JP6303986B2 - 車載用電動圧縮機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用電動圧縮機の制御装置に関する。
車載用電動圧縮機に設けられた電動モータを駆動制御する車載用電動圧縮機の制御装置として、例えば、温度検出部により検出される温度に対応する電流と、電流検出部により検出される電流とを比較し、その比較結果に基づいて電動モータの回転数制御を行うものがある(例えば特許文献1参照)。
特許第5039515号公報
ここで、車載用電動圧縮機の制御装置からの出力電流であって電動モータに流れる電流であるモータ電流が高くなると、車載用電動圧縮機の制御装置内にて電力損失に伴う発熱量が大きくなり易い。
また、車載用電動圧縮機が車両に搭載される関係上、車載用電動圧縮機の制御装置は車両に搭載される。この場合、車載用電動圧縮機の制御装置は、高温環境下に晒される場合がある。このような高温環境下においてモータ電流が高いと、車載用電動圧縮機の制御装置の温度が過度に高くなり、電動モータの駆動制御に支障が生じる場合があり得る。
これに対して、例えば特許文献1のように回転数制御を行うことも考えられる。しかしながら、車載用電動圧縮機においては車両の走行状況等に応じて負荷トルクが変動するため、同一回転数であってもモータ電流が異なる場合が生じ得る。このため、回転数制御を行った場合であっても、車載用電動圧縮機の制御装置の過度の発熱を抑制できない場合が生じ得る。以上のことから、車載用電動圧縮機の制御装置の過度の発熱を抑制するための構成については未だ改善の余地がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は過度な発熱を好適に抑制し、過熱による電動モータの停止を抑制することができる車載用電動圧縮機の制御装置を提供することである。
上記目的を達成する車載用電動圧縮機の制御装置は、車載用電動圧縮機に設けられた電動モータを駆動制御するものであって、前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度を把握する温度把握部と、前記電動モータに流れる電流であるモータ電流を検出する電流検出部と、前記温度把握部によって把握される前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度に応じた閾値電流値を設定する閾値電流値設定部と、前記モータ電流が前記閾値電流値以下となるように、前記電流検出部の検出結果に基づいて前記モータ電流を制御するモータ電流制御部と、を備えていることを特徴とする。
かかる構成によれば、モータ電流は車載用電動圧縮機の制御装置の温度に応じて設定される閾値電流値以下に制御される。これにより、車載用電動圧縮機の制御装置の温度が過度に高くなることを抑制できる。特に、本構成によれば、モータ電流を直接制御する構成であるため、負荷トルクが変動する場合であっても、モータ電流を閾値電流値以下にすることができる。これにより、負荷トルクの変動に関わらず、車載用電動圧縮機の制御装置の過度な発熱を好適に抑制し、電動モータの停止を抑制することができる。
上記車載用電動圧縮機の制御装置について、前記モータ電流制御部は、前記モータ電流の目標値である目標電流値が前記閾値電流値以下である場合には、前記モータ電流を前記目標電流値にする一方、前記目標電流値が前記閾値電流値よりも高い場合には、前記モータ電流を前記閾値電流値に制限するとよい。かかる構成によれば、目標電流値が閾値電流値以下である場合には、モータ電流は目標電流値となる。これにより、電動モータの回転数を目標回転数にすることができ、所望の冷媒流量の吐出が可能となる。一方、目標電流値が閾値電流値よりも高い場合には、モータ電流は閾値電流値に制限される。これにより、車載用電動圧縮機の制御装置の過度な発熱を抑制し、電動モータの停止を抑制することができる。
特に、本構成によれば、車載用電動圧縮機の制御装置の温度に応じて、モータ電流が設定されるのではなく、モータ電流の上限値である閾値電流値が設定される。これにより、温度に応じて目標電流値が設定される構成と比較して、電動モータが目標回転数に設定された状態を維持し易くすることができる。
上記車載用電動圧縮機の制御装置について、前記閾値電流値設定部は、前記電動モータの回転中、前記温度把握部の把握結果に応じて前記閾値電流値を更新するものであり、前記モータ電流制御部は、前記モータ電流が前記目標電流値又は更新された前記閾値電流値となるように前記モータ電流を制御するとよい。かかる構成によれば、電動モータの回転中における車載用電動圧縮機の制御装置の温度変動に追従することができる。これにより、電動モータの回転中、閾値電流値以下の範囲内で可能な限り、モータ電流を目標電流値に近づけることができる。
上記車載用電動圧縮機の制御装置について、前記電流検出部により検出される前記モータ電流が前記閾値電流値よりも高く設定された過電流判定値以上である場合には前記電動モータを停止させる停止制御部を備え、前記過電流判定値は、前記閾値電流値が低くなるに従って低く設定されているとよい。かかる構成によれば、モータ電流が過電流判定値以上である場合には、電動モータが停止する。これにより、車載用電動圧縮機の制御装置を構成する部品に過電流が流れた状態で電動モータの運転が継続されることを抑制できる。
かかる構成において、過電流判定値は、閾値電流値が低くなるに従って低くなるように、閾値電流値に対応させて設定されているため、過電流判定値が閾値電流値に関わらず一定値に設定されている構成と比較して、より好適に過電流に対応できる。
