以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図中、101は管理サーバであって、後述する各種のデータベース(DB)(図13)を記憶管理し、後述のイメージ保存サーバ102に保存されているイメージファイルに含まれるOSやアプリケーションの種類やバージョン、また、各端末装置106にOSやアプリケーションを導入した際に使用したイメージファイルの情報などを管理するサーバ装置である。また、後述する管理者端末から各種の指示を受付、指示された処理を実行する。
102はイメージ保存サーバであって、端末装置106にOSやアプリケーションを導入(インストール)するためのリストア処理の実行時に用いられるイメージファイルを記憶管理するサーバ装置である。尚、イメージ保存サーバ102は、それぞれ異なるOSやアプリケーションを導入するために、複数のイメージファイルを記憶管理している。尚、イメージ保存サーバ102を複数のサーバ装置で構成しても良い。
103は、APP(アプリケーション)管理サーバであって、イメージ保存サーバ102で記憶管理しているイメージファイルにより端末装置106にインストールされることになるアプリケーションプログラムの更新情報を管理するサーバ装置である。APP管理サーバ103は、定期的に、予め設定された不図示のアプリケーション配信サーバにアクセスすることで。アプリケーションプログラムの更新情報を取得する。
104は、管理者端末であって、システム管理者が使用する端末装置である。システム管理者は、この管理者端末を操作して、管理サーバ101に対して各種の指示を行う。
105は、イメージ作成端末であって、端末装置106のOSのリストアに使用するイメージファイルを作成する端末装置である。尚、イメージ作成端末105は、このイメージ作成端末にインストールされているOSや、アプリケーションプログラム等の環境と、同一の環境を他の端末装置106に構築するためのイメージファイルを作成する。
106は、端末装置であって、ユーザによって使用される端末装置である。この端末装置106は、イメージ保存サーバ102に保存されているイメージファイルを用いて、インストールされるOSやアプリケーションプログラム、それらのバージョンが設定される。
107は、LAN等のネットワークであって、上記の各装置を相互に通信可能に接続するためのネットワークである。尚、接続形態は、有線/無線を問わない。以上が、本発明の実施の形態における情報処理システムのシステム構成の一例の説明である。
次に、図2を参照して、図1に示す管理サーバ101のハードウェア構成の一例について説明する。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、管理サーバ101が実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで後述する各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置209からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ装置210等の表示器への表示を制御する。これらは必要に応じて操作者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/F(インタフェース)コントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN107)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述するフローチャートに示す各ステップの処理は、コンピュータで読み取り実行可能なプログラムにより実行され、そのプログラムは外部メモリ211に記録されている。そして、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
以上が、図1に示す管理サーバ101のハードウェア構成の一例の説明である。尚、管理サーバ101が後述する処理を実行することが可能であれば、必ずしも図2に示すハードウェア構成を有していなくとも構わないことは言うまでもない。また、図1のイメージ保存サーバ102、APP管理サーバ103、管理者端末104、イメージ作成端末105、端末装置106も略同様のハードウェア構成を有しているので、ここでの説明は割愛する。
次に、図3を参照して、図1に示す各装置の機能構成について説明する。図3に示す通り、管理サーバ101は、データ記憶部311、リストア要求受付部312、リストア開始指示部313、イメージファイル作成要求受付部314、イメージファイル作成指示部315、データ更新部316等を備えて構成されている。
データ記憶部311は、図13に示す各種のデータベースを記憶管理する機能部である。リストア要求受付部312は、管理者端末104からのリストア開始要求を受け付ける機能部である。リストア開始指示部313は、管理者端末104からのリストア開始指示を受け付けた後に、リストアの対象とする端末装置106を特定し、その端末装置にリストアの実行指示を行う機能部である。
イメージファイル作成要求受付部314は、管理者端末104からのイメージファイル作成要求を受け付ける機能部である。イメージファイル作成指示部315は、イメージ作成端末105に対して、イメージファイルの作成指示を行う機能部である。
データ更新部316は、イメージファイルの作成処理や、リストア処理が終了した後に、それら処理結果に応じて、各種のデータベースの更新処理を行う機能部である。
また、イメージ保存サーバ102は、イメージファイル記憶部321、イメージファイル送信部322、イメージファイル登録要求受付部323等を備えて構成されている。
イメージファイル記憶部321は、端末装置106でのリストア処理に使用されるイメージファイルを記憶管理する機能部である。イメージファイル送信部322は、端末装置106からのイメージファイル要求を受け付け、指定されたイメージファイルを端末装置106に送信する機能部である。イメージファイル登録要求受付部323は、イメージ作成端末105で作成されたイメージファイルの登録要求を受け付ける機能部である。登録要求を受け付けたイメージファイルは、イメージファイル記憶部321に追加登録されることになる。
