JP6307955B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に記録を行う記録部を備える記録装置に関する。
従来から、記録装置の一種として、記録媒体の一例であるシート状の用紙に記録を行う記録部を備え、搬送される用紙に対して記録液としてのインクを記録部から噴射することにより用紙へ印刷(記録)を行うインクジェット式のプリンターが知られている。このようなプリンターにおいては、用紙が、その搬送方向に対して傾いていない整列状態で記録部へ搬送されることによって、正しく印刷が行われる。
このために、従来は、搬送される用紙の先端を整列ローラー対(レジストローラー対)に突き当てた状態で接触させるとともに、その状態で用紙を撓ませ、その撓みによって生ずる用紙の戻り力を利用して用紙の搬送方向に対する傾きを補正して整列させる所謂スキュー取りが行われる。したがって、プリンターには、記録部へ搬送されるそれぞれの用紙の搬送路において、用紙の撓み空間を設ける必要がある。このような用紙の撓み空間の構造として、給紙経路(用紙の搬送路)において用紙を弛ませる空間(拡幅部)が設けられた印刷装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−89910号公報
しかしながら、用紙の搬送路に設けられた従来の撓み空間の形状は、用紙が自由に撓む形状とされている。このため、従来の撓み空間では用紙の撓み方が一定とならず、整列ローラー対へ先端を突き当てた接触状態での撓み形状がまちまちになり、用紙の戻り力が変動してしまうことによって、整列ローラー対への付勢力が低下することが起こり得る。この結果、用紙の戻り力を利用して行う用紙のスキュー取りが安定して行われないという課題がある。
なお、こうした実情は、シート状の記録媒体に画像を記録する記録部と、記録媒体が記録部に搬送される媒体搬送路と、媒体搬送路に配設され、記録媒体を整列して記録部側に搬送する整列ローラー対と、を備える記録装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、安定して記録媒体のスキュー取りを行うことができる記録装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、シート状の記録媒体に画像を記録する記録部と、前記記録媒体が前記記録部に搬送される媒体搬送路と、前記媒体搬送路に配設され、前記記録媒体を整列して前記記録部側に搬送する整列ローラー対と、前記媒体搬送路における前記整列ローラー対よりも前記記録媒体の搬送方向上流側に設けられ、前記記録媒体の撓みを許容する撓み空間と、前記媒体搬送路に配設され、前記記録媒体を前記撓み空間へ搬送する搬送ローラー対と、を備え、前記媒体搬送路の前記撓み空間は、搬送される前記記録媒体の両側のシート面のうちの少なくとも一方のシート面側に形成された第1空間と、当該第1空間よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に位置し、前記記録媒体の両側のシート面のうちの少なくとも前記一方のシート面側とは反対の他方のシート面側に形成された第2空間と、を有する。
この構成によれば、整列ローラー対に先端を突き当てた状態で接触した記録媒体の撓み形状を、撓み空間において搬送方向と交差する方向からの側面視でS字状にすることができるので、搬送ローラー対によって撓み空間へ搬送される記録媒体が整列ローラー対に押し付けられる際の付勢力の低下を抑制することができる。この結果、安定して記録媒体のスキュー取りを行うことができる。
上記記録装置において、前記搬送ローラー対の共通の接平面は、当該搬送ローラー対が前記記録媒体を挟むニップ位置と、前記整列ローラー対が前記記録媒体を挟むニップ位置と、を結んだ仮想平面に対して、前記第1空間側に向けて傾いた面であることが好ましい。
この構成によれば、搬送ローラー対によって、撓み空間における撓み形状がS字状になるように記録媒体を第1空間へ誘導することができる。
上記記録装置において、前記媒体搬送路の前記撓み空間には、前記整列ローラー対の共通の接平面に沿う案内面が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、整列ローラー対に先端を突き当てた状態で接触する際の記録媒体の移動方向を整列ローラー対による搬送方向と略同じ方向にすることができるので、整列ローラー対は、安定して記録媒体のスキュー取りを行うとともに、搬送抵抗が抑制された状態で記録媒体を記録部側へ搬送することができる。
上記記録装置においては、前記媒体搬送路を第1媒体搬送路とし、前記撓み空間を第1撓み空間としたとき、前記整列ローラー対よりも前記記録媒体の搬送方向上流側において前記第1媒体搬送路と合流する第2媒体搬送路を備え、前記第2媒体搬送路には、前記第1撓み空間と少なくとも一部が共有する空間であって、前記第2媒体搬送路を搬送される前記記録媒体の撓みを許容する第2撓み空間が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第1媒体搬送路における記録媒体の撓み空間の一部を第2媒体搬送路における記録媒体の撓み空間と共有させるので、記録装置の大型化を抑制しつつ、各媒体搬送路において記録媒体のスキュー取りを行うことができる。
