JP6307807B2 - プログラマブル表示器、表示制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
好ましくは、画面の表示態様を規定する情報は、年齢、性別、または国籍の少なくとも1つを含む。
好ましくは、画面の表示態様を規定する情報は、年齢、性別、または国籍の少なくとも1つを含む。
図1は、本実施の形態にかかる表示器1の正面図である。表示器1は、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)に接続されて使用され、PLCのヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)として機能する。図1を参照して、表示器1は、操作キー16と、カメラ17と、タッチスクリーン18とを備えている。タッチスクリーン18は、ディスプレイとタッチパネルとを含んで構成されている。
表示器1は、ユーザの顔画像による認証によって、表示器1に予め格納されているアプリケーションへのアクセスを制御する。具体的には、表示器1は、ユーザが認証された場合、当該アプリケーションへのアクセスを許可する。以下では、アプリケーションへのアクセスを許可する処理(つまり「ログイン処理」)を例に挙げて説明する。さらに、以下では、表示器1が実行する他の主たる処理の概要について、「編集処理」と、「履歴記録処理」とについても説明する。
図2は、表示器1における認証処理を説明するための図である。図2を参照して、人が表示器1の前方(タッチスクリーン18側)に立つと、カメラ17による撮像により得られた被写体(人および背景)の画像データと、表示器1に予め記憶されているユーザの顔の特徴データとに基づき、顔認証が開始される。なお、顔認証は、従来知られている技術であるため、ここでは詳細については繰り返さない。
図3は、顔認証によってユーザが認証された後のユーザ画面の例を説明するための図である。図3(A)は、顔認証によって認証されたユーザが一般のオペレータ(以下、単に「オペレータ」)よりもアプリケーションに対する操作権限の高いアドミニストレータであると判定された場合に、表示器1に表示される画面を説明するための図である。図3(B)は、顔認証によって認証されたユーザがオペレータであると判定された場合に、表示器1に表示される画面を説明するための図である。
図4は、表示器1における処理の履歴を説明するための図である。図4を参照して、表示器1は、予め定められたコマンドに基づく処理がなされると、時刻と、コマンドと、表示器1に対して処理を開始させたユーザ(顔認証によって認証されたユーザ)の氏名とを関連付けて、履歴として記憶する。なお、履歴には、ログインおよびログアウトに関する履歴と、ログイン状態におけるユーザの操作履歴とが含まれる。
図5は、表示器1のハードウェア構成の一例を説明するための図である。図5を参照して、表示器1は、各種の演算を行なうCPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、各種のプログラムを不揮発的に格納するフラッシュROM14と、時計15と、操作キー16と、カメラ17と、タッチスクリーン18と、通信インターフェイス19とを備える。なお、これらの部位は、内部バスを介して互いに接続される。
図6は、表示器1の機能的構成を表した機能ブロック図である。図6を参照して、表示器1は、撮像部101と、サイズ判定部102と、生成部103と、顔認証部104と、アクセス制御部105と、管理部106と、入力部107と、受付部108と、表示制御部109と、表示部110と、文字列判定部111と、通信処理部112と、制限部113と、視線特定部114と、記憶部115とを備えている。
図7は、顔認証に関するシステム設定を行なうための画面を説明するための図である。図7(A)は、一般設定画面511を表した図である。図7(B)は、顔認証設定画面512を表した図である。図7(C)は、詳細設定画面513を表した図である。これらのシステム設定を行なう画面の表示は、表示制御部109と表示部110とにより実現される。
上述したように、表示器1は、顔認証により認証されたユーザに応じた画面を表示する。図10は、認証されたユーザに応じた画面の例であって、図3の例とは異なる画面を表した図である。
