JP6309187B2 - 産業用車両 - Google Patents

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本発明は、燃料電池が搭載された産業用車両に関する。
水素と空気中の酸素とを反応させて発電する燃料電池システムを搭載した産業用車両が実用化されている。燃料電池では、水素と酸素による起電反応によって水が生成される。
ところで、燃料電池システムを搭載した産業用車両としてのフォークリフトは、例えば、寒冷地などで使用される場合や、大型の冷蔵庫や冷凍庫に保管されている荷物を出し入れする場合にも利用される。このため、燃料電池システムは低温環境下に晒されることになり、燃料電池の起電反応によって生成された水が凍結する虞もある。そこで、従来、燃料電池システムの凍結を抑制するための構造が、例えば、特許文献1で提案されている。特許文献1では、燃料電池を断熱材料で形成された断熱壁で覆い、温度センサが0℃を検出して凍結のおそれがある場合、貯水タンクなどの凍結部位に対して断熱壁の周囲で温められた空気を供給し、凍結を抑制している。
特開2010−272288号公報
特許文献1の構造は、燃料電池を断熱壁で覆うとともに、凍結のおそれがある場合には断熱壁周囲の空気を凍結部位に対して供給する構造を必要とするから、構造が複雑化する。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、構成を複雑化することなく、燃料電池システムの凍結を抑制し得る産業用車両を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、燃料電池と、前記燃料電池の冷却液を循環させる循環路と、前記循環路の途中に設けられて前記冷却液と空気とを熱交換して前記冷却液を冷却するラジエータとを有する燃料電池システムが搭載された産業用車両において、前記燃料電池システムは、運転室と隣接した収容室に配置されており、熱交換後の前記ラジエータの放熱風を前記収容室に循環させる循環流路を備え、前記循環流路は、前記運転室を経由して前記放熱風を前記収容室に導くことを要旨とする。
これによれば、ラジエータの放熱風を収容室に循環させる循環流路を備えることで、当該循環流路を流通する放熱風を利用して、燃料電池システムを温めることができる。このため、燃料電池システムが低温環境下に晒される場合であっても、凍結を抑制し得る。また、放熱風をそのまま利用するので、構成が複雑化されない。
また、これによれば、燃料電池システムの収容室と運転室が隣接していることを利用し、燃料電池システムを収容する収容室に循環流路を形成しなくても、運転室のスペースを利用して循環流路を構築することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の産業用車両において、前記循環流路の途中には、前記運転室に前記放熱風を吹き出させる吹出口と、前記運転室内を流通した前記放熱風を前記収容室に戻す戻し口とが設けられており、前記戻し口は、前記収容室に空気を取り込む取込口側に設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の産業用車両において、前記循環流路の途中には、前記運転室に前記放熱風を吹き出させる吹出口と、前記放熱風を外部に放出する放出口と、前記放熱風が流れる流路を切り替える切替機構とが設けられており、前記吹出口には、当該吹出口を開放及び閉塞する扉が設けられていることを要旨とする。
これらによれば、循環流路に吹出口を設けたので、循環流路を流通する放熱風の一部は、収容室に戻る途中、運転室内に放出される。このため、放熱風を燃料電池システムの温調風に限らず、運転室を暖房する空調風としても利用することができる。
本発明によれば、構成を複雑化することなく、燃料電池システムの凍結を抑制することができる。