上記記録装置においては、片側のシート面に記録が行われた前記記録媒体が搬送されるとともに、前記第1媒体搬送路と合流する第3媒体搬送路を備え、前記第3媒体搬送路は、前記第1媒体搬送路に対して前記第2媒体搬送路が合流する側とは反対側から合流するとともに、前記第1媒体搬送路側に、前記第3媒体搬送路を搬送される前記記録媒体の撓みを許容する第3撓み空間が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第1媒体搬送路の記録媒体の撓み空間に対して、第2媒体搬送路の記録媒体の撓み空間側とは反対側に第3媒体搬送路の記録媒体の撓み空間を設けることができるので、各媒体搬送路についての記録媒体の撓み空間を省スペースで配設することが可能となる。この結果、記録装置の大型化を抑制しつつ、各媒体搬送路において記録媒体のスキュー取りを行うことができる。
上記記録装置において、前記第2媒体搬送路および前記第3媒体搬送路には、前記第2撓み空間および前記第3撓み空間へ前記記録媒体を搬送する搬送ローラー対がそれぞれ配設され、前記第3媒体搬送路に配設された前記搬送ローラー対から前記整列ローラー対までの前記記録媒体の搬送長さは、前記第1媒体搬送路および前記第2媒体搬送路に配設された前記搬送ローラー対から前記整列ローラー対までの前記記録媒体の搬送長さよりも短いことが好ましい。
この構成によれば、記録後に曲げ剛性が低下した記録媒体を、シート面の曲がりが抑制された状態で、整列ローラー対に対して先端を突き当てた状態で接触させることができるので、整列ローラー対に記録媒体を押し付ける付勢力の低下を抑制することができる。この結果、各媒体搬送路において記録媒体のスキュー取りを行うことができる。
記録装置の実施形態の一例としてのプリンターを模式的に示す構造図。 プリンターに設けられた用紙搬送路の一部を拡大して模式的に示す構造図。 用紙搬送路に沿って搬送される用紙の搬送状態を拡大して示す模式図。 用紙搬送路に沿って搬送される用紙の搬送状態を拡大して示す模式図。 用紙搬送路に沿って搬送される用紙の搬送状態を拡大して示す模式図。 用紙搬送路に沿って搬送される用紙の搬送状態を拡大して示す模式図。 用紙搬送路に沿って搬送される用紙の搬送状態を拡大して示す模式図。 用紙搬送路に沿って搬送される用紙の搬送状態を拡大して示す模式図。 変形例の用紙搬送路の一部を拡大して模式的に示す構造図。 変形例の用紙搬送路の一部を拡大して模式的に示す構造図。
以下、記録装置の一実施形態として、記録液の一例としてのインクを噴射する液体噴射ヘッドを記録部として備え、シート状の記録媒体の一例としての用紙にインクを噴射して文字や図形などを含む画像を印刷(記録)するインクジェット式のプリンターについて、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の記録装置の一例としてのプリンター11は、略直方体の筐体12内に、用紙Pに画像を印刷する記録部13と、用紙Pが記録部13に搬送される媒体搬送路と、その媒体搬送路に配設され、用紙Pを整列して記録部13側に搬送する整列ローラー対15と、を備えている。本実施形態では、用紙Pは、図1における紙面表裏方向を幅方向とし、この幅方向と交差する方向を搬送方向として媒体搬送路を搬送される。記録部13は用紙Pの幅方向の略全域に渡ってインクを噴射可能な液体噴射ヘッドを備え、搬送される用紙Pにインクを付着させて画像を印刷する。印刷された用紙Pは、記録部13から媒体搬送路を介して排紙台14に排出される。
本実施形態では、用紙Pを記録部13に搬送する媒体搬送路として、第1媒体搬送路21と第2媒体搬送路22と第3媒体搬送路23との3つの媒体搬送路が備えられている。なお、第1媒体搬送路21、第2媒体搬送路22、および第3媒体搬送路23を区別しない場合は単に媒体搬送路とも呼ぶ。
第1媒体搬送路21では、筐体12の一側面に設けられた挿入口12aから挿入される用紙Pが記録部13へ搬送される。すなわち、挿入口12aへ挿入された用紙Pは、ホッパー12bによって第1駆動ローラー41aに押し付けられ、第1駆動ローラー41aの回転駆動によって搬送されて第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41b間に挟まれた後、第1駆動ローラー41aの回転駆動によって記録部13へ向かって搬送される。
第2媒体搬送路22では、筐体12の重力方向側となる底部に挿抜可能に備えらえた用紙カセット12cに積層可能に載置される用紙Pが記録部13へ搬送される。すなわち、用紙カセット12cに積層状態で載置された用紙Pは、最上位の用紙Pがピックアップローラー16aで送り出され、分離ローラー対16bで一枚ずつに分離された後、第2駆動ローラー42aと第2従動ローラー42bによって挟まれ、第2駆動ローラー42aの回転駆動によって記録部13へ向かって搬送される。
