JP2015155882A - フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及びフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を効率よく大量に処理することを可能にするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及び処理方法を提供する。【解決手段】不燃物の被処理物S1、可燃物の非処理物S2を収容した複数のフレキシブルコンテナバッグ1をそれぞれ吊り下げながら順次搬入領域と解袋領域と破砕領域との間で搬送するための搬送装置2と、搬送装置2で解袋領域に搬送されるとともに、フレキシブルコンテナバッグ1を切り開く解袋装置3と、搬送装置2で破砕領域に搬送されるとともに、搬送装置2からフレキシブルコンテナバッグ1を受け入れ、フレキシブルコンテナバッグ1ごと被処理物S2を破砕する破砕装置4とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば放射性物質に汚染された被処理物をフレキシブルコンテナバッグに収容し、これを処理する際に用いて好適なフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及び処理方法に関する。
従来、建設分野などでは、各種廃棄物などの被処理物を収容する手段としてフレキシブルコンテナバッグが多用されている。そして、例えば廃棄物を不燃物や可燃物に仕分けしながらそれぞれフレキシブルコンテナバッグに収容し、これら仕分けした廃棄物をフレキシブルコンテナバッグに収容した状態で処理場に運び、保管・処理するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、フレキシブルコンテナバッグに収容して搬入された不燃物(被処理物)を処理場で処理する際には、フレキシブルコンテナバッグを吊り下げ、作業者がフレキシブルコンテナバッグの下側を切り裂き、不燃物の被処理物を落下させて取り出し、適宜分別処理などするようにしている。切り裂いたフレキシブルコンテナバッグは可燃物として処理される。
一方、フレキシブルコンテナバッグに収容して搬入された可燃物(被処理物)を処理する際には、フレキシブルコンテナバッグに収容した状態のまま、大型破砕機に投入して破砕し、適宜焼却処理などするようにしている。
ここで、例えば、放射性物質で汚染された土地を除染する際には、土砂や落葉・落枝、草木などの放射性物質を含む汚染物が大量に発生し、この汚染物(被処理物)をフレキシブルコンテナバッグに詰めて仮置き保管する。そして、汚染物をフレキシブルコンテナバッグに詰めた状態で中間貯蔵施設の受入・分別施設(処理場)に運び、搬入したフレキシブルコンテナバッグを解袋して、その中身を取り出すことになる。
このとき、被処理物が放射性物質を含む汚染物であるため、フレキシブルコンテナバッグを解袋して被処理物を取り出す際には、短時間でその作業を行うことが重要である。また、被処理物を収容した大量のフレキシブルコンテナバッグが搬入されてくるため、順次迅速にこれを処理してゆくことが求められる。
しかしながら、短時間でフレキシブルコンテナバッグを解袋して被処理物を取り出す手段、被処理物を収容した大量のフレキシブルコンテナバッグを効率よく処理する手段がないのが現状である。
しかしながら、短時間でフレキシブルコンテナバッグを解袋して被処理物を取り出す手段、被処理物を収容した大量のフレキシブルコンテナバッグを効率よく処理する手段がないのが現状である。
なお、例えば、上記従来のように人力でフレキシブルコンテナバッグを切り裂いて汚染物(被処理物)を取り出すことは、外部被ばくのおそれがあり、また、作業効率が低い。
また、被処理物を収容したフレキシブルコンテナバッグごと破砕処理する大型破砕機は、被処理物に合わせて破砕刃や駆動トルクなどを選定・設定することが必要で、除染作業で発生した一様でない被処理物を収容したフレキシブルコンテナバッグを処理する際もこの破砕刃や駆動トルクなどを選定・設定が必要になる。
本発明は、上記事情に鑑み、フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を効率よく大量に処理することを可能にするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及び処理方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムは、フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を処理するシステムであって、被処理物を収容した複数のフレキシブルコンテナバッグをそれぞれ吊り下げながら順次搬入領域と解袋領域と破砕領域との間で搬送するための搬送装置と、前記搬送装置で前記解袋領域に搬送されるとともに、前記フレキシブルコンテナバッグを切り開く解袋装置と、前記搬送装置で前記破砕領域に搬送されるとともに、前記搬送装置から前記フレキシブルコンテナバッグを受け入れ、前記フレキシブルコンテナバッグごと前記被処理物を破砕する破砕装置とを備えていることを特徴とする。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、前記搬送装置が、前記搬入領域から前記解袋領域、前記解袋領域から前記破砕領域、前記破砕領域から前記搬入領域に連続する搬送軌道を備えて構成されていることが望ましい。
さらに、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、前記解袋装置が、前記フレキシブルコンテナバッグの下端側に水平方向に切れ目を入れて前記フレキシブルコンテナバッグを切り開く解袋手段を有する解袋機、又は前記フレキシブルコンテナバッグの底部に切れ目を入れて前記フレキシブルコンテナバッグを切り開く解袋手段を有する解袋機を備えて構成されていることがより望ましい。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、前記搬送装置で吊り下げて搬送されている前記フレキシブルコンテナバッグの下端に当接し、前記フレキシブルコンテナバッグを搬送させつつ支持する搬送支持部と、前記搬送支持部及び前記搬送装置で支持された前記フレキシブルコンテナバッグを切り開く解袋手段を有する解袋機とを備えて構成されていることがさらに望ましい。