フォークリフトの側面図。 燃料電池システムの概略構成図。 放熱風の流れを説明する模式図。 放熱風の流れを説明する模式図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、産業用車両としてのフォークリフト10の車体を構成する機台フレーム11の前側にはマスト12が装備されている。マスト12にはフォーク13がリフトブラケット14を介して昇降可能に装備され、リフトシリンダ15の伸縮作動によりフォーク13がリフトブラケット14とともに昇降される。機台フレーム11には4本の支柱16が立設され、前側の支柱16はヘッドガード17と一体に形成されている。支柱16およびヘッドガード17に囲まれた空間によって運転室18が構成されている。運転室18は、前側および後側は透明な壁により、左右両側は開閉可能なドア19によりそれぞれ外部と区画されている。そして、運転室18は、ドア19を介して開放可能なキャビンとして設けられている。また、運転室18には、運転席(座席)20が配設されている。
車体の前側下部には駆動輪(前輪)21が設けられ、車体の後側下部には操舵輪(後輪)22が設けられている。駆動輪21は、走行用モータ23により駆動される。また、機台フレーム11において運転室18の床下には、燃料電池システム24が搭載されている。燃料電池システム24は、走行用モータ23の電源として使用される。
図2に示すように、燃料電池システム24は、燃料電池FCと、燃料電池FCに水素を供給する水素供給部25と、燃料電池FCに空気を供給するエア供給部26と、を備えている。本実施形態の燃料電池FCは、固体高分子型燃料電池によって構成されており、高分子電解質膜で区画された燃料極及び空気極からなる複数のセルを内蔵する。燃料電池FCでは、燃料極に供給される水素と、空気極に供給される空気中の酸素との電解質膜を介した起電反応により発電が行われる。燃料電池FCで発電された電力は、燃料電池システム24に接続される走行用モータ23などの負荷Fに供給される。
また、燃料電池FCには、蓄電装置としての電気二重層型のキャパシタ27が燃料電池FCに対して並列となるようにDC/DCコンバータ28を介して電気的に接続されている。キャパシタ27は、燃料電池FCからDC/DCコンバータ28を介して電力供給を受けて充電する。DC/DCコンバータ28は、燃料電池FCで発電された所定の電圧(例えば100ボルト)の電力を所定の電圧(例えば48ボルト)に変換する。また、キャパシタ27とDC/DCコンバータ28の間には、キャパシタ27の電圧を検出する電圧計29がキャパシタ27に対して並列となるように接続されている。
水素供給部25、エア供給部26、DC/DCコンバータ28、及び電圧計29は、燃料電池システム24を制御するコントローラ30に電気的に接続されている。コントローラ30は、発電の開始及び停止や、その発電量を制御する。コントローラ30は、燃料電池FCが発電する電力の電圧をキャパシタ27の充電に適した所定の電圧に変換するように、DC/DCコンバータ28を制御する。
燃料電池FCは、起電反応によって発電を行うとともに、オフガスを排出する。オフガスには、燃料極及び空気極のそれぞれで利用したガス(水素と酸素)と起電反応時に生成される水が含まれる。そして、燃料電池FCには、オフガスから気体と液体を分離し、当該気体を外部に排出するとともに液体を霧化して外部に排出する排出機構31が接続されている。また、燃料電池FCには、冷却用の媒体を燃料電池FCに循環供給する冷却機構32が接続されている。
図3及び図4に示すように、冷却機構32は、熱交換器となるラジエータ33と送風機となるファン34を備えている。燃料電池FCには、冷却液を循環させる循環路としての循環用配管35が接続されており、循環用配管35の途中にはラジエータ33と循環ポンプ36が設けられている。循環ポンプ36の駆動によりラジエータ33に冷却液が通過する。また、ファン34の駆動により空気がラジエータ33に供給される。そして、ラジエータ33により冷却液と空気とが熱交換されて冷却液を冷却することができる。
また、機台フレーム11には、運転室18と隣接した空間となる運転室18の床下に燃料電池システム24の収容室37が設けられている。そして、機台フレーム11には、ファン34の駆動時に収容室37内へ外気を取り込む取込口38と、冷却液との熱交換後のラジエータ33の放熱風を外部に放出する放出口39が設けられている。また、放出口39とラジエータ33の間には、放熱風が流れる流路を切り替える切替機構としての切替板40が設けられている。本実施形態において切替板40は、運転室18に設けた操作部材Hの操作によって動作させることができる。
