JP6302982B2 - 光拡散性光ファイバを採用した光結合型光学システムおよび方法 - Google Patents

光拡散性光ファイバを採用した光結合型光学システムおよび方法 Download PDF

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Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が引用されその全体が参照することにより本書に組み込まれる、2011年4月26日に出願された米国特許出願第13/094,221号および2011年10月10日に出願された米国特許出願第13/269,733号の優先権の利益を主張するものである。
本開示は一般に、光結合型光学システムに関し、特に、光拡散性光ファイバを採用した光結合型光学システムおよび方法に関する。
フラットスクリーンディスプレイを利用した電子ベースの装置の多様性がますます増加している。こういった装置のサイズは、最大でフラットスクリーンテレビから、最小の携帯電話などのハンドヘルド装置にまで及ぶ。
特定の種類のフラットスクリーンディスプレイでは、ディスプレイを見るために必要な光を内部光源が提供する。例えば、ある種類の液晶ディスプレイでは、アドレス指定可能な液晶ディスプレイ構造を裏から内部光源で照らし、かつ直交する偏光板がこの構造の両側に採用されている。他の種類のフラットスクリーンディスプレイは、バックライトまたは他の内部光源を備えずに代わりに室内光など外部光源からの周辺光を使用して動作する、反射型ディスプレイ(例えば、反射型液晶ディスプレイ)である。
周辺光を利用する反射型ディスプレイは特定の用途(例えば、いわゆる電子書籍用途)では魅力的であるが、このようなディスプレイは暗い環境では実用的でなく内部光源が必要になる。しかしながらこの内部光源は、ディスプレイを読取り可能にするのに十分な均一性および強度の照明を提供すると同時に、ディスプレイのコンパクト性および平面的な性質を維持するように構成されるべきである。
本開示の一実地の形態は、光結合型光学システムである。この光結合型光学システムは、実質的に平行な対向する上方表面および下方表面を備え、かつ第1屈折率を有している、透明シートを含んでいる。屈折率整合層が透明シートの下方表面に接触して配置され、かつこの屈折率整合層は第1屈折率と実質的に同一の第2屈折率を有している。この光結合型光学システムは、ガラスコアと、このガラスコアを包囲しているクラッドと、さらに長さとを有した、少なくとも1つの光拡散性光ファイバを備えている。このガラスコアは、光拡散性光ファイバの長さの少なくとも一部に沿ってガラスコアからクラッド外へと出てさらに透明シートに入る実質的に空間的に連続した光放射を提供するよう構成された、不規則に配列された空洞を有している。この少なくとも1つの光拡散性光ファイバは、屈折率整合層内に少なくとも部分的に配置されている。光結合型光学システムは、少なくとも1つの光拡散性光ファイバに光学的に接続されかつ少なくとも1つの光拡散性光ファイバ内へと光を放射する、少なくとも1つの光源を備え、この光は、光拡散性光ファイバから散乱光として散乱する導波光として、光拡散性光ファイバ内を移動する。少なくとも1つの光拡散性光ファイバは、散乱光が透明シートと屈折率整合層との内部を全反射で移動しかつ散乱光が透明シートの少なくとも1つの散乱フィーチャによって透明シートの上方表面から外へと散乱されるように、配置されている。
別の実施形態は、上方表面と下方表面とを有している透明シートの実質的に平面的な表面から照明を提供する方法である。この方法は、少なくとも1つの光拡散性光ファイバの少なくとも一部を、透明シートの下方表面に直接隣接している屈折率整合層内に配置するステップを含む。少なくとも1つの光拡散性光ファイバは、ガラスコアと、クラッドと、そして長さとを有している。ガラスコアの少なくとも一部が、光拡散性光ファイバの前記少なくとも一部に沿ってコアからクラッド外へと出て行く実質的に連続した光放射を提供するよう構成された、不規則に配列された空洞を備えている。この方法は、導波光が前記光放射をもたらすように少なくとも1つの光拡散性光ファイバのガラスコアに沿って光を送るステップであって、この放射された光が、透明シートと屈折率整合層との内部を全反射で移動するステップをさらに含む。この方法はさらに、透明シートと屈折率整合層との内部を移動している光の少なくとも一部を、透明シートの上方表面から外へと散乱させるステップを含む。
別の実施形態は光結合型光学システムであり、この光結合型光学システムは、実質的に平行な対向する上方表面および下方表面を備えかつ第1屈折率を有している、透明シートを含んでいる。屈折率整合層が透明シートの下方表面に接触して配置され、かつこの屈折率整合層は第1屈折率と実質的に同一の第2屈折率を有している。光を放射する光源が、屈折率整合層内に少なくとも部分的に配置された光拡散性光ファイバに光学的に結合されている。光拡散性光ファイバは、この光を導波光として運ぶ。この光拡散性光ファイバは、導波光を光拡散性光ファイバの外表面から散乱させることによって実質的に空間的に連続した光放射を提供するように構成された、不規則に配列された空洞を有している。この光拡散性光ファイバは、散乱された光が透明シートと屈折率整合層との内部を全反射で移動しかつ散乱された光が透明シートの少なくとも1つの散乱フィーチャによって透明シートの上方表面から外へと散乱されるように、配置されている。
別の実施形態は光結合型光学システムであり、この光結合型光学システムは、上方表面および下方表面を備えかつ第1屈折率を有している、透明シートを含んでいる。屈折率整合層が透明シートの下方表面に接触して配置され、かつこの屈折率整合層は第1屈折率と実質的に同一の第2屈折率を有している。光結合型光学システムは、光を放射する光源を含んでいる。光拡散性光ファイバが、屈折率整合層内に少なくとも部分的に配置され、かつ光源に光学的に結合されて光を導波光として運ぶ。この光拡散性光ファイバは、導波光を光拡散性光ファイバの外表面から散乱させることによって実質的に空間的に連続した光放射を提供するように構成された、不規則に配列された空洞を有している。この光拡散性光ファイバは、散乱された光が透明シートと屈折率整合層との内部を全反射で移動しかつ散乱された光が透明シートの少なくとも1つの散乱フィーチャによって透明シートの上方表面から外へと散乱されるように、配置されている。
さらなる特徴および利点は以下の詳細な説明の中に明記され、ある程度は、その説明から当業者には容易に明らかになるであろうし、あるいは、以下の詳細な説明、請求項、さらに添付の図面を含め、本書において説明されたようにこれを実施することにより認識されるであろう。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、請求項の本質および特徴を理解するための概要または構成を提供するよう意図されている実施形態を示していることを理解されたい。添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれかつその一部を構成する。請求項は、本明細書に組み込まれかつその一部を構成する。図面は種々の実施形態を示し、そしてその説明とともに、その原理および動作の説明に役立つ。