さらに、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、収容されている前記被処理物の種類に応じて前記フレキシブルコンテナバッグに目印が付されており、前記目印によって前記被処理物の種類を識別し、前記搬送装置で搬送される前記複数のフレキシブルコンテナバッグを前記被処理物の種類に応じて前記解袋装置と前記破砕装置のいずれかで選択的に処理するように制御する制御装置を備えていることが望ましい。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、前記解袋装置が、前記フレキシブルコンテナバッグの底部に十字状の切れ目を入れて前記フレキシブルコンテナバッグを切り開くように構成されていることがより望ましい。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、収容されている前記被処理物の種類に応じて前記フレキシブルコンテナバッグに目印が付されており、前記目印によって前記被処理物の種類を識別し、前記搬送装置で搬送される前記複数のフレキシブルコンテナバッグを前記被処理物の種類に応じて前記解袋装置と前記破砕装置のいずれかで選択的に処理するように制御する制御装置を備えていることがさらに望ましい。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、前記搬送装置には、前記フレキシブルコンテナバッグにおける前記被処理物の排出部分に、前記フレキシブルコンテナバッグの搬送方向に向けて下がる段差部が形成されていることが望ましい。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、前記フレキシブルコンテナバッグの搬送方向に交差する方向に沿う障害物が設けられていることが望ましい。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいては、前記搬送装置のうち前記被処理物の排出部分の下方には、下り傾斜を有する傾斜搬送装置が設けられていることが望ましい。
本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法は、フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を処理する方法であって、被処理物を収容した複数のフレキシブルコンテナバッグを搬送装置で吊り下げながら順次搬入領域と解袋領域と破砕領域との間で搬送させ、前記解袋領域に搬送されるとともに、前記フレキシブルコンテナバッグを切り開いて前記被処理物を前記フレキシブルコンテナバッグから取り出し、前記破砕領域に搬送されるとともに、前記フレキシブルコンテナバッグを前記搬送装置から受け入れ、前記フレキシブルコンテナバッグとともに前記被処理物を破砕して、前記複数のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を前記解袋領域と前記破砕領域のいずれかで連続的に処理することを特徴とする。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法においては、上記のいずれかのフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムを用いて、フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を処理することが望ましい。
本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及び処理方法においては、解袋領域に搬送されるとともに、不燃物などの被処理物を収容したフレキシブルコンテナバッグを解袋装置で解袋して被処理物を取り出し、破砕領域に搬送されるとともに可燃物などの被処理物を収容したフレキシブルコンテナバッグを破砕装置で破砕して、順次、連続的に且つ自動的に、フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物、被処理物を収容したフレキシブルコンテナバッグを処理してゆくことが可能になる。
これにより、被処理物が例えば除染作業で発生した放射性物質を含む汚染物であっても、作業者がフレキシブルコンテナバッグを切り開き、人力で汚染物の被処理物を取り出すことを不要にすることができる。
また、従来のように被処理物を収容したフレキシブルコンテナバッグを一つずつ処理するのではなく、搬送装置で連続的に搬送しながら処理することができるため、大量の被処理物を効率的に処理してゆくことが可能になる。
よって、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及び処理方法によれば、例えば、放射性物質で汚染された土地の除染作業などによって大量に発生し、フレキシブルコンテナバッグに詰めた放射性物質を含む汚染物が被処理物であっても、短時間でフレキシブルコンテナバッグを解袋し、効率よく大量に処理することが可能になる。
また、本発明のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及び処理方法においては、搬送装置の搬送経路上に解袋装置や破砕装置が配設され、搬送装置によってフレキシブルコンテナバッグが搬送されるとともに、このフレキシブルコンテナバッグを解袋装置が備える例えば切刃やウォータージェット等の解袋手段で切り開き、フレキシブルコンテナバッグから自動的に且つ連続的に被処理物を落下させて、フレキシブルコンテナバッグから被処理物を取り出すことが可能になる。
また、搬送装置で破砕装置に搬送した段階で、フレキシブルコンテナバッグを順次破砕装置に投入し、この破砕装置で破砕処理してゆくことで、自動的に且つ連続的にフレキシブルコンテナバッグとともにフレキシブルコンテナバッグに収容されている被処理物を破砕処理することが可能になる。
