JP6310433B2 - 被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの破袋装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放射性廃棄物、一般廃棄物、産業廃棄物等の被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグを破袋する装置に関する。
放射性廃棄物、一般廃棄物、産業廃棄物等の被収容物を収容して運搬するための耐久性の高いフレキシブルコンテナバッグが知られている(特許文献1等参照)。
そして、被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグを破袋する破袋装置として、フレキシブルコンテナバッグの底部を刃物等の切断手段で破袋する装置が知られている(特許文献2,3等参照)。
特開2012−121629号公報 特開2004−323115号公報 特開2009−96545号公報
しかしながら、特許文献2の破袋装置では、フレキシブルコンテナバッグの底の中央部分を切断するので、フレキシブルコンテナバッグの底部の周縁側の被収容物が落下せずにフレキシブルコンテナバッグ内に残留してしまう可能性がある。
また、特許文献3の破袋装置では、預け台に載置されるフレキシブルコンテナバッグの底の周縁を刃物で切断する構成であるため、フレキシブルコンテナバッグの底を預け台の所定の位置に正しく載置できなかった場合には、フレキシブルコンテナバッグ内の被収容物が排出されるようにフレキシブルコンテナバッグの底を切断することができなくなり、被収容物が落下せずにフレキシブルコンテナバッグ内に残留してしまう可能性がある。
本発明は、被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの底部を切断してフレキシブルコンテナバッグ内に被収容物を残留させないように排出させることが可能な破袋装置を提供する。
本発明に係る被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの破袋装置は、被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグを載置するための床と当該床の周縁部を囲んで上方に延長するように設けられた筒体とを有したフレキシブルコンテナバッグ載置部と、吊り下げられた状態で前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の筒体を通って前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の床上に載置された前記フレキシブルコンテナバッグの底部を切断するための切断装置とを備え、前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の床は、前記筒体の下端開口縁部に回転中心軸を介して回動可能に設けられた複数の可動床により構成され、当該複数の可動床の床面が前記フレキシブルコンテナバッグの底面を支持可能な閉状態と当該複数の可動床の床面が前記フレキシブルコンテナバッグの底面を支持しない開状態とに設定可能に構成され、前記複数の可動床は、前記閉状態において、互いに隣り合う一方の可動床の縁と他方の可動の縁とが隙間を隔てて対向するように形成されていて、前記隙間が前記切断装置の切断手段を通過させる複数の切断案内溝として機能し、前記複数の切断案内溝は、前記閉状態の床の中央を通過して前記筒体の下端開口縁に到達するように構成された複数の交差する直線状の溝より形成され、前記切断装置は、前記直線状の各切断案内溝毎に対応して設けられた複数の切断手段を備え、当該各切断手段が前記直線状の切断案内溝の一端側と他端側との間を往復動可能なように構成され、前記切断手段が前記切断案内溝を通過して前記閉状態の床に載置されているフレキシブルコンテナバッグの底部を切断した後に、前記床が開状態に設定されることにより、吊り下げられた状態の前記フレキシブルコンテナバッグ内の被収容物が自然落下するように構成されたので、被収容物のフレキシブルコンテナバッグの底部を切断してフレキシブルコンテナバッグ内に被収容物を残留させないように排出させることが可能な破袋装置となる。
また、前記被収容物としての放射性廃棄物を収容して前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の床上に載置されたフレキシブルコンテナバッグの重量を測定する重量測定装置と、前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の床上に載置されたフレキシブルコンテナバッグ内の放射性廃棄物の放射線量を測定する放射線量測定装置とを備えたので、フレキシブルコンテナバッグ内の放射性廃棄物の放射能濃度を算出することが可能となり、放射性廃棄物を放射能濃度別に分別することが可能となる。
