等の3次元形状取得手段によって取得された3次元データである。対象者口腔データ31は、口腔内にある上顎32、上顎歯及び上顎歯列34、下顎35、下顎歯及び下顎歯列36の立体形状を表す。対象者口腔データ31は、歯の欠損箇所38を示すものであり、欠損箇所38には空隙39が形成されている。
対象者口腔データ31は、例えば、STL形式の3次元データである。
入力部5は、入力した対象者口腔データ31を対象者口腔データ記憶部12に記憶する。
次いで、複数の既存3次元モデルから抽出した補綴物の大きさに関する特徴量に基づいて、複数の既存3次元モデルを複数のサブクラスタにクラスタリングする(ステップS2)。
<自己回帰モデル>
本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成装置1は、以下に説明するクラスタリングと、過去の学習結果を次の学習結果に用いる自己回帰モデルとを組み合わせて、補綴物の3次元モデル61を生成している。したがって、まず、本実施形態において使用する自己回帰モデルについて言及する。本実施形態において使用する自己回帰モデルは、以下の数式(1)に示すように定義される。
上記数式(1)において、cは初期学習定数であり、初期値は0である。また、pは自己回帰に用いる既存3次元モデルの数である。εは生成3次元モデルと既存3次元モデルとの重複誤差であり、学習により最小化される。ωはそれぞれの既存3次元モデルの重みである。
上記生成3次元モデルは、複数の既存3次元モデルを用いた学習によって生成された3次元モデルである。
<クラスタリング>
クラスタリング部22は既存3次元モデル記憶部11に記憶された複数の既存3次元モデルを読み出し、以下に説明する方法でいくつかのサブクラスタに分ける。
このサブクラスタを以下の数式(2)において「C」と置く。なお、各サブクラスに所属する既存3次元モデルを示すmとは区別する。
サブクラスタをより具体的に特定するために、各3次元モデルについて以下の5つの特徴量に注目する。なお、ここでの各3次元モデルとは、既存3次元モデルと生成3次元モデルとを含む。
この5つの特徴量とは、各3次元モデルに示される補綴物の立体形状におけるX軸方向の大きさfと、上記補綴物の立体形状におけるY軸方向の大きさfと、上記補綴物の立体形状におけるZ軸方向の大きさfと、上記補綴物の立体形状におけるZ軸方向の第1の特異点fと、上記補綴物の立体形状におけるZ軸方向の第2の特異点fである。
本実施形態において、X軸方向は、図4に示すように歯及び補綴物の幅方向を示し、Y軸方向は歯及び補綴物の高さ方向を示し、Z軸方向は歯及び補綴物の奥行方向を示す。したがって、fは、各3次元モデルに示される補綴物の幅方向の大きさを示すものであり、fは各3次元モデルに示される補綴物の高さ方向の大きさを示すものであり、fは、各3次元モデルに示される補綴物の奥行方向の大きさを示すものである。
また、第1の特異点及び第2の特異点は、それぞれ、Z軸方向(奥行方向)における各クラスタの差異を示すものである。第2の特異点は、第1の特異点とは異なる別の特異点である。
以上の5つの特徴量について、各3次元モデルのデータ点mは以下のような5次元ユークリッド空間に配置される。
新たなデータ点mと既存のサブクラスタC内のすべてのデータ点mとのユークリッド距離がそれぞれTよりも小さいとき、その3次元モデルのデータ点mは、サブクラスタCに属する。このことは、以下の数式(4)〜(7)によって表すことができる。
上記数式(4)に示すTの値に応じて全サブクラスタの合計数が変動する。例えば、T=0のときには無限のサブクラスタが生成され、T=∞のときには、サブクラスタは1つにまとまる。試行の結果、例えば、T=3のときに良好な結果が得られることが分かった。したがって、本実施形態では、上記数式(4)に示すTの値を3に設定してクラスタリングを実行している。
クラスタリング部22は、上記のように既存3次元モデルをクラスタリング処理したクラスタリング結果をクラスタリング結果記憶部14に記憶する。
なお、クラスタリングによって生成されたサブクラスタには、既存3次元モデルと既存3次元モデルを用いた学習によって生成された生成3次元モデルとが含まれている。
なお、上記のクラスタリングに関する説明に加えて、以上に説明したクラスタリング処理を実行するアルゴリズムを以下に示す。
上記アルゴリズムにおいて、上記変数modelは、数式(1)の自己回帰モデルのmに該当する。
次いで、対象者口腔データ31から歯の欠損箇所38を欠損箇所特定部24が特定する(ステップS3)。
欠損箇所特定部24は、入力された対象者口腔データ31を対象者口腔データ記憶部12から読み出し、欠損箇所38を特定する。図3に示すように歯の欠損箇所38には空隙39が形成されている。欠損箇所特定部24は、歯が欠損していると判定できる大きさの空隙39を検出し、上記欠損箇所38を特定する。なお、歯が欠損していると判定できる空隙39の大きさを示す値として、予め記憶部2に記憶された閾値、又は学習によって取得された学習値を利用し、欠損箇所特定部24が空隙39を検出する。
次に、ステップS3において特定された欠損箇所38と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を歯間計測部25が計測する(ステップS4)。