本開示による一例の光結合型光学システムの上面図 図1の光結合型光学システムの斜視図 一例の光拡散性光ファイバの断面図であって、中心コア部の詳細な断面図を含んでいる図 あるコアおよびクラッドの形状を有する光拡散性光ファイバの例の断面写真 異なるコアおよびクラッドの形状を有する光拡散性光ファイバの例の断面写真 図3Aに類似した、光散乱材料から成る外側層を含んだ光拡散性光ファイバの別の実施形態例を示した図 一例の光拡散性光ファイバの長さに沿った結合端部から終端部までの距離zの関数としてコア部の光強度IC(z)を概略的にプロットした図であって、散乱損失によるコア部内の光強度の降下を示している図 光拡散性光ファイバからの理想的な散乱光の強度IS(z)を概略的にプロットした図であって、散乱光の望ましい一定の強度ICONSTを距離zの関数として示している図 透明シートの縁部部分と透明シートの縁部に隣接して動作可能に配置された光拡散性光ファイバとの拡大断面図(X−Y平面) 図5Aに類似し、さらに反射部材を含んだ図であって、透明シートの縁部に結合されないはずであった散乱光の少なくとも一部を透明シートに結合させるように、反射部材を光拡散性光ファイバに対して動作可能に配置した図 図5Aに類似し、さらに屈折率整合材料を含んだ図であって、散乱光が屈折率整合材料を通って移動するように、屈折率整合材料が光拡散性光ファイバと透明シートとの間に配置されている図 図5Bに類似した図であって、屈折率整合材料を使用して光拡散性光ファイバと反射部材とを支持している実施形態例を示した図 図5Cに類似した図であって、クラッドの一部が光拡散性光ファイバの長さの少なくとも一部に沿ってこの光拡散性光ファイバから除去されてクラッド間隙を画成し、このクラッド間隙が屈折率整合材料で満たされている実施形態例を示した図 図5Dに類似した図であって、光拡散性光ファイバが、屈折率整合材料で満たされたクラッド間隙を含んでいる実施形態例を示した図 図5Aに類似した図であって、屈折率整合材料が、透明シートの縁部に貼り付けられた接着ストリップの形態である実施形態例を示した図 図5Gに類似し、クラッドの一部に接して動作可能に配置された反射部材をさらに含んでいる図 図5Gに類似した図であって、光拡散性光ファイバを透明シートに対して支持するよう構成された支持部材を含んでいる実施形態例を示した図 図5Gに類似した図であって、光拡散性光ファイバを透明シートに対して支持するよう構成された支持部材を含んでいる実施形態例を示した図 屈折率整合接着ストリップと光拡散性光ファイバとが透明シートの上方表面に隣接して存在している点を除いて、図5Gに類似している図 図5Kに類似し、屈折率整合材料が光拡散性光ファイバと、動作可能に配置された反射部材とを支持している図 図5Kに類似した図であって、透明シートの上方表面に接着された多数の光拡散性光ファイバを示している図 反射部材が存在せずかつ光拡散性光ファイバがクラッド間隙を有している点を除いて、図5Lに類似している図 図5Kに類似した図であって、透明シートの上方表面に接着された、図5Mで構成されているような多数の光拡散性光ファイバを示している図 図1に類似した図であって、屈折率整合材料が、光拡散性光ファイバの長さに沿った距離zの関数として変動する屈折率n200を有している実施形態例を示した図 光拡散性光ファイバの長さに沿った距離zに対する、屈折率整合材料の屈折率n200のプロファイルの例を示した図 図6Aに類似した図であって、屈折率整合材料の厚さが光ファイバの長さに沿った距離zに伴って変動する実施形態例を示した図 図6Aに類似した図であって、屈折率整合材料の厚さが光ファイバの長さに沿った距離zに伴って変動する実施形態例を示した図 図6Aに類似した図であって、光拡散性光ファイバが2つの光源に光学的に結合されている実施形態例を示した図 図6Aに類似した図であって、屈折率整合材料(見易いように斜線で図示されている)が連続的ではなく、光ファイバと透明シートとの間の光拡散性光ファイバの長さに沿った離散的位置に離散部分として提供されている実施形態例を示した図 図6Aに類似した図であって、透明シートの2つの縁部に隣接して光ファイバを存在させることができる曲げ部を光拡散性光ファイバが含んでいる実施形態を示した図 図7Aに類似した図であって、透明シートの異なる縁部に沿って、複数の光拡散性光ファイバを採用した実施形態例を示した図 図7Bに類似した図であって、非光拡散性光ファイバの端部を1つに纏めてファイバ束を形成した実施形態例を示した図 3つの光拡散性光ファイバと1つの非光拡散性光ファイバが纏ってファイバ束を形成し、かつ3つの光拡散性光ファイバが透明シートの全ての4つの縁部をカバーできるように構成されている、図7Cに類似した実施形態を示している図 本開示の光結合型光学システムを含んでいる一例のフラットスクリーン装置を示した分解斜視図 本開示による一例の光結合型光学システムの上面図 本開示による一例の光結合型光学システムの底面図 図9Aの光結合型光学システムの側面斜視図 図10の光結合型光学システムのY−Z平面で取った断面図 図9Aの光結合型光学システムの光学アセンブリの実施形態をX−Z平面で取った断面図であって、光学アセンブリが屈折率整合層を挟んでいる上方透明シートと下方透明シートとを有していることを示した図 図12Aに類似した図であって、光学アセンブリが上方シートと屈折率整合層と含みかつ下方シートを含んでいない実施形態例を示した図 反射部材がU字状でありかつ外周、上方シート、および屈折率整合層と接触して配置されている実施形態例を示している、光学アセンブリの端部部分の拡大断面図 図12Cに類似した図であって、反射部材が、外周、上方シート、および屈折率整合層から、エアギャップにより間を空けて離れている実施形態例を示した図 光拡散性光ファイバの一部が外周から延在していることを除いて、図12Dに類似している図 光拡散性光ファイバが屈折率整合層外に、その外周に隣接して存在していることを除いて、図12Eに類似している図 図12Cに類似した図であって、反射部材が傾斜部分を有している実施形態例を示した図 光学アセンブリの拡大断面図であって、光拡散性光ファイバ内を移動している導波光が、どのように光拡散性光ファイバの側面から放射され、また上方透明シートを通って移動するかを示している図 光拡散性光ファイバがX−Y平面において蛇行した形状を有している、光結合型光学システムの実施形態例の上面図 図14の光結合型光学システムの実施形態例の線CS1に沿った断面図であって、光拡散性光ファイバからの上方透明シートを通過する散乱光を示している図 図15Aに類似した図であって、光結合型光学システムが反射下方シートや側面反射体を含んでいる実施形態例を示した図 図12Bに類似した断面図であって、上方シートと屈折率整合層とを挟んでいる低屈折率層をさらに含み、かつ下方シートが拡散反射体を含んでいる、光学アセンブリの別の実施形態例を示した図 図16Aに類似した図であって、光拡散性光ファイバが屈折率整合層外に、これに隣接して存在している例を示した図 図16Aの光学アセンブリを含んだディスプレイスクリーン装置の実施形態例の断面図 光源が、光拡散性光ファイバに多重化装置を介して光学的に結合されている赤色、緑色、および青色の光放射体を含んでいる、一例の光源アセンブリの拡大図 3つの異なる光拡散性光ファイバが夫々赤色、緑色、および青色の光放射体に直接光学的に結合されていることを除いて、図18Aに類似している図
ここで本開示の好ましい実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。可能な限り、同様の構成要素または部分の参照に同じ参照番号を使用する。デカルト座標を、参照のためにいくつかの図に示す。
図1は、本開示による一例の光結合型光学システム6の上面図である。図2は、図1の光結合型光学システム6の斜視図である。システム6は概して、透明シート20と、透明シートに隣接して動作可能に配置された光拡散性光ファイバ50と、さらに光拡散性光ファイバに光学的に結合された光源100とを備えている。一例において光源100は、少なくとも1つの発光ダイオード(LED)または少なくとも1つのダイオードレーザを含む。光源100が放射する光102は、一例において350nmから1,000nmまでの波長範囲内のものであり、一方別の例では、公称380nm(紫)から750nm(赤)までなどの可視波長範囲内のものである。
