JP6307647B1 - ノック式筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノックボタンを取り外すことなく芯を芯タンクに簡単に挿入することができ、特に建築工事現場等で好適に使用しうる利便性の高いノック式筆記具を提供する。【解決手段】ノック式筆記具1は、その芯タンク4の後端部に装着されるキャップ状のノックボタン8の頂壁81に、芯挿入孔811を有している。ノックボタンの周壁82の前端部に、芯タンクの後端部に嵌め入れられるように外周部分が切り欠かれて被嵌入部821が形成されている。被嵌入部の前端面によって、芯タンク内の芯の後端面に当接しうる第1の芯脱落阻止部80aが構成されている。ノックボタンの頂壁の内面における芯挿入孔の周縁部によって、芯タンク内の芯の後端面に当接しうる第2の芯脱落阻止部80bが構成されている。【選択図】図4

Description

この発明は、ノック式筆記具に関し、特に、建築工事現場や土木工事現場等において作業者が木材、コンクリート材、金属材等の表面にマーキングする際に好適に用いられるノック式筆記具に関する。
従来、建築工事現場や土木工事現場において作業者が木材、コンクリート材、金属材などの表面にマーキングを行う際、例えば、パラフィンやろう(ワックス)等を主材とするマーキングチョークが使用されていた。
しかしながら、マーキングチョークの場合、使用すると手が汚れやすい上、携帯時や保管時に折れやすいという問題があった。
また、例えば下記特許文献1に記載の通り、建築工事現場等で使用されるノック式筆記具も提案されている。この筆記具は、実質的に一般事務で使用されるノック式シャープペンシルと同様の構造を持つものであって、芯タンクの後端部に装着されたノックボタンを取り外して、芯タンクに芯を挿入するようになされている。
登録実用新案第3080210号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のノック式筆記具の場合、補充等のために芯を芯タンクに挿入する際、いちいちノックボタンを取り外す必要があり、特に建築工事現場や土木工事現場では、作業者が厚手の手袋を嵌めていることも多く、ノックボタンを取り外すには手袋を外して行う必要があるため、その作業が面倒であり、また、取り外したノックボタンを落としたり紛失したりするおそれもあった。
この発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、ノックボタンを取り外すことなく芯を芯タンクに簡単に挿入することができ、特に建築工事現場等で好適に使用することができる、利便性の高いノック式筆記具を提供することにある。
この発明は、上記の目的を達成するために、以下の態様からなる。
1)芯タンクの後端部に装着されるキャップ状のノックボタンの頂壁に、芯挿入孔があけられており、ノックボタンの筒状をした周壁の前端部に、芯タンクの後端部に嵌め入れられるように外周部分が切り欠かれた被嵌入部が形成されており、この被嵌入部の前端面によって第1の芯脱落阻止部が構成され、また、ノックボタンの頂壁の内面における芯挿入孔の周縁部によって第2の芯脱落阻止部が構成されている、ノック式筆記具。
2)芯タンクの前端部に取り付けられたチャックの前端と第1の芯脱落阻止部との間の距離(L1)が、芯の長さ(L2)よりも5mm以上長いものとなされている、上記1)のノック式筆記具。
3)第1の芯脱落阻止部と第2の芯脱落阻止部との間の距離(L3)が15〜20mmである、上記1)または2)のノック式筆記具。
4)芯挿入孔の孔径(D1)が芯の直径(D2)よりも0.2〜0.4mm大きいものとなされている、上記1)〜3)のいずれか1つのノック式筆記具。
5)ノックボタンの頂壁の外面が、すり鉢状となされている、上記1)〜4)のいずれか1つのノック式筆記具。
6)ノックボタンの周壁の後端部に、径方向外方に突出した環状のフランジ部が形成されている、上記1)〜5)のいずれか1つのノック式筆記具。
7)芯がマーキングチョークである、上記1)〜6)のいずれか1つのノック式筆記具。
