JP6920128B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理端末のハードディスク等の内容を書き換えるディスクイメージを処理する技術に関する。
大学などの文教分野の端末システムでは、講義を円滑に行うために生徒・学生が利用する端末の状態を統一化させる必要がある。統一化するにあたっては、通常、基準となる端末のハードディスク(HDD)にインストールされたディスクイメージを取得し、各端末に展開する仕組みが多く採用されている。
ディスクイメージは、イメージファイルとして管理されている。なお、1つのイメージファイル内には、複数のオペレーティングシステム(OS、例えばWindows(登録商標)、MacOS(登録商標)、Linux(登録商標)など)のイメージを保存することができる。端末のHDDに、複数OSのイメージが保存されているディスクイメージを適用(リストア)すると、該端末の起動時にどのOSを起動するかが選択できるようになる。このような端末の環境は「マルチOS」または「マルチブート」と呼ばれている。
また、ディスクイメージは、HDDの全体スナップショットであるベースイメージだけではなく、更新前と更新後のイメージの差分に対応する差分イメージがある。システム管理者は、更新前のHDDに差分イメージを適用することで更新後の状態に移行することができる。
特許文献1には、クライアント端末の機種に依存しない第1のイメージファイルと、第1のイメージファイルを基にしてクライアント端末の機種に依存する第2のイメージファイルを構築するための差分ファイルを作成する方法が記載されている。
特開2013−186793号公報
マルチOS環境で差分のディスクイメージを作成する場合、以下のような方法で行われている。まず更新作業用の端末にベースとなるディスクイメージを適用した後、それぞれのOSに対して順に更新作業を実施する。そして、全ての更新対象のOSの更新作業が完了した後に、HDDから更新後のベースイメージまたは更新前後の差分イメージを取得する。しかし、このような方法では、各担当者がOSごとに並行して更新作業を実施できないため、非効率であるという問題があった。
なお、特許文献1に記載の方法は、クライアント端末のHDDの全体領域に対するディスクイメージおよび差分ファイルを作成する方法であり、マルチOS環境に起因する前述の問題点を解決するものではない。
また、各担当者が並行してOSごとに更新作業を実施し作成した差分イメージを結合することにより、マルチOS用の差分イメージを作成する方法が考えられる。しかし、複数の担当者が同じOSに対して異なる更新を実施した場合には、当該OS領域に対する不整合が存在する差分イメージが作成されることになる。このような不整合が存在する差分イメージを適用した場合、障害が発生したり、OSが起動できなくなってしまう可能性があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、基本イメージに対して組み合わせて適用可能な差分イメージを管理することが可能な仕組みを提供することである。
本発明は、記憶装置の記憶内容であって複数の区分で構成される基本イメージと、前記基本イメージの少なくとも一部の区分を変更した内容である差分イメージとを管理する情報処理装置であって、記基本イメージに対して複数の差分イメージを適用することにより当該基本イメージを更新すべく、当該複数の差分イメージの指定を受け付ける受付手段と、前記基本イメージに対して、前記受付手段で受け付けた前記複数の差分イメージを組み合わせて適用できるかを、当該複数の差分イメージ同士の競合関係に基づいて判定する判定手段と、前記判定手段により前記複数の差分イメージを適用できると判定された場合に、当該複数の差分イメージと前記基本イメージとを対応付けて管理すべく登録し、前記判定手段により前記複数の差分イメージを適用できないと判定された場合に、前記複数の差分イメージを適用できない旨を通知するように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、基本イメージに対して組み合わせて適用可能な差分イメージを管理することができる。
本実施例を示す端末管理システムのシステム構成図 本実施例の端末管理システムを構成する各装置のハードウェア構成図 本実施例の端末管理システムのソフトウェア構成図 本実施例の差分イメージ作成処理を例示するフローチャート 実施例1の差分イメージ結合処理を例示するフローチャート 実施例1の結合判定処理を例示するフローチャート 本実施例の差分イメージ作成画面を例示する画面イメージ 実施例1の差分イメージ結合画面を例示する画面イメージ 実施例1の各種エラー画面を例示する画面イメージ 本実施例で使用する各種テーブルを例示するデータ構成図 本実施例の差分イメージ結合の概要を示すイメージ図 実施例2の差分イメージ結合処理を例示するフローチャート 実施例2の結合可否表示処理を例示するフローチャート 実施例2の結合組合せ可否表示処理を例示するフローチャート 実施例2の差分イメージ結合画面を例示する画面イメージ 実施例2の差分イメージ結合画面を例示する画面イメージ 実施例2の結合前の差分イメージの概要を示すイメージ図
以下、発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す端末管理システム100の構成を例示する図である。
図1に示すように、端末管理システム100は、複数のクライアント101、端末管理ツールサーバ102、イメージ管理サーバ103がネットワーク104を介して接続される構成となっている。
クライアント101は、教室等に設置されユーザが使用する情報処理端末であり、教室等の設置場所ごとにオペレーティングシステム(以下「OS」)等の実行環境が決められている。また、OSのアップデート等の実行環境の更新が必要となった場合、複数のクライアントのうちの1つのクライアント101を使用し、ハードディスクの更新部分の情報である差分イメージを作成し、作成された差分イメージをイメージ管理サーバ103に送信し登録する。なお、本実施例では、OSのインストール先としてハードディスクを例に説明するが、OSのインストール先として利用可能な記憶装置であれば、SSD(Solid State Drive)等の他の記憶装置であってもよい。
端末管理ツールサーバ102は、各クライアント101の状態を監視し、各クライアント101およびイメージ管理サーバ103の処理実行制御を行う。
イメージ管理サーバ103は、クライアント101のハードディスクに適用することによりハードディスクの記憶内容を書き変えることが可能なイメージを管理する。イメージには、ベースイメージおよび差分イメージがある。ベースイメージは、クライアント101を初期状態からセットアップする場合に適用される基本イメージである。差分イメージは、既にベースイメージが適用されたクライアント101に対して差分更新する場合に適用される。
ネットワーク104は、通常、企業や大学など組織内のLAN(ローカルエリアネットワーク)により実現されるが、インターネットにて実現することにより、クラウド環境を構築してもよい。
なお、本実施例では、端末管理ツールサーバ102とイメージ管理サーバ103を別筐体としているが、同一筐体として、1つの装置内でそれぞれのサーバに対応する機能を持たせる構成であってもよい。また、端末管理ツールサーバ102やイメージ管理サーバ103は、クラウドサーバであってもよい。
以下、図2を用いて、図1に示したクライアント101、端末管理ツールサーバ102、イメージ管理サーバ103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施例の端末管理システムを構成するクライアント101、端末管理ツールサーバ102、イメージ管理サーバ103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やOSや、各サーバ或いは各クライアントの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ210への表示を制御する。ディスプレイ210は、CRTや液晶ディスプレイ等の表示器である。