また、前記重量測定装置で測定された重量と前記放射線量測定装置で測定された放射線量とに基づいて算出された放射能濃度が所定値以上であれば前記フレキシブルコンテナバッグから落下する放射性廃棄物を一方向に搬送するとともに、前記放射能濃度が所定値未満であれば前記フレキシブルコンテナバッグから落下する放射性廃棄物を他方向に搬送する搬送装置を備えたので、放射性廃棄物を放射能濃度別に分別する作業が容易となる。
また、前記切断手段として、刃物、回転式切断機、又は、ウォータジェットを用いたので、フレキシブルコンテナバッグの底部を確実に切断でき、また、被収容物として可燃性の物が含まれている場合でも安全にフレキシブルコンテナバッグの底部を切断できる。
破袋装置の平面図。 破袋装置の床開状態時の側面図。 破袋装置による処理の流れを示す図。 切断装置の動作説明図。 切断装置の他例を示す図。 切断装置の他例を示す図。 切断装置の他例を示す図。
図1乃至図4を参照し、被収容物としての例えば放射性廃棄物を収容したフレキシブルコンテナバッグ(以下「フレコン」という)10を破袋する破袋装置1について説明する。
破袋装置1は、地上、建物床、車両の荷台床等の設置対象部Aに固定状態に設置された架台2と、架台2に設置されたフレコン処理装置3と、フレコン10から排出された放射性廃棄物を放射能濃度別に分別して所定の場所に搬送する搬送装置4とを備える。
フレコン処理装置3は、フレコン載置部5と、重量測定装置6と、放射線量測定装置7と、切断装置8とを備える。
フレコン載置部5は、フレコン10を載置するための床51と、当該床51の周縁部を囲んで上方に延長するように設けられた筒体52と、支持アーム56とを備えて構成される。
床51は、上下端が開口するように架台2に支持された筒体52の下端開口縁部に設けられた複数の可動床53,53…により構成される。
可動床53は、床面がフレコン10の底面を支持可能な状態(例えば床面が水平面)に設定される閉状態と、床面が閉状態において切断されるフレコン10の底部を介してフレコン10内の放射性廃棄物を自然落下させることが可能な状態(例えば床面が垂直面)に設定される開状態とに状態変化可能に構成された床である。
言い換えれば、フレコン載置部5の床51は、フレコン10の重量を支えるとともにフレコン10の切断された底部を支えることが可能な閉状態と、フレコン10の切断された底部を下方に開放する開状態とに設定可能な複数の可動床53,53…により構成される。
つまり、床51は、複数の可動床53,53…により構成され、当該複数の可動床53,53…の床面がフレコン10の底面を支持可能な閉状態と当該複数の可動床53,53…の床面がフレコン10の底面を支持しない開状態とに設定可能に構成される。
各可動床53は、例えば正四角形の筒体52の下端開口縁部における正四角形のそれぞれの一辺に沿った回転中心軸57を備えた二等辺三角形の可動床により構成される。即ち、この場合、床51は、等しい二等辺三角形の4つの可動床53,53…により構成される。各可動床53,53…の回転中心軸57は、ヒンジ等により正四角形の筒体52の下端開口縁部における正四角形のそれぞれの一辺に回動可能に連結されている。
例えば、各可動床53の回転中心軸57は、通常、図外のコイルバネによって閉状態を維持するように構成されており、制御装置がモータを制御して各可動床53の回転中心軸57をコイルバネの付勢力に抗して回転させることにより、各可動床53が開状態に設定される。
即ち、クレーン等の揚重機の吊フック15をフレコン10の吊り紐11に引っ掛けてフレコン10を揚重機で吊り上げて床51上に載置する場合には、図外の制御装置は、複数の可動床53,53…の床面が同一の水平面上に位置されるように複数の可動床53,53…を制御して床51を閉状態とする。
この閉状態の床51において、互いに隣り合う一方の可動床53の縁と他方の可動体53の縁とが隙間を隔てて対向するように構成されている。そして、閉状態の床51の下方からウォータジェットや刃物等の切断手段が前記隙間を通過してフレコン10の底部に当たることでフレコン10の底部が切断されるように構成されている。
つまり、前記隙間が切断手段を通過させる切断案内溝55として機能する。当該切断案内溝55は、閉状態の床51の中央を通過する直線状に形成されている。また、当該切断案内溝55の溝幅は、切断手段による切断径寸法(ウォータジェットの流径寸法や刃物の刃厚寸法)よりも大きい例えば一定の幅寸法に形成される。当該切断案内溝55の溝幅は、例えば0.1mm〜1mm程度のウォータジェットの流径寸法や刃物の刃厚寸法よりも若干大きい数mm〜数cmに設定される。
従って、切断手段が切断案内溝55に沿って移動するように制御されることで、閉状態の床51上に載置されたフレコン10の底部が切断案内溝55に沿って切断されることになる。
そして、閉状態の床51上に載置されたフレコン10の底部が切断案内溝55に沿って切断された後、図外の制御装置が複数の可動床53,53…を開状態に設定することで、切断されているフレコン10の底部がフレコン10内の放射性廃棄物の重量により底抜け状態となってフレコン10内の放射性廃棄物が自然落下するように構成されている。
筒体52は、例えば中心軸と直交する断面が正四角形の筒体により形成される。この場合、可動床53,53…は等しい二等辺三角形のものが4つ設けられ、切断案内溝55は、筒体52の下端開口縁部における正四角形の対角同士を繋ぐ2本の直線状の溝により十字状に形成される。このため、放射性廃棄物を収容した円柱状のフレコン10がフレコン載置部5の床51に載置された場合、フレコン10の底部の外周と筒体52の下端開口縁部における正四角形の各対角との間に切断案内溝55が存在することになる。従って、当該切断案内溝55を通過する切断手段が、フレコン10の周面(側部)の底部側を切断することが可能となる。
即ち、切断案内溝55が閉状態の床51の中央を通過する2つの直線状に形成されており、また、後述するように、切断装置8は、切断手段が直線状の切断案内溝55の一端側と他端側との間を往復動可能なように構成されているので、切断手段が直線状の切断案内溝55の一端側に位置するフレコン10の底部の外周端を切断した後にフレコン10の底部の中央部を通過して切断案内溝55の他端側に位置するフレコン10の底部の外周端を切断する。即ち、切断手段が筒体52の下端開口縁部における正四角形の対角同士を繋ぐ対角線F上を通過することで、フレコン10の底部が複数の直径線状に切れて4等分に切断され、フレコン10の底部の外周側が切断されずに残るようなことなく、フレコン10内に放射性廃棄物を残留させないように排出させることが可能なように、フレコン10の底部を底抜けさせることができるようになる。
また、上述したように、当該切断案内溝55を通過する切断手段が、フレコン10の周面(側部)の底部側を切断することが可能なように構成されているため、フレコン10内に放射性廃棄物を残留させないように排出させることが可能なように、フレコン10の底部をより確実に底抜けさせることができるようになる。
即ち、フレコン載置部5は、中心軸が垂直となるように架台2の4つの支柱21,21…にロードセルを介して支持された筒体52と、筒体52の下端開口側に回動可能に設けられた複数の可動床53,53…により形成された床51とを備え、閉状態の床51において互いに隣り合う一方の可動床53の縁と他方の可動体53の縁との間に隙間により、閉状態の床51の中央を通過する複数の直線状の切断案内溝55が形成された構成である。
尚、フレコン載置部5は、筒体52を備えているので、床51が開状態になった後にフレコン10内の放射性廃棄物が筒体52の外側にこぼれてしまうことが防止される。
また、筒体52は、フレコン10を床51に載置する際の目標、及び、ガイドとして機能する。
重量測定装置6は、フレコン載置部5に置かれたフレコン10の重量を測定するための例えばロードセル(荷重(力)を電気信号に変換する荷重変換器)等が用いられる。例えば、断面が正四角形の筒体52の周面における4つの角部から延長するように設けられた4つの支持アーム56,56…が、架台2の4つの支柱21,21…の上端側に設けられたロードセルを介して支持されていることにより、フレコン10載置部5に置かれたフレコン10の重量をロードセルで測定できるように構成されている。
放射線量測定装置7は、フレコン載置部5に置かれたフレコン10内の放射性廃棄物の放射線量を測定するための例えばGM管やシンチレータを利用した測定器等が用いられる。測定器は、例えば、正四角形の筒体52の互いに隣り合う4つの壁にそれぞれ設けられた貫通孔である測定器設置孔71に設置され、筒体52の内側に位置されたフレコン10の外周面に測定器を近付けてフレコン10内の放射線量を測定できるように構成されている。
切断装置8は、フレコン10載置部5に置かれたフレコン10の底部を切断するための例えば2つのウォータージェット装置81,81が用いられる。
ウォータージェット装置81は、高圧水を生成する図外のポンプと、ノズル82と、ポンプとノズル82とを連通可能に繋ぐ図外の配管と、ノズル82を所定の方向に往復移動させる移動手段83と、図外の制御装置とを備え、ポンプで生成された高圧水を配管を通してノズル82の噴射口からウォータージェットとして噴射させる装置である。
切断手段としてのウォータージェットは、例えば、ポンプにて300Mpa程度に加圧された水が径0.1mm〜1mm程度の噴射口を通して噴射されることで形成される流径の細い水流である。
移動手段83は、レール85と、レール85上を走行する走行体86とを備える。
走行体86は、例えばレール85上を走行する車輪のような走行手段を備えるとともに、先端にノズル82が設けられた構成である。
例えば、図4に示すように、一方のウォータージェット装置81のレール85は、筒体52の下端開口縁部における正四角形の対角同士を繋ぐ一方の対角線Fと平行に延長するように設けられ、かつ、他方のウォータージェット装置81のレール85は、筒体52の下端開口縁部における正四角形の対角同士を繋ぐ他方の対角線Fと平行に延長するように設けられる。
よって、一方のウォータージェット装置81は、筒体52の下端開口縁部における正四角形の対角同士を繋ぐ一直線状の一方の切断案内溝55に沿ってノズル82の噴射口から噴出されるウォータージェットが直線状の一方の切断案内溝55の一端側と他端側との間で往復動可能なように構成され、他方のウォータージェット装置81は、筒体52の下端開口縁部における正四角形の対角同士を繋ぐ一直線状の他方の切断案内溝55に沿ってノズル82の噴射口から噴出されるウォータージェットが直線状の他方の切断案内溝55の一端側と他端側との間で往復動可能なように構成される。
従って、フレコン10の底部が切断されるまで、切断手段を切断案内溝55の一端側と他端側との間で複数回往復動させることも可能となり、フレコン10の底部を確実に切断することが可能となる。
また、図4に示すように、一方のウォータージェット装置81のノズル82の噴射口から噴出されるウォータージェットが一方の切断案内溝55の一端側と他端側との間の中央を通過した後に、他方のウォータージェット装置81のノズル82の噴射口から噴出されるウォータージェットが他方の切断案内溝55の一端側と他端側との間の中央を通過するように、各ウォータージェット装置81,81を駆動させる。即ち、各ウォータージェット装置81,81を時間差駆動させる。
さらに、ウォータージェット装置81は、フレコン10の底部を切断後、床51が閉状態から開状態に設定される前に、ノズル82の噴射口が閉状態の床51の真下位置から外れた位置に退避するように構成されている。例えば、ノズル82の噴射口が筒体52の下端面における角部の真下位置に退避するように構成される。そして、ノズル82の噴射口が退避した後に、床51が閉状態から開状態に設定されることで、フレコン10の切断された底を抜けて落下する放射性廃棄物がノズル82の噴射口に衝突することを防止でき、噴射口の損傷を防止できる。
搬送装置4は、フレコン載置部5に置かれたフレコン10の底部が切断手段で切断された後に、複数の可動床53,53…が開状態に設定されることで開放されるフレコン10の底部を介して下方に排出された放射性廃棄物を受けて搬送するための搬送装置であって、例えばベルトコンベヤを正逆方向に搬送可能なベルトコンベヤ装置である。
次に図3に基づいて破袋装置1による処理の流れを説明する。
まず、フレコン10をクレーン等の揚重機で吊り下げた状態でフレコン10処理装置の床51上に載置し、フレコン10の重量を床51に預けるようにする。即ち、フレコン10をフレコン10処理装置にセットする(ステップS1)。この場合、フレコン10は筒体52を通って床51上に載置されるため、床51上に所定の状態に確実に載置されるようになる。
次にフレコン10処理装置5にセットされたフレコン10の重量が重量測定装置6で測定される(ステップS2)。
また、作業者がフレコン処理装置5にセットされたフレコン10の外周面に放射線量測定装置7を突付けるようにしてフレコン10内の放射性廃棄物の放射線量を測定する(ステップS3)。
そして、作業者が、放射性廃棄物の放射線量/フレコン10内の放射性廃棄物の重量(=測定値からフレコン載置部5及び放射線量測定装置7の重量とフレコン10単体の重量とを引いた値)を計算して、フレコン10内の放射性廃棄物の放射能濃度を求める。
次に作業者は、フレコン10処理装置にセットされたフレコン10の底部を切断するために、ウォータージェット装置81,81を作動させる(ステップS4)。
そして、作業者は、フレコン10の底が切断されたことを確認して、ウォータージェット装置81,81を停止させてノズル82の噴射口が床51の真下位置から外れるように退避させた後、フレコン10内の放射性廃棄物の放射能濃度が8000ベクレル/kg以上であれば、ベルトコンベヤ装置のベルトコンベヤを正方向に循環駆動させ、フレコン10内の放射性廃棄物の放射能濃度が8000ベクレル/kg未満であれば、ベルトコンベヤを逆方向に循環駆動させた後に、床51を開状態にする(ステップS5)。
これにより、フレコン10から落下する放射性廃棄物の放射能濃度が8000ベクレル/kg以上であれば、当該放射性廃棄物はベルトコンベヤ上に載って正方向に搬送されて所定の場所に搬送され、フレコン10から落下する放射性廃棄物の放射能濃度が8000ベクレル/kg未満であれば、当該放射性廃棄物はベルトコンベヤ上に載って逆方向に搬送されて所定の場所に搬送される。即ち、放射性廃棄物が放射能濃度に振り分けられて所定の場所に搬送される(ステップS6)。
