JP6313022B2 - 故障診断率算出装置、故障診断率算出方法 - Google Patents

故障診断率算出装置、故障診断率算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6313022B2
JP6313022B2 JP2013238041A JP2013238041A JP6313022B2 JP 6313022 B2 JP6313022 B2 JP 6313022B2 JP 2013238041 A JP2013238041 A JP 2013238041A JP 2013238041 A JP2013238041 A JP 2013238041A JP 6313022 B2 JP6313022 B2 JP 6313022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure
circuit
information
variation
rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013238041A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015099047A (ja
Inventor
遼一 稲田
遼一 稲田
広津 鉄平
鉄平 広津
康史 森田
康史 森田
尚廣 秦
尚廣 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2013238041A priority Critical patent/JP6313022B2/ja
Publication of JP2015099047A publication Critical patent/JP2015099047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6313022B2 publication Critical patent/JP6313022B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

本発明は、故障診断率算出装置、および故障診断率算出方法に関する。
近年、自動車向けの機能安全規格であるISO26262が発行されたことにより、本規格に準拠した車載用電子回路装置の必要性が高まっている。ISO26262では、想定される危険事象に対してASIL(Automotive Safety Integrity Level)というレベル分けを行い、このASILに対して目標となる故障診断率(DC:Diagnostic Coverage)を定めている。そのため、電子回路装置が規格に準拠していることを示すためには、対象となる電子回路装置の故障診断率を定量的に評価する必要がある。
アナログ回路( 集積回路)の各素子( トランジスタ、抵抗、コンデンサ等) の故障モデルを設定する故障モードパラメータを用意し、回路に含まれる素子を故障モデルで置き換え、集積回路の出荷検査に相当する内容の回路シミュレーションを実行することにより、各素子の故障検出率を算出するものが知られている。(特許文献1)
特開2005−164373号公報
従来では、故障した回路素子のパラメータのみを書き換えて電子回路装置の回路動作をシミュレーションしており、故障が発生していない回路素子の値は常に一定値となっている。しかし、実際の回路では、故障が発生しなくても温度やばらつきの影響を受けて故障が発生していない回路素子の値が変動しているため、従来の方法ではそれらの影響を考慮した故障診断率を算出することができなかった。
本発明による故障診断率算出装置は、電子回路装置の故障診断率を算出する故障診断率算出装置において、電子回路装置の回路構成情報及び電子回路装置を構成する複数の回路素子の故障情報を用いて、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに、当該故障を適用した回路情報を生成する故障注入部と、故障注入部により生成された回路情報と、回路素子の素子ばらつき情報と、電子回路装置への入力の電気的条件を表す演算条件情報とを用いて、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容及び当該故障が適用された回路素子以外の他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、当該故障を適用したときの電子回路装置の動作値である出力電圧を演算する回路演算部と、回路演算部により演算された電子回路装置の出力電圧と、電子回路装置の故障時における出力電圧と故障種別の関係を表す安全条件情報とを用いて、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容及び他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、電子回路装置の動作が安全、検出不可能な危険、検出可能な危険のいずれの状態に該当するかの判定を行う結果判定部と、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに、結果判定部による判定結果の状態ごとの発生割合を算出するばらつき結果統合部と、ばらつき結果統合部により算出された状態ごとの発生割合に基づいて、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに危険の残留度合いを算出し、算出した危険の残留度合いを複数の回路素子及び故障の内容の全てについて合計することで、電子回路装置の故障診断率を算出する故障診断率算出部と、を有することを特徴とする。