図12は、管理部106により管理される履歴データD5を表した図である。つまり、図12は、履歴DB354に格納される履歴データD5を表している。図12を参照して、履歴データD5には、日時と、コマンドと、氏名とが対応付けて記録される。表示器1は、履歴データD5を表示させる指示をユーザ(たとえば、アドミニストレータ)から受け付けた場合、図4に示した画面を表示する。
次に、入れ替わり検知について説明する。入れ替わり検知とは、ある人物が顔認証されて表示器1がログイン状態となっている場合において、表示器1が当該人物とは異なる人物を再度の顔認証により検知することをいう。
図15は、表示器1における処理の流れを説明するためのフローチャートである。具体的には、図15は、アプリケーションへのアクセスが許可されていない状態(ログアウト状態)から、許可された状態(ログイン状態)を経て、許可されていない状態(ログアウト状態)へと遷移する局面を表した図である。
(f1.編集処理の変形例)
上記においては、表示器1が顔認証により認証されたユーザに応じた画面を表示する構成を説明した。具体的には、表示器1が認証されたユーザの操作権限(アドミニストレータの操作権限、メンテナンス者の操作権限、オペレータの操作権限)に基づいた画面を表示する構成を説明した。以下では、このような操作権限と、認証されたユーザに関する各種の情報とに基づき画面を表示する構成について説明する。
図17は、ユーザの視線方向を検知する構成を説明するための図である。図17を参照して、表示器1は、ログイン状態において、予め定められたイベントが発生したことにもとづき、当該イベントに対応した予め定められたオブジェクト891を表示する。
上記においては、一度の撮像により一人の人物が写っている場合を例に挙げて説明した。以下では、一度の撮像により複数の人物が写っている場合における処理について説明する。
次に、IDおよびパスワードを利用する構成について説明する。オペレータよりも操作権限の広いアドミニストレータおよびメンテナンス者の場合には、ログインするために、顔認証によってユーザが認証されたことに加えて、IDおよびパスワードが一致したことを条件に、アプリケーションへのアクセスを許可する(表示器1の状態をログアウト状態からログイン状態に切り換える)ように、表示器1を構成してもよい。当該処理を詳しく説明すると以下のとおりである。
上記においては、表示器がカメラを内蔵している構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。表示器が外付けのカメラとの間で通信を行なう構成であってもよい。つまり、表示器1が、外付けのカメラから画像データを取得する構成であってもよい。
上記においては、アドミニストレータと、メンテナンス者と、オペレータとの3つの異なる操作権限を有する者を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。操作権限の種類(区分)の数は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
上記においては、プログラマブル表示器(表示器1)を例に挙げて説明した。しかしながら、上述した各種の処理は、プログラマブル表示器だけではなく、当該プログラマブル表示器を含むモニタ(表示装置)にも適用できる。
Claims (15)
- アプリケーションへのアクセスを制御するプログラマブル表示器であって、
ディスプレイと、
前記ディスプレイに画面を表示させる表示制御手段と、
複数のユーザの顔の特徴データと、複数の画面を表示するための画面データとを記憶した記憶手段と、
撮像により得られたユーザの画像データと、前記特徴データとに基づき、顔認証を行なう認証手段と、
ユーザが認証された場合、前記ユーザに前記アプリケーションへのアクセスを許可するアクセス制御手段とを備え、
前記アクセス制御手段は、前記アクセスを許可する際、前記表示制御手段を制御して、前記複数の画面のうちの前記認証されたユーザに応じた第1の画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記認証手段は、前記第1の画面を前記ディスプレイに表示しているときにも、前記顔認証を実行し、
前記アクセス制御手段は、前記第1の画面を表示中に前記ユーザとは異なる他のユーザが認証されると、前記表示制御手段を制御して、前記第1の画面を表示中の認証結果に基づいた第2の画面を前記ディスプレイに表示させる、プログラマブル表示器。 - 前記第2の画面は、前記第1の画面に対して警告表示を表した画像を重畳した画面である、請求項1に記載のプログラマブル表示器。