透明シート20は、厚さTH22を画成する本体22と、対向する実質的に平面的かつ実質的に平行な上方および下方(すなわち、上下)表面24と、さらに長方形の透明シートでは4つの縁部26など、1以上の縁部26とを有している。透明シート20は、例えば、ガラス、プラスチック、コーニングのEAGLE XG(登録商標)、EAGLE(登録商標)、Gorilla(登録商標)などのディスプレイガラス、およびパイレックス(登録商標)ガラスの他、溶融シリカ、PPMAのようなプラスチック材料、または任意の他の透明材料から形成することができる。ここで「透明」という用語は、一般に、透明シートが少なくとも可視波長範囲の光102を透過し、さらに透明シート本体22の所与の厚さTH22において、吸収される光よりも透過する光の方が多いことを意味する。
一例において、透明シート本体22の厚さTH22は0.3mm以上であり、さらに別の例では0.7mm以上である。一例において、透明シート本体22の屈折率は、550nmで約1.5以上である。また一例において、上方および下方表面24のうちの1以上は、光102を散乱させるように設計された粗い部分を有する粗面でもよい。
システム6は、少なくとも1つの光拡散性光ファイバ50を含んでいる。この用語「光拡散」は、光の散乱が光拡散性光ファイバ50の長さの少なくとも一部に沿って実質的に空間的に連続であること、すなわち離散的(例えば、点)散乱に関連するような実質的な飛びまたは不連続性が存在しないことを意味する。すなわち、本開示において明記される実質的に連続な光放射または実質的に連続な光の散乱の概念は、空間的な連続性を言うものである。
一例において、光拡散性光ファイバ50は、結合端部52および終端部54を含んでいる。結合端部52および終端部54は、光拡散性光ファイバ50の長さLを画成する。結合端部52は、光源からの光102が導波光102Gとして光拡散性光ファイバ50内で移動するように、光源100に光学的に結合されている。光拡散性光ファイバ50は、透明シート縁部26および透明シート表面24のうちの少なくとも1つに隣接して配置されている。一例において、終端光学部材56が光拡散性光ファイバ50の終端部54に隣接して動作可能に配置されている。一例において、終端光学部材56は光102を吸収する光吸収体であり、一方別の例において終端光学部材56は、反射された導波光が光ファイバ50に沿って反対方向に、すなわち光源100に向かって移動するよう光102(例えば、導波光102G)を反射する、光反射体である。この例では、光アイソレータ(図示なし)を(例えば、光源100に隣接させて)採用し、光102が光源100に戻らないようにしてもよい。
図3Aは、中心コア部(「コア」)60CSと外側クラッド66とを有している、一例の光拡散性光ファイバ50の断面図であり、コアの構造例を詳細に示したものである。光拡散性光ファイバ50は、直径D60を有する中心(すなわち内側)コア領域60と、この中心コア領域を少なくとも部分的に包囲している、外側コア領域62とを含んでいる。中心コア領域60は、図3Aの下方差込み図に示したように不規則に配列された不規則なサイズの空洞64を含む環状の空洞領域60Vに包囲された、中心透明(固体)領域60Cを含んでいる。光拡散性光ファイバ50は、コア60CSを包囲しているクラッド領域66をさらに含んでいる。一例において、クラッド領域66は低屈折率ポリマーから作られ、一方コア60CSはシリカを含む。
不規則に配列された不規則なサイズの空洞64(「不規則な空気ライン(air lines)」または「ナノ構造体(nanostructures)」または「ナノサイズ構造体(nano-sized structures)」とも称される)を有する光拡散性光ファイバの例は、米国特許第7,450,806号明細書および米国特許出願第12/950,045号明細書に記載されており、この特許および特許出願は参照することにより本書に組み込まれる。
一例において、中心透明領域60Cの公称屈折率は、波長550nmで約1.46である。また一例において、コアの直径DCSは、約125μmから300μmまでの範囲内である。さらに一例において、光拡散性光ファイバ50の直径D50は、0.2mm(200μm)から0.25mm(250μm)までの範囲内である。
図3Bおよび図3Cは実際の光ファイバコア60CSの断面写真であり、光ファイバの中心コア領域60および外側コア領域62の、2つの異なる構造を示している。異なる領域間の違いを強調するために、点線の円が写真に加えられている。図3Bの光ファイバコア60CSは、比較的小さい空洞64を含んだ比較的大きい環状空洞領域60Vを有し、その損失は約1.2dB/mである。図3Cの光ファイバコア60CSは、比較的大きい空洞64を含んだ比較的小さい環状空洞領域60Vを有し、その損失は約0.4dB/mである。図3Bおよび図3Cに示した両方のコア60CSにおいて、中心コア領域60および外側コア領域62はシリカであり、またクラッド66は低屈折率ポリマーである。これにより、LEDおよびレーザダイオードなどの光源との光結合に適した比較的高NAの光拡散性光ファイバ50が提供される。
光拡散性光ファイバ50の、散乱に起因する損失は、中心コア領域60および外側コア領域62の特定の構造に依存して0.2から60dB/mまで変動し得る。しかしながら、以下でより詳細に説明するが、本開示の実施形態は例えば最大約300dB/mまでのより大きな損失が得られるように光拡散性光ファイバ50を変更したものを含む。すなわち一例において、光拡散性光ファイバ50の損失は約0.2dB/mから約300dB/mまでの範囲内とすることができ、この損失は、250nmから2,000nmまでの波長範囲において実質的にスペクトル的に均一であり、また別の例では、可視波長すなわち「白色光」スペクトル範囲(例えば、公称380nmから750nm)に亘って実質的にスペクトル的に均一である。
図3Dは図3Aに類似した、光拡散性光ファイバ50の実施形態例を示したものである。図3Dの光拡散性光ファイバ50は、透明部60Cおよび空洞部60Vを有している中心コア領域60と、外側コア領域62とを含んでいる。クラッド66が外側コア領域62を包囲している。コア60CSはシリカを含み、一方クラッド66は低屈折率ポリマーから成る。
光拡散性光ファイバ50は、クラッド66を包囲する、アクリレートポリマー材料などの被覆層70をさらに含む。光拡散性光ファイバ50は、被覆層70を包囲している光散乱層72をさらに含む。光散乱層72は、任意の固体粒子、液滴、または気泡、あるいはこれらを組み合わせたものなど、光を散乱するための大きさを有する光散乱材料を含む。光散乱材料の具体的な例としては、リン、TiO2粒子、および効果的な角度間隔での散乱(すなわち、均一な角度の散乱)のためのアクリレート白インクなど、ドープポリマーが挙げられる。
再び図1および図2と、さらに図5Aの断面図を参照すると、一例において光拡散性光ファイバ50は、透明シート20の縁部26に隣接して動作可能に配置され、かつ縁部と接触させてもよいし、あるいは縁部から間を空けて間隙36を画成してもよい。一例において、間隙36の幅W36は、0mm(すなわち、光拡散性光ファイバ50は縁部26と接触している)から最大5mmまでの範囲内とし得る。