本発明による故障診断率算出方法は、電子回路装置の故障診断率を算出する故障診断率算出方法において、電子回路装置の回路構成情報及び電子回路装置を構成する複数の回路素子の故障情報を用いて、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに、当該故障を適用した回路情報を生成し、生成された回路情報と、回路素子の素子ばらつき情報と、電子回路装置への入力の電気的条件を表す演算条件情報とを用いて、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容及び当該故障が適用された回路素子以外の他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、当該故障を適用したときの電子回路装置の動作値である出力電圧を演算し、演算された電子回路装置の出力電圧と、電子回路装置の故障時における出力電圧と故障種別の関係を表す安全条件情報とを用いて、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容及び他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、電子回路装置の動作が安全、検出不可能な危険、検出可能な危険のいずれの状態に該当するかの判定を行い、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに、判定された判定結果の発生割合を算出し、算出された状態ごとの発生割合に基づいて、複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに危険の残留度合いを算出し、算出した危険の残留度合いを複数の回路素子及び故障の内容の全てについて合計することで、電子回路装置の故障診断率を算出することを特徴とする。
本発明によれば、回路素子のばらつきも考慮することで故障診断率の算出精度を向上させ、ばらつきを考慮しない場合と比べて故障診断率の値を向上させることができる。
第1の実施の形態における故障診断率算出装置の構成図である。 故障情報の内容を表した図である。 回路構成情報の内容を表した図である。 各素子のばらつき情報の内容を表した図である。 回路構成情報に素子ばらつき情報を複合させた図である。 安全条件情報の内容を表した図である。 故障診断率算出装置の処理を示すフローチャートである。 故障注入部の処理を示すフローチャートである。 (a)(b)開放故障が適用された回路を表した図である。 (a)(b)短絡故障が適用された回路を表した図である。 素子値増加が適用された回路を表した図である。 回路演算部および結果判定部のフローチャートである。 判定結果の例を表した図である。 判定結果発生割合を算出するための説明図である。 各故障における結果の発生割合をまとめた図である。 ばらつきを考慮しない場合の発生割合を算出するための説明図である。 ばらつきを考慮しない場合の各故障における結果の発生割合をまとめた図である。 第2の実施の形態における故障診断率算出装置の構成図である。 第2の実施の形態における故障情報の内容を表した図である。 第2の実施の形態における素子故障率情報の内容を表した図である。 第2の実施の形態において各故障における結果の発生割合をまとめた図である。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態における故障診断率算出装置2の構成図である。
電子回路装置4は、車載用の電子回路であり、故障診断率対象となる電子回路である。電子回路装置4は、車載用の電子回路の機能ブロックごとに分けた中の一つの電子回路であってもよい。設計者等は電子回路装置4の設計情報を基に電子回路情報5を抽出し、電子回路情報記憶部1に入力する。電子回路情報記憶部1は、ハードディスク装置などの記憶装置により構成され、入力された電子回路情報5を記憶する。
電子回路情報5は、回路構成情報11、素子ばらつき情報12、演算条件情報13、安全条件情報14である。各情報の詳細は後述するが、回路構成情報11は電子回路装置4の回路構成を示す情報である。素子ばらつき情報12は、電子回路装置4の回路素子のばらつきを示す情報である。演算条件情報13は、入力電圧や入力電流の値、交流か直流か等を示す情報である。安全条件情報14は、故障を適用した電子回路装置4が安全に動作できる領域および危険状態となる領域を示す情報であり、危険状態となる領域の場合には、その危険を検出できるか否かの各領域を定めた情報である。
故障診断率算出装置2は、故障注入部20、回路演算部21、結果判定部22、ばらつき結果統合部23、故障診断率算出部24を備えている。この故障診断率算出装置2は、故障情報10と電子回路情報記憶部1における回路構成情報11、素子ばらつき情報12、演算条件情報13、安全条件情報14を用いて、電子回路装置4の故障診断率34を算出する。
故障情報記憶部3は、電子回路装置4を構成する回路素子に対して発生する故障の内容を示す故障情報10を記憶する。故障情報10の詳細は後述する。
故障注入部20は、故障情報記憶部3より入力された故障情報10および電子回路情報記憶部1より入力された回路構成情報11を用いて、故障が適用された回路情報30を作成して出力する。
回路演算部21は、電子回路情報記憶部1より入力された素子ばらつき情報12と演算条件情報13と故障が適用された回路情報30を用いて、故障時における電子回路装置4の回路をシミュレーションして計算し、その回路の動作値を動作結果31として出力する。この回路演算部21は、回路動作を演算するものであるため、市販の回路シミュレータを用いても良い。
結果判定部22は、故障時の動作結果31と安全条件情報14を照合し、故障時の動作が安全であるか、危険であるかを判定する。さらに、危険である場合には、その危険を検出できるか否かを判定する。そして、その判定結果32を出力する。