207はメモリコントローラで、外部メモリ211へのアクセスを制御する。外部メモリ211は、例えば、外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いは、例えばPCMCIAカードスロットにアダプタ等を介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリやSDカード等である。また、外部メモリ211には、例えば、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等が記憶される。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したネットワーク104)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。CPU201は、通信I/Fコントローラ208を介して、例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実施するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる設定ファイル等も外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、図3を用いて、端末管理システム100の機能構成について説明する。
図3は、端末管理システム100のソフトウェア構成を例示する図である。
クライアント101には、複数のOS(311(1)〜311(n))と、OSごとのイメージ管理用クライアントアプリケーション(312(1)〜S312(n))がインストールされている。各OS311、各イメージ管理用クライアントアプリケーション312は、クライアント101のCPU201によりRAM203にロードされ実行されることにより機能する。
各イメージ管理用クライアントアプリケーション312は、イメージ作成機能、イメージ適用機能等を備える。イメージ作成機能は、端末管理ツールサーバ102等からの要求に応じ、HDDの全体スナップショットであるベースイメージや差分イメージを作成し、イメージ管理サーバ103に登録する機能である。また、イメージ適用機能は、イメージ管理サーバ103に登録されているベースイメージや差分イメージをクライアント101自身に適用する機能である。
端末管理ツールサーバ102は、イメージ情報管理部321、イメージ作成制御部322、イメージ結合制御部323等の機能を備え、イメージ管理サーバ103に登録されているイメージの処理を制御する。これらの機能は、端末管理ツールサーバ102のCPU201が必要に応じて外部メモリ211に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。
イメージ情報管理部321は、イメージ管理サーバ103に登録されているイメージの情報を後述する図10に示すような各種テーブルを用いて管理する機能を有する。イメージ情報管理部321が管理するイメージの情報には、クライアント101において複数OSを選択的に動作可能な環境のベースメージやOSごとの前記ベースイメージからの差分イメージの情報が含まれる。イメージ情報管理部321は、ベースイメージと差分イメージとの対応関係、および、差分イメージどうしの対応関係等を記憶管理する。
イメージ作成制御部322は、クライアント101にイメージを作成させて、イメージ管理サーバ103に登録させる機能を有する。
イメージ結合制御部323は、さらに受付部324、判定部325、制御部326、通知部327等の機能部を有する。受付部324は、OSごとの差分イメージを結合して、クライアント101において複数のOSの更新を実行するために、結合対象の差分イメージの指定をユーザから受け付ける機能を有する。結合対象の差分イメージの指定を受け付ける際、受付部324は、イメージ情報管理部321が管理する情報に基づいて、ベースイメージと、差分イメージとを階層的に表示する制御を行って、結合対象の差分イメージの指定を受け付ける(例えば後述する図8)。なお、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージの指定を受け付ける場合に限らず、クライアントからの要求に応じて、イメージ情報管理部321が管理する情報に基づいた、ベースイメージと、差分イメージとを階層的に表示することが可能である。
判定部325は、受付部324で受け付けた結合対象の差分イメージの結合が可能か否か判定する機能を有する。
制御部326は、判定部325により結合対象の差分イメージの結合が可能であると判定された場合、イメージ管理サーバ103に結合対象の差分イメージの結合を行わせ、また、イメージ情報管理部321に結合対象の差分イメージの関連付け(後述する図10(d)に示すイメージ親子関係テーブルの更新)を行わせる機能を有する。なお、制御部326は、判定部325により結合対象の差分イメージの結合が不可能であると判定された場合には、前記差分イメージの結合を禁止制御する。
通知部327は、判定部325により結合対象の差分イメージの結合が不可能であると判定された場合、制御部326の制御により、結合対象の差分イメージの結合が不可能な旨を前記ユーザに通知する(後述する図9等)機能を有する。
イメージ管理サーバ103は、イメージ登録部331、イメージ結合部332等の機能を有する。これらの機能は、イメージ管理サーバ103のCPU201が必要に応じて外部メモリ211に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。
イメージ登録部331は、クライアント101等で作成されたイメージを登録する機能を有する。イメージ登録部331が登録するイメージには、クライアント101において複数OSを選択的に動作可能な環境のベースメージやOSごとの前記ベースイメージからの差分イメージが含まれる。
イメージ結合部332は、端末管理ツールサーバ102等からの要求に応じ、イメージ登録部331に登録されている複数のイメージを結合する機能を有する。
以下、図4を参照して、本実施形態の端末管理システムにおける処理の一例について説明する。
図4は、本実施例における差分イメージ作成処理の一例を示すフローチャートである。図4及び後述する図5、図6に示すフローチャートにおいて、端末管理ツールサーバ102の処理は、端末管理ツールサーバ102のCPU201が必要に応じて外部メモリ211に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。また、イメージ管理サーバ103の処理は、イメージ管理サーバ103のCPU201が必要に応じて外部メモリ211に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。また、クライアント101の処理は、クライアント101のCPU201が必要に応じて外部メモリ211に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。
S401において、端末管理ツールサーバ102は、不図示のメニューから差分イメージ作成処理の実行指示を受け付けて、差分イメージ作成画面700(図7)を表示する。例えば、端末管理ツールサーバ102は、Webブラウザ上の不図示のメニューから実行指示を受け付けて、差分イメージ作成画面700(図7)を、該Webブラウザ上に表示制御する。該Webブラウザは、端末管理ツールサーバ102上で動作するものであっても、端末管理ツールサーバ102と通信可能な他の装置で動作するものであってもよい。
図7は、本実施例の差分イメージ作成画面700を例示する画面イメージである。
次に、S402〜S405において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ作成画面700から、差分イメージを作成するための各種指定を受け付ける(図7の701〜705)。なお、S403〜S405のステップは、いずれの順序であってもよい。