上記1)のノック式筆記具によれば、芯タンク内へ芯を挿入する際、ノックボタンの頂壁の芯挿入孔を通じて行うことができるので、ノックボタンをいちいち取り外す必要がなく、その作業を極めて簡単に行うことができ、また、ノックボタンの落下や紛失のおそれもない。
しかも、上記1)のノック式筆記具にあっては、例えば芯タンクに芯が挿入されてチャックによって芯が固定されていない状態で、ノックボタンが下向きとなるように傾けられた場合でも、自重により芯タンク内を後方に移動してきた芯の後端面が、ノックボタンの被嵌入部の前端面よりなる第1の芯脱落阻止部、およびノックボタンの頂壁の内面における芯挿入孔の周縁部よりなる第2の芯脱落阻止部のうち少なくともいずれか一方と当接することによって、芯が芯挿入孔から脱落するのが阻止される。したがって、上記1)のノック式筆記具によれば、比較的簡単な構造でありながら、不用意に芯が脱落することを回避して、支障なく使用することができる。
上記2)のノック式筆記具によれば、第1の芯脱落阻止部によって芯の脱落が阻止される確率が高くなる。
上記3)のノック式筆記具によれば、第1の芯脱落阻止部によって芯の脱落が阻止されなかった場合でも、第2の芯脱落阻止部によって芯の脱落が高確率で阻止される。
上記4)のノック式筆記具によれば、芯挿入孔から芯タンク内に芯をスムーズに挿入することができるとともに、芯挿入孔から芯が脱落し難い。
上記5)のノック式筆記具によれば、ノックボタンの頂壁のすり鉢状の外面によって、芯の先端が芯挿入孔に案内されるため、芯の挿入作業をよりスムーズに行いうる。
上記6)のノック式筆記具によれば、ノックボタンに設けられたフランジ部によって、ノック部分の面積が拡大するため、例えば建築工事現場や土木工事現場で厚手の手袋を嵌めたままでも、ノック操作を行いやすくなる。
上記7)のノック式筆記具によれば、マーキングチョークを芯としているので、手を汚さずにマーキングを行うことができ、また、携帯時や保管時にマーキングチョークが折れるのが回避される。
この発明の実施形態に係るノック式筆記具の斜視図である。 同ノック式筆記具の背面図である。 同ノック式筆記具の縦断面図である。 同ノック式筆記具において、芯を芯タンクに挿入する際の状態を示す部分拡大縦断面図である。 同ノック式筆記具において、第1の芯脱落阻止部により芯の脱落が阻止された状態を示す部分拡大縦断面図である。 同ノック式筆記具において、第2の芯脱落阻止部により芯の脱落が阻止された状態を示す部分拡大縦断面図である。
この発明の実施形態を、図面を参照して以下に説明する。
なお、以下の説明において、図3の左を「前」、同右を「後」というものとする。
図1〜図3に示すように、この実施形態のノック式筆記具(1)は、前後に長い中空軸状の外装体(2)と、外装体(2)の前端部に取り付けられている口金(3)と、外装体(2)内に収容されかつ芯(S)を格納する芯タンク(4)と、芯タンク(4)の前端部に接続されかつ前端部に芯(S)を掴んで保持する開閉可能なチャック部(51)を有しているチャック(5)と、チャック部(51)の周囲に前後移動自在に配されてチャック部(51)を閉じるチャックリング(6)と、芯タンク(4)およびチャック(5)を後方に向かって付勢するスプリング(7)と、芯タンク(4)の後端部に装着されているノックボタン(8)とを備えてなる。
外装体(2)は、図3に示すように、管状をした合成樹脂(例えばABS樹脂)製の外装体基材(21)と、表面側が波形の縦断面を有しておりかつ外装体基材(21)の前部に嵌め被せられて固定された略筒状のエラストマー製グリップ部材(22)と、外装体基材(21)の後部に嵌め被せられて固定された筒状の合成樹脂(例えばABS樹脂)製の化粧部材(23)と、外装体基材(21)の前端部内に一部が収容されかつ外装体基材(21)の前端開口から突出した残りの部分に雄ネジ(241)が形成されている略筒状の金属(例えば真鍮)製の接続部材(24)とを備えている。接続部材(24)内周面の前端寄り箇所には、後向きの環状段差(242)が形成されており、同段差(242)よりも前側部分の内径が後側部分の内径よりもやや小さくなされている。