ばらつき結果統合部23は、結果判定部22が出力した判定結果32を用いて、各故障における安全/危険の判定結果発生割合33を算出して出力する。なお、本実施の形態において、ばらつき結果統合部23は故障診断率算出部24の外部に存在するが、故障診断率算出部24の内部にばらつき結果統合部23があっても良い。
故障診断率算出部24は、各故障における安全/危険の判定結果発生割合33をまとめて、電子回路装置4の故障診断率34を算出して出力する。
図2は、故障情報記憶部3に記憶されている故障情報10の内容を示した図である。故障情報10は、電子回路装置4の回路素子とその回路素子に対して発生する故障の内容を示す情報である。図2の例では、抵抗に対して、開放、短絡、抵抗値増加、抵抗値減少の4種類の故障を定義している。また、抵抗値増加や抵抗値減少のような回路素子の値が変動する故障に対しては、変動量の上下限と変動量の刻み幅を併せて記憶している。抵抗値増加の変動量上限は抵抗値の1.5倍まで、その刻み幅は0.05倍である。抵抗値減少の変動量下限は抵抗値の0.5倍まで、その刻み幅は0.05倍である。回路素子は、抵抗の他に、インダクタ(コイル)、キャパシタ(コンデンサ)、FETなど電子回路装置4に用いられる回路素子について故障内容を記憶している。
図3は、電子回路情報記憶部1の回路構成情報11の内容を便宜上、回路図で表した図である。回路構成情報11は、電子回路装置4の回路を等価回路の計算式等で表されるものであり、回路演算部21が解読できる情報であればよい。図3の場合には、電子回路装置4の例として、入力電圧40を抵抗A41および抵抗B42によって分圧し、出力電圧43として出力する回路を示している。なお、入力電圧40は演算条件情報13として与えられるが、この例では5Vである。
図4は、電子回路情報記憶部1の素子ばらつき情報12の内容を表した図である。素子ばらつき情報12には、回路構成情報11に対応する各回路素子に対して、通常時の素子ばらつきの範囲とばらつきの刻み幅が示されている。図4の例では、抵抗Aおよび抵抗Bは、どちらも±5%の範囲で素子ばらつきが発生することを示している。また、刻み幅が1%ずつとなっているため、素子ばらつきを1%の刻み幅で−5%から+5%まで模擬することになる。なお、本実施の形態では、回路構成情報11と素子ばらつき情報12を区別しているが、図5のように回路構成情報11の中に素子ばらつき情報12が含まれる形で記憶しても良い。
図6は、電子回路情報記憶部1の安全条件情報14の内容を表した図である。安全条件情報14は、故障を適用した電子回路装置4が安全に動作できる領域および危険状態となる領域を示す情報である。また、電子回路装置4に何らかの安全装置が接続されており、電子回路装置4が危険な状態となったことを検出できる場合には、安全条件情報14の中に危険検出領域も併せて示す。図6の例では、図3に示す回路構成情報11における出力電圧43の値によって、安全および危険の領域を分けており、出力電圧43が2.7V以下である場合には安全、出力電圧43が2.7Vを超える場合には危険と定義している。また、図6の場合、安全装置による危険検出の有無によって危険領域をさらに分けており、出力電圧43が2.7超過3.0以下の部分を検出不可能な危険領域、出力電圧43が3.0Vを超えた部分を検出可能な危険領域と定義している。
以下、第1の実施の形態の動作について説明する。図7は、故障診断率算出装置2の処理を示すフローチャートである。
ステップS1では、故障注入部20において、故障情報記憶部3より入力された故障情報10および電子回路情報記憶部1より入力された回路構成情報11を用いて、故障が適用された回路情報30を作成して出力する。ステップS1の詳細は図8に示す。
図8は、故障注入部20の処理を示すフローチャートである。まずステップS10において、故障注入部20は回路構成情報11を用いて、電子回路装置4を構成する回路素子の中で故障の適用を行う回路素子を選択して設定する。次に、ステップS11で、故障注入部20は選択した素子に対して適用する故障内容を設定する。ここでは、故障情報10で定義した故障内容の中で、選択した素子に合致する故障を1つ設定する。設定する故障が素子値の増加故障もしくは素子値の減少故障である場合には、故障情報10で定義した変動上下限および刻み幅から、取りうる変動量のうちの1種類を設定する。例えば、抵抗A41の抵抗値増加故障を設定した場合、故障情報10において変動上下限は1.5倍、刻み幅は0.05倍となっているため、1.05倍、1.1倍、1.15倍、1.2倍、1.25倍、1.3倍、1.35倍、1.4倍、1.45倍、1.5倍の変動量の中から1つ選択して設定する。
次にステップS12で、故障注入部20はステップS10で選択した回路素子に対して、ステップS11で設定した故障を適用し、故障が適用された回路を作成する。ステップS13では、故障が適用された回路構成を全て記憶する。この故障が適用された回路について図9から図11を用いて説明する。
図9(a)(b)は、開放故障が適用された回路の例である。ここでは、抵抗A41に対して開放故障を適用している。開放故障であるので、図9(a)のように抵抗A41を削除し、抵抗A41の両端の配線接続を無くすことになる。ただし、図9(b)のように、抵抗A41の代わりとして抵抗値が極大な抵抗AA50を接続し、開放故障を模擬しても良い。
図10(a)(b)は、短絡故障が適用された回路の例である。ここでは、抵抗A41に対して短絡故障を適用している。短絡故障であるので、図10(a)に抵抗A41を削除して、抵抗A41の両端の配線を直結することになる。ただし、図10(b)のように、抵抗A41の代わりとして抵抗値が極小な抵抗AB51を接続し、短絡故障を模擬しても良い。