図1および図2のシステム10の一般的な動作中、光源100が光102を生成し、この光102が結合端部52で光拡散性光ファイバ50に結合され、それにより、終端部54に向かって光拡散性光ファイバに沿って移動する導波光102Gが形成される。しかしながら、導波光102Gが光拡散性光ファイバ50に沿って移動するとき、コア60を離れかつ(一実施の形態では)クラッド66から出て行く拡散光すなわち散乱光102Sが光ファイバの光拡散特性により生成され、それにより実質的に連続な散乱光102Sの光放射が光ファイバの長さの少なくとも一部に沿って提供される。一例において、光拡散性光ファイバ50の長さの上記部分は、透明シート20の対応する縁部26の長さにより画成される。
図4Aは、コア60内を移動している導波光102Gの強度Ic(z)を、光拡散性光ファイバ50に沿った距離zに対して概略的にプロットしたものである。強度Ic(z)は、光拡散性光ファイバ50の結合端部52での最大値IMAXから終端部54での最小値IMINまで単調に減少している。コア60からの散乱光102Sの強度IS(z)は、光の散乱が光拡散性光ファイバ50の長さに亘って均一であるとき、類似した形を有する。図4Aのプロットの形状は、個々の光拡散性光ファイバ50の損失特性により決定される。
図4Bは、散乱光102Sの理想的な強度IS(z)を概略的にプロットしたものであり、距離zの関数として、すなわち光拡散性光ファイバ50の長さに沿って、一定の強度ICONSTの望ましい散乱光を示している。一例においてICONSTは、公差範囲内、すなわち上限IUおよび下限ILの狭い強度範囲内で変動し得る。図4Bのプロットは、透明シート20に結合される散乱光102Sの量でもあり得、したがって、光拡散性光ファイバ50からの散乱光が不均一な強度プロファイルを有していたとしても、技術を用いて、散乱光が透明シート20に入る前にこの散乱光を調整してもよい。光拡散性光ファイバ50に沿った距離に伴って散乱光の強度ISと導波光102Gの強度ICとが低下するのを少なくとも部分的に補償する方法の例を以下で説明する。
一例において、光の散乱は等方性であるため、散乱光102Sの一部が透明シート縁部26の方に導かれてシート縁部で透明シート本体22に結合され、一方残りの部分は透明シート縁部から外れ、すなわち透明シート本体に結合されない。図面では説明を簡単にするため、透明シート本体22に結合される散乱光102Sの部分のみを図示している。透明シート本体22に結合された散乱光102Sの部分は、以下でより詳細に説明するような、フラットスクリーンディスプレイを含む様々な用途で照明光としての役目を果たし得る。
図5Bは図5Aに類似した図であり、反射表面142を有する反射部材140をさらに含んだものである。反射部材140は、透明シート20とは反対側で光拡散性光ファイバ50に隣接して配置されている。反射部材140は、透明シート20から外れることになるはずであった散乱光102Sを受け取り、さらにこの散乱光の少なくとも一部を、散乱かつ反射された光102SRとして透明シートの縁部26に向けて導く(反射する)よう(例えば、反射表面142の形状により)構成されている。すなわち、反射部材140は、光拡散性光ファイバ50内部での散乱プロセスの等方性の本質に起因して失われるはずであった散乱光(反射光)102SRの量を増加させるよう働く。
図5Cは図5Aに類似した図であり、散乱光102Sが屈折率整合材料を通って移動するように、光拡散性光ファイバ50と透明シート20との間に配置された屈折率整合材料200をさらに含んだものである(すなわち、屈折率整合材料は光路内に配置されている)。一例において、屈折率整合材料200の屈折率n200は、光拡散性光ファイバ50のコア60の屈折率(n60)と透明シート20の屈折率(n20)の間であり、例えば、(0.99)n60<n200<n20である。
一例において、屈折率整合材料200は、さらに光拡散性光ファイバ50を透明シート20に対して支持するように働く。一例において、屈折率整合材料200は接着特性を有している。n60の一例の値は、波長550nmで1.46であり、またn200の一例の値は、波長550nmで1.45から1.55までの範囲内である。屈折率整合材料の例としては、ポリマーベース接着剤、光硬化性ポリマー、およびエポキシ接着剤が挙げられる。
図5Dは図5Bに類似した図であり、屈折率整合材料200を使用して光拡散性光ファイバ50および反射部材140を支持している実施形態例を示している。一例では、反射部材140を、屈折率整合材料200の外面201上で支持してもよい。
図5Eは図5Cに類似した図であり、コア60CSが露出されるように、またはクラッドの厚さが大幅に薄くなるように、クラッド66の一部がその長さの少なくとも一部に沿って光拡散性光ファイバ50から除去された実施形態例を示している。クラッド66の除去された部分は、屈折率整合材料200で満たされているように図示されている、間隙68を形成する。コア60CSが露出している例では、コアの露出部分にシランを塗布してコアの表面を保護してもよい。
図5Eに示されている構造によれば、光拡散性光ファイバ50のコア60CSから放射される散乱光102Sの量が増加し、この増加した散乱光は、コアから外側へ実質的に放射状に間隙68内へと導かれる。この構造で光拡散性光ファイバ50の散乱損失を、例えば最大で上記の300dB/mなど、比較的高くなるようにすることができる。
図5Fは図5Dに類似した図であり、光拡散性光ファイバ50が屈折率整合材料200で満たされた間隙68を含んでいる実施形態例を示している。光の散乱は既に等方性ではなくなっているが、散乱されかつ反射された光102SRのように、反射部材140が散乱光の少なくとも一部を透明シート20内へと逆方向に反射する利点が依然得られることに留意されたい。
図5Gは図5Aに類似した図であり、屈折率整合材料200が、透明シート20の縁部26に貼り付けられた接着ストリップの形態である実施形態例を示している。屈折率整合接着ストリップ200は、光拡散性光ファイバ50を縁部26に対して支持するように働き、さらに縁部26を通じた透明シート本体22内への散乱光102Sの結合を強化する上述の屈折率整合機能を果たす。
図5Hは図5Gに類似した図であり、透明シート20とは反対側でクラッド66の一部に、または一部に隣接して、動作可能に配置された、反射部材140をさらに含んでいる。一例において反射部材140は、反射テープ、またはクラッドのその部分に直接堆積された反射膜を含む。
図5Iは図5Gに類似した図であり、光拡散性光ファイバ50を透明シート20に対して支持するように構成された支持部材150を含んだ実施形態例を示している。支持部材150は、前方端部152と、前方端部152で開口している内部キャビティ154とを有している。一例において、キャビティ154は反射後面142を含み、この反射後面142は、図示のように湾曲したものでもよいし、あるいは平面でもよい。一例において、支持部材150は鋳造で形成された一体構造のものである。一例において、支持部材150は、光拡散性光ファイバ50を据え付けることが可能な、支持マウントまたは支持ステム156を含んでいる。さらに一例において、支持部材150は、多数の光拡散性光ファイバ50を支持するように構成することができる。
一例において支持部材150の前方端部152は、透明シート20の厚さTH20に合わせたサイズの開口158を画成し、その結果、支持部材150は上方および下方表面24を握持して透明シートの一部の縁部26に摺動的にしっかりと係合することができる。一例において、前方端部152は透明シート20の上方および下方表面24を握持するのを助けるよう柔軟である。図5Jは図5Iに類似した図であり、例えば反射テープを使用して形成された一例の支持部材150を示している。一例では、内部キャビティ154を随意的に屈折率整合材料200で満たして、光拡散性光ファイバ50を内部キャビティ内で動作可能に支持してもよい。
