JP6309227B2 - 弾性舗装用ゴムチップ及び弾性舗装材の製造方法 - Google Patents
弾性舗装用ゴムチップ及び弾性舗装材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6309227B2 JP6309227B2 JP2013188912A JP2013188912A JP6309227B2 JP 6309227 B2 JP6309227 B2 JP 6309227B2 JP 2013188912 A JP2013188912 A JP 2013188912A JP 2013188912 A JP2013188912 A JP 2013188912A JP 6309227 B2 JP6309227 B2 JP 6309227B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic pavement
- rubber
- elastic
- chip
- rubber chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 title claims description 145
- 239000005060 rubber Substances 0.000 title claims description 144
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 25
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 93
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 23
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 claims description 23
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims description 20
- 239000004088 foaming agent Substances 0.000 claims description 18
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 18
- 238000005187 foaming Methods 0.000 claims description 15
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 12
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims description 12
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 11
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 7
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 6
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 25
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 10
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 6
- NBOCQTNZUPTTEI-UHFFFAOYSA-N 4-[4-(hydrazinesulfonyl)phenoxy]benzenesulfonohydrazide Chemical compound C1=CC(S(=O)(=O)NN)=CC=C1OC1=CC=C(S(=O)(=O)NN)C=C1 NBOCQTNZUPTTEI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229920000181 Ethylene propylene rubber Polymers 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- YXIWHUQXZSMYRE-UHFFFAOYSA-N 1,3-benzothiazole-2-thiol Chemical compound C1=CC=C2SC(S)=NC2=C1 YXIWHUQXZSMYRE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229920002943 EPDM rubber Polymers 0.000 description 3
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 3
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 3
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 3
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 3
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 2