第3媒体搬送路23では、用紙Pに対して両側のシート面(紙面)に印刷する両面印刷を行う場合に、記録部13によって片側のシート面が印刷済みとされた用紙Pが、再び記録部13へ搬送される。すなわち、記録部13よりも用紙Pの搬送方向下流側には、印刷が終了した印刷済みの用紙Pを紙送りローラー対17などの複数のローラー対18によって排紙台14へ排出する排出搬送路20aと、この排出搬送路20aの途中に設けられた分岐機構19の動作によって排出搬送路20aから分岐する分岐搬送路20bとが設けられている。分岐搬送路20bには、正転と逆転の双方の回転が可能な分岐搬送路ローラー対18aが分岐機構19の下流側に設けられている。
片側のシート面が印刷された用紙Pは、両面印刷に際して記録部13側から排紙台14側に向かって一旦この分岐搬送路20bへ正転する分岐搬送路ローラー対18aおよび複数のローラー対18によって搬送された後、分岐搬送路ローラー対18aの逆転によって分岐搬送路20bを排紙台14側から記録部13側へ逆搬送される。このとき、逆搬送される用紙Pは、第3媒体搬送路23へ搬送され、複数のローラー対18によって記録部13に向かって搬送される。この第3媒体搬送路23への搬送によって、用紙Pは印刷されていないシート面が記録部13と対向するように反転し、第3媒体搬送路23において用紙Pの搬送方向の最も下流に位置する第3駆動ローラー43aと第3従動ローラー43bによって挟まれ、第3駆動ローラー43aの回転駆動によって記録部13へ向かって搬送される。
これらの3つの第1媒体搬送路21、第2媒体搬送路22、第3媒体搬送路23は、整列ローラー対15よりも用紙Pの搬送方向上流側において合流し、合流後の用紙Pの搬送方向下流側は共通の媒体搬送路とされている。本実施形態では、第1媒体搬送路21に対して、重力方向側(下側)から第2媒体搬送路22が合流し、第2媒体搬送路22が合流する側とは反対側の反重力方向側(上側)から第3媒体搬送路23が合流する。したがって、各媒体搬送路を記録部13へ向かって搬送される用紙Pは、共通の媒体搬送路に配設された整列ローラー対15まで搬送されたのち、回転が停止した整列ローラー対15(詳しくは互いに接するローラー間)にその先端が突き当たる。なお、こうした「先端が突き当たった状態での接触」を、以下では「当接」とも表現する。そして、用紙Pは、このような整列ローラー対15への当接状態によって搬送方向に対する傾きが補正(スキュー取り)される。そして傾きが補正された用紙Pは、その後の整列ローラー対15の回転駆動によって、整列状態となって記録部13側へ搬送される。
整列ローラー対15によって記録部13側に搬送された用紙Pは、記録部13に対して用紙Pの搬送方向上流側に配設された紙送りローラー対17や搬送方向下流側に配設されたローラー対18などによって、記録部13に対向しながら搬送される。この搬送される用紙Pに、対向する記録部13からインクが噴射されて印刷が行われる。
さて、図2に示すように、本実施形態のプリンター11では、その一部を網掛け部分で示す構成部材によって形成された各媒体搬送路において、整列ローラー対15よりも用紙Pの搬送方向上流側に、用紙Pの撓みを許容する撓み空間が設けられている。詳しくは、整列ローラー対15に向かって媒体搬送路を搬送される用紙Pに対して、その両側のシート面のうちの少なくとも一方のシート面側に、整列ローラー対15へ当接した後の用紙Pの撓みを許容する撓み空間が設けられている。
すなわち、第1媒体搬送路21に設けられた用紙Pの撓み空間である第1撓み空間31は、連結空間31cにおいて互いに連通する用紙Pの搬送方向上流側の上流空間34と下流側の下流空間35とによって形成されている。上流空間34は、その上側が、用紙Pの搬送方向上流側の第1壁面36と搬送方向下流側の第2壁面37との2つの平坦面が曲折して連続することによって搬送方向と交差する方向からの側面視(以下、単に「側面視」という。)で山形に形成され、その下側が、搬送される用紙Pの移動を案内する第1案内面38によって平坦に形成されている。下流空間35は、その上側が、搬送される用紙Pの移動を案内する第2案内面39によって平坦に形成され、その下側が、第2媒体搬送路22における用紙Pの撓みを許容する撓み空間である第2撓み空間32との共有空間とされている。
また、第1媒体搬送路21においては、第1撓み空間31よりも用紙Pの搬送方向上流側に配設された第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとが、用紙Pを第1撓み空間31へ搬送する搬送ローラー対として機能する。そして、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとによって第1撓み空間31へ搬送された用紙Pは、第1撓み空間31を過ぎて整列ローラー対15に当接する。本実施形態では、第1撓み空間31は、用紙Pが整列ローラー対15に当接後、さらに第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとによって第1撓み空間31へ所定量送り出された場合、用紙Pを、図2において太い破線で示すように、第1撓み空間31において側面視でS字状に撓ませるように作用する。この第1撓み空間31の作用については、後ほど図3〜図8を参照して説明する。