図5Kは、屈折率整合接着ストリップ200および光拡散性光ファイバ50が透明シート20の上方表面24に隣接して存在していることを除いて、図5Gに類似した図である。図5Lは、屈折率整合材料200が光拡散性光ファイバ50と反射部材140との両方を支持するために使用されていることを除いて、図5Kに類似した図である。
図5Mは図5Kに類似した図であり、透明シートの上方表面24に夫々屈折率整合接着ストリップ200を介して接着された、多数の光拡散性光ファイバ50を示している。別の例では、単一の屈折率整合接着ストリップ200をこれに採用してもよい。この構造は、散乱光102Sを透明シート本体22に上方表面24を介して結合させる多数の位置を提供する。一例では、この上方表面の構造に加えて、またはこれの代わりに、この同じ構造を下方表面24に形成してもよい。
図5Nは、反射部材140が存在していないこと、そしてクラッド66の一部が除去されて上記のクラッド間隙68が形成されていることを除いて、図5Lに類似した図である。この構造によれば、散乱光102Sはクラッド間隙68の位置から光拡散性光ファイバ50を出て、透明シート本体22に上方表面24から入ることができる。
図5Oは図5Kおよび図5Mに類似した図であり、透明シートの上方表面24に夫々屈折率整合材料部分200を介して接着された、多数の光拡散性光ファイバ50を示している。別の例では、単一の屈折率整合層200をこれに採用してもよい。この構造は、散乱光102Sを透明シート本体22に上方および下方表面24の一方または両方を介して結合させる多数の位置を提供する、別の方法を与える(上方表面24が実例として図示されている)。
図6Aは図1に類似した図であり、屈折率整合材料200が距離z(すなわち、光拡散性光ファイバ50に沿った距離)の関数として変動する屈折率n200を有することで、光拡散性光ファイバ50からの散乱光102Sの強度ISが光ファイバに沿った距離に伴って低下するのを少なくとも部分的に補償する実施形態例を示している。図6Bは距離zに対する屈折率n200のプロファイルの一例を示したものである。屈折率整合材料200の厚さTH200は約10μmである。コア60の(有効)屈折率は、グラフに水平な実線で示したようにn60=1.46である。透明シート20は、屈折率n20=1.5のガラスから作られている。光拡散性光ファイバ50の結合端部52の位置またはその付近での屈折率整合材料200に関する変動する屈折率のプロファイルn200(z)の値は、コアの屈折率n60の1.460を僅かに下回った1.455であり、さらに終端部54に向かって1.49まで増加する。屈折率整合材料200の屈折率n200が増加すると、コア60から散乱される光の量が増加する。これは、光拡散性光ファイバ50固有の距離に伴う光散乱量の減少を、少なくとも部分的に和らげるように働く。
図6Cおよび図6Dは図6Aに類似した図であり、屈折率整合材料200の厚さTH200が距離(z)に伴って変動する、すなわちTH200=TH200(z)の実施形態例を示している。厚さTH200が大きくなると、対応して散乱光102Sの減衰の量が大きくなる。すなわち、厚さTH200(z)は光拡散性光ファイバ50の結合端部52の位置またはその付近で最も厚く、かつ終端部54の位置またはその付近の最小厚さまで単調に減少する。図6Cは、一例の直線的に変動している厚さプロファイルTH200(z)を示し、一方図6Dは一例の湾曲している厚さプロファイルTH200(z)を示している。具体的な厚さプロファイルTH200(z)は、光拡散性光ファイバ50の損失特性により決定される。
一実施形態例において、厚さプロファイルTH200(z)は、光拡散性光ファイバ50の少なくとも一部に沿った距離に伴う散乱光102Sの強度ISの変動を実質的に補償するように構成され、その結果、散乱光の強度ISは光拡散性光ファイバの長さのその部分に沿って実質的に均一になる。
別の実施形態例において、光拡散性光ファイバ50は、光拡散性光ファイバに沿った距離の関数としての散乱光の強度ISが実質的に一定になるように構成される。これは例えば、コアの空洞領域60Vに含まれる空洞64のサイズを変化させるように働く、光ファイバの延伸プロセス中の温度の変更によって達成することができる。空洞64が小さくなると、光ファイバ50の損失は大きくなる。すなわち、一実施形態例において光拡散性光ファイバ50は、その長さの少なくとも一部に亘って実質的に一定の強度ISで散乱光102Sを放射するように構成される。この光拡散性光ファイバ50を形成する方法の例は、米国特許出願第12/950,045号明細書に開示されており、この明細書は参照することにより本書に組み込まれる。不規則に配列された空洞を有する光ファイバを形成する方法の例は米国特許第7,450,806号明細書に開示されており、この特許は参照することにより本書に組み込まれる。
図6Eは図6Aに類似した図であり、光拡散性光ファイバ50が2つの光源100に各端部52および54で光学的に結合されている実施形態例を示している。光アイソレータ58が各光源100に隣接して随意的に採用されて、一方の光源100からの光が他方の光源に入らないようにする。この2光源構造の対称性により、散乱光102Sの実質的に均一な強度ISが得られる。
図6Fは図6Aに類似した図であり、屈折率整合材料200(ここでは見易いように斜線で図示されている)が連続的でなく、いくつかの離散的位置DLのいくつかの屈折率整合材料200の部分200Pを使用して光拡散性光ファイバ50が透明シート20に(例えば、図示のように縁部26で)光学的に結合された(一例では取り付けられた)実施形態例を示している。一例では、屈折率整合材料部分200Pが存在している離散的位置DLの密度は、入力端部52から光拡散性光ファイバ50の長さに沿って変化し、結合端部52に向かって比較的低密度になりかつ終端部54に向かって比較的高密度になる。説明を簡単にするために、各離散的位置DLの屈折率整合材料200の部分200Pは、一実施の形態において本質的に同一のものとして図示されている。しかしながら、異なるサイズの屈折率整合材料200の部分200Pを、異なる離散的位置DLで使用してもよい。一例において、屈折率整合材料部分200Pおよび離散的位置DLの具体的構造は、光拡散性光ファイバ50の長さの対応する部分に沿って実質的に均一の量(すなわち、強度IS)の散乱光102Sが透明シート本体22に入ることを可能にするように選択される。
図7Aは図6Aに類似した図であり、光ファイバを図示のように透明シート20の2つの縁部26に隣接して存在させることができる曲げ部51を光拡散性光ファイバ50が含んでいる、システム6の実施形態を示している。これにより、散乱光102Sは両縁部26から透明シート20に入ることができ、より多くの光を透明シート20に結合させることができる。一般に、単一の光拡散性光ファイバ50に1以上の曲げ部51を採用してもよく、その結果、光ファイバのその部分を透明シート20の対応する2以上の縁部26に隣接して存在させることができる。
図7Bは図7Aに類似した図であり、透明シート20の異なる縁部26に沿って、複数の光拡散性光ファイバ50を採用したシステム6の実施形態例を示している。図7Bのシステム6は、3つの部分の非光拡散性光ファイバ250を採用している。光ファイバ250の第1部分は、光源100を1×2結合器280に光学的に接続する。光ファイバ250の第2部分および第3部分は、透明シート20の対向する縁部26に動作可能に配置された第1および第2の光拡散性光ファイバ50に、光結合器280を光学的に接続する。一例において、光ファイバ250の第2部分および第3部分は、機械的コネクタなどの接合部材59を介して各光拡散性光ファイバ50に光学的に接続される。