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BWGNESOTFCXPMA-UHFFFAOYSA-N Dihydrogen disulfide Chemical compound SS BWGNESOTFCXPMA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006057 Non-nutritive feed additive Substances 0.000 description 1
- FZWLAAWBMGSTSO-UHFFFAOYSA-N Thiazole Chemical compound C1=CSC=N1 FZWLAAWBMGSTSO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- KUAZQDVKQLNFPE-UHFFFAOYSA-N thiram Chemical compound CN(C)C(=S)SSC(=S)N(C)C KUAZQDVKQLNFPE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010920 waste tyre Substances 0.000 description 1
- 239000012463 white pigment Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Description
以下、本発明の弾性舗装材と弾性舗装用ゴムチップの好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明に係る弾性舗装材20及び弾性舗装用ゴムチップ10を示した斜視図である。この図1は、図示の便宜を考慮して模式的に示したものであり、弾性舗装材20と弾性舗装用ゴムチップ10と発泡孔11との相対的な寸法や、弾性舗装用ゴムチップ10や発泡孔11の形状や、弾性舗装用ゴムチップ10や発泡孔11の数密度などは、図1に示す弾性舗装材20と実際の製品とで異なる。
弾性舗装材20の製造方法について説明する。本実施態様において、弾性舗装材20は、弾性舗装用ゴムチップ10を製造するための弾性舗装用ゴムチップ製造工程と、弾性舗装用ゴムチップ10を結合して弾性舗装材20とするための弾性舗装材製造工程とを経ることによって製造される。以下、弾性舗装用ゴムチップ製造工程と、弾性舗装材製造工程とについて、順に詳しく説明する。以下で説明する製造方法は、飽くまで一例であり、本発明に係る弾性舗装材20及び弾性舗装用ゴムチップ10の技術的範囲は、以下で述べる手順で製造されるものに限定されない。
本実施態様において、弾性舗装用ゴムチップ製造工程は、各種材料を混合してゴム材料を得る混合工程と、混合工程で混合されたゴム材料の加硫を行うとともに発泡させる加硫工程と、加硫工程で加硫されたゴム材料をチップ状に加工するチップ加工工程とを経ることにより行われる。
混合工程では、ゴム原料と、遮熱顔料と、加硫剤と、発泡剤の混合を行う。
ゴム原料としては、エチレンプロピレンゴム(EPDM)や、エチレンプロピレンゴム(EPR)や、スチレンブタジエンゴム(SBR)や、ニトリルゴム(NBR)などの合成ゴムのほか、天然ゴム(NR)を採用することができる。本実施態様においては、エチレンプロピレンゴム(EPDM)をゴム原料として使用している。エチレンプロピレンゴム(EPDM)は、耐候性や耐水性に優れており、弾性舗装用ゴムチップ10を形成するものとして好適である。
また、遮熱顔料としては、遮熱効果を有する各種顔料を採用することができるが、特に、赤外線領域の光に対する反射率が高いものが好適に用いられる。本実施態様においては、組成がCrSbTi/MnSbTiで表される赤外線反射型顔料を遮熱顔料として用いている。遮熱顔料の添加量は、特に限定されないが、通常、ゴム原料100重量部に対して5〜20重量部である。
さらに、加硫剤は、従来公知の各種加硫剤を用いることができる。加硫剤の添加量は、特に限定されないが、通常、ゴム原料100重量部に対して1.5〜2.5重量部である。
さらにまた、発泡剤も、従来公知の各種加硫剤を用いることができ、有機系発泡剤又は無機系発泡剤のいずれでも用いることができる。ただし、本発明に係る弾性舗装用ゴムチップ10においては、上述したように、その発泡孔11を独立気泡とする必要があり、さらに発泡孔11の直径を小さくした方が好ましい。このため、発泡剤の種類は、その添加量や加硫温度などとの兼ね合いを考慮しながら、適宜決定する。例えば、発泡剤OBSH(化学名:p,p’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド)を好適に採用することができる。発泡剤の添加量は、特に限定されないが、通常、ゴム原料100重量部に対して3〜6重量部である。
混合工程では、上記の材料に加え、必要に応じて、加硫助剤や加硫促進剤や発泡助剤や加工助剤など、他の材料を混合してもよい。
混合工程を終えると、続いて、加硫工程を行う。加硫工程は、混合工程で得られたゴム材料を加硫させるとともに、発泡させる工程である。本実施態様において、加硫工程は、加硫缶成形法により行っている。すなわち、混合工程で練られたゴム材料を、オープンロールなどでシート状又は板状に分出し、加硫缶に入れて所定の圧力及び温度で加硫させる。
加硫温度は、ゴム原料や発泡剤の種類などによっても異なり、特に限定されないが、通常、130〜150℃とされる。
また、加硫時間も、ゴム原料や発泡剤の種類などによっても異なり、特に限定されないが、通常、30〜60時間とされる。
加硫工程を終えたゴム材料は、マット状に成形されており、独立気泡からなる発泡孔11が多数形成されている。
加硫工程で行うゴム材料の発泡倍率は、上述したように、通常、1.1〜3倍の範囲で設定される。本実施態様において、ゴム材料の発泡倍率は1.5倍となっている。