フレコン10内の放射性廃棄物を落下させた後、空になったフレコン10をクレーン等の揚重機で吊り上げてフレコン10載置部5より撤去する。以後、以上の動作を繰り返す。
尚、作業者がフレコン10処理装置5にセットされたフレコン10の外周面に放射線量測定装置7を突付ける作業以外の処理は、図外の制御装置に行わせるようにしてもよい。
即ち、測定された放射性廃棄物の放射線量と測定されたフレコン10内の放射性廃棄物の重量とを制御装置(コンピュータ)に出力して放射能濃度を計算させ、かつ、切断装置8の駆動/停止タイミング、床51の開閉タイミングをすべて制御装置に行わせるようにしてもよい。
実施形態の破袋装置1によれば、フレコン10の底部を切断してフレコン10内に放射性廃棄物を残留させないように排出させることが可能な破袋装置1を提供できる。
また、重量測定装置6と放射線量測定装置7とを備えているので、フレコン10内の放射性廃棄物の放射能濃度を算出することが可能となり、放射性廃棄物を放射能濃度別に分別することが可能となる。
また、放射能濃度が所定値以上であればフレコン10から落下する放射性廃棄物を一方向に搬送するとともに、放射能濃度が所定値未満であればフレコン10から落下する放射性廃棄物を他方向に搬送する搬送装置を備えているので、放射性廃棄物を放射能濃度別に分別する作業が容易となる。
即ち、フレコン10の重量を測定する処理とフレコン10内の放射性廃棄物の放射線量を測定する処理とフレコン10を切断する処理とを一括して行うことが可能となるので、フレコン10を切断してフレコン10内の放射性廃棄物を放射濃度別に分別して廃棄する作業を短時間で行えるようになる。
また、従来、フレコン10をベルトコンベヤで搬送させて切断した後にフレコン10を回収する装置があったが、この装置の場合、フレコン10の回収時にフレコン10の吊り紐11をクレーンで掴まなくてはならず、吊り紐11をクレーンで掴み直す作業は困難であった。一方、実施形態では、フレコン10が床51に載置されたままの状態で切断されるので、吊り紐11をクレーンで掴んだまま処理を行え、処理終了後に吊り紐11を掴み直す必要がなくなるので、フレコン10の回収作業が容易となる。
尚、上記では、切断装置8として、片持ち梁状の走行体86を備えたウォータージェット装置81,81を用いた例を示したが、図5に示すように、両持ち梁状(門型状)の走行体86Aを備えたウォータージェット装置81A,81Aを用いてもよい。当該構成の場合、ウォータージェット装置81A,81Aを別々に駆動させればよい。当該ウォータージェット装置81A,81Aを用いた場合、構造的に安定な切断装置8となる。
また、図6に示すように、3つのウォータージェット装置81B,81B,81Bがそれぞれ三角形の一辺を構成するレール85B,86B,85B上を走行する構成とし、六角形の筒体52の底側に床51を設け、当該床51に、六角形の筒体52の下端開口縁部における正六角形の対角同士を繋ぐ一直線状の3つの切断案内溝55を設けた構成としてもよい。このようにすれば、フレコン10の底部を6等分に切断できるので、フレコン10内に放射性廃棄物を残留させないように排出させることが可能なように、フレコン10の底部をより確実に底抜けさせることができる。
また、切断装置8は、図7に示すように、一方のウォータージェット装置81Cが、上方から見て、一方の切断案内溝55の中心線(対角線F)の延長線上において延長するように設けられたレール85Cと、当該レール85C上において当該レール85Cと同方向に延長するように設けられた走行体86Cと、走行体86Cにおける一方の切断案内溝55に近い側の端部に設けられたノズル82とを備え、同様に、他方のウォータージェット装置81Cが、上方から見て、他方の切断案内溝55の中心線(対角線F)の延長線上において延長するように設けられたレール85Cと、当該レール85C上において当該レール85Cと同方向に延長するように設けられた走行体86Cと、走行体86Cにおける他方の切断案内溝55に近い側の端部に設けられたノズル82とを備えた構成としてもよい。
当該切断装置8によれば、作業者が走行体86Cを操作して走行体86Cを移動させる構成とすることも可能となり、この場合、作業者がフレコン10の底部の切断状況を確認しながらノズル82の位置を調整することが可能となり、切断作業の効率化が図れる。
また、筒体52を筒体の中心軸を回転中心として回転可能なように構成すれば、筒体52の壁に1個の設置孔71を設けて1個の放射線量測定装置7を設けるだけで、1個の放射線量測定装置7でフレコン10の周囲を測定することが可能となり、放射線量測定の精度を向上させることが可能となる。
尚、切断手段は、刃物であってもよい。この場合、人が刃物を用いてフレコン10の底部を切断するようにしてもよい。即ち、切断時において床51を閉状態とできるので、放射性廃棄物が一気に落下することがないため、人が下に入って切断することも可能となる。
また、切断手段として、回転式切断機を用いても良い。
このように、切断手段として、ウォータジェット、あるいは、刃物、あるいは、回転式切断機を用いるので、フレコン10の底部を確実に切断でき、また、フレコン10内に収容された被収容物として可燃性の物が含まれている場合でも安全にフレコン10の底部を切断できるようになる。
また、筒体52は、円筒体であってもよい。
また、フレコン10内に収容される被収容物は、放射性廃棄物以外であってもよい。例えば、産業廃棄物、一般廃棄物、粉体等であってもよい。
1 破袋装置、4 搬送装置、
5 フレコン載置部(フレキシブルコンテナバッグ載置部)、
6 重量測定装置、7 放射線量測定装置、8 切断装置、
10 フレコン(フレキシブルコンテナバッグ)、51 床、52 筒体、
53 可動床、55 切断案内溝。

Claims (4)

  1. 被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグを載置するための床と当該床の周縁部を囲んで上方に延長するように設けられた筒体とを有したフレキシブルコンテナバッグ載置部と、
    吊り下げられた状態で前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の筒体を通って前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の床上に載置された前記フレキシブルコンテナバッグの底部を切断するための切断装置とを備え、
    前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の床は、前記筒体の下端開口縁部に回転中心軸を介して回動可能に設けられた複数の可動床により構成され、当該複数の可動床の床面が前記フレキシブルコンテナバッグの底面を支持可能な閉状態と当該複数の可動床の床面が前記フレキシブルコンテナバッグの底面を支持しない開状態とに設定可能に構成され、
    前記複数の可動床は、前記閉状態において、互いに隣り合う一方の可動床の縁と他方の可動の縁とが隙間を隔てて対向するように形成されていて、前記隙間が前記切断装置の切断手段を通過させる複数の切断案内溝として機能し、
    前記複数の切断案内溝は、前記閉状態の床の中央を通過して前記筒体の下端開口縁に到達するように構成された複数の交差する直線状の溝より形成され、
    前記切断装置は、前記直線状の各切断案内溝毎に対応して設けられた複数の切断手段を備え、当該各切断手段が前記直線状の切断案内溝の一端側と他端側との間を往復動可能なように構成され、
    前記切断手段が前記切断案内溝を通過して前記閉状態の床に載置されているフレキシブルコンテナバッグの底部を切断した後に、前記床が開状態に設定されることにより、吊り下げられた状態の前記フレキシブルコンテナバッグ内の被収容物が自然落下するように構成されたことを特徴とする被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの破袋装置。
  2. 前記被収容物としての放射性廃棄物を収容して前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の床上に載置されたフレキシブルコンテナバッグの重量を測定する重量測定装置と、前記フレキシブルコンテナバッグ載置部の床上に載置されたフレキシブルコンテナバッグ内の放射性廃棄物の放射線量を測定する放射線量測定装置とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの破袋装置。
  3. 前記重量測定装置で測定された重量と前記放射線量測定装置で測定された放射線量とに基づいて算出された放射能濃度が所定値以上であれば前記フレキシブルコンテナバッグから落下する放射性廃棄物を一方向に搬送するとともに、前記放射能濃度が所定値未満であれば前記フレキシブルコンテナバッグから落下する放射性廃棄物を他方向に搬送する搬送装置を備えたことを特徴とする請求項2に記載の被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの破袋装置。
  4. 前記切断手段は、刃物、回転式切断機、又は、ウォータジェットであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの破袋装置。
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