図7Cに示した別の実施形態では、単一の非光拡散性光ファイバ250とサーキュレータ280とを使用するのではなく、2つの非光拡散性光ファイバ250を1つに纏めて光源100で光ファイバ束FBを形成する。次いで、光102を2つの光ファイバ端部252に直接結合させる。さらに別の実施形態では、複数の光源100を使用して、光ファイバ束FBの各非光拡散性光ファイバ250に対して1つずつ用いてもよい。
一般的に言うと、光ファイバ束FBは、非光拡散性光ファイバ250、光拡散性光ファイバ50、あるいはこれらを組み合わせたものを含み得、2以上の光拡散性光ファイバ50の少なくともいくつかの部分が透明シート20の対応する各縁部26および/または表面24に隣接して動作可能に配置される。図7Dは、2つの光拡散性光ファイバ50と1つの非光拡散性光ファイバ250が纏ってファイバ束FBを形成している、図7Cに類似した実施形態を示している。この2つの光拡散性光ファイバ50は、長方形状透明シート20の全ての4つの縁部26をカバーできるように構成されている。非光拡散性光ファイバ250のある部分が、曲げ部51を含んだ光拡散性光ファイバ50に(例えば接合部59を介して)光学的に接続され、それによりこの特定の光ファイバを透明シート20の2つの縁部26に隣接して動作可能に存在させることができる。
図8は、本開示のシステム6を含んでいる一例のフラットスクリーン装置300の分解斜視図である。フラットスクリーン装置300は、上方表面312および下方表面314を有した光変調ディスプレイアセンブリ310を含んでいる。光変調ディスプレイアセンブリ310は、光変調機器315に電気的に接続されている。透明シート20は、光変調ディスプレイアセンブリ310の上方表面312上に、またはこれに隣接して存在している。一例において、光変調ディスプレイアセンブリ310は、透明な電気接続部318を介して光変調機器315でアドレス指定可能な複数の画素316を含んでいる。透明な電気接続部318は典型的には格子状構造(例えば、ソースバスラインおよびゲートバスラインの)を有し、図を簡単にするため選択された電気接続部のみが示されている。一例の光変調ディスプレイアセンブリ310は、交差偏光子で挟まれた液晶セル(画素)のアレイを画成する液晶マトリクスを含む、液晶ディスプレイアセンブリである。一例の反射型液晶ディスプレイアセンブリは、参照することにより本書に組み込まれる、米国特許第6,404,471号明細書に開示されている。
フラットスクリーン装置300は、反射表面332を含んだ反射部材330をさらに備えている。反射部材330は、光変調アセンブリの下方表面314に隣接して存在している。
フラットスクリーン装置300の動作中、散乱光102Sは、上述したような形で例えば縁部26の位置で透明シート20に結合される。他の例において、散乱光102Sは、上述した任意の他の実施形態例を用いて透明シート20に結合される。この散乱光102Sの少なくとも一部が、その後、透明シート20で例えば上方の粗面24から散乱するなどして再び導かれ、光変調ディスプレイアセンブリ310へと移動する。この散乱光102Sは、光変調ディスプレイアセンブリ310を通って移動して、反射部材330の反射表面332で反射されて光変調ディスプレイアセンブリへと戻ってこれを通過し、さらに透明シート20から出ることで観察者400に見えるようになる。すなわち散乱光102Sは、光変調ディスプレイアセンブリ310を2回通過することで、光変調機器315の動作で決められたように変調される。その結果が、観察者400に見えるディスプレイの画像である。
屈折率整合層を備えた光結合型光学システム
図9Aは本開示による光結合型光学システム(「システム」)6の別の実施形態例の上面図であり、図9Bはその底面図である。図10は、図9Aの光結合型光学システム6の斜視図である。図11はシステム6のY−Z平面で取った断面図であり、また図12AはこのシステムのX−Z平面で取った断面図である。
システム6は図1および図2に示したものに類似し、少なくとも上方透明シート(“上方シート”)20Uを有しかつ随意的に下方シート20Lを含む、光学アセンブリ10を含んでいる。下方シート20Lは同じく透明でもよいが、不透明、半不透明、部分反射、または実質的に反射するものでもよい。シート20Uおよび20Lは、互いに間を空けかつ実質的に平行に配置される。
光学アセンブリ10は、上方シート20Uと下方シート20Lとの間に挟まれた、屈折率整合層12を含んでいる。システム6が下方シート20Lを備えていない実施形態例では、図12Bの断面図に示されているように、屈折率整合層12は上方シート20Uに直接隣接して存在している。屈折率整合層12は、上方シート20Uと実質的に一致した屈折率を有するように構成される。屈折率整合層12の一例の材料は紫外線(UV)硬化性ポリマーである。一例において屈折率整合層12は粘着性のものであり、例えば接着性ポリマーを含む。一例では、屈折率整合層12は光を散乱するように構成され、例えば光散乱基板を含む(図15B参照)。すなわち、屈折率整合層の材料の例としては、ポリマー、ドープポリマー、接着特性を有するポリマー、400nmから700nmの間の波長範囲で低吸収のポリマー、熱硬化性ポリマー、光硬化性ポリマー、またはこれらを組み合わせたものが挙げられる。
上方シート20Uおよび下方シート20Lを含んでいる光学アセンブリ10の実施形態に関して、上方シートは、厚さTHUを画成する本体22U(図11参照)と、対向する実質的に平面的かつ実質的に平行な上方および下方(すなわち、上下)表面24Uおよび24U’(図11参照)と、さらに長方形の透明シートでは4つの縁部26Uなど、1以上の縁部26Uとを有している。同様に、下方シート20Lは、厚さTHLを画成する本体22L(図11参照)と、対向する実質的に平面的かつ実質的に平行な上方および下方(すなわち、上下)表面24Lおよび24L’と、さらに長方形の透明シートでは4つの縁部26Lなど、1以上の縁部26Lとを有している。
上方透明シート20Uおよび下方透明シート20Lは、例えば、ガラス、プラスチック、コーニングの「EAGLE XG」、「EAGLE」、および「Gorilla」などのディスプレイガラス、および「パイレックス」ガラスの他、溶融シリカ、PPMAのようなプラスチック材料、ポリマー、または任意の他の透明材料から形成することができる。一例において上方シート20Uは、ポリマー層で被覆されたガラスのシートなど、複数のシートから形成してもよい。ここで「透明」という用語は、一般に、透明シートが少なくとも可視波長範囲の光を透過し、さらに所与の厚さTHUまたはTHLにおいて、吸収される光よりも透過する光の方が多いことを意味する。
一例において、上方シート20Uの本体22Uの厚さTHUと下方透明シート20Lの本体22Lの厚さTHLとのうちの少なくとも一方は、0.3mm以上であり、別の例では0.7mm以上である。一例において、上方シート本体22Uと下方シート本体22Lとのうちの少なくとも一方の屈折率は、550nmで約1.5以上である。一例では、上方シート20Uは約100μmほどの薄いガラス層を含み、かつ屈折率整合層12は、ポリマーを含みかつその厚さTH12は200μmほどである。
システム6の光学アセンブリ10は少なくとも1つの光拡散性光ファイバ50をさらに含み、この光拡散性光ファイバ50は、少なくとも1つの光拡散性光ファイバの少なくとも一部が少なくとも部分的に屈折率整合層12内に埋め込まれるように、動作可能に配置されている。いくつかの例において、少なくとも1つの光拡散性光ファイバ50は、上方透明シート20Uに直接隣接しているか、あるいは上方透明シート20Uから若干間を空けて屈折率整合層の一部をその間に挟んだ状態で存在している。一例において、少なくとも1つの光拡散性光ファイバ50の少なくとも一部は、屈折率整合層12内に完全に埋め込まれている。