上記車載用電動圧縮機の制御装置について、前記閾値電流値は、前記温度把握部によって把握される前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度が予め定められた閾値温度以下である場合には、一定値である最高閾値電流値に設定され、前記温度把握部によって把握される前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度が前記閾値温度よりも高い場合には、前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度が高くなるに従って低く設定されるとよい。かかる構成によれば、車載用電動圧縮機の制御装置の温度が閾値温度以下である場合には、閾値電流値は最高閾値電流値に設定される。当該最高閾値電流値は一定値である。これにより、閾値電流値の設定の容易化を図ることができる。一方、車載用電動圧縮機の制御装置の温度が閾値温度よりも高い場合には、閾値電流値は、車載用電動圧縮機の制御装置の温度が高くなるに従って低く設定されるため、車載用電動圧縮機の制御装置の発熱量が小さくなる。これにより、車載用電動圧縮機の制御装置の過度な発熱を抑制し、過熱による電動モータの停止を抑制することができる。
この発明によれば、車載用電動圧縮機の制御装置の過度な発熱を好適に抑制し、制御装置の過熱による電動モータの停止を抑制することができる。
車両空調装置の概要を示す模式図。 インバータの回路図。 インバータ温度に対する閾値電流値及び過電流判定値を示すグラフ。 電動モータ制御処理を示すフローチャート。 (a)はインバータ温度の時間変化を模式的に示すグラフであり、(b)はモータ電流の時間変化を模式的に示すグラフであり、(c)は電動モータの回転数の時間変化を模式的に示すグラフ。
以下、車載用電動圧縮機、及び、車載用電動圧縮機の制御装置の一実施形態について説明する。本実施形態の車載用電動圧縮機は車両に搭載される車両空調装置に用いられる。
ちなみに、本実施形態では、車載用電動圧縮機が搭載されている車両は、例えばエンジンを有しており、車載用電動圧縮機及び車載用電動圧縮機の制御装置は、エンジンが収容されているスペース(例えば車両の前側スペース)内に搭載されている。
図1に示すように、車両空調装置100は、車載用電動圧縮機10と、車載用電動圧縮機10に対して冷媒を供給する外部冷媒回路101とを備えている。外部冷媒回路101は、例えば熱交換器及び膨張弁などを有している。車両空調装置100は、車載用電動圧縮機10によって冷媒が圧縮され、且つ、外部冷媒回路101によって冷媒の熱交換及び膨張が行われることによって、車内の冷暖房を行う。
なお、車両空調装置100は、当該車両空調装置100の全体を制御する空調ECU102を備えている。空調ECU102は、車内温度やカーエアコンの設定温度等を把握可能に構成されており、これらのパラメータに基づいて、車載用電動圧縮機10に対してON/OFF指令等といった各種指令を送信する。
車載用電動圧縮機10は、外部冷媒回路101から冷媒が吸入される吸入口11aが形成されたハウジング11と、ハウジング11に収容された圧縮部12及び電動モータ13とを備えている。
ハウジング11は、全体として略円筒形状であって、伝熱性を有する材料(例えばアルミニウム等の金属)で形成されている。ハウジング11には、冷媒が吐出される吐出口11bが形成されている。
圧縮部12は、吸入口11aからハウジング11内に吸入された冷媒を圧縮し、その圧縮された冷媒を吐出口11bから吐出させるものである。なお、圧縮部12の具体的な構成は、スクロールタイプ、ピストンタイプ、ベーンタイプ等任意である。
電動モータ13は、圧縮部12を駆動させるものである。電動モータ13は、例えばハウジング11に対して回転可能に支持された円柱状の回転軸21と、当該回転軸21に対して固定された円筒形状のロータ22と、ハウジング11に固定されたステータ23とを有する。回転軸21の軸線方向と、円筒形状のハウジング11の軸線方向とは一致している。ステータ23は、円筒形状のステータコア24と、当該ステータコア24に形成されたティースに捲回されたコイル25とを有している。ロータ22及びステータ23は、回転軸21の径方向に対向している。
図1に示すように、車載用電動圧縮機10は、電動モータ13を駆動制御する制御装置30を備えている。当該制御装置30が「車載用電動圧縮機の制御装置」に対応する。制御装置30は、電動モータ13への電力供給を行う駆動制御回路としてのインバータ31と、当該インバータ31が収容されたケース32とを備えている。電動モータ13のコイル25とインバータ31とは図示しないコネクタ等によって接続されている。
ケース32は、伝熱性を有する材料(例えばアルミニウム等の金属)で形成された板状のベース部材41と、当該ベース部材41に対して組み付けられた有底筒状のカバー部材42とを有する。ベース部材41は、ハウジング11、詳細にはハウジング11の軸線方向の両壁部のうち吐出口11bとは反対側の壁部11cに対して接触しており、その状態で固定具としてのボルト43によってハウジング11に固定されている。これにより、制御装置30(詳細にはケース32)がハウジング11に取り付けられている。すなわち、本実施形態の車載用電動圧縮機10には、制御装置30が一体化されている。
ちなみに、ケース32とハウジング11とは接触しており、両者は熱的に結合している。つまり、制御装置30は、ハウジング11と熱的に結合する位置に配置されている。なお、ケース32内の空間とハウジング11内の空間とを連通する連通孔等は設けられておらず、ケース32内には、冷媒が直接流入されないようになっている。
インバータ31は、例えばベース部材41に固定された回路基板51と、当該回路基板51と電気的に接続されたパワーモジュール52とを備えている。回路基板51には、各種電子部品及び配線パターンが実装されており、例えばケース32内の雰囲気温度を測定する温度センサ53が実装されている。ケース32におけるカバー部材42の外面にはコネクタ54が設けられており、回路基板51とコネクタ54とが電気的に接続されている。コネクタ54を介して、外部電源としてのDC電源Eからインバータ31に電力供給が行われるとともに、空調ECU102とインバータ31とが電気的に接続されている。