また、運転室18と収容室37を区画する運転室18の床41には、運転室18と収容室37とを連通する吹出口42が設けられている。吹出口42からは、ラジエータ33の放熱風が運転室18へ吹き出る。また、吹出口42は、運転席20に着座した作業者の足元に配置されている。また、吹出口42には、当該吹出口42を開放及び閉塞する扉43が設けられている。扉43は、操作部材Hの操作によって切替板40と連動して動作する。また、床41には、機台フレーム11の取込口38側に運転室18と収容室37とを連通する戻し口44が設けられている。戻り口44は、運転室18内に吹き出し、流通した放熱風を収容室37へ導く。
以下、本実施形態の作用を説明する。
図3に示すように、操作部材Hを操作してラジエータ33の放熱風を吹出口42へ導くように切替板40を配置させると、吹出口42の扉43も開放される。これにより、運転室18と収容室37には、放熱風を運転室18へ導く供給流路Y1が形成される。このため、燃料電池FCが発電を開始し、冷却液と空気がラジエータ33で熱交換されると、放熱風が供給流路Y1を流通して運転室18へ導かれるとともに、吹出口42を介して吹き出す。このとき、本実施形態では、運転室18の床下に燃料電池システム24を配置しているので、放熱風は直接的に運転室18へ導かれる。なお、供給流路Y1が形成されている場合でも、放熱風を放出口39へ導く排出流路Y2は形成されている。このため、放熱風の一部は放出口39を介して車外に放出されるが、供給流路Y1が形成されている場合には、図4に示すように供給流路Y1が形成されていない場合に比して排出流路Y2を流通する放熱風の流量は少なくなる。
ラジエータ33の放熱風は、30℃〜40℃程度の温度であるので、運転室18に導かれた放熱風は、運転室18内を暖房する空調風として機能する。つまり、寒冷地で作業する場合や冷凍庫内で作業する場合などに、排熱を利用して運転室18内が暖房される。
また、運転室18の床41には、吹出口42とは別に戻し口44が設けられている。そして、この戻し口44は、収容室37に空気を取り込む取込口38側に設けられている。このため、吹出口42から運転室18内に導かれた放熱風は、運転室18内を流通して、戻し口44から収容室37へ戻される。戻し口44を介して収容室37へ戻された放熱風は、収容室37内の燃料電池システム24の周辺を流通することになるので、燃料電池システム24を構成する部品を温める温調風として機能する。これにより、寒冷地で作業する場合や冷凍庫内で作業する場合などに、排熱を利用して燃料電池システム24の凍結を抑制することができる。そして、本実施形態においては、運転室18の床41に吹出口42と戻し口44を設けることで、放熱風を燃料電池システム24へ循環させる循環流路Y3が形成される。
また、図4に示すように、操作部材Hを操作して放熱風を放出口39へ導くように切替板40を配置させると、吹出口42の扉43も閉塞される。これにより、収容室37には、放熱風を放出口39へ導く排出流路Y2が形成される。そして、ラジエータ33の放熱風は、放出口39を介して車外に放出される。つまり、運転室18内を暖房する必要がない時には、放熱風を運転室18へ導くことなく、外部に放出させることができる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ラジエータ33の放熱風を収容室37に循環させる循環流路Y3を備えることで、その循環流路Y3を流通する放熱風を利用して、燃料電池システム24を温めることができる。つまり、循環流路Y3によって放熱風を収容室37へ戻すことで、その放熱風を燃料電池システム24を温める温調風として機能させることができる。このため、寒冷地や冷凍庫などの低温環境下でフォークリフト10を使用する場合であっても、燃料電池システム24の凍結を抑制することができる。燃料電池FCは、起電反応時に水が生成されるので、この水が配管などに付着していると、凍結する可能性がある。しかし、本実施形態では、放熱風によって燃料電池システム24を温めているので、燃料電池システム24が低温環境下に晒される場合でも、凍結を抑制することができる。また、燃料電池システム24を保護することもできる。また、放熱風をそのまま利用するので、構成が複雑化されない。