次に、第2媒体搬送路22に設けられた用紙Pの撓み空間である第2撓み空間32は、第1媒体搬送路21に設けられた第1撓み空間31の下流空間35と一部が共有する空間とされている。
すなわち、この第2媒体搬送路22に設けられた第2撓み空間32は、その上側が、第1撓み空間31の下流空間35の上側に形成された第2案内面39と、この第2案内面39よりも用紙Pの搬送方向上流側に、連結空間31cを挟んで下方へ折れ曲がるように形成された上壁部32bと、によって形成されている。一方、第2撓み空間32の下側は、用紙Pの搬送方向下流側へ向かって上昇する傾斜面32aとされ、この傾斜面32aのうちの用紙カセット12c側となる用紙Pの搬送方向上流側に、用紙Pの搬送方向を長手方向とする側面視で山形をなす複数のリブ22aが形成されている。そして、このリブ22aの上端面により第2撓み空間32が狭められることによって、第2媒体搬送路22を搬送される用紙Pは第2撓み空間32の上側寄りの位置を通過することによって側面視で上に凸の円弧形状となって搬送される。
また、第2媒体搬送路22においては、第2撓み空間32よりも用紙Pの搬送方向上流側に配設された第2駆動ローラー42aと第2従動ローラー42bとが、用紙Pを第2撓み空間32へ搬送する搬送ローラー対として機能する。そして、第2駆動ローラー42aと第2従動ローラー42bとによって第2撓み空間32を搬送される用紙Pは、上に凸の湾曲形状を維持しながら、その搬送方向下流側端部(図2において二点鎖線)が第2撓み空間32における重力方向側の傾斜面32aに案内されて移動する。さらに第2駆動ローラー42aと第2従動ローラー42bとによって第2撓み空間32へ所定量送り出された用紙Pは、整列ローラー対15に当接したとき、第2撓み空間32において、図2において太い破線で示すように側面視で上に凸の円弧形状で撓むように構成されている。
次に、第3媒体搬送路23に設けられた用紙Pの撓み空間である第3撓み空間33は第1媒体搬送路21側に設けられている。詳しくは、第3媒体搬送路23に設けられた第3撓み空間33は、搬送される用紙Pに対してシート面の重力方向側(下側)に、平坦な斜面部33aとその両側に連続する曲面とされた湾曲部33b,33cを有して形成されている。そして、第3撓み空間33は第1媒体搬送路21の第1撓み空間31に接触することなく隣接するように設けられる。この第3撓み空間33が第1媒体搬送路21の下流空間35と用紙Pの搬送方向下流側において合流することによって、第3媒体搬送路23は第1媒体搬送路21と合流する。
また、第3媒体搬送路23においては、第3撓み空間33よりも用紙Pの搬送方向上流側に配設された第3駆動ローラー43aと第3従動ローラー43bとが、用紙Pを第3撓み空間33へ搬送する搬送ローラー対として機能する。そして、第3駆動ローラー43aと第3従動ローラー43bとによって第3媒体搬送路23の第3撓み空間33を搬送される用紙Pは、その搬送方向下流側端部(図2において二点鎖線)が第3撓み空間33における重力方向側の斜面部33aおよび下側の湾曲部33cに案内されて移動することによって側面視で下に凸の湾曲形状が形成される。さらに第3駆動ローラー43aと第3従動ローラー43bとによって第3撓み空間33へ所定量送り出された用紙Pは、整列ローラー対15に当接したとき、第3撓み空間33において、斜面部33aや上側の湾曲部33bなどに向かって撓み、側面視で下に凸の円弧形状(図2において太い破線)の撓みが安定して形成されるように構成されている。
なお、本実施形態では、第3媒体搬送路に配設された第3駆動ローラー43aと第3従動ローラー43bとの搬送ローラー対から整列ローラー対15までの用紙Pの搬送長さは、第1媒体搬送路21および第2媒体搬送路22に配設された搬送ローラー対から整列ローラー対15までの用紙Pの搬送長さよりも短くされている。
次に、図3〜図8を参照して、本実施形態の第1媒体搬送路21の作用を説明する。
図3に示すように、第1媒体搬送路21において、挿入口12aへ挿入された用紙P(図中、太い一点鎖線)が、回転駆動される第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとの間に挟持されて搬送されると、用紙Pは、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとの共通の接平面に沿って第1撓み空間31へ搬送される。すなわち、用紙Pは、第1駆動ローラー41aの回転中心41acと第1従動ローラー41bの回転中心41bcとを結ぶ線(図中、細い破線)に対して直交する方向へ向かって移動する。
この結果、用紙Pは第1撓み空間31の上流空間34において、用紙下流端Peが上側の第1壁面36または第2壁面37に当接する。本実施形態では、当接する用紙Pのシート面との間の角度(進入角)がいずれも鋭角をなすように、第1壁面36および第2壁面37が形成されるとともに、第2壁面37は、用紙Pの搬送方向に向かって上流空間34が徐々に狭くなるように形成されている。ちなみに、本実施形態では、図3に示すように用紙下流端Peは第2壁面37に当接する。