さらに、外装体(2)の後端部には、アルミニウム等の金属製のストラップ挿通部材(25)が設けられている。ストラップ挿通部材(25)は、化粧部材(23)の後端部に嵌められて接着等により固定されている横断面C形の取付基部(251)と、取付基部(251)における後端縁の周方向の一部から後方に向かって延長状に突出しかつ横長のストラップ挿通孔(252a)を有するストラップ挿通部(252)とよりなる。
口金(3)は、前後に開口した略筒状のものであって、アルミニウム等の金属材から形成されている。
口金(3)には、その外周面の長さ中間位置に前向きの環状段差(31)が形成されており、同段差(31)よりも前側部分の外径が後側部分の外径よりも小さくなされている。つまり、口金(3)は、先端に向かって2段階で外径が小さくなる形状を有している。また、口金(3)の外周面の前後各部分は、前方に向かって次第に外径が小さくなる円錐状のテーパ面となされている。したがって、筆記具(1)を使ってマーキングを行う際、口金(3)から突出した芯(S)の先端が視覚に入り易くなり、マーキング作業が良好に行われる。
口金(3)の内周面には、外周面の環状段差(31)に対応する位置に後向きの第1の環状段差(32)が形成されているとともに、同段差(32)と口金(3)の後端との中間位置に後向きの第2の環状段差(33)が形成されており、先端に向かって3段階で内径が小さくなるような構成となされている。口金(3)の内周面の後端部に、外装体(2)の接続部材(24)の雄ネジ(241)にねじ嵌められる雌ネジ(34)が形成されている。この口金(3)の雌ネジ(34)が接続部材(24)の雄ネジ(241)にねじ嵌められることで、口金(3)が外装体(2)の前端部に着脱自在に取り付けられる。
芯タンク(4)は、ABS樹脂等の合成樹脂から形成された細長い管状のものであって、その前端部には、残りの部分よりも内径および外径がやや小さい縮径部(41)が、ゆるやかなテーパ状の段差を介して設けられている。
チャック(5)は、真鍮等の金属材よりなる略筒状のものであって、その後端部が、芯タンク(4)の前端部に嵌め入れられて接着等により固定されている。
チャック(5)には、その前端から後方に向かってのびる4本のスリットが周方向に等間隔おきに形成されており、それによってチャック(5)の前端部が開閉可能となされている。また、チャック(5)の前端部は、残りの部分よりもやや外径が大きくなされているとともに、その内周面に環状のセレーションが複数形成されており、この前端部によって、芯(S)を掴むチャック部(51)が構成されている。
チャックリング(6)は、真鍮等の金属材よりなり、チャック(5)におけるチャック部(51)の周囲に配された際に、チャック部(51)を閉じた状態に保持するものである。チャックリング(6)の前端部には、径方向外方に短く突出した環状のフランジ部(61)が設けられている。このチャックリング(6)は、フランジ部(61)が接続部材(24)の前端面と当接させられる後退位置と、フランジ部(61)が口金(3)の内周面の第2の環状段差(33)と当接させられる前進位置との間で前後に移動しうるようになっている。
スプリング(7)は、接続部材(24)の内周面の環状段差(242)と芯タンク(4)の前端面との間に介在されるようにチャック(5)の長さ中間部の周囲に配されている。
ノックボタン(8)は、キャップ状のものであって、円形の外形輪郭を有する頂壁(81)と、頂壁(81)の周縁から前方にのびる筒状の周壁(82)と、周壁(82)の後端部に径方向外方に突出するように形成された環状のフランジ部(83)とを備えている。ノックボタン(8)の詳細構造については、後述する。
芯(S)は、パラフィンやろう(ワックス)等を主材とするマーキングチョークよりなる。但し、芯(S)は、その他のもの、例えば、建築用の鉛筆芯であってもよい。
芯(S)の直径(D2)は、2〜5mm程度となされる。また、芯(S)の長さ(L2)は、90〜110mm程度となされる。
ここで、上記ノック式筆記具(1)による芯(S)の繰り出し機構を説明する。