S402では、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ作成画面700から、更新作業を実施するクライアントの指定を受け付ける(図7の701、707、708)。端末管理ツールサーバ102は、クライアント名701が入力され、検索するボタン707が押下されると、指定されたクライアントの情報をクライアント管理テーブル1040(図10(e))から取得し、708に表示する。さらに、端末管理ツールサーバ102は、708から更新作業を実施するクライアントの指定を受け付ける。なお、端末管理ツールサーバ102は、クライアント管理テーブル1040から取得した指定クライアントの起動イメージID1043(親イメージ)に基づいて、更新可能なOSを決定し、図7の704に表示する。例えば、親イメージがベースイメージまたは起点イメージの場合は全OS(ALL)、それ以外の場合は親イメージと同じOSか全OS(ALL)のように決定する。端末管理ツールサーバ102は、以上のように決定した更新可能なOSを図7の704に表示する。
S403では、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ作成画面700から、差分イメージ情報を受け付ける。差分イメージ情報とは、差分イメージ名、差分イメージ説明などである(図7の702、703)。
S404では、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ作成画面700から、更新するOSの指定を受け付ける。ここでは、全OSか、単一のOSかの指定を受け付ける(図7の704)。
S405では、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ作成画面700から、更新作業を実行する時間の指定を受け付ける。図7の例では、今すぐ実行するか、日時を指定して実行するかを選択により受付けるものとする(図7の705)。
S406において、端末管理ツールサーバ102は、登録ボタン706の押下を受け付けることにより、差分イメージ作成ジョブを、端末管理ツールサーバ102の外部メモリ211に登録する。なお、端末管理ツールサーバ102は、登録ボタン706の押下を受け付けた際に、上記S402〜S405で受け付けた指定を、差分イメージ作成画面700からまとめて取得するようにしてもよい。
次に、S407において、端末管理ツールサーバ102は、上記S406で登録した差分イメージ作成ジョブの実行時間になったか否かを判定する。端末管理ツールサーバ102は、上記S405で「今すぐ実行」の指定を受け付けている場合には、すぐにS408に処理を進め、「日時指定」の指定を受け付けている場合には、指定された日時に到達した時点でS408に処理を進めるように制御する。
S408において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ作成要求を、上記S402で指定されたクライアント101(以下「差分作成用クライアント101」)に対して送信する。なお、差分イメージ作成要求には、上記S402〜S404で指定された情報が含まれるものとする。
差分作成用クライアント101は、端末管理ツールサーバ102から送信された差分イメージ作成要求を受信すると(S409)、S410に処理を進め、該差分イメージ作成要求に基づく処理を開始する。なお、上記S409で差分イメージ作成要求を受信する際に起動されているOSは、差分作成用クライアント101にインストールされているいずれのOSであってもよい。差分作成用クライアント101にインストールされているいずれのOSにも、イメージ管理用クライアントアプリケーションがインストールされているものとする。イメージ管理用クライアントアプリケーションは、端末管理ツールサーバ102等からの要求に応じ、HDDの全体スナップショットであるベースイメージや差分イメージを作成し管理する機能を備えたものである。
S410において、差分作成用クライアント101は、上記差分イメージ作成要求で指定されているOSを起動する。
次に、S411において、差分作成用クライアント101は、ユーザによる更新作業を受け付け、OSの更新を行う。なお、「全OS(ALL)」が指定されている場合には、差分作成用クライアント101は、上記S410で各OSを順次起動し、起動されたOSごとにS411の処理を行うものとする。すなわち、差分作成用クライアント101は、インストールされているOSの数だけ、S410とS411の処理を繰り返すものとする。
S412において、差分作成用クライアント101は、上記S410の更新作業によるハードディスク内容の変更内容を取得することにより、差分イメージを作成する。「全OS(ALL)」が指定されている場合には、全てのOSに対する更新作業が完了した後に本処理を実行するものとする。これにより、差分作成用クライアント101にインストールされている全てのOSの更新に基づく変更内容を含む差分イメージを作成することができる。
次に、S413において、差分作成用クライアント101は、上記S412で作成した差分イメージをイメージ管理サーバ103に送信する。
次に、S414において、差分作成用クライアント101は、更新作業により変更したハードディスクの内容を元に戻す(必要時)。S414の処理は、必要な場合にのみ実行されるものであり、必ずしも実行する必要はない。
以上により、差分作成用クライアント101は、上記差分イメージ作成要求に基づく処理を終了する。
イメージ管理サーバ103は、差分イメージを受信すると(S415)、S416に処理を進める。
S416において、イメージ管理サーバ103は、受信した差分イメージを外部メモリ211に登録する。
S417において、イメージ管理サーバ103は、差分イメージの登録が完了したことを示す完了通知を、端末管理ツールサーバ102に送信する。
端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ登録完了通知を受信すると(S418)、S419に処理を進める。
S419において、端末管理ツールサーバ102は、関連するテーブル群に必要情報を登録する。登録するテーブルは、図10のイメージ管理テーブル1000、パーティション情報テーブル1010、イメージ親子関係テーブル1030である。各テーブルについては後述する。
以上で図4の説明を終了する。
図5は、実施例1における差分イメージ結合処理の一例を示すフローチャートである。
S501において、端末管理ツールサーバ102は、不図示のメニューから差分イメージ結合処理の実行指示を受け付けて、差分イメージ結合画面800(図8)を表示する。例えば、端末管理ツールサーバ102は、Webブラウザ上の不図示のメニューから実行指示を受け付けて、差分イメージ結合画面800(図8)を、該Webブラウザ上に表示制御する。該Webブラウザは、端末管理ツールサーバ102上で動作するものであっても、端末管理ツールサーバ102と通信可能な他の装置で動作するものであってもよい。
図8は、実施例1の差分イメージ結合画面800を例示する画面イメージである。
次に、S502,S503において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面800(図8)から、差分イメージを結合するための各種指定を受け付ける(図8の804,806等)。なお、S502,S503のステップは、いずれの順序であってもよい。
S502では、端末管理ツールサーバ102は、イメージ一覧802から結合したい2つの差分イメージの選択を受け付ける(図8の803)。図8の804に示すように、イメージ名をクリックすると、右側のブロックにイメージ名や更新可能OSが表示される(図8の805)。
S503では、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合処理を実行する時間を受け付ける(図8の806)。ここでは「今すぐ実行」または「日時指定」の指定を選択で受け付ける。「日時指定」の場合は日時の入力または選択も受け付ける。差分イメージ結合処理を直ちに開始したい場合は、「今すぐ実行する」を選択する。
S504において、端末管理ツールサーバ102は、登録ボタン807の押下を受け付けることにより、差分イメージ結合ジョブを、端末管理ツールサーバ102の外部メモリ211に登録する。なお、端末管理ツールサーバ102は、登録ボタン807の押下を受け付けた際に、上記S502,S503で受け付けた指定を、差分イメージ結合画面800からまとめて取得するようにしてもよい。
次に、S505において、端末管理ツールサーバ102は、上記S503で登録した差分イメージ結合ジョブの実行時間になったか否かを判定する。端末管理ツールサーバ102は、上記S503で「今すぐ実行」の指定を受け付けている場合には、すぐにS506に処理を進め、「日時指定」の指定を受け付けている場合には、指定された日時に到達した時点でS506に処理を進めるように制御する。
S506において、端末管理ツールサーバ102は、上記差分イメージ結合ジョブで結合指定されている2つの差分イメージ(結合対象の差分イメージ)が結合可能か否かを判定する。結合判定処理の詳細は図6で後述する。
次に、S507において、端末管理ツールサーバ102は、上記S506での判定結果を判断する。そして、結合対象の差分イメージが結合可能でないと判断した場合(S507でNoの場合)、端末管理ツールサーバ102は、そのまま本フローチャートの処理を終了して、差分イメージ結合画面800に戻る。
一方、結合対象の差分イメージが結合可能であると判断した場合(S507でYesの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S508に処理を進める。
S508において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合要求を、イメージ管理サーバ103に送信する。なお、差分イメージ結合要求には、結合する2つの差分イメージのイメージIDとその親子関係(どちらが親でどちらが子か)の情報が含まれるものとする。
イメージ管理サーバ103は、差分イメージ結合要求を受信すると(S509)、S510に処理を進める。
S510において、イメージ管理サーバ103は、差分イメージ結合要求の内容に従って、2つの差分イメージを結合する。ここで図11を用いて、差分イメージの結合処理について説明する。
図11は、差分イメージの結合処理を説明するためのイメージ図である。
図11(a)は、結合前の各イメージの状態を示す。
ここでは、イメージID「10196」と「10198」の差分イメージが結合対象として選択されたとして以下を説明する。
本実施例では、或るイメージを子として、他のイメージに結合する場合には、そのイメージだけではなく、そのイメージから順に親をたどって起点イメージの直下の差分イメージまでを一緒に(何階層あっても一緒に)、結合先となる上記他のイメージに結合する必要がある。
もし、イメージID「10196」を子として、イメージID「10198」に結合しようとすると、イメージID「10196」の親を順にたどって起点イメージの直下のイメージであるイメージID「10186」以下を全て、イメージID「10198」の子として結合することとなる。しかし、この場合、イメージID「10196」の系列に全てのパーティションが更新されている差分イメージ(イメージID「10187」)が存在するため、イメージID「10198」による更新と競合が発生してしまう。具体的には、イメージID「10198」の差分イメージによりMacOSに対応するパーティションが更新された後に、さらに、イメージID「10187」の差分イメージにより全てのパーティションが更新されることとなり、MacOSに対応するパーティションの更新について競合が発生してしまう。
このため、本実施例では、系列に全てのパーティションが更新されている差分イメージが存在する側を親側、系列に全てのパーティションが更新されている差分イメージが存在しない側を子側とするように、差分イメージを結合するものとする。この例では、イメージID「10196」の差分イメージを親側とし、イメージID「10198」を結合する。
図11(b)は、結合後の各イメージの状態を示す。
イメージID「10198」を子として、イメージID「10196」に結合する場合、図11(b)のように、イメージID「10198」だけではなく、イメージID「10198」から順に親をたどって起点イメージ(図11の例ではベースメージ)の直下の差分イメージ(図11の例ではイメージID「10188」)までを、一緒に結合先の差分イメージ(イメージID「10196」)に結合する。
図11(c)は、図10(d)に示すイメージ親子関係テーブル1030の結合前後の変化を示す。
変更前(1101)では、結合対象(子)のイメージID「10198」の親であるイメージID「10188」は、ベースイメージのイメージID「10184」の子として関係付けられている。しかし、変更後(1102)では、イメージID「10188」は、結合対象(親)のイメージID「10196」の子として関係付けられたことがわかる。
以下、図5の説明に戻る。
S511において、イメージ管理サーバ103は、差分イメージの結合が完了したことを示す完了通知を端末管理ツールサーバ102に送信する。
端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合完了通知を受信すると(S512)、S513に処理を進める。
S513において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージどうしの結合関係を更新するように、関連するテーブル群を更新する。更新するテーブルは、図10のイメージ管理テーブル1000、パーティション情報テーブル1010、イメージ親子関係テーブル1030である。イメージ親子関係テーブル1030の更新内容について、図11(c)に一例を示した。
以上で図5の説明を終了する。
図6は、図5のS506の結合判定処理の一例を示すフローチャートである。
S601において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージが起点イメージでないか否かを判定する。起点イメージは、特殊な差分イメージであり、全てのパーティションが更新対象となった差分イメージである。起点イメージは、新たな祖先となるイメージであるため、結合不可としている。ここでは、イメージ管理テーブル1000で、イメージID1001と起点イメージID1005が同一の場合には起点イメージであると判定し、異なる場合には起点イメージでないと判定する。また、イメージ管理テーブル1000の種別1004に「起点」の情報を追加設定し、該種別1004の情報に基づいて判定してもよい。なお、起点イメージには、ベースイメージも含まれる。
そして、上記S601において、結合対象の差分イメージが起点イメージであると判定した場合(S601でNoの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S602に処理を進める。
S602では、端末管理ツールサーバ102は、エラー画面1(図9の901)に「起点イメージは結合対象として選択できない」旨のエラーを出力し、S613にて判定結果を「結合不可」として本フローチャートの処理を終了する。
図9は、実施例1のエラー画面を例示する画面イメージである。なお、図9に示す画面は、差分イメージ結合処理の実行指示元に表示される。例えば、差分イメージ結合処理(図8)の実行指示を受け付けたWebブラウザ上に表示される。端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージの結合が不可能であると判定した場合に、例えば図9のように、判定基準となった結合対象の差分イメージの状態を通知する。なお、ここで通知される判定基準となった結合対象の差分イメージの状態は、図9に示すものに限定されるものではない。例えば、結合対象の差分イメージどうしの関係を示す情報や、それぞれの結合対象の差分イメージの先祖や同一系列の差分イメージの情報等の結合が不可能となった要因に関連する各種情報も、上記通知される判定基準となった結合対象の差分イメージの状態に含まれるものとする。
一方、上記S601において、結合対象の差分イメージが起点イメージでないと判定した場合(S601でYesの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S603に処理を進める。
S603において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージが子の差分イメージを持っていないか否かを判定する。結合対象の差分イメージが子の差分イメージを持っている場合、結合対象の差分イメージは最新の状態ではないため、結合不可としている。ここでは、イメージ親子関係テーブル1030で、子イメージID1033が「null」でない場合には子の差分イメージを持っていると判定し、子イメージID1033が「null」である場合には子の差分イメージを持っていないと判定する。
そして、結合対象の差分イメージが子の差分イメージを持っていると判定した場合(S603でNoの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S604に処理を進める。
S604では、端末管理ツールサーバ102は、エラー画面2(図9の902)に「子の差分イメージを持つため結合対象として選択できない」旨のエラーを出力し、S613にて判定結果を「結合不可」として本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S603において、結合対象の差分イメージが子の差分イメージを持っていないと判定した場合(S603でYesの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S605に処理を進める。
S605において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージの起点イメージが同一である(すなわち結合対象の差分イメージが同一の起点イメージから派生した差分イメージである)か否かを判定する。起点イメージは、上記S601で説明した全パーティションが更新されて新たな祖先となった差分イメージと、大元の祖先であったベースイメージのいずれかである。起点イメージが異なる差分イメージは、基礎となるイメージが異なるものであるため結合不可としている。ここでは、イメージ管理テーブル1000で、起点イメージID1005が同一でないか否かで判定する。
そして、結合対象の差分イメージの起点イメージが同一でないと判定した場合(S605でNoの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S606に処理を進める。
S606では、端末管理ツールサーバ102は、エラー画面3(図9の903)に「起点イメージの異なる差分イメージは結合対象として選択できない」旨のエラーを出力し、S613にて判定結果を「結合不可」として本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S605において、結合対象の差分イメージの起点イメージが同一であると判定した場合(S605でYesの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S607に処理を進める。
S607において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージにおいて同じパーティションが更新されていないか否かを判定する。同じパーティションが更新されている場合(すなわち更新するOSに重複がある場合)、同一のOSに対して異なる更新を実施している可能性があるため、結合不可としている。ここでは、パーティション情報テーブル1010で、同じパーティション番号1012のレコードに対して更新フラグ1014に1が設定されていないか否かで判定する。
そして、結合対象の差分イメージにおいて同じパーティションが更新されていると判定した場合(S607でNoの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S608に処理を進める。
S608では、端末管理ツールサーバ102は、エラー画面4(図9の904)に「同じパーティションを更新しているイメージを含むため結合できない」旨のエラーを出力し、S613にて判定結果を「結合不可」として本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S607において、結合対象の差分イメージにおいて同じパーティションが更新されていないと判定した場合(S607でYesの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S609に処理を進める。
S609において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージに対して、系列、つまり同じ親を持つ差分イメージ群に全てのパーティションが更新されているイメージが存在しないか否かを判定する。そして、全てのパーティションが更新されているイメージが、どちらの結合対象の差分イメージの系列にも存在しないと判定した場合(S609でYesの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S610に処理を進める。
S610において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージのうち、更新対象のOSのos_idの小さい方を親、大きい方を子として、判定結果を「結合可能」として本フローチャートの処理を終了する。なお、os_idは、OS種類テーブル1020(図10(c))からos_id1021を取得することにより取得可能である。ここでは、親と子の関係を処理上決定してるだけであり、親と子が逆でもよい。
一方、全てのパーティションが更新されているイメージが、少なくともいずれかの結合対象の差分イメージの系列に存在すると判定した場合(S609でNoの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S611に処理を進める。
S611において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージの両方に対して、系列、つまり同じ親を持つ差分イメージ群に全てのパーティションが更新されているイメージが存在するか否かを判定する。ここで、全てのパーティションが更新されているイメージが両方の系列に存在する場合は、どちらを子にしたとしても競合が発生するため結合不可としている。
そして、全てのパーティションが更新されているイメージが片方の系列にのみ存在すると判定した場合(S611でNoの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S612に処理を進める。
S612において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージのうち、系列に全てのパーティションが更新されているイメージが存在する差分イメージを親、存在しない差分イメージを子として、判定結果を「結合可能」として本フローチャートの処理を終了する。
一方、全てのパーティションが更新されているイメージが両方の系列に存在すると判定した場合(S611でYesの場合)、端末管理ツールサーバ102は、S608に処理を進め、エラー画面4(図9の904)のエラーを出力し、S613に処理を進める。
S613では、端末管理ツールサーバ102は、前述の通り、各結合可否条件を満たさない場合として、判定結果を「結合不可」として本フローチャートの処理を終了する。
なお、上記の結合判定の基準は一例であり、OSの種類や、OSの更新方法、イメージの結合方法などにより、別の判定基準を用いてもよい。
以上で図6の説明を終了する。
次に、図を参照して、使用するデータテーブルの一例について説明する。
図10は、端末管理ツールサーバ102が使用する各種テーブルのデータ構成を例示する図である。なお、図10(a)〜図10(e)に示す各種テーブルは、端末管理ツールサーバ102の外部メモリ211に記憶されているものとする。
図10(a)は、イメージ管理テーブル1000の一例を示すデータ構成図である。
イメージID1001は、イメージを一意に識別する英数字列であり、イメージが登録される度に自動で設定される。
イメージ名1002は、イメージを表す任意の名称である。
イメージ説明1003は、イメージを説明する任意のテキストである。
イメージ名1002及びイメージ説明1003は、イメージ登録時に差分イメージ作成画面700等からユーザにより入力されたものである。
種別1004は、イメージの種別を表す区分であり、初期に適用するベースイメージの場合「ベース」、差分イメージの場合「差分」が設定される。
起点イメージID1005は、祖先となる起点イメージのイメージIDを表し、ベースイメージ、または、全パーティションが更新された差分イメージの場合は自身のIDが設定される。
図10(b)は、パーティション情報テーブル1010の一例を示すデータ構成図である。
イメージID1011は、イメージを一意に識別する英数字列であり、イメージ管理テーブル1000のイメージID1001に対応する。
パーティション番号1012は、HDDが区切られてできた各パーティションに対して付与される番号である。各OSは、それぞれ異なるパーティションに適用される。
os_id1013は、当該パーティションに適用されるOSの種類を表すIDであり、図10(c)に示すOS種類テーブル1020のos_id1021に対応している。
更新フラグ1014は、祖先となる起点イメージから当該イメージにて当該パーティションが更新されているか否かを表す区分であり、更新されている場合には「1」が、更新されていない場合には「0」が設定される。
図10(c)は、OS種類テーブル1020の一例を示すデータ構成図である。
os_id1021は、本システムで対象としているOS種類を一意に識別する番号である。
OS名称1022は、OSの名称である。
図10(d)は、イメージ親子関係テーブル1030の一例を示すデータ構成図である。
イメージID1031は、対象とするイメージのイメージIDである。
親イメージID1032は、当該イメージの親(1つ上位)のイメージのイメージIDであり、ベースイメージの場合は自分自身のIDが設定される。
子イメージID1033は、当該イメージの子(1つ下位)のイメージのイメージIDであり、子のイメージが存在しない場合は「null」が設定される。
有効フラグ1034は、各レコードの設定内容が有効かを示す区分である。基本的には有効を示す「1」が設定されるが、差分イメージ結合処理を日時指定で実行した場合の指定日時到達までの期間や、イメージ管理サーバ103での結合処理がエラーになった場合等に無効を示す「0」が設定される。
図10(e)は、クライアント管理テーブル1040の一例を示すデータ構成図である。
クライアント管理テーブル1040では、クライアント名1041、IPアドレス1042、起動イメージID1043を管理する。
以上でデータテーブルの説明を終了する。
以上説明したように、実施例1では、マルチOS環境において、OSごとに作成された差分イメージを結合して複数OSに対する差分イメージとする場合に、結合対象として受け付けた差分イメージの結合可否を判定し、結合可の場合にはイメージ管理サーバ103に結合対象の差分イメージを結合させ、結合不可の場合には結合を禁止制御する構成を有する。この構成により、マルチOS環境において、OSごとに作成された複数の差分イメージを不整合なく適切に結合することによって、不整合のないマルチOS用の差分イメージを作成することができる。この結果、不整合が存在する差分イメージが作成されることを防止し、不整合が存在する差分イメージを適用した場合に発生する障害を未然に防ぐことができる。
以下、実施例2について説明する。なお、実施例1と同様の内容については説明を省略する。
実施例2の説明のため、データについては、図11(a)の構造イメージを持つデータに代えて、図17(a)の構造イメージを持つデータを使用する。本構造イメージに合わせてデータテーブル1000、1010、1030、1040も変更されている(不図示)。図11(a)から図17(a)への変更箇所は、イメージID「10194」、「10195」の差分イメージに代えて、イメージID「10201」、「10202」の差分イメージが追加されており、追加された差分イメージはLinux(登録商標)ではなくWindows(登録商標)に対応するパーティションが更新されている。
図12は、実施例2における差分イメージ結合処理の一例を示すフローチャートである。図12及び後述する図13、図14に示すフローチャートにおいて、端末管理ツールサーバ102の処理は、端末管理ツールサーバ102のCPU201が必要に応じて外部メモリ211に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。また、イメージ管理サーバ103の処理は、イメージ管理サーバ103のCPU201が必要に応じて外部メモリ211に格納されたプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。
S1201において、端末管理ツールサーバ102は、図5のS501と同様に差分イメージ結合画面を表示する。
次にS1202において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面に表示されている各イメージに対し、結合可否表示処理を実行する。結合可否表示処理については図13で後述する。
次にS1203において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面において、結合対象となる1つの差分イメージの選択を受け付ける。図16に選択を受け付けた時の画面イメージを示す。図16では、イメージID「10196」の差分イメージが選択されている(図16の1601)。ここで選択された差分イメージをイメージAとする。
次にS1204において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面に表示されている各イメージに対し、結合組合せ可否表示処理を実行する。結合組合せ可否表示処理については図14で後述する
次にS1205において、端末管理ツールサーバ102は、上記S1203にて選択された差分イメージの結合相手となる差分イメージが存在するか否かを判定する。端末管理ツールサーバ102は、上記S1203にて選択された差分イメージの結合相手となる差分イメージが1つも存在しない場合は(S1205でNoの場合)、S1203に処理を戻し、他の差分イメージの選択を受け付ける。
一方、上記S1205において、端末管理ツールサーバ102は、上記S1203にて選択された差分イメージの結合相手となる差分イメージが存在する場合は(S1205でYesの場合)、S1206に処理を進める。
S1206において、端末管理ツールサーバ102は、上記S1203にて選択された差分イメージの結合相手となる差分イメージの選択を受け付け、S503に処理を進める。
以降の処理は、図5のS503以降と同様であるが、S1202の結合可否表示処理、および、S1204の結合組合せ可否表示処理により、結合可能な差分イメージのみの選択を受け付けできるようにしているため、結合対象が選択された後の図5のS506の結合判定およびS507の実行判断は不要となる。
以上で図12の説明を終了する。
図13は、実施例2における結合可否表示処理の一例を示すフローチャートである。また、図15に本処理実行後の差分イメージ結合画面1500の画面イメージを示す。
S1301〜S1308において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面1500に表示されている各イメージに対して以下の処理を繰り返すように制御する。以下、詳細に説明する。
まずS1301において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面1500に表示されている各イメージから、未処理のイメージを1つ選択する(以下「対象イメージ」という)。
S1302において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージが起点イメージでないか否かを判定する。判定方法は図6のS601と同様である。端末管理ツールサーバ102は、対象イメージが起点イメージであると判定した場合(S1302でNoの場合)、S1303に処理を進める。
S1303において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージに対してエラーコード1を表示する。図15の差分イメージ結合画面1500において、例えば、イメージID「10184」のイメージの右側にコード「1」を表示する(図15の1501)。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1307に処理を進める。
一方、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージが起点イメージでないと判定した場合(S1302でYesの場合)、S1304に処理を進める。
S1304において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージが子の差分イメージを持っていないか否かを判定する。判定方法は図6のS603と同様である。端末管理ツールサーバ102は、対象イメージが子の差分イメージを持っていると判定した場合(S1304でNoの場合)、S1305に処理を進める。
S1305において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージに対してエラーコード2を表示する。図15の差分イメージ結合画面1500において、例えば、イメージID「10186」のイメージの右側にコード「2」を表示する(図15の1502)。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1307に処理を進める。
一方、S1304において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージが子の差分イメージを持っていないと判定した場合(S1304でYesの場合)、S1306に処理を進める。
S1306において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージに対して結合可能な差分イメージとして表示する。図15の差分イメージ結合画面1500において、例えば、イメージID「10196」のイメージの左側のチェックボックスを選択可能な状態で表示する(図15の1503)。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1308に処理を進める。
また、S1307において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージに対して結合不可の差分イメージとして表示する。図15の差分イメージ結合画面1500において、例えば、イメージID「10186」のイメージを網掛け表示し、左側のチェックボックスを選択不可の状態で表示する(図15の1502)。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1308に処理を進める。
S1308において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面1500に表示されている全てのイメージに対して処理を実行したか否かを判定する。端末管理ツールサーバ102は、まだ未処理のイメージが存在すると判定した場合、S1301に処理を戻し、次のイメージに処理を遷移する。
一方、差分イメージ結合画面1500に表示されている全てのイメージに対して処理を実行したと判定した場合、本フローチャートの処理を終了する。
本処理の結果、結合対象の一方として選択できる差分イメージのみが、図12のS1203において選択可能な状態で表示されることになる。
以上で図13の説明を終了する。
図14は、実施例2における結合組合せ可否表示処理の一例を示すフローチャートである。また、図16に本処理実行後の差分イメージ結合画面1500の画面イメージを示す。
S1401〜S1412において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面1500に表示されている各イメージ(図12のS1203にて選択された差分イメージは除く)に対して以下の処理を繰り返すように制御する。以下、詳細に説明する。
まずS1401において、端末管理ツールサーバ102は、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面1500に表示されている各イメージ(図12のS1203にて選択された差分イメージは除く)から、未処理のイメージを1つ選択する。以下、ここで選択されたイメージを「対象イメージ」と呼ぶ。また、対象の差分イメージと、図12のS1203にて選択された差分イメージとを合わせて「結合対象の差分イメージ」と呼ぶ。
次にS1402において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージの起点イメージが同一であるか否かを判定する。判定方法は図6のS605と同様である。端末管理ツールサーバ102は、起点イメージが同一ではないと判定した場合(S1402でNoの場合)、S1403に処理を進める。
S1403において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージに対してエラーコード3を表示する。図16の差分イメージ結合画面1500において、例えば、対象イメージの右側にコード「3」を表示する(図16の例では表示対象なし)。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1411に処理を進める。
一方、S1402において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージ起点イメージが同一であると判定した場合(S1402でYesの場合)、S1404に処理を進める。
S1404において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージにおいて同じパーティションが更新されていないか否かを判定する。判定方法は図6のS607と同様である。端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージにおいて同じパーティションが更新されていると判定した場合(S1404でNoの場合)、S1405に処理を進める。
S1405において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージに対してエラーコード4を表示する。図16の差分イメージ結合画面1500において、例えば、イメージID「10202」のイメージの右側にコード「4」を表示する(図16の1603)。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1411に処理を進める。
一方、上記S1404において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージにおいて同じパーティションが更新されていないと判定した場合(S1404でYesの場合)、S1406に処理を進める。
S1406において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージに対して、同系列に全てのパーティションが更新されているイメージが存在しないか否かを判定する。判定方法は図6のS609と同様である。端末管理ツールサーバ102は、どちらの結合対象の差分イメージの系列にも全てのパーティションが更新されているイメージが存在しないと判定した場合(S1406でYesの場合)、S1407に処理を進める。
S1407において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージのうち、更新対象のOSのos_idの小さい方を親、大きい方を子として結合可と設定する。本設定は後続のS508の差分イメージ結合要求送信の際に使用する。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1410に処理を進める。
一方、S1406において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の少なくとも1つの差分イメージの系列に全てのパーティションが更新されているイメージが存在すると判定した場合(S1406でNoの場合)、S1408に処理を進める。
S1408において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージの両方に対して、同系列に全てのパーティションが更新されているイメージが存在するか否かを判定する。判定方法は図6のS611と同様である。端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージの両方に対して存在すると判定した場合(S1408でYesの場合)、S1405に処理を進めて対象イメージに対してエラーコード4を表示する。
一方、S1408において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージの片方のみに存在すると判定した場合(S1408でNoの場合)、S1409に処理を進める。
S1409において、端末管理ツールサーバ102は、結合対象の差分イメージのうち、系列に全てのパーティションが更新されているイメージが存在する差分イメージを親、存在しない差分イメージを子として結合可と設定する。本設定は後続のS508の差分イメージ結合要求送信の際に使用する。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1410に処理を進める。
S1410において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージに対して結合可能な差分イメージとして表示する。図16の差分イメージ結合画面1500において、例えば、イメージID「10198」のイメージの左側のチェックボックスを選択可能な状態で表示する(図16の1602)。本の処理後、端末管理ツールサーバ102は、S1412に処理を進める。
S1411において、端末管理ツールサーバ102は、対象イメージに対して結合不可の差分イメージとして表示する。図15の差分イメージ結合画面1500において、例えば、イメージID「10202」のイメージを網掛け表示し、左側のチェックボックスを選択不可の状態で表示する(図16の1603)。本処理の後、端末管理ツールサーバ102は、S1412に処理を進める。
S1412において、端末管理ツールサーバ102は、差分イメージ結合画面1500に表示されている全てのイメージ(S1203にて選択された差分イメージは除く)のうち、まだ未処理のイメージが存在すると判定した場合、S1401に処理を戻し、次のイメージに処理を遷移する。
一方、差分イメージ結合画面1500に表示されている全てのイメージ(S1203にて選択された差分イメージは除く)に対して処理を実行したと判定した場合、本フローチャートの処理を終了する。
本処理の結果、図12のS1203にて選択された差分イメージの結合相手として選択できる差分イメージのみが、図12のS1206において選択可能な状態で表示されることになる。
以上説明したように、実施例2では、結合対象の差分イメージを受け付ける際に、結合対象として選択可能な差分イメージを識別表示することにより、効率的に不整合なく結合対象の差分イメージを受け付けることが可能となる。
以上説明したように、本発明の各実施例によれば、マルチOS環境において、OSごとに作成された複数の差分イメージを不整合なく適切に結合することによって、不整合のないマルチOS用の差分イメージを作成することができる。この結果、不整合が存在する差分イメージが作成されることを防止し、不整合が存在する差分イメージを適用した場合に発生する障害を未然に防ぐことができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されていてもよい。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 端末管理システム
101 クライアント
102 端末管理ツールサーバ
103 イメージ管理サーバ
104 ネットワーク

Claims (11)

  1. 記憶装置の記憶内容であって複数の区分で構成される基本イメージと、前記基本イメージの少なくとも一部の区分を変更した内容である差分イメージとを管理する情報処理装置であって、
    記基本イメージに対して複数の差分イメージを適用することにより当該基本イメージを更新すべく、当該複数の差分イメージの指定を受け付ける受付手段と、
    前記基本イメージに対して、前記受付手段で受け付けた前記複数の差分イメージを組み合わせて適用できるかを、当該複数の差分イメージ同士の競合関係に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記複数の差分イメージを適用できると判定された場合に、当該複数の差分イメージと前記基本イメージとを対応付けて管理すべく登録し、前記判定手段により前記複数の差分イメージを適用できないと判定された場合に、前記複数の差分イメージを適用できない旨を通知するように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記受け付けた複数の差分イメージにおいて、前記変更された区分に競合がない場合に、当該複数の差分イメージを適用できると判定することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記判定手段により前記複数の差分イメージを適用できないと判定された場合に、判定基準となった前記複数の差分イメージの状態を通知することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記基本イメージと前記差分イメージとの対応関係を表示する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記区分は、オペレーティングシステムに係る記憶内容に対応することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 記憶装置の記憶内容であって複数の区分で構成される基本イメージと、前記基本イメージの少なくとも一部の区分を変更した内容である差分イメージとを管理する情報処理装置であって、
    記基本イメージに対して複数の差分イメージを適用することにより当該基本イメージを更新すべく、当該基本イメージに対して適用する差分イメージの指定を受け付ける受付手段と、
    前記基本イメージに対して前記受付手段で受け付けた差分イメージと組み合わせて適用できる差分イメージを、当該受け付けた差分イメージとの競合関係に基づいて識別表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記受付手段は、前記受け付けた差分イメージと組み合わせて適用できる差分イメージを識別表示して、前記識別表示された差分イメージの指定を受け付けることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 記憶装置の記憶内容であって複数の区分で構成される基本イメージと、前記基本イメージの少なくとも一部の区分を変更した内容である差分イメージとを管理する情報処理装置の制御方法であって、
    記基本イメージに対して複数の差分イメージを適用することにより当該基本イメージを更新すべく、当該複数の差分イメージの指定を受け付ける受付ステップと、
    前記基本イメージに対して、前記受付ステップで受け付けた前記複数の差分イメージを組み合わせて適用できるかを、当該複数の差分イメージ同士の競合関係に基づいて判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記複数の差分イメージを適用できると判定された場合に、当該複数の差分イメージと前記基本イメージとを対応付けて管理すべく登録し、前記判定手段により前記複数の差分イメージを適用できないと判定された場合に、前記複数の差分イメージを適用できない旨を通知するように制御する制御ステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 記憶装置の記憶内容であって複数の区分で構成される基本イメージと、前記基本イメージの少なくとも一部の区分を変更した内容である差分イメージとを管理する情報処理装置の制御方法であって、
    記基本イメージに対して複数の差分イメージを適用することにより当該基本イメージを更新すべく、当該基本イメージに対して適用する差分イメージの指定を受け付ける受付ステップと、
    前記基本イメージに対して前記受付ステップで受け付けた差分イメージと組み合わせて適用できる差分イメージを、当該受け付けた差分イメージとの競合関係に基づいて識別表示する表示制御ステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1〜のいずれか1項に記載の手段として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、請求項1〜のいずれか1項に記載の手段として機能させるためのプログラムを、コンピュータが読み取り可能に記録した記録媒体。
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