図4に示すように、その状態から更に用紙Pが第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとの間に挟持されて下流側へ搬送されると、その用紙下流端Peが図中破線矢印で示すように第2壁面37に沿って摺動しつつ、下流空間35との連結空間31cに向かって移動する。
図5に示すように、上流空間34内を連結空間31cに向かって移動する用紙Pは、その用紙下流端Peが、第2壁面37との当接状態を終えた時点、つまり連結空間31cに到達した時点から、下流空間35の上側の第2案内面39に案内されて搬送される。なお、本実施形態では、用紙Pは、第2案内面39に案内されて搬送されるとともに上流空間34の下側の第1案内面38にも案内されて上流空間34を移動する構成とされている。
図6に示すように、用紙Pは、上流空間34においては第1案内面38によって、下流空間35においては第2案内面39によって、それぞれ案内されて第1撓み空間31を移動し、その用紙下流端Peが整列ローラー対15に当接するまで搬送される。このとき、本実施形態では、第1案内面38および第2案内面39は整列ローラー対15の共通の接平面に沿って形成されている。したがって、用紙Pは、少なくとも用紙下流端Peが整列ローラー対15の一方のローラーの回転中心15aと他方のローラーの回転中心15bとを結ぶ線(図中、細い破線)に対して略直交する方向に沿って移動しながら整列ローラー対15に当接する。
このように整列ローラー対15に当接するまで搬送された用紙Pは、上流空間34において、その両側のシート面のうちの一方のシート面側に第1空間51が形成され、下流空間35において、用紙Pの両側のシート面のうちの一方のシート面側とは反対の他方のシート面側に形成された第2空間52が形成される。すなわち、本実施形態では、図6においてハッチング部分で示すように第1空間51と第2空間52が形成される。そして、第2空間52は第1空間51よりも用紙Pの搬送方向下流側に位置するとともに、第1媒体搬送路21を搬送される用紙Pに対して、両側のシート面のうち第1空間51は反重力方向(上方)のシート面側に形成され、第2空間52は重力方向(下方)のシート面側に形成される。
図7に示すように、用紙下流端Peが整列ローラー対15に当接後、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとの回転駆動によって用紙Pが所定量(所定の長さ)第1撓み空間31へ搬送されると、用紙Pは搬送方向に沿ってS字状に湾曲する。
すなわち、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとの共通の接平面は、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとの搬送ローラー対が用紙Pを挟むニップ位置と、整列ローラー対15が用紙Pを挟むニップ位置と、を結んだ仮想平面に対して、第1空間51側に向けて傾いた面である。このため、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとによって第1撓み空間31を搬送される用紙Pは、その第1空間51と対向する一方のシート面から搬送方向下流側に向かって離れていく面となる接平面に沿って搬送され、第1案内面38から離れて一方のシート面側に形成された第1空間51へ誘導される。また、第1空間51の搬送方向下流側は、第2壁面37が第1案内面38側に近づくように設けられているため、用紙Pは上流空間34において側面視で上に凸の湾曲形状とされる。
このように上流空間34において上に凸形状となった用紙Pは、下流空間35に向かって第2案内面39から離れるように、他方のシート面側に形成された第2空間52へ誘導される。また、用紙下流端Peは整列ローラー対15に当接して第2空間52側への移動が制約されるため、用紙Pは連結空間31cにおいて変曲点が形成され、下流空間35において側面視で下に凸の湾曲形状となる。この結果、用紙Pは、第1撓み空間31においてS字状に湾曲し、このS字状の湾曲の戻りによって発生する整列ローラー対15に対する付勢力の低下を抑制する。すなわち、このように用紙PがS字状に湾曲することによって、周知のように、一つの円弧形状に湾曲した用紙Pよりも搬送方向に大きな付勢力を発生させる。
なお、図8に示すように、本実施形態では、用紙Pが第1空間51および第2空間52において最大に撓んだS字状とされた状態で、スキュー取りがほぼ確実に行われる用紙Pの付勢力が得られる構成とされている。すなわち、整列ローラー対15に当接させてスキュー取りが可能なS字状に用紙を湾曲可能な第1空間51および第2空間52を有するように、上流空間34および下流空間35が設けられる。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)整列ローラー対15へ当接した用紙Pの撓み形状を、第1撓み空間31において搬送方向と交差する方向からの側面視でS字状にすることができる。そのため、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとの搬送ローラー対によって搬送される用紙Pが整列ローラー対15に押し付けられる際の付勢力の低下を抑制することができる。この結果、安定して用紙Pのスキュー取りを行うことができる。