まず、ノックボタン(8)を手指で押すと、芯タンク(4)、チャック(5)およびチャックリング(6)が、スプリング(7)の弾性力に抗して前方に移動させられるが、チャックリング(6)は、そのフランジ部(61)が口金(3)内周面の第1の環状段差(33)と当接することで、それ以上の前方への移動が阻止され、芯タンク(4)およびチャック(5)のみがさらに前方へと移動させられる。
そうすると、チャック(5)のチャック部(51)が、チャックリング(6)から外れて開いた状態、つまり、芯(S)がチャック部(51)によって掴まれないフリーの状態となるので、ノックボタン(8)を押している間、芯(S)が前方に移動可能となる。
そして、ノックボタン(8)から手指を離すと、スプリング(7)の弾性力によって芯タンク(4)およびチャック(5)が後方に移動させられ、それによって、チャック(5)のチャック部(51)の周囲にチャックリング(6)が再び嵌まり、チャック部(51)が閉じて芯(S)を掴んだ状態となる。以上のノック操作を必要な回数だけ行うことにより、芯(S)が口金(3)の先端から所要長さだけ繰り出されるようになっている。
図4に詳しく示すように、ノックボタン(8)の頂壁(81)には、円形の芯挿入孔(811)が同心状にあけられており、この芯挿入孔(811)を通じて、芯タンク(4)内へ芯(S)が挿入されるようになっている。頂壁(81)の外面(812)は、すり鉢状、すなわち、逆円錐状のテーパ面となされており、芯タンク(4)に挿入される芯(S)の先端を芯挿入孔(811)へ案内する役割を果たすものである。
ノックボタン(8)の周壁(82)の前端部には、芯タンク(4)の後端部に嵌め入れられるように外周部分が切り欠かれた被嵌入部(821)が形成されている。
そして、ノックボタン(8)における周壁(82)の被嵌入部(821)の前端面によって第1の芯脱落阻止部(80a)が構成され、また、頂壁(81)内面における芯挿入孔(811)の周縁部によって第2の芯脱落阻止部(80b)が構成されている。
芯タンク(4)に挿入された芯(S)がチャック(5)のチャック部(51)により掴まれて固定されていない状態で、ノックボタン(8)が下向きとなるように筆記具(1)を傾けていった場合、芯タンク(4)内を自重により後方に移動してきた芯(S)の後端面が、ノックボタン(8)の第1の芯脱落阻止部(80a)と当接する(図5参照)か、あるいは、ノックボタン(8)の第2の芯脱落阻止部(80b)と当接し(図6参照)、それによって、芯(S)が芯挿入孔(811)から脱落するのが阻止される。
第1の芯脱落阻止部(80a)の幅(=被嵌入部(821)の厚み)は、好ましくは0.7〜1mm程度となされる。第2の芯脱落阻止部(80b)の幅(=ノックボタン(8)の頂壁(81)内面の径方向幅)は、好ましくは0.4〜0.7mm程度となされる。
また、第1の芯脱落阻止部(80a)と第2の芯脱落阻止部(80b)との間の距離(L3)は、好ましくは15〜20mm程度となされる。上記距離(L3)が15mm未満であると、2つの芯脱落阻止部(80a)(80b)どうしが近くなりすぎ、第1の芯脱落阻止部(80a)によって芯(S)の脱落が阻止されない場合に、第2の芯脱落阻止部(80b)によって芯(S)の脱落が確実に阻止されないおそれがある。一方、上記距離(L3)が20mmを超えると、ノックボタン(8)の長さ、ひいては筆記具(1)全体の長さが大きくなりすぎて、携帯性が損なわれるおそれがある。
ノックボタン(8)の芯挿入孔(811)の孔径(D1)は、芯の直径(D2)よりも0.2〜0.4mm大きいものとなされているのが好ましい。芯挿入孔(811)の孔径(D1)と芯の直径(D2)との差が0.2mm未満であると、芯挿入孔(811)から芯タンク(4)内に芯(S)をスムーズに挿入することができないおそれがある。一方、両者(D1)(D2)の差が0.4mmを超えると、芯(S)が芯挿入孔(811)を通じて芯タンク(4)から脱落しやすくなる。