図11は、素子値の増加/減少故障を適用した例である。ここでは、抵抗A41に対して、1.1倍の抵抗増加故障を適用しているため、抵抗A41の代わりとして抵抗値を1.1倍した抵抗AC52を接続している。なお、ここでは抵抗増加故障を適用しているが、抵抗減少故障の場合や抵抗以外の素子値増加/減少故障に関しても、元の回路素子の代わりに素子値を変動させた回路素子を接続する形となる。
図8に戻り、次のステップS14で、故障注入部20は故障適用対象の回路素子に対して全ての故障を適用したか判定する。ここで、故障適用対象素子に対して、故障情報10で定義された故障内容をすべて適用している場合には、ステップS16の処理に移る。なお、故障適用対象素子に対する故障に素子値増加もしくは素子値減少故障が定義されている場合には、定義した変動上下限および刻み幅からすべての変動量を適用していることも判定する。全ての故障の種類および変動量を対象素子に適用している場合には、全ての故障を適用したと判定してステップS16の処理に移る。そうでない場合はステップS15の処理に移る。
ステップS15で、故障注入部20は故障内容をまだ適用していないものに切り替える処理を行う。なお、素子値の増加および減少故障を適用する場合は、変動量の上下限および刻み幅から、まだ適用していない変動量の値に切り替えを行う。
ステップS16で、故障注入部20は全ての回路素子に対して故障を適用したかを判定する。全ての回路素子に故障を適用している場合には故障適用処理を終了し、そうでない場合にはステップS17の処理に移る。ステップS17では、故障適用対象の回路素子をまだ故障が適用されていない回路素子に切り替える処理を行う。以上が故障注入部20における故障適用処理の処理内容である。
故障適用処理が終わると、次に図7のステップS2の回路動作演算および結果判定処理に移る。このステップS2の詳細を図12に示す。
図12は、回路演算部21による回路動作演算および結果判定部22による結果判定処理のフローチャートである。まず、ステップS20において、回路演算部21は、故障注入部20が作成した故障が適用された回路の1つを処理対象回路に設定する。前述のステップS13で、故障が適用された回路が全て記憶されており、この中から1つを処理対象回路に設定する。
次に、ステップS21において、回路演算部21は、素子ばらつき値の設定を行う。ここでは、処理対象の回路内の故障が適用されていない回路素子に対して、電子回路情報記憶部1より入力された素子ばらつき情報12で定義した範囲および刻み幅に応じて、回路素子ごとに1つのばらつき値を設定する。
ステップS22において、回路演算部21は、処理対象の回路および設定した素子ばらつき値と演算条件情報13を用いて故障を適用した回路の動作値を演算する。
次に、ステップS23において、回路演算部21は、ステップS22で回路演算部21が出力した動作結果31である動作値を全て記憶する。例えば、抵抗A41に開放故障を適用し、抵抗B42のばらつきが±0%である場合には、出力電圧43が0Vであるという結果になる。また、抵抗A41に短絡故障を適用し、抵抗B42のばらつきが±0%である場合には、出力電圧43が5Vであるという結果になる。
次にステップS24で、回路演算部21は、処理対象回路に対して素子ばらつき設定の組み合わせを全通り実施したかを判定する。全通りの素子ばらつきを実施している場合にはステップS26の処理に移る。そうでない場合にはステップS25において、まだ実施していない素子ばらつきの組み合わせになるように、各回路素子のばらつき値を更新する。そして、ステップS22において、各回路素子のばらつき値に基づいて回路動作の演算を行い、ステップS23において、その結果を記憶する。
ステップS26で、回路演算部21は、故障注入部20が作成した故障が適用された回路をすべて処理したか判定する。全て処理した場合には、回路演算部21の処理を終了する。そうでない場合にはステップS27において、処理対象回路を未処理の回路に切り替える。
次に、ステップS28において、結果判定部22の処理に移る。結果判定部22は、ステップS22で回路演算部21が出力した動作結果31と電子回路情報記憶部1より入力される安全条件情報14を用いて、動作結果31の判定を行う。図13は、その判定結果32の例を表した図である。この中で、抵抗A41に開放故障を適用し、抵抗B42のばらつきが±0%である場合には、出力電圧43が0Vであるという結果になっている。この結果と図6に示す安全条件情報14とを比較すると、この場合の動作結果31は安全と判定される。また、抵抗A41に短絡故障を適用し、抵抗B42のばらつきが±0%である場合には、出力電圧43が5Vであるという結果になる。この結果と図6に示す安全条件情報14とを比較すると、この場合の動作結果31は検出可能な危険と判定される。
結果判定部22の結果判定処理が終わると、図7に示すステップS3の処理に移る。ステップS3はばらつき結果統合部23による処理である。ステップS3で、ばらつき結果統合部23は、結果判定部22が判定した結果を故障内容ごとにまとめて、安全、検出不可能な危険、検出可能な危険の各判定結果発生割合33を算出する。
図14は、ばらつき結果統合部23における判定結果発生割合33を算出するための説明図である。ここでは、抵抗B42に抵抗値増加故障を適用した場合の結果をまとめている。図の縦軸は抵抗A41の素子ばらつき値であり、横軸は抵抗B42の変動量を表している。また、各マス目はそれぞれの変動量および素子ばらつき値での判定結果を表しており、白マス目は安全、網マス目は検出不可能な危険、斜線マス目は検出可能な危険を表している。