また、APP管理サーバ103は、アプリケーション情報取得部331、アプリケーション情報管理部332等を備えて構成されている。
アプリケーション取得部331は、定期的に、予め設定された不図示のアプリケーション配信サーバにアクセスすることで。アプリケーションプログラムの更新情報を取得する機能部である。アプリケーション情報管理部332は、アプリケーション配信サーバより取得したアプリケーションプログラムを記憶管理する機能部である。
また、管理者端末104は、リストア開始要求部341、イメージファイル作成要求部342、APP情報収集開始要求部343等を備えて構成されている。
リストア開始要求部341は、管理サーバ101に対して、端末装置のリストア処理の開始要求を行う機能部である。イメージファイル作成要求部342は、管理サーバ101に対して、イメージ作成端末105によるイメージファイル作成処理の開始要求を行うための機能部である。APP情報収集開始要求部343は、管理サーバ101に対して、APP管理サーバ103によるアプリケーションの最新情報収集指示を行うための機能部である。
また、イメージ作成端末105は、リストア実行部351、APP取得部352、APPインストール部353、イメージファイル作成部354等を備えて構成されている。
リストア実行部351は、管理サーバ101からのリストア指示に応じて、イメージファイルサーバ102に保存されているイメージファイルを使用したリストア処理を実行する機能部である。APP取得部352は、アプリケーションの更新処理を行うために、APP管理サーバ103に管理されている、アプリケーションのインストールプログラムを取得する機能部である。
APPインストール部353は、APP管理サーバ103から取得したインストールプログラムを用いて、アプリケーションの更新のためのインストール処理を実行する機能部である。イメージファイル作成部354は、イメージ作成端末105にインストールされているOSやアプリケーションと同様のOS、アプリケーションを端末装置106に導入するために使用されるイメージファイルを作成する機能部である。
また、端末装置106は、リストア実行指示受付部361、イメージファイル要求部362、リストア実行部363等を備えて構成されている。
リストア実行指示受付部361は、管理サーバ101より、リストアの開始指示を受け付ける機能部である。イメージファイル要求部362は、イメージ保存サーバ102に対して、リストア処理で使用するイメージファイルを要求する機能部である。リストア実行部363は、イメージ保存サーバ102から取得したイメージファイルを使用して、リストア処理を実行する機能部である。
以上が、図1に示す各装置の機能構成の一例の説明である。
次に、図4を参照して、本発明における処理の概要、即ち、端末装置でのリストア処理、その後に行われる、リストア処理によって導入されたアプリケーションの更新のための更新リストア処理の流れについて説明する。
本発明では、まず、端末装置106でのリストア処理の際に使用される、イメージファイルを作成するイメージ作成処理を実行する。この処理は、管理サーバ101、イメージ保存サーバ102、管理者端末104、イメージ作成端末105によって行われる処理であって、詳細は、図5を参照して後述する。
その後、ステップS401で作成、登録されるイメージファイルを用いて、端末処理のリストア処理を実行する(ステップS402)。同一のイメージファイルを用いてリストア処理が実行された端末装置106には、同一のOS、アプリケーションプログラムが導入(インストール)されることになる。この処理は、管理サーバ101、イメージ保存サーバ102、管理者端末104、及び、端末装置106によって行われる処理であって、詳細は、図6を参照して後述する。
その後、定期的に、イメージファイルによるリストア処理が行われることにより、端末装置106に導入されるアプリケーションプログラムが更新されたかを確認する、アプリケーション最新情報の確認処理を実行する(ステップS403)。この処理は、管理サーバ101、APP管理サーバ103、管理者端末104によって行われる処理であって、詳細は、図7を参照して説明する。
ステップS403でのアプリケーション最新情報の確認処理により、アプリケーションプログラムが更新されたことが確認された場合に、端末装置106にインストールされている当該アプリケーションの更新を行うために行われるリストア処理で用いられる、更新イメージファイルの作成を行う。この処理は、管理サーバ101、イメージ保存サーバ102、管理者端末104、イメージ作成端末105によって行われる処理であって、詳細は、図8を参照して説明する。
ステップS404で更新イメージファイルの作成・登録が行われると、アプリケーションの更新を必要とする端末装置106において、当該アプリケーションの更新を目的として、更新イメージファイルを用いたリストア処理を実行する。この処理は、管理サーバ101、イメージ保存サーバ102、管理者端末104、端末装置106によって行われる処理であって、詳細は、図9を参照して説明する。
以上が、本発明の処理の概要の説明である。
ここで、図13を参照して、管理サーバ101の外部メモリ211に記憶管理されている各種のデータベース(DB)の構成の一例について説明する。図13に示す通り、管理サーバ101の外部メモリ211には、端末情報DB1301、端末イメージ管理テーブル1302、イメージDB1303、APP情報DB1304、イメージAPP管理DB1305等が記憶されている。
端末情報DB1301は、端末装置106の情報を管理するためのデータベースであって、端末ID1301−1、ホスト名1301−2、IPアドレス1301−3、MACアドレス1301−4、設置場所1301−5等のデータ項目を備えて構成されている。
端末装置ID1301−1は、端末情報DB1301に記憶されている端末情報を一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。ホスト名1301−2、IPアドレス1301−3、MACアドレス1301−4はそれぞれ、当該端末情報で管理される端末装置106のホスト名、IPアドレス、MACアドレスが登録されるデータ項目である。
設置場所1301−5は、端末装置106が設置されている場所(例えば、教室等)の情報が登録されるデータ項目である。以上が、端末情報DB1301のデータ構成の一例の説明である。
イメージDB1303は、イメージ保存サーバ102に保存されているイメージファイルの情報を管理するためのデータベースであって、イメージID1303−1、OS1303−2、バージョン1303−3、イメージ名1303−4、生成日1303−5、パス情報1303−6、イメージ更新フラグ1303−7、自動更新フラグ1303−8、元イメージID1303−9等のデータ項目を備えて構成されている。
イメージID1303−1は、イメージDB1303に登録されているイメージ情報を一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。OS1303−2、バージョンは、当該イメージ情報で管理されるイメージファイルによるリストア処理を実行することで導入されるOSの種類とそのバージョンが登録されるデータ項目である。
イメージ名1303−4は、イメージファイルの名称が登録されるデータ項目である。
生成日1303−5は、イメージファイルの生成日が登録されるデータ項目である。パス情報1303−6は、イメージファイルのパス情報が登録されるデータ項目である。
イメージ更新フラグ1303−7は、当該イメージファイルによりインストールされるアプリケーションに、更新の必要があるアプリケーションが含まれるか、否かの情報が登録されるデータ項目である。
自動更新フラグ1303−8は、イメージ更新フラグ1303−7に、更新の必要があるアプリケーションが含まれることを示す情報が登録されている場合に、当該イメージファイルの更新イメージファイルを自動作成するか、否かの情報が登録されるデータ項目である。
元イメージID1303−9は、当該イメージ情報により管理されるイメージファイルが、何れかのイメージファイルを更新した更新イメージファイルである場合に、更新元のイメージファイルを管理するイメージ情報の識別情報が登録されるデータ項目である。以上が、イメージDB1303のデータ構成の一例の説明である。
端末イメージ管理情報1302は、端末装置106の設定が、いずれのイメージファイルを使用したリストア処理によって行われたかを記憶管理するデータベースであって、端末ID1302−1、イメージID1302−2、更新日1302−3、端末更新フラグ1302−4等のデータ項目を備えて構成されている。
端末ID1302−1は、端末装置106を一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目であり、端末情報DB1301の端末IDに登録されている情報が登録される。イメージID1302−2は、イメージファイルを一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目であって、イメージDB1303のイメージID1303−1にと登録されている登録が登録される。これらデータにより、いずれの端末装置106が、いずれのイメージファイルを使用してリストア処理により設定されているかの管理を行っている。
更新日1302−3は、端末装置106でのリストア処理が実行された日時情報が登録されるデータ項目である。端末更新フラグ1302−4は、当該端末装置106でのリストア処理に使用されたイメージファイルの更新イメージファイルが生成された場合に、その更新イメージファイルを用いたリストア処理を自動実行するか、否かを示す情報が登録されるデータ項目である。
APP情報DB1304は、イメージファイルによるリストア処理が実行されることで、端末装置106に導入される個々のアプリケーションの情報を記憶管理するデータベースであって、アプリケーションID1304−1、アプリケーション名1304−2、バージョン1304−3、更新日1304−4等のデータ項目を備えて構成されている。
アプリケーションID1304−1は、APP情報管理テーブル1304で記憶管理されているそれぞれのAPP情報(アプリケーション情報)を一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。
アプリケーション名1304−2、バージョン1304−3は、当該APP情報で管理されるアプリケーションのアプリケーション名、バージョンが登録されるデータ項目である。
更新日1304−4は、当該APP情報が更新された日時情報が登録されるデータ項目である。以上が、APP情報DB1304のデータ構成の一例の説明である。
イメージAPP管理DB1305は、いずれのイメージファイルによるリストア処理が実行されることで、どのアプリケーションプログラムが端末装置106にインストールされるかの情報を管理するためのデータベースであって、イメージID1305−1、アプリケーションID1305−2、APP更新フラグ1305−3等のデータ項目を備えて構成されている。
イメージID1305−1は、イメージファイルを特定するための情報が登録されるデータ項目であって、イメージDB1303のイメージID1303−1に登録されているデータが登録される。アプリケーションID1305−2は、アプリケーションンを特定するための情報が登録されるデータ項目であって、APP管理DB1304のアプリケーションID1304−1に登録されているデータが登録される。これらデータ項目により、いずれのイメージファイルを使用したリストア処理を行うことで、どのアプリケーションが端末装置106に導入されるかを管理している。
APP更新フラグ1305−3は、アプリケーションID1305−2に登録された情報により特定されるアプリケーションが更新されたか否かを示す情報が登録されるデータ項目である。
以上が、管理サーバ101の外部メモリ211に記憶管理されている各種データベースのデータ構成の一例の説明である。尚、管理サーバ101は、後述する処理を実行する際に、これらのデータベースを参照、更新しながら、各種の処理を実行することになる。
次に、図5を参照して、図4のステップS401のイメージ登録処理の詳細な処理の一例について説明する。図5に示す通り、この処理は、管理者端末104のCPU201、管理サーバ101のCPU201、イメージ作成端末105のCPU201、及び、イメージ保存サーバ102のCPU201によって行われる処理である。
まず、管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101に対して、イメージ登録の開始指示を送信する(ステップS501)。
管理サーバ101のCPU201は、管理者端末104からのイメージ登録開始指示を受信すると、イメージ作成端末105に対して、現在インストールされている、OSやアプリケーションの種類やそのバージョンの取得要求(OS・AP(アプリケーション)情報要求)を送信する(ステップS502)。
イメージ作成端末105のCPU201は、管理サーバ101からのOS・AP情報要求を受信すると、イメージ作成端末105にインストールされているOSやアプリケーションの種類やそのバージョンの情報である、OS・AP情報を管理サーバ101に対して送信する(ステップS503)。そして、管理サーバ101のCPU201は、イメージ作成端末105から受信したOS・AP情報を表示させるための画面情報を管理者端末104に送信することで、OS・AP情報を送信する。
そして、管理者端末104は、管理サーバ101から受信した画面情報に従って、不図示のイメージ作成登録画面を表示することで、イメージ作成端末105にインストールされているOSやアプリケーションの一覧情報をディスプレイ装置210に表示する。この時、OSの種類やバージョン、アプリケーションの種類やバージョンの一覧が、このイメージ作成登録画面に表示される。
そして、管理者端末104を使用する管理者は、その一覧情報を確認したうえで、イメージ登録指示を管理者端末104に入力することになる。これにより、管理者が、作成しようとするイメージファイルにより、どのようなOS、どのようなアプリケーション(バージョンも含む)が端末装置106に設定されるかを確認したうえで、イメージファイルの登録の実行指示を行うことが出来る。
そして、管理者端末104のCPU201は、管理者の操作指示により、イメージファイルの登録の実行指示を受け付けると、管理サーバ101に対して、イメージ登録指示を送信することになる(ステップS506)。
管理サーバ101のCPU201は、管理者端末104からのイメージ登録指示を受け付けると、イメージ作成端末105に対して、イメージファイルの作成指示を行う(ステップS507)。
イメージ作成端末105のCPU201は、管理サーバ101から送信されたイメージファイルの作成指示を受信すると、端末装置106のリストアに使用するイメージファイルの生成を行う(ステップS508)。ここで作成されたイメージファイルを用いて端末装置106のリストア処理を実行すると、イメージファイルの作成時にイメージ作成端末105にインストールされているOSやアプリケーションプログラムと同じOS、アプリケーションプログラムが、端末装置106にインストールされることになる。
イメージ作成端末105のCPU201は、イメージファイルの作成が終了すると、そのイメージファイルをイメージ保存サーバ102に送信することで、イメージファイルの登録要求を行う(ステップS509)。
イメージ保存サーバ102のCPU201は、イメージ作成端末105より受信したイメージファイルを外部メモリ211に保存する(ステップS510)。そして、その処理結果として、イメージファイルのパス情報を、イメージ作成端末105に対して送信する(ステップS511)。そして、イメージ作成端末105は、イメージ保存サーバ102からイメージファイルのパス情報を含む処理結果を受信すると、その情報を管理サーバ101に送信する(ステップS512)。
管理サーバ101のCPU201は、イメージ作成端末105から受信した、イメージファイルのパス情報を含む処理結果を受信すると、その情報に従って、図13のイメージDBに新たにレコードを作成し、各種の情報を登録することで、イメージDBを更新する(ステップS513)。また、そのイメージファイルに含まれるアプリケーションの情報を管理するイメージAPP管理DB1305に、当該イメージファイルにより端末装置106に登録されるアプリケーションの情報を登録する。APP情報DB1304に登録されていないアプリケーションが、イメージファイルに含まれる場合には、そのアプリケーションの情報をAPP情報DB1304に追加登録する。その後、上記の処理でイメージ登録処理が成功したか、否かを示す処理結果を、管理者端末104に対して送信する(ステップS514)。
管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101から送信された処理結果を受信すると、ディスプレイ装置210に処理結果を表示し(ステップS515)、本図に示す処理を終了する。
以上が、図4のステップS401のイメージ登録処理の詳細な処理の一例の説明である。
次に、図6を参照して、図4のステップS402の端末のリストア処理の詳細な処理の一例について説明する。図6に示す通り、この処理は、管理者端末104のCPU201、管理サーバ101のCPU201、イメージ作成端末105のCPU201、及び、イメージ保存サーバ102のCPU201によって行われる処理である。ここでは、リストア処理を行う端末装置106を指定して、リストア処理を実行させる例について説明する。
管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101に対して、端末のリストア開始要求を送信する(ステップS601)。管理者端末104からのリストア開始要求を受信すると、管理サーバ101のCPU201は、図10に示すリストア設定画面1000を表示するための画面情報を、管理者端末104に送信する(ステップS602)。
管理者端末104のCPU201は、管理サーバから送信された画面情報を受信すると、当該画面情報に従って、ディスプレイ装置210に、図10に示すリストア設定画面1000を表示する(ステップS603)。
ここで、図10を参照して、図6のステップS603でディスプレイ装置210に表示されるリストア設定画面1000の構成の一例について説明する。
図中1001は、リストア端末入力受付部であって、リストア処理を実行する端末装置106の指定を受け付ける。1002は、端末選択ボタンであって、このボタンに対する押下指示を受け付けると不図示の端末選択画面がディスプレイ装置210に表示され、その画面中に端末装置の一覧が表示される。管理者端末104を操作するシステム管理者は、この画面を用いてリストア処理を実行する端末装置106を指定することが可能である。この画面で指定された端末装置106の情報が、リストア端末入力受付部1001に入力される。
図中1003は、設置場所入力受付部であって、リストア処理を実行する端末装置が設定されている設置場所の指定を受け付ける。ここで設置場所の指定を受け付けた場合に、その設置場所に設定されている全ての端末装置106がリストア処理を実行する端末装置と設定されることになる。1004は、設置場所選択ボタンであって、このボタンに対する押下指示を受け付けると不図示の設置場所選択画面がディスプレイ装置210に表示され、その画面中に設置場所の一覧が表示される。管理者端末104を操作するシステム管理者は、この画面を介してリストア処理を実行する端末装置106が設置されている設置場所を指定することが可能である。この画面で指定された設置場所の情報が、設置場所入力受付部1003に入力される。
図中1005は、イメージファイル入力受付部であって、端末装置106でのリストア処理の際に使用するイメージファイルの指定を受け付ける。1006は、イメージ選択ボタンであって、このボタンに対する押下指示を受け付けると不図示のイメージファイル選択画面がディスプレイ装置210に表示され、その画面中にイメージファイルの一覧情報が表示される。管理者端末104を操作するシステム管理者は、この画面を介してリストア処理を実行する際に使用するイメージファイルを指定することが可能である。この画面で指定されたイメージファイルの情報が、イメージファイル入力受付部1003に入力される。
1007は、実行ボタンであって、管理者端末104のCPU201に、リストア処理の実行指示を入力するために用いられるボタンである。1008は、キャンセルボタンであって、管理者端末104のCPU201に、リストア処理の中止指示を入力するために用いられるボタンである。以上が、リストア設定画面1000の構成の一例の説明である。
図6の説明に戻る。管理者端末104のCPU201は、ステップS603で、ディスプレイ装置210のリストア設定画面1000を表示した後に、リストア処理を行う端末の指定(端末の設置場所の指定を含む)、及び、リストア処理で用いるイメージファイル(対象イメージ)の指定を受け付ける(ステップS604、ステップS605)。そして、その後、端末装置106でのリストア処理を開始させるために、管理サーバ101に対して、リストア開始指示を送信する(ステップS606)。この時、管理サーバ101に対して、対象の端末情報(端末の特定情報、端末の設置場所情報)と、端末装置106でのリストア処理に用いるイメージファイルの情報が送信されることになる。
管理サーバ101のCPU201は、管理者端末104からのリストア開始指示を受信すると、リストア対象の端末装置を特定する(ステップS607)。対象の端末情報として、端末の特定情報を管理者端末104より受信した場合には、その特定情報で特定される端末装置106をリストア対象の端末措置として特定する。また、端末の設置場所情報を受信した場合には、その設置場所情報で特定される設置場所に設置されている端末装置106を、端末情報DB1301を用いて特定し、その端末装置をリストア対象の端末措置として特定することになる。
その後、管理サーバ101のCPU201は、ステップS607で特定した全ての端末装置106に対して、メンテナンスモードでの端末起動指示を行う(ステップS608)。
管理サーバ101からの端末起動指示を受信すると、端末装置106は、メンテナンスモードで端末を起動する(ステップS609)。そして、端末装置106のCPU201は、管理サーバ101に対して、リストア処理に使用するイメージファイルを保存しているイメージ保存サーバの情報を、管理サーバ101に対して問い合わせる(イメージ問合せ:ステップS610)。
管理サーバ101のCPU201は、端末装置106からの受信したリストア開始指示に含まれるイメージファイルを保存しているイメージ保存サーバ102を特定し(ステップS611)。そして、イメージ保存サーバ102を識別するための識別情報を、イメージ問合せを行った端末装置106に送信する(ステップS612)。この時、リストアで使用するイメージファイルの識別情報も合わせて送信する。
端末装置106のCPU201は、管理サーバ101からイメージ保存サーバ102を識別するための識別情報を受信すると、その識別情報が示すイメージ保存サーバ102に対して、リストア処理で使用するイメージファイルの取得要求を行う(ステップS613)。
イメージ保存サーバ102のCPU201は、端末装置106からのイメージ取得要求を受け付けると、指示されたイメージファイルを端末装置106に対して送信する(ステップS614)。
その後、端末装置106のCPU201は、イメージ保存サーバ102から送信されたイメージファイルを用いてリストア処理を開始する(ステップS615)。そして、リストア処理の実行中に、リストア処理の進捗ステータスを管理サーバ101に対して送信する(ステップS616)。
管理サーバ101のCPU201は、進捗ステータスを端末装置106から受信すると、その情報を、管理者端末104に送信する(ステップS617)。管理者端末104のディスプレイ装置210には、図11に示す、確認画面1100が表示されており、管理者端末104のCPU201は受信したステータス情報に従って、この確認画面1100上に、それぞれの端末装置106で行われているリストア処理の進捗ステータス情報を表示する(ステップ618)。また、この確認画面中の強制終了ボタンに対する押下指示を行うことで、端末措置106でのリストア処理を強制終了させることも可能である。
端末装置106のCPU201は、リストア処理が終了すると(ステップS619)、管理サーバ101に対してリストア終了通知を行う(ステップS620)。管理サーバ101のCPU201は、端末装置106からリストア終了通知を受信すると、端末イメージDB1303中の、当該端末装置の端末イメージ情報を更新する(ステップS621)。この時、既に、当該端末装置の端末イメージ情報が端末イメージDB1303に登録されていれば、その更新日とイメージIDとを変更する。また、登録されていない場合には、新規に端末イメージ情報のレコードを追加し、そのレコードに各種の情報を設定する。
管理サーバ101のCPU201は、端末イメージ情報を更新した後に、処理結果を管理者端末104に通知する(ステップS622)。管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101から送信された処理結果通知を受信すると、端末でのリストア処理が終了した旨の表示を、確認画面1100上に表示する(ステップS623)。以上の処理をステップS604で受け付けた全てのリストア処理の対象端末に実行した後に、本図に示す処理を終了する。
以上が、図4のステップS402の端末のリストア処理の詳細な説明である。リストア実行時に上記のような処理を実行することで、いずれの端末装置106がどのイメージファイルを用いたリストア処理により設定されたかを管理することが可能となる。
次に、図7を参照して、図4のステップS403のアプリケーション最新情報の確認・更新処理について説明する。
管理者端末104のCPU201は、ユーザの操作指示により、APP(アプリケーションプログラム)の情報収集指示を受け付けると(ステップS701)、管理サーバ101に対して、APP情報収集実行指示を送信する(ステップS702)。
管理サーバ101のCPU201は、管理者端末104からのAPP情報収集実行指示を受け付けると、APP管理サーバ103に対して、APPの最新バージョンの問い合わせを行う(ステップS703)。APP管理サーバ103のCPU201は、管理サーバ101からのAPPの最新バージョンの問合せを受け付けると、管理サーバ101に、イメージ保存サーバ102に保存されているイメージファイルを用いたインストール処理が行われることにより、端末装置105にインストールされる各APP(APP情報DB1304により管理されている)の最新バージョンの情報を送信する(ステップS704)。
管理サーバ101のCPU201は、APP管理サーバ103から送信されたAPPの最新情報を受信すると、受信した情報に従って、アプリケーション情報を更新する(ステップS705)。その後、受信したアプリケーションの最新情報に従って、更新されたアプリケーションプログラムが含まれるイメージファイルや、当該イメージファイルを用いてリストアされた端末装置を特定し(ステップS706)、それら特定した情報に従って、イメージDB1303、イメージAPP管理DB1305等を更新する(ステップS707)。具体的には、イメージDB1303に登録されているイメージ情報のうち、更新されたアプリケーションプログラムを含むイメージファイルを管理するイメージ情報のイメージ更新フラグ1303−7を、更新の必要があるアプリケーションが含まれることを示す情報に更新する。また、イメージAPP管理DB1305で管理されるイメージAPP管理情報のうち、更新されたアプリケーションの識別情報が、アプリケーションID1305−2に登録されているイメージAPP管理情報のAPP更新フラグ1305−3を、当該アプリケーションが更新されていることを示す情報に変更する。
その後、管理サーバ101のCPU201は、管理者端末104に対して、処理結果を送信する(ステップS708)。管理サーバ101からの処理結果を受信すると、管理者端末104のCPU201は、ディスプレイ装置210のその処理結果を表示し(ステップS709)、本図に示す処理を終了する。
以上が、図4のステップS403のアプリケーション最新情報確認処理の詳細な処理の一例の説明である。本発明では、このような処理を行うことで、アプリケーションプログラムに更新が行われたかを定期的に確認し、更新されたアプリケーションを含むイメージファイルを更新の必要があるイメージファイルをして設定することが可能となる。
次に、図8を参照して、図4のステップS404の、更新イメージファイルの作成・登録処理の詳細な処理の一例について説明する。
管理者端末104のCPU201は、管理者からの操作指示によりイメージファイルの更新要求指示を受け付けると、管理サーバ101に対してイメージファイル更新開始要求を行う(ステップS801)。
管理サーバ101のCPU201は、イメージファイルの更新開始要求を受け付けると、管理者端末に対して、不図示のイメージ更新画面を表示させるための画面情報を、管理者端末104に送信する(ステップS802)。管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101から送信された画面情報を受信すると、その画面情報に従って、不図示のイメージ更新画面をディスプレイ装置210に表示する(ステップS803)。このイメージ表示画面は、いずれのイメージファイルの更新指示を行うかを指定するために用いられる画面である。
管理者端末104のCPU201は、ディスプレイ装置210のイメージ更新端末一覧表示画面1200を表示した後に、その画面を介して、更新処理を行うイメージファイルの指定を受け付ける(ステップS804)。
イメージファイルの指定を受け付けた後に、管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101に対して、イメージファイルの更新指示を送信する(ステップS805)。
管理サーバ101のCPU201は、管理者端末104からのイメージファイルの更新指示を受信すると、イメージ作成端末105に対して更新指示を受け付けたイメージファイルを用いたリストア指示を行う(ステップS806)。この時、イメージ作成端末105に対して、リストアに使用するイメージファイルの識別情報と、当該イメージファイルを保存しているイメージ保存サーバの特定情報とが送信される。
イメージ作成端末105のCPU201は、管理サーバ101から送信されたリストア指示を受信すると、リストアに使用するイメージファイルを保存しているイメージ保存サーバ102に対して、リストアに使用するイメージファイルの取得要求を行う(ステップS807)。イメージ保存サーバ102のCPU201は、この取得要求を受け付けると、要求されたイメージファイルをイメージ作成端末105に対して送信する(ステップS808)。
イメージ作成端末105のCPU201は、イメージ保存サーバ102から送信されたイメージファイルを受信すると、そのイメージファイルを用いたリストア処理を実行する(ステップS809)。これにより、イメージ作成端末105のOS、アプリケーションプログラムの設定が、当該イメージファイルに従ったものに変更される。ステップS809のリストア処理が終了後、イメージ作成端末105のCPU201にリストア処理の終了通知を行う(ステップS810)。
管理サーバ101のCPU201は、イメージ作成端末105からのリストア処理の終了通知を受信すると、リストア処理により新たにイメージ作成端末105にインストールされたアプリケーションのうち、イメージAPP管理DB1305のAPP更新フラグ情報を用いて更新を行うアプリケーションを特定し(ステップS811)、特定したアプリケーションの更新指示をイメージ作成端末105に対して送信する(ステップS812)。そして、イメージ作成端末105のCPU201は、アプリケーションの更新要求に従って、更新指示されたアプリケーションの更新を行う(ステップS813)。この時、イメージ作成端末105は、例えば、APP管理サーバ103からアプリケーションの更新を行うために用いられるインストールファイルを取得し、そのインストールファイルを実行することでアプリケーションの更新を行うことになる。尚、インストールファイルは、APP管理サーバ103以外の装置から取得するようにしても勿論良い。アプリケーションの更新処理が終了すると、イメージ作成端末105のCPU201は、管理サーバ101に対して、終了通知を行う(ステップS814)。
管理サーバ101のCPU201は、イメージ作成端末105から送信されたアプリケーションの更新処理の終了通知を受信すると、今度は、イメージ作成端末105に対して、イメージファイルの作成指示を行う(ステップS815)。
イメージ作成端末105のCPU201は、管理サーバ101からのイメージファイルの作成指示を受け付けると、作成指示を受け付けた時点にイメージ作成端末105にインストールされているOS、APPと同一のOS、APP(同一のバージョン)を端末装置106にインストールするためのイメージファイルを作成する(ステップS816)。そして、作成が終了すると、作成したイメージファイルをイメージ保存サーバ102に送信することで、イメージ保存サーバに対してイメージファイルの登録要求を行う(ステップS817)。
イメージ保存サーバ102のCPU201は、イメージ作成端末105から送信されたイメージファイルを受信すると、そのイメージファイルを外部メモリ211に保存し(ステップS818)、その処理結果として、保存したイメージファイルのパス情報をイメージ作成端末105に送信する(ステップS819)。イメージ作成端末105のCPU201は、イメージ保存サーバ102からの処理結果を受信すると、管理サーバ101に対して、イメージファイルのパス情報を処理結果として送信する(ステップS820)。
管理サーバ101のCPU201は、イメージ作成端末105から送信された処理結果を受信すると、上記処理での更新内容、及び、イメージ作成端末105から受信した処理結果に従って、イメージDB1303の更新を行う(ステップS821)。この時、新たに作成されたイメージファイルを管理するためのイメージ情報を新たに登録し、そのイメージ情報のそれぞれのデータ項目に、各種のデータを登録する。この時、元イメージID1303−9には、ステップS809のリストア処理の際に用いたイメージファイルを管理するイメージ情報のイメージIDが設定される。その後、イメージ更新処理の処理結果を、管理者端末104に送信する(ステップS822)。
管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101のCPU201から受信した処理結果を受信すると、その情報をディスプレイ装置210に表示し、本図に示す処理を終了する(ステップS823)。
以上が、図4のステップS404の更新イメージファイル作成処理の詳細な処理の一例の説明である。尚、更新イメージファイル作成処理の一例として、システム管理者の作成指示が行われた場合に行われる更新イメージファイルの作成処理について説明したが、例えば、定期的に、イメージDB1303に登録されているイメージ情報にイメージ更新フラグ1303−7に、更新の必要があるアプリケーションが含まれることを示す情報が登録されており、且つ、自動更新フラグ1303−8が自動更新を行う設定になっているイメージ情報があるかを判定し、そのようなイメージ情報が存在する場合には、システム管理者からの指示が行われなくても、それらイメージ情報が示すイメージファイルの更新処理を行うようにしても良い。
最後に、図9を参照して、図4のステップS405の更新イメージファイルによるリストア処理の詳細な処理の一例を説明する。
管理者端末104のCPU201は、管理者による操作指示により、更新イメージファイルによるリストア処理の開始指示を受け付けると、管理サーバ101に対して、更新イメージファイルによるリストア処理の対象とする端末装置106の検索要求を行う。
管理サーバ101のCPU201は、管理者端末104からの検索要求を受け付けると、その要求に応じて、更新イメージファイルを使用したリストア処理の対象とする端末装置106の検索を行い(ステップS902)、リストア処理の対象とする端末装置の一覧表示画面を表示させるための画面情報を管理者端末104に送信する(ステップS903)。尚、ステップS902において、管理サーバ101のCPU201は、リストアに使用されたイメージファイルの更新が行われている端末装置106を、端末イメージ管理DB1302及び、イメージDB1303を用いて検索することになる。
管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101から送信された画面情報を受信すると、その画面情報に従って、図12に示す対象端末装置一覧表示画面1200をディスプレイ装置210に表示する(ステップS904)。そして、この画面を介して、更新イメージファイルを用いたリストア処理の対象とする端末装置106の指定を受け付ける(ステップS905)。
ここで、図12を参照して、図9のステップS903でディスプレイ装置210に表示される対象端末装置一覧表示画面1200の構成の一例について説明する。
図中1201は、リストア対象端末一覧表示部であって、リストア処理に使用されたイメージファイルが更新された端末装置106の一覧が表示される。1202は、リストア実行端末指定部1202であって、更新イメージファイルを用いたリストア処理を実行する端末装置106の指定を受け付ける。初期設定は、全ての端末装置がリストア処理の実行端末として指定された状態になっている。
図中1203は、実行ボタンであって、更新イメージファイルを使用したリストア処理の実行指示を管理者端末104のCPU201に入力するために用いられるボタンである。1204は、キャンセルボタンであって、更新イメージファイルを使用したリストア処理を中止するために用いられるボタンである。
本発明では、このような画面により実行指示を受け付けることにより、どの端末装置106が、どの更新イメージファイルを使用してリストア処理を行うかをシステム管理者が確認できる。
また、現在、それぞれの端末装置106にインストールされているOSやアプリケーションの情報や、更新イメージファイルを用いたリストア処理を行った後に端末装置106等を表示するようにしても良いし、その差分情報を表示させるようにしても勿論構わない。
以上が、対象端末装置一覧表示画面1200の構成の一例の説明である。
図9の説明に戻る。管理者端末104のCPU201は、ディスプレイ装置210に表示されている対象端末装置一覧表示画面1200を介して更新イメージファイルを用いたリストア処理を実行する端末装置の指定を受け付けた後に、対象端末装置一覧表示画面1200の実行ボタン1203に対する押下指示を受け付けると、管理サーバ101に対して、更新イメージファイルを用いたリストア処理の実行指示を行う(ステップS906)。
管理サーバ101のCPU201は、管理者端末104からの更新イメージファイルを用いたリストア処理の実行指示を受け付けると、リストア処理の対象とされている全ての端末装置106に対して、端末起動指示を行う。この時、メンテナンスモードで起動するような指示を行うことになる。
端末装置106は、管理サーバ101からの端末起動指示を受け付けると、メンテナンスモードで起動する(ステップS908)。そして、その後、端末装置106のCPU201は、リストア処理で使用するイメージファイルの問い合わせを管理サーバ101に行う(ステップS909)。
端末装置106からのリストアで使用するイメージファイル(更新イメージファイル)の問い合わせを受け付けると、管理サーバ101のCPU201は、当該端末装置でのリストア処理に用いる更新イメージファイルを保存しているイメージ保存サーバ102を特定し(ステップS910)、イメージ保存サーバ102の特定情報を端末装置106に送信する。この時、リストア処理で使用する更新イメージファイルの情報も合わせて端末装置106に送信されることになる。
管理サーバ101から送信されたイメージ保存サーバ102の特定情報を受信すると、端末装置106のCPU201は、当該特定情報により特定されるイメージ保存サーバ102に対して、リストア処理で使用するイメージファイルの取得要求を行う(ステップS912)。
イメージ保存サーバ102のCPU201は、端末装置106からのイメージファイルの取得要求を受信すると、要求されたイメージファイルを端末装置106に対して送信する(ステップS913)。
その後、端末装置106のCPU201は、イメージ保存サーバ102から送信されたイメージファイルを受信すると、受信したイメージファイルを用いてリストア処理を開始する(ステップS914)。そして、リストア処理の実行中に、リストア処理の進捗ステータスを管理サーバ101に対して送信する(ステップS915)。
管理サーバ101のCPU201は、端末装置106から受信すると、その情報を、管理者端末104に送信する(ステップS916)。管理者端末104のディスプレイ装置210には、図11に示す、確認画面1100が表示されており、管理者端末104のCPU201は受信したステータス情報に従って、この確認画面1100上に、それぞれの端末装置106で行われているリストア処理の進捗ステータス情報を表示する(ステップ917)。
端末装置106のCPU201は、リストア処理が終了すると(ステップS918)、管理サーバ101に対してリストア終了通知を行う(ステップS919)。管理サーバ101のCPU201は、端末装置106からリストア終了通知を受信すると、端末イメージ管理DB1302を更新する(ステップS920)。この時、更新日とイメージIDとが変更されることになる。
管理サーバ101のCPU201は、端末イメージ情報を更新した後に、処理結果を管理者端末104に通知する(ステップS921)。管理者端末104のCPU201は、管理サーバ101から送信された処理結果通知を受信すると、端末でのリストア処理が終了した旨の表示を、確認画面1100上に表示する(ステップS922)。以上の処理をステップS905でリストア対象の端末装置としての指定を受け付けた全て端末装置106のリストア処理の対象端末に実行した後に、本図に示す処理を終了する。
以上が、図4のステップS405の更新イメージファイルによるリストア処理の詳細な処理の一例の説明である。尚、この処理はあらかじめ登録された情報に従い、定期的に自動実行する場合ももちろん構わない。このとき、端末イメージ管理DB1302の端末更新フラグ1302−4が自動的に更新しない状態を表す設定となっている端末装置106が存在する場合は、対象の端末のみこの処理を実施しないようにすることも可能である。
本発明では、以上の構成を採用することにより、いずれの端末装置がいずれのイメージファイルに基づいたリストア処理により、OSやアプリケーションプログラムのインストールが行われているか、また、それぞれのイメージファイルにより、どのようなOSやアプリケーションプログラムがインストールされることになるかを管理することが可能となる。
よって、アプリケーションプログラムのセキュリティ上の問題により、更新プログラムがリリースされた場合に、更新が必要のある端末装置、つまり、セキュリティ上の問題が発生したアプリケーションプログラムがインストールされている端末装置を特定することが可能となる。
これにより、アプリケーションプログラム等の更新が行われた場合に、更新前のアプリケーションプログラムがインストールされている端末装置を特定し、その端末装置に対して、更新されたアプリケーションプログラムをインストールするためのイメージファイルを用いたリストア処理を実行することが可能となるとともに、リストア処理が不要な端末装置のリストア処理を行わないようすることも出来る。
以上、実施形態の一例を詳述したが、本発明は、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記録媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。