図2に示すように、電動モータ13のコイル25は、例えばu相コイル25u、v相コイル25v及びw相コイル25wを有する三相構造となっている。各コイル25u〜25wは例えばY結線されている。
パワーモジュール52は、u相コイル25uに対応するu相パワースイッチング素子Qu1,Qu2と、v相コイル25vに対応するv相パワースイッチング素子Qv1,Qv2と、w相コイル25wに対応するw相パワースイッチング素子Qw1,Qw2と、を備えている。各パワースイッチング素子Qu1,Qu2,Qv1,Qv2,Qw1,Qw2(以降単に各パワースイッチング素子Qu1〜Qw2と示す)は例えばIGBTである。
各u相パワースイッチング素子Qu1,Qu2は接続線を介して互いに直列に接続されており、その接続線は、u相コイル25uに接続されている。そして、各u相パワースイッチング素子Qu1,Qu2の直列接続体に対してDC電源Eからの直流電力が入力されている。なお、他のパワースイッチング素子Qv1,Qv2,Qw1,Qw2については、対応するコイルが異なる点を除いて、u相パワースイッチング素子Qu1,Qu2と同様の接続態様であるため、詳細な説明を省略する。なお、インバータ31は、DC電源Eに対して並列に接続された平滑コンデンサC1を有している。
インバータ31は、パワーモジュール52(詳細には各パワースイッチング素子Qu1〜Qw2のスイッチング動作)を制御する制御部55を備えている。制御部55は、各パワースイッチング素子Qu1〜Qw2を周期的にON/OFFさせることにより、電動モータ13を駆動、つまり回転させる。
図2に示すように、制御装置30は、電動モータ13に流れる電流であるモータ電流Iを検出し、その検出結果を制御部55に送信する電流検出部としてのモータ電流検出部56を備えている。これにより、制御部55は、モータ電流Iを把握可能となっている。なお、モータ電流Iは、インバータ31の出力電流とも言える。
ここで、制御部55は、空調ECU102と電気的に接続されている。空調ECU102は、車内温度や設定温度等に基づいて、電動モータ13の目標回転数rtを設定し、当該目標回転数rtに関する指令を制御部55に送信する。制御部55は、空調ECU102から目標回転数rtに関する指令を受信した場合には、現在の負荷トルク等を考慮して、電動モータ13の回転数rが目標回転数rtとなるためのモータ電流Iを目標電流値Ixとして設定する。そして、制御部55は、モータ電流検出部56の検出結果に基づいて、モータ電流I(詳細には各パワースイッチング素子Qu1〜Qw2のON/OFFのデューティ比)を可変制御することにより、モータ電流Iを目標電流値Ixに近づける(好ましくは一致させる)。
図2に示すように、温度センサ53は、その測定結果を制御部55に送信する。制御部55は、温度センサ53により測定された測定温度に基づいて制御装置30の温度としてインバータ温度Tを把握する。
ここで、本実施形態では、インバータ温度Tとは例えばパワーモジュール52(詳細には各パワースイッチング素子Qu1〜Qw2)の温度である。詳細には、制御部55は、温度センサ53の測定温度とパワーモジュール52の温度との相関関係に関するデータを有しており、当該データを参照することにより、温度センサ53の測定結果に対応したパワーモジュール52の温度を把握し、その把握された温度をインバータ温度Tとする。つまり、温度センサ53は、制御装置30の温度としてのインバータ温度Tを把握するのに用いられるものである。
なお、インバータ温度Tについては、上記に限られず、制御装置30に関する温度であれば任意であり、例えば温度センサ53によって測定された測定温度そのもの、すなわちケース32内の雰囲気温度であってもよいし、回路基板51に実装された他の部品の温度であってもよい。
図2に示すように、制御装置30の制御部55は、電動モータ13の印加電圧とモータ電流Iとに基づいて電動モータ13にて発生する逆起電力を推定し、推定された逆起電力に基づいてロータ22の回転位置を把握する位置把握部55aを備えている。制御部55は、位置把握部55aによって把握されるロータ22の回転位置に基づいて各パワースイッチング素子Qu1〜Qw2のON/OFF制御を行う。
ここで、車載用電動圧縮機10が車両に搭載されている関係上、電動モータ13に付与される負荷トルクは、車両の走行状況や周囲の環境等に応じて変動する。このため、電動モータ13の回転数rが同一であっても、負荷トルクに応じて、目標電流値Ixは異なる。このため、負荷トルクによっては、電動モータ13の回転数rが比較的低い場合であっても、モータ電流Iが高くなる場合がある。この場合、制御装置30(詳細にはパワーモジュール52)にて発生する発熱量が大きくなるため、インバータ温度Tが上昇し、その結果、電動モータ13の駆動制御に支障をきたすおそれがある。また、何らかの異常等によってインバータ31の出力電流であるモータ電流Iが過度に高くなった状態が継続されると、パワーモジュール52等といったインバータ31の構成部品に異常が生じ得る。
これに対して、本実施形態の制御部55は、上記のような事態が発生しないように、保護制御を行っている。詳細には、制御部55は、閾値電流値Ith以下となるようにモータ電流Iを制御し、更にモータ電流Iが過電流判定値Is以上となった場合には電動モータ13を停止させるように構成されている。
ここで、図3を用いて閾値電流値Ith及び過電流判定値Isについて説明する。
まず、閾値電流値Ithについて説明すると、図3の実線に示すように、閾値電流値Ithは、インバータ温度Tに応じて異なる値に設定されるものである。詳細には、閾値電流値Ithは、インバータ温度Tが予め定められた第1閾値温度(閾値温度)T1以下である場合には一定値の最高閾値電流値Ith1に設定され、インバータ温度Tが第1閾値温度T1よりも高い場合にはインバータ温度Tが高くなるに従って徐々に低くなるように設定されている。