チップ加工工程は、加硫工程を終えたゴム材料を、切削などすることにより、チップ状に加工する工程である。これにより、弾性舗装用ゴムチップ10を得ることができる。本実施態様においては、加硫工程においてマット状に成形されたゴム材料を短冊状に切断した後、得られた短冊片をさらに粉砕することにより、チップ状に加工している。
弾性舗装用ゴムチップ10の寸法は、特に限定されない。しかし、弾性舗装用ゴムチップ10が小さくなり過ぎて粉状となってしまうと、後述するようにウレタン樹脂バインダを添加した場合に均一に混ざりにくくなり、弾性舗装用ゴムチップ10の表面に外観を損なう斑点状の塊ができたり、弾性舗装用ゴムチップ10の接着力を阻害したりするおそれがある。このため、弾性舗装用ゴムチップ10の粒径は、通常、0.5mm以上とされる。弾性舗装用ゴムチップ10の粒径は、1mm以上であると好ましく、1.5mm以上であるとより好ましい。
一方、弾性舗装用ゴムチップ10が大きくなり過ぎると、弾性舗装用ゴムチップ10同士の接着面積が小さくなり、接着力が低下するなどして接着不良を生じやすくなるおそれがある。このため、弾性舗装用ゴムチップ10の粒径は、通常、20mm以下とされる。弾性舗装用ゴムチップ10の粒径は、10mm以下であると好ましく、5mm以下であるとより好ましい。
本実施態様において、弾性舗装用ゴムチップ10の粒径は、2〜4mm程度となっている。
弾性舗装材製造工程は、弾性舗装用ゴムチップ製造工程で得られた弾性舗装用ゴムチップ10から弾性舗装材10を製造する工程である。本実施態様において、弾性舗装材製造工程は、弾性舗装用ゴムチップ10にバインダを添加するバインダ添加工程と、バインダ添加工程でバインダが添加された弾性舗装用ゴムチップ10を所定の形状に成形するための成形工程とを経ることにより行われる。
バインダ添加工程で添加するバインダの種類は、特に限定されないが、通常、ウレタン樹脂バインダなどの樹脂バインダが用いられる。
また、バインダの添加量は、バインダの種類などによっても異なり、特に限定されないが、弾性舗装用ゴムチップ100重量部に対して、通常、5〜20重量部とされる。
成形工程における弾性舗装材20の成形方法は、特に限定されない。本実施態様において、成形工程は、成形金型に弾性舗装用ゴムチップ10を投入し、弾性舗装用ゴムチップ10を加圧及び加熱することにより行われる。
成形工程における弾性舗装用ゴムチップ10のプレス圧力は、特に限定されない。しかし、弾性舗装用ゴムチップ10のプレス圧力を低くしすぎると、得られる弾性舗装材20の強度を確保することが困難になるおそれがある。一方、弾性舗装用ゴムチップ10のプレス圧力を高くしすぎると、得られる弾性舗装材20の比重(嵩密度)が大きくなり過ぎるだけでなく、弾性舗装用ゴムチップ10に形成された発泡孔11が潰れてしまい、弾性舗装材20が所望の性能を発揮できなくなるおそれもある。このため、弾性舗装用ゴムチップ10のプレス圧力は、通常、5〜15MPa、好ましくは、8〜12MPaとされる。
成形工程後における弾性舗装材20の具体的な嵩密度は、弾性舗装用ゴムチップ10に用いたゴム原料やその混合物の種類などによっても異なり、特に限定されない。本発明に係る弾性舗装材20では、その成形工程後における嵩密度を1g/cm3以下とすることも容易である。成形工程後における弾性舗装材20の嵩密度は、0.9g/cm3以下であると好ましく、0.8g/cm3以下であるとより好ましく、0.7g/cm3以下であるとさらに好ましい。成形工程後における弾性舗装材20の嵩密度に、特に下限は無いが、弾性舗装材20の強度を考慮すると、通常、0.3g/cm3以上、好ましくは、0.4g/cm3以上、より好ましくは、0.5g/cm3以上とされる。本実施態様において、成形工程後における弾性舗装材20の嵩密度は、約0.6g/cm3となっている。これは、発泡孔を有さない弾性舗装用ゴムチップで形成された弾性舗装材の嵩密度が1.2g/cm3程度であることを考慮すると、驚くべき値である。
弾性舗装材20の形状は、弾性舗装材20の用途などによっても異なり、特に限定されない。弾性舗装材20の形状としては、マット状(マットを所定区画に裁断したタイル状を含む。)、シート状又はブロック状、などが例示される。本実施態様においては、図1に示すように、弾性舗装材20をマット状に成形している。弾性舗装材20の表面(特に上面)には、滑り止めや排水のためなどの凹凸や、意匠性を向上するための意匠を施してもよい。
弾性舗装材20をマット状に成形する場合、その厚さは、特に限定されない。しかし、弾性舗装材20を薄くしすぎると、弾性舗装材20の緩衝性能を確保することが困難になるおそれがある。このため、弾性舗装材20の厚さは、通常、2mm以上とされる。弾性舗装材20の厚さは、5mm以上であると好ましく、7mm以上であるとより好ましい。
一方、弾性舗装材20を厚くしすぎると、単位施工面積当たりの弾性舗装用ゴムチップ10の使用量が多くなりすぎてしまう。このため、弾性舗装材20の厚さは、通常、50mm以下とされる。弾性舗装材20の厚さは、30mm以下であると好ましく、20mm以下であるとより好ましい。
本実施態様において、弾性舗装材20の厚さは、約10mmとなっている。
ところで、弾性舗装材20を厚くする場合には、弾性舗装材20を複層構造とすることもできる。例えば、弾性舗装材20における外気(日光)に晒される表層部を、遮熱顔料を加えた本発明の弾性舗装用ゴムチップ10(低比重カラーゴムチップ)で形成し、日光に晒されない下層部を、廃タイヤなどのゴムを粉砕したゴムチップで形成することができる。これにより、弾性舗装材20を、50mm以上の分厚いマット状とすることも可能である。
成形工程を終えると、図1に示すマット状の弾性舗装材20が完成する。弾性舗装材20の表面(特に上面)には、必要に応じて各種コート層を設けることもできる。得られた弾性舗装材20は、所望の施工面に容易に敷設することができる。