(2)第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bは、その共通の接平面が、用紙Pの搬送方向下流側において、第1空間51と対向する一方のシート面から離れていく面となるので、第1撓み空間31における撓み形状がS字状になるように用紙Pを第1空間51へ誘導することができる。
(3)整列ローラー対15の共通の接平面に沿う第1案内面38および第2案内面39によって、整列ローラー対15に当接する際の用紙Pの移動方向を、整列ローラー対15による搬送方向と略同じ方向にすることができる。したがって、整列ローラー対15は、安定して用紙Pのスキュー取りを行うとともに、搬送抵抗が抑制された状態で用紙Pを記録部13側へ搬送することができる。
(4)第1媒体搬送路21における用紙Pの第1撓み空間31の一部を第2媒体搬送路22における用紙Pの第2撓み空間32と共有させるので、プリンター11の大型化を抑制しつつ、各媒体搬送路において用紙Pのスキュー取りを行うことができる。
(5)第1媒体搬送路21の用紙Pの第1撓み空間31に対して、第2媒体搬送路の用紙Pの第2撓み空間32側とは反対側に第3媒体搬送路23の用紙Pの第3撓み空間33を設けることができるので、各媒体搬送路についての用紙Pの撓み空間を省スペースで配設することが可能となる。この結果、プリンター11の大型化を抑制しつつ、各媒体搬送路において用紙Pのスキュー取りを行うことができる。
(6)第3媒体搬送路23に配設された第3駆動ローラー43aと第3従動ローラー43bとの搬送ローラー対から整列ローラー対15までの用紙Pの搬送長さは短いので、記録後に曲げ剛性が低下した用紙Pを、シート面の曲がりが抑制された状態で整列ローラー対15へ当接させることができる。したがって、整列ローラー対15に用紙Pを押し付ける付勢力の低下を抑制することができるので、各媒体搬送路において用紙Pのスキュー取りを行うことができる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、第1媒体搬送路21の第1撓み空間31には、整列ローラー対15の共通の接平面に沿う第1案内面38および第2案内面39の双方が、必ずしも形成されなくてもよい。この一例について図を参照して説明する。
図9に示すように、第1媒体搬送路21において、上流空間34には平坦な第1案内面38に替えて、側面視で下に凸の形状で湾曲する第1湾曲面38aが設けられてもよい。この場合は、上流空間34は、搬送される用紙Pに対して両側のシート面にそれぞれ空間が形成される。なお、この変形例においても、上記実施形態と同様に、上流空間34のうち用紙Pの反重力方向となる上方のシート面側に形成された空間が第1空間51となり、用紙Pは、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bによって第1空間51へ誘導されることによってS字状となる。
図10に示すように、第1媒体搬送路21において、上流空間34の平坦な第1案内面38に替えて側面視で下に凸の形状で湾曲する第1湾曲面38aが、また下流空間35の第2案内面39に替えて側面視で上に凸の形状で湾曲する第2湾曲面39aが設けられてもよい。この場合は、上流空間34および下流空間35を搬送される用紙Pに対して、両側のシート面にそれぞれ空間が形成される。なお、この変形例においても、上記実施形態と同様に、上流空間34においては用紙Pの反重力方向となる上方のシート面側に形成された空間が第1空間51となり、下流空間35においては用紙Pの重力方向となる下方のシート面側に形成された空間が第2空間52となる。そして、用紙Pは、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bによって第1空間51へ誘導され、第2壁面37を摺動することによって連結空間31cにおいて変曲点が形成されることによってS字状となる。
・上記実施形態において、整列ローラー対15よりも用紙Pの搬送方向上流側において必ずしも第1媒体搬送路21と合流する第2媒体搬送路22を備えなくてもよい。また、第2媒体搬送路22を備える場合において、第2撓み空間32は第1撓み空間31と共有する空間を備えなくてもよい。
図10に示すように、例えば、第2媒体搬送路22は、第2撓み空間32が第1媒体搬送路21の下流空間35(第1撓み空間31)と共有する空間を備えないように設けられてもよい。この場合、第1媒体搬送路21の下流空間35は、その下側が、側面視で下に凸の形状で湾曲する湾曲面38bとされる。また、第2媒体搬送路22の第2撓み空間32は、その上側の上壁部32bが第1媒体搬送路21との合流点まで延設されて形成されている。したがって、第1媒体搬送路21では、下流空間35において第2空間52が湾曲面38bとの間に形成され、用紙Pは図中太い破線で示すようにS字状に撓む。また、第2媒体搬送路22では、第2撓み空間32において用紙Pは図中太い破線で示すように側面視で上に凸の湾曲形状で撓む。