- 前記第2の画面は、前記複数の画面のうち、前記他のユーザに応じた画面である、請求項1に記載のプログラマブル表示器。
- 前記記憶手段には、複数の前記特徴データが記憶されており、
前記特徴データの各々に対して操作権限を表す識別情報が対応づけて記憶されており、
前記表示制御手段は、前記識別情報に応じて異なる前記画面を前記ディスプレイに表示させる、請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラマブル表示器。 - 前記複数の特徴データの各々には、前記画面の表示態様を規定する情報が対応付けられており、
前記表示制御手段は、前記特定された個人の前記特徴データに対応付けられた情報により規定される表示態様で、前記特定された個人に応じた画面をディスプレイに表示させる、請求項4に記載のプログラマブル表示器。 - 前記表示態様は、言語または文字サイズの少なくともいずれかを含む、請求項5に記載のプログラマブル表示器。
- 前記画面の表示態様を規定する情報は、年齢、性別、または国籍の少なくとも1つを含む、請求項6に記載のプログラマブル表示器。
- プログラマブル表示器におけるディスプレイに表示される画面の表示制御方法であって、
撮像により得られたユーザの画像データを受け取るステップと、
前記画像データと、個人の顔の特徴を表した特徴データとに基づき、ユーザの顔認証を行なうステップと、
前記顔認証によってユーザが認証された場合、前記プログラマブル表示器上で動作するアプリケーションへのアクセスを許可するステップと、
複数の画面のうちの前記認証されたユーザに応じた第1の画面をディスプレイに表示するステップと、
前記第1の画面を前記ディスプレイに表示しているときにも、前記顔認証を実行するステップと、
前記第1の画面を表示中に前記ユーザとは異なる他のユーザが認証されると、前記第1の画面を表示中の認証結果基づいた第2の画面を前記ディスプレイに表示させるステップとを備える、表示制御方法。 - 前記第2の画面は、前記第1の画面に対して警告表示を表した画像を重畳した画面である、請求項8に記載の表示制御方法。
- 前記第2の画面は、前記複数の画面のうち、前記他のユーザに応じた画面である、請求項8に記載の表示制御方法。
- 複数の前記特徴データを記憶するステップと、
前記特徴データのそれぞれに対して操作権限を表す識別情報を対応づけて記憶するステップと、
前記識別情報に応じて異なる前記画面を前記ディスプレイに表示させるステップとをさらに備える、請求項8から10のいずれか1項に記載の表示制御方法。 - 前記複数の特徴データの各々には、前記画面の表示態様を規定する情報が対応付けられており、
前記特定された個人の前記特徴データに対応付けられた情報により規定される表示態様
で、前記特定された個人に応じた画面を前記ディスプレイに表示させるステップをさらに備える、請求項11に記載の表示制御方法。 - 前記表示態様は、言語または文字サイズの少なくともいずれかを含む、請求項12に記載の表示制御方法。
- 前記画面の表示態様を規定する情報は、年齢、性別、または国籍の少なくとも1つを含む、請求項12に記載の表示制御方法。
- プログラマブル表示器におけるディスプレイに表示される画面の表示を制御するプログラムであって、
撮像により得られたユーザの画像データを受け取るステップと、
前記画像データと、個人の顔の特徴を表した特徴データとに基づき、ユーザの顔認証を行なうステップと、
前記顔認証によってユーザが認証された場合、前記プログラマブル表示器上で動作するアプリケーションへのアクセスを許可するステップと、
複数の画面のうちの前記認証されたユーザに応じた第1の画面をディスプレイに表示するステップと、
前記第1の画面を前記ディスプレイに表示しているときにも、前記顔認証を実行するステップと、
前記第1の画面を表示中に前記ユーザとは異なる他のユーザが認証されると、前記第1の画面を表示中の認証結果に基づいた第2の画面を前記ディスプレイに表示させるステップとを、前記プログラマブル表示器のプロセッサに実行させる、プログラム。
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