チャック(5)の前端と第1の芯脱落阻止部(80a)との間の距離(L1)は、芯(S)の長さ(L2)よりも5mm以上(好ましくは5〜15mm程度)長いものとなされているのが好ましい。上記距離(L1)と芯(S)の長さ(L2)との差が5mm未満であると、第1の芯脱落阻止部(80a)によって芯(S)の脱落が阻止される確率が低下するおそれがあるからである。
上記の通り、この実施形態のノック式筆記具(1)によれば、芯(S)の補充等に際して、ノックボタン(8)をいちいち取り外すことなく、芯タンク(4)内への芯(S)の挿入作業を極めて簡単にかつスムーズに行うことができ、また、ノックボタン(8)を落としたり紛失したりするおそれもない。
しかも、上記ノック式筆記具(1)によれば、例えば芯タンク(4)に芯(S)が挿入されてチャック(5)によって固定されていない状態でノックボタン(8)が下向きとなるように傾けられた場合でも、第1の芯脱落阻止部(80a)および第2の芯脱落阻止部(80b)のうち少なくともいずれか一方によって、芯(S)が芯挿入孔(811)から脱落するのが阻止されるので、不用意に芯(S)が脱落することなく使用することが可能であり、また、そのような機能を有するにもかかわらず、構造が比較的単純なものであるので、コストが抑えられる。
加えて、上記ノック式筆記具(1)によれば、ノックボタン(8)がフランジ部(83)を有するものであるので、ノック部分の面積が大きく、例えば建築工事現場において軍手等の厚手の手袋を嵌めたままでも、ノック操作を行いやすい。
さらに、上記ノック式筆記具(1)によれば、マーキングチョークを芯(S)として使用することができるので、手を汚さずにマーキングを行うことができ、また、携帯時や保管時にマーキングチョークが折れるのが回避される。
この発明は、例えば、建築工事現場や土木工事現場等において、作業者が木材、コンクリート材、金属材等の表面にマーキングするための筆記具として好適に用いられる。
(1):ノック式筆記具
(2):外装体
(4):芯タンク
(5):チャック
(51):チャック部
(8):ノックボタン
(80a):第1の芯脱落阻止部
(80b):第2の芯脱落阻止部
(81):頂壁
(811):芯挿入孔
(812):頂壁の外面
(82):周壁
(821):被嵌入部
(83):フランジ部
(S):芯(マーキングチョーク)
(L1):チャックの前端と第1の芯脱落阻止部との間の距離
(L2):芯の長さ
(L3):第1の芯脱落阻止部と第2の芯脱落阻止部との間の距離
(D1):芯挿入孔の孔径
(D2):芯の直径

Claims (7)

  1. 芯タンクの後端部に装着されるキャップ状のノックボタンの頂壁に、芯挿入孔があけられており、ノックボタンの筒状をした周壁の前端部に、芯タンクの後端部に嵌め入れられるように外周部分が切り欠かれた被嵌入部が形成されており、この被嵌入部の前端面によって第1の芯脱落阻止部が構成され、また、ノックボタンの頂壁の内面における芯挿入孔の周縁部によって第2の芯脱落阻止部が構成されている、ノック式筆記具。
  2. 芯タンクの前端部に取り付けられたチャックの前端と第1の芯脱落阻止部との間の距離(L1)が、芯の長さ(L2)よりも5mm以上長いものとなされている、請求項1記載のノック式筆記具。
  3. 第1の芯脱落阻止部と第2の芯脱落阻止部との間の距離(L3)が15〜20mmである、請求項1または2記載のノック式筆記具。
  4. 芯挿入孔の孔径(D1)が芯の直径(D2)よりも0.2〜0.4mm大きいものとなされている、請求項1〜3のいずれか1つに記載のノック式筆記具。
  5. ノックボタンの頂壁の外面が、すり鉢状となされている、請求項1〜4のいずれか1つに記載のノック式筆記具。
  6. ノックボタンの周壁の後端部に、径方向外方に突出した環状のフランジ部が形成されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載のノック式筆記具。
  7. 芯がマーキングチョークである、請求項1〜6のいずれか1つに記載のノック式筆記具。
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