一例において、光拡散性光ファイバ50は上記の結合端部52と終端部54とを含んでいる。結合端部52および終端部54は、光拡散性光ファイバ50の長さL(図11参照)を画成する。システム6は、光学アセンブリ10に、特に光拡散性光ファイバ50の結合端部52に光学的に結合された、上記の光源100をさらに含んでいる。光源100は、図13の拡大断面図に示したような導波光102Gとして光拡散性光ファイバ50内を上述したように移動する、光102を放射する。光拡散性光ファイバ50は、上述したように、導波光102Gから散乱光102Sを生成するように構成されている。
一例においてシステム6は、光拡散性光ファイバ50の終端部54に隣接して動作可能に配置された、上記の終端光学部材56を含んでいる。一例において、終端光学部材56は光102を吸収する光吸収体であり、一方別の例において終端光学部材56は、反射された導波光が反対方向に、すなわち光源100に向かって移動するよう光102を反射する(例えば、導波光102Gを反射する)、光反射体である。この例では、光アイソレータ(図示なし)を(例えば、光源100に隣接させて)採用して、光102が光源100に戻らないようにしてもよい。
一実施形態例において、光学アセンブリ10は曲がり易く構成され、すなわち曲げて大きな湾曲を有するようにすることができる。別の実施形態例において、光学アセンブリ10は曲がり難く構成され、すなわちそのため大きな湾曲を有するように曲げることはできない。
図12Aおよび12Bを参照すると、一実施形態例において光学アセンブリ10は、上方シート20Uの側面26Uを含みまた下方シート20Lの側面26Lを含み得る、外周11を含んでいる。一実施形態例において光学アセンブリは、外周11の少なくとも一部に隣接して配置された、少なくとも1つの反射部材140を含んでいる。反射部材140の反射表面142は、光を鏡面反射するように、あるいは光を拡散的に反射するように、構成することができる。
上方シート20Uとこれを包囲している媒体(後述するが、空気または低屈折率層など)との夫々の屈折率により画成される臨界角の範囲内にある光拡散性光ファイバ50からの散乱光102Sの部分は、全反射によって光学アセンブリ10内に閉じ込められる。一例では、上方シート20Uの上方表面24Uの光散乱フィーチャ23Uが、光学アセンブリ10内に閉じ込められた散乱光102Sをさらに散乱するように働く。これにより、上方シート20Uの上方表面24Uを見たときに、観察者400には散乱光102Sが見える。
一例において光散乱フィーチャ23Uは局所的であり、一方別の例では上方表面24Uの実質的に全体をカバーする。一例において、光散乱フィーチャ23Uは粗いフィーチャを含む。一例において光散乱フィーチャ23Uは、例えばレーザを用いて(レーザエッチングなどにより)上方シート20Uの上方表面24Uをエッチングしたものである。一例において光散乱フィーチャ23Uは、上方シートの上方表面24Uに一体的に形成されたものではなく、光散乱要素として上方シート20Uに加えられたものである。
図12Cは光学アセンブリ10の端部部分の拡大断面図であり、反射部材140が、U字状でありかつ外周11、上方シート20U、および屈折率整合層12と接触して配置されている実施形態例を示している。光拡散性光ファイバ50からの散乱光102Sの一部は、図12Bに関連して上述したものと同様に、反射部材140に入射しかつこれから反射する。この散乱光102Sも全反射によって光学アセンブリ10内を移動する。
図12Dは図12Cに類似した図であり、反射部材140が、外周11、上方シート20U、および屈折率整合層12から、反射部材により画成される内部キャビティ154に伴うエアギャップ155によって、間を空けて離れている実施形態例を示している。
図12Eは、光拡散性光ファイバ50の一部が外周11で屈折率整合層12から延在していることを除いて、図12Dに類似した図である。図12Fは、光拡散性光ファイバ50が完全に屈折率整合層12外に存在しかつ外周11に隣接していることを除いて、図12Eに類似した図である。図12Gは図12Cに類似した図であり、反射部材140が、X方向に対する角度αで画成された傾斜部分141を有している実施形態例を示している。傾斜部分141を使用すると、同じ形状の光学アセンブリ10でU字状の反射部材140を使用した場合に比べて損失量を減少させることができる。反射部材140の上部は、寸法(長さ)dのベゼル143を画成し得る。
一例において、図12Cから12Fまでに示した反射部材140の寸法dは、0≦d≦4mmの範囲内とすることができる。別の例において反射部材140は、長さdによって損失を20%以下にできるように構成される。ここでの損失は、光学アセンブリ10に結合されない光の割合として定義される。
一例において光学アセンブリ10の厚さTH10は、TH10≦0.8mmであり、好適には0.2mm≦TH10≦0.25mmである。光学アセンブリ10の厚さTH10がこのように小さい値であるため、フラットスクリーン装置300(図17に示した、以下でより詳細に紹介および議論するものなど)を極薄くすることができ、かつその形状係数を小さくすることができる。また、光拡散性光ファイバ50の直径が小さいため、極狭いベゼル143が可能になる。
一例において、光拡散性光ファイバ50から光学アセンブリ10内への内部反射(導波)光としての散乱光102Sの結合効率εは、ε≧70%である。この結合効率は、LEDなど従来の光源の光を利用している従来のフラットパネルディスプレイ装置における典型的な光結合効率よりも大きい。
図15Aに示した別の例では(以下でより詳細に紹介および議論する)、光吸収フィーチャ25Uが上方シート20Uの上方表面24U上に形成され得る。散乱光が上方表面24Uから出る実施形態では、光吸収フィーチャ25Uを使用して散乱光102Sを吸収することができる。この事例では、光吸収フィーチャ25Uは散乱光102Sを実質的に吸収するように働き、そのため観察者400には光吸収フィーチャに対応した暗いフィーチャが見える。光吸収フィーチャ25Uを使用して、例えばしるし、文字、記号などを形成することができる。
図14は、光拡散性光ファイバ50がX−Y平面において蛇行した形状を有しているシステム6の実施形態例を示した上面図である。図15Aは図14の線CS1に沿った、光学アセンブリ10の断面図である。図14および図15Aのシステム6の実施形態例は、光拡散性光ファイバ50が散乱光102Sを上方シート20Uの広い面積に対して提供できるように光拡散性光ファイバ50を分布させる。
図15Bは図15Aに類似した図であり、反射下方シート20Lや側面反射体140を含んだ図14の光学アセンブリ10の実施形態例を示している。反射下方シート20Lは、散乱光102Sを上方シート20Uへと逆方向に上に反射するよう働く。反射下方シート20Lは、鏡面反射するものでもよいし、あるいは拡散的に反射するものでもよい。散乱光102Sのいくらかは上方シート20Uを通過して移動するが、この散乱光のいくらかは臨界角内に入って全反射により上方シートおよび屈折率整合層12の中に閉じ込められ得ることに留意されたい。また、図15Bは図の最も左側で、屈折率整合層が微粒子を含有するなどして光を散乱するように構成されているとき、散乱光102Sがどのように屈折率整合層12内で再散乱し得るかを示している。
図16Aは図12Bに類似した断面図であり、光学アセンブリ10の別の実施形態例を示している。図16Aの光学アセンブリ10は、上方シート20Uの上方表面24Uに直接隣接している第1低屈折率層510(低屈折率ポリマーなど)と、さらに屈折率整合層12および下方シート20Lの間に第2低屈折率層510とを含んでいる。屈折率整合層12は、光拡散性光ファイバ50からの散乱光102Sを散乱して2回散乱された光102S’を形成するように構成されている。