なお、図10に示す変形例においては、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bとに挟持されて搬送される用紙Pが、第2壁面37に当接する方向ではなく、第1湾曲面38aに当接する方向へ移動する構成であってもよい。この場合は、上流空間34においては用紙Pの重力方向となる下方のシート面側に形成された空間が第1空間51となり、下流空間35においては用紙Pの反重力方向となる上方のシート面側に形成された空間が第2空間52となって、用紙PがS字状に撓む。換言すれば、搬送される用紙Pの両側のシート面のうちの少なくとも一方のシート面側に第1空間51が形成され、当該第1空間51よりも用紙Pの搬送方向下流側に、用紙Pの両側のシート面のうちの少なくとも一方のシート面側とは反対の他方のシート面側に第2空間52が形成されることによって、用紙PはS字状に撓む。
・上記実施形態において、必ずしも第3媒体搬送路23に配設された第3駆動ローラー43aと第3従動ローラー43bとの搬送ローラー対から整列ローラー対15までの用紙Pの搬送長さは、第1媒体搬送路21および第2媒体搬送路22に配設された搬送ローラー対から整列ローラー対までの用紙Pの搬送長さよりも短くなくてもよい。すなわち、第3媒体搬送路23に配設された搬送ローラー対から整列ローラー対15までの用紙Pの搬送長さが最も長くなっていてもよいし、第1媒体搬送路21あるいは第2媒体搬送路22に配設された搬送ローラー対から整列ローラー対15までの用紙Pの搬送長さと同じ長さであってもよい。例えば、片側のシート面に印刷された用紙Pの撓み剛性の低下が少ない場合は、このような構成とすることが可能である。また、第3媒体搬送路23が、両側のいずれのシート面にも印刷が行われていない用紙Pを搬送する媒体搬送路である場合も、このような構成とすることが可能である。
・上記実施形態において、第1媒体搬送路21と合流する第3媒体搬送路23を、必ずしも備えなくてもよい。また、第3媒体搬送路23を備える場合、第1媒体搬送路21に対して第2媒体搬送路22が合流する側と同じ側から合流する構成であっても差し支えない。また、第3媒体搬送路23には、必ずしも整列ローラー対15への当接後に撓みを許容する第3撓み空間33が設けられなくてもよい。
・上記実施形態において、第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bの共通の接平面は、必ずしも第1駆動ローラー41aと第1従動ローラー41bの搬送ローラー対が用紙Pを挟むニップ位置と、整列ローラー対15が用紙Pを挟むニップ位置と、を結んだ仮想平面に対して、第1空間51側に向けて傾いた面でなくてもよい。例えば、その仮想平面に沿う方向、つまり搬送される用紙Pのシート面に沿う方向であっても差し支えない。
・上記実施形態において、記録部13は、用紙Pの幅方向の略全域に渡ってインクを噴射可能な液体噴射ヘッドを備える所謂ラインヘッドの構成に限らない。例えば、記録部13は、用紙Pの搬送方向と交差する方向に往復移動するキャリッジにインクを噴射する液体噴射ヘッドを備える所謂シリアルヘッドの構成であってもよい。
・上記実施形態において、記録部13から噴射する記録液であるインクの供給元は、例えばプリンター11の筐体12の内部に設けられるインク収容体であってもよい。あるいは、筐体12の外部に設けられる所謂外付けタイプのインク収容体であってもよい。特に外付けタイプのインク収容体の場合はインクの容量を大きくできるので、記録部13からより多くのインクの噴射を行うことが可能である。
なお、筐体12の外部に設けられたインク収容体から記録部13にインクを供給する場合には、インクを供給するためのインク供給チューブを筐体12の外部から内部へ引き回す必要がある。よって、この場合には、筐体12にインク供給チューブを挿通可能な孔や切り欠きなどを設けることが好ましい。あるいは筐体12に隙間を設け、この隙間を通してインク供給チューブを筐体12の外部から内部へ引き回しても良い。このようにすれば、インク供給チューブのインク流路を用いた記録部13に対するインクの供給を容易に行うことができる。
・上記実施形態において、記録装置としてのプリンター11は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を含む)を噴射したり吐出したりして記録を行う流体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して印刷を行う液状体噴射装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を噴射する粉粒体噴射装置(例えばトナージェット式印刷装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
11…プリンター(記録装置の一例)、12…筐体、13…記録部、15…整列ローラー対、21…第1媒体搬送路、22…第2媒体搬送路、23…第3媒体搬送路、31…第1撓み空間、32…第2撓み空間、33…第3撓み空間、51…第1空間、52…第2空間、P…用紙(記録媒体の一例)。

Claims (7)

  1. シート状の記録媒体に画像を記録する記録部と、
    前記記録媒体が前記記録部に搬送される第1媒体搬送路と、
    前記第1媒体搬送路に配設され、前記記録媒体を整列して前記記録部側に搬送する整列ローラー対と、
    前記第1媒体搬送路における前記整列ローラー対よりも前記記録媒体の搬送方向上流側に設けられ、搬送される前記記録媒体の両側のシート面のうち一方面側に形成された第1空間と、当該第1空間よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に位置し、搬送される前記記録媒体の他方面側に形成された第2空間とを有し、前記記録媒体の撓みを許容する第1撓み空間と、
    前記第1媒体搬送路に配設され、前記記録媒体を前記第1撓み空間へ搬送する搬送ローラー対と、
    前記整列ローラー対よりも前記記録媒体の搬送方向上流側において、前記他方面側から前記第1媒体搬送路に合流する第2媒体搬送路と、
    前記第2媒体搬送路を搬送される前記記録媒体の撓みを許容する第2撓み空間と、
    を備え、
    前記第2撓み空間は、前記第1媒体搬送路の前記他方側において、前記第1撓み空間の前記第2空間と空間を共有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記搬送ローラー対の共通の接平面は、当該搬送ローラー対が前記記録媒体を挟むニップ位置と、前記整列ローラー対が前記記録媒体を挟むニップ位置と、を結んだ仮想平面に対して、前記第1空間側に向けて傾いた面である請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第1空間には、前記記録媒体の先端を前記第1空間と前記第2空間とを連結する連結空間の方向に案内する壁面が形成され、前記第2空間には、前記媒体の先端を前記整列ローラー対の方向に案内する傾斜面が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記第1媒体搬送路の前記第1撓み空間には、前記整列ローラー対の共通の接平面に沿う案内面が形成されている請求項1から3の何れか一項に記載の記録装置。
  5. 片側のシート面に記録が行われた前記記録媒体が搬送されるとともに、前記第1媒体搬送路と合流する第3媒体搬送路を備え、
    前記第3媒体搬送路は、前記第1媒体搬送路に対して前記第2媒体搬送路が合流する側とは反対側から合流するとともに、前記第1媒体搬送路側に、前記第3媒体搬送路を搬送される前記記録媒体の撓みを許容する第3撓み空間が設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の記録装置。
  6. 前記第2媒体搬送路および前記第3媒体搬送路には、前記第2撓み空間および前記第3撓み空間へ前記記録媒体を搬送する搬送ローラー対がそれぞれ配設され、
    前記第3媒体搬送路に配設された前記搬送ローラー対から前記整列ローラー対までの前記記録媒体の搬送長さは、前記第1媒体搬送路および前記第2媒体搬送路に配設された前記搬送ローラー対から前記整列ローラー対までの前記記録媒体の搬送長さよりも短い請求項5に記載の記録装置。
  7. シート状の記録媒体に画像を記録する記録部と、
    前記記録媒体が前記記録部に搬送される第1媒体搬送路と、
    前記第1媒体搬送路に配設され、前記記録媒体を整列して前記記録部側に搬送する整列ローラー対と、
    前記第1媒体搬送路における前記整列ローラー対よりも前記記録媒体の搬送方向上流側に設けられ、搬送される前記記録媒体の両側のシート面のうち一方面側に形成された第1空間と、当該第1空間よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に位置し、搬送される前記記録媒体の他方面側に形成された第2空間とを有し、前記記録媒体の撓みを許容する第1撓み空間と、
    前記第1媒体搬送路に配設され、前記記録媒体を前記第1撓み空間へ搬送する搬送ローラー対と、
    前記整列ローラー対よりも前記記録媒体の搬送方向上流側において、前記他方面側から前記第1媒体搬送路に合流する第2媒体搬送路と、
    前記第2媒体搬送路を搬送される前記記録媒体の撓みを許容する第2撓み空間と、
    前記第1媒体搬送路に対して前記第2媒体搬送路が合流する側とは反対側から合流する第3媒体搬送路と、
    前記第3媒体搬送路を搬送される前記記録媒体の撓みを許容する第3撓み空間と、
    前記第2媒体搬送路および前記第3媒体搬送路には、前記第2撓み空間および前記第3撓み空間へ前記記録媒体を搬送する搬送ローラー対と、
    を備え、
    前記第3媒体搬送路に配設された前記搬送ローラー対から前記整列ローラー対までの前記記録媒体の搬送長さは、前記第1媒体搬送路および前記第2媒体搬送路に配設された前記搬送ローラー対から前記整列ローラー対までの前記記録媒体の搬送長さよりも短いことを特徴とする記録装置。
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