(2)燃料電池システム24の収容室37と運転室18は隣接している。このため、収容室37と運転室18の配置を利用することで、収容室37に循環流路Y3を形成しなくても、運転室18のスペースを利用して循環流路Y3を構築することができる。つまり、循環流路Y3を構築するために収容室37のスペースを広げると、その結果、運転室18のスペースなどが縮小される可能性がある。しかし、上記のように循環流路Y3を、運転室18を経由して構築すれば、運転室18などのスペースを従前のまま確保することができる。
(3)また、循環流路Y3を流通する放熱風は、吹出口42から運転室18内に吹き出させるので、放熱風を燃料電池システム24の温調風に限らず、運転室18を暖房する空調風としても利用することができる。
(4)そして、燃料電池システム24を運転室18の床下の収容室37に配置することで、ラジエータ33の放熱風を運転室18に直接的に導くことができ、暖房のための構成が複雑化されない。つまり、暖房のための構成を簡素化できる。そして、燃料電池FCの排熱を利用して暖房を行わせるので、燃料電池FCが発電した電力を暖房のために消費させることなく、運転室18を効率的に暖房することができる。つまり、燃料電池FCが発電した電力は、フォークリフト10の走行や荷役に消費することができ、効率的なエネルギー消費を実現できる。
(5)切替板40を設けることで、供給流路Y1と排出流路Y2を必要に応じて切り替えることができる。つまり、暖房が必要な時には供給流路Y1へ放熱風を流通させる一方で、暖房が不要な時などには放熱風を車外へ排出させることができる。このように暖房の要否を切り替えることができるので、作業者の意思に沿った環境を与えることができる。
(6)吹出口42を運転室18の床41に設けることで、作業者の足元から放熱風を吹き出させることができる。したがって、暖房の使用感を作業者に与えることができる。
(7)また、収容室37に連通する戻し口44により、燃料電池システム24を温調するための放熱風を収容室37に戻すことに加えて、放熱風が循環されることで、暖房効率を向上させることができる。また、運転室18内を換気させることもできる。
(8)供給流路Y1と循環流路Y3により、放熱風を、空調風と温調風に兼用することができ、フォークリフト10の機能性を向上させることができる。
(9)運転室18をキャビンとして設けているので、運転室18に吹き出た放熱風が車外に逃げ難い。したがって、運転室18の暖房効率を向上させることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 燃料電池システム24の温度を計測し、その温度をもとに切替板40を制御し、供給流路Y1、排出流路Y2及び循環流路Y3へ流れる放熱風の風量を調整しても良い。この場合、コントローラ30は、燃料電池システム24に配置した温度センサの計測結果を取得し、切替板40を制御する。具体的に言えば、温度が予め定めた温度を超えている場合、すなわち燃料電池システム24の温度が高い場合、排出流路Y2への風量が多くなるように切替板40を動作させる。これにより、放熱風が放出口39を介して車外に放出されるので、収容室37内の温度、すなわち燃料電池システム24の温度を下げることができる。一方で、温度が予め定めた温度を下回る場合、すなわち燃料電池システム24の温度が低い場合、供給流路Y1への風量が多くなるように切替板40を動作させる。これにより、運転室18内を暖房することができる。また、床41に戻し口44を設けている場合には、循環した放熱風によって燃料電池システム24を温めることもできる。この別例においてコントローラ30は風量調整部として機能する。なお、コントローラ30とは別の制御部を設けて、当該制御部が上記した制御を行っても良い。また、燃料電池システム24の温度は、直接、燃料電池システム24の温度を計測しても良いし、収容室37の温度を計測し、その温度を燃料電池システム24の温度とみなしても良い。