ここまでは、弾性舗装用ゴムチップ10を予め所定形状を有する弾性舗装材20に成形(プレ成形)する場合について説明したが、弾性舗装用ゴムチップ10を現場で施工することにより、弾性舗装材20を成形(現場施工)することも可能である。具体的には、上記の弾性舗装用ゴムチップ製造工程で得られた弾性舗装用ゴムチップ10(必要に応じて、バインダなどが添加された弾性舗装用ゴムチップ10)を施工面に敷いて、平坦に均し、ローラなどで転圧することにより、弾性舗装材20を施工面に直接的に施工することも可能である。
** 実験方法
本発明に係る弾性舗装材の性能を評価するために、光を照射した場合における弾性舗装材の表面温度の変化を測定する試験を行った。弾性舗装材の表面温度の測定は、路面温度上昇抑制舗装研究会(保水性舗装技術研究会)が規定する「保水性舗装の室内照射試験方法」(http://www.coolhosouken.com/images_h2/Test.pdf)に準拠して行った。
表面温度の測定は、3種類の弾性舗装材(実施例1、比較例1及び比較例2)の弾性舗装材)についてそれぞれ行った。実施例1、比較例1及び比較例2の弾性舗装材のそれぞれにおける弾性舗装用ゴムチップの配合は、下記表1に示す通りである。
実施例1、比較例1及び比較例2の弾性舗装材は、上記表1に示すように、発泡剤及び発泡助剤の添加の有無、並びに添加する発泡剤の種類のみが異なり、その他の配合や製造条件は同一である。すなわち、実施例1の弾性舗装材における弾性舗装用ゴムチップは、発泡剤OBSHで発泡させたのに対し、比較例1の弾性舗装材における弾性舗装用ゴムチップは、発泡剤DPTで発泡させている。比較例2の弾性舗装材における弾性舗装用ゴムチップは、発泡自体を行っていない。
図2は、実施例1の弾性舗装材の表面を拡大して撮影した写真である。図3は、比較例1の弾性舗装材の表面を拡大して撮影した写真である。実施例1の弾性舗装材は、図2に示すように、直径50〜70μm(平均約60μm)の発泡孔が独立気泡として形成されている。また、比較例1の弾性舗装材は、図3に示すように、発泡孔が形成されているものの、その直径は、200〜250μmと大きく、発泡孔は、独立気泡としてではなく、連通気泡として形成されている。
図4は、実施例1、比較例1及び比較例2の弾性舗装材における表面温度の時間変化を示したグラフである。図4を見ると、実施例1、比較例1及び比較例2の弾性舗装材の表面温度は、光の照射開始直後は、殆ど差が認められないものの、数分が経過した頃(温度で言うと、30℃を超えた辺り)から、その差は徐々に開き始めることが分かる。具体的には、実施例1の弾性舗装材は、比較例1及び比較例2の弾性舗装材よりも、温度の上昇速度が遅いことが分かる。
また、実施例1、比較例1及び比較例2の弾性舗装材の表面温度は、光の照射開始から60分を経過した頃から、ほぼ一定の状態となるが、この状態においても、実施例1の弾性舗装材の表面温度は、比較例1及び比較例2の弾性舗装材の表面温度よりも顕著に低くなっていることが分かる。具体的には、実施例1の弾性舗装材の表面温度は、比較例1の弾性舗装材の表面温度と比較すると、4℃前後低くなっており、比較例2の弾性舗装材の表面温度と比較すると、5℃前後低くなっていることも分かる。
以上の実験結果から、本発明に係る実施例1の弾性舗装材は、他の弾性舗装材と比較して、夏などの暑い時期でもその表面温度の上昇を抑えることのできるものであることが分かった。
11 発泡孔(独立気泡)
20 弾性舗装材
Claims (3)
- 弾性舗装用ゴムチップを製造するための弾性舗装用ゴムチップの製造方法であって、
ゴム原料と遮熱顔料と加硫剤と発泡剤とが混合されたゴム材料を得る混合工程と、
混合工程で得られたゴム材料を加硫して発泡させることにより、直径50〜70μmの独立気泡を有する発泡ゴムからなるゴム材料を得る加硫工程と、
加硫工程を終えたゴム材料を粒径0.5〜5mmのチップ状に加工して弾性舗装用ゴムチップとするチップ加工工程と、
を経ることを特徴とする弾性舗装用ゴムチップの製造方法。
- 加硫工程におけるゴム材料の発泡倍率を1.1〜2倍とする請求項1記載の弾性舗装用ゴムチップの製造方法。
- 請求項1又は2記載の弾性舗装用ゴムチップの製造方法により弾性舗装用ゴムチップを製造した後、
弾性舗装用ゴムチップ製造工程で得られた弾性舗装用ゴムチップにバインダを添加するバインダ添加工程と、
バインダ添加工程でバインダが添加された弾性舗装用ゴムチップに5〜15MPaのプレス圧力を印加して所定形状に結合させて弾性舗装材とするプレス成形工程と
で構成される弾性舗装材製造工程を設けることにより、
弾性舗装材を製造する弾性舗装材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013188912A JP6309227B2 (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 弾性舗装用ゴムチップ及び弾性舗装材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013188912A JP6309227B2 (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 弾性舗装用ゴムチップ及び弾性舗装材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015055098A JP2015055098A (ja) | 2015-03-23 |
JP6309227B2 true JP6309227B2 (ja) | 2018-04-11 |
Family