さらに、フレキシブルコンテナバッグに目印を設けることにより、解袋装置で処理するフレキシブルコンテナバッグと、破砕装置で処理するフレキシブルコンテナバッグを確実に識別・区別することができ、これにより、より効率的に且つ正確に被処理物を処理することが可能になる。
以下、図1から図4を参照し、本発明の一実施形態に係るフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及び処理方法について説明する。
ここで、本実施形態は、放射性物質で汚染された土地などを除染して大量に発生する土砂や落葉・落枝、草木などの放射性物質を含む被処理物(汚染物、廃棄物)をフレキシブルコンテナバッグに詰め、この状態の被処理物を処理するための処理システム及び処理方法に関するものである。
はじめに、本実施形態のフレキシブルコンテナバッグは、可撓性を有するシート状部材を用いて形成され、非使用時には折り畳み可能で、使用時(被処理物の収容時)には内容量を大きくして多量の物を収容できる袋体として形成されている。また、このフレキシブルコンテナバッグは、例えば、有底円筒状、有底四角筒状に形成されている。
具体的に、この種のフレキシブルコンテナバッグは、被処理物を収容する胴部及び底部からなる袋体収容部と、袋体収容部に一体に接続され、被処理物を収容した状態で袋体収容部の上部側を閉塞させるための略筒状の袋体蓋部と、袋体収容部及び袋体蓋部を吊り下げるための吊りベルトと、袋体収容部の適所に設けられて袋体収容部を補強するための補強材とを備えて形成されている。
そして、本実施形態では、このようなフレキシブルコンテナバッグに、除染作業で発生した放射性物質を含む(含む可能性がある)落葉・落枝、草木などの可燃物と、土砂や金属などの不燃物とを仕分けしながら収容する。
一方、本実施形態のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムAは、図1及び図2に示すように、被処理物S1、S2を収容した複数のフレキシブルコンテナバッグ1を順次所望の方向に搬送する搬送装置2と、搬送装置2で搬送されたフレキシブルコンテナバッグ1を切り開いて解袋する解袋装置3と、搬送装置2で搬送されたフレキシブルコンテナバッグ1を受け入れて、フレキシブルコンテナバッグ1ごと被処理物S2を破砕する破砕装置4と、これら搬送装置2と解袋装置3と破砕装置4の駆動を制御する制御装置(不図示)とを備えている。
また、本実施形態の搬送装置2は、被処理物S1、S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1の吊りベルト1aを吊り下げ部2aに引っ掛けて、フレキシブルコンテナバッグ1を吊り下げ、順次所定の方向に延設された搬送軌道2bで吊り下げ部2aとともにフレキシブルコンテナバッグ1を案内して、被処理物S1、S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を所望の方向に搬送するように構成されている。
さらに、搬送装置2は、フレキシブルコンテナバッグ1を吊り下げる吊り下げ部2aが所定の間隔をあけて複数設けられ、複数のフレキシブルコンテナバッグ1を複数の吊り下げ部2aで吊り下げて連続的に搬送できるように構成されている。また、制御装置の制御によって吊り下げ部2aによるフレキシブルコンテナバッグ1の吊り下げ状態を解除できるように構成されている。すなわち、フレキシブルコンテナバッグ1を所望の位置で自在に落下させることができるように構成されている。
次に、本実施形態の解袋装置3は、図1、図2、図3に示すように、搬送装置2で搬送されているフレキシブルコンテナバッグ1の下端に当接して、フレキシブルコンテナバッグ1を搬送させつつ支持するベルトコンベアなどの搬送支持部3aと、搬送支持部3a及び搬送装置2の吊り下げ部2aで支持されたフレキシブルコンテナバッグ1を切り開いて解袋する解袋機3bとを備えて構成されている。
また、本実施形態の解袋機3bは、解袋手段としての切刃3cを有し、フレキシブルコンテナバッグ1の下端側をフレキシブルコンテナバッグ1の一部を切断せずに残した状態で水平に切断する。すなわち、有底筒状のフレキシブルコンテナバッグ1の底部を分離させないように水平の切れ目を入れる。
次に、本実施形態の破砕装置4は、図1、図2、図4に示すように、例えば大型2軸破砕機であり、フレキシブルコンテナバッグ1を受けるホッパ部4aと、ホッパ部4aで受けたフレキシブルコンテナバッグ1ごと被処理物S2を破砕する破砕部4bと、破砕した被処理物S2を排出する排出部4cとを備えて構成されている。
さらに、本実施形態のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムAでは、図2に示すように、被処理物S1、S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1が搬入される搬入領域R1と、解袋装置3が配設された解袋領域R2と、破砕装置4が配設された破砕領域R3とが設けられ、搬入領域R1から解袋領域R2に、解袋領域R2から破砕領域R3に、破砕領域R3から搬入領域R1に連続的に繋がるように搬送装置2の搬送軌道2bが設けられている。
そして、本実施形態のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムAを用い、除染作業によって発生した放射性物質を含む被処理物S1、S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を処理する際には(本実施形態の処理方法)では、トラックなどでフレキシブルコンテナバッグ1が搬入領域R1に搬入される。
また、このフレキシブルコンテナバッグ1には、被処理物S1、S2を収容した際に、あるいは搬入領域R1に搬入した後に、不燃物の被処理物S1を収容したフレキシブルコンテナバッグ1と、可燃物の被処理物S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1とを識別・区別できるように目印(不図示)が付けられる。この目印は、例えば、処理システムAの操作者が視認したり、カメラなどで検知できるシールなどの指標(色、形、文字)や、制御装置で制御できるようにICタグ等が適用できる。
また、被処理物S1、S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を処理する際には、搬入領域R1に搬入されたフレキシブルコンテナバッグ1の吊りベルト1aを吊り下げ部2aに引っ掛け、搬送装置2で複数のフレキシブルコンテナバッグ1を順次搬送する。
搬送装置2で搬送されるフレキシブルコンテナバッグ1は、解袋領域R2に達すると、例えば制御装置などによって、目印を頼りに、可燃物の被処理物S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1であるか、不燃物の被処理物S1を収容したフレキシブルコンテナバッグ1であるかが識別される。
不燃物の被処理物S1を収容したフレキシブルコンテナバッグ1である場合には、図1、図2、図3に示すように、フレキシブルコンテナバッグ1の下端に当接して、解袋装置3の搬送支持部3aでフレキシブルコンテナバッグ1が支持されるとともに、フレキシブルコンテナバッグ1に解袋機3bによってフレキシブルコンテナバッグ1に切れ目が入れられる。このとき、本実施形態では、制御装置によって解袋装置3の駆動が制御される。
フレキシブルコンテナバッグ1が搬送支持部3aを外れ、搬送装置2の吊り下げ部2aのみで再度吊り下げられると、フレキシブルコンテナバッグ1の一部を切断せずに残した底部が開放し、自動的に不燃物の被処理物S1が落下して、フレキシブルコンテナバッグ1から取り出される。これにより、土砂や金属などの不燃物の被処理物S1がフレキシブルコンテナバッグ1から取り出されるとともに一カ所に集積される。なお、このように集積した不燃物の被処理物S1は、随時分別したり、除染処理を施すなど、後処理される。
一方、可燃物の被処理物S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1は、図1、図2、図4に示すように、フレキシブルコンテナバッグ1の下端に当接して、解袋装置3の搬送支持部3aでフレキシブルコンテナバッグ1が支持された状態でそのまま搬送される。すなわち、可燃物の被処理物S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1は、解袋装置3の搬送支持部3aに支持されるだけで、解袋機3bによる切断操作が行われない。このため、フレキシブルコンテナバッグ1が搬送支持部3aを外れ、搬送装置2の吊り下げ部2aのみで再度吊り下げられても、被処理物S2が落下せず、そのまま搬送装置2で搬送される。または、解袋装置3の搬送支持部3aに支持させず、その上部に吊り下げたまま移動してもよい。
そして、この可燃物の被処理物S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1は、破砕領域R3に搬送されると、制御装置によって吊り下げ状態が解除され、破砕装置4のホッパ部4aに落下して投入される。破砕装置4の破砕部4bでフレキシブルコンテナバッグ1ごと被処理物S2が破砕され、所定の大きさ、粒度で配された破砕片が排出部4cから排出される。
また、不燃物の被処理物S1が取り出された後のフレキシブルコンテナバッグ1も破砕装置4のホッパ部4aに投入され、同様に破砕処理される。
なお、このように処理された後の可燃物の被処理物S2の破砕片は、焼却するなど後処理される。
上記のように、本実施形態のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムA及び処理方法では、搬入領域R1で被処理物S1、S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を搬送装置2にセットし、搬送装置2によって不燃物や可燃物の被処理物S1、S2を収容した複数のフレキシブルコンテナバッグ1を連続して解袋領域R2と破砕領域R3に搬送させる。
そして、解袋領域R2に搬送されるとともに、不燃物の被処理物S1を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を解袋装置3で解袋して被処理物S1を取り出し、破砕領域R3に搬送されるとともに可燃物の被処理物S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を破砕装置4で破砕して、順次、連続的に且つ自動的に、フレキシブルコンテナバッグ1に収容した被処理物S1、S2、被処理物S1、S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を処理してゆくことが可能になる。
これにより、本実施形態のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムA及び処理方法においては、被処理物S1、S2が例えば除染作業で発生した放射性物質を含む汚染物であっても、作業者がフレキシブルコンテナバッグ1を切り開き、人力で汚染物の被処理物S1、S2を取り出すことを不要にすることができる。
また、従来のように被処理物S1、S2を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を一つずつ処理するのではなく、搬送装置2で連続的に搬送しながら処理することができるため、大量の被処理物S1、S2を効率的に処理してゆくことが可能になる。
さらに、本実施形態のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムA及び処理方法においては、搬送装置2の搬送経路上に解袋装置3や破砕装置4が配設されている。また、解袋装置3が、搬送装置2で搬送されているフレキシブルコンテナバッグ1の下端に当接して、搬送装置2の吊り下げ部2aとともにフレキシブルコンテナバッグ1を支持する搬送支持部3aと、搬送支持部3aで支持しつつ搬送されるフレキシブルコンテナバッグ1を切り開く解袋機3bとを備えている。
これにより、搬送装置2によってフレキシブルコンテナバッグ1が解袋装置3に搬送されるとともに、フレキシブルコンテナバッグ1を解袋機3bで切り開き、このフレキシブルコンテナバッグ1が搬送支持部3aを外れるとともに、フレキシブルコンテナバッグ1から自動的に被処理物S1を落下させて、連続的にフレキシブルコンテナバッグ1から被処理物S1を取り出すことが可能になる。
また、搬送装置2で破砕装置4に搬送した段階で、フレキシブルコンテナバッグ1を順次破砕装置4に投入し、この破砕装置4で破砕処理してゆくことで、自動的に且つ連続的にフレキシブルコンテナバッグ1とともにフレキシブルコンテナバッグ1に収容されている被処理物S2を破砕処理することが可能になる。
さらに、フレキシブルコンテナバッグ1に目印を設けることにより、解袋装置3で処理するフレキシブルコンテナバッグ1と、破砕装置4で処理するフレキシブルコンテナバッグ1を確実に識別・区別することができ、これにより、より効率的に且つ正確に被処理物S1、S2を処理することが可能になる。
よって、本実施形態のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムA及び処理方法によれば、例えば、放射性物質で汚染された土地の除染作業などによって大量に発生し、フレキシブルコンテナバッグ1に詰めた放射性物質を含む汚染物が被処理物S1、S2であっても、短時間でフレキシブルコンテナバッグ1を解袋し、効率よく大量に処理することが可能になる。
以上、本発明に係るフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及び処理方法の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、放射性物質で汚染された汚染物を被処理物S1、S2としてフレキシブルコンテナバッグ1に収容し、これを処理するものとして説明を行ったが、本発明に係る処理システム及び処理方法は、フレキシブルコンテナバッグ1に収容した被処理物S1、S2であれば、あらゆる被処理物S1、S2の処理に適用可能である。すなわち、本発明は、除染作業などで発生した放射性物質を含む汚染物に限定して用いる必要はない。
また、本実施形態では、搬送装置2の搬送軌道2bが、搬入領域R1から解袋領域R2、解袋領域R2から破砕領域R3、破砕領域R3から搬入領域R1に連続して設けられているものとしたが、例えば、搬入領域R1から解袋領域R2、解袋領域R2から搬入領域R1に往復する搬送軌道と、搬入領域R1から破砕領域R3、破砕領域R3から搬入領域R1に往復する搬送軌道とを個別に設けて処理システムAを構成してもよい。この場合においても、搬入領域R1で不燃物と可燃物を収容したフレキシブルコンテナバッグ1を区分して、各搬送軌道に選択的にのせて搬送させることで、本実施形態と同様に、連続的に且つ自動的に被処理物S1、S2を処理することが可能である。
さらに、本実施形態では、解袋装置3のフレキシブルコンテナバッグ1に切れ目を入れる解袋手段が切刃3cであるものとして説明を行ったが、本発明に係る解袋手段は切刃3cに限定する必要はない。例えばウォータージェットやレーザー、溶断手段などを解袋手段として適用し、フレキシブルコンテナバッグ1に切れ目を入れる(解袋する)ようにしてもよい。すなわち、フレキシブルコンテナバッグ1に切れ目を入れて被処理物S1を取り出すことができれば、あらゆる手段が解袋手段として適用可能であり、特に解袋手段を限定する必要はない。
また、本実施形態では、解袋機3bによってフレキシブルコンテナバッグ1の下端側に水平方向に切れ目を入れてフレキシブルコンテナバッグ1を切り開き、被処理物S1を取り出すように説明を行った。
これに対し、図5及び図6に示すように、解袋装置3が、搬送支持部3aに下端を当接させて搬送支持されているフレキシブルコンテナバッグ1の底部(下面)に切れ目を入れてフレキシブルコンテナバッグ1を切り開き、被処理物S1を取り出すように構成されていてもよい。この場合においても、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、このとき、切刃3cなどの解袋手段を複数備え、フレキシブルコンテナバッグ1の底部(下面)に十字状の切れ目、複数の切れ目を入れるようにしてもよい。この場合には、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能になるとともに、フレキシブルコンテナバッグ1の下面を開放させて被処理物S1を自動的に落下させ、好適に被処理物S1を取り出すことが可能になる。
さらに、図7に示すように、2台の搬送支持部3aを並設し、その間に解袋機3bを設けて解袋装置3を構成してもよい。
そして、この場合には、図8に示すように、一方の搬送支持部3aでフレキシブルコンテナバッグ1が解袋機3b上に搬送された段階で、解袋機3bの切刃3c(解袋手段)で一方向の切れ目を入れ、フレキシブルコンテナバッグ1を回転させて、再度解袋機3bの切刃3c(解袋手段)で一方向の切れ目を入れることで、フレキシブルコンテナバッグ1の底部(下面)に、十字状の切れ目(交差した切れ目)を入れることができる。
そして、この場合には、図8に示すように、一方の搬送支持部3aでフレキシブルコンテナバッグ1が解袋機3b上に搬送された段階で、解袋機3bの切刃3c(解袋手段)で一方向の切れ目を入れ、フレキシブルコンテナバッグ1を回転させて、再度解袋機3bの切刃3c(解袋手段)で一方向の切れ目を入れることで、フレキシブルコンテナバッグ1の底部(下面)に、十字状の切れ目(交差した切れ目)を入れることができる。
さらに、図9に示すように、一方の搬送支持部3aから他方の搬送支持部3aにフレキシブルコンテナバッグ1を搬送しながら、解袋機3bの切刃3c(解袋手段)を一方向に移動させることで、フレキシブルコンテナバッグ1の底部に斜めの直線状の切れ目を入れる。次に、逆に、他方の搬送支持部3aから一方の搬送支持部3aにフレキシブルコンテナバッグ1を搬送しながら、解袋機3bの切刃3c(解袋手段)を一方向に移動させ、フレキシブルコンテナバッグ1の底部に斜めの直線状の切れ目を入れる。
このように解袋装置3を構成・制御することによっても、フレキシブルコンテナバッグ1の底部(下面)に、十字状の切れ目(交差した切れ目)を入れることができる。
なお、3台の搬送支持部3aを並設し、それぞれの搬送支持部3aの間に切刃3cを設置して、それぞれ逆方向に移動させることにより、フレキシブルコンテナバッグ1を図9のように往復させず、連続搬送しながら十字の切れ目(交差した切れ目)を入れるように構成してもよい。
このように解袋装置3を構成・制御することによっても、フレキシブルコンテナバッグ1の底部(下面)に、十字状の切れ目(交差した切れ目)を入れることができる。
なお、3台の搬送支持部3aを並設し、それぞれの搬送支持部3aの間に切刃3cを設置して、それぞれ逆方向に移動させることにより、フレキシブルコンテナバッグ1を図9のように往復させず、連続搬送しながら十字の切れ目(交差した切れ目)を入れるように構成してもよい。
一方、本実施形態では、解袋装置3が搬送支持部3aと解袋機3bを備えて構成されているものとしたが、図10に示すように、搬送支持部3aを具備せず、解袋機3bを備えて解袋装置3を構成してもよい。
この場合には、図10及び図11に示すように、搬送装置2で吊り下げてフレキシブルコンテナバッグ1が解袋機3b上の所定位置に搬送されるとともに、フレキシブルコンテナバッグ1の底部に解袋機3bの切刃(解袋手段)3cで切れ目が入れられ、フレキシブルコンテナバッグ1の底部を開放させ、被処理物S1を取り出すことができる。また、交差する方向に切刃(解袋手段)3cをそれぞれ往復移動させる複数の解袋機3bを設け、タイミングをずらして各解袋機3bの切刃3cを移動させることで、十字状の切れ目を入れることができる。
この場合には、図10及び図11に示すように、搬送装置2で吊り下げてフレキシブルコンテナバッグ1が解袋機3b上の所定位置に搬送されるとともに、フレキシブルコンテナバッグ1の底部に解袋機3bの切刃(解袋手段)3cで切れ目が入れられ、フレキシブルコンテナバッグ1の底部を開放させ、被処理物S1を取り出すことができる。また、交差する方向に切刃(解袋手段)3cをそれぞれ往復移動させる複数の解袋機3bを設け、タイミングをずらして各解袋機3bの切刃3cを移動させることで、十字状の切れ目を入れることができる。
また、図12に示すように、搬送装置2に段差部2cを形成し、被処理物S1の自重および段差部2cの段差による落下エネルギーを利用して内容物(被処理物S1)を確実に排出できるように構成するようにしてもよい。
また、搬送装置2の別の事例としては、フレキシブルコンテナバッグ1を搬送装置2に吊り下げて搬送し、被処理物S1を落下させた後、フレキシブルコンテナバッグ1の進行方向(搬送方向)に交差する方向に沿って棒状の障害物(不図示)を設置する構成でもよい。このように棒状の障害物を設置することにより、フレキシブルコンテナバッグ1に残留処理物があった場合であっても、フレキシブルコンテナバッグ1が障害物に当接し、それを乗り越えた際に、フレキシブルコンテナバッグ1に大きな衝撃が加わるため、残留処理物を確実に排出することができる。
また、搬送装置2の別の事例としては、フレキシブルコンテナバッグ1を搬送装置2に吊り下げて搬送し、被処理物S1を落下させた後、フレキシブルコンテナバッグ1の進行方向(搬送方向)に交差する方向に沿って棒状の障害物(不図示)を設置する構成でもよい。このように棒状の障害物を設置することにより、フレキシブルコンテナバッグ1に残留処理物があった場合であっても、フレキシブルコンテナバッグ1が障害物に当接し、それを乗り越えた際に、フレキシブルコンテナバッグ1に大きな衝撃が加わるため、残留処理物を確実に排出することができる。
さらに、搬送装置2において、図13に示すように、搬送装置2のうち被処理物S1の排出部の下方に下り傾斜を有する傾斜ベルトコンベア5(傾斜搬送装置)を配置した構成としてもよい。この場合、被処理物S1が徐々にフレキシブルコンテナバッグ1から排出されるので、傾斜ベルトコンベア5上に取り出された被処理物S1の山の高さを抑えることができるうえ、被処理物S1の排出時の落下高さも抑えることができるので、落下時の被処理物S1の周囲への飛散を少なくすることができる。
なお、下りの傾斜ベルトコンベア5に代えて、下り傾斜面を有するシュート(傾斜搬送装置)であってもよい。この場合には、フレキシブルコンテナバッグ1から取り出された被処理物S1が自重でシュートを滑り落ちるので前述と同様に被処理物S1の飛散を防止することができる。
なお、下りの傾斜ベルトコンベア5に代えて、下り傾斜面を有するシュート(傾斜搬送装置)であってもよい。この場合には、フレキシブルコンテナバッグ1から取り出された被処理物S1が自重でシュートを滑り落ちるので前述と同様に被処理物S1の飛散を防止することができる。
さらにまた、図14に示すように、本実施形態の前述の図1に示す処理システムAの全体を建屋やテント等のカバー壁6で覆うようにしても良い。この場合、カバー壁6によって外部環境と処理システムAとを分離することができるので、本処理システムAで発生するフレキシブルコンテナバッグ1からの被処理物S1、S2の排出時や破砕装置4による破砕時に発生する被処理物S2や粉塵が外部に飛散し、拡散するのを防止することができる。とくに、解袋装置3の解袋機3b(図1参照)としてウォータージェットを使用する場合には、周囲への飛散が伴うために効果的である。
また、フレキシブルコンテナバッグ1からの被処理物S1の取り出し時において、図15及び図16に示す被処理物Sの飛散防止対策を行うようにしても良い。
図15に示す構造は、搬送装置2で吊り下げられたフレキシブルコンテナバッグ1の開放部付近に水を噴霧する噴霧ノズル71を設けたものである。この噴霧ノズル71は、取り出された被処理物S1の上方から噴霧されるように配置されている。
そして、図16に示す構造は、フレキシブルコンテナバッグ1より取り出される被処理部S1の位置を覆うように排出用の開口部72aを有する飛散防止カバー72を設けたものである。
図15に示す構造は、搬送装置2で吊り下げられたフレキシブルコンテナバッグ1の開放部付近に水を噴霧する噴霧ノズル71を設けたものである。この噴霧ノズル71は、取り出された被処理物S1の上方から噴霧されるように配置されている。
そして、図16に示す構造は、フレキシブルコンテナバッグ1より取り出される被処理部S1の位置を覆うように排出用の開口部72aを有する飛散防止カバー72を設けたものである。
さらに、本実施形態の破砕設備4は粉塵の飛散量が大きく、且つ汚染水による悪臭発生する領域となることから、図17に示すように、この領域にテント等の飛散防止カバー8を設けるようにしても良い。さらに、図17では、飛散防止カバー8に集塵ファンや消臭ファン等の空気浄化装置81を連結配管82を介して設置し、飛散防止カバー8内の空気を浄化した後に排気する設備を設けた構成となっている。
なお、カバーなどを設けない場合には、臭気発生源に吸込口を設け、局所ファンで吸込み、空気浄化装置を経由して排気するように構成してもよい。
なお、カバーなどを設けない場合には、臭気発生源に吸込口を設け、局所ファンで吸込み、空気浄化装置を経由して排気するように構成してもよい。
さらにまた、図18に示すように、解袋装置3の搬送支持部3aの下方に配置されるとともに排出口91aを有する集水受け部91と、集水受け部91で受けた汚染水を溜める集水槽92(例えば、集水パン)を設けるようにしても良い。この場合、集水受け部91は、搬送支持部3aの全領域にわたる下方に設けられていることが好ましく、搬送支持部3aで支持するフレキシブルコンテナバッグ1の切開時に発生する汚染水等の余剰水を外部に飛散させることなく受けて集水することができる。なお、集水槽92で集めた汚染水は、浄化した後、再利用することも可能である。
この場合、とくに解袋装置3の解袋機3bとしてウォータージェットを使用する場合には、周囲への飛散が伴うために効果的である。
この場合、とくに解袋装置3の解袋機3bとしてウォータージェットを使用する場合には、周囲への飛散が伴うために効果的である。
1 フレキシブルコンテナバッグ
1a 吊りベルト
2 搬送装置
2a 吊り下げ部
2b 搬送軌道
2c 段差部
3 解袋装置
3a 搬送支持部
3b 解袋機
3c 切刃(解袋手段)
4 破砕装置
5 傾斜ベルトコンベア(傾斜搬送装置)
4a ホッパ部
4b 破砕部
4c 排出部
A フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム
R1 搬入領域
R2 解袋領域
R3 破砕領域
S1 被処理物
S2 被処理物
1a 吊りベルト
2 搬送装置
2a 吊り下げ部
2b 搬送軌道
2c 段差部
3 解袋装置
3a 搬送支持部
3b 解袋機
3c 切刃(解袋手段)
4 破砕装置
5 傾斜ベルトコンベア(傾斜搬送装置)
4a ホッパ部
4b 破砕部
4c 排出部
A フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム
R1 搬入領域
R2 解袋領域
R3 破砕領域
S1 被処理物
S2 被処理物
Claims (11)
- フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を処理するシステムであって、
被処理物を収容した複数のフレキシブルコンテナバッグをそれぞれ吊り下げながら順次搬入領域と解袋領域と破砕領域との間で搬送するための搬送装置と、
前記搬送装置で前記解袋領域に搬送されるとともに、前記フレキシブルコンテナバッグを切り開く解袋装置と、
前記搬送装置で前記破砕領域に搬送されるとともに、前記搬送装置から前記フレキシブルコンテナバッグを受け入れ、前記フレキシブルコンテナバッグごと前記被処理物を破砕する破砕装置とを備えていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - 請求項1記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいて、
前記搬送装置が、前記搬入領域から前記解袋領域、前記解袋領域から前記破砕領域、前記破砕領域から前記搬入領域に連続する搬送軌道を備えて構成されていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - 請求項1または請求項2に記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいて、
前記解袋装置が、前記フレキシブルコンテナバッグの下端側に水平方向に切れ目を入れて前記フレキシブルコンテナバッグを切り開く解袋手段を有する解袋機、又は前記フレキシブルコンテナバッグの底部に切れ目を入れて前記フレキシブルコンテナバッグを切り開く解袋手段を有する解袋機を備えて構成されていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいて、
前記搬送装置で吊り下げて搬送されている前記フレキシブルコンテナバッグの下端に当接し、前記フレキシブルコンテナバッグを搬送させつつ支持する搬送支持部と、前記搬送支持部及び前記搬送装置で支持された前記フレキシブルコンテナバッグを切り開く解袋手段を有する解袋機とを備えて構成されていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいて、
収容されている前記被処理物の種類に応じて前記フレキシブルコンテナバッグに目印が付されており、
前記目印によって前記被処理物の種類を識別し、前記搬送装置で搬送される前記複数のフレキシブルコンテナバッグを前記被処理物の種類に応じて前記解袋装置と前記破砕装置のいずれかで選択的に処理するように制御する制御装置を備えていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいて、
前記解袋装置が、前記フレキシブルコンテナバッグの底部に十字状の切れ目を入れて前記フレキシブルコンテナバッグを切り開くように構成されていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいて、
前記搬送装置には、前記フレキシブルコンテナバッグにおける前記被処理物の排出部分に、前記フレキシブルコンテナバッグの搬送方向に向けて下がる段差部が形成されていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいて、