ここで、第1閾値温度T1よりも高い温度範囲は、第1閾値温度T1から第2閾値温度T2までの範囲、第2閾値温度T2から第3閾値温度T3までの範囲、第3閾値温度T3から第4閾値温度T4までの範囲、及び第4閾値温度T4から第5閾値温度T5までの範囲に区分けされている。そして、閾値電流値Ithは、上記範囲ごとに傾きが異なる直線となっている。詳細には、閾値電流値Ithの傾きは、高い温度範囲ほど大きくなるように設定されている。
なお、閾値電流値Ithの具体的な数値については、任意であるが、例えばインバータ31を構成する部品(例えばパワーモジュール52)の熱特性とインバータ温度Tとに対応させて設定されてもよい。例えば、閾値電流値Ithは、モータ電流Iが当該閾値電流値Ithである場合にインバータ温度Tの上昇が抑制されるように、モータ電流Iが閾値電流値Ithである場合のパワーモジュール52の発熱量及びパワーモジュール52の熱抵抗等に対応させて設定されてもよい。また、閾値電流値Ithは、インバータ温度Tがパワーモジュール52の耐熱温度に近づくほど低くなるように設定される。
また、第5閾値温度T5は最低閾値電流値Ith2に対応するインバータ温度Tである。最低閾値電流値Ith2は、例えば電動モータ13を駆動させるために最低限必要なモータ電流Iである。このため、インバータ温度Tが第5閾値温度T5よりも高い場合には、モータ電流Iは最低閾値電流値Ith2よりも低くなり、電動モータ13を駆動させることができない。よって、制御部55は、インバータ温度Tが第5閾値温度T5よりも高い場合には、電動モータ13を停止させる。本実施形態では、第5閾値温度T5が「停止契機温度」に対応し、制御部55が「温度停止制御部」に対応する。
次に、過電流判定値Isについて説明すると、図3の二点鎖線に示すように、過電流判定値Isは、閾値電流値Ithに対して所定量δIだけ高い値に設定されている。本実施形態では、所定量δIは、インバータ温度Tに応じて変動しない固定値である。この場合、過電流判定値Isは、インバータ温度Tが第1閾値温度T1以下である場合には一定値(最大値)となっている。そして、インバータ温度Tが第1閾値温度T1よりも高い場合には、インバータ温度Tが高くなるに従って閾値電流値Ithが低くなることに対応させて、過電流判定値Isもインバータ温度Tが高くなるに従って低く設定されている。なお、過電流判定値Isは、例えばパワーモジュール52の定格電流値等に基づいて設定される。
ちなみに、制御部55は、上述したインバータ温度Tと、閾値電流値Ith及び過電流判定値Isとの相関関係を示すデータを有しており、そのデータを参照することにより、インバータ温度Tに対応する閾値電流値Ith及び過電流判定値Isを設定する。
なお、上記データの具体的な構成については任意であるが、例えば上記データは、各閾値温度T1〜T5に対応する閾値電流値Ithが設定されたマップデータであってもよい。この場合、制御部55は、例えば線形補間によってインバータ温度Tに対応する閾値電流値Ith及び過電流判定値Isを設定する。詳細には、制御部55は、上記マップデータを参照することにより、把握されたインバータ温度Tが含まれる温度範囲の上限値及び下限値を規定する2つの閾値温度に対応する2つの閾値電流値Ithを特定する。そして、制御部55は、上記2つの閾値電流値Ithから直線を導出し、当該直線からインバータ温度Tに対応する閾値電流値Ithを導出して設定する。また、制御部55は、導出された閾値電流値Ithに対して所定量δIを加算することにより、過電流判定値Isを導出して設定する。なお、上記構成に限られず、上記データは関数データであってもよい。
制御部55は、上記のように設定された閾値電流値Ith及び過電流判定値Isを用いて、インバータ31の過度な発熱及び過電流を抑制しつつ、モータ電流Iを目標電流値Ixに近づける電動モータ制御処理を実行している。当該電動モータ制御処理について図4を用いて詳細に説明する。なお、電動モータ制御処理は、電動モータ13の回転中、所定の周期で定期的に実行される。
図4に示すように、制御部55は、ステップS101にて、現在のインバータ温度Tを把握する。詳細には、制御部55は、温度センサ53にて測定された測定温度を把握し、その測定温度とインバータ温度Tとの相関関係を示すデータを参照することにより現在のインバータ温度Tを把握する。制御部55がステップS101の処理を実行する機能が「温度把握部」の機能に対応する。
続くステップS102では、制御部55は、ステップS101にて把握されたインバータ温度Tに対応する過電流判定値Isを設定する。インバータ温度Tに対応する過電流判定値Is及び閾値電流値Ithを設定する具体的な構成については、既に説明した通りであるため、詳細な説明は省略する。
そして、制御部55は、ステップS103にて、モータ電流検出部56によって検出された現在のモータ電流IがステップS102にて設定された過電流判定値Is以上であるか否かを判定する。
制御部55は、モータ電流Iが過電流判定値Is以上である場合には、ステップS103を肯定判定し、ステップS104に進む。そして、制御部55は、ステップS104にて、電動モータ13を停止させて本電動モータ制御処理を終了する。制御部55がステップS103及びステップS104の処理を実行する機能が「停止制御部」の機能に対応する。
一方、制御部55は、モータ電流Iが過電流判定値Is未満である場合には、ステップS103を否定判定し、ステップS105〜ステップS109にて、現在の状況(インバータ温度T)に対応させてモータ電流Iを制御する処理を実行する。
詳細には、制御部55は、まずステップS105にて目標電流値Ixを把握する。目標電流値Ixは、既に説明した通り、空調ECU102からの指示される目標回転数rtや負荷トルク等に対応させて設定されるパラメータであり、インバータ温度Tに応じて設定されない。
ここで、前回の電動モータ制御処理にて既に目標電流値Ixが設定されている場合がある。この場合、制御部55は、ステップS105では、今回把握された目標電流値Ixと前回の電動モータ制御処理にて把握された目標電流値Ixとが異なる場合には、目標電流値Ixを今回把握された目標電流値Ixに更新する。一方、制御部55は、今回把握される目標電流値Ixと前回の電動モータ制御処理にて把握された目標電流値Ixとが同一である場合には、前回把握された目標電流値Ixを維持する更新を行う。
続くステップS106では、制御部55は、ステップS101にて把握されたインバータ温度Tに応じた閾値電流値Ithを設定する。ここで、制御部55は、前回の電動モータ制御処理にて既に閾値電流値Ithが設定されている場合、ステップS106では、前回の電動モータ制御処理にて設定された閾値電流値Ithから、今回の電動モータ制御処理にて把握されたインバータ温度Tに応じた閾値電流値Ithに更新する。制御部55がステップS106の処理を実行する機能が「閾値電流値設定部」の機能に対応する。
そして、制御部55は、ステップS107に進み、ステップS105にて把握された目標電流値IxがステップS106にて設定された閾値電流値Ith以下であるか否かを判定する。
制御部55は、目標電流値Ixが閾値電流値Ith以下である場合には、ステップS108に進み、モータ電流Iが目標電流値Ixとなるように、モータ電流検出部56の検出結果に基づいてモータ電流Iを制御して本電動モータ制御処理を終了する。
一方、制御部55は、目標電流値Ixが閾値電流値Ithよりも高い場合には、ステップS109に進み、モータ電流Iが閾値電流値Ithとなるように、モータ電流検出部56の検出結果に基づいてモータ電流Iを制御して本電動モータ制御処理を終了する。
すなわち、制御部55は、目標電流値Ix及び閾値電流値Ithを順次更新し、目標電流値Ixが閾値電流値Ith以下である場合にはモータ電流Iを目標電流値Ixに設定する一方、目標電流値Ixが閾値電流値Ithよりも高い場合にはモータ電流Iを閾値電流値Ithに制限する。制御部55がステップS107〜ステップS109の処理を実行する機能が「モータ電流制御部」の機能に対応する。
次に本実施形態の作用について図5を用いて説明する。図5(a)はインバータ温度Tの時間変化を模式的に示すグラフであり、図5(b)はモータ電流Iの時間変化を模式的に示すグラフであり、図5(c)は電動モータ13の回転数rの時間変化を模式的に示すグラフである。図5(b)においては、モータ電流Iを実線で示し、閾値電流値Ithを二点鎖線で示す。
ここで、説明の便宜上、t0のタイミングからt2のタイミングまでの期間における負荷トルクである第1負荷トルクは、t2のタイミング以降の期間における負荷トルクである第2負荷トルクよりも高いものとする。この場合、図5(b)における第1目標電流値Ix1は第1負荷トルクに対応しており、第2目標電流値Ix2は第2負荷トルクに対応している。第1負荷トルクは第2負荷トルクよりも高い関係上、第1目標電流値Ix1は第2目標電流値Ix2よりも高い。また、目標回転数rtは一定とする。
図5(a)〜図5(c)に示すように、t0のタイミングにおいては、インバータ温度Tは比較的低くなっている。この場合、モータ電流Iは第1目標電流値Ix1であり、且つ、電動モータ13の回転数rは目標回転数rtとなっている。また、図5(b)に示すように、閾値電流値Ithは、第1目標電流値Ix1よりも高くなっている。
その後、図5(a)及び図5(b)に示すように、インバータ温度Tが上昇すると、閾値電流値Ithが低くなる。そして、t1のタイミングにて、閾値電流値Ithと第1目標電流値Ix1とが一致する。その後、インバータ温度Tの上昇に伴って閾値電流値Ithが低下することに対応させて、モータ電流Iは第1目標電流値Ix1よりも低下する。この場合、発生トルクが負荷トルクよりも低くなると、図5(c)に示すように、電動モータ13の回転数rは目標回転数rtよりも低下し、発生トルクと負荷トルクとが釣り合うような値となる。
その後、モータ電流Iがある程度低下すると、インバータ温度Tが低下し始める。すると、閾値電流値Ithは上昇し、これに伴ってモータ電流Iは上昇する。閾値電流値Ithの上昇に伴ってモータ電流Iが上昇すると、再度インバータ温度Tが上昇する。すると、閾値電流値Ithが低下し、それに伴ってモータ電流Iが低下する。つまり、モータ電流Iは、インバータ温度Tに応じて変動する閾値電流値Ithに追従する。
以上のことから、インバータ温度T、モータ電流I及び電動モータ13の回転数rは、減衰しながら所定の平衡値に近づいていく。この場合、モータ電流Iと電動モータ13の回転数rとは略同位相の波形となり、インバータ温度Tと、モータ電流I及び電動モータ13の回転数rとは略逆位相の波形となる。
その後、t2のタイミングにて、負荷トルクが第1負荷トルクから当該第1負荷トルクよりも低い第2負荷トルクに移行し始めると、図5(b)及び図5(c)に示すように、モータ電流Iは閾値電流値Ithに追従し、回転数rは上昇する。
その後、t3のタイミングにて、回転数rが目標回転数rtと一致すると、図5(b)に示すように、モータ電流Iが閾値電流値Ithから第2目標電流値Ix2に向けて低下し始める。そして、モータ電流Iは第2目標電流値Ix2に設定される。この場合、図5(a)に示すように、モータ電流Iが低下し始めると、インバータ温度Tは徐々に低下する。このため、図5(b)の二点鎖線に示すように、閾値電流値Ithは徐々に上昇し、その後、最高閾値電流値Ith1にて一定となる。
以上詳述した本実施形態によれば以下の効果を奏する。
(1)車載用電動圧縮機10に設けられた電動モータ13を駆動制御する制御装置30は、温度センサ53と、電動モータ13に流れる電流であるモータ電流Iを検出するモータ電流検出部56とを備えている。制御装置30の制御部55は、温度センサ53を用いて制御装置30の温度としてのインバータ温度Tを把握し、インバータ温度Tに応じた閾値電流値Ithを設定する。そして、制御部55は、モータ電流Iが閾値電流値Ith以下となるように、モータ電流検出部56の検出結果に基づいてモータ電流Iを制御する。これにより、インバータ温度Tの過度な上昇(すなわち制御装置30の過度な発熱)を好適に抑制できる。