ID=52819699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013188912A Active JP6309227B2 (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 弾性舗装用ゴムチップ及び弾性舗装材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6309227B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7149776B2 (ja) * | 2018-09-07 | 2022-10-07 | Ike株式会社 | 舗装材の製造方法 |
JP2021070990A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 有限会社E.C.O | 舗装ブロック及びその製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI80286C (fi) * | 1987-08-27 | 1990-05-10 | O Pinomaa Ky | Ny, faergbar gatubelaeggning. |
JPH057707U (ja) * | 1991-04-17 | 1993-02-02 | 株式会社ダイフレツクス | 弾性舗装材 |
JP3779359B2 (ja) * | 1995-12-06 | 2006-05-24 | 株式会社ブリヂストン | 道路用ゴム板及び耐スリップ路面 |
JP4827864B2 (ja) * | 2008-01-25 | 2011-11-30 | 倉敷化工株式会社 | 弾性舗装 |
-
2013
- 2013-09-12 JP JP2013188912A patent/JP6309227B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015055098A (ja) | 2015-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101058439B1 (ko) | 탄성 포장용 가공코르크 칩과 그 시공방법 | |
US20170067210A1 (en) | Artificial pavers and methods for manufacturing artificial pavers | |
JP6309227B2 (ja) | 弾性舗装用ゴムチップ及び弾性舗装材の製造方法 | |
KR102093663B1 (ko) | 겔라이트가 함유된 인조잔디용 탄성 충진재 조성물, 그 조성물을 이용하는 탄성 충진재 제조방법 및 그 방법으로 제조되는 탄성 충진재 | |
US20100124633A1 (en) | Unitary mat for playgrounds and the like and method for forming same | |
WO2013150459A1 (en) | High performance shock pad, method of manufacture thereof and its use | |
KR102561471B1 (ko) | 코르크를 이용한 친환경 탄성 바닥 포장재 제조방법 및 그 방법으로 제조되는 탄성 바닥 포장재 | |
CN206636117U (zh) | 石化木防水复合地板 | |
CN108571144B (zh) | 一种防滑地板及其制备方法 | |
JP2009167763A (ja) | コルク床材及びその製造方法 | |
CN211007502U (zh) | 一种室内专用净面防护地面结构 | |
JP2001107302A (ja) | 弾性ブロック及びその製造方法 | |
KR101627843B1 (ko) | 폐 중밀도섬유판 및 폴리우레탄 수지를 이용한 친환경 탄성포장재 및 이의 시공방법 | |
CN203742095U (zh) | 倒置式压花屋面结构 | |
JP2019218770A (ja) | 道路舗装構造と道路の舗装方法及び運動施設の舗装構造 | |
CN106836719A (zh) | 石化木防水复合地板 | |
JP5297793B2 (ja) | 遮熱性ゴムマット | |
CN103804739B (zh) | 一种废胶粉地砖及其制备方法 | |
KR101810775B1 (ko) | 층간소음 저감용 에틸렌비닐아세테이트 발포 패드용 조성물 및 발포 패드 | |
TWM615609U (zh) | 建築樓板無縫橡膠隔音緩衝材組成 | |
KR101265687B1 (ko) | 다공성 탄성매트의 제조방법 | |
KR100877606B1 (ko) | 반발포성 재생용 epdm을 이용한 탄성 고무매트 및 그 제조방법 | |
CN112523464A (zh) | 一种室内专用净面防护地面结构及施工方法 | |
KR101156936B1 (ko) | 발포올레핀을 이용한 탄성바닥재 및 그 시공방법 | |
KR101265688B1 (ko) | 다공성 탄성매트의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170911 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180123 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6309227 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |