JP6311659B2 - 高炉内の層厚分布の推定方法、高炉の操業方法、および高炉内の層厚分布の推定装置 - Google Patents

高炉内の層厚分布の推定方法、高炉の操業方法、および高炉内の層厚分布の推定装置 Download PDF

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Description

本発明は、高炉内の層厚分布の推定方法、高炉の操業方法、および高炉内の層厚分布の推定装置に関する。
高炉操業の高度化に伴い、鉱石及びコークスの装入物の層厚分布を把握することは非常に重要となっている。層厚分布を推定する従来技術として、例えば特許文献1で示される方法がある。特許文献1は、高炉の炉頂における温度分布とガス流速分布の変化から高炉装入物の層厚分布を推定する方法に関する。
また、炉内状態を推定する従来技術として、例えば非特許文献1で示される方法がある。非特許文献1の推定方法は、高炉を軸対称として2次元のメッシュに分割し、与えられた条件のもとに、固体(鉱石、コークス)の流れ、液体(溶銑)の流れ、ガスの流れ、伝熱、化学反応を計算し、炉内の状態を推定する。
特開平9−287008号公報
川崎製鉄技報 29(1997)1,30-36 「高炉操業シミュレータの開発と溶銑シリコン低減への適用」
特許文献1の推定方法では、装入物が持込む水分などの外乱により、高炉装入物の層厚分布を高精度に推定できないという問題がある。非特許文献1の推定方法は、オフライン利用で開発されたものであり、例えば、新しい操業形態を実施するときなどの事前検討として利用する。また、非特許文献1では、高炉装入物の層厚分布は入力データとして与えるものであり、これに基づき炉内推定を行うため、高炉装入物の層厚分布を推定するものとはなっていない。
本発明の目的は、高炉の操業中に高炉装入物の層厚分布を精度良く推定することが可能な高炉内の層厚分布の推定方法、高炉の操業方法、および高炉内の層厚分布の推定装置を提供することである。
本発明の高炉内の層厚分布の推定方法は、高炉の炉内のガス成分を計測する装置によって前記炉内の径方向に沿ったガス成分の分布を計測する計測工程と、前記計測工程で計測された前記ガス成分の分布から、予め定められた対応関係に基づいて前記炉内の径方向に沿った鉱石層とコークス層の層厚分布を前記高炉の操業中に推定する推定工程と、を含み、前記対応関係は、前記層厚分布についての入力データから前記炉内をシミュレートして前記ガス成分の分布を計算する物理モデルから得られた、互いに異なる複数の前記入力データに対する前記物理モデルの計算結果に基づいていることを特徴とする。
上記高炉内の層厚分布の推定方法において、前記対応関係は、複数の前記入力データおよび前記物理モデルの計算結果から主成分分析および重回帰を用いて定められていることが好ましい。
本発明の高炉の操業方法は、上記高炉内の層厚分布の推定方法と、前記炉内に鉱石およびコークスを装入する装入工程とを含み、前記推定工程で推定された層厚分布に基づいて前記装入工程における鉱石およびコークスの装入方法を変更することを特徴とする。
本発明の高炉内の層厚分布の推定装置は、高炉の炉内の径方向に沿ったガス成分の分布を計測する計測装置と、前記計測装置によって計測された前記ガス成分の分布から、予め定められた対応関係に基づいて前記炉内の径方向に沿った鉱石層とコークス層の層厚分布を前記高炉の操業中に推定する推定部と、を備え、前記対応関係は、前記層厚分布についての入力データから前記炉内をシミュレートして前記ガス成分の分布を計算する物理モデルから得られた、互いに異なる複数の前記入力データに対する前記物理モデルの計算結果に基づいていることを特徴とする。
本発明に係る高炉内の層厚分布の推定方法、高炉の操業方法、および高炉内の層厚分布の推定装置は、炉内の径方向に沿ったガス成分の分布から、予め定められた対応関係に基づいて炉内の径方向に沿った鉱石層とコークス層の層厚分布を高炉の操業中に推定する。上記の対応関係は、層厚分布についての入力データから炉内をシミュレートしてガス成分の分布を計算する物理モデルから得られた、互いに異なる複数の入力データに対する物理モデルの計算結果に基づいている。本発明に係る高炉内の層厚分布の推定方法、高炉の操業方法、および高炉内の層厚分布の推定装置によれば、高炉の操業中に高炉装入物の層厚分布を精度良く推定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る高炉内の層厚分布の推定装置を示す図である。 図2は、層厚分布の説明図である。 図3は、ガス利用率分布の一例を示す図である。 図4は、高炉物理モデルによるガス利用率分布の計算を説明する図である。 図5は、入力推定逆モデルの構築に係るオフライン処理フローである。 図6は、入力初期値の説明図である。 図7は、入力セットの説明図である。 図8は、層厚分布の推定に係るオンライン処理フローである。 図9は、実施例の計算結果を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る高炉内の層厚分布の推定方法、高炉の操業方法、および高炉内の層厚分布の推定装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図9を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、高炉内の層厚分布の推定方法、高炉の操業方法、および高炉内の層厚分布の推定装置に関する。図1は、実施形態に係る高炉内の層厚分布の推定装置を示す図である。
図1に示すように、実施形態に係る高炉内の層厚分布の推定装置1は、高炉100内の鉱石層111とコークス層112の層厚分布を推定する。実施形態に係る高炉内の層厚分布の推定装置1は、ガスサンプラー2と、推定部3と、判定処理部4と、記憶部5と、制御部10とを有する。
高炉100は、巨大な向流移動層反応炉であり、図1に示すように、炉頂部に炉頂バンカー101を備え、炉下部に羽口102を備える。炉頂バンカー101は、高炉100の炉頂部から内部(炉内)に装入物110を装入する。ここで、装入物110は、酸化鉄を主体とする鉄原料である鉱石(例えば、鉄鉱石、焼結鉱、塊鉱石等)、およびコークスである。炉頂バンカー101は、高炉100の炉頂部から炉下部に向かって鉱石層111とコークス層112とを交互に形成するように、炉内に装入物110を順次装入し、これにより、鉱石層111とコークス層112との多層構造を有する炉内混合物113を形成する。なお、この炉内混合物113は、図1に示す鉱石層111とコークス層112との多層構造の他に、塊状帯、融着帯、および滴下帯等を含む。
高炉100は、羽口102から吹き込まれた高温ガスを炉内ガスとして炉下部側から炉頂部側に向かい流通させ、炉頂バンカー101によって炉内に装入した各装入物110(鉱石およびコークス)のうち、コークスを炉内ガスによって燃焼させる。高炉100は、コークスの燃焼によって生成した一酸化炭素を含む還元性ガスを用い、炉内の各装入物110のうちの鉱石に含まれる酸化鉄を還元して、銑鉄115を製造する。銑鉄115は、溶融した状態の溶銑となって高炉100の炉下部に流れ、その後、高炉100の外部に送出される。
また、高炉100には、高炉100の炉体温度を計測する温度計6、および高炉100内のガス圧力を計測する圧力計7が配置されている。温度計6は、例えば図1に示すように、高炉100の壁部に設けられ、操業中の高炉100の炉本体の温度である炉体温度を連続的または断続的に測定する。温度計6は、炉体温度を測定する都度、得られた炉体温度の測定データを制御部10に送信する。圧力計7は、操業中の高炉100におけるガス圧力を連続的または断続的に測定する。本実施の形態において、圧力計7は、例えば、操業中の高炉100のガス圧力として、高炉100の炉内に供給される高温ガス(熱風)の圧力、高炉100の炉内ガスの圧力等を測定する。圧力計7は、ガス圧力を測定する都度、得られたガス圧力の測定データを制御部10に送信する。