図14の場合、変動量と素子ばらつきの組み合わせは全部で110通りであり、その中で安全と判定された組み合わせが33通り、検出可能な危険と判定された組み合わせが70通り、検出可能な危険と判定された組み合わせが7通りとなっている。ばらつき結果統合部23は、これらの組み合わせがそれぞれ何通りあるかを算出する。このように、ばらつき結果統合部23は、故障ごとに判定された判定結果から安全、検出不可能な危険、検出可能な危険の各取りうる数を求め、該数に基づいて判定結果発生割合33を算出する。安全の発生割合は33/110で30%となる。検出不可能な危険の発生割合は70/110で63.6%、検出可能な危険の発生割合は7/110で6.4%となる。これらの値が、抵抗B42の抵抗値増加故障が発生した場合の安全、検出不可能な危険、検出可能な危険の各判定結果発生割合33である。
なお、図14では、抵抗B42の抵抗値増加故障の例を示したが、ステップS3では適用したすべての故障に対して、各結果の判定結果発生割合33を求める処理を行う。
図7に示すステップS3の処理が終わると、ステップS4の処理に移る。ステップS4で、故障診断率算出部24は、ばらつき結果統合部23がまとめた各故障における安全、検出不可能な危険、検出可能な危険の割合を用いて危険の残留度合いを求め、その値から故障診断率34を算出する。
図15は、各故障における結果の判定結果発生割合33をまとめた図である。故障診断率算出部24は、各回路素子の故障ごとに、安全、検出不可能な危険、検出可能な危険の各判定結果発生割合33をまとめて、危険の残留度合いを算出する。ここで、危険の残留度合いとは、各故障の検出不可能な危険の発生割合のことである。そのため、安全および検出可能な危険の部分では、危険の残留度合いは0としている。各故障に対して危険の残留度合いを算出したら、次はそれらを合計する。
図15の場合には、危険の残留度合いの合計は1.018という結果になった。この値と、適用した故障数から故障診断率34を算出する。また、図15の場合、故障適用した素子は抵抗A41と抵抗B42の2種類であり、適用した故障は開放故障、短絡故障、抵抗値増加故障、抵抗値減少故障の4種類であるため、回路全体で適用した故障数は8となる。故障診断率算出部24は、故障診断率34を[1−危険の残留度合い/適用した故障数]で算出するため、図15の場合には[1−1.018/8]で87.27%となる。
以上は第1の実施の形態における故障診断率34の算出処理であるが、以降はばらつきを考慮したことによる効果について述べる。図16は、ばらつきを考慮しない場合の各結果の判定結果発生割合33を算出する説明図である。ここでは、図14と同様に、抵抗B42の抵抗値減少故障の場合の結果をまとめている。図16の横軸は図14と同様だが、素子ばらつきを考慮していないため、縦軸は±0%の部分しかない。この結果をみると、図14では検出可能な危険の部分が存在したが、図16ではその部分がない。検出可能な危険が存在しない分、相対的に検出不可能な危険の割合が増加し、図16の場合では検出不可能な危険の割合は70%となっている。
図17は、ばらつきを考慮しない場合の各故障における結果の判定結果発生割合33をまとめた図である。抵抗A41の開放故障と短絡故障および抵抗値増加故障、抵抗B42の開放故障と短絡故障および抵抗値減少故障では、図15の場合と同様の結果となっている。しかし、抵抗A41の抵抗値増加故障と抵抗B42の抵抗値減少故障では、どちらも検出不可能な危険の割合が増加しており、危険の残留度合いも図15と比べて大きくなっている。そのため、図17の例における故障診断率34は[1−1.1/8]で86.25%となり、図15と比べて1%程度低くなっている。
このように、ばらつきを考慮することで、考慮しない場合と比べて、故障による安全/危険の判定結果発生割合33をより詳細に算出でき、それによって故障診断率34の値も向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態によれば、電子回路装置4の素子ばらつきも考慮して故障診断率34を算出することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、各故障の発生割合と各素子の故障発生率を考慮することで、より正確に故障診断率34を算出することができる故障診断率算出装置2Aの例を説明する。
図18は、第2の実施の形態における故障診断率算出装置2Aの構成図である。なお、第1の実施の形態における故障診断率算出装置2の構成図と同一箇所には同一の符号を付与しており、それらの説明は省略する。
故障診断率算出装置2Aは、故障情報10Aと電子回路情報記憶部1における回路構成情報11、素子ばらつき情報12、演算条件情報13、安全条件情報14、素子故障率情報15を用いて、電子回路装置4の故障診断率34を算出する。素子故障率情報15は、電子回路装置4を構成する各回路素子の故障率である。この故障診断率算出装置2Aは、故障注入部20、回路演算部21、結果判定部22、ばらつき結果統合部23、故障診断率算出部24Aを有しており、故障診断率算出部24Aには電子回路情報記憶部1より安全条件情報14および素子故障率情報15が入力される。
図19は、第2の実施の形態における故障情報10Aの内容を表した図である。故障情報10Aは、故障情報10に加えて各故障の発生確率を有している。この各故障の発生確率は、1つの回路素子における発生確率の合計が100%となるように設定される。
図20は、素子故障率情報15の内容を表した図である。素子故障率情報15は、電子回路装置4を構成する各回路素子の故障率情報を有している。図20の例では、抵抗A41の故障率は2×10−9、抵抗B42の故障率は1×10−9となっている。
図21は、第2の実施の形態において各故障における結果の判定結果発生割合33をまとめた図である。故障診断率算出部24Aは、各結果の判定結果発生割合33の他に、各素子の故障率と各故障の発生確率を用いて、危険となる故障率を算出する。そして、回路素子の故障率の合計と危険となる故障率の合計から故障診断率34を算出する。図21では、図15と比べて、素子の故障率と故障発生確率の欄が増えている。また、図15では危険の残留度合いとなっていた部分が、危険となる故障率に変わっている。ここで、危険となる故障率は、素子の故障率と故障発生確率、検出不可能な危険の発生割合を乗算して求める。そのため、安全および検出可能な危険の部分は、危険となる故障率が0となる。例として、抵抗A41の抵抗値減少故障の場合には、抵抗A41の故障率が2×10−9、抵抗値減少故障の発生確率が20%、検出不可能な危険の発生割合が38.2%であるため、危険となる故障率は0.1528×10−9となる。
そして、故障診断率算出部24Aは、故障診断率34を[1−危険となる故障率の合計/素子故障率の合計]によって求める。図21の場合、危険となる故障率の合計は、0.2800×10−9であり、素子故障率の合計は3×10−9であるため、故障診断率34は[1−(0.2800×10−9)/(3×10−9)]で90.66%となる。
本発明の第2の実施の形態によれば、各回路素子の故障率と各故障の発生確率を用いて、検出不可能な危険が発生する割合を重み付けすることで、故障診断率34をより正確に算出することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した第1および第2の実施の形態を次のように変形して実施することができる。
(1)素子ばらつき情報12は、図4に示すように、回路構成情報11に対応する各回路素子に対して、通常時の素子ばらつきの範囲とばらつきの刻み幅で示した。そして、図12に示したように、回路演算部21は、処理対象回路に対して素子ばらつき設定の組み合わせを全通り実施した。しかし、モンテカルロ法を用いて、素子ばらつきの範囲およびシミュレーション回数を定めて、1回のシミュレーションで素子ばらつきの範囲内でランダムに各回路素子のばらつき値を設定して演算を行い、これを定められたシミュレーション回数だけ行って演算結果を求めるようにしてもよい。
(2)故障診断率算出装置2は、故障注入部20、回路演算部21、結果判定部22、ばらつき結果統合部23、故障診断率算出部24を有し、電子回路装置4の故障診断率34を算出するようにした。しかし、故障注入部20、回路演算部21、結果判定部22、ばらつき結果統合部23、故障診断率算出部24の一部または全部を、プロセッサとそれぞれの機能を実現するプログラムとによって構成し、プロセッサがプログラムを解釈し、実行するようにしてもよい。
以上で説明した実施の形態における故障診断率算出装置および変形例によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)電子回路装置4の故障診断率を算出する故障診断率算出装置2において、故障診断率算出装置2は、電子回路装置4の回路構成情報11及び電子回路装置4を構成する回路素子の故障情報10を用いて故障を適用した回路情報を生成する故障注入部20と、生成された回路情報30と回路素子の素子ばらつき情報12と演算条件情報13を用いて故障を適用した回路の動作値を演算する回路演算部21と、演算された回路の動作値と電子回路装置4の安全条件情報14から、故障ごとに、安全、検出不可能な危険、検出可能な危険の判定を行う結果判定部22と、故障ごとに判定された判定結果の発生割合33を算出するばらつき結果統合部23と、算出された発生割合33に基づいて電子回路装置4の故障診断率34を算出する故障診断率算出部24と、を有することを特徴とする。したがって、回路素子のばらつきも考慮することで故障診断率の算出精度を向上させ、ばらつきを考慮しない場合と比べて故障診断率の値を向上させることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
1 電子回路情報記憶部
2、2A 故障診断率算出装置
3 故障情報記憶部
4 電子回路装置
10、10A 故障情報
11 回路構成情報
12 素子ばらつき情報
13 演算条件情報
14 安全条件情報
15 素子故障率情報
20 故障注入部
21 回路演算部
22 結果判定部
23 ばらつき結果統合部
24、24A 故障診断率算出部
34 故障診断率

Claims (5)

  1. 電子回路装置の故障診断率を算出する故障診断率算出装置において、
    前記故障診断率算出装置は、
    前記電子回路装置の回路構成情報及び前記電子回路装置を構成する複数の回路素子の故障情報を用いて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに、当該故障を適用した回路情報を生成する故障注入部と、
    前記故障注入部により生成された回路情報と、前記回路素子の素子ばらつき情報と、前記電子回路装置への入力の電気的条件を表す演算条件情報とを用いて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容及び当該故障が適用された回路素子以外の他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、当該故障を適用したときの前記電子回路装置の動作値である出力電圧を演算する回路演算部と、
    前記回路演算部により演算された前記電子回路装置の出力電圧と、前記電子回路装置の故障時における出力電圧と故障種別の関係を表す安全条件情報とを用いて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容及び前記他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、前記電子回路装置の動作が安全、検出不可能な危険、検出可能な危険のいずれの状態に該当するかの判定を行う結果判定部と、
    前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに、前記結果判定部による判定結果の前記状態ごとの発生割合を算出するばらつき結果統合部と、
    前記ばらつき結果統合部により算出された前記状態ごとの発生割合に基づいて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに危険の残留度合いを算出し、算出した前記危険の残留度合いを前記複数の回路素子及び前記故障の内容の全てについて合計することで、前記電子回路装置の故障診断率を算出する故障診断率算出部と、
    を有することを特徴とする故障診断率算出装置。
  2. 請求項1に記載された故障診断率算出装置において、
    前記故障情報は、前記複数の回路素子で発生する故障の種類を表す情報と、当該故障の種類ごとの回路素子値の変動量を表す情報とを含み、
    前記故障注入部は、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の種類及び回路素子値の変動量ごとに、前記回路情報を生成し、
    前記回路演算部は、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の種類及び回路素子値の変動量、及び前記他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、前記電子回路装置の動作値である出力電圧を演算し、
    前記結果判定部は、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の種類及び回路素子値の変動量、及び前記他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、前記判定を行い、
    前記ばらつき結果統合部は、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の種類ごとに、当該故障の種類における全ての回路素子値の変動量及び前記他の回路素子の全ての素子ばらつき値をまとめて、前記状態ごとの発生割合を算出することを特徴とする故障診断率算出装置。
  3. 請求項2に記載された故障診断率算出装置において、
    前記故障診断率算出部に替えて、第2の故障診断率算出部を有し、
    前記故障情報は、当該故障の種類ごとの発生確率を表す情報をさらに含み、
    前記第2の故障診断率算出部は、前記ばらつき結果統合部により算出された前記状態ごとの発生割合と、前記複数の回路素子の各々における前記故障の種類ごとの発生確率と、前記複数の回路素子の各々の素子故障率を表す素子故障率情報とに基づいて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに危険となる故障率を算出し、算出した前記危険となる故障率を前記複数の回路素子及び前記故障の内容の全てについて合計した値と、前記素子故障率を前記複数の回路素子の全てについて合計した値とを用いて、前記電子回路装置の故障診断率を算出することを特徴とする故障診断率算出装置。
  4. 請求項3に記載された故障診断率算出装置において、
    前記第2の故障診断率算出部は、前記素子故障率と、前記発生確率と、前記検出不可能な危険の発生割合とを乗算することで、前記危険となる故障率を算出することを特徴とする故障診断率算出装置。
  5. 電子回路装置の故障診断率を算出する故障診断率算出方法において、
    前記故障診断率算出方法は、
    前記電子回路装置の回路構成情報及び前記電子回路装置を構成する複数の回路素子の故障情報を用いて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに、当該故障を適用した回路情報を生成し、
    前記生成された回路情報と、前記回路素子の素子ばらつき情報と、前記電子回路装置への入力の電気的条件を表す演算条件情報とを用いて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容及び当該故障が適用された回路素子以外の他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、当該故障を適用したときの前記電子回路装置の動作値である出力電圧を演算し、
    前記演算された前記電子回路装置の出力電圧と、前記電子回路装置の故障時における出力電圧と故障種別の関係を表す安全条件情報とを用いて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容及び前記他の回路素子の素子ばらつき値ごとに、前記電子回路装置の動作が安全、検出不可能な危険、検出可能な危険のいずれの状態に該当するかの判定を行い、
    前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに、前記判定された判定結果の発生割合を算出し、
    前記算出された前記状態ごとの発生割合に基づいて、前記複数の回路素子の各々に合致する故障の内容ごとに危険の残留度合いを算出し、算出した前記危険の残留度合いを前記複数の回路素子及び前記故障の内容の全てについて合計することで、前記電子回路装置の故障診断率を算出することを特徴とする故障診断率算出方法。
JP2013238041A 2013-11-18 2013-11-18 故障診断率算出装置、故障診断率算出方法 Active JP6313022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013238041A JP6313022B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 故障診断率算出装置、故障診断率算出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013238041A JP6313022B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 故障診断率算出装置、故障診断率算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015099047A JP2015099047A (ja) 2015-05-28
JP6313022B2 true JP6313022B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=53375750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013238041A Active JP6313022B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 故障診断率算出装置、故障診断率算出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6313022B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114355173B (zh) * 2022-01-04 2023-05-30 电子科技大学 一种基于多输入残差网络的模拟滤波电路故障诊断方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040109A (ja) * 2000-07-28 2002-02-06 Mitsubishi Electric Corp 故障検証方法及び装置
JP4417084B2 (ja) * 2003-12-02 2010-02-17 Necエレクトロニクス株式会社 アナログ回路の故障検出シミュレーションシステム
JP2013003633A (ja) * 2011-06-13 2013-01-07 Toyota Motor Corp 故障再現装置、故障再現方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015099047A (ja) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05342305A (ja) クロストーク検証装置
US9443041B2 (en) Simulation system and method for testing a simulation of a device against one or more violation rules
EP2613207A2 (en) Adaptive trend-change detection and function fitting system and method
CN104124675B (zh) 过电压保护装置和用于多级过电压保护装置的诊断方法
CN109375040B (zh) 一种h桥电容器组的状态监测方法、设备及系统
CN106926703A (zh) 用于辅助电动车辆的启动的系统和方法
CN110990295B (zh) 测试用例的验证方法、装置及电子设备
JP6313022B2 (ja) 故障診断率算出装置、故障診断率算出方法
CN109858097A (zh) 一种航天器单机测试性评估抽样方法
CN110780726B (zh) Pg引脚上电时序合理性的检测方法、系统及相关组件
CN109916551B (zh) 一种刹车性能检测方法、装置及电子设备
JP2010245382A (ja) レイアウト検証方法及びレイアウト検証装置
JP6116052B2 (ja) 組込みシステムのテスト方法
US20160267217A1 (en) Display apparatus and design method of semiconductor integrated circuit
CN110928765B (zh) 一种链路测试方法及装置
CN111368464B (zh) 一种功率半导体器件的芯片筛选方法及装置
JP6360443B2 (ja) 回路シミュレーション装置、回路シミュレーション方法および回路シミュレーションプログラム
CN116626530B (zh) 一种基于双通道的大功率稳压源故障检测方法及系统
US8954305B2 (en) Circuit simulation apparatus and circuit simulation method
JP2010039969A (ja) クロストークノイズの判定方法およびプログラム
US8694946B1 (en) Simultaneous switching noise optimization
JP6199813B2 (ja) フォーマル検証装置およびプログラム
CN114421439B (zh) 基于可视化与专家系统的电网保护定值数据变更方法
JP2009031927A (ja) 接地工事の工法選択システム
JP6246017B2 (ja) 回路設計装置および回路設計プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160630

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170526

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6313022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250