○ 床41に設ける吹出口42の位置を変更しても良い。例えば、運転席20の下に吹出口42を配置しても良い。また、吹出口42の数は任意に変更することができる。
○ 吹出口42には扉43を設けず、常時、開放させていても良い。
○ 供給流路Y1を形成する場合には、切替板40によって放出口39を閉塞させても良い。この場合は、車外に放熱風が放出されなくなる。
○ 床41には、戻し口44を設けずに、吹出口42のみを設けても良い。この場合は、例えば、吹出口42を扉43で閉塞し、収容室37内で放熱風を循環させる循環流路を形成しても良い。
○ 供給流路Y1と排出流路Y2を切り替える切替機構の構成を変更しても良い。例えば、シャッター式の切替機構でも良い。
○ フォークリフト10の運転室18はキャビン式でなくても良い。キャビン式でないフォークリフト10にはドア19がなく、運転室18が開放されている。このようなフォークリフト10において、放熱風を運転室18に吹き出させても良い。
○ 吹出口42と戻し口44を繋ぐ配管を運転室18内に配置し、放熱風を運転室18経由で収容室37へ循環させる循環流路Y3を形成しても良い。この場合、配管に吹出口を設けることで、運転室18の暖房を行うことができる。
○ リーチ式のフォークリフトに具体化しても良い。リーチ式のフォークリフトの運転室は立ち乗りタイプである。そして、燃料電池システム24は、運転室の前方領域に配置されている。このようなリーチ式のフォークリフトにおいても、作業者の足元に吹出口42を配置すれば、暖房を行うことができる。
○ フォークリフト以外の産業車両に具体化しても良い。例えば、牽引車に具体化しても良い。
○ 収容室37内で放熱風の循環流路Y3を形成しても良い。つまり、放熱風を、排出流路Y2を介して車外に放出させる場合と、循環流路Y3で収容室37内を循環させる場合とがあるようにしても良い。
○ 循環流路Y3は、運転室18を経由して収容室37に放熱風が戻るような配管構造で構築するが、その循環流路Y3には吹出口42を設けなくても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記放熱風を車外へ導く排出流路と、前記放熱風が流れる流路を切り替える切替機構と、を備えた請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の産業用車両。
(ロ)燃料電池システムの温度を取得し、その温度をもとに切替機構を制御して各流路へ流れる風量を調整する風量調整部を備え、風量調整部は、燃料電池システムの温度が予め定めた温度を超えている場合には排出流路へ放熱風を流して収容室内の温度を下げる前記技術的思想(イ)に記載の産業用車両。
10…フォークリフト、18…運転室、20…運転席、24…燃料電池システム、33…ラジエータ、35…循環用配管、37…収容室、40…切替板、42…吹出口、44…戻し口、FC…燃料電池、Y2…排出流路、Y3…循環流路。

Claims (3)

  1. 燃料電池と、前記燃料電池の冷却液を循環させる循環路と、前記循環路の途中に設けられて前記冷却液と空気とを熱交換して前記冷却液を冷却するラジエータとを有する燃料電池システムが搭載された産業用車両において、
    前記燃料電池システムは、運転室と隣接した収容室に配置されており、
    熱交換後の前記ラジエータの放熱風を前記収容室に循環させる循環流路を備え、
    前記循環流路は、前記運転室を経由して前記放熱風を前記収容室に導くことを特徴とする産業用車両。
  2. 前記循環流路の途中には、前記運転室に前記放熱風を吹き出させる吹出口と、前記運転室内を流通した前記放熱風を前記収容室に戻す戻し口とが設けられており、
    前記戻し口は、前記収容室に空気を取り込む取込口側に設けられている請求項1に記載の産業用車両。
  3. 前記循環流路の途中には、前記運転室に前記放熱風を吹き出させる吹出口と、前記放熱風を外部に放出する放出口と、前記放熱風が流れる流路を切り替える切替機構とが設けられており、
    前記吹出口には、当該吹出口を開放及び閉塞する扉が設けられている請求項1に記載の産業用車両。
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