入力部8は、キーボードおよびマウス等の入力デバイスを用いて構成され、作業者の入力操作に対応して各種情報を制御部10に入力する。この入力部8による入力情報として、例えば、推定部3による推定処理に必要なパラメータを設定するための情報(高炉100の諸元等)、制御部10に対して指示する指示情報等が挙げられる。
表示部9は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを用いて構成され、制御部10によって表示指示されたデータを表示する。この表示部9によって表示されるデータとして、例えば、操業中の高炉100の炉内状態の推定データ、高炉100の各種測定データ、高炉100の操業実績データ等が挙げられる。
制御部10は、プログラムを実行するCPU、このプログラム等を格納するROM、および演算データ等を一時的に記憶するRAM等を用いて構成される。制御部10は、ガスサンプラー2、推定部3、記憶部5、表示部9、および炉頂バンカー101の各動作を制御し、且つ、高炉内の層厚分布の推定装置1の各構成部間における信号の入出力を制御する。具体的には、制御部10は、ガスサンプラー2の測定タイミングを制御し、推定部3による演算処理および推定処理を制御し、記憶部5へのデータの保存および記憶部5からのデータの読み出しを制御する。また、制御部10は、入力部8の入力情報に基づいて、表示部9によるデータの表示内容および表示期間等を制御する。
記憶部5は、不揮発性のメモリ等を有する記憶装置である。記憶部5には、後述する入力推定逆モデル5aおよび高炉100の操業に係る実績データ5bが保存される。
ガスサンプラー2は、操業管理対象である高炉100の炉内を流れる高温ガス(以下、「炉内ガス」と称する。)を計測する。ガスサンプラー2は、細長い筒状のゾンデ2aを有し、予め定められた時間間隔で炉内ガスのサンプリングを行う。ガスサンプラー2は、高さ方向における高炉100の上部に配置されている。ガスサンプラー2のゾンデ2aは、操業中の高炉100の炉壁から中心部へ向けてバッチ的に装入される。ガスサンプラー2は、炉内ガスの温度や、炉内ガスの成分比を計測する。炉内ガスの成分には、一酸化炭素CO、二酸化炭素CO2、水素H2、窒素N2等が含まれる。ガスサンプラー2は、炉内ガスの成分比として、炉内ガス中の各ガス成分の濃度[体積%]、具体的には、一酸化炭素のガス成分濃度[CO]、二酸化炭素のガス成分濃度[CO2]、水素のガス成分濃度[H2]、および窒素のガス成分濃度[N2]等を測定する。
ガスサンプラー2は、高炉100の炉内の径方向に沿った複数の位置において炉内ガスをサンプリングし、炉内ガスの成分比を計測する。つまり、本実施形態のガスサンプラー2は、高炉100の炉内の径方向に沿ったガス成分の分布を計測する計測装置としての機能を有する。また、ガスサンプラー2は、高炉100の炉内の径方向に沿ったガス成分の分布を計測する計測工程を実行する。なお、本明細書において、特に記載しない場合、「径方向」とは高炉100の中心軸線CPと直交する方向を示すものとする。
推定部3は、ガスサンプラー2によって計測されたガス成分の分布から、予め定められた対応関係に基づいて炉内の径方向に沿った鉱石層111とコークス層112の層厚分布を高炉100の操業中に推定する。ここで、図2を参照して説明するように、層厚分布は、層厚比の径方向に沿った分布である。図2において、横軸は高炉100の径方向位置を示す。径方向位置は、高炉100における径方向の位置である。径方向位置の原点(中心)は中心軸線CPを示し、径方向位置の座標値が大きくなるに従って高炉100の炉壁に近づく。層厚比は、炉内混合物113における鉱石層111の厚さの割合である。
本実施形態の層厚比は、鉱石層111の厚さLとコークス層112の厚さLを合わせた層厚(L+L)に対する鉱石層111の厚さLの比であり、下記式(1)で表される。層厚分布は、高炉100の径方向に沿った層厚比の分布である。
層厚比 = L/(L+L)…(1)
本実施形態の推定部3は、ガス利用率に基づいて層厚分布を推定する。ガス利用率は、下記式(2)で表されるものであり、炉内ガス中の一酸化炭素の濃度[CO]と二酸化炭素の濃度[CO2]の合計濃度に対する二酸化炭素の濃度[CO2]の比を示す。ガス利用率は、高炉100の炉内での還元反応の進行を推定するために用いられる。ガス利用率は、炉内で計測される指標のうちで安定的に計測可能な指標であり、非常に重要である。ガス利用率は、ガスサンプラー2によって計測されたガス成分比から計算される。図3は、ガス利用率分布の一例を示す図である。図3において、横軸は高炉100の径方向位置を示し、縦軸はガス利用率を示す。ガス利用率分布は、高炉100の径方向に沿ったガス利用率の分布である。
ガス利用率 = [CO2]/([CO2]+[CO])…(2)
推定部3が層厚分布を推定する際に用いる所定の対応関係は、高炉物理モデルに基づいて定められている。高炉物理モデルは、少なくとも層厚分布を含む入力データおよび高炉100の諸元に基づいて操業中の高炉100の炉内をシミュレートし、ガス利用率分布を推定する数学モデルである。高炉物理モデルとしては、例えば、非特許文献1に記載されたモデルが用いられる。本実施形態の所定の対応関係は、以下に説明するように、ガス利用率分布の実績が高炉物理モデルによる計算結果と一致するように予め定められている。本実施形態では、高炉物理モデルに基づいて構築された、ガス利用率分布から層厚分布を推定する入力推定逆モデルが用いられる。推定部3は、入力推定逆モデルによってガス利用率分布の実績から層厚分布を推定する。つまり、推定部3は、ガス利用率分布の実績が高炉物理モデルによる計算結果と一致するように、高炉物理モデルの入力である層厚分布を推定する。
図4を参照して、入力推定逆モデルの構築方法について説明する。図4には、高炉物理モデルのモデル入力である(a)層厚分布、およびモデル出力である(b)ガス利用率分布が示されている。まず、径方向に沿った層厚分布(x)から計算される径方向に沿ったガス利用率分布(y)への順方向の推定を考える。この場合、ガス利用率分布yと層厚分布xの関係は、下記[数1]によって表現できる。層厚分布xの各要素x(i=1,2,…,m)は、径方向の位置P(i=1,2,…,m)における層厚比である。また、ガス利用率分布yの各要素y(i=1,2,…,m)は、径方向の位置Pにおけるガス利用率である。重回帰係数aは、入力の層厚分布xのうち径方向のある位置Pにおいて変化があったときに、出力であるガス利用率分布yに対してその変化のあった位置Pを中心にどれだけ影響があったかという影響係数のような意味を持つ。
Figure 0006311659
よって、出力yから入力xを逆推定するためには、影響行列Aの逆行列A-1を求めればよいことになる。しかし、対象としているのは分布系であるため、隣接関係が大きいほど相関が強く、逆行列を求めることができない。そこで、本実施形態では、主成分分析を適用して入力推定逆モデルを構築する。主成分分析により出力yの次元を適当な次元に圧縮することが可能となり、出力yから入力xへの逆影響係数bを求めることが可能となる。求められた逆影響係数bは、入力推定逆モデルとして記憶部5に保存される。
図5から図7を参照して、入力推定逆モデルの構築手順について説明する。図5は、入力推定逆モデルの構築に係るオフライン処理フロー、図6は、入力初期値の説明図、図7は、入力セットの説明図である。図5の処理フローは、高炉物理モデルの計算処理を実行可能なワークステーションやパソコン等の演算装置において実行される。
ステップS1では、入力初期値の設定が実行される。図6に示す入力初期値の層厚分布(以下、「デフォルト分布」と称する。)Sxdは、層厚分布のデフォルト値である。デフォルト分布Sxdは、例えば、高炉100における層厚分布の目標値である。入力初期値の設定は、オペレータの手入力によってなされても、記憶装置に保存されたデータファイルの読み込みによってなされてもよい。入力初期値の設定がなされると、ステップS2に進む。
ステップS2では、入力セットの作成がなされる。入力セットXsは、図7を参照して説明するように、デフォルト分布Sxdと、デフォルト分布Sxdに対して各々の径方向位置Pの層厚比を所定値だけ増減させた層厚分布Sx1,Sx2,…,Sx2mとを合わせた層厚分布のセットである。層厚分布Sx1は、位置Pの層厚比をデフォルト分布Sxdに対して所定値だけ増加側(鉱石層111の厚さLの比率が増加する側)に振った層厚分布である。層厚分布Sx2は、位置Pの層厚比をデフォルト分布Sxdに対して減少側(鉱石層111の厚さLの比率が減少する側)に所定値だけ振った層厚分布である。同様にして、位置P,P,…,Pについて、デフォルト分布Sxdに対して層厚比を増減させた層厚分布Sx3,Sx4,…,Sx2mが作成される。入力セットXsが作成されると、ステップS3に進む。
ステップS3では、出力セットが作成される。出力セットYsは、入力セットXsの各層厚分布Sxd,Sx1,…,Sx2mに対する高炉物理モデルの計算結果のセットである。入力推定逆モデル5aを構築する演算装置には、高炉物理モデルの計算処理プログラムおよび各パラメータが記憶されている。計算処理プログラムおよび各パラメータは、高炉100の諸元に基づいて予め定められている。高炉100の諸元には、例えば、コークス比、送風量、送風温度等が含まれる。演算装置は、1つの層厚分布Sxが与えられると、高炉物理モデルの計算処理を行い、入力された層厚分布Sxに対するガス利用率分布の計算結果Ryを出力する。例えば、デフォルト分布Sxdに対しては計算結果Rydが出力され、層厚分布Sxj(j=1,2,…,2m)に対して計算結果Ryj(j=1,2,…,2m)が出力される。出力セットYsが作成されると、ステップS4に進む。
ステップS4では、入出力セット間の影響係数が算出され、入力推定逆モデルが構築される。典型的には、下記式(3)の逆影響行列Bの各要素である逆影響係数bが算出される。逆影響係数bの算出には、主成分分析が適用されてガス利用率分布の次元が圧縮される。また、重回帰によって、出力セットYsから入力セットXsを推定する推定精度が最適となるように逆影響係数bが決定される。本実施形態では、逆影響係数bが入力推定逆モデルを構成する。構築された入力推定逆モデル5aは、高炉内の層厚分布の推定装置1の記憶部5に保存される。入力推定逆モデル5aが構築されると、本処理フローが終了する。
x = By…(3)
次に、図8を参照して、本実施形態の高炉内の層厚分布の推定装置1による層厚分布の推定について説明する。図8は、本実施形態の層厚分布の推定に係るオンライン処理フローである。図8の処理フローは、高炉100の操業中に実行される。
ステップS11において、制御部10は、高炉モデル計算に必要な高炉100の諸元を含むパラメータ設定などを行う。ステップS11が実行されるとステップS12に進む。
ステップS12において、制御部10は、データ収集のタイミングであるか否かを判定する。本実施形態の制御部10は、予め定められた時間間隔でガスサンプラー2に炉内ガスのサンプリングを実行させる。制御部10は、炉内ガスのサンプリングタイミングが到来していると、ステップS12で肯定判定する。ステップS12の判定の結果、データ収集のタイミングであると肯定判定された場合(ステップS12−Y)にはステップS13に進み、否定判定された場合(ステップS12−N)にはステップS12の判定が繰り返される。
ステップS13において、制御部10は、データの収集および変数の定義を指令する。制御部10は、ガスサンプラー2に対して炉内ガスのサンプリングを指令する。ガスサンプラー2は、制御部10の指令に応じて高炉100の中心軸線CPに向けてゾンデ2aを装入し、径方向の各位置Pにおいて炉内ガスをサンプリングし、また炉内ガスの温度を計測する。制御部10は、推定部3に対して変数定義を指令する。推定部3は、ガスサンプラー2によって収集された最新の実績データを取得する。推定部3は、取得した実績データから層厚分布xの推定に必要な変数を得る計算、例えば、ガスサンプラー2で測定された一酸化炭素の濃度[CO]および二酸化炭素の濃度[CO]からガス利用率を計算する。また、推定部3は、炉内の圧力、炉体の温度等の操業実績データを取得する。ステップS13が実行されると、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御部10は、判定処理部4に対して異常値判定の実行を指令する。判定処理部4は、ステップS13で収集された実績データや計算された変数を推定部3から受け取り、これらの値が異常値であるか否かを判定する。実績データや変数が予め定められた許容範囲から外れている場合、異常値であると判定される。判定処理部4は、判定結果を推定部3に出力する。推定部3は、ステップS14の判定の結果、異常値が存在すると肯定判定された場合(ステップS14−Y)にはステップS17の処理に進み、否定判定された場合(ステップS14−N)にはステップS15の処理に進む。
ステップS15において、推定部3は、モデル入力の推定を行う。推定部3は、ステップS13で収集された実績データおよび計算された変数から、入力推定逆モデル5aによって層厚分布を計算する。具体的には、推定部3は、上記式(3)のガス利用率分布yの各要素にステップS13で計算した各位置Pのガス利用率分布の値を代入して、層厚分布xを計算する。ステップS15で層厚分布xが算出されると、ステップS16に進む。
ステップS16において、推定部3および制御部10は、計算結果の表示および保存を行う。推定部3は、収集した実績データ、およびステップS15で計算した層厚分布xを記憶部5に保存する。制御部10は、推定された層厚分布xを記憶部5から読み込み、表示部9に表示させる。ステップS16が実行されると、ステップS17に進む。
ステップS17において、制御部10は、処理を終了するか否かを判定する。オペレータによって処理を終了する指示がなされている場合など、オンライン処理フローの終了条件が成立している場合(ステップS17−Y)には、今回の処理フローが終了し、終了条件が成立していない場合(ステップS17−N)にはステップS12に移行する。
本実施形態の制御部10は、図8のオンライン処理フローで推定された層厚分布xに基づいて、装入工程における鉱石およびコークスの装入方法を変更する。制御部10は、推定された層厚分布xと、目標の層厚分布(ここでは、デフォルト分布Sxd)とを比較する。炉内の各位置P(i=1,2,…m)について、推定された層厚分布xの層厚比がデフォルト分布Sxdの層厚比よりも大きい(鉱石層111の厚さLの比率が目標値よりも大きい)場合には、その位置Pにおける層厚比を低減させるように炉頂バンカー101による装入方法を変更する。一方、制御部10は、位置Pについて、推定された層厚分布xの層厚比がデフォルト分布Sxdの層厚比よりも小さい(鉱石層111の厚さLの比率が目標値よりも小さい)場合には、その位置Pにおける層厚比を増加させるように炉頂バンカー101による装入方法を変更する。
(実施例)
図9を参照して実施例について説明する。図9の上段(a)には層厚分布、下段(b)には上段の層厚分布に対応するガス利用率分布が示されている。なお、図9では、径方向位置が無次元化されている。ガス利用率分布の欄には、それぞれガスサンプラー2によって計測された実績のガス利用率分布(破線)と、ガス利用率の計算値(実線)が示されている。上段の層厚分布は、下段のガス利用率分布の実績から入力推定逆モデル5aによって推定された層厚分布の推定結果である。また、下段の実線のガス利用率分布は、層厚分布の推定結果を入力として、高炉物理モデルによって計算されたガス利用率分布である。図9に示すように、様々なパターンのガス利用率分布において、実績(破線)と計算結果(実線)の相関度が高い。すなわち、異なるガス利用率実績3事例について、いずれも実績とほぼ同様な推定ができている。従って、実際の炉内状態、すなわち、ガス利用率実績と整合性がとれた形で装入物110の層厚分布を推定できていることが確認された。
以上説明したように、本実施形態の高炉内の層厚分布の推定装置1は、高炉100の炉内の径方向に沿ったガス成分の分布を計測する計測装置(ガスサンプラー2)と、計測装置によって計測されたガス成分の分布(ガス利用率分布y)から、予め定められた対応関係(入力推定逆モデル5a)に基づいて炉内の径方向に沿った鉱石層111とコークス層112の層厚分布xを高炉100の操業中に推定する推定部3と、を備えている。上記の対応関係(入力推定逆モデル5a)は、層厚分布xについての入力データから炉内をシミュレートしてガス成分の分布(ガス利用率分布y)を計算する物理モデル(高炉物理モデル)から得られた、互いに異なる複数の入力データ(Sxd,Sx1,Sx2,…,Sx2m)に対する物理モデル(高炉物理モデル)の計算結果(Ryd,Ry1,Ry2,…,Ry2m)に基づいている。
物理モデル(高炉物理モデル)に基づいて複数の入力と出力のセット(Sxd,Ryd)、(Sx1,Ry1)、(Sx2,Ry2)、…、(Sx2m,Ry2m)が作成され、出力yから入力xを推定する推定精度が最適となるように入力推定逆モデル5aが構築される。この入力推定逆モデル5aによって実績のガス利用率分布yから実際の炉内の層厚分布xが推定される。よって、本実施形態の高炉内の層厚分布の推定装置1は、オンラインで高精度に高炉100の炉内の層厚分布xを推定することができる。また、ガス利用率分布yは、外乱の影響を受けにくい情報である。よって、本実施形態の高炉内の層厚分布の推定装置1は、ガス利用率分布yに基づいて外乱による影響を抑制しつつ高精度で層厚分布xを推定することができる。
本実施形態に係る高炉内の層厚分布の推定方法は、高炉100の炉内のガス成分を計測する装置(ガスサンプラー2)によって炉内の径方向に沿ったガス成分の分布(ガス利用率分布y)を計測する計測工程と、計測工程で計測されたガス成分の分布から、予め定められた対応関係(入力推定逆モデル5a)に基づいて炉内の径方向に沿った鉱石層111とコークス層112の層厚分布xを高炉100の操業中に推定する推定工程と、を含む。計測工程は、ガスサンプラー2によって実行される。推定工程は、推定部3によって実行される。本実施形態では、オンライン処理フロー(図8)のステップS13が計測工程に対応し、ステップS15が推定工程に対応する。本実施形態の高炉内の層厚分布の推定方法は、高炉物理モデルに基づく入力推定逆モデル5aによって層厚分布xを高精度に推定することができる。なお、高炉内の層厚分布の推定方法は、更に、収集したデータから入力推定逆モデル5aに与える変数を定義する変数定義工程(ステップS13)や、層厚分布xの推定結果を表示・保存する工程(ステップS16)を含んでもよい。
上記の対応関係(入力推定逆モデル5a)は、複数の入力データ(Sxd,Sx1,Sx2,…,Sx2m)および物理モデル(高炉物理モデル)の計算結果(Ryd,Ry1,Ry2,…,Ry2m)から主成分分析および重回帰を用いて定められている。主成分分析により出力yの次元を適当な次元に圧縮することが可能となり、出力yから入力xへの逆影響係数b(入力推定逆モデル5a)を求めることが可能となる。また、重回帰によって、出力yから入力xを推定する最適な逆影響係数b(入力推定逆モデル5a)を決定することが可能となる。
本実施形態に係る高炉の操業方法は、上記の高炉内の層厚分布の推定方法と、炉内に鉱石およびコークスを装入する装入工程とを含み、推定工程で推定された層厚分布xに基づいて装入工程における鉱石およびコークスの装入方法を変更する。装入工程は、炉頂バンカー101によって実行される工程である。炉頂バンカー101は、制御部10の指令によって高炉100の炉内に鉱石およびコークスを装入する。また、炉頂バンカー101は、制御部10の指令によって鉱石およびコークスの装入方法を変更する。高炉100の操業中に層厚分布xの推定結果に基づいて装入工程における鉱石およびコークスの装入方法が変更されることで、層厚分布xのフィードバック制御を行い、層厚分布xを目標に近づける修正が可能となる。
[実施形態の変形例]
上記実施形態では、ガスサンプラー2による炉内ガスのサンプリングおよび層厚分布xの推定が予め定められた時間間隔で実行された。これに加えて、あるいはこれに代えて、鉱石やコークス等の装入物の性状が変化するタイミングに基づいて炉内ガスのサンプリングおよび層厚分布xの推定が実行されてもよい。炉頂バンカー101による装入方法が同じであっても、鉱石やコークスの性状が変化すると層厚分布xに変化が生じやすい。装入物の性状変化に合わせて炉内ガスのサンプリングおよび層厚分布xの推定がなされることで、層厚分布xの変化が生じた場合に速やかにその変化を検知することができる。
装入物の性状は、例えば、装入物の産地に応じて異なる。また、コークスがコークス炉からヤードを経由して高炉100へ送られたか、ヤードを経由せずに直接高炉100へ送られたか等によっても性状が異なる。図8のオンライン処理フローにおいて、高炉100へ装入される装入物の性状が変化した場合に、層厚分布xの推定に進むようにされてもよい。例えば、ステップS12において、炉内装入物110の性状が変化したかが判定されてもよい。炉内装入物の性状が変化したことは、例えば、オペレータによって入力部8に入力され、実績データ5bとして保存される。また、炉内装入物の搬送元(ストックヤード等)が切り替わった場合に、炉内装入物110の性状が変化すると判定されてもよい。
なお、炉内ガスのサンプリングは、ガス利用率分布yの変化が生じ始めるタイミングに基づいて実行されることが好ましい。ガス利用率分布yの変化は、それまでと異なる性状の装入物が炉内においてガスサンプラー2よりも下方まで移動した後に生じると考えられる。このため、炉内における装入物の移動速度を考慮して、異なる性状の装入物がガスサンプラー2よりも下方まで移動したと推定されるタイミングで炉内ガスのサンプリングおよび層厚分布xの推定がなされることが好ましい。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 高炉内の層厚分布の推定装置
2 ガスサンプラー
2a ゾンデ
3 推定部
4 判定処理部
5 記憶部
5a 入力推定逆モデル
5b 実績データ
6 温度計
7 圧力計
8 入力部
9 表示部
10 制御部
100 高炉
101 炉頂バンカー
102 羽口
110 装入物
111 鉱石層
112 コークス層
113 炉内混合物
CP 中心軸線
xd デフォルト分布
x 層厚分布
Xs 入力セット
y ガス利用率分布
Ys 出力セット

Claims (3)

  1. 高炉の炉内のガス成分を計測する装置によって前記炉内の径方向に沿ったガス成分の分布を計測する計測工程と、
    前記計測工程で計測された前記ガス成分の分布から、予め定められた入力推定逆モデルを用いて前記炉内の径方向に沿った鉱石層とコークス層の層厚分布を前記高炉の操業中に推定する推定工程と、
    を含み、
    前記入力推定逆モデルは、前記層厚分布についての入力データから前記炉内をシミュレートして前記ガス成分の分布を計算する物理モデルを用いて、互いに異なる複数の前記入力データに対する前記物理モデルの計算結果を算出し、主成分分析および重回帰を用いて、互いに異なる複数の前記入力データと該入力データに対する前記物理モデルの計算結果との対応関係を求めることにより、予め定められている
    ことを特徴とする高炉内の層厚分布の推定方法。
  2. 請求項に記載の高炉内の層厚分布の推定方法と、
    前記炉内に鉱石およびコークスを装入する装入工程とを含み、
    前記推定工程で推定された層厚分布に基づいて前記装入工程における鉱石およびコークスの装入方法を変更する
    ことを特徴とする高炉の操業方法。
  3. 高炉の炉内の径方向に沿ったガス成分の分布を計測する計測装置と、
    前記計測装置によって計測された前記ガス成分の分布から、予め定められた入力推定逆モデルを用いて前記炉内の径方向に沿った鉱石層とコークス層の層厚分布を前記高炉の操業中に推定する推定部と、
    を備え、
    前記入力推定逆モデルは、前記層厚分布についての入力データから前記炉内をシミュレートして前記ガス成分の分布を計算する物理モデルを用いて、互いに異なる複数の前記入力データに対する前記物理モデルの計算結果を算出し、主成分分析および重回帰を用いて、互いに異なる複数の前記入力データと該入力データに対する前記物理モデルの計算結果との対応関係を求めることにより、予め定められている
    ことを特徴とする高炉内の層厚分布の推定装置。
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