詳述すると、既に説明した通り、電動モータ13の回転数rを目標回転数rtにするためのモータ電流Iは、負荷トルク等に応じて変動する。このため、仮にインバータ温度Tの上昇に対応させて電動モータ13の回転数rを低下させたとしても、負荷トルクによってはモータ電流Iが所望の電流値(閾値電流値Ith)まで低下せず、インバータ温度Tが過度に高くなってしまう場合があり得る。また、負荷トルクによっては、モータ電流Iが閾値電流値Ithよりも過度に低下して、電動モータ13の回転数rが必要以上に低下する場合もあり得る。
これに対して、本実施形態では、インバータ温度Tに応じてモータ電流Iを直接制御する構成であるため、負荷トルクに関わらず、モータ電流Iを閾値電流値Ith以下にすることができる。これにより、負荷トルクの変動に関わらず、インバータ温度Tの過度な上昇を抑制できる。よって、インバータ温度Tが第5閾値温度T5よりも高くなり、電動モータ13が停止してしまうといった事態を回避したり、インバータ温度Tが第5閾値温度T5よりも高くなるまでの期間を長くすることを通じて電動モータ13が停止するまでの期間を長くしたりできる。
また、基本的に電動モータ13の回転数rは、空調ECU102によって決定されるものである。このため、制御部55が回転数rを制御する構成とすると、制御装置30だけでなく車両空調装置100のシステム全体に影響が及び、各種設計が煩雑なものとなる。これに対して、本実施形態では、制御対象がモータ電流Iであるため、制御装置30(制御部55)の設計で対応でき、空調ECU102等の設計変更が少なくて済む。また、閾値電流値Ithは加速レート等と比較して比較的容易に計算できる。これにより、比較的簡単に上記効果を実現できる。
(2)制御部55は、モータ電流Iの目標値である目標電流値Ixが閾値電流値Ith以下である場合にはモータ電流Iを目標電流値Ixにする一方、目標電流値Ixが閾値電流値Ithよりも高い場合にはモータ電流Iを閾値電流値Ithに制限する。これにより、目標電流値Ixが閾値電流値Ith以下である場合には、電動モータ13の回転数rを目標回転数rtにすることができ、所望の冷媒流量の吐出が可能となる。一方、目標電流値Ixが閾値電流値Ithよりも高い場合には、モータ電流Iは閾値電流値Ithに制限される。これにより、インバータ温度Tの過度な上昇を抑制することができる。
特に、本実施形態では、インバータ温度Tに応じて、目標電流値Ixではなく、モータ電流Iの上限値である閾値電流値Ithが設定される。これにより、インバータ温度Tの上昇を抑制しつつ、可能な限り、電動モータ13の回転数rが目標回転数rtに設定された状態を維持することができる。
詳述すると、例えばインバータ温度Tに応じて、閾値電流値Ithではなく目標電流値Ixを制御する構成では、インバータ温度Tの変動に対しては好適に対応できる一方、インバータ温度Tに応じて目標電流値Ixが変更されるため、電動モータ13の回転数rが目標回転数rtからずれ易い。
これに対して、本実施形態では、目標電流値Ixは、目標回転数rtに応じて変更される一方、インバータ温度Tに応じて変更されない。そして、目標電流値Ixが閾値電流値Ith以下である状況では、モータ電流Iは目標電流値Ixに設定されており、モータ電流Iを制限する必要が生じた場合(詳細には目標電流値Ixが閾値電流値Ithよりも高い場合)にのみモータ電流Iが目標電流値Ixから閾値電流値Ithに変更される。これにより、インバータ温度Tの過度な上昇を抑制しつつ、インバータ温度Tに起因して電動モータ13の回転数rが目標回転数rtからずれる事態を回避できる。
(3)制御部55は、電動モータ13の回転中、インバータ温度Tに応じて閾値電流値Ithを更新する。そして、制御部55は、モータ電流Iが目標電流値Ix又は更新された閾値電流値Ithとなるようにモータ電流Iを制御する。これにより、電動モータ13の回転中におけるインバータ温度Tの変動に追従することができる。よって、電動モータ13の回転中、閾値電流値Ith以下の範囲内で可能な限り、モータ電流Iを目標電流値Ixに近づけることができる。
(4)特に、閾値電流値Ithは、インバータ31を構成する部品(詳細にはパワーモジュール52)の熱特性に基づいて設定されるものであって、その時点(インバータ温度T)において許容されるモータ電流Iの上限値である。このため、モータ電流Iが閾値電流値Ithであることは、制御装置30がその時点において出力可能な最大電流を出力していることを意味する。よって、インバータ温度Tが過度に上昇しない範囲で、可能な限り、モータ電流Iを目標電流値Ixに近づけることができる。
(5)制御部55は、モータ電流検出部56により検出されるモータ電流Iが過電流判定値Is以上である場合には電動モータ13を停止させる。これにより、制御装置30を構成する部品に過電流が流れた状態で電動モータ13の運転が継続されることを抑制できる。そして、過電流判定値Isは、閾値電流値Ithよりも高く設定されたパラメータであって、閾値電流値Ithが低くなるに従って低くなるように閾値電流値Ithに対応させて設定されている。よって、過電流に対して好適に対応することができる。
詳述すると、仮に過電流判定値Isが閾値電流値Ithに関わらず一定値に設定されていると、インバータ温度Tに応じて閾値電流値Ithと過電流判定値Isとの差が大きく変動してしまう場合がある。この場合、上記差が過度に大きくなると、過電流が流れているにも関わらず電動モータ13の運転が継続されてしまう不都合が生じ得る一方、上記差が過度に小さくなると、ノイズ等の影響によって電動モータ13が誤って停止してしまう不都合が生じ得る。
これに対して、本実施形態では、過電流判定値Isは、インバータ温度Tの変動に伴う閾値電流値Ithの変動に追従するように設定されているため、上記差の変動を抑制することができ、それを通じて上記不都合を抑制することができる。
なお、念のため、過電流判定値Isに基づく制御と閾値電流値Ithに基づく制御との違いについて説明すると、過電流判定値Isは、インバータ31を構成する部品の定格電流値等に基づいて設定されるものであって閾値電流値Ithとは別に設定されるパラメータである。そして、モータ電流Iが過電流判定値Is以上である場合には、インバータ31を構成する部品に過度な負担が付与されている蓋然性が高いため、直ちに電動モータ13が停止する。
これに対して、閾値電流値Ithは、インバータ温度Tの過度な上昇を抑制するためのパラメータであって、過電流判定値Isよりも低く設定されている。そして、仮に目標電流値Ixが閾値電流値Ithよりも高い場合には、モータ電流Iが閾値電流値Ithに制限された状態で電動モータ13の運転が継続される。これにより、インバータ温度Tが第5閾値温度T5よりも高くなり電動モータ13が停止すること等を抑制できる。以上の通り、過電流判定値Isに基づく制御と閾値電流値Ithに基づく制御とは、その意味合いと電動モータ13の制御態様とが異なっている。
(6)閾値電流値Ithは、インバータ温度Tが第1閾値温度T1以下である場合には一定値である最高閾値電流値Ith1に設定される。一方、閾値電流値Ithは、インバータ温度Tが第1閾値温度T1よりも高い場合には、インバータ温度Tが高くなるに従って低く設定されている。これにより、第1閾値温度T1以下という比較的低い温度範囲では、閾値電流値Ithが最高閾値電流値Ith1で一定となっているため、閾値電流値Ithの設定の容易化を図ることができる。
一方、比較的高い温度範囲である第1閾値温度T1よりも高い温度範囲では、インバータ温度Tの上昇に伴い閾値電流値Ithが低くなる。これにより、インバータ温度Tが高くなるほどパワーモジュール52の発熱量を小さくすることができるため、インバータ温度Tの過度な上昇を抑制できる。
(7)車載用電動圧縮機10は、電動モータ13が収容されるものであって、冷媒が吸入されるハウジング11を備えている。これにより、電動モータ13は、ハウジング11内に吸入される冷媒に直接晒されることになるため、電動モータ13を好適に冷却することができる。
かかる構成において、制御装置30は、ハウジング11に取り付けられている。これにより、制御装置30は、冷媒によって、ハウジング11を介して間接的に冷却される。詳述すると、制御装置30は、電動モータ13への電力供給を行うインバータ31と、インバータ31が収容されているケース32とを備えている。ケース32は、ハウジング11と熱的に結合する位置に配置されているが、ケース32内には冷媒が流入しない。このため、制御装置30(詳細にはインバータ31)は、冷媒に直接晒されない。よって、冷媒に直接晒される電動モータ13と比較して、制御装置30は冷却されにくい場合がある。
これに対して、本実施形態では、制御装置30の制御部55は、電動モータ13の温度ではなく当該制御装置30の温度(詳細にはインバータ温度T)に基づいて閾値電流値Ithを制御する。これにより、電動モータ13よりも冷却されにくい場合がある制御装置30を好適に保護できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 制御部55は、電動モータ13の回転数rが予め定められた下限回転数よりも低い場合には、電動モータ13を停止させてもよい。これにより、脱調に起因してモータ電流Iが過度に高くなることを抑制できる。
詳述すると、位置把握部55aが電動モータ13にて発生する逆起電力に基づいてロータ22の回転位置を把握する構成においては、電動モータ13の回転数rが低くなると、上記逆起電力が小さくなるため、ノイズの影響が大きくなり、位置把握の誤差が大きくなり易い。この場合、脱調する場合があり得る。脱調すると、モータ電流Iの制御に支障が生じ、モータ電流Iが閾値電流値Ithや過電流判定値Isよりも高くなる場合があり得る。これに対して、電動モータ13の回転数rが下限回転数よりも低い場合には、電動モータ13を停止させることにより、脱調する前に電動モータ13を停止させることができる。これにより、脱調に伴う過電流を抑制することができる。
○ 実施形態では、制御部55は、電動モータ13の回転中にモータ電流Iが閾値電流値Ith以下となるように、モータ電流検出部56の検出結果に基づくモータ電流Iの制御を実行する構成であったが、電動モータ13の回転中だけでなく、電動モータ13の起動時においても上記制御を実行してもよい。また、制御部55は、上記制御を電動モータ13の回転中のみに実行してもよい。
○ 閾値電流値Ithは、全体として、インバータ温度Tが高くなるに従って低くなっていれば、その具体的な設定態様は任意である。例えば、閾値電流値Ithは、インバータ温度Tが第1閾値温度T1以下である場合において、インバータ温度Tが低くなるに従って高くなるように設定されていてもよいし、インバータ温度Tが第1閾値温度T1よりも高い場合において、インバータ温度Tが高くなるに従って一定の傾きで低くなるように設定されていてもよい。また、閾値電流値Ithは、インバータ温度Tが高くなるに従って低くなる階段関数であってもよい。
○ 制御部55は、モータ電流Iを常に目標電流値Ix又は更新された閾値電流値Ithにする構成であったが、これに限られない。例えば、制御部55は、モータ電流Iが閾値電流値Ithにより制限された後、閾値電流値Ithが高くなった状況においては、モータ電流Iと閾値電流値Ithとの差が予め定められた特定量以上となるまでモータ電流Iを高くすることを禁止してもよい。これにより、制御装置30を十分に冷却させることができるので、モータ電流Iの変動が減り回転数rの変動も減らすことができる。この場合、制御部55は、モータ電流Iと閾値電流値Ithとの差が予め定められた特定量以上となったことに基づいて、モータ電流Iを目標電流値Ix又は閾値電流値Ithに制限するとよい。
なお、上記別例において、制御部55は、モータ電流Iが目標電流値Ixよりも低い状況においてモータ電流Iが更新された閾値電流値Ithよりも高い場合には、モータ電流Iを更新された閾値電流値Ithにするとよい。
○ 過電流判定値Isと閾値電流値Ithとの差である所定量δIは、インバータ温度Tに対して可変値であってもよい。また、過電流判定値Isは、閾値電流値Ithに関わらず一定値であってもよい。
○ 閾値電流値Ithの更新条件は任意であり、例えばインバータ温度Tが予め定められた規定温度以上変動した場合等であってもよい。
○ 車載用電動圧縮機10は、ロータ22の回転位置を検出するセンサを有してもよい。この場合、位置把握部55aを省略できる。
○ 温度センサ53の取付位置は任意であり、例えば回路基板51においてベース部材41寄りの位置であってもよい。また、温度センサ53は、パワーモジュール52のようにベース部材41と接触する状態で配置されていてもよい。なお、温度センサ53の取付位置(換言すれば温度センサ53の測定箇所)が変わることに伴い、測定温度とインバータ温度Tとの相関関係が変わる場合があり得る。この場合、制御部55は、上記取付位置に対応する上記相関関係を予め把握しておく必要がある。
○ ハウジング11に対する制御装置30の取付位置は、任意であり、例えばハウジング11におけるステータ23の外周面と対向する部分の外面等でもよい。
○ 車両における車載用電動圧縮機10の搭載位置及び制御装置30の搭載位置は任意である。また、車載用電動圧縮機10及び制御装置30が搭載される車両は任意であり、例えば、エンジンが搭載されていない電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)等であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる好適な一例について以下に記載する。
(イ)目標電流値は、目標回転数や負荷トルクに応じて変更される一方、車載用電動圧縮機の制御装置の温度に応じて変更されないとよい。
(ロ)車載用電動圧縮機は、電動モータが収容されているものであって冷媒が吸入されるハウジングを有しており、車載用電動圧縮機の制御装置はハウジングに取り付けられているとよい。
(ハ)モータ電流制御部による制御は、電動モータの回転中に行われるとよい。
(ニ)温度把握部によって把握される車載用電動圧縮機の制御装置の温度が予め定められた停止契機温度よりも高い場合には電動モータを停止させる温度停止制御部を備えているとよい。
10…車載用電動圧縮機、11…ハウジング、12…圧縮部、13…電動モータ、30…制御装置(車載用電動圧縮機の制御装置)、31…インバータ、52…パワーモジュール、55…制御部、56…モータ電流検出部(電流検出部)、100…車両空調装置、T…インバータ温度(車載用電動圧縮機の制御装置の温度)、T1…第1閾値温度(閾値温度)、I…モータ電流、Ith…閾値電流値、Ix…目標電流値、Is…過電流判定値。

Claims (4)

  1. 車載用電動圧縮機に設けられた電動モータを駆動制御する車載用電動圧縮機の制御装置であって、
    前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度を把握する温度把握部と、
    前記電動モータに流れる電流であるモータ電流を検出する電流検出部と、
    前記温度把握部によって把握される前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度に応じた閾値電流値を設定する閾値電流値設定部と、
    前記モータ電流が前記閾値電流値以下となるように、前記電流検出部の検出結果に基づいて前記モータ電流を制御するモータ電流制御部と、を備え
    前記モータ電流制御部は、前記モータ電流の目標値である目標電流値が前記閾値電流値以下である場合には、前記モータ電流を前記目標電流値にする一方、前記目標電流値が前記閾値電流値よりも高い場合には、前記モータ電流を前記閾値電流値に制限し、
    前記モータ電流制御部は、前記モータ電流を前記閾値電流値に制限した後に、前記閾値電流値設定部により設定された閾値電流値が高くなった場合に、前記モータ電流と前記設定された閾値電流値との差が予め定められた特定量以上となったことに基づいて、前記モータ電流を高くすることを特徴とする車載用電動圧縮機の制御装置。
  2. 前記閾値電流値設定部は、前記電動モータの回転中、前記温度把握部の把握結果に応じて前記閾値電流値を更新するものであり、
    前記モータ電流制御部は、前記モータ電流が前記目標電流値又は更新された前記閾値電流値となるように前記モータ電流を制御する請求項に記載の車載用電動圧縮機の制御装置。
  3. 前記電流検出部により検出される前記モータ電流が前記閾値電流値よりも高く設定された過電流判定値以上である場合には前記電動モータを停止させる停止制御部を備え、
    前記過電流判定値は、前記閾値電流値が低くなるに従って低く設定されている請求項1又は請求項2に記載の車載用電動圧縮機の制御装置。
  4. 前記閾値電流値は、
    前記温度把握部によって把握される前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度が予め定められた閾値温度以下である場合には、一定値である最高閾値電流値に設定され、
    前記温度把握部によって把握される前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度が前記閾値温度よりも高い場合には、前記車載用電動圧縮機の制御装置の温度が高くなるに従って低く設定される請求項1〜のうちいずれか一項に記載の車載用電動圧縮機の制御装置。
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