前記フレキシブルコンテナバッグの搬送方向に交差する方向に沿う障害物が設けられていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムにおいて、
前記搬送装置のうち前記被処理物の排出部分の下方には、下り傾斜を有する傾斜搬送装置が設けられていることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム。 - フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を処理する方法であって、
被処理物を収容した複数のフレキシブルコンテナバッグを搬送装置で吊り下げながら順次搬入領域と解袋領域と破砕領域との間で搬送させ、
前記解袋領域に搬送されるとともに、前記フレキシブルコンテナバッグを切り開いて前記被処理物を前記フレキシブルコンテナバッグから取り出し、
前記破砕領域に搬送されるとともに、前記フレキシブルコンテナバッグを前記搬送装置から受け入れ、前記フレキシブルコンテナバッグとともに前記被処理物を破砕して、
前記複数のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を前記解袋領域と前記破砕領域のいずれかで連続的に処理することを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法。 - 請求項10記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法において、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システムを用いて、フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物を処理することを特徴とするフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014156539A JP2015155882A (ja) | 2014-01-15 | 2014-07-31 | フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及びフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014005116 | 2014-01-15 | ||
JP2014005116 | 2014-01-15 | ||
JP2014156539A JP2015155882A (ja) | 2014-01-15 | 2014-07-31 | フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及びフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法 |
Publications (1)
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JP2015155882A true JP2015155882A (ja) | 2015-08-27 |
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Family Applications (1)
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JP2014156539A Pending JP2015155882A (ja) | 2014-01-15 | 2014-07-31 | フレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理システム及びフレキシブルコンテナバッグに収容した被処理物の処理方法 |
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JP (1) | JP2015155882A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017065794A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 鹿島建設株式会社 | フレキシブルコンテナ破袋システム及び方法 |
JP2017065793A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 鹿島建設株式会社 | フレキシブルコンテナ破袋システム及び方法 |
JP2017071435A (ja) * | 2015-10-09 | 2017-04-13 | 環テックス株式会社 | 被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの破袋装置 |
CN109552716A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-02 | 北京北矿亿博科技有限责任公司 | 一种硝酸铵溶液制备系统和方法 |
-
2014
- 2014-07-31 JP JP2014156539A patent/JP2015155882A/ja active Pending
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JP2017071435A (ja) * | 2015-10-09 | 2017-04-13 | 環テックス株式会社 | 被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグの破袋装置 |
CN109552716A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-02 | 北京北矿亿博科技有限责任公司 | 一种硝酸铵溶液制备系统和方法 |
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