一例において、屈折率整合層12はドープポリマーを含む。一例において、屈折率整合層12の厚さはTH12=0.3mm厚であり、一方上方シート20Uはガラスから作製されかつその厚さはTHU=0.7mm厚である。一実施形態例において、下方シート20Lは散乱光102Sを拡散的に反射する拡散反射体として構成されている。一例において、反射部材140はベゼルの役目を果たし、外縁11の位置で光拡散性光ファイバ50をカバーする。一例において、外縁11に最も近い光拡散性光ファイバ50の縁部は、外縁から約2mm離れている。
図16Bは図16Aに類似した図であり、光拡散性光ファイバ50が屈折率整合層12外に隣接している実施形態例を示している。光拡散性光ファイバ50の直径は比較的小さい(250μmなど)ため、大きなベゼルは必要なく、あるいはいかなるベゼルも必要としないことに留意されたい。
図16Aおよび16Bを参照すると、光学アセンブリ10は被覆膜520をさらに含んでいる。一例において被覆膜520は、垂直入射に比較的近い角度で光学アセンブリを観察している観察者400に対する輝度を増加させる、いわゆる「輝度増強膜」(BEF)として構成される。一例において、被覆膜520は光を偏光するように構成され、これは液晶ディスプレイ(LCD)にとって必要である。図16Aおよび16Bの光学アセンブリ10は、フラットパネルディスプレイで使用可能な背面照明ユニットを構成する。図17は、図16Aおよび16Bに関連して上述したような光学アセンブリ10を含むシステム6を採用した、フラットスクリーン装置300の概略図である。フラットスクリーン装置300は、光学アセンブリ10と共に動作可能に配置された、光変調ディスプレイアセンブリ310を含んでいる。
図18Aを参照すると、一実施形態例において光源150は光源アセンブリ149の一部であり、レーザダイオードなどの赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)の光放射体151、すなわち夫々151R、151G、および151Bを備えて構成されている。光放射体151R、151G、および151Bは、一例では光拡散性光ファイバではなく低損失光ファイバの光ファイバ部FR、FG、およびFBを夫々介して、多重化装置167の夫々のポートに光学的に接続されている。光放射体151R、151G、および151Bは、光152R、152G、および152Bを夫々放射する。
光拡散性光ファイバ50も多重化装置に接続されている。一例において光源150は、光放射体151R、151G、および151Bを逐次駆動させることを含め、光源150の動作を制御するよう構成された制御機器153を含んでいる。別の例では、制御機器153は光源150から分離されて、光源150に動作可能に接続されている。
光源150は、制御機器153を介して光放射体151R、151G、および151Bを時分割多重化し、赤色光152R、緑色光152G、および青色光152Bを夫々生成するように構成されている。この光は各光ファイバ部FR、FG、およびFBに沿って多重化装置167まで移動し、多重化装置167が、上述したように屈折率整合層12内にまたはこれに隣接して存在している、光拡散性光ファイバ50上に光を多重化する。
この光源アセンブリ149の配置を使用して、フラットスクリーン装置300の一部の光学アセンブリ10にフィールドシーケンシャルカラーを生成することができる。このような構成によれば、白色光LEDと共に使用されるカラーフィルタの必要性がなくなり、さらに光放射体151としてLEDではなくレーザを使用することが可能になることに留意されたい。これにより、従来のLCDフラットスクリーン装置に比べて色域が改善される。一例において、色域は最大で約1.9倍に改善される。さらに、エネルギー効率を例えば最大で約3倍まで改善(すなわち、約3倍のエネルギー削減)することが可能になる。
図18Bは図18Aに類似した図であるが、各光放射体151R、151G、および151Bに夫々光学的に直接接続された3つの光拡散性光ファイバ50R、50G、および50Bを、光源アセンブリ149が含んでいる例を示している。3つの光拡散性光ファイバ50の夫々の一部は、単一の屈折率整合光ファイバを例として用いて説明した種々の実施形態に関連付けて上述したものと同様に、屈折率整合層12内にまたはこれに隣接して存在している。この構成を使用して、フラットパネルディスプレイ300にフィールドシーケンシャルカラーを形成することもできる。
本開示を、実施形態とその具体的な例とを参照して本書において図示および説明してきたが、他の実施形態および例が、同様の機能を果たし得る、および/または同様の結果を達成し得ることは、通常の当業者には容易に分かるであろう。全てのこの同等の実施形態および例は、本開示の精神および範囲の範囲内であり、さらに添付の請求項によって保護されると意図されている。その精神および範囲から逸脱することなく、本開示の種々の改変および変形が作製可能であることも、当業者には明らかであろう。すなわち、本開示の改変および変形が添付の請求項およびその同等物の範囲内であるならば、本開示はこの改変および変形を含むと意図されている。
6 システム
10 光学アセンブリ
11 外周
12 屈折率整合層
20 透明シート
20U 上方透明シート
20L 下方シート
22、22U、22L シート本体
23U 散乱フィーチャ
24U、24L 上方表面
24U’、24L’ 下方表面
26、26U、26L 縁部
50 光拡散性光ファイバ
52 結合端部
54 終端部
56 終端光学部材
60 中心コア領域
60C 中心透明領域
60CS コア
60V 空洞領域
62 外側コア領域
64 空洞
66 外側クラッド
70 被覆層
72 光散乱層
100 光源
102 光
102G 導波光
102S 散乱光
140 反射部材
151 光放射体
152 光
153 制御機器
167 多重化装置
310 光変調ディスプレイアセンブリ
510 低屈折率層
520 被覆膜

Claims (3)

  1. 光結合型光学システムであって、
    上方表面および下方表面を備え、かつ第1屈折率を有している、透明シート、
    前記透明シートの前記下方表面に接触して配置され、かつ前記第1屈折率と実質的に同一の第2屈折率を有している、屈折率整合層、
    光を放射する光源、および
    前記屈折率整合層内に少なくとも部分的に配置され、かつ前記光源に光学的に結合されて前記光を導波光として運ぶ、光拡散性光ファイバであって、コア内に位置する不規則に配列された空洞と、前記コアを包囲しているクラッドとを有し、前記コアならびに前記クラッドが、前記導波光を、前記コアならびに前記クラッドの外へ該光拡散性光ファイバの外表面を介して散乱させることによって、実質的に空間的に連続した光放射を提供するように構成されている、光拡散性光ファイバ、を備え、
    前記散乱された光が前記透明シートと前記屈折率整合層との内部を全反射で移動しかつ該散乱された光が前記透明シートの少なくとも1つの散乱フィーチャによって前記透明シートの前記上方表面から外へと散乱されるように、前記光拡散性光ファイバが配置されていることを特徴とするシステム。
  2. 前記光拡散性光ファイバが、前記透明シートの中央部分の下には配置されていないことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 前記透明シートの前記散乱フィーチャが、前記透明シートの前記上方表面に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のシステム。
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