図4に示すように、欠損箇所38の両隣の歯41,42の間に歯の欠損による空隙39が生成されている。幅方向Xにおいて、欠損箇所38の一方の側に位置する歯41の側壁41aと、他方に位置する歯42の側壁42aとが空隙39を画定している。歯間計測部25は、欠損箇所38の一方の側に位置する歯41の側壁41aから他方に位置する歯42の側壁42aまでのX軸方向の距離(以下、「歯間距離」という。)Dを計測する。このとき、歯間計測部25は、図4(b)に示すように、両隣の歯の根元部分41b,42bから先端部分41c,42cに至るまでの各高さ位置(Y軸方向の位置)における歯間距離Dをそれぞれ計測する。また、図4(a)に示すように、奥行方向についても、奥行方向に沿う各位置(Z軸方向の位置)において歯間距離Dをそれぞれ計測する。なお、図4(a)及び(b)においては、歯間距離Dを破線の矢印で示している。
例えば、FDI方式で15番の歯が欠損していた場合、歯間計測部25は、14番の歯41の側壁41aから16番の歯42の側壁42aまでのX軸方向の距離を計測することになる。
次いで、ステップS4において計測された歯間距離Dに基づいて、仮補綴物データ51を仮補綴物データ生成部27が作成する(ステップS5)。
図5に仮補綴物データ生成部27が生成した仮補綴物データ51の一例を示す。仮補綴物データ生成部27は、予め記憶部2に記憶された閾値、又は学習によって取得された学習値に基づいて、欠損箇所38に対応する歯の基本形状を取得する。また、仮補綴物データ生成部27は、上記基本形状と上記歯間距離Dに基づいて仮補綴物データ51を生成する。
仮補綴物データ51は、前述のように、欠損箇所38の空隙39を埋める立体形状であり補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである。すなわち、仮補綴物データ51は、欠損箇所38の空隙39を埋めるものとして仮に設定される立体形状を表すデータである。以下、仮補綴物データ51によって示される立体形状を仮補綴物52という。
歯間計測部25が計測した各歯間距離Dは、欠損箇所38の両側の歯41,42の間の距離を示すものであるから、仮補綴物52の幅寸法(X軸方向の寸法)はこれらの歯間距離Dの大きさ以下に設定する必要がある。したがって、欠損箇所38に対応する歯の上記基本形状に沿う形状であり、仮補綴物52の幅寸法(X軸方向の寸法)が対応する箇所の歯間距離Dを超えない範囲内においてできるだけ大きくなるように、仮補綴物データ生成部27が仮補綴物52の形状及び大きさを決定する。すなわち、歯間計測部25が計測した各歯間距離Dを最大幅寸法とする仮補綴物52の立体形状を表す仮補綴物データ51が生成されることになる。
仮補綴物データ51は、最終的に生成される補綴物の3次元モデルにおける補綴物の最大幅寸法(X軸方向の寸法)を設定するために生成されるものである。したがって仮補綴物52の形状自体は、空隙39を埋め、対応する歯の基本的な形状を反映したおおまかな形状でよい。
仮補綴物52のY軸方向及びZ軸方向の各位置における各幅寸法は、仮補綴物52を欠損箇所38の空隙39に配したときに対応するY軸方向及びZ軸方向の各位置における各歯間距離Dを最大幅寸法とする。なお前述のように、仮補綴物52の形状は、対応する歯の基本的な特徴を反映した形状となるため、仮補綴物52のY軸方向及びZ軸方向の各位置おける各幅寸法は、対応する位置の歯間距離Dと同じ寸法になる箇所もあり得るし、対応する位置の歯間距離Dよりも小さい寸法になる箇所もあり得る。
以上のように、仮補綴物データ生成部27は、歯間計測部25が計測した歯間距離Dに基づいて仮補綴物52のX軸方向の大きさを決定する。また、歯間計測部25が計測した歯間距離Dと、上記閾値又は学習値に基づいて取得された上記歯の基本形状とに基づいて、仮補綴物52のY軸方向及びZ軸方向における大きさと先端形状とを仮補綴物データ生成部27が決定する。
これにより、仮補綴物データ生成部27によって仮補綴物データ51が生成されることになる。
なお、仮補綴物データ51は、メッシュデータを含むものである。仮補綴物52は数千単位の層(パス)53(図5)に分割されて、これらの複数の層53がY軸方向(高さ方向)に積層されている。
仮補綴物データ生成部27は、生成した仮補綴物データ51を仮補綴物データ記憶部15に記憶する。
次いで、既存3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、仮補綴物データ生成部27が生成した仮補綴物データ51とに基づいて補綴物3次元モデル生成部28が補綴物の3次元モデル61を生成する(ステップS6)。
補綴物3次元モデル生成部28は、クラスタリング部22が生成した複数のサブクラスタから、仮補綴物データ51に基づいて空隙39に適合する3次元モデルの属するサブクラスタを特定し、特定したサブクラスタに属する3次元モデルを用いて空隙39に適合する補綴物の立体形状を予測し、予測した補綴物の立体形状を表す3次元モデル61を生成する。
補綴物3次元モデル生成部28は、仮補綴物データ記憶部15から仮補綴物データ51を読み出し、読み出した仮補綴物データ51と、以下に説明するアルゴリズムを用いて補綴物の3次元モデル生成処理を実行する。
まず、仮補綴物52の立体形状を表す関数として以下の数式(8)に示すVを用いる。
Vは、仮補綴物の立体形状を表すx,y,zを示す関数である。したがって、Vは仮補綴物データ51によって示される仮補綴物52の立体形状を表す。前述のように、仮補綴物は数千単位の層(パス)53に分割されて、これらの複数の層53がY軸方向(高さ方向)に積層されている。よって、Vは、上記積層された複数の層53の形状によって決定する仮補綴物52の立体形状を表している。また、Vは仮補綴物52の体積も表すものである。
次いで、上記Vを用いて、欠損箇所38の空隙39に最も適する補綴物が、ステップS2においてクラスタリングされたどのサブクラスタCに属するものであるのかを決定する。すなわち、空隙39に適合する3次元モデルがどのサブクラスタCに属するものであるのかを補綴物3次元モデル生成部28が特定する。

ここで、上記数式(10)に示すVは、j番目のサブクラスタに属するモデルの縦と横と高さとをかけたサブクラスタ内のモデルの代表的な体積を意味するものである。
また、上記数式(9)の右辺に示す関数は、仮補綴物52の体積を表すVとサブクラスタの代表的な体積Vとの距離で最小のものを同定することで、どのサブクラスタが最適かを選ぶことを意味している。
上記数式(9)及び(10)にもとづいてCが決定すれば、欠損箇所38の空隙39に最も適する補綴物がどのサブクラスタCに属するものであるのか決定することになる。
が決定すれば上記数式(1)の自己回帰モデルに示すように、他パラメータが学習によって推定でき、同じサブクラスタに分類されたn個の既存3次元モデルから、以下の数式で表される重みベクトルΩを推定する。
ここで、
ωは、各既存3次元モデルについての確率変数ともとらえられる。
また、重みベクトルΩによって生成された3次元モデルmと、対象者口腔データ記憶部12に記憶された対象者口腔データ31とから補綴物の噛み合わせ部分の誤差を求め、この誤差の最小化による最適化を行う。
誤差Sは、上記3次元モデルmによって示される補綴物の立体形状において、対向する下顎35の歯の先端部と重複してしまう補綴物の先端部の体積である。
例えば、FDI方式で15番の歯が欠損していた場合、15番の補綴物の上記3次元モデルmを対象者口腔データ31の欠損箇所38の空隙39に当て嵌めて、15番の補綴物と対向する対象者の歯との噛み合わせ部分の誤差Sを求める。図3の例では、誤差Sは、上記3次元モデルmによって示される補綴物の立体形状において、補綴物を空隙39に当て嵌めて噛み合わせた場合に、対向する下顎歯45の先端部45aと重複してしまう補綴物の先端部の体積である。
前述のように、対象者口腔データ31は、口腔内にある上顎32、上顎歯及び上顎歯列34、下顎35、下顎歯及び下顎歯列36の立体形状を表すものであるため、対象者口腔データ31と上記3次元モデルmとから、誤差Sを求めることができる。
誤差Sの最小化による最適化を行う誤差関数については、以下のように表すことができる。
数式(13)に示すfitness関数は、上記誤差Sを利用して補綴物の立体形状を算出する関数であり、かつ、仮補綴物52の各層53を最適化することによって得られる立体形状Vを算出するための関数である。
すると、最終的に下記の解が得られる。
上記数式(16)は、全てのΩに関してfitness(Ω)を計算したもののうち最小のときのΩをΩoptとして採用するということを意味している。
前述のように、仮補綴物52は数千単位の層(パス)53(図5)に分割されている。補綴物3次元モデル生成部28が、学習結果に基づいてそれぞれのパス53を最適化していくことによって各層の形状が決定していく。仮補綴物52は、空隙39に適合する立体形状の最大値を示すため、補綴物3次元モデル生成部28は、仮補綴物52の各層53を最大値として、各層53が最適値に達するまで各層53の形状形成を繰り返す。
なお、最適化過程において、各ステップあたり突然変異率r=0.2の割合で結果の悪いパラメータベクトルΩの入れ替えを実施してもよい。また、各サブクラスタに含まれる既存3次元モデルの数に対して1割ほどの突然変異率(μ=0.1*n)を設定してもよい。
以上のように、補綴物3次元モデル生成部28は、複数の既存3次元モデルを用いた学習によって生成された3次元モデルが示す補綴物の立体形状において、補綴物に対向する歯の先端部分と重複する領域の体積を誤差Sとし、誤差を最少化することによって空隙39に適合する補綴物の立体形状を予測し、予測した補綴物の立体形状を表す3次元モデル61を生成している。
これにより、対象者の欠損箇所38に適合する補綴物の3次元モデル61が自動生成されることになる。
補綴物3次元モデル生成部28によって生成された補綴物の3次元モデル61の一例を図6に示す。
なお、上記の説明に加えて、以上に説明した処理を実行する遺伝的自己回帰生成アルゴリズムを以下に示す。前述のように、まず、欠損箇所38の空隙39に最も適合する3次元モデルのサブクラスタCを決定する。なお、下記のアルゴリズムにおいては、前述の誤差S(重複部分の体積)の閾値tを、t=10−2に設定している。この閾値tは時間と精度に関わるパラメータである。時間と精度はトレードオフの関係にあり、バランスがとれた値としてt=10−2を設定している。
上記アルゴリズムにおいて、「C」は、欠損箇所38の空隙39に最も適する補綴物が属するサブクラスタCとして決定されたサブクラスタを意味する。
「N」は、上記アルゴリズムのタイトル欄に、N:size populationと記載しているように、遺伝的アルゴリズムの文脈における、いわゆる「個体数」である。
補綴物3次元モデル生成部28は、生成した補綴物の立体形状を表す3次元モデル61を生成3次元モデル記憶部17に記憶する。
出力部6は、生成3次元モデル記憶部17から補綴物の立体形状を表す3次元モデル61を読み出し、ミリングマシン等のCAM装置に出力する。本実施形態において出力部6は、通信ネットワーク4を介して3次元モデル61を補綴物作製装置80に送信する。
補綴物作製装置80の生成3次元モデル入力部81は、補綴物3次元モデル生成装置1から受信した3次元モデル61を補綴物作製装置80に入力する。補綴物作製部83は、生成3次元モデル入力部81が入力した3次元モデル61に基づいて補綴物を作製する。
補綴物3次元モデル生成装置1が生成した3次元モデル61に基づいて作製された補綴物には、色付け、焼成等の所定の処理が施される。完成した補綴物は、運搬手段又は配送手段等を用いて、歯科医院や患者に届けられる。なお、補綴物の運搬手段として、ドローンを用いてもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成装置1は、クラスタリングと自己回帰モデル、さらに機械学習を用いて対象者の補綴物の3次元モデル61を生成している。本実施形態では、「歯の形状における基本的な特徴」を継承しつつ、「対象者ごとの歯の欠損箇所38の空隙39への最適化」を組み合わせて、補綴物の3次元モデル61を生成している。以上に説明したように、「歯の形状における基本的な特徴」については、既存3次元モデルを線形結合し、また同時に、「対象者ごとの最適化」については学習による推定値を得て、どちらの要件も満たした3次元モデルを生成している。
また、歯科医療において用いられる補綴物の3次元モデルは高精度であるためサイズが非常に大きい(例えば、G=(V,E),(V=10,E=10程度)。しかしながら、本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成装置1によれば、上述のように、「クラスタリング」と「自己回帰モデル」を組み合わせることにより、3次元モデル生成の効率化及び高速化を実現している。
以上のように、本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成装置1は、予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、仮補綴物データ生成部27が生成した仮補綴物データ51とに基づいて対象者の補綴物の3次元モデル61を生成する補綴物3次元モデル生成部28を備えている。
したがって、補綴物3次元モデル生成装置1によれば、各対象者に適した補綴物の設計を迅速に行うことができる。
また、補綴物3次元モデル生成装置1は、既存3次元モデルを複数のサブクラスタにクラスタリングするクラスタリング部22を備えている。
したがって、補綴物3次元モデル生成装置1によれば、補綴物の3次元モデル61の生成に要する時間を大幅に短縮することができる。また、クラスタリング部22を備えることにより、処理精度及び処理速度を向上させることができ、コンピュータへの負担を軽減することができる。
また、本実施形態に係る補綴物3次元モデル生成部28は、複数の3次元モデルを用いた学習によって生成された3次元モデルが示す補綴物の立体形状において、補綴物に対向する歯の先端部分と重複する領域の体積を誤差とし、誤差を最少化することによって空隙39に適合する補綴物の立体形状を予測し、予測した補綴物の立体形状を表す3次元モデル61を生成する。
したがって、補綴物3次元モデル生成装置1によれば、対象者ごとに、補綴物と歯との噛み合わせ部分の形状が適切に設計された補綴物の3次元モデル61を生成することができる。
また、補綴物3次元モデル生成装置1と、対象者口腔データ生成装置70と、補綴物作製装置80とを備える補綴物作製システムによれば、対象者の口腔内の立体形状取得から補綴物作製までの一連の工程を迅速に処理することができる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施形態では、対象者口腔データ31の入力(ステップS1)後に、クラスタリング部22によるクラスタリング(ステップS2)を説明しているが、クラスタリング部22によるクラスタリングを実行した後に、対象者口腔データ31を入力するように構成してもよい。また、一度実行したクラスタリングのクラスタリング結果をクラスタリング結果記憶部14に記憶しておき、補綴物の3次元モデル61を生成する際に、新たにクラスタリングを実行するのではなく、クラスタリング結果記憶部14から既に記憶されているクラスタリング結果を読み出して、補綴物の3次元モデル61の生成処理を実行してもよい。
また例えば、既述のアルゴリズム以外のアルゴリズムを用いた機械学習によって学習した学習済みモデルを用いて、補綴物3次元モデル生成部28が補綴物の3次元モデルの生成処理を実行するように構成してもよい。
補綴物3次元モデル生成装置1を構成する前述の各機能部は、単体のコンピュータに備えられていてもよいし、通信ネットワークを介して通信可能な複数のコンピュータに分散して備えられていてもよい。
なお、既述の実施形態において言及した数値は、すべて例示であり、既述の数値に限定されない。
例えば、補綴物3次元モデル生成装置1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、DVD等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
既述の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置であって、
対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを入力する入力部と、
前記入力部が入力した前記対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定部と、
前記欠損箇所特定部が特定した前記欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測部と、
前記歯間計測部が計測した前記距離を最大幅寸法として前記欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成部と、
予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、前記仮補綴物データ生成部が生成した前記仮補綴物データとに基づいて前記対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成部と
を備える補綴物3次元モデル生成装置。
(付記2)
前記複数の3次元モデルから抽出した補綴物の大きさに関する特徴量に基づいて、前記複数の3次元モデルを複数のサブクラスタにクラスタリングするクラスタリング部をさらに備え、
前記補綴物3次元モデル生成部は、前記複数のサブクラスタから、前記仮補綴物データに基づいて前記空隙に適合する3次元モデルの属するサブクラスタを特定し、特定した前記サブクラスタに属する前記3次元モデルを用いて前記空隙に適合する補綴物の立体形状を予測し、予測した補綴物の立体形状を表す3次元モデルを生成する付記1記載の補綴物3次元モデル生成装置。
(付記3)
前記補綴物3次元モデル生成部は、前記複数の3次元モデルを用いた学習によって生成された3次元モデルが示す補綴物の立体形状において、前記補綴物に対向する歯の先端部分と重複する領域の体積を誤差とし、前記誤差を最少化することによって前記空隙に適合する補綴物の立体形状を予測し、予測した補綴物の立体形状を表す3次元モデルを生成する付記1又は付記2記載の補綴物3次元モデル生成装置。
(付記4)
歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置と、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを生成する対象者口腔データ生成装置と、前記補綴物3次元モデル生成装置によって生成された前記補綴物の3次元モデルに基づいて補綴物を作製する補綴物作製装置とを備える補綴物作製システムであって、
前記補綴物3次元モデル生成装置は、
前記対象者口腔データ生成装置の対象者口腔データ出力部から出力された前記対象者口腔データを入力する入力部と、
前記入力部が入力した前記対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定部と、
前記欠損箇所特定部が特定した前記欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測部と、
前記歯間計測部が計測した前記距離を最大幅寸法として前記欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成部と、
予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、前記仮補綴物データ生成部が生成した前記仮補綴物データとに基づいて前記対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成部と、
前記補綴物3次元モデル生成部が生成した前記3次元モデルを出力する出力部とを備え、
前記対象者口腔データ生成装置は、
前記対象者口腔データを生成する対象者口腔データ生成部と、
前記対象者口腔データ生成部が生成した前記対象者口腔データを出力する前記対象者口腔データ出力部とを備え、
前記補綴物作製装置は、
前記補綴物3次元モデル生成装置の前記出力部が出力した前記3次元モデルを入力する生成3次元モデル入力部と、
前記生成3次元モデル入力部が入力した前記3次元モデルに基づいて補綴物を作製する補綴物作製部とを備える補綴物作製システム。
(付記5)
歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置における補綴物3次元モデル生成方法であって、
前記補綴物3次元モデル生成装置の入力部が、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを入力する入力ステップと、
前記補綴物3次元モデル生成装置の欠損箇所特定部が、前記入力部が入力した前記対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定ステップと、
前記補綴物3次元モデル生成装置の歯間計測部が、前記欠損箇所特定部が特定した前記欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測ステップと、
前記補綴物3次元モデル生成装置の仮補綴物データ生成部が、前記歯間計測部が計測した前記距離を最大幅寸法として前記欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成ステップと、
前記補綴物3次元モデル生成装置の補綴物3次元モデル生成部が、予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、前記仮補綴物データ生成部が生成した前記仮補綴物データとに基づいて前記対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成ステップと
を含む補綴物3次元モデル生成方法。
(付記6)
歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置における補綴物3次元モデル生成プログラムであって、
前記補綴物3次元モデル生成装置の入力部が、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを入力する入力ステップと、
前記補綴物3次元モデル生成装置の欠損箇所特定部が、前記入力部が入力した前記対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定ステップと、
前記補綴物3次元モデル生成装置の歯間計測部が、前記欠損箇所特定部が特定した前記欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測ステップと、
前記補綴物3次元モデル生成装置の仮補綴物データ生成部が、前記歯間計測部が計測した前記距離を最大幅寸法として前記欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成ステップと、
前記補綴物3次元モデル生成装置の補綴物3次元モデル生成部が、予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、前記仮補綴物データ生成部が生成した前記仮補綴物データとに基づいて前記対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成ステップと
を前記補綴物3次元モデル生成装置において実行させる補綴物3次元モデル生成プログラム。
1 補綴物3次元モデル生成装置
5 入力部
6 出力部
22 クラスタリング部
24 欠損箇所特定部
25 歯間計測部
27 仮補綴物データ生成部
28 補綴物3次元モデル生成部
31 対象者口腔データ
51 仮補綴物データ
61 補綴物の3次元モデル
70 対象者口腔データ生成装置
80 補綴物作製装置

Claims (6)

  1. 歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置であって、
    対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを入力する入力部と、
    前記入力部が入力した前記対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定部と、
    前記欠損箇所特定部が特定した前記欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測部と、
    前記歯間計測部が計測した前記距離を最大幅寸法として前記欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成部と、
    予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、前記仮補綴物データ生成部が生成した前記仮補綴物データとに基づいて前記対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成部と
    を備える補綴物3次元モデル生成装置。
  2. 前記複数の3次元モデルから抽出した補綴物の大きさに関する特徴量に基づいて、前記複数の3次元モデルを複数のサブクラスタにクラスタリングするクラスタリング部をさらに備え、
    前記補綴物3次元モデル生成部は、前記複数のサブクラスタから、前記仮補綴物データに基づいて前記空隙に適合する3次元モデルの属するサブクラスタを特定し、特定した前記サブクラスタに属する前記3次元モデルを用いて前記空隙に適合する補綴物の立体形状を予測し、予測した補綴物の立体形状を表す3次元モデルを生成する請求項1記載の補綴物3次元モデル生成装置。
  3. 前記補綴物3次元モデル生成部は、前記複数の3次元モデルを用いた学習によって生成された3次元モデルが示す補綴物の立体形状において、前記補綴物に対向する歯の先端部分と重複する領域の体積を誤差とし、前記誤差を最少化することによって前記空隙に適合する補綴物の立体形状を予測し、予測した補綴物の立体形状を表す3次元モデルを生成する請求項1又は請求項2記載の補綴物3次元モデル生成装置。
  4. 歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置と、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを生成する対象者口腔データ生成装置と、前記補綴物3次元モデル生成装置によって生成された前記補綴物の3次元モデルに基づいて補綴物を作製する補綴物作製装置とを備える補綴物作製システムであって、
    前記補綴物3次元モデル生成装置は、
    前記対象者口腔データ生成装置の対象者口腔データ出力部から出力された前記対象者口腔データを入力する入力部と、
    前記入力部が入力した前記対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定部と、
    前記欠損箇所特定部が特定した前記欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測部と、
    前記歯間計測部が計測した前記距離を最大幅寸法として前記欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成部と、
    予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、前記仮補綴物データ生成部が生成した前記仮補綴物データとに基づいて前記対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成部と、
    前記補綴物3次元モデル生成部が生成した前記3次元モデルを出力する出力部とを備え、
    前記対象者口腔データ生成装置は、
    前記対象者口腔データを生成する対象者口腔データ生成部と、
    前記対象者口腔データ生成部が生成した前記対象者口腔データを出力する前記対象者口腔データ出力部とを備え、
    前記補綴物作製装置は、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の前記出力部が出力した前記3次元モデルを入力する生成3次元モデル入力部と、
    前記生成3次元モデル入力部が入力した前記3次元モデルに基づいて補綴物を作製する補綴物作製部とを備える補綴物作製システム。
  5. 歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置における補綴物3次元モデル生成方法であって、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の入力部が、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを入力する入力ステップと、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の欠損箇所特定部が、前記入力部が入力した前記対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定ステップと、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の歯間計測部が、前記欠損箇所特定部が特定した前記欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測ステップと、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の仮補綴物データ生成部が、前記歯間計測部が計測した前記距離を最大幅寸法として前記欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成ステップと、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の補綴物3次元モデル生成部が、予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、前記仮補綴物データ生成部が生成した前記仮補綴物データとに基づいて前記対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成ステップと
    を含む補綴物3次元モデル生成方法。
  6. 歯の欠損箇所に配する補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成装置における補綴物3次元モデル生成プログラムであって、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の入力部が、対象者の口腔内の立体形状を表す3次元データである対象者口腔データを入力する入力ステップと、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の欠損箇所特定部が、前記入力部が入力した前記対象者口腔データから歯の欠損箇所を特定する欠損箇所特定ステップと、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の歯間計測部が、前記欠損箇所特定部が特定した前記欠損箇所と隣り合う歯において、一方の側に位置する歯と他方の側に位置する歯の間の距離を計測する歯間計測ステップと、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の仮補綴物データ生成部が、前記歯間計測部が計測した前記距離を最大幅寸法として前記欠損箇所の空隙を埋める立体形状であり且つ補綴物の仮の立体形状として設定される立体形状を表す3次元データである仮補綴物データを生成する仮補綴物データ生成ステップと、
    前記補綴物3次元モデル生成装置の補綴物3次元モデル生成部が、予め記憶された補綴物の複数の3次元モデルを用いて学習した補綴物の形状及び大きさに関する学習結果と、前記仮補綴物データ生成部が生成した前記仮補綴物データとに基づいて前記対象者の補綴物の3次元モデルを生成する補綴物3次元モデル生成ステップと
    を前記補綴物3次元モデル生成装置において実行させる補綴物3次元モデル生成プログラム。
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